2023-03-30

リラックス効果でストレス解消! 入浴で自律神経を整えよう

入浴には身体を清潔に保つだけでなく、心にも良い影響を与えることが知られています。
特に最近では自律神経との関係性が注目されており、入浴によって自律神経を整えることでストレス解消や睡眠の質向上につながるとされています。
今回は、入浴と自律神経の関係や効果、入浴方法などについて解説します。

自律神経の乱れとその影響

自律神経は呼吸や心拍数、血圧などの自動的な身体機能を調整するために働く神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの部分があり、交感神経は身体を興奮させて心拍数や呼吸数を上げ、血圧を上昇させます。
一方、副交感神経は身体をリラックスさせ、心拍数や呼吸数を下げて血圧を下げます。

この自律神経が乱れると身体のバランスを崩すことがあり、様々な症状を引き起こします。
例えば、交感神経が優位になりすぎるとストレスや不安、不眠、高血圧などが引き起こされ、副交感神経が優位になりすぎると消化不良や低血圧、倦怠感などが引き起こされることがあります。

自律神経の乱れを改善するためには、生活習慣の改善が必要で規則的な食生活や適度な運動、ストレスを減らすためのリラックス法などが有効です。
そして入浴も自律神経のバランスを整えるために効果的で、副交感神経が優位になりリラックス効果が生まれます。
湯船に浸かることで身体が温まり、心身ともにリラックスしやすくなるので日常生活で手軽にできる自律神経を調整する方法の1つなのです。

入浴と自律神経の関係性

入浴で身体が温まることで血管が広がり、血流が良くなります。
このため、筋肉の緊張が緩和され交感神経が抑制されるので、ストレス解消や疲労回復につながります。
入浴中に行う深呼吸などの呼吸法も副交感神経を刺激するため、自律神経を整える効果があります。

また、水圧による血行促進の効果もあり、血管を広げることで血液循環が促進され身体の不調を改善する効果も期待でき、浮力によって筋肉や関節が和らぐことでもリラックスになります。
その他には、身体を温めることで免疫力を高める効果もあります。
体温が上昇することで白血球が活性化し、病原体と戦うための免疫機能が向上するため風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。

夜のお風呂で眠りを改善

入浴は、睡眠の質向上にも効果的です。
副交感神経が優位になることで身体がリラックスし、心拍数や血圧が下がって入眠しやすくなります。
湯船に浸かることで身体が温まり、体温が下がるときには副交感神経が優位になるため、身体の内部時計が調整され睡眠の深い段階に入ることができます。

就寝前に入浴することで、ストレス解消と睡眠の質向上が相乗効果を発揮します。
入浴時間は就寝のおよそ1時間前を目安にして下さい。

自律神経を整えるために注意すべき入浴方法

入浴で自律神経を整える効果を最大限に引き出すためには、湯船に浸かる時間や温度、お風呂上がりのケアなどに注意が必要です。
熱いお湯は血圧や脈拍を高めて交感神経を優位にしてしまうため、リラックスできずに疲れがとれにくくなります。

さらに、長時間浸かっていると大量に汗をかいてしまい、脱水症状やさらなる疲労の原因になります。
湯船に浸かる時間は個人差がありますが一般的には10〜15分程度が適切とされています。
湯船の温度は体温より1〜2℃高めが理想的で、42℃以上のお湯は身体に負担をかけるため避けた方が良いでしょう。
また、お風呂上がりには肌をしっかりと保湿することが大切です。

熱を出している時や体調によっては入浴をしない方が良い場合もあるため、個人の体調や状況に合わせて入浴して下さい。

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を
このように入浴は、身体を清潔にするだけでなく自律神経のバランスを整えストレス解消につながり、就寝前に入浴することで睡眠の質向上効果が期待できます。
湯船に浸かることで筋肉の緊張が緩和され、副交感神経が優位になってリラックス効果が出やすいので、ぜひ毎日の入浴を大切にして健やかな生活を送りましょう。

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2023-03-20

おしゃれなお風呂に仕上げるコツ! リフォームやインテリア選びのポイント

日々の疲れを癒し、リラックスできる時間を過ごす空間である浴室。
使用目的がはっきりしていることや汚れやすくこまめなお手入れが必要なこともあり、部屋の見た目や雰囲気よりも使い勝手の良さや機能性を優先させた部屋づくりになりがちです。
ですがバスタイムをのんびり過ごすためには、浴室全体の雰囲気やデザインをおしゃれに仕上げて居心地よく過ごせる状態にするのも大切なポイント。
今回はおしゃれなお風呂をつくるための、リフォームやインテリア選びのコツについてご紹介します。

おしゃれなお風呂にリフォームするコツ

デザインテーマは具体的に設定する

浴室をもっとおしゃれに生まれ変わらせるには、リフォームするのが最も効果的です。
壁や床、バスタブなど、大きなパーツのデザインやカラーを変えるだけでもぐっと洗練された印象になります。
おしゃれなお風呂にリフォームするための最初のポイントは、「デザインのテーマを具体的に決める」ということ。
細かいところまで初めから決めておく必要はありませんが、たとえば「和風」「ヨーロッパ風」「アジアンテイスト」など、大まかなスタイルや方向性だけでも事前に決めておくようにしましょう。

こうしたスタイルがいまいちピンとこない場合には、メインで使いたいカラーや素材を決めておくという方法もおすすめ。
たとえば白黒のモノトーンを基調にすると、モダンで洗練された雰囲気のお風呂になります。
ただの白ではなく大理石調のデザインの素材を用いれば、ヨーロッパ風の高級感を感じさせるお風呂となります。
「この色が好き」「この素材を使ってみたい」というように、どこか1点だけでもこだわる箇所を決めておけば、それに合わせたテイストのデザインが自然と思い浮かぶことでしょう。

水栓やシャワーの形にこだわる

水栓やシャワーの形状も、浴室の雰囲気を大きく影響するポイントのひとつです。
ユニットバスの場合はいくつかのデザインの候補の中から選ぶという制限がありますが、在来工法でリフォームするのであれば自分の好きなデザインや機能のものを選ぶことができます。
在来工法でのリフォームはその辺りの自由度が高いのも魅力ですが、一方で選択肢が多すぎてなかなか決めきれないこともあるでしょう。
最初に全体のデザインテーマを決めておけば、水栓・シャワーの形状選びも比較的スムーズに進めることができるはずです。

近頃人気を集めているのは、ホテルライクな雰囲気のオーバーヘッドシャワー。
デザインがおしゃれであるだけでなく、一般的なハンドシャワーよりもヘッドの面積が大きく、またシャワーヘッドが高い位置に固定してあるため、より効率的にからだを温められるという機能面のメリットも。
水にたくさんの空気を取り込む機能がついている商品を選べば、空気をたっぷり含んだやわらかいお湯を浴びられる上に節水効果も期待できます。

照明にこだわる

どんな照明を選ぶかによって、お風呂全体の雰囲気は大きく変わります。
ライン状の照明を使って清潔感のある明るい空間をつくるのも良いですし、おしゃれでリラックスできる雰囲気の間接照明を置いてみるのもおすすめ。
バスタイムをどう過ごしたいかによって選んでみてください。

インテリア選びのコツ

おしゃれな浴室をつくるためにはリフォームが効果的とはいえ、時間も費用もかかるリフォームは難しいというご家庭も多いはず。
より手軽に浴室の雰囲気を変えるには、インテリアにこだわるのがおすすめです。

バスライトを使う

照明をリフォームするのは難しくても、バスライトをお風呂に持ち込むだけなら簡単です。
浴室の電気は消した状態でバスライトを使えば、それだけでお風呂の雰囲気はがらりと変わります。
お湯に浮かべて楽しむもの、浴槽の底に沈めて使うものなどさまざまな種類のバスライトがありますので、用途やデザイン、明かりの雰囲気などを見て選んでみましょう。

バスグッズのデザインやカラーに統一性や調和を持たせる

お風呂場にはいろいろなバスグッズが置かれています。
シャンプーやボディソープのボトルや石けんをはじめ、掃除用具や手桶、バスチェアなどたくさんのアイテムがありますが、これらのデザインに統一性を持たせるだけでおしゃれな雰囲気のお風呂になります。
たとえばボディソープやシャンプーなどのボトルデザインを揃えたり、全体を見たときに調和が取れるよう色味の組み合わせを考えてアイテムを選んだりするだけで、お風呂場の雰囲気は大きく変わります。

収納スペースを確保する

バスグッズをきちんと収納するのも、おしゃれなお風呂づくりの大切なポイントです。
置き場所がないアイテムを床や棚に無造作に並べていくと、どうしても雑然とした雰囲気になってしまいます。
浴室向けのラックなどを使ってきちんと決まった収納スペースをつくり各種のバスグッズやボトルを並べておくだけでも、生活感のない洗練された印象が生まれます。

おしゃれで居心地の良い空間で充実したバスタイムを過ごそう!

おしゃれで居心地の良い空間で充実したバスタイムを過ごそう
バスタイムをより楽しむためには、空間自体をより過ごしやすいものにすることが必要になります。
しっかりこだわってリフォームするのも良し、まずは手軽に購入できるインテリアに気を使ってみるのも良し。
毎日使うお風呂だからこそ、自分や家族にとって最高に居心地が良くリラックスできる空間にできるよう心がけていきましょう!

2023-02-28

お風呂で花粉に負けない身体を! 花粉症を和らげるのに効果的な入浴のコツ

暖かい春が近づくにつれて気になり始める花粉症。
飛散した花粉を吸い込んでしまうことで起こる「目のかゆみ」や「鼻づまり」、「頭がぼーっとする」などの辛い症状を避けるためにマスクやゴーグル、飲み薬などの対策グッズが数多く販売されていますが、花粉症対策にはお風呂を活用するのも有効な手段の一つです。
そこで今回は、花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介します。

花粉症対策に効果的な入浴法

花粉症はご存知のとおり花粉に対するアレルギーですので、辛い症状を和らげるためにはまず原因物質となっている花粉を除去することが大切です。
ここでは、お風呂で花粉対策の効果を上げる基本的な入浴方法を解説します。

1.シャワーで花粉をしっかり落とす

入浴したらまずはシャワーで髪や顔など体についた花粉をしっかり洗い流しましょう。
外出すると花粉が衣服や髪、顔などに付着するので、帰宅後はなるべくそのまま室内へ持ち込まずに早めにお風呂に入って洗い流すようにしてください。
さらに、花粉が付いた衣服は部屋に持ち込まないようになるべく玄関で着替えてすぐに入浴すると効果的です。

また、花粉をしっかり落としたいからといってゴシゴシ洗い過ぎてしまうと、異物や刺激などからお肌を守るバリアに必要な皮脂や水分などまで落としてしまいますので、シャワーを駆使してなるべく優しく洗うようにしてください。

2.湯気を意識的に吸い込むのも効果的

入浴中は、お風呂の「湯気」を意識的に吸い込むように心がけましょう。
温かい湯気を吸い込むことで鼻腔内に湿り気が出て花粉を洗い流しやすくなるほか、鼻づまりの原因となる鼻の粘膜の充血を一時的に解消する効果もあります。
ちなみに湯気の吸入は日本ではあまり一般的ではありませんが、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では鼻や気道の症状緩和でよく行われている温泉療法の一種です。

3.スキンケアもしっかり行う

花粉症の時期は免疫機能が低下して肌の状態も悪化しやすいので、保湿・保護成分などを含んだ肌に優しいボディソープや石鹸を意識的に使用してケアしていきましょう。
また、肌の乾燥は花粉症によるかゆみや肌荒れをより悪化させる原因となりますので、お風呂上りのスキンケアも欠かせません。ボディローションやクリームなどを使ってお肌をいたわりましょう。保湿力が高いもののほかには、なるべく低刺激のものを選ぶのがポイントです。

お風呂の温度はぬるめに! 花粉症対策の注意点

入浴時のお湯の温度は38〜40℃ほどのぬるめに設定しましょう。
42℃を超える熱いお湯に浸かるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が出てきてしまうことが分かっており、目のかゆみなどが悪化する原因となるので注意が必要です。

入浴時間は15分くらいを目安とし、ぬるめのお湯に浸かってゆっくり体と心をリラックスさせてください。
花粉症は疲労やストレスで悪化するともいわれていますので、シャワーだけで済まさず湯船に浸かって日頃の疲れを落としましょう。

お風呂から出た後は湯気の中でよくタオルドライし、花粉の付着を防ぐためにターバン巻きで上がるのがおすすめです。
また、いくらお風呂で落としても室内に花粉が侵入してしまっていると意味がありませんので、衣服やタオルなどは花粉の時期はなるべく屋外で干さないようにするのが大切です。

ユーカリの香りは花粉症対策に効果的?

花粉症対策にはユーカリの香りが含まれたバスソルトなどを活用するのもおすすめです。
コアラが食べることで有名な「ユーカリ」のエッセンシャルオイルに含まれる「シネオール」という芳香成分は、スーッと爽快な香りが特徴であり花粉症の辛い鼻づまり解消にも効果を発揮します。

お風呂の湯気によって手軽にユーカリの有効成分を取り入れることができますので、ゆっくり入浴を楽しみながら深呼吸するように蒸気を吸い込みましょう。
また、ユーカリには風邪やインフルエンザなどの初期症状への免疫を強化する働きがあるといわれています。

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう!

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう
花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介しました。
辛い花粉症には毎年マスクや飲み薬だけで対策していたという方も、まずは日頃の入浴方法から見直して花粉に負けない身体を作りましょう!
簡単に取り入れられるものばかりですので、是非実践してみてくださいね。

2023-02-14

冬季に給湯器トラブルが増えるのはなぜ?

寒い季節には特に頼りになる給湯器。毎日のお風呂やシャワーで使うのはもちろん、洗い物や洗顔のときをはじめ、お湯を使う機会が他の季節より増えることでしょう。
冬場は特に欠かせない給湯器ですが、一方で故障も寒い時期に増えます。
今回はなぜ冬に給湯器のトラブルが起きやすいのか、また、その対策方法についてご紹介します。

寒い時期に増えやすい給湯器のトラブル

寒い時期に給湯器のトラブルが増える理由は、暖かい季節と比べて給湯器に負荷がかかるからです。

給湯器は水道水を温めてお湯にするものですが、水道水の温度は外気温に左右されます。
寒い時期は当然水温が下がり、一番水温が高くなる夏と比較すると10度以上も平均温度が低くなります。
そんな冷たい水をお湯にするのですから、給湯器の負担は夏よりもずっと大きくなります。

さらに、寒いときには使うお湯の温度も高く設定しがちですので、ますます給湯器にかかる負荷は大きくなります。
どんな機器でも酷使するとどうしても不具合や故障が出やすくなりますが、冬場の給湯器も同様です。
たくさん使用することで給湯器内部の各部品に負荷がかかり、故障しやすくなってしまうのです。

給湯器の不調に気付いたら試してみるべき5つのポイント

給湯器の調子が悪い、なにかおかしいと気がついたら、まずはどういった不具合なのかを確認してみましょう。
以下にチェックするべきポイントを5つまとめました。

1.水を使うときには不具合がないか

ただの水は問題なく使えるのにお湯を使おうとすると不具合が起こる場合は、給湯器になんらかのトラブルが起きていると考えられます。
水を使うときにも出が悪い、異音がするなどの異常がある場合には、給湯器ではなく水道側の不具合である可能性が高いです。

2.給湯器以外のガス設備

ガス給湯器をお使いの場合には、ガスコンロなど他のガス設備には問題ないかを確認してみましょう。
他のガス設備も不調であれば、給湯器ではなくガスの元栓などに問題があると考えられます。

3.リモコンのエラー表示

トラブルが起きているとき、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されることがあります。
メーカーごとにエラーコードの内容は変わりますが、一番多いものが「111」というエラーコードです。
点火不良のエラーを示すもので、ガス栓が閉まっているときや給湯器の安全機能が作動したときなどに表示されます。
エラーコードが表示されている場合にはまずその内容を確認してみましょう。

4.循環アダプターのフィルター確認

浴槽内の循環アダプターにあるフィルターが詰まってしまっていることが原因で、お湯の温度が安定しなくなることがあります。
フィルターに細かいゴミや髪の毛などが詰まっていないか確認してみましょう。

5.水漏れの確認

給湯器の水抜き栓から水漏れしてしまい、動作不良を起こすことがあります。長い間給湯器を使用していなかったときにしばしば起こるトラブルです。
給湯器本体を確認してみて、水漏れなど発生していないか見てみましょう。

冷え込みが厳しいときには凍結するリスクも

特に冷え込みの厳しい1月から2月頃には、給湯器が凍結してしまうリスクもあります。給湯器が北向きの日陰にある場合は凍結しやすいので、特に注意が必要です。
給湯器本体には凍結対策が施されていますが、給湯器につながる給水管や給湯管などの配管についてはその限りではありません。
寒冷地では外気温が極端な低温になることを見越して保温材などが取り付けられていますが、本来そこまで寒くならない温暖な地域で異例の冷え込みが見られる日など、凍結リスクが高まります。

給湯器が凍結するとお湯が出ないだけでなく、配管を傷つけたり破裂させたりして漏水が起こることもあります。
気温が-4度以下に下がるときには、給湯器の凍結対策をしておきましょう。

簡単にできる! 給湯器の凍結対策

寒い時期に給湯器が凍結してしまうのは大変困ることです。
破裂などの被害がなくても解凍するまでお湯は使えず、お風呂に入ることもできません。
給湯器の凍結対策として一番確実なのは水抜きをすることですが、給湯器が凍結してしまいそうな寒い日に外へ出て、慣れない水抜き作業を行うのはなかなか難しいものです。

そこでおすすめしたいとても簡単な凍結対策が、「水を出しっぱなしにする」ことです。
方法は、給湯器を使用しない上特に冷え込む夜から朝にかけて、給湯器のリモコンをオフにした状態でお湯側の蛇口から少しずつ水を流しっぱなしにしておくだけ。
たったこれだけで、給湯器の凍結を防ぐことができます。

給湯器を使用していないとき、配管内では水が流れず、溜まった状態となっています。
このままだと凍結しやすいのですが、流れている水は凍りにくいため、あえて水を出しっぱなしにしておくという方法が有効なのです。
少しずつ水を流すだけで良いので水道代もさほどかかりません。冷え込みが厳しく不安な夜にはぜひ試してみてください。

困ったときには修理業者へ相談を

困ったときには修理業者へ相談を
毎日お湯を使うのが当たり前の現代の生活において、給湯器は欠かせない存在です。
不具合や故障への対策についてご紹介してきましたが、専門的な知識がない方が自身で対応できる範囲には限りがあります。
困ったときにはなるべく早く、修理業者へ相談するようにしましょう!

2023-01-30

お風呂でのぼせる原因とは? 知っておきたい予防・対策のポイント

入浴には一日の疲れを癒すリラックス効果などがある一方で、長時間お風呂に浸かることで起こる恐れがある「のぼせ」には注意が必要です。
自宅以外にも銭湯や温泉などに出かけた際につい長風呂してしまってクラクラしたり、頭痛・吐き気を催したりした経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「のぼせ」が起こる原因や予防・対策について解説しますので、特に長時間お風呂に浸かることが多い方はしっかり確認しておきましょう。

お風呂で「のぼせ」が起こる原因は?

お風呂から上がってクラクラしたり、頭痛や動悸、吐き気を催したりする症状に代表される「のぼせ」は主に血圧・血流の働きが関連して起こることがあります。

まず入浴して身体が温まってくると全身の血行が良くなり、血管が広がって血圧が下がりやすくなります。
そして、長時間入浴していると水圧によって血流が促進されて、血液が脳へ流れやすい状態になるのですが、この状態でお風呂から上がろうと急に立ち上がることで血液が手足に向かって一気に流れていくため、血圧の低下に伴って脳への血流が減ってしまうのです。
この働きによってクラクラ感やめまい、吐き気や頭痛といった「のぼせ」の症状が現れることがあります。

また、「のぼせ」は長い時間の入浴だけでなく、熱いお風呂に入ったときや日頃から血圧が高いという方ものぼせる原因となる恐れがありますので注意が必要です。
特に症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故へと繋がる危険がありますのでしっかり予防・対策を取りましょう。

「のぼせ」を予防するポイント

お風呂でのぼせるのを防ぐために以下の4つのポイントをおさえて、楽しいリラックスタイムを過ごしましょう。

1.水分補給はしっかり行う

お風呂に入る前にまずはしっかり水分補給をしてください。
入浴中は自分でも気づかないうちに汗をかいており、血液中の水分量が少なくなることで脱水症状がなりやすくなる恐れがあります。
入浴中に喉が渇いたと思ったらその都度水を飲みましょう。

2.温度設定・入浴時間は適度に

お風呂の設定温度が高いとのぼせやすくなってしまうため、湯船は約38℃〜39℃と低めの温度に設定するようにしましょう。
湯船に浸かる時間は15分くらいを目安とし、全身が軽く汗ばむくらいのタイミングで上がるとよいでしょう。
長風呂は「のぼせ」の原因となるだけでなく、体力を消耗して疲れの原因になります。

3.入浴前に掛け湯・シャワーを

湯船に入る前にまず掛け湯やシャワーを浴びて、体をお湯に慣らせましょう。
掛け湯をせずいきなり入浴すると、急激な温度変化に一気に血液が流れて体に大きな負担をかける恐れがあります。

4.お風呂からゆっくりと上がる

湯船から出るときはゆっくりと上がるようにしましょう。
お風呂から上がるときにふらつきやめまいが起こりやすいので、急に立ち上がるのは避けてください。

このほかには、体に負担がかかりやすい全身浴から半身浴に切り替えたり、入浴時間を短縮したりするのも「のぼせ」予防に効果的です。

お風呂でのぼせたときの対処方法

もしも入浴中にのぼせてしまったときは、すぐにお風呂から出てください。少しでもめまいや立ちくらみを感じて「のぼせたかな?」と思ったら無理をせず入浴を中止するよう心がけましょう。
ここでは、万が一お風呂でのぼせてしまったときの対処方法を挙げていきます。
ただし、症状が重い・なかなか体調が改善しない場合はすぐに病院を受診して医師の指示を仰いでください。

安静にして体を冷やす

のぼせてしまったらまずは安静にしてください。横になるときは頭を低くして足を高くすることで血流の循環を助けることができます。
そして、冷たいタオルやペットボトルなどを使って体を冷やしましょう。
冷やす箇所のポイントは首や脇の下、足元などですが、いきなり冷たいものを当てると体に負担をかける恐れがありますので、少しずつ様子を見て当ててください。洗面器に水を入れて足をつける方法も効果的です。
また、よく温泉などで濡れたタオルを頭に乗せている方がいらっしゃいますが、冷たいタオルで入浴中に頭を冷やすことは「のぼせ」予防にもなります。

水分補給も忘れずに

のぼせていると脱水症状になりやすいため、水分補給は必ず行いましょう。
いきなり冷たい飲み物を大量に口にするのは体に負担をかける恐れがありますので、常温で少しずつ飲むことを心がけてください。
特に吐き気があるときは様子を見ながら水分補給を行いましょう。

「のぼせ」に気をつけながら楽しいバスタイムを!

「のぼせ」に気をつけながら楽しいバスタイムを
お風呂で「のぼせ」が起こる原因や予防・対策についてご紹介しました。
温泉や銭湯などに出かけたときは、つい長風呂してしまいがちですがのぼせて体調不良に陥らないように十分注意してください。
症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故に繋がる危険がありますので、少しでも異変を感じたら無理せず体を休ませてしっかりと水分を補給しましょう。

入浴中の体調に気を配りながら、一日の疲れを癒すリラックスタイムを楽しみましょう!

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