2021-05-31

銭湯とはひと味違う? 健康ランドのメリットとデメリット

自宅のお風呂もいいですが、時間のあるときには温泉など広い大浴場につかってゆっくり疲れを癒したい。そう考える方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、旅館に宿泊するような本格的な温泉旅行にはそれなりにお金と時間がかかるので頻繁に行くことは難しいですし、まとまった休暇の取りやすいハイシーズンは混み合うため、そもそも予約が取りにくいことも多いですよね。
そこで、もっとお手頃に気軽に広々としたお風呂を楽しみたい!という方におすすめなのが、スーパー銭湯や健康ランドなどの公衆浴場です。日本にはさまざまな種類の公衆浴場があり、その多くは温泉旅館よりも安価かつお手軽に利用できます。

今回は、時間やお金を賢く使ってリフレッシュしたいという方におすすめの公衆浴場について、健康ランドを中心にご紹介します!

さまざまな種類がある日本の公衆浴場

公衆浴場とは、不特定多数のお客さんが利用する入浴施設を指す言葉です。銭湯、もしくはお風呂屋などの通称で呼ばれることが多いですが、現在は施設の種類もかなり細分化しています。
銭湯(風呂屋)、温泉、共同浴場(公営)、サウナ風呂、スーパー銭湯、健康ランドなど、現在知られている主な公衆浴場の種類としては、これらのものが挙げられます。
利用したことのない施設についても、名前は聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

一方、銭湯や温泉、共同浴場などはなんとなくイメージできる方が多いかと思いますが、スーパー銭湯や健康ランドについては利用したことがないと名前だけではいまいちピンとこないかもしれません。

スーパー銭湯は、一般的な銭湯よりも若干規模が大きく、サービスの内容も多岐に渡る公衆浴場を指します。
たとえば、普通の銭湯ではお風呂の種類はさほど多くないところがほとんどですが、スーパー銭湯では露天風呂、サウナ風呂、ジャグジーなどいろいろな種類のお風呂が楽しめます。
お風呂だけではなく休憩スペースも充実していたり、食事をとれる場所もあったりと、ただ入浴するだけではなく「ゆっくり過ごして疲れを癒す場所」としての側面がより強くなっているのが特徴です。

サービスの幅が広くなっている分、一般的な銭湯よりも営業時間が長いという違いもあります。銭湯では基本的にお風呂に入るだけなので、夕方から夜までの短い間しか営業していないところもしばしばあるのです。
利用料金は普通の銭湯よりも高くなってしまいますが、サービスの内容や充実度を考えれば納得です。
「お風呂に入ってさっぱりしてすぐに帰る」というイメージの銭湯とは違い、スーパー銭湯はより長い時間のんびり過ごせる場所という印象が強いですね。

そして健康ランドは、このスーパー銭湯よりもさらに規模が大きな公衆浴場として知られています。次はスーパー銭湯との違いや魅力についてもみていきましょう。

スーパー銭湯と健康ランドはどう違う?

スーパー銭湯よりもさらに規模が大きい公衆浴場である健康ランド。「規模が大きい」と具体的にどんな差異があるのでしょうか。

まず、健康ランドはスーパー銭湯よりもさらに長い時間を過ごせる場所です。24時間営業しているところが多く、仮眠スペースもあるため宿泊することも可能です。
また、街の小さな銭湯の多くが自分で持参する必要のあるタオル類などの入浴の際に使うグッズも用意してあるので、スーパー銭湯と同様に手ぶらで行っても問題なくお風呂を楽しめます。
時間も持ち物も気にせず、訪れるだけで目一杯くつろげる環境が整っているのです。

さらに、利用できるサービスの種類はスーパー銭湯以上に多く、ひとりで行くのはもちろん、家族や友人と一緒に訪れても楽しめる場所となっています。

健康ランドのメリットとデメリット

健康ランドのメリットとデメリット
スーパー銭湯よりも長時間滞在することができ、のんびりゆったりと過ごして疲れを癒せる場所である健康ランド。ここでは他の公衆浴場と比べて、利用するメリットとデメリットについてもご紹介します。

健康ランドを利用するメリット

他の大衆浴場ではなく健康ランドを選ぶ一番のメリットとしては、やはり多くの施設に仮眠スペースがあって宿泊もできるという点でしょう。
ホテルのように予約することもなく、ふと思い立って行くだけでのんびり休めるのは大きなメリットですよね。

また、スーパー銭湯以上にお風呂やサービスの種類が多いのも見逃せないポイントです。
岩盤浴やリラクゼーションサロンなど、とにかく疲れを癒しリラックスできるようなサービスが目白押しとなっています。
入浴グッズはすべて現地で調達できるので、特に準備していない仕事帰りなどにもすぐに立ち寄って利用できるのもうれしいですよね。
温泉旅館よりもずっと気軽にお手頃価格で利用できるので、家族みんなで遊びに行くのにもおすすめです。

健康ランドを利用するデメリット

健康ランドはサービスが充実している分、仕方のないことではありますが利用料金は他の公衆浴場と比べると高くなってしまいます。
とはいえ、もちろんそれでも温泉旅館に泊まるのと比べればずっとお手頃価格です。

ただし一番気をつけたいのは、館内で使ったお金はすべて帰るときに精算する施設が多いということ。
館内では現金を持ち歩かないでいいように、健康ランドの利用中渡されるリストバンドについているバーコードを使って支払い金額を記録しておき、帰りにまとめて精算するという形をとっているところが多いのです。
いちいちお財布を取り出して支払う必要がなく、とても楽なのは間違いないのですが、あまり考えずにお金を使っていると、精算時にはびっくりするような額になってしまうことも。
うっかり使いすぎてしまうことのないよう、だいたいの金額を計算しつつ館内のサービスを利用しましょう。

なお、こういったシステムはスーパー銭湯でも取り入れている施設が増えているので、健康ランドと同様に注意しながらゆっくりとリラックス時間をお楽しみください。

まとめ

古くから続く公衆浴場の文化が今も残る日本。現在は公衆浴場の種類もどんどん増え、サービスの内容も多岐に渡っています。
その中でもいちばん規模の大きい健康ランドは、入浴はもちろんその他にも楽しめるサービスがたくさん!日頃の疲れを癒したい方は、ぜひ健康ランドを利用してみてくださいね。

Recommend

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

2021-05-20

新生活で戸惑う人続出?! ユニットバスの使い方のコツとは?

入学・入社で始まる新生活ではたくさんの「初めて」を経験するものです。初めてのスーツ通勤、初めての電車通学などは最初負担に感じることがあるかもしれませんが、いずれは慣れていくことほとんどです。
しかし、なかにはしばらく経っても慣れないこともあるでしょう。
「初めての一人暮らし」であれば、お風呂やトイレ、洗面台が同じ場所にあるユニットバスはその代表的な例です。

そこで今回は、一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介します。

一人暮らし向けアパートの定番・ユニットバス

「うちはトイレとお風呂、洗面台が一緒なんだ」「ユニットバスなのね」といった会話は新生活を始めたばかりの頃によく聞く話ですが、ユニットバスの本来の意味はまったく異なります。

ユニットバスの本来の意味

ユニットバスとは、既製品の浴槽や床、壁などから構成されている機能的な浴室設備セットのことをいいます。
したがって、ユニットバスの本来の意味は「浴室設備のセット」であり、「トイレとお風呂、洗面台が一緒になっている浴室」ではないのです。

しかし、世間でユニットバスという言葉を使うときは後者の意味で使われることが多く、トイレ・お風呂場・洗面台が一緒の浴室は「3点ユニットバス」、お風呂場・洗面所が一緒の浴室は「2点ユニットバス」と呼ばれることがあります。
一人暮らし向け賃貸物件では限られたお部屋のスペースを有効活用するためにこの3点・2点ユニットバスが非常に多く採用されているため、「ユニットバスを見ると学生時代を思い出す」といった方も少なくありません。

ユニットバスは海外では多い浴室スタイル

海外ではユニットバスの住宅が多く、欧米圏をはじめ、アジア圏では台湾と韓国の物件でこのスタイルの浴室を頻繁に見かけます。
どちらもごく一部の高級マンションを除いては小さめの集合住宅が多いことや、そもそも湯船にゆっくり浸かるお風呂文化がないので湯船の需要がさほど高くないことも理由として挙げられるでしょう。
こうした事情により、両国ではユニットバスへの不評の声はそれほどないのです。
しかし、日本には「お湯を十分に張れる湯船」と「落ち着いて体を洗えるスペース」の需要が高く、これがユニットバスへの不満につながっています。

不評の声が多いユニットバスにもメリットあり

「とにかく狭い」「湿気がこもりやすい」「脱衣所がないから不便」「お風呂場にトイレがあるのは生理的に嫌」など、とにかく評判が芳しくないユニットバスですが、次のようなメリットもあります。

賃料を安く押さえられる

最初に挙げられるメリットは物件の賃料です。ユニットバス物件は少々狭いことが多いですが、その分、賃料はお風呂場・トイレ・洗面台別の物件よりも安くなる傾向があります。

掃除の手間がかからない

複数の設備が一箇所にコンパクトにまとまっているため、掃除は比較的楽です。
移動も簡単なので、トイレと洗面台を掃除した後はそのままシャワーを浴びて汗を流すのもOK!

工夫の仕方によってはおしゃれなバスルームに変身も!

インテリアや壁紙を使って工夫すれば、映画に登場するようなおしゃれなバスルームにすることも可能です。
和風、60年代アメリカ風、シックなヨーロッパスタイルなど、一工夫すればユニットバスが素敵な空間に。

ユニットバスの使い方のコツとは?

ユニットバスの使い方のコツとは
上記からわかる通り、ユニットバスは多方面でコストパフォーマンスの高い設備です。
しかし、そのパフォーマンスを実感できるようになるには、使い方のコツを押さえておかなければなりません。

ユニットバスの使い方のコツ、それはズバリ、「洗いの工程を後に回すこと」です。
シャワーのみで済ませる場合には特に問題にはなりませんが、お湯を張る場合には次のような順番での入浴が効率的でしょう。

お湯を張る

まずはお湯を張って体を温めます。本来ならばここで浴槽を掃除するところですが、毎回となると面倒になるため、スポンジで擦らなくても済む浴室用洗剤を積極的に使ってみましょう。
ただし、こうした洗剤を使っても落ちない汚れも当然あるので、浴槽は週末にしっかり磨くなどして清潔に保つよう心がけてください。

体と頭を洗う

お湯に浸かってリラックスした後はお湯を抜きながら体と頭を洗いましょう。
浴槽にためたお湯を無駄にしたくない場合は、お湯を張る段階で泡風呂にし、お湯に浸かりながら体を洗うのも手です。

浴槽を軽く掃除する

洗い終えた後は浴槽内の泡をきれいに流し、排水口に絡まった髪の毛やゴミを取り除きましょう。
このときに次の入浴に備えて、浴槽をスポンジで軽く擦っておくのも良いですね。

頭と体を先に洗った後にお湯を張っても問題ありませんが、冬はお湯がたまるまで待たなければならず、体を冷やしてしまうかもしれません。

ユニットバスを使う際の注意点

ユニットバスはその空間の狭さから起因するデメリットにより、浴室どころかお部屋にもダメージを与えてしまうことがあります。
そのため、ユニットバスで入浴する際は次の点に注意しましょう。

使った後は必ず換気する

ユニットバスは気密性の高い設備であるため湿気がこもり、カビが生えやすくなります。したがって、ユニットバスを使ったあとは必ず換気して湿気を逃すようにしましょう。
換気扇を回しつつ、浴室のドアを少し開けておくのも得策です。

浴槽の排水口はその都度掃除を

ユニットバスの排水管は、お風呂や洗面所の排水管とある地点で合流しているものが多いので、お風呂の排水口から流れたゴミが詰まると、床の排水溝や洗面所の排水口から水が逆流する可能性があります。
逆流した水が溢れ出て浴室内を不衛生な状態にさせないためにも、使用後は浴槽の排水口をチェックして、ゴミを取り除くようにしましょう。

浴槽の外で体を洗わない

ユニットバスの洗い場は浴槽の中です。浴槽内が狭いからといって浴槽の外で体を洗ったり、シャンプーしたりしないようにしましょう。
ユニットバスには浴槽の外(つまりトイレ側)の床に排水溝がありますが、大量の水を排水することを想定した設計になっていないため、浴槽の外でお湯を使うとしっかり排水できず、水が部屋の方へ流れてしまう可能性があります。
万が一大量の水がお部屋の方へ流れてしまった場合は漏水事故となり、修繕費の支払い義務が発生することも。

シャワーカーテンを使う

入浴するときはシャワーカーテンを使って、お湯の飛び散りを最小限にとどめましょう。浴槽内でいくら体をかがめて洗っていても、お湯や泡は飛び散るものです。
なお、シャワーカーテンは浴槽の内側に垂らして使います。

部屋のドア・窓を施錠し、カーテンを閉めてから入浴する

ユニットバスを使うときは部屋のドア・窓を施錠した上でカーテンを閉めて、無防備な状態を他人に見られないようにする習慣を身につけましょう。
ユニットバスには脱衣所がありませんので、トイレや洗面台の前あたりで着替えることになりますが、湯気に包まれながらの着替えはつらいもの。
こうしたことから、お部屋に移動してから着替える方がいらっしゃいますが、ドア・窓、さらにはカーテンも開いたままのお部屋に無防備な状態でいることは、防犯上好ましいことではありません。

まとめ

一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介しました。
ユニットバスが好きになれず、新生活早々引っ越しを考えてしまう方も多いようですが、まだ余力がある場合は時間をかけて少しずつ、ユニットバスと仲良くなってみてはいかがでしょうか。

2021-04-28

浴室をリフォームする際のポイントと注意点とは?

自宅のお風呂が古かったり、現在の家族構成では使いづらいものになっていたりする場合は、思い切って浴室をリフォームしたいと考えることがありますよね。
確かにリフォームには浴室をガラッと変えてくれる力がありますが、実際に施工する際には他の箇所をリフォームする場合とはまた違った点に注意する必要があります。

そこで今回は、浴室をリフォームするときのポイントや注意点についてご紹介します!

浴室をリフォームする際のポイント

「とにかくきれいなお風呂にしたい」「浴室乾燥機やミストサウナをつけたい」など、リフォームの希望は人それぞれですが、まずはリフォームの方向性について決める必要があります。
次に挙げる点は快適で使いやすい浴室の基礎となることなので、まずはこれらの点をしっかり考える必要があります。

リフォームの方法を慎重に選ぶ

浴室をリフォームすると決めたら、まずはどんな方法で行うかを選びます。
浴室のリフォーム方法は、おおまかに分けると在来工法とユニットバスの二種類に分類でき、材料やデザインなどにこだわりたい方は在来工法、コストパフォーマンスや機能性を重視したい方はユニットバスを選ぶのが一般的。
最近では双方のメリットを合わせたハーフユニットバスという形式でリフォームするご家庭も増えています。

使いやすい浴室にするなら「広め」を意識する

使えるスペースに限りはありますが、その中でもできる範囲で広めの浴室にするのがおすすめです。
ゆったりと広めの空間ならリラックスして過ごせますし、体を洗うときや洗濯物を干すときにも圧迫感がなくストレスになりません。

掃除が楽な浴室を目指す

浴室はほぼ毎日使用する家庭内設備です。したがって、家族が多ければその分使用頻度も増えますし、どうしても汚れが溜まりやすくなります。
そこでおすすめなのが、日頃のお手入れやお掃除が楽になるような浴室にリフォームすること。
たとえば防カビ・抗菌などの処理がされており、汚れがつきにくい材質を各所に使った浴室なら、毎日のお手入れやお掃除も簡単に済ませられます。
また、換気機能がしっかりしていて風通しのよい浴室ならカビも発生しにくくなります。

安全を考慮する

浴室の床は使用時には濡れているため転倒しやすいですし、入り口の段差、湯船への出入りにもつまずき・転倒のリスクがあります。
また、寒い季節になると年配の方はヒートショックにも注意が必要になってきます。そのため、こうした入浴時のリスクについてもある程度配慮されている浴室へのリフォームがおすすめです。
たとえば、浴槽への出入りに使える手すりがついているか、床の素材は滑りにくいものか、といった点を確かめてみてください。
そして、ヒートショックは脱衣所と浴室の温度差によって起こりますので、脱衣所や浴室の暖房設備にも気を配りましょう。

ここに注意! リフォーム前にチェックしておきたい注意事項

ここに注意! リフォーム前にチェックしておきたい注意事項
せっかくリフォームするのですから、「なんだか思っていたようなお風呂にはならなかった」という失敗は避けたいものです。
リフォームを本格的に進める前には次に挙げる注意事項についてもチェックしておきましょう。

ユニットバスを選ぶ場合は浴室のサイズに注意

ユニットバスには規定のサイズ展開があるため、ユニットバスでリフォームを検討する場合はもともとの浴室の広さに合う商品かどうか事前にしっかり確認しておきましょう。

予算は余裕を持って用意する

これまで使っていた浴室が古いものだと、所々傷んでしまっているケースがあります。
そうなると、当然そこも修理した上でリフォームすることになりますが、これは実際にリフォームを進めてみないとわからない部分。
古い浴室のリフォームでは、工事が始まった後に追加で修理費用が発生する可能性があるのです。
これまで古い浴室、特に在来工法で作られた浴室を使用してきた場合には、あらかじめ余裕を持って予算を準備しておくのがおすすめです。

デザインには妥協も必要だと認識する

コストパフォーマンスや機能性の面から選ばれることが多いユニットバスは、その分、浴室の内装デザインや浴槽の大きさなどの基本的な部分が最初から決まっており、デザインの選択肢はかなり狭まります。
あまり強いこだわりがないようであれば問題ありませんが、はっきりとしたビジョンがある場合は理想に合ったデザインのユニットバスを見つけるのは難しいかもしれません。
機能性やコストパフォーマンスを重視するなら、デザインにはある程度妥協が必要、とあらかじめ覚悟しておくことも大切です。

まとめ

浴室をリフォームするときのポイントや注意点についてご紹介しました。リフォームにはメリットも多いですが、一方でデメリットや注意点もあることがわかります。
浴室のリフォームを検討する際はこうした懸念点についてあらかじめ注意・認識した上で、新しくすてきな浴室づくりのためのリフォームを計画してくださいね。

2021-04-07

ミストサウナで健康・美容効果も! 後付けにかかる費用や方法は?

「一日の終わりの快適なひととき」のためにどんどん進化していく日本のシステムバス。浴室暖房や家庭用ジャグジーなどはそんな「お風呂のハイテク化」を象徴する機能ですが、ミストサウナもその一つ。
さまざまな健康・美容効果が期待できることもあり、自宅浴室に機能が備わっていない場合は後付けを検討している方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、ミストサウナの効果や後付けにかかる費用や方法、後付けする際の注意点についてご紹介します。

ミストサウナに入ることで得られる効果とは?

ミストサウナとは温かい霧で浴室内を満たして、その名の通りサウナのような高温多湿の空間を作り出す設備のことをいいます。
ミストサウナは浴室内設備の充実化が進んだ2000年代から徐々に普及し、現在では新築マンションの浴室にはじめから備わっていることも多くなりました。

銭湯やスパなどで見かける一般的なサウナとの違いは「高湿度・低温」。
つまり、水分で肌や喉に潤いを与えつつ、さほど苦しさを感じない40度~50度前後の空間でじっくり体を温められる点が最大の違いです。
さらに、次のような効果・メリットも期待できるため、ミストサウナの人気はますます高まっています。

発汗・血行促進による美容効果

ミストサウナが作る高温多湿の空間に10分~20分ほど滞在していると、発汗と血行が促進され、お肌の保湿や毛穴の汚れ、老廃物の排出などの美容効果が得られます。
また、体をじっくり温めることで冷え性の緩和や、代謝アップによるダイエット効果も期待できるようになります。

ヒートショック対策になる

ミストサウナは入浴前に浴室内を温めるため、湯船のお湯と浴室内との温度差が大きくならず、これが結果的にヒートショック対策になります。
また、全身浴のように水圧が体にかからず、心臓や血管への負担が軽い点も大きな健康上のメリットといえるでしょう。

自律神経が整う

40度~50度前後の温度で体に負担をかけずに、リラックスしながら体をじっくり温めることで、不規則な生活リズムやストレスなどで乱れた自律神経を整える効果が期待できます。

呼吸器系が潤う

ミストサウナが作りだす高湿度の空間にいることで呼吸器系が潤うため、風邪の予防にもなるでしょう。
空気が乾燥する冬はミストサウナで温まりながら喉やお肌の潤いケアもできますね。

浴槽掃除の手間が省けて節水もできる

ミストサウナは一般的な使い方をする限り、湯船にお湯を張るより水の使用量は少なく済みます。
また、お湯を張る場合は事前に浴槽内を掃除しなければならないことが多いですが、ミストサウナであれば浴室のドアを閉め、ボタンを押してミスト機能を作動させるだけです。

ミストサウナを後付けする場合の費用や方法

ミストサウナが最初から備わっている場合、多くは浴室暖房乾燥機と一体化していますが、後付けする場合の機種タイプは2種類に大別され、種類によって費用や取り付け方法も変わってきます。

壁掛型ミストサウナ

壁掛型ミストサウナの見た目は一般的なエアコンと似ており、暖房機能が備わっているものがほとんどです。取り付けは専門の業者にお願いすることになりますが、大掛かりな工事ではないため、大体は1日で済みます。
費用は機種自体が15万円前後、取り付け工事が10万円前後となる例が多いようですが、機種本体とは別に熱源機が必要なタイプである場合はこれ以上の費用がかかります。
デメリットは浴室内のスペースを余分にとる点や、すでに暖房機能が備わっている場合はミストサウナの暖房機能が無駄になってしまう点です。

後付けミストサウナユニット

壁掛型以上に簡単に取り付けできるのが後付けミストサウナユニットです。
こちらはミストサウナ単独の機能であり、機種本体価格も10万円以下であることが多く、水回りやDIYに詳しい方であれば業者を通さず自分で取り付けることも可能。費用を押さえたい場合にはおすすめの後付け方法です。

上記以外では、浴室の天井に埋め込むタイプのミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機を取り付ける方法がありますが、その場合には壁掛型以上に大掛かりな工事が必要になる上、浴室の設計条件によっては埋め込みが難しい場合があります。

ミストサウナを後付けする際の注意点

ミストサウナを後付けする際の注意点
健康・美容効果、ヒートショック対策などさまざまなメリットがあるミストサウナですが、後付けを検討する際は次のような点に注意が必要です。

防水性と気密性が必要

ミストサウナを使うと細かい霧が浴室中に広がるため、浴室には防水性と気密性が要求されます。
この二つの条件が満たされない環境でミストサウナを使用すると浴室はもとより、浴室近くの脱衣所や洗面所もカビが生えやすくなってしまうので、心配な場合は専門の業者に浴室をチェックしてもらいましょう。

ミストサウナ使用後は必ず浴室内を乾燥または除湿する

ミストサウナの使用後は、必ず乾燥または除湿機能をオンにして浴室内の湿気を可能な限り取り除くようにしましょう。
上記の場合と同じく、大量の湿気が残ったままにしておくとカビが生えやすくなってしまいます。

賃貸物件の場合は後付けが難しい場合も

賃貸物件での後付けには物件のオーナーの許可が必要になるため、大掛かりな工事になる場合は難しいケースがあります。
後々トラブルにならないよう、くれぐれもオーナーの許可なしに工事しないようにしましょう。

電気代またはガス代が余分にかかる

ミストサウナは使い方によっては節水効果が狙えますが、温かい霧を作るには当然ながら電気またはガスが必要となるため(ミストサウナにはガス式と電気式がある)、その分の電気代またはガス代は余分にかかると認識しておきましょう。
なお、電気とガスのどちらも、一回30分程度の使用でかかるコストは30円~40円前後です。

まとめ

ミストサウナの効果や後付けにかかる費用や方法、後付けする際の注意点についてご紹介しました。
在宅時間が増える昨今、自宅内で銭湯やスパのような環境を再現して心身をリフレッシュできるのは、まさに「お風呂のハイテク化」がもたらした大きなメリットです。
時間に追われてストレスや疲労感を自覚している方はぜひ、ミストサウナを活用して心地良い空間に身をゆだねてみてはいかがでしょうか。

2021-03-18

多忙な方は必見! 簡単に試せる入浴の時短アイデア

入浴時間を十分確保して一日の疲れをしっかり取りたいという方がいらっしゃる一方、仕事や家事、育児で忙しいため「できるだけ簡単に済ませたい」と思っている方も少なくありません。
そこで今回は、「入浴時間を短くして時間に余裕を持ちたい!」という方向けに、毎日の入浴で簡単に実践できる時短アイデアをご紹介します!

入浴を面倒に感じるのはなぜ?

まず、入浴時間を短縮するためには、一連の入浴の流れの中でどの工程を面倒に感じるのか、という点について考えてみる必要があります。たとえば、次に挙げるのは多くの方が面倒だと感じる工程です。

髪や体を洗うこと

入浴の主な目的は体を洗い、清潔に保つことです。
とはいえ、一日の疲れがたまったクタクタの状態では、体を洗うだけでも重労働に感じるはずです。
「全身を清潔にしてからベッドに入りたいけれど、面倒だからできるだけ簡単に済ませたい!」と思う方は多いことでしょう。

髪を乾かすこと

体はタオルで拭くだけですが、髪はそうもいきません。
髪の長さにもよりますが、タオルドライ後にドライヤーで乾かす工程が面倒に感じる方は多いはずです。ロングヘアの方や毛量が多い方は特に大変ですよね。

スキンケアやボディケア、ヘアケアをすること

入浴の後はスキンケアやボディケア、ヘアケアがつきものです。
特に女性の方にとっては、クレンジングや洗顔も含めてたくさんの工程があり、すべてまとめるとかなりの作業量となってしまいます。
すると、今すぐ寝たいと考えるほど疲れている状態では面倒だと思うのも仕方がありません。

今日から試せる! 簡単な入浴の時短アイデア

今日から試せる! 簡単な入浴の時短アイデア
それでは次に、どうしたら面倒だと感じる工程を楽に・簡単にできるのか、具体的な時短アイデアを見ていきましょう。今日から早速実践できるものもありますので、ぜひ試してみてください。

シャンプーの時短アイデア

シャンプーの時間を短く済ませるときにオススメしたいのが、リンスインシャンプーを活用することです。
リンスインシャンプーとは文字通りリンスとシャンプーが一つになったもので、シャンプーとコンディショナーをそれぞれ別に使う場合と比べて、工程ひとつをまるまる省略できます。
最近は洗浄効果とトリートメント効果をしっかり感じられる高品質のリンスインシャンプーが登場していますので、使わない手はありません。

こうした高品質な商品を使っても髪の傷みやきしみが気になる場合には、数日に一度スペシャルケアとしてトリートメントを導入するのもオススメです。
なお、リンスインシャンプーの活用は時短だけではなく、水道代の節約にも役立ちますよ!

体の洗浄の時短アイデア

体を洗う時間を短くしたいときは、ボディタオルやスポンジなどは使わず、手で体を洗ってみましょう。
タオルやスポンジを泡立てたり、使用後に洗ったりする時間を節約できます。また、手洗いの方が素肌に負担がかからず、お肌に優しく洗えます。

泡立てる手間が面倒な場合は泡で出るタイプのボディソープを使うと良いでしょう。
石けんの中には顔にも体にも使えるタイプのものがあるので、そういった石けんを使って顔と体を一気に洗ってしまうのも手です。

ヘアドライの時短アイデア

髪の毛を乾かすのが面倒な場合は、速乾スプレーの利用がオススメです。
また乾いたタオルを頭にかぶり、その上からドライヤーの温風を当てると直接ドライヤーを当てるよりも早く髪が乾きます。

スキンケアやボディケアの時短アイデア

スキンケアでまずご紹介したいのが、洗顔料で落とせる化粧品を使うこと。そうすればクレンジングの手間を省いてすぐに顔を洗えます。
また、洗顔料をクレンジングもできるタイプに変えるという手もありますね。

そしてスキンケアに関しては、オールインワンタイプのものを使うと化粧水や乳液、美容液といった様々なアイテムを使う工程を大幅にカットできます。
美容に力を入れている方の中にはオールインワンのアイテムを使うことに抵抗感を覚える方もいらっしゃいますが、肌の状態に応じて適宜他のスキンケアアイテムをプラスすれば、通常のスキンケアとさほど変わらない効果が期待できるので、疲れているときは無理せず時短アイテムを使ってみましょう。

ボディケアについてはお風呂から出た後ではなく、入浴中に使えるタイプのアイテムがオススメです。
濡れた肌に直接塗れるクリームや、塗った後にシャワーで流すだけで済む簡単なボディケアアイテムはボディケアの時短には最適です。

まとめ

入浴は心も体も癒やしてくれるため「命の洗濯」とも呼ばれますが、入浴が面倒だと感じている方にとっては、かえってストレスの元になってしまいます。
バスタイムをより快適にするためにも、入浴が面倒だと感じている方はぜひ、今回ご紹介した時短アイデアを試してみてくださいね!

Category

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

知る・学ぶ

今まで知らなかった給湯器にやお風呂に関する豆知識やタメになる情報をご紹介しています。

健康・生活

給湯器とお風呂の使い方で、健康や生活に役に立つ情報をご紹介しています。

ECO・節約

お得に給湯器やお風呂を使う方法や、エコになる情報をご紹介しています。

TOP