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「健康・生活」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧
嬉しいメリットがたくさん! 牛乳風呂の効果や作り方、注意点について
毎日のバスタイムをさらに楽しむアイテムとして、最も手軽に取り入れやすい入浴剤。さまざまな効能のものから気分にあわせて選べるのが魅力ですが、最近は銭湯やスパなどで「牛乳風呂」が人気を博していることをご存知でしょうか?
牛乳風呂は湯船に牛乳を入れるだけで作ることができ、入浴剤にも劣らない効果が得られる一方で、自宅で行う際はいくつか注意しておくべきポイントもあります。
そこで今回は、牛乳風呂の効果や作り方、注意点などをご紹介いたしますので、毎日のバスタイムにぜひ取り入れてみてくださいね!
世界三大美女・クレオパトラも愛用?! 牛乳風呂の嬉しい効果とは
湯船に牛乳を入れて作る「牛乳風呂」は、かつて世界三大美女の1人といわれたクレオパトラも愛用していたとされ、主に美容やリラックスなどの効果が期待できる入浴方法です。
牛乳にはカルシウムやたんぱく質、ビタミンやカリウム、乳脂肪などが豊富に含まれており、健康的なドリンクとしてはもちろん、牛乳風呂に浸かることでこれらの栄養分を皮膚からも吸収できるといわれています。
ここでは、牛乳風呂に入ることで得られる効果をいくつか挙げていきます。
美肌効果が期待できる成分が豊富
牛乳に豊富に含まれている「カゼイン」という成分には、古い角質や毛穴汚れなどを取り除いて肌を柔らかくするピーリング効果があります。そのため、牛乳風呂に入ることで毛穴汚れによる肌のくすみや黒ずみ、角栓などを解消させる効果が期待でき、滑らかで透明感のある美肌へと導いてくれます。
そのほかにも、肌の新陳代謝をスムーズにしてくれるビタミンAやビタミンB2といった嬉しい成分が牛乳には豊富に含まれています。
むくみ改善に効果的な「カリウム」も豊富
むくみの原因といわれる体内の余分な塩分を排出させることで、むくみの改善に効果がある「カリウム」という成分も牛乳には豊富に含まれています。
牛乳風呂に浸かりながら気になるところを軽くマッサージしてあげるとさらなる効果が期待できますので、特に足がむくみやすい方はぜひ試してみてくださいね。
心を落ち着かせるリラックス効果
牛乳に豊富に含まれている「カルシウム」には、日頃のイライラやストレスを抑えて精神を落ち着かせるリラックス・安眠効果があります。
また、牛乳の香りにも心を落ち着かせてくれるリラックス効果があります。
冷え性の改善に繋がる効果も
牛乳に含まれている乳脂成分には、肌の表面に膜を作り熱の放出を抑える働きがあります。
牛乳風呂に30分ほど浸かるだけで体を温めて冷えにくくしてくれるので、継続することで冷え性の改善に繋がる効果が期待できます。
そのほかにも、牛乳風呂に浸かることで体臭を抑える効果や、たんぱく質によって髪に栄養を与えて頭皮の新陳代謝を上げる効果などがあるといわれています。
手軽にできる牛乳風呂の作り方
牛乳風呂はさまざまな嬉しい効果が期待できる上、作り方も手間がかからないので忙しい1日を終えて疲れていても簡単に入れるのが大きな魅力です。
浴槽にお湯をためて牛乳を入れるだけ!
まずはいつもと同じように浴槽にお湯をためて、あとから牛乳1パック分(1リットル)を入れてよくかき混ぜるだけで牛乳風呂の完成です。
なお、牛乳は低脂肪牛乳や成分無調整牛乳といったいくつかの種類に分けられ、どれを使用しても問題ありませんが、低脂肪牛乳の場合は通常よりも乳脂肪分が低いため保湿力も低くなります。
また、牛乳風呂を作るのが初めてという方や、牛乳のニオイが気になるという方はまずは500mlくらいから始めていくとよいでしょう。
牛乳風呂のお湯の温度は38〜40度くらいがオススメ!
牛乳風呂を作る際のお湯の温度は38〜40度程度がオススメです。牛乳風呂はなるべくぬるめのお湯にゆっくり浸かって、リラックスしながら体を温める入浴方法が適していますので、熱めの温度にして短時間で済ませると牛乳風呂の効果が薄れてしまう可能性があります。
また、熱いお湯で牛乳風呂を作るとニオイが気になってくるという方もいらっしゃいます。
牛乳風呂に入る時のポイントとしては、無理のない範囲で20~30分ほどお湯に浸かるのがオススメです。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにすると体が温まって冷えにくくなります。
牛乳風呂に入る際に注意しておくべきポイント
牛乳風呂は手軽に作れてさまざまな効果が期待できる一方で、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
牛乳アレルギーがある方は注意
牛乳アレルギーがある方は牛乳風呂への入浴は避けましょう。もちろん直接牛乳を飲むわけではありませんが、牛乳風呂はお肌が牛乳の成分を吸収することで美容効果などが期待できる反面、アレルギー反応が出る可能性もあります。なかには、入浴してから体調が悪くなる場合もありますので注意が必要です。
また、アレルギーのない方でも稀に牛乳が肌に合わないことがあります。そのため、まずは足湯から始めてみる又は牛乳を入れる前に肌につけて簡単なパッチテストを行うようにすると安心です。
古い牛乳はなるべく使わない
賞味期限が切れた牛乳を利用して牛乳風呂にするのも良い活用方法ですが、なるべく古くない牛乳を使いましょう。
賞味期限が切れている古いものを使用すると、牛乳風呂のニオイが強くなったり肌に悪影響を与えたりする可能性がありますので、長くても1週間以内を目処にしておきましょう。
入浴後は軽くシャワーで体を流して、早めに湯船のお湯も流す
牛乳風呂を満喫したあとは、シャワーで体を軽く洗い流しましょう。入浴後そのままでも問題ありませんが、ニオイが気になることがありますのでサッと流してから出るとよいでしょう。
また、入浴後はなるべく早めにお湯を流してお風呂を掃除するようにしましょう。牛乳風呂をそのままにしておくと牛乳が腐って悪臭の原因となり、雑菌も繁殖しやすいので衛生面で好ましくありません。日をまたいでの再利用も避けましょう。
牛乳風呂で優雅なバスタイムを!
牛乳風呂の効果や作り方、注意点などをご紹介しました。牛乳風呂はご家庭で余った牛乳を利用して手軽に始められるのが魅力であり、入浴剤を購入しなくてもさまざまな効果が期待できるのでぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
牛乳風呂の注意点をしっかり守って、優雅なバスタイムをお楽しみください。
優雅な見た目だけじゃない! 泡風呂の効果やメリット、作り方について
浴槽いっぱいのふわふわの泡に包まれて、優雅な気分を味わえる泡風呂。
洋画や海外ドラマの入浴シーンでよく見かける泡風呂ですが、欧米では実生活でも定番の入浴法であり、決して優雅でおしゃれな気分を味わうためだけのものではありません。
実は、泡風呂には複数のメリットがあるのです。ところが、泡風呂の習慣がさほど浸透していない日本では泡風呂のメリットがあまり知られていないのが現状でしょう。
そこで今回は、泡風呂の効果やメリット、泡風呂の作り方、入浴する際の注意点について解説します。
泡風呂の効果・メリットとは?
「おしゃれだし、気持ち良さそう。だけど、あれって何かメリットあるのかな?」。
泡風呂は、このように見た目だけで判断されることが多く、浴槽に熱めのお湯をたっぷり入れてじっくり体を温める入浴法が主流の日本においては過小評価されがちです。つまり、「泡風呂には実用性がない」とみなす人が多いということ。
しかし、泡風呂には次のような効果・メリットがあります。
洗浄効果
ボディーソープやシャワージェルで作った泡風呂であれば、お湯や泡に洗浄効果があります。
浴槽の中で体を軽くこすれば、お湯でお肌が柔らかくなった状態で洗えるので、比較的しっかり汚れや皮脂が落ちるでしょう。
水が貴重なヨーロッパでは節水のため泡風呂で体はもちろん、顔、頭までを一気に洗ってしまうことも珍しくありません。
また、ボイラーでお湯を沸かす場合は一度に作れるお湯の量が限られており、少ないお湯を有効活用しなければならないことも関係しています。
保温効果
ふわふわ・もこもこのたっぷりとした泡には、お湯の表面を覆い、お湯を冷めにくくする効果があります。いわば、「泡の風呂ふた」といったところでしょうか。
泡風呂は冬に体を温めるお風呂としても最適なのです。
リラックス効果
優雅な泡の優しい感触や香りには、リラックス効果が期待できます。
香りの良いボディーソープやシャワージェルをお湯で泡立てると香りが一段と広がるので、香りによるリラックス効果を望む場合はアロマオイル配合の商品を使って泡風呂を作ることをおすすめします。
時短になる
泡風呂のなかで温まりながら体を洗ってしまえば、時短になります。慣れないと「きちんと洗えていないのでは?」と心配になることがありますが、ボディーソープやシャワージェルの洗浄力にお湯の脱脂力が加わると、意外にも短時間ですっきり洗えるもの。
お風呂が苦手な赤ちゃんや子どもをサッと洗うのにもぴったりです。
泡風呂が作れる商品を使おう!
泡風呂は基本、手持ちのボディーソープでも作れますが、保湿効果や泡立ちの良さを求めるなら、泡風呂作り専用の泡風呂入浴剤を使うことをおすすめします。
泡風呂入浴剤の種類には「バスエッセンス」「バスミルク」「バブルバス」などがありますが、泡風呂が作れる商品の場合にはその旨が記載されているはずです。
また、シャワージェルは泡風呂入浴剤またはボディーソープとしても利用できる便利なアイテム。
「普段はボディーソープ、特別な日は泡風呂入浴剤」といった2Wayの使い方をしたい方にはシャワージェルがおすすめです。
ふわふわ・もこもこになる泡風呂の作り方
泡風呂はどのようなタイプの浴槽であっても簡単に作れますが、いくつかコツがあります。
まずは次の手順に沿ってお風呂を沸かしてみましょう。
1.浴槽をきれいに洗う
洗顔フォームや洗顔石鹸を泡立てる際、手が汚れているためうまく泡立たなかった経験はないでしょうか。
これと同じように、浴槽が汚れていると泡風呂入浴剤やシャワージェルの泡立ちが悪くなります。泡風呂を作る前は軽く浴槽を洗いましょう。特に油分の汚れは念入りに落としてください。
2.泡風呂の素に勢い良くお湯を注ぐ
たっぷりの泡を作るには、空気を巻き込みながら泡風呂の素とお湯を混ぜなければなりません。そのため、泡風呂入浴剤やシャワージェルはお湯が出る蛇口の真下に適量を垂らし、そこにお湯を勢いよく当てるようにしてお湯を注ぎましょう。
こうすることで空気とお湯が泡風呂の素と程よく混ざり、泡立ちが良くなります。ユニットバスや自動お湯張り機能があるお風呂の場合はシャワーを当てるとうまく泡立つでしょう。
なお、お湯の温度は38度~40度のぬるめがベスト。冷た過ぎても熱過ぎてもうまく泡立ちません。
泡風呂に入るときの注意点
優雅な気分に浸りながらお湯をフル活用できる泡風呂ですが、いくつか注意点があります。
入浴後浴室に残った泡を洗い流す
うまく泡立つと浴室のあちらこちらに泡が飛ぶことがあります。
入浴後は飛んだ泡をきれいに洗い流しましょう。ボディーソープやシャワージェルで作った泡は滑りやすいため念入りに洗い流してください。
体についた泡をしっかり洗い流す
泡風呂から出た後は、シャワーで体についた泡をしっかり洗い流しましょう。洗い流しが不完全だとお肌が乾燥してしまいます。
海外では洗い流さない事例もみられますが、あまりおすすめできません。
長風呂はしない
長風呂はお肌が乾燥する原因になります。
特に洗浄力のある商品で作った泡風呂での長風呂は控えましょう。
入浴後はしっかり保湿を!
泡風呂には洗浄力があるので、空気の乾燥が気になる時期は入浴後にクリームやローションでしっかりお肌を保湿してあげましょう。
まとめ
泡風呂の効果やメリット、泡風呂の作り方、入浴する際の注意点について解説しました。
泡風呂が実用性の高い、優れた入浴法であることに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。大人はもちろん、お風呂で退屈しがちな子どもも楽しめる泡風呂は、今後もっと普及するかもしれませんね。
また、時短にもなるので、連日帰りが遅い多忙なワーキングパーソンにもおすすめしたい入浴法です。
熱中症や汗の臭いのケアにつながる! 夏もしっかり入浴するメリット
暑い時期には、ゆっくりとお風呂に入ることはつい避けてしまうという方も多いですよね。
ですが本当は、夏場であってもしっかり湯船に浸かる方が体にいいことは変わりません。
朝起きたとき、また外出から帰ったときなど、汗を流すためにシャワーを浴びるのは良いのですが、毎日の入浴をシャワーで済ませてしまうのはあまりおすすめできないのです。
ちゃんと湯船に浸かると時間が取られる上、夏場は暑さにも耐え難いと感じる方も多いかもしれませんが、湯船に浸かるメリットはちゃんとあります!
今回はその中でも特に、熱中症の予防や夏場は特に気になる汗の臭い対策に関するメリットについてご紹介します。
熱中症を予防するためのポイントは「汗」
近年、夏場になると「熱中症に気をつけてください」とニュース等でもよく呼びかけられるようになりました。熱中症は、暑い戸外で過ごすときにだけなるものではありません。条件が揃えば屋内でも熱中症になってしまう可能性は十分あります。
入浴中も例外ではなく、大量のお湯を使うため室内の温度・湿度が上がり、熱中症になるリスクがあるといいます。
熱中症には、大まかに分けて4つの症状が見られます。
このうち、暑さによる大量の発汗によって起こるのが熱疲労や熱射病、熱痙攣などの症状です。熱疲労と熱射病は、汗をかきすぎて脱水を起こした結果の症状です。
そして熱痙攣は、汗に含まれるミネラルや電解質が減ったことにより起こる症状です。
それでは汗をかかないようにすれば熱中症は防げるのではないか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、汗をかくこと自体は上がりすぎた体温を下げるためには必要な体の機能です。
人体は血液を循環させ「熱放散」することで体温を一定に保っていますが、発汗による体温調節が間に合わないと熱放散の効率を上げるため皮膚に血液が集中し、立ちくらみやめまいの原因となってしまいます。これが熱中症のもうひとつの症状である熱失神です。
つまり、熱中症を予防するためにはまずしっかり汗をかくこと、そして汗をかいても脱水やミネラル・電解質不足を起こさないだけの水分・栄養補給が大事だということです。
お風呂は「汗をかく訓練」にぴったり!
「汗なんて暑ければ勝手に出てくる」と思う方も多いかもしれません。
ですが近年は日々冷房の効いた屋内で過ごしていることで、汗のかきにくい体になっている方も多いです。
そういった方も、お風呂にきちんと入ることでもっと汗を上手にかける体になれるかもしれないのです。
汗は、皮膚にある「汗腺」というところから出てきます。人間の体にはこの汗腺が300万から600万個もあるといわれています。
しかし、実際に日々汗をかいている「能動汗腺」と呼ばれる汗腺は230万個ほど。残りの汗腺は機能していないのだそうです。
つまり、機能していない汗腺にも発汗を促し「能動汗腺」を増やせば、より効率的に汗をかけるようになるというわけです。そのために効果的なのが、お風呂に入ること。毎日入浴してしっかり体温を上げることが汗をかく訓練につながります。
能動汗腺を増やしておけば、それだけ暑いときに体温を下げる能力も高くなるので、熱中症に強い体となれるのです。
夏場のお風呂の入り方としては、水分補給をしっかり行うことが大切です。冒頭でも紹介した通り、油断するとお風呂場で熱中症の症状があらわれてしまうことも。
そうならないためにも、入浴前にはイオン飲料や水などで適切な水分補給をしておきましょう。
汗はたくさんかく方が臭わない!
汗をかいたときに気になるのが、臭いです。体のためには汗をかくべきだとわかっていても、臭いがしたりべたついたりすることを考えるとできるだけ避けたくなってしまいますよね。
ですが実は、汗は上手にたくさんかく方が臭いにくいのです。汗腺には、血液からつくられた汗を一旦ろ過し、ミネラルや塩分などが汗に混ざりすぎないよう調節する機能があります。
うまくこの機能がはたらいている場合、汗はさらさらとしていて、ほとんど水のような状態になるので、そのまましばらく放置しない限りは臭いません。
しかし、うまく汗腺で汗をろ過できないと、ミネラル分などが過剰に含まれてべたべたした、かいた直後から臭いの原因になる汗となってしまいます。
汗をたくさんかける体であるということは、それだけ日頃から汗腺がきちんと機能しているということ。汗腺は使わないでいると徐々に機能が衰えてうまく働かなくなってしまうため、それを防ぐ意味でもきちんとお風呂に入ってたっぷりと汗をかく訓練が大切です。
毛穴の皮脂汚れもお風呂でしっかり落とせる
皮脂汚れによる臭いも、お風呂に入れば簡単に対策できます。
夏場はどうしても毛穴に皮脂汚れが溜まりやすいですが、温かいお湯に浸かることで、毛穴から皮脂汚れが浮き上がり落としやすい状態に。
湯船に浸かった後に体を洗えば、ブラシやタオルで強くこするよりもずっとお肌に優しく、簡単に皮脂汚れを洗い流すことができます。
まとめ
夏場でも湯船に浸かることのメリットについてご紹介しました。
ただ普通にお風呂に入ってしっかり汗をかくだけで、熱中症になりにくい体づくりや臭い対策につながります。
夏場は暑いからと避けがちですが、体をメンテナンスする意味も込めて、ぜひゆっくり湯船に浸かることを習慣にしてみてくださいね。
濡れたまま? それとも拭いてから? バスローブの正しい使い方とは
ホテルや旅館の客室でよく見かけるバスローブ。入浴後のリラックスタイムを快適にする認知度の高いアイテムであるにもかかわらず、具体的な使い方についてはそれほど知られていないのが現状です。
旅行や出張の際、「用意されているから、とりあえず着る」という方も多いのではないでしょうか? 実はバスローブにも一応、正式な使い方があります。
そこで今回は、バスローブの正しい使い方や種類、使用する際の注意点についてご紹介します。
そもそもバスローブとは何なのか?
バスローブとは、入浴後の体に残った水分を拭き取るための室内用上着です。
水分を吸収しながら体を保温できるので、湯冷めしにくいのがメリット。いうなれば、「着られるバスタオル」なのです。
バスローブに対して多くの方が共通して抱いているイメージは「リラックスしているときに着るもの」というものではないでしょうか?
全体的にゆったりとしたデザインと素材の種類からそう思われるのも不思議ではありませんし、バスローブの歴史から見ても、基本的にはプライベートの時間に着るものでした。
バスローブの元はヨーロッパの部屋着「バニャン」
現在のバスローブの基礎は17世紀~18世紀頃のヨーロッパの部屋着「Banyan(バニャンまたはバンヤン)」だといわれています。
体全体をすっぽりカバーするようなデザインなので、パジャマや下着を覆い隠してだらしなく見えませんし、防寒対策にもなるため、愛用者が多かったようです。
その後、バニャンは時代による服飾や入浴文化の変遷を経て、現在のバスローブやガウンの形に辿り着きました。なお、このバニャンは日本の着物の影響を強く受けているといいます。
バスローブといえば海外映画のワンシーンを思い浮かべる方が多いですが、日本の着物とある種の「遠戚」だったとは驚きですね。
ガウンとの違いは?
ゆったりとした前開きの室内用上着にはもう一つ、ガウンがあります。デザインは似ていますが、ガウンの主な目的は防寒です。そのため、保温性に優れた素材で作られたものが多く、最近ではファッション性の高いものも出回っています。
バスローブの正しい使い方とは?
前述の通り、バスローブは入浴後の体に残った水分を拭き取るための室内用上着です。したがって、入浴後の濡れた体に直接着て、自分の体を抱きしめるようにして水分を吸収させましょう。
着る前にフェイスタオルなどで水分を軽く拭き取る必要はありません。下着を身につける前に思い切って着ましょう。
ただし、この使い方は吸収性の高い素材で作られたバスローブのみ当てはまります。ポリエステルのような吸水性が低いバスローブの場合は体を拭いてから着た方が良いでしょう。
また、濡れたまま着るのに抵抗がある場合は、パジャマや部屋着としても使用できます。大きめサイズであれば、パジャマの上に着るナイトガウンとしての利用もOKです。
使い分ければもっと便利に! バスローブの種類を確認しよう
バスローブの種類は意外にも豊富なので、使う人の年齢や性別、素材、デザインによって使い分ければ、もっとバスローブを有効に活用できます。
レディーズ or メンズ
バスローブには男女兼用として使用できるものがありますが、体格に合わせて着心地を良くしたい場合には女性用(レディース)、男性用(メンズ)でサイズが分かれているものを使ってみましょう。
年齢
店頭で販売されているバスローブの多くは成人用ですが、メーカーやブランドによっては赤ちゃんや子ども用も用意されています。
子どもの柔らかい肌に優しい素材で作られていることはもちろん、動物やキャラクターをモチーフにしたかわいらしいデザインもあるので、お子さんが好みそうなバスローブを一着選んでみてはいかがでしょうか。
素材
タオルやコットン、シルクはバスローブで使われる代表的な素材です。この3つに共通するのは優れた吸水性で、特にタオルは濡れたまま着る使い方をしたい場合に最適でしょう。
また、パーカーやマフラーでお馴染みのフリースもバスローブで使われる素材です。軽くて丈夫、そして何より高い保温性が特徴ですが、吸水性は高くないためパジャマやガウンとして使用する場合に最適です。
そして最近新たに注目を集めているのが、吸水性·保温性ともに大変優れているマイクロファイバーです。軽くて肌触りも良く、汗をかきやすいお子さんにもおすすめです。
デザイン
「バスローブの定番」である前開きのガウン·着物型のほか、おしゃれなワンピースタイプ(ドレスタオル)やフード付きポンチョタイプなどがあります。
ワンピースタイプはプールや海水浴などの着替えケープとしても使用できますし、フード付きであれば頭も拭けるので便利です。
バスローブを使うときに気をつけたいこと
バスローブは性別や年齢を問わない便利なアイテムですが、使用する際は次のことに気をつけましょう。
使用後はしっかり乾かす
バスローブのお手入れで最も気をつけていただきたいのは乾燥です。
特に生地が分厚いものは使用後または洗濯後にしっかり乾燥させなければ、すぐにカビが生えてしまいます。
洗濯マークに従う
素材の持ち味や型崩れを防ぐためにも、洗濯する際は洗濯マークに従ってください。
洗濯頻度は使い方によって異なりますが、連続で使用した場合は2日に1回は洗濯するようにしましょう。
寝具の濡れに注意する
バスローブで体の水分を拭き取った後にそのまま寝てしまうと、寝具が濡れてしまうことがあります。
寝具の濡れが不快な場合は他の衣服に着替えましょう。
裾の長さに注意する
裾が長すぎるバスローブを着て歩くとつまずいて、派手に転んでしまう場合があります。
転んだ場所によっては大きな怪我を負うことがあるため、裾が長すぎない、体格に合ったバスローブを使用するようにしましょう。
紐付きのものは失くさないように!
紐で留めるタイプのバスローブの場合は、この紐を失くさないように気をつけましょう。
紛失した場合はボタンやファスナー、マジックテープなどをつけるのも手です。
まとめ
バスローブの使い方や種類、使用する際の注意点についてご紹介しました。
バスローブはただ見た目が優雅なだけではない、実用的なアイテムです。一つあればレジャーや防寒対策にも活用できるので、これを機に、お気に入りのバスローブを一つ用意してみてはいかがでしょうか。
ミストサウナで健康・美容効果も! 後付けにかかる費用や方法は?
「一日の終わりの快適なひととき」のためにどんどん進化していく日本のシステムバス。浴室暖房や家庭用ジャグジーなどはそんな「お風呂のハイテク化」を象徴する機能ですが、ミストサウナもその一つ。
さまざまな健康・美容効果が期待できることもあり、自宅浴室に機能が備わっていない場合は後付けを検討している方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ミストサウナの効果や後付けにかかる費用や方法、後付けする際の注意点についてご紹介します。
ミストサウナに入ることで得られる効果とは?
ミストサウナとは温かい霧で浴室内を満たして、その名の通りサウナのような高温多湿の空間を作り出す設備のことをいいます。
ミストサウナは浴室内設備の充実化が進んだ2000年代から徐々に普及し、現在では新築マンションの浴室にはじめから備わっていることも多くなりました。
銭湯やスパなどで見かける一般的なサウナとの違いは「高湿度・低温」。
つまり、水分で肌や喉に潤いを与えつつ、さほど苦しさを感じない40度~50度前後の空間でじっくり体を温められる点が最大の違いです。
さらに、次のような効果・メリットも期待できるため、ミストサウナの人気はますます高まっています。
発汗・血行促進による美容効果
ミストサウナが作る高温多湿の空間に10分~20分ほど滞在していると、発汗と血行が促進され、お肌の保湿や毛穴の汚れ、老廃物の排出などの美容効果が得られます。
また、体をじっくり温めることで冷え性の緩和や、代謝アップによるダイエット効果も期待できるようになります。
ヒートショック対策になる
ミストサウナは入浴前に浴室内を温めるため、湯船のお湯と浴室内との温度差が大きくならず、これが結果的にヒートショック対策になります。
また、全身浴のように水圧が体にかからず、心臓や血管への負担が軽い点も大きな健康上のメリットといえるでしょう。
自律神経が整う
40度~50度前後の温度で体に負担をかけずに、リラックスしながら体をじっくり温めることで、不規則な生活リズムやストレスなどで乱れた自律神経を整える効果が期待できます。
呼吸器系が潤う
ミストサウナが作りだす高湿度の空間にいることで呼吸器系が潤うため、風邪の予防にもなるでしょう。
空気が乾燥する冬はミストサウナで温まりながら喉やお肌の潤いケアもできますね。
浴槽掃除の手間が省けて節水もできる
ミストサウナは一般的な使い方をする限り、湯船にお湯を張るより水の使用量は少なく済みます。
また、お湯を張る場合は事前に浴槽内を掃除しなければならないことが多いですが、ミストサウナであれば浴室のドアを閉め、ボタンを押してミスト機能を作動させるだけです。
ミストサウナを後付けする場合の費用や方法
ミストサウナが最初から備わっている場合、多くは浴室暖房乾燥機と一体化していますが、後付けする場合の機種タイプは2種類に大別され、種類によって費用や取り付け方法も変わってきます。
壁掛型ミストサウナ
壁掛型ミストサウナの見た目は一般的なエアコンと似ており、暖房機能が備わっているものがほとんどです。取り付けは専門の業者にお願いすることになりますが、大掛かりな工事ではないため、大体は1日で済みます。
費用は機種自体が15万円前後、取り付け工事が10万円前後となる例が多いようですが、機種本体とは別に熱源機が必要なタイプである場合はこれ以上の費用がかかります。
デメリットは浴室内のスペースを余分にとる点や、すでに暖房機能が備わっている場合はミストサウナの暖房機能が無駄になってしまう点です。
後付けミストサウナユニット
壁掛型以上に簡単に取り付けできるのが後付けミストサウナユニットです。
こちらはミストサウナ単独の機能であり、機種本体価格も10万円以下であることが多く、水回りやDIYに詳しい方であれば業者を通さず自分で取り付けることも可能。費用を押さえたい場合にはおすすめの後付け方法です。
上記以外では、浴室の天井に埋め込むタイプのミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機を取り付ける方法がありますが、その場合には壁掛型以上に大掛かりな工事が必要になる上、浴室の設計条件によっては埋め込みが難しい場合があります。
ミストサウナを後付けする際の注意点
健康・美容効果、ヒートショック対策などさまざまなメリットがあるミストサウナですが、後付けを検討する際は次のような点に注意が必要です。
防水性と気密性が必要
ミストサウナを使うと細かい霧が浴室中に広がるため、浴室には防水性と気密性が要求されます。
この二つの条件が満たされない環境でミストサウナを使用すると浴室はもとより、浴室近くの脱衣所や洗面所もカビが生えやすくなってしまうので、心配な場合は専門の業者に浴室をチェックしてもらいましょう。
ミストサウナ使用後は必ず浴室内を乾燥または除湿する
ミストサウナの使用後は、必ず乾燥または除湿機能をオンにして浴室内の湿気を可能な限り取り除くようにしましょう。
上記の場合と同じく、大量の湿気が残ったままにしておくとカビが生えやすくなってしまいます。
賃貸物件の場合は後付けが難しい場合も
賃貸物件での後付けには物件のオーナーの許可が必要になるため、大掛かりな工事になる場合は難しいケースがあります。
後々トラブルにならないよう、くれぐれもオーナーの許可なしに工事しないようにしましょう。
電気代またはガス代が余分にかかる
ミストサウナは使い方によっては節水効果が狙えますが、温かい霧を作るには当然ながら電気またはガスが必要となるため(ミストサウナにはガス式と電気式がある)、その分の電気代またはガス代は余分にかかると認識しておきましょう。
なお、電気とガスのどちらも、一回30分程度の使用でかかるコストは30円~40円前後です。
まとめ
ミストサウナの効果や後付けにかかる費用や方法、後付けする際の注意点についてご紹介しました。
在宅時間が増える昨今、自宅内で銭湯やスパのような環境を再現して心身をリフレッシュできるのは、まさに「お風呂のハイテク化」がもたらした大きなメリットです。
時間に追われてストレスや疲労感を自覚している方はぜひ、ミストサウナを活用して心地良い空間に身をゆだねてみてはいかがでしょうか。
多忙な方は必見! 簡単に試せる入浴の時短アイデア
入浴時間を十分確保して一日の疲れをしっかり取りたいという方がいらっしゃる一方、仕事や家事、育児で忙しいため「できるだけ簡単に済ませたい」と思っている方も少なくありません。
そこで今回は、「入浴時間を短くして時間に余裕を持ちたい!」という方向けに、毎日の入浴で簡単に実践できる時短アイデアをご紹介します!
入浴を面倒に感じるのはなぜ?
まず、入浴時間を短縮するためには、一連の入浴の流れの中でどの工程を面倒に感じるのか、という点について考えてみる必要があります。たとえば、次に挙げるのは多くの方が面倒だと感じる工程です。
髪や体を洗うこと
入浴の主な目的は体を洗い、清潔に保つことです。
とはいえ、一日の疲れがたまったクタクタの状態では、体を洗うだけでも重労働に感じるはずです。
「全身を清潔にしてからベッドに入りたいけれど、面倒だからできるだけ簡単に済ませたい!」と思う方は多いことでしょう。
髪を乾かすこと
体はタオルで拭くだけですが、髪はそうもいきません。
髪の長さにもよりますが、タオルドライ後にドライヤーで乾かす工程が面倒に感じる方は多いはずです。ロングヘアの方や毛量が多い方は特に大変ですよね。
スキンケアやボディケア、ヘアケアをすること
入浴の後はスキンケアやボディケア、ヘアケアがつきものです。
特に女性の方にとっては、クレンジングや洗顔も含めてたくさんの工程があり、すべてまとめるとかなりの作業量となってしまいます。
すると、今すぐ寝たいと考えるほど疲れている状態では面倒だと思うのも仕方がありません。
今日から試せる! 簡単な入浴の時短アイデア
それでは次に、どうしたら面倒だと感じる工程を楽に・簡単にできるのか、具体的な時短アイデアを見ていきましょう。今日から早速実践できるものもありますので、ぜひ試してみてください。
シャンプーの時短アイデア
シャンプーの時間を短く済ませるときにオススメしたいのが、リンスインシャンプーを活用することです。
リンスインシャンプーとは文字通りリンスとシャンプーが一つになったもので、シャンプーとコンディショナーをそれぞれ別に使う場合と比べて、工程ひとつをまるまる省略できます。
最近は洗浄効果とトリートメント効果をしっかり感じられる高品質のリンスインシャンプーが登場していますので、使わない手はありません。
こうした高品質な商品を使っても髪の傷みやきしみが気になる場合には、数日に一度スペシャルケアとしてトリートメントを導入するのもオススメです。
なお、リンスインシャンプーの活用は時短だけではなく、水道代の節約にも役立ちますよ!
体の洗浄の時短アイデア
体を洗う時間を短くしたいときは、ボディタオルやスポンジなどは使わず、手で体を洗ってみましょう。
タオルやスポンジを泡立てたり、使用後に洗ったりする時間を節約できます。また、手洗いの方が素肌に負担がかからず、お肌に優しく洗えます。
泡立てる手間が面倒な場合は泡で出るタイプのボディソープを使うと良いでしょう。
石けんの中には顔にも体にも使えるタイプのものがあるので、そういった石けんを使って顔と体を一気に洗ってしまうのも手です。
ヘアドライの時短アイデア
髪の毛を乾かすのが面倒な場合は、速乾スプレーの利用がオススメです。
また乾いたタオルを頭にかぶり、その上からドライヤーの温風を当てると直接ドライヤーを当てるよりも早く髪が乾きます。
スキンケアやボディケアの時短アイデア
スキンケアでまずご紹介したいのが、洗顔料で落とせる化粧品を使うこと。そうすればクレンジングの手間を省いてすぐに顔を洗えます。
また、洗顔料をクレンジングもできるタイプに変えるという手もありますね。
そしてスキンケアに関しては、オールインワンタイプのものを使うと化粧水や乳液、美容液といった様々なアイテムを使う工程を大幅にカットできます。
美容に力を入れている方の中にはオールインワンのアイテムを使うことに抵抗感を覚える方もいらっしゃいますが、肌の状態に応じて適宜他のスキンケアアイテムをプラスすれば、通常のスキンケアとさほど変わらない効果が期待できるので、疲れているときは無理せず時短アイテムを使ってみましょう。
ボディケアについてはお風呂から出た後ではなく、入浴中に使えるタイプのアイテムがオススメです。
濡れた肌に直接塗れるクリームや、塗った後にシャワーで流すだけで済む簡単なボディケアアイテムはボディケアの時短には最適です。
まとめ
入浴は心も体も癒やしてくれるため「命の洗濯」とも呼ばれますが、入浴が面倒だと感じている方にとっては、かえってストレスの元になってしまいます。
バスタイムをより快適にするためにも、入浴が面倒だと感じている方はぜひ、今回ご紹介した時短アイデアを試してみてくださいね!
おうち時間をより有意義に! バスタイムを楽しむためのアイデア
テレワークが普及しつつある昨今、自宅で過ごす時間が今までよりも増えたという方が多いのではないでしょうか?こうした中、外出の機会が減ったことによるストレスを溜め込まないためには、在宅時間をより充実させることが大切です。
そこで今回は、自宅でのリラックスタイムに欠かせないお風呂をより楽しく、充実した時間にするためのアイデアをご紹介します。
入浴剤にこだわってみよう
効能や香り、色など、さまざまな種類がある入浴剤。普段はあまり入浴剤を使わないという方もぜひ、気に入ったものを選んで使ってみましょう。お湯に好みの香りや色が付くだけでも、優雅でリラックスした気分に浸ることができますよ。
また、日頃から入浴剤を頻繁に使用している方はさらに一歩踏み込んで、今まで使ったことがないタイプのものにもトライしてみてはいかがでしょうか。なかでも、次の4種の入浴剤はおすすめです。
バスソルト
バスソルトはその名のとおり塩から作られており、保湿効果が期待できるので、お肌の乾燥が気になる方には特におすすめしたい入浴剤です。体を温めてくれる効果も期待できるので、寒い時期のお風呂にはぴったりのアイテムですね。
バスペタル
ペタルとはフランス語で「花びら」という意味で、バスペタルはお風呂に浮かべる花びらの入浴剤のことをいいます。
バスペタルには本物のお花でできたものと、入浴剤を花びら型にしたものがありますが、どちらもお湯にひらひらと浮いて漂う様子が美しいのが特徴です。
良い香りときれいな見た目で、ゆっくり優雅なバスタイムを過ごしたい方におすすめです。
バスジェル
ボディーソープとしても使えるバスジェルは、浴槽内で高い水圧のお湯を加えることで泡風呂の素としても利用できます。泡風呂は見た目が豪華である上に体も洗えるので、贅沢な時間を過ごしたいときや、入浴を手軽に済ませたいときにはおすすめのアイテムです。
普段はボディーソープとしても使えるため、「買ってはみたけれどなかなか使う機会がない」といったことにもならないのがうれしいポイントですね。
バスボム
バスボムとは丸い形をした、発泡するタイプの入浴剤です。お湯の中でシュワシュワと泡を出しながら溶けるため、子どもに人気があります。
香りや色の種類も豊富で選ぶ楽しみも味わえますし、主成分である重曹とクエン酸には血行促進や保湿、角質除去効果などがあるので、美容・健康面でもメリットがあります。
また、バスボムは材料を揃えれば自宅でも作れるので、お子さんと一緒に入浴剤作りをするのも楽しいでしょう。材料はどのようなものを作るかにより異なりますが、ほとんどは薬局やバラエティーショップで購入できるものばかりです。
なお、入浴剤の使用後は浴槽をお湯で流すことを心がけてください。
入浴剤に含まれている成分によっては浴槽の表面や風呂釜を傷めることがあるため、入浴後は浴槽内のお湯を長時間放置するのは避けた方が良いでしょう。入浴剤の使用が心配な場合は、入浴剤やユニットバスメーカーに問い合わせてみましょう。
石鹸を使い分けてみよう
いくつかの種類の石鹸を用意しておき、その日の気分で使い分けると、バスタイムが一層楽しいものになります。
たとえば、その日のお肌の状態に合ったものを選べばお肌のためになりますし、香りの良いものを揃えれば体を洗っている間も癒しの時間に変わります。
そして、見た目がかわいらしい石鹸は浴室のインテリアとしても魅力的ですので、この機会にお好みの石鹸を集めてみるのも楽しいでしょう。
なかでも本物の宝石のようなジュエルタイプや、イルカやハリネズミなどの動物型、貝殻型などは特に人気があります。
普段できないボディケアを試してみよう
今までボディケアをあまりしてこなかったという方も、自宅で過ごす時間が増えた機会にバスタイムの「ボディ美容」に注力してみるのも良いでしょう。
ボディケアのなかでもマッサージは特におすすめで、脚や腕、お腹などを手やマッサージ機でゆっくりマッサージしてみるだけでも体がスッキリするものです。肩や首のコリが気になる場合はお湯の中で軽くストレッチをすると効果があります。
そのほかには、時間のかかるフェイスパックや半身浴なども、この機会にゆっくりとした時間を楽しみつつ試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
自宅でのリラックスタイムに欠かせないお風呂をより楽しく、充実した時間にするためのアイデアをご紹介しました。
日常のルーティーンの一つとなっているお風呂でも、ちょっとした工夫やアイデアで今まで以上に楽しい時間が過ごせます。心身に疲労を感じている方、何か自宅で楽しめる趣味を探しているという方はぜひ、今回ご紹介したアイデアを参考に、バスタイムを充実させてみてくださいね。
空気が乾燥する冬は毎日シャンプーしなくても大丈夫?
空気が乾燥している冬はお肌はもちろん、髪もパサつきやすくります。そのため、「夏のように毎日シャンプーしなくても良いのでは?」と考える方は多いものです。
また、気温がいつもより低いときは入浴すること自体億劫に感じてしまい、できればシャンプーも省きたいという気持ちになる場合もあるでしょう。
そこで今回は、冬のシャンプーの頻度や注意点、シャンプーできないときの対処法についてご紹介します。
冬は毎日シャンプーしなくて大丈夫?
冷えて乾燥した空気に長時間晒された髪は夏の時期のようなベタつきがとても少なく、パサついた感触がある場合も少なくありません。
そのため、「冬のシャンプーは2日~3日に1回程度の頻度が妥当かもしれない」と考えている方が非常に多くいらっしゃいます。
しかし、結論から言うと「冬であってもシャンプーは毎日した方が良い」ということになります。
なぜなら、頭皮は冬でも汗をかくので当然皮脂汚れはたまりますし、外出していれば大気中の汚れも髪に付着するからです。また、整髪料をつけている場合はやはり一日の終わりにシャンプーで落とさなければ髪の健康に良くありません。
さらに、実は冬は頭皮を乾燥から守ろうとする働きで通常より皮脂が多く分泌されています。
実際、「冬のシャンプーはなぜか泡立ちにくい」との声がありますが、分泌された皮脂の量が多いためにシャンプーが泡立ちにくくなっていることが原因です。
つまり、頭皮と髪は季節を問わず汚れるということがわかりますね。
とはいえ、皮脂の分泌量や汚れの付き方は年齢や生活習慣により異なるので、シャンプーの頻度はこれらを総合的に判断して、そのときの状況に合わせて行うのがベストです。
たとえば、皮脂分泌量が比較的少ない60代の女性で整髪料をつけていない場合は汚れもたまりにくいので、二日に一回のシャンプーでも問題ないといえるでしょう。
逆に皮脂の分泌量が多い20代であれば、一日中自宅にいたとしても毎日シャンプーした方が望ましい場合があります。
シャンプーの際はこんな点に気を付けよう
シャンプーは入浴の中でも手間のかかる作業です。シャンプー剤を泡立てて頭皮と髪を洗い、その後にリンスやトリートメント、ドライヤーのプロセスが入れば、それだけで疲れてしまうこともあるでしょう。「シャンプーを省けたらどれだけ楽か」と感じてしまうのも無理はありません。
しかし、頭皮は皮膚の中でも汚れがたまりやすい場所であり、汚れを放置すると臭いやフケ、毛のうねり、抜け毛、皮膚炎といった様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
したがって、頭皮と髪を健やかに保つためにも可能な限りシャンプーを怠らないようにしましょう。そしてシャンプーの際は次のような点に留意してください。
シャンプーはしっかり洗い流す
髪を洗う際はシャンプー剤をしっかり洗い流しましょう。シャンプー剤が残ると毛穴が詰まる原因になります。
さらにリンスやコンディショナーを使用する場合は頭皮につかないように注意しましょう。リンスやコンディショナーは頭皮ではなく、髪のためのアイテムだからです。もし頭皮についてしまった場合はお湯でしっかり洗い流してください。
整髪料はしっかり落とす
最近の整髪料はセット力が高い分、落とすのに手間がかかることがあります。
頭皮に残った整髪料は毛穴を詰まらせて様々なヘアトラブルを引き起こす原因となるため、整髪料を使用した日はその日中にシャンプーでしっかり洗い流しましょう。
また、整髪料のつけ過ぎを防ぐためにも、メーカーが推奨する使用量を守ることが大切です。
熱すぎるお湯は使わない
熱いお湯は脱脂力が高く、シャンプーの際に使うと頭皮が乾燥してしまうことがあります。必要な潤いまで流れてしまわないよう、お湯の温度は36度~40度を目安に設定しましょう。
生活習慣を見直すことも大切!
頭部を健やかにする方法はシャンプーだけではありません。頭皮に必要な栄養を行き渡らせ、新陳代謝を促すために食事や規則正しい生活、ストレスケアなどの生活習慣の見直しも大切です。
生活リズムが不規則で、かつ、栄養バランスを欠いた食事が続いているような場合は生活習慣を見直してみましょう。
入浴しなくても大丈夫!シャンプーできないときの対処法
「疲れてしまってシャンプーするのがつらい」、「風邪をひいて入浴できない」といった場合には次のような方法で頭皮と髪をさっぱりさせることもできます。
ドライシャンプーのアイテムを使う
水を使わずに頭部を清潔にできるドライシャンプーの商品を活用しましょう。頭皮に洗浄液をスプレーしてタオルでふき取るものや、洗浄液を染み込ませたシートタイプのものなど種類がいくつかあるので、ドラッグストアやバラエティーショップでお好みのものを選んでみてはいかがでしょうか。
蒸しタオルで汚れをふき取る
蒸しタオルで頭皮と髪の汚れをふき取るのも効果的です。蒸しタオルは水に濡らしたタオルをしぼり、ラップに包んで50秒~60秒ほど温めるだけで簡単に作れるので、ドライシャンプーのアイテムが手元にないときはこちらの方法を試してみましょう。
まとめ
冬のシャンプーの頻度や注意点、シャンプーできないときの対処法についてご紹介しました。
健康のためには冬であっても髪も体も乾燥しない程度に洗浄して、清潔に保つことが大切です。健やかな髪で希望のスタイルを手に入れるためにも、適度な頻度のシャンプーを心がけるようにしましょう。