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安眠効果も期待できる! 入浴中にできるおすすめマッサージ
入浴後、体が温まった状態でマッサージをするとより効果的だといわれています。
ですが忙しい一日を乗り越えて入浴した後、さらにマッサージをするのはおっくうだと感じるかもしれません。
お風呂に入った後はすぐにベッドに入りゆっくり休みたいという方には、入浴中にマッサージもしてしまうのがおすすめです。
そこで今回は入浴中にマッサージをするメリットや、無理なくできるマッサージの方法などをご紹介します。
入浴中にマッサージをするメリットとは
入浴中のマッサージには複数のメリットがあります。
まずひとつは、より血行がよくなり、むくみや冷えの解消につながることです。
お風呂に入ると体が温まる上に水圧の効果もあって血行がよくなりますが、さらにマッサージをすることで血行促進の効果が高まります。
体が温まり、血行がよい状態で行うマッサージはよりリンパの流れが活性化され、老廃物の排出にもつながります。
寒い季節にはお風呂を出てから寝るまでに再び体が冷えてしまいがちですが、お風呂上がりのマッサージを事前に済ませておけば湯冷めも最小限に留められるでしょう。
お風呂とマッサージの相乗効果で、筋肉の緊張がより一層ほぐれやすいのも入浴中のマッサージのメリットです。
凝り固まった筋肉をほぐすと睡眠の質が上がるともいわれていますので、睡眠の質を向上させ安眠したい方にもおすすめです。
入浴中にマッサージをするときのコツ
自分でするマッサージは思い立ったときにパッとできるのも魅力ですが、お風呂でのマッサージにはおすすめのタイミングやちょっとしたコツがあります。
それは、体をよく温めてからマッサージを始めることです。
お風呂に入ってすぐマッサージを始めるのではなく、しばらくはゆったりとお湯に浸かって体を温めることに専念しましょう。
体が温まってくると自然と筋肉もほぐれてきますし、関節の可動域も普段よりも広がります。
体が硬い方、つらい肩こりなどに悩まされている方は特に、しっかり体を温めてからマッサージを始めるよう意識してみてください。
お風呂のお湯の温度は、少しぬるめに設定するのがおすすめです。
38度から40度ほどのぬるいお湯に、全身浴の場合は10分から15分ほど、半身浴の場合はもう少し長く時間を取って20分ほど浸かると体が芯から温まります。
お風呂でできる簡単なマッサージ
お風呂では全身のさまざまな部位をマッサージすることができますが、本記事では特に簡単なものをいくつかご紹介します。
こりや疲れが気になる部位を中心に、ぜひ試してみてください。
肩こりや顔のむくみの解消に効果的なマッサージ
肩こりや顔のむくみなどの悩みには、鎖骨近くのリンパをしっかり流すのが効果的です。
まずは手で輪郭をごく軽くはたいた後、首の後ろを下から上にさするように撫でます。
その後は鎖骨をマッサージします。
鎖骨の下の辺りを左右に、そしてそのまま鎖骨の辺りで円を描くように手でさすります。
もみほぐすような動作のない、ごく優しいマッサージです。
手をほぐすマッサージ
日頃あまり意識しない方が多いかも知れませんが、毎日さまざまなことに使う手の筋肉にも疲労が溜まっています。
お風呂でできるもっとも簡単な手のマッサージは、「お湯のなかで手を握ったり開いたりする」というもの。
グーとパーの形を繰り返すだけでもマッサージ効果が得られます。
もう少し丁寧にマッサージするなら、手のあちこちにあるツボを指圧するのがおすすめです。
親指と人差し指の間、少し奥まったところにある「合谷(ごうこく)」、爪の生え際辺りの「爪母(そうぼ)」、手のひらの真ん中の「労宮(ろうきゅう)」の3つのツボを順番に押してみてください。
お腹の筋肉をほぐすマッサージ
お腹の筋肉がほぐれると、代謝アップが期待できます。インナーマッスルを鍛えたい方、ダイエット中の方には、お腹のマッサージがおすすめです。
まずは両手で脇腹をつかみます。
親指がお尻側、残りの4本の指がお腹側にくるように、腰に手を当てるようなイメージです。
そのまま前かがみになり、お腹に4本の指が食い込むような姿勢を取ります。
肘を前に入れるよう意識するのがポイントです。
この姿勢を保ったまま、3回深呼吸をすればオーケーです。
手の位置を少し下げて、お腹ではなく骨盤を両手でつかみ同じように前かがみになって深呼吸をすると、いい姿勢を保つために重要な腸腰筋という筋肉にアプローチできます。
それぞれの位置を手でつかんだら深呼吸するだけという簡単なマッサージなので、ぜひ試してみてください。
マッサージグッズを使うのもおすすめ
自分でマッサージするのが苦手な方には、かっさやマッサージローラーなどのマッサージグッズを使うのもおすすめです。
お風呂で使えるマッサージグッズであれば、手の疲れや届く範囲を気にせず好きなところをほぐせます。
水分も補給しながら体をほぐそう
入浴中でも簡単にできるマッサージについてご紹介しました。
マッサージを入浴中にするとさまざまなメリットが得られるだけでなく、入浴後にマッサージをする時間を取らずに済み、寒い季節でも湯冷めの心配もありません。
入浴時間が長くなるとそれだけ汗をかきますので、しっかりと水分補給をしながらお風呂で体をほぐしてみましょう!
音楽でお風呂タイムを至福の時間に! おすすめの聴き方や空間の作り方
お風呂は身体を清潔にすることはもちろんですが、一日の疲れを癒し、リフレッシュするための大切な時間でもありますよね。
そんな貴重な時間をさらに特別なものに変える方法の一つに「お風呂で音楽を聴くこと」があります。
今回は、お風呂で音楽を聴く魅力やおすすめの聴き方についてご紹介します。
お風呂で聴く音楽の選曲やプレイリストの作り方
お風呂で聴く音楽を選ぶ際には、現在の気分やリラクゼーションの効果を考慮すると良いでしょう。
基本的には、活動的な気分の時はアップテンポの曲を、リラックスしたい時はゆったりとした曲を選ぶのがポイントです。
プレイリストは、曲の流れがスムーズになるように構成しましょう。
静かな曲から徐々にテンポを上げていく、またはその逆のパターンなども良いですね。
また、お風呂に入る時間の長さに合わせて作成することも大切です。
短い入浴時間には短めの、長いリラックスタイムには長めのプレイリストを用意しましょう。
個人の好みや思い出深い曲を取り入れたり、新しいジャンルや未知のアーティストの曲を取り入れたりすることで、気分の変化を楽しむこともできます。
リラクゼーション効果を求める場合は、落ち着いた旋律が魅力的な「クラシック音楽」がおすすめです。
自然の音や、リラクゼーション用に作られた穏やかな曲も心を穏やかにし、ストレスを軽減するのに効果的です。
心地よいリズムが特徴のジャズなども心地よいバスタイムを演出してくれるのではないでしょうか。
スピーカーの選び方
お風呂で快適に音楽を楽しむためには、適切なスピーカーを選ぶことも重要です。
防水性能の確認
防水スピーカーを選ぶ際には、国際基準で数値が定められている「IPコード(防水・防塵規格)」を確認しましょう。
一定以上の評価を持つスピーカーは一時的な水没にも耐えることができ、お風呂での使用に適しています。
サイズと携帯性
スピーカーのサイズや重さも重要な選択基準です。
お風呂のスペースに合わせてコンパクトなモデルを選ぶか、大きなサウンドを望む場合はスペースを確保して大きめのモデルを選びましょう。
バッテリー寿命
バッテリー寿命が長いスピーカーを選ぶことで、頻繁に充電する手間を省くことができます。
特に長風呂をする方は、ぜひ長時間の使用が可能なモデルを選ぶことをおすすめします。
使いやすさ
再生するデバイスとのBluetooth接続がスムーズで操作が簡単なモデルを選びましょう。
また、物理ボタンや音声コントロール機能があると、濡れた手でも簡単に操作できます。
音質の良いスピーカーを選ぶことでも、音楽の楽しみ方が大きく変わります。
スマートフォンやタブレットを使った音楽再生のコツ
まずは、入浴前にスマートフォンやタブレットで音楽のプレイリストを準備しておき、バスタイム中に曲を選ぶ手間を省きましょう。
使いやすいアプリの利用
音楽ストリーミングサービスのアプリを利用すると、幅広い選曲と高品質な音楽体験を得ることができます。
Spotify、Apple Music、YouTube Musicなどのサービスを活用しましょう。
安全な配置
スマートフォンやタブレットを浴室内で使用する場合は、水がかからない安全な場所に置くことが必須で、滑りにくい台や棚の導入も検討しましょう。
また、スピーカーがリモートコントロールに対応していれば、デバイスに直接触ることなく音楽の操作が可能になります。
もしスマートフォンやタブレットが防水仕様でない場合は、防水ケースを使用することも忘れないようにして下さい。
他のアイテムと組み合わせて環境を作る
お風呂の時間を特別なリラックスタイムに変えるためには、音楽を聴くだけでなく、雰囲気や環境を整えることもおすすめします。
視覚的な演出
お風呂でのリラクゼーションには、ソフトな照明や調光可能なライトを使いましょう。
LEDキャンドルや防水LEDライトを浴槽の周りに配置すると、落ち着いた雰囲気を作れます。
また、自然の景色や海の写真などは心を落ち着かせるのに効果的です。
落ち着いた色合いのバスマットを使用することも、視覚的にリラックスできる空間を作り出せます。
アロマセラピー
音楽とアロマの組み合わせは五感を刺激し、より深いリラクゼーションを提供します。
アロマオイルやバスボムを使用して、リラックスできる香りを浴室に漂わせましょう。
ラベンダーやカモミールなどの香りはストレスを減らし、心身をリラックスさせる効果があります。
入浴剤との組み合わせ
森林の音楽と松や木の香りの入浴剤、海の音楽と塩系の入浴剤など、テーマに沿った組み合わせが心地よい空間を作り出せます。
また、季節に合わせて音楽と入浴剤を選ぶこともおすすめです。
夏は涼しげなメロディーとミント系の香り、冬は暖かみのある曲とスパイス系の香りで、季節感を感じながらバスタイムを楽しめます。
リラックスを目的とする場合は、肌に優しい成分やリラックス効果のある成分を含む入浴剤を選ぶと良いでしょう。
音楽を通じてバスタイムをより豊かにしよう
音楽とともにお風呂の時間を過ごすことは、日々の生活の楽しみや癒しになるでしょう。
特に忙しい日々を過ごしている現代人にとって、このようなリラックスの時間は心身の健康を維持する上では欠かせません。
防水対策を確実に行い、音楽と照明、アロマの組み合わせなどを試しながら、自分だけの究極のリラックスタイムを作り出していきましょう。
海外でも人気! 健康効果も注目される水風呂
日本では古くから馴染みのある水風呂ですが、近年では海外でも人気を集めるトレンドになっています。多くの著名なセレブが夢中になっているという、水風呂。
水風呂が愛される理由とは、一体なんなのでしょうか。
ウェルネスアクティビティとして人気の水風呂
日本ではサウナやあたたかい温泉につかった後に入ることの多い水風呂ですが、海外ではひとつのウェルネスアクティビティとして人気を集めています。
著名な歌手やモデルなど、多くのセレブリティがSNSで冷たい水風呂に凍えながら入浴している姿を公開していることからも、新たな流行のひとつであることがうかがえます。
「Cold Plunge(コールドプランジ)」と呼ばれることも多い海外の水風呂は、屋外のバスタブに冷たい水を張ってつかったり、たっぷりの氷水に体を沈めたりとさまざまな方法で試されている様子。
共通しているのは、基本的には水温10度以下のとても冷たい水につかる、ということです。
氷水どころか氷だけをたっぷりと入れた「アイスバス」と呼ばれるタイプのものもあり、日本でよく知られる水風呂よりもさらに冷たいお風呂だと考えて間違いなさそうです。
アメリカでは、富裕層向けにコールドプランジ専用のバスタブを販売する企業も増えているそう。
こうした専用バスタブには自動で水を低い温度に保つ機能や水をろ過・循環・消毒する機能がついており、氷や冷水を用意しなくても楽に水風呂に入れると人気を集めています。
海外で水風呂が人気になった理由とは
ウェルネスアクティビティのひとつとして知られるようになった水風呂には、肉体的・精神的な効果が期待されています。
まずひとつは、疲労回復効果。
水風呂には筋肉や関節の炎症を和らげる効果があり、筋肉痛を軽減してくれることもわかっています。
また、水風呂につかることでメンタルにもいい影響が期待できます。
急激に体が冷えること自体は大きなストレスなのですが、そのおかげでストレスを軽減するホルモンの分泌が強く促され、ホルモンの効果で水風呂から上がった後はすっきりとリフレッシュした気分になれるとのこと。
ストレスフルな毎日を送っている人にとっては嬉しい効果です。
実際に水風呂を体験すると「若返ったような気がする」という人もいるほど、そのリラックス・リフレッシュ効果は実感しやすいようです。
さらに日本で行われるようなサウナやあたたかいお風呂と組み合わせた温冷交互浴のスタイルも徐々に取り入れられてきていて、ストレスを軽減するホルモンに加えて幸福ホルモンであるエンドルフィンやセロトニン、オキシトシンといったホルモンの分泌も増えるとのこと。
リフレッシュできるだけでなく幸福感も強く感じられることが水風呂の人気の秘訣なのでしょう。
水風呂を楽しむときの注意点
暑い夏、せっかくなら海外流の水風呂にもチャレンジしてみたい……という方のため、水風呂を楽しむ際の注意点もまとめました。
しっかりチェックしてから水風呂にトライしてください!
医師に相談してからがベター
冷たい水につかることは、血圧や心拍数、循環器系に影響を与える可能性があります。
何かしらの疾患を持っている方、そうでなくても不安を感じる方は必ず主治医に相談してから行うようにしましょう。
誰かに監視してもらう
ホルモンバランスの影響なのか、水風呂につかっているときは感情が不安定になることもあるといいます。
何かあったときのためにも、ひとりで入浴せず、誰かに見ていてもらうようにしましょう。
後で体を温める
かなり冷たい水につかるので、水から上がってもまだ体温が下がり続けてしまう可能性があります。
その場合低体温症になってしまうリスクがあるので、水風呂から上がったらすぐに体を温めるようにしましょう。
長時間つかるのは避ける
日本人の感覚だとお風呂にはのんびりつかりたくなってしまいますが、水風呂の場合はゆっくりつかっていると体が冷えすぎてしまいます。
そもそも水風呂に期待される健康効果のためなら、数分水につかっていればそれで十分。
無理に長くつかっている必要はないのです。
決して無理はせず、すぐに上がって体を温め直すようにしましょう。
無理のない範囲で水風呂にチャレンジしてみよう
海外で人気の水風呂は、日本で昔から愛されている水風呂とはまた少し違ったスタイルではありますが、新しいウェルネスアクティビティのひとつとして定着しつつあります。
日本のサウナや温泉、銭湯などの施設で楽しめる水風呂の温度は基本的には17度前後と、海外のコールドプランジと比べるとあまり低い温度ではありません。
ただ施設によっては、水温が10度未満のとても冷たい水風呂を味わえるところもあります。
まずは日本風の水風呂で体を慣らして、冷たい水にある程度慣れたらもっと冷たい水風呂を試してみるのもいいかもしれません。
寒い冬にチャレンジするには勇気がいりますが、暑い季節ならもっとトライしやすいはず。
特に近年は毎年猛暑が続くので、さっぱりした気持ちになれる水風呂はリフレッシュにおすすめです。
ハリウッドのセレブのような気持ちで、冷たい水風呂にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
温泉でだけ起きる「湯あたり」の原因とは
温泉に入った際に起こることのある「湯あたり」は、普通のお風呂に入浴しているときには起こらない症状です。
湯あたりがなぜ温泉に入っているときにだけ起こるのか、その原因や症状についてご紹介します。
湯あたりとは
湯あたりは、温泉に何度も繰り返し入ったり、長い時間入り続けたりすると起こることのある症状を指します。
具体的な症状としては、頭痛やめまい、吐き気、からだのだるさや倦怠感、食欲の不振などの体調不良があります。
その他腹痛や頭痛、寒気など、風邪にも似た症状があらわれることもあります。
この湯あたりの症状は、温泉につかった直後ではなく、数日後などしばらく時間が経ってからあらわれます。
入浴後2日から3日、遅いときには1週間後に症状が起こります。
お風呂に入って体温が上がり、血管が拡張し血行がよくなったことでのぼせたときの症状と似ている部分もありますが、のぼせの症状は入浴後すぐに起こるという点で違いがあります。
また温泉につかることで体力を消耗し、疲れてしまったときとも症状が似ています。
普段からお風呂にしっかりつかる習慣がないと温泉に繰り返し入ったり長い時間入浴したりすることで疲れてしまい体調が悪くなることがありますが、こういった「湯疲れ」と呼ばれる症状も入浴後すぐに起こります。
湯あたりが起きる原因は温泉成分
温泉で湯あたりが起きる原因は、温泉に含まれる成分にあります。
温泉にはさまざまな成分が含まれていますが、入浴した温泉に体質に合わない成分が含まれていることもあります。
また、好転反応のひとつであるケースもあります。
「温泉は健康にいい」といわれる通り、温泉成分のなかには健康にいい影響を与えるものも多くあります。
それらがからだにいい作用を与えているものの、その過程で体調不良が起きてしまうこともあるのです。
また、温泉が高温であることも体調不良の原因となります。
お湯の温度は温泉によってまちまちですが、自宅で入浴するときよりも熱い温度になることも多いです。
入浴に適しているお湯の温度は38度から40度くらいといわれていますが、入浴するお湯の温度が42度を超えていると循環器系などの臓器に大きな負担がかかります。
熱い温泉を好む人も多いですが、実はからだに大きな負荷をかけてしまっているのです。
温泉では何度もお湯につかることもあるため、その分からだへのダメージも大きくなり、後々の体調不良につながってゆきます。
食後の入浴も、からだへの負荷を高める原因のひとつです。
食事をした後は食べたものを消化・吸収するために胃腸が活発にはたらいています。
そのため体内の血液も胃腸に集中しているのですが、食後に熱いお風呂に入浴してしまうと全身の血行がよくなり、体内でエネルギーが分散してしまいます。
結果として消化・吸収が妨げられ、胃腸への負担が増えてしまうのです。
温泉地の旅館では豪華な食事をいただく機会も多いですが、その後にまた温泉に入ると湯あたりの原因になる可能性があります。
湯あたりの予防と対策
湯あたりを防ぐためには、温泉に長くつからないこと、繰り返しつかるのは避けることが有効です。
温泉地に長く滞在する場合、特に最初の頃はからだが温泉に慣れていないこともありますので、初日からの長風呂は避けましょう。
滞在中は毎日温泉につかる贅沢な暮らしを楽しみたくなりますが、3日から4日に一度ほどの頻度で温泉につからない休息日をつくることでさらにからだへの負担を軽減できます。
からだを温泉に慣らしつつ、ゆっくりと入浴時間や頻度を増やしていきましょう。
入浴前の水分補給も重要です。
水分をしっかり摂ってから入浴することで、体温調節がしやすくなり、体調不良の防止につながります。
また入浴前にかけ湯をして、温泉の温度にからだを慣らしておくのも効果的です。
入浴することで体温が上がりすぎると体調不良につながるので、暑くなってきたら無理せず温泉から出ること、ちゃんと休憩を挟むことを意識しましょう。
湯あたりが起こってしまった場合には、休息をとることが重要です。
たとえ好転反応から起きた湯あたりであっても、無理にいつも通り行動したり何度も温泉に入っていたりすると体調不良は回復せずどんどん長引いてしまいます。
湯あたり自体は一過性の症状ですぐに回復することがほとんどですが、体調がすぐれない間は安静にして横になり、しっかりからだを休めましょう。
水分補給も大切です。
湯あたりによる体調不良は温泉成分によって体調を崩している状態なので、体内の循環をよくすることでより早い回復が見込めます。
湯あたりを起こした際には、いつも以上に水分をこまめに摂るよう意識しましょう。
湯あたりの症状はあくまで一時的なものであり、長く続くような体調不良ではありません。
症状自体は湯あたりに似ていても、何日も体調が悪い日が続くようであれば病院で医師の診察を受けましょう。
湯あたりに気をつけて温泉を楽しもう
温泉は、正しくつかれば健康にいいさまざまな効果を得られるものです。
湯あたりも健康効果と同じく温泉の有効成分が原因となって起こるものではありますが、事前にしっかり予防しておくことで対処できます。
湯あたりやのぼせに十分気をつけて、温泉を心ゆくまで楽しみましょう。
自分の体調を整えてくれる温泉の選び方
昔から健康に良いとされ、広く愛されてきた温泉。「湯治」という言葉もある通り、ケガや病気に悩む方の治療の一環としても利用されてきました。
温泉は基本的に健康に良いものであるのは間違いありませんが、特にどのような体調不良に効果が期待できるのか、という点は温泉によって異なります。
今回は、自身の体調にぴったりの温泉を選ぶポイントについてご紹介します。体調を整えたいという目的で温泉へ行きたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
どの温泉にも共通する効能・温泉ごとに異なる効能
温泉は健康に良いものだという認識は、世界的に共通しているものでしょう。
では具体的に、温泉のどんな点が健康に良いのでしょうか。
温泉には、大きく分けると以下の3種類の効能が期待できます。
物理効果
温かいお湯につかることによって得られる様々な効能を「物理効果」と呼びます。
体が温まり血行が良くなることで得られる「温熱効果」、水中にいることで体にかかる静水圧によって体液の循環が活発になる「水圧効果」、水中で体を軽く感じることによって得られるリラックス感や水の抵抗に逆らうことで自然と筋力が鍛えられる「浮力効果」、この3つがまとめて物理効果と呼ばれています。
転地(心理)効果
温泉につかるということは、自然豊かな温泉地に一定期間滞在するということです。
日常から離れて温泉地に滞在するという非日常を体験することで自律神経が刺激され、ストレス解消や精神的な疲労の軽減効果が期待できます。
また澄んだ空気や豊かな自然に囲まれた優れた環境に身を置くことで、精神面だけではなく身体面にも良い変化があらわれることもあります。
こうした効能を「転地効果」もしくは「心理効果」と呼びます。
化学(薬理)効果
温泉には様々な成分が溶け込んでいます。
温泉につかり、含まれる有効成分を皮膚から吸収することで得られるのが「化学効果」「薬理効果」と呼ばれる効能です。
含有成分によって変わる温泉水の特徴を泉質といいますが、どんな泉質であるかは温泉ごとに異なります。
当然つかることによって得られる健康面への効能も、泉質ごとに異なります。
物理効果と転地効果、化学効果のうち、どの温泉でも共通して得られるのは物理効果です。
これは単純に温かなお湯につかることで期待できる効能なので、温泉ではなく自宅のお風呂に入るだけでもOKです。
転地効果については、自分の好みの環境、体調に合っている環境を選ぶことでより高い効果を期待できるでしょう。
ですが「日常生活から離れる」ことが大切なので、どの温泉地でも一定の効果は得られるはずです。
温泉ごとに大きく効能・効果が変わるのは化学効果についてです。
化学効果については、泉質によってどんな体調不良やケガに効果的なのか、明確に差異があります。
一般適応症と泉質別適応症
上記でご紹介した温泉の効能のうち、物理効果・転地効果については、どの温泉地でも一定の効果を期待できます。
ですが残る化学効果に関しては、自身の体調や目的に合致している温泉を選ぶ必要があります。
温泉への入浴が効果的だとされる様々な症状は、「一般適応症」と「泉質別適応症」の2種類に大別されます。
一般適応症はどの温泉でも同じ効果が得られるもの、つまり物理効果での改善が見込めるものを指します。
泉質別適応症はそれとは反対に、泉質によって効能が期待できるかどうかが異なるものを指します。
今回は、症状別に適している泉質をまとめてご紹介します。
自分の抱えている健康上の悩みに合致するものがあれば、ぜひ該当する泉質の温泉を訪ねてみてください。
筋肉痛、神経や関節の慢性的な痛みやこわばり、うちみやくじき、五十肩、慢性的な消化器の不調、自律神経のトラブル、ストレスによる体調不良、疲労、健康増進
上記のような症状は、先ほど紹介した一般適応症に該当します。
つまりどの温泉でも一定の効果が期待できますので、泉質はさほど気にしなくても大丈夫です。
冷え性、肩こり、腰痛など
塩化物泉や炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉など、保温効果や循環効果が高い泉質がおすすめです。
肌荒れやアトピー、皮膚炎、にきびなどお肌のトラブル
殺菌効果の高い、酸性泉や硫黄泉がおすすめです。
美肌効果
肌の皮脂を溶かし、不要な角質を整える効果が期待できるのはアルカリ性の温泉です。
炭酸水素塩泉、塩化物泉、二酸化炭素泉などがおすすめです。
自律神経を整える
どんな温泉でも一定の効果は期待できますが、塩化物泉や二酸化炭素泉など保温効果が高い泉質が特におすすめです。
また、お湯の温度によっても得られる効果が異なります。
42度以上の高温泉では体が温まることによって交感神経が、40度以下の温めのお湯では副交感神経が優位になります。
活力を取り戻し元気になりたい場合は交感神経を刺激するため高温泉を選びましょう。
逆にのんびりとリラックスして心身を癒すのが目的の場合、副交感神経を刺激するため温めのお湯の温泉がおすすめです。
温泉でのんびり体調を整えよう!
忙しない日常を離れ、温泉地でのんびりと過ごす時間は、心身にとてもいい影響を与えてくれます。
自分の体調にもっとも適した温泉を選べば、その効果はさらに倍増するはず。
ぜひ今の自分に必要な効能に合致している温泉を訪ねて、心も体もリフレッシュしてください。
今日から試せる! バスルームの整理整頓術
バスルームには、ボディソープやシャンプー、トリートメント、洗顔フォーム……その他にも様々なケアに使う美容アイテムや手桶、バスチェアなど、色々なアイテムを用意しておかなければいけません。
用途のシンプルさとは裏腹に物が増えやすいバスルームですが、その一方で収納スペースは限られています。
今回は十分な収納スペースが取れないにもかかわらず物が増えやすいバスルームを、きれいに整理整頓するためのコツについてご紹介します!
収納スペースのつくり方
バスルームの収納スペースはあまり多くありません。
家族全員が使う分のアイテムをしまうとなると小さな棚には収まりきらず床などに置くことになってしまい、どうしても乱雑な印象に。
そこで、まずは収納スペースを増やすテクニックをご紹介します。
壁に吊るす収納を活用する
お風呂場の壁の多くは、マグネットがくっつくようになっています。
それを利用してマグネットタイプのフックを取り付け、吊るせるものは吊るして収納するようにすれば床や棚がごちゃつくのを防げます。
洗顔ネットやボディスポンジなどの美容アイテムの他、浴槽を掃除するためのブラシなど掃除用具も吊るしておくことで水切れもよくなり、衛生的にもプラスの効果が期待できます。
一見吊るせない物でも、工夫次第で吊るし収納が可能に
チューブ型の洗顔フォームやソープなど、一見吊るせないアイテムでも工夫次第で吊るし収納が可能になります。
S字フックに取り付けたステンレスピンチでチューブを挟むことで、タオルラックやマグネットフックに吊るせます。
お風呂用の棚を購入するよりもずっと安価に整頓できるのもメリットです。
また、ボトル状の物を吊るすことに特化したフックも販売されているので、棚や床にできるだけ物を置きたくない方はぜひ活用してみましょう。
棚は壁に取り付けるマグネットラックがおすすめ
浴室の床に直接置くタイプの棚も多いですが、床のスペースを使う分バスルームが狭く感じるようになってしまいます。
おすすめなのは、バスルームの壁にマグネットで取り付けて使うマグネットラック。
直接吊るすことができないアイテムはラックにしまうようにすれば、床面積を広く使えます。
フックを安定して引っ掛けられる場所があるカゴとマグネットフックとを組み合わせればラックのような使い方もできますし、S字フックを増やして吊るす箇所を増やすのも簡単です。
細々したアイテムはシャワーラックにまとめて
シャワーにかける「シャワーラック」は、細々としたアイテムを収納するのにおすすめです。
ヘアブラシや歯ブラシなど小さなアイテムは、ボトルなどの大きなサイズのアイテムと一緒にしておくと取り出しにくく、見た目にもあまり整頓されているように見えません。
シャワーラックはシャワーホルダーに取り付けるだけで簡単に設置できるので、壁に吊るしたり棚にしまったりする物とは別に細々としたアイテムをまとめる収納スペースとして用意するとさらにバスルームがすっきりとした印象になります。
床に置くならコーナーに収まる形状のラックを
たっぷりの収納スペースを確保するなら、やはり床に置くタイプの棚やラックを用意する必要があります。
おすすめなのは、バスルームのコーナーに収まる形状のラックを使うこと。
回転式の円柱状のラックなら、バスルームの隅に置けるので窮屈さを感じさせません。
その他の形状でも、収納力だけでなく省スペースかどうかを重視して選ぶのがおすすめです。
容器を揃えると実用性も見た目の美しさもアップ!
ボディソープやシャンプー、トリートメントなどのボトルは、スペースを効率的に使うためにも同じシリーズの容器に詰め替えるのがおすすめです。
既存の物は円形・楕円形のデザインのボトルが多いため、並べて置くとどうしても小さな隙間が生まれてしまいます。
せっかくラックを用意しても、ボトルをきれいに収めることができなければ結局収納スペースを無駄にしてしまうことに。
できれば円形や楕円形のものではなく、四角形でラックにぴったり収納できるような形状のボトルを使うようにしましょう。
また、壁に直接設置できるマグネット付きのディスペンサーもおすすめです。
ラックや床にボトルを置くと底に汚れが溜まってしまい掃除にも手間がかかりますが、壁に設置するディスペンサーならその心配もありません。
インテリアとしても、ホテルライクなバスルームを演出するのに一役買ってくれるおしゃれなアイテムです。
おもちゃは専用の収納アイテムを活用しよう
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お風呂用のおもちゃを揃えていることも多いはず。
お風呂のおもちゃは、専用の袋にまとめて壁に吊るして収納するのがおすすめです。
吸盤が付いているタイプの袋であればどこでも好きな場所に取り付けられるので、お子さんが直接手の届く高さに吊るしてあげることもできます。
すっきり整理整頓されたバスルームで楽しいバスタイムを
毎日の疲れを癒すバスルームは、できるだけ快適で清潔な空間にしたいものです。
きれいに整理整頓されたバスルームなら便利なだけでなく、居心地よくよりリラックスできるバスタイムを過ごせるはず。
ちょっとした工夫で数々のアイテムをすっきりと収納できるので、ぜひ今回ご紹介したテクニックを試してみてください。
リラックス効果でストレス解消! 入浴で自律神経を整えよう
入浴には身体を清潔に保つだけでなく、心にも良い影響を与えることが知られています。
特に最近では自律神経との関係性が注目されており、入浴によって自律神経を整えることでストレス解消や睡眠の質向上につながるとされています。
今回は、入浴と自律神経の関係や効果、入浴方法などについて解説します。
自律神経の乱れとその影響
自律神経は呼吸や心拍数、血圧などの自動的な身体機能を調整するために働く神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの部分があり、交感神経は身体を興奮させて心拍数や呼吸数を上げ、血圧を上昇させます。
一方、副交感神経は身体をリラックスさせ、心拍数や呼吸数を下げて血圧を下げます。
この自律神経が乱れると身体のバランスを崩すことがあり、様々な症状を引き起こします。
例えば、交感神経が優位になりすぎるとストレスや不安、不眠、高血圧などが引き起こされ、副交感神経が優位になりすぎると消化不良や低血圧、倦怠感などが引き起こされることがあります。
自律神経の乱れを改善するためには、生活習慣の改善が必要で規則的な食生活や適度な運動、ストレスを減らすためのリラックス法などが有効です。
そして入浴も自律神経のバランスを整えるために効果的で、副交感神経が優位になりリラックス効果が生まれます。
湯船に浸かることで身体が温まり、心身ともにリラックスしやすくなるので日常生活で手軽にできる自律神経を調整する方法の1つなのです。
入浴と自律神経の関係性
入浴で身体が温まることで血管が広がり、血流が良くなります。
このため、筋肉の緊張が緩和され交感神経が抑制されるので、ストレス解消や疲労回復につながります。
入浴中に行う深呼吸などの呼吸法も副交感神経を刺激するため、自律神経を整える効果があります。
また、水圧による血行促進の効果もあり、血管を広げることで血液循環が促進され身体の不調を改善する効果も期待でき、浮力によって筋肉や関節が和らぐことでもリラックスになります。
その他には、身体を温めることで免疫力を高める効果もあります。
体温が上昇することで白血球が活性化し、病原体と戦うための免疫機能が向上するため風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。
夜のお風呂で眠りを改善
入浴は、睡眠の質向上にも効果的です。
副交感神経が優位になることで身体がリラックスし、心拍数や血圧が下がって入眠しやすくなります。
湯船に浸かることで身体が温まり、体温が下がるときには副交感神経が優位になるため、身体の内部時計が調整され睡眠の深い段階に入ることができます。
就寝前に入浴することで、ストレス解消と睡眠の質向上が相乗効果を発揮します。
入浴時間は就寝のおよそ1時間前を目安にして下さい。
自律神経を整えるために注意すべき入浴方法
入浴で自律神経を整える効果を最大限に引き出すためには、湯船に浸かる時間や温度、お風呂上がりのケアなどに注意が必要です。
熱いお湯は血圧や脈拍を高めて交感神経を優位にしてしまうため、リラックスできずに疲れがとれにくくなります。
さらに、長時間浸かっていると大量に汗をかいてしまい、脱水症状やさらなる疲労の原因になります。
湯船に浸かる時間は個人差がありますが一般的には10〜15分程度が適切とされています。
湯船の温度は体温より1〜2℃高めが理想的で、42℃以上のお湯は身体に負担をかけるため避けた方が良いでしょう。
また、お風呂上がりには肌をしっかりと保湿することが大切です。
熱を出している時や体調によっては入浴をしない方が良い場合もあるため、個人の体調や状況に合わせて入浴して下さい。
入浴で自律神経を整えて健やかな生活を
このように入浴は、身体を清潔にするだけでなく自律神経のバランスを整えストレス解消につながり、就寝前に入浴することで睡眠の質向上効果が期待できます。
湯船に浸かることで筋肉の緊張が緩和され、副交感神経が優位になってリラックス効果が出やすいので、ぜひ毎日の入浴を大切にして健やかな生活を送りましょう。
お風呂で花粉に負けない身体を! 花粉症を和らげるのに効果的な入浴のコツ
暖かい春が近づくにつれて気になり始める花粉症。
飛散した花粉を吸い込んでしまうことで起こる「目のかゆみ」や「鼻づまり」、「頭がぼーっとする」などの辛い症状を避けるためにマスクやゴーグル、飲み薬などの対策グッズが数多く販売されていますが、花粉症対策にはお風呂を活用するのも有効な手段の一つです。
そこで今回は、花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介します。
花粉症対策に効果的な入浴法
花粉症はご存知のとおり花粉に対するアレルギーですので、辛い症状を和らげるためにはまず原因物質となっている花粉を除去することが大切です。
ここでは、お風呂で花粉対策の効果を上げる基本的な入浴方法を解説します。
1.シャワーで花粉をしっかり落とす
入浴したらまずはシャワーで髪や顔など体についた花粉をしっかり洗い流しましょう。
外出すると花粉が衣服や髪、顔などに付着するので、帰宅後はなるべくそのまま室内へ持ち込まずに早めにお風呂に入って洗い流すようにしてください。
さらに、花粉が付いた衣服は部屋に持ち込まないようになるべく玄関で着替えてすぐに入浴すると効果的です。
また、花粉をしっかり落としたいからといってゴシゴシ洗い過ぎてしまうと、異物や刺激などからお肌を守るバリアに必要な皮脂や水分などまで落としてしまいますので、シャワーを駆使してなるべく優しく洗うようにしてください。
2.湯気を意識的に吸い込むのも効果的
入浴中は、お風呂の「湯気」を意識的に吸い込むように心がけましょう。
温かい湯気を吸い込むことで鼻腔内に湿り気が出て花粉を洗い流しやすくなるほか、鼻づまりの原因となる鼻の粘膜の充血を一時的に解消する効果もあります。
ちなみに湯気の吸入は日本ではあまり一般的ではありませんが、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では鼻や気道の症状緩和でよく行われている温泉療法の一種です。
3.スキンケアもしっかり行う
花粉症の時期は免疫機能が低下して肌の状態も悪化しやすいので、保湿・保護成分などを含んだ肌に優しいボディソープや石鹸を意識的に使用してケアしていきましょう。
また、肌の乾燥は花粉症によるかゆみや肌荒れをより悪化させる原因となりますので、お風呂上りのスキンケアも欠かせません。ボディローションやクリームなどを使ってお肌をいたわりましょう。保湿力が高いもののほかには、なるべく低刺激のものを選ぶのがポイントです。
お風呂の温度はぬるめに! 花粉症対策の注意点
入浴時のお湯の温度は38〜40℃ほどのぬるめに設定しましょう。
42℃を超える熱いお湯に浸かるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が出てきてしまうことが分かっており、目のかゆみなどが悪化する原因となるので注意が必要です。
入浴時間は15分くらいを目安とし、ぬるめのお湯に浸かってゆっくり体と心をリラックスさせてください。
花粉症は疲労やストレスで悪化するともいわれていますので、シャワーだけで済まさず湯船に浸かって日頃の疲れを落としましょう。
お風呂から出た後は湯気の中でよくタオルドライし、花粉の付着を防ぐためにターバン巻きで上がるのがおすすめです。
また、いくらお風呂で落としても室内に花粉が侵入してしまっていると意味がありませんので、衣服やタオルなどは花粉の時期はなるべく屋外で干さないようにするのが大切です。
ユーカリの香りは花粉症対策に効果的?
花粉症対策にはユーカリの香りが含まれたバスソルトなどを活用するのもおすすめです。
コアラが食べることで有名な「ユーカリ」のエッセンシャルオイルに含まれる「シネオール」という芳香成分は、スーッと爽快な香りが特徴であり花粉症の辛い鼻づまり解消にも効果を発揮します。
お風呂の湯気によって手軽にユーカリの有効成分を取り入れることができますので、ゆっくり入浴を楽しみながら深呼吸するように蒸気を吸い込みましょう。
また、ユーカリには風邪やインフルエンザなどの初期症状への免疫を強化する働きがあるといわれています。
お風呂で花粉に負けない身体を作ろう!
花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介しました。
辛い花粉症には毎年マスクや飲み薬だけで対策していたという方も、まずは日頃の入浴方法から見直して花粉に負けない身体を作りましょう!
簡単に取り入れられるものばかりですので、是非実践してみてくださいね。