Health/Life

「健康・生活」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧

2023-04-27

今日から試せる! バスルームの整理整頓術

バスルームには、ボディソープやシャンプー、トリートメント、洗顔フォーム……その他にも様々なケアに使う美容アイテムや手桶、バスチェアなど、色々なアイテムを用意しておかなければいけません。
用途のシンプルさとは裏腹に物が増えやすいバスルームですが、その一方で収納スペースは限られています。
今回は十分な収納スペースが取れないにもかかわらず物が増えやすいバスルームを、きれいに整理整頓するためのコツについてご紹介します!

収納スペースのつくり方

バスルームの収納スペースはあまり多くありません。
家族全員が使う分のアイテムをしまうとなると小さな棚には収まりきらず床などに置くことになってしまい、どうしても乱雑な印象に。
そこで、まずは収納スペースを増やすテクニックをご紹介します。

壁に吊るす収納を活用する

お風呂場の壁の多くは、マグネットがくっつくようになっています。
それを利用してマグネットタイプのフックを取り付け、吊るせるものは吊るして収納するようにすれば床や棚がごちゃつくのを防げます。
洗顔ネットやボディスポンジなどの美容アイテムの他、浴槽を掃除するためのブラシなど掃除用具も吊るしておくことで水切れもよくなり、衛生的にもプラスの効果が期待できます。

一見吊るせない物でも、工夫次第で吊るし収納が可能に

チューブ型の洗顔フォームやソープなど、一見吊るせないアイテムでも工夫次第で吊るし収納が可能になります。
S字フックに取り付けたステンレスピンチでチューブを挟むことで、タオルラックやマグネットフックに吊るせます。
お風呂用の棚を購入するよりもずっと安価に整頓できるのもメリットです。
また、ボトル状の物を吊るすことに特化したフックも販売されているので、棚や床にできるだけ物を置きたくない方はぜひ活用してみましょう。

棚は壁に取り付けるマグネットラックがおすすめ

浴室の床に直接置くタイプの棚も多いですが、床のスペースを使う分バスルームが狭く感じるようになってしまいます。
おすすめなのは、バスルームの壁にマグネットで取り付けて使うマグネットラック。
直接吊るすことができないアイテムはラックにしまうようにすれば、床面積を広く使えます。
フックを安定して引っ掛けられる場所があるカゴとマグネットフックとを組み合わせればラックのような使い方もできますし、S字フックを増やして吊るす箇所を増やすのも簡単です。

細々したアイテムはシャワーラックにまとめて

シャワーにかける「シャワーラック」は、細々としたアイテムを収納するのにおすすめです。
ヘアブラシや歯ブラシなど小さなアイテムは、ボトルなどの大きなサイズのアイテムと一緒にしておくと取り出しにくく、見た目にもあまり整頓されているように見えません。
シャワーラックはシャワーホルダーに取り付けるだけで簡単に設置できるので、壁に吊るしたり棚にしまったりする物とは別に細々としたアイテムをまとめる収納スペースとして用意するとさらにバスルームがすっきりとした印象になります。

床に置くならコーナーに収まる形状のラックを

たっぷりの収納スペースを確保するなら、やはり床に置くタイプの棚やラックを用意する必要があります。
おすすめなのは、バスルームのコーナーに収まる形状のラックを使うこと。
回転式の円柱状のラックなら、バスルームの隅に置けるので窮屈さを感じさせません。
その他の形状でも、収納力だけでなく省スペースかどうかを重視して選ぶのがおすすめです。

容器を揃えると実用性も見た目の美しさもアップ!

ボディソープやシャンプー、トリートメントなどのボトルは、スペースを効率的に使うためにも同じシリーズの容器に詰め替えるのがおすすめです。
既存の物は円形・楕円形のデザインのボトルが多いため、並べて置くとどうしても小さな隙間が生まれてしまいます。
せっかくラックを用意しても、ボトルをきれいに収めることができなければ結局収納スペースを無駄にしてしまうことに。
できれば円形や楕円形のものではなく、四角形でラックにぴったり収納できるような形状のボトルを使うようにしましょう。

また、壁に直接設置できるマグネット付きのディスペンサーもおすすめです。
ラックや床にボトルを置くと底に汚れが溜まってしまい掃除にも手間がかかりますが、壁に設置するディスペンサーならその心配もありません。
インテリアとしても、ホテルライクなバスルームを演出するのに一役買ってくれるおしゃれなアイテムです。

おもちゃは専用の収納アイテムを活用しよう

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お風呂用のおもちゃを揃えていることも多いはず。
お風呂のおもちゃは、専用の袋にまとめて壁に吊るして収納するのがおすすめです。

吸盤が付いているタイプの袋であればどこでも好きな場所に取り付けられるので、お子さんが直接手の届く高さに吊るしてあげることもできます。

すっきり整理整頓されたバスルームで楽しいバスタイムを

すっきり整理整頓されたバスルームで楽しいバスタイムを
毎日の疲れを癒すバスルームは、できるだけ快適で清潔な空間にしたいものです。
きれいに整理整頓されたバスルームなら便利なだけでなく、居心地よくよりリラックスできるバスタイムを過ごせるはず。
ちょっとした工夫で数々のアイテムをすっきりと収納できるので、ぜひ今回ご紹介したテクニックを試してみてください。

2023-03-30

リラックス効果でストレス解消! 入浴で自律神経を整えよう

入浴には身体を清潔に保つだけでなく、心にも良い影響を与えることが知られています。
特に最近では自律神経との関係性が注目されており、入浴によって自律神経を整えることでストレス解消や睡眠の質向上につながるとされています。
今回は、入浴と自律神経の関係や効果、入浴方法などについて解説します。

自律神経の乱れとその影響

自律神経は呼吸や心拍数、血圧などの自動的な身体機能を調整するために働く神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの部分があり、交感神経は身体を興奮させて心拍数や呼吸数を上げ、血圧を上昇させます。
一方、副交感神経は身体をリラックスさせ、心拍数や呼吸数を下げて血圧を下げます。

この自律神経が乱れると身体のバランスを崩すことがあり、様々な症状を引き起こします。
例えば、交感神経が優位になりすぎるとストレスや不安、不眠、高血圧などが引き起こされ、副交感神経が優位になりすぎると消化不良や低血圧、倦怠感などが引き起こされることがあります。

自律神経の乱れを改善するためには、生活習慣の改善が必要で規則的な食生活や適度な運動、ストレスを減らすためのリラックス法などが有効です。
そして入浴も自律神経のバランスを整えるために効果的で、副交感神経が優位になりリラックス効果が生まれます。
湯船に浸かることで身体が温まり、心身ともにリラックスしやすくなるので日常生活で手軽にできる自律神経を調整する方法の1つなのです。

入浴と自律神経の関係性

入浴で身体が温まることで血管が広がり、血流が良くなります。
このため、筋肉の緊張が緩和され交感神経が抑制されるので、ストレス解消や疲労回復につながります。
入浴中に行う深呼吸などの呼吸法も副交感神経を刺激するため、自律神経を整える効果があります。

また、水圧による血行促進の効果もあり、血管を広げることで血液循環が促進され身体の不調を改善する効果も期待でき、浮力によって筋肉や関節が和らぐことでもリラックスになります。
その他には、身体を温めることで免疫力を高める効果もあります。
体温が上昇することで白血球が活性化し、病原体と戦うための免疫機能が向上するため風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。

夜のお風呂で眠りを改善

入浴は、睡眠の質向上にも効果的です。
副交感神経が優位になることで身体がリラックスし、心拍数や血圧が下がって入眠しやすくなります。
湯船に浸かることで身体が温まり、体温が下がるときには副交感神経が優位になるため、身体の内部時計が調整され睡眠の深い段階に入ることができます。

就寝前に入浴することで、ストレス解消と睡眠の質向上が相乗効果を発揮します。
入浴時間は就寝のおよそ1時間前を目安にして下さい。

自律神経を整えるために注意すべき入浴方法

入浴で自律神経を整える効果を最大限に引き出すためには、湯船に浸かる時間や温度、お風呂上がりのケアなどに注意が必要です。
熱いお湯は血圧や脈拍を高めて交感神経を優位にしてしまうため、リラックスできずに疲れがとれにくくなります。

さらに、長時間浸かっていると大量に汗をかいてしまい、脱水症状やさらなる疲労の原因になります。
湯船に浸かる時間は個人差がありますが一般的には10〜15分程度が適切とされています。
湯船の温度は体温より1〜2℃高めが理想的で、42℃以上のお湯は身体に負担をかけるため避けた方が良いでしょう。
また、お風呂上がりには肌をしっかりと保湿することが大切です。

熱を出している時や体調によっては入浴をしない方が良い場合もあるため、個人の体調や状況に合わせて入浴して下さい。

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を
このように入浴は、身体を清潔にするだけでなく自律神経のバランスを整えストレス解消につながり、就寝前に入浴することで睡眠の質向上効果が期待できます。
湯船に浸かることで筋肉の緊張が緩和され、副交感神経が優位になってリラックス効果が出やすいので、ぜひ毎日の入浴を大切にして健やかな生活を送りましょう。

2023-02-28

お風呂で花粉に負けない身体を! 花粉症を和らげるのに効果的な入浴のコツ

暖かい春が近づくにつれて気になり始める花粉症。
飛散した花粉を吸い込んでしまうことで起こる「目のかゆみ」や「鼻づまり」、「頭がぼーっとする」などの辛い症状を避けるためにマスクやゴーグル、飲み薬などの対策グッズが数多く販売されていますが、花粉症対策にはお風呂を活用するのも有効な手段の一つです。
そこで今回は、花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介します。

花粉症対策に効果的な入浴法

花粉症はご存知のとおり花粉に対するアレルギーですので、辛い症状を和らげるためにはまず原因物質となっている花粉を除去することが大切です。
ここでは、お風呂で花粉対策の効果を上げる基本的な入浴方法を解説します。

1.シャワーで花粉をしっかり落とす

入浴したらまずはシャワーで髪や顔など体についた花粉をしっかり洗い流しましょう。
外出すると花粉が衣服や髪、顔などに付着するので、帰宅後はなるべくそのまま室内へ持ち込まずに早めにお風呂に入って洗い流すようにしてください。
さらに、花粉が付いた衣服は部屋に持ち込まないようになるべく玄関で着替えてすぐに入浴すると効果的です。

また、花粉をしっかり落としたいからといってゴシゴシ洗い過ぎてしまうと、異物や刺激などからお肌を守るバリアに必要な皮脂や水分などまで落としてしまいますので、シャワーを駆使してなるべく優しく洗うようにしてください。

2.湯気を意識的に吸い込むのも効果的

入浴中は、お風呂の「湯気」を意識的に吸い込むように心がけましょう。
温かい湯気を吸い込むことで鼻腔内に湿り気が出て花粉を洗い流しやすくなるほか、鼻づまりの原因となる鼻の粘膜の充血を一時的に解消する効果もあります。
ちなみに湯気の吸入は日本ではあまり一般的ではありませんが、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では鼻や気道の症状緩和でよく行われている温泉療法の一種です。

3.スキンケアもしっかり行う

花粉症の時期は免疫機能が低下して肌の状態も悪化しやすいので、保湿・保護成分などを含んだ肌に優しいボディソープや石鹸を意識的に使用してケアしていきましょう。
また、肌の乾燥は花粉症によるかゆみや肌荒れをより悪化させる原因となりますので、お風呂上りのスキンケアも欠かせません。ボディローションやクリームなどを使ってお肌をいたわりましょう。保湿力が高いもののほかには、なるべく低刺激のものを選ぶのがポイントです。

お風呂の温度はぬるめに! 花粉症対策の注意点

入浴時のお湯の温度は38〜40℃ほどのぬるめに設定しましょう。
42℃を超える熱いお湯に浸かるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が出てきてしまうことが分かっており、目のかゆみなどが悪化する原因となるので注意が必要です。

入浴時間は15分くらいを目安とし、ぬるめのお湯に浸かってゆっくり体と心をリラックスさせてください。
花粉症は疲労やストレスで悪化するともいわれていますので、シャワーだけで済まさず湯船に浸かって日頃の疲れを落としましょう。

お風呂から出た後は湯気の中でよくタオルドライし、花粉の付着を防ぐためにターバン巻きで上がるのがおすすめです。
また、いくらお風呂で落としても室内に花粉が侵入してしまっていると意味がありませんので、衣服やタオルなどは花粉の時期はなるべく屋外で干さないようにするのが大切です。

ユーカリの香りは花粉症対策に効果的?

花粉症対策にはユーカリの香りが含まれたバスソルトなどを活用するのもおすすめです。
コアラが食べることで有名な「ユーカリ」のエッセンシャルオイルに含まれる「シネオール」という芳香成分は、スーッと爽快な香りが特徴であり花粉症の辛い鼻づまり解消にも効果を発揮します。

お風呂の湯気によって手軽にユーカリの有効成分を取り入れることができますので、ゆっくり入浴を楽しみながら深呼吸するように蒸気を吸い込みましょう。
また、ユーカリには風邪やインフルエンザなどの初期症状への免疫を強化する働きがあるといわれています。

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう!

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう
花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介しました。
辛い花粉症には毎年マスクや飲み薬だけで対策していたという方も、まずは日頃の入浴方法から見直して花粉に負けない身体を作りましょう!
簡単に取り入れられるものばかりですので、是非実践してみてくださいね。

2023-01-30

お風呂でのぼせる原因とは? 知っておきたい予防・対策のポイント

入浴には一日の疲れを癒すリラックス効果などがある一方で、長時間お風呂に浸かることで起こる恐れがある「のぼせ」には注意が必要です。
自宅以外にも銭湯や温泉などに出かけた際につい長風呂してしまってクラクラしたり、頭痛・吐き気を催したりした経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「のぼせ」が起こる原因や予防・対策について解説しますので、特に長時間お風呂に浸かることが多い方はしっかり確認しておきましょう。

お風呂で「のぼせ」が起こる原因は?

お風呂から上がってクラクラしたり、頭痛や動悸、吐き気を催したりする症状に代表される「のぼせ」は主に血圧・血流の働きが関連して起こることがあります。

まず入浴して身体が温まってくると全身の血行が良くなり、血管が広がって血圧が下がりやすくなります。
そして、長時間入浴していると水圧によって血流が促進されて、血液が脳へ流れやすい状態になるのですが、この状態でお風呂から上がろうと急に立ち上がることで血液が手足に向かって一気に流れていくため、血圧の低下に伴って脳への血流が減ってしまうのです。
この働きによってクラクラ感やめまい、吐き気や頭痛といった「のぼせ」の症状が現れることがあります。

また、「のぼせ」は長い時間の入浴だけでなく、熱いお風呂に入ったときや日頃から血圧が高いという方ものぼせる原因となる恐れがありますので注意が必要です。
特に症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故へと繋がる危険がありますのでしっかり予防・対策を取りましょう。

「のぼせ」を予防するポイント

お風呂でのぼせるのを防ぐために以下の4つのポイントをおさえて、楽しいリラックスタイムを過ごしましょう。

1.水分補給はしっかり行う

お風呂に入る前にまずはしっかり水分補給をしてください。
入浴中は自分でも気づかないうちに汗をかいており、血液中の水分量が少なくなることで脱水症状がなりやすくなる恐れがあります。
入浴中に喉が渇いたと思ったらその都度水を飲みましょう。

2.温度設定・入浴時間は適度に

お風呂の設定温度が高いとのぼせやすくなってしまうため、湯船は約38℃〜39℃と低めの温度に設定するようにしましょう。
湯船に浸かる時間は15分くらいを目安とし、全身が軽く汗ばむくらいのタイミングで上がるとよいでしょう。
長風呂は「のぼせ」の原因となるだけでなく、体力を消耗して疲れの原因になります。

3.入浴前に掛け湯・シャワーを

湯船に入る前にまず掛け湯やシャワーを浴びて、体をお湯に慣らせましょう。
掛け湯をせずいきなり入浴すると、急激な温度変化に一気に血液が流れて体に大きな負担をかける恐れがあります。

4.お風呂からゆっくりと上がる

湯船から出るときはゆっくりと上がるようにしましょう。
お風呂から上がるときにふらつきやめまいが起こりやすいので、急に立ち上がるのは避けてください。

このほかには、体に負担がかかりやすい全身浴から半身浴に切り替えたり、入浴時間を短縮したりするのも「のぼせ」予防に効果的です。

お風呂でのぼせたときの対処方法

もしも入浴中にのぼせてしまったときは、すぐにお風呂から出てください。少しでもめまいや立ちくらみを感じて「のぼせたかな?」と思ったら無理をせず入浴を中止するよう心がけましょう。
ここでは、万が一お風呂でのぼせてしまったときの対処方法を挙げていきます。
ただし、症状が重い・なかなか体調が改善しない場合はすぐに病院を受診して医師の指示を仰いでください。

安静にして体を冷やす

のぼせてしまったらまずは安静にしてください。横になるときは頭を低くして足を高くすることで血流の循環を助けることができます。
そして、冷たいタオルやペットボトルなどを使って体を冷やしましょう。
冷やす箇所のポイントは首や脇の下、足元などですが、いきなり冷たいものを当てると体に負担をかける恐れがありますので、少しずつ様子を見て当ててください。洗面器に水を入れて足をつける方法も効果的です。
また、よく温泉などで濡れたタオルを頭に乗せている方がいらっしゃいますが、冷たいタオルで入浴中に頭を冷やすことは「のぼせ」予防にもなります。

水分補給も忘れずに

のぼせていると脱水症状になりやすいため、水分補給は必ず行いましょう。
いきなり冷たい飲み物を大量に口にするのは体に負担をかける恐れがありますので、常温で少しずつ飲むことを心がけてください。
特に吐き気があるときは様子を見ながら水分補給を行いましょう。

「のぼせ」に気をつけながら楽しいバスタイムを!

「のぼせ」に気をつけながら楽しいバスタイムを
お風呂で「のぼせ」が起こる原因や予防・対策についてご紹介しました。
温泉や銭湯などに出かけたときは、つい長風呂してしまいがちですがのぼせて体調不良に陥らないように十分注意してください。
症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故に繋がる危険がありますので、少しでも異変を感じたら無理せず体を休ませてしっかりと水分を補給しましょう。

入浴中の体調に気を配りながら、一日の疲れを癒すリラックスタイムを楽しみましょう!

2022-12-26

運動効果アップ?! 運動後の入浴タイミングについて

頑張って運動したあとは、汗を流してリラックスするために早めにお風呂に入りたいですよね。
しかし、実はすぐに入浴してしまうと運動の効果を半減させてしまうといわれていることをご存知でしょうか?
今回は、ダイエットなどを目的に体を動かしているという方に向けて、さっぱり汗を流しつつ運動後の効果も上げる入浴方法についてご紹介します。

運動直後の入浴が望ましくない2つの理由

気持ちのいい汗をかいた運動後は、早めに熱いお湯に浸かれば疲労も取れてダイエットにも効果的なのでは?と考える方もいらっしゃいます。
しかし、実は運動直後の入浴は望ましくないとされており、その主な理由には以下の2点が挙げられます。

脂肪燃焼効果の低下

運動をするとポカポカと体が温まりますが、体内で筋肉の温度が38℃〜39℃程度にまで上昇すると脂肪分解酵素である「リパーゼ」が活性化し、脂肪の燃焼が始まります。
運動による脂肪燃焼効果はリパーゼが大きく関係しており、運動を終えた後も約30分間は余熱効果で脂肪が燃焼しやすい状態が続きます。
ちなみに脂肪燃焼が始まるまでには、運動を開始してから約20分かかるというのが一般的です。

しかし、筋肉を温めすぎて40℃を超えると逆にリパーゼの働きが鈍くなってしまうといわれています。
そのため、運動直後の余熱効果があるタイミングで入浴して体を温めてしまうと脂肪燃焼効果の低下にもつながることになるのです。

疲労回復の遅れに

運動後すぐに入浴すると実は筋肉の疲労回復にも影響します。
筋肉は運動直後、傷ついた状態にあることから、そこに血液がたくさん送られて酸素の供給や老廃物質である乳酸などの排泄が行われ、筋肉の損傷・疲労の回復にあたろうとします。
しかし、このタイミングで入浴してしまうことで血液が皮膚の表面の方へと送られ、全身に分散してしまうのです。その結果、筋肉への血液の供給が滞ってしまい疲労回復が遅れることにつながると考えられています。

運動後の効果を低下させない入浴のポイントは?

それでは、せっかく運動を頑張ったあとに脂肪燃焼効果などを低下させない入浴のポイントを挙げていきます。

運動直後30分間は入浴を控える

運動後にお風呂に入るのは、できるだけ30分ほど経過してからにしましょう。
体の脂肪燃焼効果には先述の「リパーゼ」という脂肪分解酵素が大きく関係しているため、余熱効果で脂肪が燃焼しやすい状態にある運動直後30分間は入浴を控えるようにしましょう。
運動後、30分ほどかけて上昇した筋肉の温度が平常に戻っていくので、この時間をクールダウンとしてストレッチなどを行い、入浴まで間を空けるようにすると効果的です。
また、汗拭きシートや水で濡らしたタオルで体の汗を拭くと、体温が下がって筋肉の温度も低下してしまうため、乾いたタオルで拭くなどして無理のない範囲で自然と温度が下がるのを待ちましょう。

そして、運動後30分経過し、体がクールダウンしたらお湯にゆっくり浸かりましょう。39℃くらいのぬるめのお湯に設定するのがおすすめです。
しっかり水分補給しながら、疲労した筋肉のマッサージを行いましょう。

運動直後はシャワーで汗を流すのもおすすめ

運動直後に汗だくで「30分間も待てない!」というときには、ぬるめのシャワーを浴びるようにしましょう。
ただし、「リパーゼ」は40℃を超えると逆に働きが鈍くなってしまうといわれていますので、お湯の温度を38〜39℃くらいに設定するようにしてください。
シャワーであれば、湯船のように体を温めすぎるということはありませんが、脂肪燃焼効果を高めるために熱めのお湯は避けましょう。
ぬるめのシャワーを浴びながら30分経過した後は湯船に入ってもOKです。

ぬるめのシャワー・マッサージで脂肪燃焼効果アップ?

「リパーゼ」によって活性化する脂肪の燃焼効果をさらにアップさせたい場合には、38〜39℃ほどのシャワーをできれば5分以上浴びるようにしましょう。
30分経過しても脂肪燃焼時間を持続させることができるといわれています。
こちらは入浴とは異なり、運動後にすぐにシャワーを浴びるようにして筋肉を冷やさないようにするのが重要です。
その際は体が温まりやすい首になるべくシャワーを当てるようにして、マッサージをしながら筋肉に刺激を与えるようにしましょう。

まとめ

まとめ
さっぱり汗を流しつつ運動後の効果も上げる入浴方法についてご紹介しました。
せっかく頑張って運動したあとはすぐに汗を流したくなりますが、特にダイエットなどを目的に体を動かしているという方は、脂肪燃焼・疲労回復のためにも30分は間を空けるようにするのがおすすめです。
これまで運動の効果があまり感じられなかったという方はもちろん、これから頑張ってみようという方も是非試してみてくださいね!

2022-11-29

子どもがお風呂を嫌がる理由は? 楽しく入浴してもらうコツや工夫

お子さんが「お風呂に入るのを嫌がって困る」ということはありませんか?
子どもがお風呂を嫌がるのには理由があることが多く、「もっと遊びたいから」「顔や頭が濡れるのが嫌」「つまらないから」など、様々です。
そこで今回は、お風呂嫌いの子どもに対し、楽しく入浴してもらうコツや克服する工夫をご紹介するので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

子どもがお風呂に入る環境を整える

子どもがお風呂を嫌がるのには、いくつかの理由がありますが、例えば下記のようなものが挙げられます。

・お湯が熱すぎるから
・シャワーが怖いから
・お風呂場が寒いから
・まだ遊びたいから
・お風呂の時間がつまらないから

お風呂嫌いを克服するには、入浴で嫌な思いをしない楽しい空間・環境にすることが近道です。

お湯の温度は「ぬるめ」にする

小さな子どもとお風呂に入る時は、温度は大人ではぬるいと感じるくらいの37~40℃を目安に設定しましょう。
大人が「心地よい」と感じる温度は、子どもにとっては熱いと感じる可能性があり、皮膚が痛いと感じる子もいます。
浴槽の容量も少なめにし、入浴時間は10~15分程度にしましょう。
子どもは体が小さいので、低い湯温、少ない湯量、短い時間でも体全体が温まるといわれていて、一方でのぼせやすく、脱水症状になりやすいので注意が必要です。
入浴の前後には、コップ1杯程度の水を飲んで水分補給をさせましょう。

シャンプーやシャワーを優しくする

まず、シャンプーは目に入ってもしみないものを選びましょう。
目にしみにくい低刺激の洗浄成分を使っているタイプがおすすめですが、子ども用シャンプーであればほとんどが低刺激のものです。
また、子どもの中には、お風呂のお湯を怖がったり、シャワーの強い水圧が苦手だったりする子もいます。
もしも水やシャワーを怖がる場合は、代わりに手桶を使って優しく体を洗ってあげましょう。
シャワーを怖がる子どもには、無理に浴びさせる必要はありません。
「お風呂は怖くない」ということを時間をかけてゆっくりとわかってもらい、お風呂に慣らしていきましょう。

脱衣所を心地よい環境にする

お風呂に入るのが嫌だという理由の中に、お風呂場や脱衣所が寒いのが理由になっているケースも少なくありません。
寒いからという理由でお風呂を嫌がる場合は、お風呂場や脱衣所を暖めてから入浴させることをおすすめします。
もし、浴室に暖房機能がない場合や、脱衣所に暖房器具を置けない場合は、換気扇を止めて浴槽のふたを開けたままにしておくと、湯気で浴室が暖かくなります。
また、浴室だけでなく、脱衣所やリビングも寒くないように室温を調節してください。リビング、脱衣所、浴室の温度差が少ないことで、湯冷めや冷えも防げます。

子どもが遊びに夢中でお風呂に入りたがらない場合

子どもが「まだ部屋で遊びたいから」という理由でお風呂に入りたがらない場合は、入浴自体を嫌がっているわけではないことが多いです。
お風呂に誘うタイミングを変えてみるとスムーズに入ってくれることがありますし、おもちゃやぬいぐるみを使って子どもをお風呂場に誘導するのも効果的です。

脱衣所に専用のおもちゃを用意しておけば、それらを楽しみにお風呂に行く子もいます。

お風呂を楽しい時間にするためには? おすすめグッズ

ここでは、子どもがお風呂を少しでも楽しめるようになってくれるような方法をいくつかご紹介します。
お風呂が苦手な子どもには、お風呂に楽しいイメージを持たせてあげましょう。
例えばお風呂が楽しくなるような遊びやおもちゃ、グッズを使うと効果的です。そうすれば、お風呂場は一気に遊び場に変わります。

簡単に消せるお風呂クレヨン

お風呂クレヨンを使えば、お風呂の壁に大きな絵を描くことができるので、お絵かきが好きな子どもにおすすめです。
普通の紙のクレヨンとは違い、浴槽の壁にお絵かきができ、スポンジとお湯で簡単に洗い流すことができるクレヨンです。
描いては消すを繰り返せるので、時間を忘れてバスタイムを楽しんでくれます。
注意点としては、浴槽の壁材によっては、クレヨンが落ちにくい場合がありますので、お風呂クレヨンお絵かきボードを用意しても良いでしょう。

お風呂のスポンジ付きのぬいぐるみ

スポンジ付きのぬいぐるみは、「ひよこ」「カエル」「イルカ」などのぬいぐるみが定番で、体も洗えるふわふわの泡が作れる上に遊ぶこともできます。
特にポリエステルのメッシュ素材のものは水切れもよく乾きやすいのが特徴で、肌の弱い子どもでもモコモコの泡で体を優しく洗ってあげることができます。

水鉄砲のおもちゃ

100円ショップなどで手に入る水鉄砲は、お風呂嫌いのお子さんを魅了する定番アイテムです。
壁に向かって撃って射撃練習をしたり、体を洗ったときの石鹸を水鉄砲で洗い流したり、飽きることなく遊んでくれることでしょう。

シャボン玉

シャボン玉は屋外では空高く飛びますが、お風呂では近い距離で触れることができるので、楽しいアイテムです。
お子さんにお風呂で思う存分シャボン玉で遊ばせてあげましょう。
仮にシャボン玉の液ををこぼしたとしても、お風呂のお湯で洗い流すだけなので、後片付けも簡単です。

触ると仕掛けがあるおもちゃ

押すと光ったり、メロディが流れたりする光や音のアクションがあるおもちゃも夢中にさせることでしょう。
浴室をいつもより少し暗めにすると、いつもと違う楽しい雰囲気になり、バスタイムがより一層楽しくなります。

おもちゃ付きバスボールを使う

最近、スーパーや薬局でよく見かけるようになった「おもちゃ付きバスボール」。
お湯に入れると溶けて、中からマスコットなどの小さなおもちゃが出てくるという、子どもにとっては魅力的なアイテムです。
ただ、毎日使うとなると高くつくので、特別な日の最終兵器として用意しておくと良いでしょう。

さまざまなタイプの入浴剤を使ってみる手も

入浴剤を子どもに入れてもらうのもおすすめです。
入浴剤が溶けて香りがし、お湯がきれいな色になるのを見ると、子どもは大喜びしてくれることでしょう。
数種類用意し、子どもにくじ引きのように選んでもらって日替わりで使うのも楽しいですね。

固形タイプには、子どもが好きなキャラクターの形に成形されたものや、おもちゃと一緒に販売されているものもあります。
入浴剤は、子どもに喜ばれることはもちろん、肩こりや冷え性、疲労回復に効果があり、大人も育児疲れを癒すことができますよ。

子どもの趣味や年齢に合ったおもちゃ・グッズを選ぼう

お部屋で遊ぶおもちゃと同様に、お風呂のおもちゃ・グッズも子どもの趣味や年齢に合わせて選びましょう。
大切なのは、日頃からどんなものが好きなのかを考え、その子に合ったものを選んであげることです。

子どもが喜ぶと思って買っても見向きもされないということにならないように、子どもに選ばせるのも一つの手です。

子どもがお風呂を好きになれば楽しい時間を過ごせる!


子どものお風呂嫌いを克服させるのは親にとっては大変なことですが、アイデア次第で子どもにとって楽しい時間にもなります。
簡単にはいかないかもしれませんが、ぜひお子さんと素敵なバスタイムを過ごしてくださいね!

2022-10-31

電気風呂の効果的な入浴方法とは? 効能・注意点について

銭湯や健康ランドでジェットバスなどとともによく設置されている「電気風呂」。
その名の通り電気が流れているお風呂であり、一度は入ってピリピリするような感覚を体験したことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、電気風呂は電流による健康促進やマッサージなど様々な嬉しい効果が期待できます。
そこで今回は電気風呂の仕組みや効果的な入浴方法、注意点などをご紹介します!

電気風呂とは?

電気風呂は、コーンフレークで有名なケロッグ社を設立したアメリカの医学者であるジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士が、サナトリウム療法という自然療法の一環で開発した装置です。
日本に電気風呂が伝わった時期は諸説ありますが、一般的には昭和8年に京都府の船岡温泉で最初に設置されたといわれていて、今でも関西圏を中心に多く普及しています。

電気風呂には、連続刺激のベーシックタイプ、揉まれるような感覚のマッサージタイプ、肩たたきのような感覚のタタキタイプ、前述の全てを兼ね備えて浴槽全体に電流が流れるマルチタイプなど種類も様々で、多くの銭湯や健康ランドではマルチタイプが採用されて主流となっています。

浴槽内に電極板が取り付けられており、そこから体に害がない程度の電圧で微量な低周波電流を流し、体内のイオンを調節して筋肉を収縮させ、水圧によるマッサージ効果とともに、血流を促進する効果が期待できます。
さらに、お湯の温熱効果との相乗効果により血流がよくなることで肩こりや腰痛、関節痛や神経痛、リウマチなどを改善してくれるほか、冷え性やむくみ、慢性疲労など、様々な体の不調を和らげる効果があるとされています。

ただし、あくまでも一時的なものに過ぎないため、少しでも効果を長続きさせるためには、電気風呂に浸かる頻度を増やすことをオススメします。

電気風呂でピリピリと痛みを感じることがあるのは何故?

電気風呂に入ったときにはピリピリとした痛みを感じることがあります。
実は、電気風呂の刺激が痛いと感じるのは、静電気と同じ原理なのです。
お風呂の電流と、普段体内に流れている生体電流が交換されることで起こる痛みであり、生理現象とも言えます。

電気風呂に慣れている方でも刺激を感じることがあり、電極が近いと刺激が強くなるケースもあるので、まずは離れたところから試してみるとよいでしょう。
どうしても我慢できない場合は、無理をせず、徐々に体を慣らしていきましょう。

電気風呂の効果的な入浴方法

銭湯や健康ランドを訪れた際、電気風呂を見かけると何となくそのまま入るという方がほとんどではないでしょうか?
ここでは電気風呂の効果を上げる入浴方法を解説します。

温めてからゆっくり浸かる

電気風呂に入る前に、まずは普通のお風呂で体をしっかり温めましょう。お湯に体を慣れさせたら、足から電気風呂にゆっくりと浸かっていきます。
いきなり全身から浸かるのではなく、刺激の強い電極部分から離れた場所からゆっくり入り、最初に手や足で電流の刺激を確かめるようにするとよいでしょう。
アクセサリー類をつけて入浴している方は、電気風呂では金属から強い刺激を受ける恐れがあるため、大変危険ですので必ずあらかじめ外してください。

長湯は避ける

電気風呂の場合、長湯は厳禁です。入浴時間の目安は長くても1回3分ほどにし、休憩を挟みつつ2〜3回浸かるのが効果的といわれています。
1日に何十回も浸かったり、長時間浸かったりするのは体に負担がかかり危険を伴いますので時間・回数はきちんと守るようにしてください。
なお、電気風呂の電流は筋肉を直接刺激するEMS効果とは別の周波数になるため、筋力アップの効果はほとんど期待できません。

電気風呂に入る際の注意点

電気風呂には様々な効果が期待できる一方で、入るのが危険な方もいらっしゃいます。
微弱とはいえ身体に電流を流すわけですから、以下に該当する方は安全のため電気風呂への入浴は避けてください。

ペースメーカーなど医療機器を使っている

ペースメーカーなどの医療機器を使っている方は、電気風呂への入浴は避けましょう。
微量の電気が流れているため機械に何らかの支障をきたす恐れがあります。
最悪の場合は生死にかかわる危険もありますので注意してください。

高血圧

高血圧の方も電気風呂への入浴は避けましょう。
電気風呂には血行を促進させる効果があるため、高血圧の方が浸かると血行が良くなりすぎて危険な場合があります。
ご自身の判断で入るのは避けて、事前にかかりつけの医師に相談してください。

そのほかにも、動脈硬化や心臓病の方、妊婦さんや高齢者の方、乳児は電気風呂への入浴は極力避けることをオススメします。
また、特に疾患などもなく体調がよい方でも、体質によっては強い刺激を受ける可能性がありますので入浴前に注意書きなどは必ず確認しましょう。

電気風呂を活用して健康的に体をリラックスさせよう

電気風呂を活用して健康的に体をリラックスさせよう
このように電気風呂は安全な入浴方法を守ることで、多くの効果を得ることができます。
ピリピリとした電気刺激で初めは軽い痛みを感じることもありますが、なかなか疲れが取れない方、慢性疲労でお悩みの方は電流の弱い場所、電極から離れた場所からぜひ一度試してみてください。
ただし、ご自身の持病や体質、その日の体調によっては電気風呂を控えた方が良い場合もありますので、注意事項をよくご確認した上でお楽しみください。

2022-08-30

お風呂でできる簡単ダイエット! 入浴ついでに効果的なエクササイズ5選

お風呂に浸かることは健康に良いと言われていますが、ダイエットにも効果的で、簡単なエクササイズを混ぜるとより効果が上がります。
浮力や水圧、水の抵抗などのお風呂ならではのメリットを活用し、腕や足を揺らすだけでも良い運動になり、温かいお湯の中でリラックスしながら気軽に行えるのも魅力的です。
今回は、お風呂で簡単かつ効果的な入浴方法やエクササイズについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

お風呂ダイエットの方法や効果はどんなもの?

お風呂ダイエットのメリットは、毎日の入浴時間を利用するので習慣化して続けやすく、思い立ったその日からすぐでき、週2〜3回でも毎日でもやりたい時にやれるハードルの低さにあります。
もちろん特別な道具も不要で、リラックスしてできるので、筋トレが苦手な人にも向いています。
また、一般的に良いとされている入浴法を身に着けることができれば、健康面でも良い効果を得ることができます。

お風呂ダイエットや入浴の効果は以下の通りです。

・消費カロリーが大きい
・血流、血行が良くなる
・無駄な食欲が抑えられる
・体内の毒素が排出される
・基礎代謝が向上する
・むくみが解消される

ただ、これらは湯船に浸かることで得られるものですので、シャワーではなく湯船にしっかり浸かってください。

ダイエットにも効果的な入浴方法

半身浴よりも全身浴のほうが効果的

全身浴と半身浴どちらが効果的かと言うと、実は全身浴です。
半身浴の方がダイエットのイメージが強いとイメージしている人もいるかもしれませんが、鎖骨まわりに身体の老廃物を排出するために重要な「リンパ節」がたくさんあるため、鎖骨あたりまでしっかり浸かる全身浴の方が効果的です。

リンパや血液の流れが良くなるとしっかりとデトックスでき、むくみなどの解消につながるので、身体がとてもスッキリします。
体温が上昇することによって免疫力や基礎代謝が上がり、リンパや血液の流れの促進にも繋がることからも、体温が上がりやすい全身浴がおすすめです。

お湯の温度と入浴時間は?

お湯の温度は40℃で、入浴時間は15分程度が良いとされていて、これはお湯が熱すぎると長く浸かっていられず、身体の深部まで温められないからです。
また、交感神経が優位になって眠りの質が低下するため、副交感神経が優位になる40℃以下のお湯に浸かるのがベストです。

逆にお湯の温度が低すぎる場合は、血行が良くなるのに不十分だったり、しっかり汗をかけなかったりするので、40℃のお湯に15分ほど全身浴をすると良いでしょう。
身体の芯までしっかり温まり、自律神経も整えられ、睡眠の質が上がります。
ただ、もしこれからご紹介する運動を軽く行う場合は1~2℃低くても良いでしょう。

寝る何時間前までに入浴すれば良い?

もしも湯船に浸かるだけの日は、寝る1時間前までに入浴するのがおすすめですが、軽い運動を行う場合は体温が上がりすぎることもあるので、2時間前までが理想です。
入浴で体温を一時的に上げると、その体温が下がってくる時に副交感神経が優位になるため、リラックスした状態で入眠できます。

また、睡眠中は脂肪を分解する成長ホルモンが分泌されるため、睡眠の質が良いとホルモンバランスが整って過食を防ぐ効果があり、つい食べてしまいがちな夜食によるカロリーの摂取を防ぐこともできるのです。

入浴前や入浴中はしっかり水を飲む

入浴中は体内の水分が汗となって多く排出されるため、入浴前には必ず水を飲んでおきましょう。
水が入ったペットボトルを持っていって入浴中に飲むのもおすすめです。
ただ、冷たすぎる水をたくさん飲むと太りやすい傾向にあるので、常温の水にしましょう。

お風呂でできる簡単エクササイズ5選

1.入浴ついでにできる時短トレーニング「自転車こぎ」

1. 湯船につかってお風呂の淵に手を置いて姿勢を安定させる。
2.背筋を伸ばした状態で、自転車をこぐように脚を動かす。

たったこれだけですが、その分、大げさなくらいバシャバシャと脚を動かして良いです。
湯船の中で身体を動かすと、水圧の分だけエネルギーの消費量が増え、下半身の筋肉をしっかりと鍛えることができます。
効率的に運動量を確保できますが、特に高血圧やのぼせやすい方は無理のない範囲にして下さい。

2.むくみ・ゆがみも改善する「正座浴」

正座浴は、ふくらはぎに圧がかかり、血流が良くなります。
脚のむくみが解消されるのと同時に、骨盤が整ってゆがみも改善できます。

1.かかとを開いた状態で正座する(両足の指先を合わせて座る)
2.ひざを軽く開いて手のひらを鼠蹊部に置く(骨盤が正しい位置に動きやすいように)
3.背筋を伸ばしてキープ(胸を開いて姿勢良く座り1分〜2分ほどキープ)

体が歪むと筋肉をうまく使うことができなくなってしまい、脂肪がつきやすい体質になるため、正座浴はその歪みをリセットするのに効果的です。
また、ふくらはぎに圧がかかることで血流が良くなるので、脚のむくみ解消にもなります。

3.代謝を上げる「腸もみマッサージ」

1.両手を重ね、大腸のあたりをマッサージ(時計回りにもみこむ)
2.小腸のあたりをマッサージ(おへその周辺に圧をかけて押してもみこむ)

また、腰の後ろには消化に影響のあるツボがあるため、腰を親指の腹で押すのも良いでしょう。

4.水圧を味方につける「脚やせマッサージ」

1.片方のひざを曲げる
2.ふくらはぎを床と平行にもち上げる
3.両手でふくらはぎを強くつかむ
4.ひざの高さを保ち、足首を左右に回す(10回程度)

水圧で負荷がかかるお風呂は普段よりもストレッチの効果があり、脚のゆがみも改善しやすいです。

5.お尻をふって「ウエスト絞り」

1.バスタブの中でひざを立てる
2.お尻から少し離れた後ろに手をつく
3.ひじを伸ばして息を吐きながらお尻を浮かせる
4.そのままお尻を左右に動かす

これを10回やるだけでも、おなかや腰周りの脂肪が燃焼されます。
湯船の中で筋肉がほぐされ、さまざまな筋肉を同時に刺激することができ、浮力があるため、通常では関節の曲げ伸ばしが辛い人でも痛みが少なくエクササイズできます。

まとめ

まとめ
このようにお風呂の入り方を工夫することで、効果的なダイエットを行うことができます。
「ダイエットが続かない」「忙しくて時間がない」と挫折している人にとっては、毎日の入浴時間を利用できるのは嬉しいポイントです。
身体をキレイにするだけでなく、健康な状態にする絶好の機会でもあるのです。
ただ、水中では多少の負荷がかかるため、あくまでも無理のない範囲で行なって下さい。

ぜひ、リラックスとエクササイズの程よいバランスを見つけ、ご自身なりの入浴方法をマスターし、より良いバスタイムにしてみて下さいね。

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