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健康リスクも! 入浴を控えた方がいいときとは?
体を温めながら心身の緊張を緩めることができる入浴。「一日のうち最もリラックスできる時間」として、毎日意識的にお湯に浸かっている方も多いのではないでしょうか。
確かに、お湯に浸かって体を温めることはリラックス効果が期待できるほか、健康維持にも効果的ですが、場合によっては入浴を控えた方がいいときもあります。
そこで、今回は入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説いたします。
入浴の体へのメリットとは?
ご存知の通り、入浴には実に様々なメリットがあります。たとえば次のようなことはよく耳にするメリットのうちの一部です。
血行促進による健康維持
お湯の熱や水圧で体内の血行が促進され、冷え性の改善や免疫力・新陳代謝のアップ、疲労回復など、体を健やかに保つ効果が期待できます。
さらにお湯の中で軽く手足を動かせば、水の抵抗力を利用した軽いエクササイズにもなります。
体が温まってリラックス効果
お風呂に入って体が温まり、血行がよくなることで心身にたまっていたストレスや緊張がほぐれ、全身にリラックス効果を与えてくれます。
また、好きな香りの入浴剤を入れたり、音楽をかけたりすることでより効率的にリラックス効果が得られます。
さまざまな美容効果も!
入浴して体内の血行が促進されることにより、むくみ解消にも期待できます。また、お湯から出る湯気で毛穴が開き、毛穴の中の汚れが落ちやすくなる効果もあります。さらに、保湿効果の高い入浴剤を使えば温まりながら全身の保湿ができます。
以上のように、入浴は毎日自宅で気軽にできる健康維持・ストレス解消法の一つであり、たくさんのメリットがあります。しかし、体調によっては体温以上の熱を与えることで健康リスクが生じてしまうこともあるのです。
こんなときは入浴を控えましょう
本来、お湯で体を温めることは健康維持につながります。しかし、次のような場合は入浴を控えた方がよいでしょう。
38度以上の高熱があるとき
38度以上の高熱があり、頭がフラフラする症状があるときは入浴を控えましょう。熱があるときは体力を消耗しやすい状態になっていますが、体温以上の温度のお湯に浸かることで一層体力を消耗し、疲労が蓄積して快復を遅らせる可能性があるからです。
また、入浴はお湯の温度や入浴時間によっては疲労感を招いてしまうことがあるため、熱がないときでもこれらの点に注意しながら入浴するように心がけましょう。
なお、熱や咳、頭痛といった症状がない軽い風邪のときはお湯で体を温めて免疫力をアップさせることができるため、入浴しても問題ないといわれています。しかし、体調をしっかり見極めて、決して無理をしないように注意しましょう。
お酒を飲んだあと
飲酒後の入浴は危険なので控えましょう。アルコールは入浴とともに血行を促進させる作用がありますが、この二つの要素が重なることで血行がよくなり過ぎ、逆に脳や心臓といった臓器に十分な血液がまわらなくなってしまう恐れがあります。その結果、脳貧血や心臓発作を引き起こす可能性があるのです。
また、肝臓の血液が少なくなることで動きが鈍り、アルコールの分解が阻害されます。その上で血中のアルコールが血行促進によって体中にめぐり、さらに酔いやすくなってしまうという悪循環も。
昔から「酔い覚ましに」と飲酒後にお風呂に入ろうとする方がいますが、実はこれは逆効果かつ危険な行為なので飲酒後の入浴は控えましょう。
体をさっぱりさせたい場合はぬるめのシャワーを浴びることをおすすめします。
肌が敏感になっているとき
日焼けや寒さによる乾燥などで肌がぴりぴり、ひりひりしたりする場合は入浴を避けた方がよいでしょう。水分量が低下しているお肌をお湯につけると必要な皮脂まで落としてしまい、さらにお肌の状態が悪化してしまう可能性があるからです。
どうしても入浴したい場合は、ぬるめのお湯に5分~10分程度浸かりましょう。その際、敏感肌でも使用できる保湿力の高い入浴剤を使用すると肌に潤いを残せます。
正しく入浴してお風呂を健康維持の味方に!
入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説しました。
現在は昔に比べて各家庭にお風呂が普及したことで、いつでも気軽にお湯に浸かることができるようになり、入浴は一日の疲れを癒す身近な手段になっています。
しかし、入浴はあくまで体調に問題がないことが大前提の行為です。体調不良や怪我など、不安要素があるときは無理してお湯に入らないように心がけ、健康リスクを減らしましょう。
体が冷える冬にオススメの入浴剤!
気温がグッと下がる冬は、一年の中でも特に体が冷えやすくなる季節です。そのため、冬の時期はどんなに忙しくてもお風呂に入って体を温めたいと思っている方も多いことでしょう。
もちろん、お湯に浸かればそれだけでも体は温まりますが、実は入浴剤の選び方によって、より効果的かつ効率的に体を温められるのをご存知でしょうか?
そこで、今回は体が冷える冬にオススメの入浴剤についてご紹介します。
体を温めるならどんな入浴剤がいい?
冷えた体を効果的に温めるには外部から熱を与えるほか、温まった血液を体中に行き渡らせるために血行をよくすることが大切です。したがって、入浴の際は保温効果と血行促進効果が期待できるタイプの入浴剤を積極的に選ぶようにしましょう。
市場に出回っている入浴剤は種類こそ多いものの、「お湯の中に入れてしまえばすべて同じ」というわけではありません。成分によって効能に違いが出るので、冷え対策をする場合にはその目的に適した成分が多く配合されているものを選ぶ必要があります。
体の温め効果が期待できる入浴剤の種類
入浴剤は配合されている成分によって主に生薬系、無機塩類系、酵素類系、炭酸ガス系、保湿系などの種類に分けられます。そのなかでも、保温と血行促進の効果が期待できるものは生薬系、無機塩類系、炭酸ガス系という種類の入浴剤になります。
生薬系入浴剤
ショウガやカミツレ、ヨモギ、トウガラシなどの植物が主成分となっているものが生薬系入浴剤です。植物から抽出された有効成分による血行促進の効果が期待できますが、成分によっては香りで好き嫌いが分かれることもあります。
無機塩類系入浴剤
無機塩類系入浴剤は炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムなどを主成分とした入浴剤です。入浴剤の中では最も一般的なタイプのもので、成分で肌表面を覆ってお湯で温まった体を保温します。
炭酸ガス系入浴剤
炭酸ガス系入浴剤は、炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩類に有機酸類の化合物を配合して、炭酸ガスを発生させるタイプの入浴剤です。皮膚から吸収された炭酸ガスは血管を拡張させ、血行を促してくれる効果が期待できます。
お湯の中で溶かすとシュワシュワと泡を出しながら炭酸ガスを出すのが特徴で、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
ひと工夫でさらに体がポカポカに
入浴剤を選ぶほかには、次のような工夫をすることでさらに効果的に体を温めることができます。
お湯は「ぬるめ」がベスト
手足がかじかむほど冷えていると「熱いお湯に入りたい!」と思ってしまうものですが、体を効果的に温めるなら37度くらいから40度までの「ぬるめ」が適温です。
熱いお湯では交感神経が高まって血管が広がらず、血行促進を妨げてしまうといわれています。
入浴時間は20分程度に収める
冬の入浴は温かいお湯が気持ちよく、つい長風呂になってしまうことがあります。しかし、体を温めるならお湯に浸かる時間は20分程度にしておきましょう。長風呂はお肌の乾燥を招くほか、心臓に負担をかけてしまいます。
入浴後は手足のマッサージを
お風呂で体をじっくり温めたものの、入浴後はすぐに手足が冷えてしまうことがあります。
これは「湯冷め」といわれるものですが、湯冷めは血管が広がったまま放熱し続けた結果、体温が奪われてしまうことで起こります。
湯冷めを防ぐには入浴後の保温を怠らないようにするほか、冷えやすい手足をマッサージして血行をよくすることが効果的です。クリームやオイルなどをつけて行えば、お肌の保湿も同時にできます。
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、体が冷えると頭痛や肩こり、不眠、むくみ、集中力の低下など様々な症状を引き起こす原因にもなります。
冬はどうしても体が冷えがちになりますが、バスタイムとバスアイテムを上手に利用して温かく健やかに過ごしましょう。
お風呂でリラックス! 至福のバスタイムのための一工夫
お風呂は命の洗濯ともいわれ、一日の疲れを癒しぐっすり眠るためには欠かせない習慣です。
もちろん、いつもどおりお風呂に入るだけでも効果がありますが、実は少しの工夫でさらなるリラックス効果が期待できることをご存知でしょうか?
今回は、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介します。
疲れの種類によってお風呂の入り方を変えてみよう!
「疲れている」と一口に言っても、具体的に身体のどこがどのように疲れているのかは人によってまちまちですよね。身体を動かして筋肉痛になってしまったのか、デスクワークなどが原因で肩が凝っているのかなど、日々さまざまな種類の疲労にさらされる可能性があります。
お風呂が疲労回復に効果的なのは、簡単にいうと身体をお湯で温めることで体温が高くなるからですが、実は温め方によっても疲労への効果が変わります。
そのため、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためには、下記のように身体に溜まった疲れに合わせて入浴方法を変えるのがポイントです。
運動をして身体が疲れているとき
スポーツなどで身体を動かす活動をしたあとは筋肉が疲れて、痛みを感じることもあります。そんなときには39度くらいのぬるめのお湯を張り、20分ほどの入浴がオススメです。
時間をかけてゆっくりと血行をよくすることで、疲れの原因となる疲労物質がスムーズに分解される効果が期待できます。
デスクワークなどで首や肩が凝っているとき
デスクワークなどが原因となる首や肩の凝りを解消したいときには、41度ほどの熱めのお風呂がオススメです。
首までしっかりお湯に浸かることで筋肉が温められ、血行をよくして凝りを和らげます。また、入浴中に凝っている部分をマッサージするのも効果的です。
できるだけ早く眠りたいとき
仕事などで帰宅が夜遅くなってしまったときに入浴後すぐに眠れるようにしたい場合は、お湯は39度ほどのぬるめに設定しておき、入浴時間は10分程度がオススメです。ほどよく温まった体温が徐々に下がっていくときに横になるようにするとぐっすりと眠れますよ。
このように、身体の疲れに合わせて入浴方法を変えることでよりリラックス効果が得られて、快適な日々が送れるようになりますのでぜひ実践してみてください。
少しの工夫でお風呂をさらなるリラックス空間に?
ここでは上記でご紹介した入浴方法に加えて実践したい、お風呂をより快適なリラックス空間にするための一工夫を見ていきましょう。
お風呂で音楽や読書などを楽しむ
お湯に浸かっているあいだ何もせずにいるのが苦手だ、という方には音楽や読書などで時間を過ごすのがオススメです。音楽鑑賞や読書には一定のリラックス効果やストレス解消効果も見込めるので、お風呂と合わせれば効率よくリフレッシュできます。
防水仕様のスピーカーやバスタブキャディーを使えば水に濡れてしまうことを心配しないで音楽や読書を楽しめますよ。
インテリアや小物にこだわって居心地よい空間を作る
浴室のインテリアや小物も気に入ったものを選べばさらに居心地のよい空間になります。
例えば、普段はほかの部屋に置いている観葉植物などを持ち込んでボタニカルな雰囲気にしたり、アロマキャンドルを用意するなど、小物類にも気を配ればよりリラックスできる素敵なバスルームになるはずです。
お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介しました。
ちょっとした一工夫でお風呂の癒し効果はさらに高くなります。日々の疲れに悩んでいる方は今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。
家のお風呂よりも広い大浴場での入浴はなぜ「気持ち良い」のか?
江戸時代の日本では、銭湯はたくさんの人々の生活を支える施設でした。現在は、給湯器などの普及により自宅で簡単にお風呂に入れるようになりましたが、今でも多くの方が好んで銭湯や温泉に足を運んでいます。
銭湯や温泉には時々行くという方でも、大きなお風呂に入ると「家のお風呂よりも広い大浴場で入浴する方が気持ち良い」と感じるのではないでしょうか?
そこで今回は、大浴場での入浴が気持ち良く感じるのはなぜなのか、その理由についてご紹介します。
大浴場と家庭のお風呂の違いとは?
自宅で入るお風呂よりも、なぜ銭湯や温泉が気持ち良く感じる方が多いのか考えるために、まず双方の違いについて知るところから始めてみましょう。
大浴場と家庭のお風呂の違いとして、一番顕著なのがその「広さ」です。大浴場は湯船が広いのはもちろんのこと、そもそも浴室という空間としての広さも家庭のお風呂とは段違いですよね。
内装や間取りはお店によって違いますが、施設によっては一つの広い浴場の中に色々な入浴設備がありとても広い部屋になっています。
また、色々な設備があるという点も、自宅の浴室と大きく異なる点の一つです。こちらもお店によって違いますが、例えばジャグジーバスや打たせ湯、横になって入れる寝風呂など、自宅のお風呂ではなかなか味わえない設備が多くあります。こういった楽しみがあるのも銭湯や温泉のよいところですね。
大浴場の心地よさ、ポイントはやはりその「広さ」
銭湯や温泉では、自宅のお風呂にはない設備が楽しめるのはもちろんですが、「入浴」という行為自体が大浴場ではより一層心地よく感じるのには、やはりその広さが深く関係しています。
まず一つ目が、大浴場はのびのびと湯船に浸かれるという点です。手足を大きく広げていられるので、それだけ開放感や水に浸かっているときの浮遊感を強く感じられ、ストレス軽減やリラックスの効果も高いのだとか。
さらに、大浴場の浴槽は広さに加えて深さもあり、全身しっかりとお湯に浸かっていられることも心地よさの理由です。
湯船に浸かっていると身体に水圧がかかりますが、大きな浴槽で全身しっかりとお湯に浸かると500kg以上もの水圧がかかるそうです。実はこの水圧にはマッサージ効果があり、さらにお湯で身体が温まるため、入浴しただけでまるで軽いマッサージを受けた後のようにスッキリする効果も得られます。
銭湯や温泉の大きなお風呂でリフレッシュしよう!
銭湯や温泉の大きなお風呂と家庭のお風呂の違いや、大浴場での入浴が気持ちよく感じる理由についてご紹介しました。
現在は江戸時代のころとは違い、さまざまな機能がついた給湯器が普及して自宅でお風呂に入ることが主流となっていますが、銭湯や温泉には大浴場ならではのメリットがいくつもあります。
最近は疲れが取れない、気分をスッキリさせたいというときには、ぜひ銭湯や温泉に足を運んで大きなお風呂でリフレッシュしましょう!
食前?食後? お風呂に入るオススメの時間や入浴のタイミングとは
お風呂には一日の疲れを癒し、身体をリラックスさせる効果があります。家に帰ってきたら早めに入浴し、夜はゆっくり過ごすことを習慣にしている人も多いのではないでしょうか?
帰宅したあとお風呂とご飯のどちらを先に済ませるかは人それぞれですが、実は入浴は食前と食後のタイミングや時間で健康・ダイエット・身体への効果が異なります。
そこで、今回はお風呂に入るオススメの時間やタイミングについてご紹介します。
食後すぐの入浴は身体に負担がかかることも?
仕事や学校などで忙しい日々を過ごしていると、ご飯を先に済ませて早めにお風呂に入って休みたいという方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には食後すぐの入浴はあまり身体によくないといわれています。
食後すぐの身体の中では、食べたものの消化をスムーズに進めるために血液を胃腸に集めています。
ところが入浴やシャワーにより血行がよくなると、胃腸に集めた血液が全身に回ってしまうため、胃腸の働きが低下して消化不良を起こすことがあるのです。
そのため、ご飯を先に食べてからお風呂に入る場合は、消化が落ち着く食後1〜2時間ほど経ったころをオススメします。
お風呂はご飯を食べる前に入るのがオススメ!
一方で、ご飯を食べる前にお風呂に入ると、全身に血液が回ることで胃腸の働きが鈍くなり食欲が抑えられ、空腹を感じにくくなる効果があります。
そのため、ご飯をついつい食べ過ぎてしまうという方や、ダイエット中の方は食前の入浴がオススメです。
しかし、入浴後すぐの食事は消化不良を起こす原因になることがありますので、最低30分は間を空けるようにしましょう。
さらに、食前の入浴は身体の脂肪を燃焼させやすくしてくれる効果があるといわれていますので、一日の疲れをとってリフレッシュしながらボディケアすることができます。
就寝1~2時間前の入浴もオススメ?!
お風呂に入るオススメのタイミングについてご紹介しました。
入浴は胃腸に負担をかけやすい食後よりも食前の方が、ダイエットへの効果もあり健康によいことがお分かりいただけたことと思います。
また、お風呂に入って身体をリラックスさせたあと、夜グッスリと眠りたい方には就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメです。
就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメな理由については、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(お風呂の温度と時間を意識すれば睡眠の質が上がる?!)
今回ご紹介した入浴の効果を参考にして、自分に合った方法で日々の疲れを癒しましょう。
お風呂の健康への効果とリラックスできる理由
日本人の生活には欠かせないお風呂。
毎日きちんとお風呂に入るのは健康によいとされるほかにも、入浴は一日の疲れを取ってリラックスできるといわれていますが、なぜこのような効果が得られるのかご存知でしょうか?
今回は、お風呂に入って得られる健康効果や、リラックスできる理由についてご紹介します。
お風呂に入ると得られる健康効果
お風呂に入ることで得られる健康への効果はたくさんあります。
その中でも、入浴で体内の代謝が活発になりデトックス効果があることや、湯船の中で身体の緊張がほぐれリラックスできるなど広く知られていることも多いですよね。
そもそも人間の身体は、体温の違いで大きく調子が変化するとされています。
基本的には平熱の範囲内であれば体温が高めであるほど健康にはよく、逆に体温が下がってしまうと消費するカロリーや免疫力が下がってしまうほか、体内の酵素のはたらきも悪くなり肥満やさまざまな病気、体調不良の原因にもなります。
そのため、お風呂に入ってしっかり身体を温めるだけで健康へよい効果が期待できるのです。
お風呂でリラックスできる主な理由は「副交感神経」にあり!
入浴には心身をリラックスさせる効果があるともいわれています。その理由にはいくつか考えられますが、一番大きいのはぬるめのお湯で入浴することで副交感神経を優位にできることでしょう。
ぬるめのお湯とは、具体的には40℃から41℃ほどの温度を指します。これくらいの温度で沸かしたお風呂に入ると身体の活動を活発にさせる交感神経が休まり、逆にリラックスさせる役割を持つ副交感神経が強くはたらき始めます。
すると、精神的にもリラックスできるほか内臓の消化機能が活性化するなど、身体全体が休むためのモードに切り替わるのです。
また、ぬるめのお湯とはいえもちろん体温よりは高いので、身体を温める効果もあります。
体温が上がると疲労の回復も早くなるため、疲れた日にはしっかりお風呂に入るのがオススメです。翌日に疲れが響きにくくなります。
しっかりリラックスするための入浴のコツ
お風呂に入って得られる健康効果や、リラックスできる理由についてご紹介しました。
入浴にはいろいろなメリットがありますが、ただお風呂に入ればいいというわけではありません。その効果を最大限に引き出すためにはいくつかのコツがあります。
その中でも特に気をつけたいのが、「入浴時間はほどほどで切り上げる」ことです。
入浴中、顔に汗をかきはじめたらしっかり身体が温まっている証拠。時間にすると10分から15分くらいですが、それが湯船を出るタイミングです。
それよりも長く入っているとかえって身体の負担となってしまうこともあるので、気持ちよくても長風呂には注意して入浴を楽しみましょう!
炭酸水や牛乳は?! 美容やダイエットにも最適なお風呂上がりにオススメの飲み物とは?
お風呂上がりの一杯といえば、喉越しのいい炭酸飲料・炭酸水やビールなどを飲むという方が多くいらっしゃいます。そのほかには、よく銭湯や温泉で売られている瓶牛乳も定番ですよね。
しかし、実はお風呂上がりに飲むと身体に負担をかけてしまう飲み物もあるため注意が必要です。
そこで今回は、美容やダイエットにも最適なお風呂上がりにオススメの飲み物や、あまりオススメできない飲み物をご紹介します。
お風呂上がりにオススメの飲み物
お風呂上がりは基本的に身体が汗をかいて水分を失っていますので、飲み物を飲んで水分補給をしっかり行なうのが大切です。
ここでは、お風呂上がりにオススメの飲み物を見ていきましょう。
白湯
白湯は沸騰したお湯を飲める温度にまで冷ましたもので、冷たい飲み物に比べて水分を失った身体に吸収されやすいためオススメです。
胃腸への負担が少なく、ダイエットにも効果があるといわれています。
ミネラルウォーター
ミネラル分を豊富に含んだミネラルウォーターもお風呂上がりにオススメです。冷やさず常温で飲むことで、身体に負担をかけずに水分補給できます。
温かいハーブティー
温かいハーブティーにはリラックス効果があり、お風呂上がりに飲むと体の緊張をほどいて眠りやすくさせてくれます。
ビタミンを豊富に含むローズヒップやお茶もオススメですが、こちらはコーヒーと同じように利尿作用があるため飲み過ぎには注意しましょう。
そのほかにも、疲労回復に効果がある炭酸水や、美容やダイエットにも最適な豆乳などがお風呂上がりの飲み物にオススメですが、いずれも常温もしくは温かくして飲むのがポイントです。
お風呂上がりにあまりオススメできない飲み物
ここでは、お風呂上がりの水分補給にはあまりオススメできない飲み物を挙げていきます。これまでお風呂から出たあとに飲んでしまっていたという方は今後注意しましょう。
牛乳
銭湯や温泉でよく販売されている牛乳は、実はお風呂上がりの飲み物としてはあまりオススメできません。
牛乳は栄養を豊富に含む身体によい飲み物ですが、冷たくした状態で飲むことが多いためお風呂で温まった体温を下げてしまい、身体に負担をかけてしまう恐れがあります。
そのため、牛乳は朝に飲むなどお風呂上がり以外のタイミングを選ぶことをオススメします。
ジュース
ジュースもお風呂上がりにはあまりオススメできません。ジュースに多く含まれている糖分がお風呂上がりの身体に取り込まれると、血糖値が上昇して血液がドロドロになる可能性があります。
炭酸飲料も糖分が多いコーラやサイダーなどは避けて、炭酸水など無糖のものを選ぶようにしましょう。
お酒
ビールなどのお酒もお風呂上がりは飲むのを避けるようにしましょう。お酒に含まれるアルコールは利尿作用が強く、お風呂上がりに飲むと水分補給どころか逆に水分を失い、血液がドロドロになってしまう恐れがあります。
また、お風呂に入って血行がよくなった身体にアルコールが入ると高血圧などを起こすリスクもあります。
お風呂上がりの水分補給は自分に合った飲み物を選ぼう!
お風呂上がりにオススメの飲み物や、あまりオススメできない飲み物をご紹介しました。
お酒やジュースをお風呂上がりに飲むと身体に負担がかかることがありますので、これまで飲んでしまっていたという方は健康を保つためにも控えるようにしましょう。
お風呂から出たあとは白湯やハーブティーなどの温かい飲み物か、常温のミネラルウォーターなどを選ぶと身体に負担をかけずにしっかりと水分補給ができます。
ダイエットやリラックス効果が得られるものもありますので、今回ご紹介したオススメの飲み物を参考にして自分に合ったものを選びましょう。
サウナ後の水風呂で健康的な身体に? 水風呂の効果とデメリット(危険性・注意点)
スーパー銭湯や温泉などでは、よく湯船やサウナに入ったあとは水風呂に入るという方がいらっしゃいます。
水風呂に入ると涼しい気分になりますが、湯船やサウナで温まった身体を冷やすのはどんな効果があるのかご存知でしょうか?
今回は、サウナ後の水風呂の効果やデメリット(危険性・注意点)についてご紹介します。
水風呂の効果とは?
身体の免疫力向上・風邪防止
水風呂に入ることで身体の免疫力を向上させ、風邪を予防できるだけでなく花粉症やアトピーなどを緩和させる効果があるといわれています。これは水風呂に入ることで身体が冷たい水に負けないように温める力が働き、その結果免疫力の向上につながっています。
血管が収縮して美肌に!
水風呂に入ると、湯船やサウナで温まった体内で膨張した血管が反対に収縮していきます。すると、血液が活性化して新陳代謝がよくなり、老廃物が除去されて美肌効果が得られます。
さらに、水風呂に浸かることで肌と毛穴が引き締まり、シワやたるみをケアすることができます。
脂肪燃焼でダイエット効果も
水風呂に入ると、温まった身体が冷やされて体温が下がります。すると、体内では体温を上げようとする働きが起こり、このときに脂肪がエネルギーとなって温めようとします。そのため、水風呂は脂肪燃焼の効果がありダイエットにも最適です。
そのほかにも、水風呂にはストレスや不規則な生活習慣で乱れた自律神経を整えるなど、さまざまな効果があります。
健康的に水風呂の効果を得る入り方
一般的に水風呂と、湯船やサウナに交互に入る「温冷交代浴」は多くの方がスーパー銭湯や温泉で実践している方法です。
しかし、温冷交代浴のポイントを知らずに、何となく交互に入っている方は多いのではないでしょうか?
温冷交代浴を行なうときは、水分不足にならないように水を必ず一杯は飲んでおきます。
次に、温泉やサウナには無理に長い時間入るなど決して無理はせず1回数分で出て、水風呂に1分ほど浸かります。これを3回~5回ほど繰り返すと、自律神経が整ったり、むくみの解消など美容や健康に良いとされています。
また、水風呂は冷たくて苦手だという方は、シャワーで冷水を浴びるだけでも効果があります。こちらは自宅でも行なうことができますので、スーパー銭湯や温泉に行かなくても手軽に健康効果を得ることができます。
心臓に負担も? 水風呂の注意点
水風呂はさまざまな健康効果を得ることができる一方で、いくつか注意点もあります。
サウナや温泉から出たあと、水風呂に入るときは足の先からゆっくりと浸かるようにしましょう。
よくいきなり全身で浸かる方もいらっしゃいますが、実は身体、特に心臓に大きな負担がかかって危険な場合があります。足や腕など、なるべく心臓に遠いところから浸かるようにしましょう。無理に冷水には入らず、膝下まで浸かるようにするなど、自分のやりやすい方法を開拓していくのもいいかもしれません。
特に体調が悪いときに温冷交代浴を行なうとさらに悪化してしまう恐れがありますので注意が必要です。
そして、高血圧の方や心臓や肝疾患など持病をお持ちの方は、水風呂に入ると負担がかかって危険ですので控えてください。
まとめ
水風呂の効果や注意点についてご紹介しました。
水風呂は夏の暑い時期は涼しい気分になれるだけでなく、さまざまな健康効果があるのでおすすめですが、入るときは注意点をしっかり守らないと身体に負担をかけてしまいます。
また、水風呂から出たあとは、風邪をひかないように注意してください。
今回ご紹介した水風呂の入り方を参考にして、毎日の生活を健康的に過ごしましょう!