Health/Life

「健康・生活」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧

2020-06-12

疲労回復と美容に! 入浴剤は目的に合わせて賢く選ぼう

お風呂の時間をより楽しく、リラックスできるものにしてくれる色々なバスグッズの中でも、「入浴剤」は誰でも簡単に取り入れやすいアイテムのひとつです。
入浴剤を使うことで疲労の回復やお肌のケアなどの様々な効果が期待でき、自分の好きな色・好きな香りに包まれてゆっくりバスタイムを堪能できます。

そこで今回は、様々な目的に合わせて最適な入浴剤をご紹介しますので、是非リラックスしたお風呂の時間を過ごすための参考にしてみてくださいね。

疲れているときは疲労の種類で入浴剤を選ぶ

一日の終わりに「お風呂でゆっくり疲れをとりたい」というのは、多くの方が思うところではないでしょうか。ですが、身体のどの箇所がどのように疲れているのかは毎日少しずつ違うものです。
ここでは、溜まっている疲労の種類別に、効果が期待できる入浴剤のタイプをご紹介します。

筋肉痛や腰痛、肩こり、だるさなどの身体的な疲れが目立つとき

思いきり体を動かした後や、デスクワークや接客業などのように長い間座りっぱなし・立ちっぱなしの同じ姿勢で作業を続けたあとは、筋肉痛、肩や腰の痛み、だるさなど、身体に様々な不調が起こりがちです。
こうした肉体疲労によるものは、早めに対処しないと精神的なダメージをもたらしたり、痛みやだるさが長引いてしまうこともあります。

そのため、体の疲れが溜まっているなと感じたら、できる限りその日のうちにゆっくりお風呂に入って疲れを取り除きたいものです。そして早めに疲れをとるには、炭酸ガス系をはじめとした体をしっかりと温める入浴剤がオススメです。
入浴剤を使用せず普通のお湯に浸かるだけでも体は温まり、血行を促進する効果がありますが、そこに温浴効果のある入浴剤を入れることでさらにその効能を高め、体をぽかぽかと芯から温めてくれます。
また、疲労の回復が早まるほか、その後の睡眠の質を高める効果も期待できるので、しっかりと疲れをとりたい方にオススメです。

集中力の低下をはじめ、脳や神経的な疲労が目立つとき

現代社会では昔に比べてお仕事や趣味など、様々な場面でパソコンやスマートフォンを使う時間が増えました。なかには、一日のほとんどをこうした機器と向き合って過ごすという方も多いかと思います。
その一方で、長時間パソコンなどのモニターと向き合う生活を送っていると、視神経や脳にかかる負担が大きくなり、肉体的精神的疲労とは別に、神経的疲労も溜まっていきます。

例えば眼精疲労や集中力の低下、仕事のパフォーマンスが落ちてきた。など、なんらかの不調を感じたときには、自律神経を整える効果が期待できる入浴剤がオススメです。
先ほどもご紹介しましたが、炭酸ガス系など体を温める効果のある入浴剤は副交感神経の働きを促し、良質な休息を取りやすくしてくれます。

また、神経の緊張を和らげる効果のあるハーブなどが配合されている生薬タイプの入浴剤も効果的です。普通に入浴するよりも一層リラックス効果が期待できます。
ラベンダーのようなよく知られたハーブから、ショウガやミカンの皮、チンピ、ショウキョウなど、リラックス効果が期待できるものが配合された入浴剤を探してみましょう。自分の好きな香りを選ぶことで、よりリラックスできるでしょう。

美容に関する悩み別! オススメの入浴剤

オススメの入浴剤
バスタイムは一日の疲れを癒すと同時に、スキンケアやボディケアなど様々な美容法を行うのにピッタリな時間でもあります。ここでは女性に多い美容のお悩み別に、オススメの入浴剤をご紹介していきます。

お肌をしっかり保湿するならスキンケア重視の入浴剤を

乾燥はお肌の大敵。顔だけではなく、体全体の乾燥もお風呂ではしっかりケアしていきたいところです。
普通のお湯に長く浸かっていると必要な分の皮脂まで落ちてしまい、かえって乾燥しがちですが、保湿力の高い入浴剤を使えば全身を簡単に保湿・ケアすることができます。
また、入浴後にボディクリームなどを使って保湿することも忘れないようにしましょう。

背中の肌荒れには酵素系入浴剤がオススメ

顔と同じく荒れてしまいがちな背中のお肌。普通に洗うだけでは落としきれなかった角質やニキビに悩む方も少なくありません。自分でチェックしたり丁寧に洗ったりするのも難しい場所なので、ケアしにくいのも困りものです。
そんな背中の肌荒れにオススメなのは、酵素系の入浴剤です。洗浄効果が他の入浴剤よりも高めで、お肌の老廃物や毛穴汚れをきれいにしてくれる効果が期待できます。清潔なお肌を保ちたいという方にもピッタリです。

汗をかくなら発汗成分入りの入浴剤で半身浴を

ダイエットやデトックスが目的のため、お風呂に浸かって汗をたっぷりかきたいというときには、温浴効果のある成分の他、トウガラシやショウガ、ヨモギのエキスやゲルマニウムなど、発汗成分が配合されている入浴剤がオススメです。また、全身浴では体への負担が大きくなりやすいので、半身浴でじっくり体を温めましょう。

まとめ

疲労回復や美容など、様々な目的に合わせて最適な入浴剤をご紹介しました。
入浴剤とひとくちに言っても、配合されている成分や原材料、期待される効能はさまざまです。
自分の体の疲れや悩みなどに合わせて、一番疲れも取れてリフレッシュできそうな入浴剤を探してみてくださいね!

2020-05-25

お風呂で疲れを癒そう! 肩こりに効果的な入浴方法

長時間同じ姿勢を取り続けるデスクワークは、肩こりを招く行動の一つです。
特にパソコンやスマートフォンなどを使うデスクワークを長時間続けると、姿勢が固定されてしまうことはもちろん、肩こりの原因となる手・腕・目元の疲れがどんどん蓄積してしまいます。
近頃はリモートワークが進み、今まで以上にデスクワークの時間が増えているからこそ、その日のうちにお風呂で疲れを取って肩をほぐしたいもの。

そこで今回は、つらい肩こりの解消に役立つ入浴方法をご紹介します!

肩こりには肩まで浸かる全身浴がオススメ!

普段お風呂に入るとき、肩までしっかり浸かっているでしょうか?
首や肩周辺の血行不良による肩こりには、温めることが効果的です。湯船に座ると自然と肩が水面から出てしまうことも多いですが、肩こりが気になるときにはしっかり肩までお湯に浸かる全身浴になるように意識しましょう。

全身浴をする場合にはお湯の温度をぬるめに設定するのがオススメです。具体的には39度前後くらいのお湯に10分間ほど浸かるのがよいでしょう。
ただし、無理は禁物です。苦しくなったり、のぼせたりする場合はお湯の量を減らす、もしくはお風呂から出て体を休めましょう。

ストレッチはお風呂でしっかり温まった後が効果的

首や肩のストレッチは肩こり緩和に効果的ですが、筋肉が寒さやストレスで緊張し、こわばったままではその効果も半減してしまいます。
したがって、十分に体が温まっていない入浴直後より、お風呂でしっかり温まった後に大きく肩周りを動かすストレッチをするのがオススメです。この時に肩や首だけではなく、背中、腰、腕、脚のストレッチも同時に行うと、よりリラックスできるでしょう。

また、ストレッチをする部位によっては無理な体勢になることもあります。あくまでも「無理のない範囲」で行うようにしてください。
首を左右前後に伸ばしたり、足首を回したりするストレッチは浴槽内でも簡単にできるのでオススメです。
なお、ストレッチで全身の筋肉をほどよく温めると、睡眠の質を高めることにもつながります。

アロマ浴でリラックス効果をさらにアップ!

アロマ浴でリラックス効果をさらにアップ
入浴には高いリラックス効果がありますが、さらなる効果を狙うのであれば、お風呂にアロマテラピーを取り入れた「アロマ浴」も有効です。

アロマ浴はお湯に少量のエッセンシャルオイルを加えて香りを楽しんだり、オイルの成分を体に浸透させたりすることでリラックス効果を高めてくれます。
浴室という密閉された空間で行うため、オイルの成分を効率的に取り入れられるというメリットも。
方法もとても簡単で、レシピ通りの分量のエッセンシャルオイルを直接お風呂のお湯に入れて、よくかき混ぜるだけでアロマ浴が楽しめます。

そして、エッセンシャルオイルには様々な種類・特徴がありますが、肩こりへの効果が期待できるものを選べば、リラックスやリフレッシュ効果が高まるとともに、肩こり解消にも役立ちます。

肩こり解消にオススメのエッセンシャルオイル

肩こりにオススメのエッセンシャルオイルは主にマジョラム、レモングラス、ジンジャーの3種類で、次のような効能があるといわれています。

マジョラム

マジョラムは落ち着いていて温かみがある中、スパイシーなニュアンスもある香りのエッセンシャルオイルです。自律神経、血液の循環、体温、血圧、心拍などのバランスを整えてくれる働きがあるとされています。炎症や痛みを抑える効果もありますので、肩こり解消の効果にも期待できます。

レモングラス

レモングラスは名前の通り、レモンのような爽やかさとグリーンの香りが際立つエッセンシャルオイルです。鎮痛や血行促進の作用がある上、筋肉の働きを高める効能があるとされていますので、筋肉がこわばって血行不良になっている肩こりにも効果が期待できますね。

ジンジャー

ジンジャーはスパイシーでありながら、どこか甘みも感じられるしょうがの香りのエッセンシャルオイルです。こちらも血行促進や発汗作用があり、体の冷えや痛み、血行不良による肩こり等の症状を和らげる効果が期待できます。

今回ご紹介した3つのエッセンシャルオイルは、主に肩こりの原因である血行不良に効果のあるものですが、その他にも筋肉の緊張をほぐしてリラックスさせてくれるラベンダーやローズマリーなどのエッセンシャルオイルもオススメです。香りの好みに合わせて、組み合わせやバランスを変えて工夫してみるのも楽しそうですね。

まとめ

つらい肩こりの解消に役立つ入浴方法などについてご紹介しました。
保温と血行促進の効果がある入浴には、筋肉のこりやこわばりを緩和し、肩こりの症状を和らげてくれる効果が期待できますが、エッセンシャルオイルを入れるなど少し工夫するだけでその効果をさらに高めることができます。
毎日のデスクワークやIT機器の操作で疲れた体を、ぜひお風呂の時間を使ってより効率的に癒やしてみてはいかがでしょうか。

2020-04-30

気分すっきり! 出かける前の朝シャワー・朝風呂のメリット(効果)とデメリット(注意点)

夏場などの気温が高い時期には、朝にシャワーを浴びて寝汗を洗い流すとサッパリして1日を迎えられます。
寒い時期でも出かける前に「朝にシャワーを浴びる」「朝風呂に入る」という方は多く、海外では一般的となっている国もありますが、実は朝のシャワーには注意点があることをご存知でしょうか?

今回は、朝シャワー・朝風呂のメリット(効果)とデメリット(注意点)についてご紹介します。

朝にシャワーを浴びるメリット(効果)とは?

まずは、朝シャワーのメリットについてみていきましょう。
夏場の就寝中にかいた寝汗を流してサッパリさせてくれるほかにも、健康面で様々な効果があります。

目が覚めて清々しい1日に

朝起きてからシャワーを浴びると、目が覚めて清々しい1日を迎えられますが、実はこれには体の交感神経が大きく関係しています。
人間の体の自律神経には交感神経と副交感神経があり、就寝時には副交感神経が活発になってリラックス状態となる一方で、日中の活動時には交感神経が活発になる仕組みになっています。
起床時にはまだ副交感神経が活発なため、頭がぼーっとするような状態になりますが、シャワーを浴びて刺激を受けることで体を活動状態にうまく切り替えてくれる効果が得られます。

ダイエットにもオススメ

シャワーで温かいお湯を浴びると、体の血行がよくなり代謝が活発になる効果があります。代謝がよくなると、エネルギーの消費量が増加してダイエットにも有効ですが、1日の活動が始まる朝にシャワーを浴びることでより高い効果が期待できます。
また、体の血行が良くなることで寝ているあいだに下がった体温が温められますので、冷え性にお悩みの方にもオススメです。

気になる体臭の予防に効果的!

人間は就寝時にコップ一杯ほどの汗をかいているといわれており、特に気温が高い時期になると翌朝不快に感じるほど汗をかくことが多くなります。
また、寝ているあいだには皮脂の分泌が行われていますので、これらによって雑菌が繁殖したり、酸化することで体臭が気になる原因に繋がることがあります。
そのため、朝にシャワーを浴びて汗や皮脂を洗い流すことで、体臭を予防させる効果が期待できます。

朝シャワーのデメリット(注意点)を確認しておこう

朝シャワーの注意点を確認しておこう
朝のシャワーには様々なメリットがある一方で、いくつか注意点もあります。なかには、体調に影響を及ぼす危険がある場合もありますのでよく確認しておきましょう。

時間に余裕を持ってシャワーを浴びる

仕事に出かける前など、時間に追われ慌てて朝シャワーを浴びるときはシャンプー・石鹸の洗い残しやすすぎ残しがないように注意が必要です。
シャワーでしっかりと落としきれず、髪の毛などにシャンプーが残っていると痒みやフケ、湿疹が起こる原因となることがあります。そのため、朝は余裕を持ってシャワーを浴びるようにしましょう。

朝シャワーは頭皮へのダメージに注意

人間の頭皮は皮脂膜で保護されており、さまざまな刺激から守られています。しかしシャンプーで髪の毛を洗うと、この皮脂膜も一時的に流されていき新しい膜が作られるまでに数時間かかるといわれています。
そのため朝のシャワーで髪を洗ってから外出する場合は、頭皮が紫外線などの刺激を直接受けやすくなってしまうので注意が必要です。
また、抜け毛や薄毛の原因になる恐れがありますので、外出するときは帽子を被るか日傘をさすなどして紫外線から頭皮を守るようにしましょう。

体に大きな負担がかかるヒートショックを避ける

朝シャワーを浴びる際に、最も注意しなければならないのがヒートショックです。ヒートショックは急激な温度変化によって体に大きな負担がかかる現象で、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす恐れもあります。
そのため特に気温が下がる冬場は、冷えやすい脱衣所と浴室の温度をなるべく上げておくなどし、急に熱いシャワーを浴びたりして体に負担をかけないように注意しましょう。また、特に高齢者の方は体の負担を受けやすいため十分注意が必要です。

夜の入浴と朝のシャワーを上手に使い分けよう!

朝シャワーのメリットと注意点についてご紹介しました。
朝起きてからシャワーを浴びると、1日の始まりを清々しくスタートできるだけでなくダイエット効果などの様々なメリットがある一方で、冬場は急激な温度変化によって体に大きな負担をかける恐れもありますので注意してください。

朝にシャワーを浴びるときはお湯を40度くらいの熱めに設定して、4〜5分ほどかけて最初は手足からゆっくりと浴びていき、首や肩などを中心に浴びるようにするのがポイントです。
また、朝シャワーを浴びた日でも、夜はゆっくりとお風呂に入って1日の疲れを取るように心がけましょう。

今回ご紹介した朝シャワーのメリットや注意点を参考にして、シーンに合わせて夜の入浴と上手に使い分けてくださいね。

2020-03-31

健康リスクも! 入浴を控えた方がいいときとは?

体を温めながら心身の緊張を緩めることができる入浴。「一日のうち最もリラックスできる時間」として、毎日意識的にお湯に浸かっている方も多いのではないでしょうか。
確かに、お湯に浸かって体を温めることはリラックス効果が期待できるほか、健康維持にも効果的ですが、場合によっては入浴を控えた方がいいときもあります。

そこで、今回は入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説いたします。

入浴の体へのメリットとは?

ご存知の通り、入浴には実に様々なメリットがあります。たとえば次のようなことはよく耳にするメリットのうちの一部です。

血行促進による健康維持

お湯の熱や水圧で体内の血行が促進され、冷え性の改善や免疫力・新陳代謝のアップ、疲労回復など、体を健やかに保つ効果が期待できます。
さらにお湯の中で軽く手足を動かせば、水の抵抗力を利用した軽いエクササイズにもなります。

体が温まってリラックス効果

お風呂に入って体が温まり、血行がよくなることで心身にたまっていたストレスや緊張がほぐれ、全身にリラックス効果を与えてくれます。
また、好きな香りの入浴剤を入れたり、音楽をかけたりすることでより効率的にリラックス効果が得られます。

さまざまな美容効果も!

入浴して体内の血行が促進されることにより、むくみ解消にも期待できます。また、お湯から出る湯気で毛穴が開き、毛穴の中の汚れが落ちやすくなる効果もあります。さらに、保湿効果の高い入浴剤を使えば温まりながら全身の保湿ができます。

以上のように、入浴は毎日自宅で気軽にできる健康維持・ストレス解消法の一つであり、たくさんのメリットがあります。しかし、体調によっては体温以上の熱を与えることで健康リスクが生じてしまうこともあるのです。

こんなときは入浴を控えましょう

こんなときは入浴を控えましょう
本来、お湯で体を温めることは健康維持につながります。しかし、次のような場合は入浴を控えた方がよいでしょう。

38度以上の高熱があるとき

38度以上の高熱があり、頭がフラフラする症状があるときは入浴を控えましょう。熱があるときは体力を消耗しやすい状態になっていますが、体温以上の温度のお湯に浸かることで一層体力を消耗し、疲労が蓄積して快復を遅らせる可能性があるからです。
また、入浴はお湯の温度や入浴時間によっては疲労感を招いてしまうことがあるため、熱がないときでもこれらの点に注意しながら入浴するように心がけましょう。

なお、熱や咳、頭痛といった症状がない軽い風邪のときはお湯で体を温めて免疫力をアップさせることができるため、入浴しても問題ないといわれています。しかし、体調をしっかり見極めて、決して無理をしないように注意しましょう。

お酒を飲んだあと

飲酒後の入浴は危険なので控えましょう。アルコールは入浴とともに血行を促進させる作用がありますが、この二つの要素が重なることで血行がよくなり過ぎ、逆に脳や心臓といった臓器に十分な血液がまわらなくなってしまう恐れがあります。その結果、脳貧血や心臓発作を引き起こす可能性があるのです。
また、肝臓の血液が少なくなることで動きが鈍り、アルコールの分解が阻害されます。その上で血中のアルコールが血行促進によって体中にめぐり、さらに酔いやすくなってしまうという悪循環も。

昔から「酔い覚ましに」と飲酒後にお風呂に入ろうとする方がいますが、実はこれは逆効果かつ危険な行為なので飲酒後の入浴は控えましょう。
体をさっぱりさせたい場合はぬるめのシャワーを浴びることをおすすめします。

肌が敏感になっているとき

日焼けや寒さによる乾燥などで肌がぴりぴり、ひりひりしたりする場合は入浴を避けた方がよいでしょう。水分量が低下しているお肌をお湯につけると必要な皮脂まで落としてしまい、さらにお肌の状態が悪化してしまう可能性があるからです。
どうしても入浴したい場合は、ぬるめのお湯に5分~10分程度浸かりましょう。その際、敏感肌でも使用できる保湿力の高い入浴剤を使用すると肌に潤いを残せます。

正しく入浴してお風呂を健康維持の味方に!

入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説しました。
現在は昔に比べて各家庭にお風呂が普及したことで、いつでも気軽にお湯に浸かることができるようになり、入浴は一日の疲れを癒す身近な手段になっています。
しかし、入浴はあくまで体調に問題がないことが大前提の行為です。体調不良や怪我など、不安要素があるときは無理してお湯に入らないように心がけ、健康リスクを減らしましょう。

2020-01-30

体が冷える冬にオススメの入浴剤!

気温がグッと下がる冬は、一年の中でも特に体が冷えやすくなる季節です。そのため、冬の時期はどんなに忙しくてもお風呂に入って体を温めたいと思っている方も多いことでしょう。
もちろん、お湯に浸かればそれだけでも体は温まりますが、実は入浴剤の選び方によって、より効果的かつ効率的に体を温められるのをご存知でしょうか?

そこで、今回は体が冷える冬にオススメの入浴剤についてご紹介します。

体を温めるならどんな入浴剤がいい?

冷えた体を効果的に温めるには外部から熱を与えるほか、温まった血液を体中に行き渡らせるために血行をよくすることが大切です。したがって、入浴の際は保温効果と血行促進効果が期待できるタイプの入浴剤を積極的に選ぶようにしましょう。

市場に出回っている入浴剤は種類こそ多いものの、「お湯の中に入れてしまえばすべて同じ」というわけではありません。成分によって効能に違いが出るので、冷え対策をする場合にはその目的に適した成分が多く配合されているものを選ぶ必要があります。

体の温め効果が期待できる入浴剤の種類

入浴剤は配合されている成分によって主に生薬系、無機塩類系、酵素類系、炭酸ガス系、保湿系などの種類に分けられます。そのなかでも、保温と血行促進の効果が期待できるものは生薬系、無機塩類系、炭酸ガス系という種類の入浴剤になります。

生薬系入浴剤

ショウガやカミツレ、ヨモギ、トウガラシなどの植物が主成分となっているものが生薬系入浴剤です。植物から抽出された有効成分による血行促進の効果が期待できますが、成分によっては香りで好き嫌いが分かれることもあります。

無機塩類系入浴剤

無機塩類系入浴剤は炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムなどを主成分とした入浴剤です。入浴剤の中では最も一般的なタイプのもので、成分で肌表面を覆ってお湯で温まった体を保温します。

炭酸ガス系入浴剤

炭酸ガス系入浴剤は、炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩類に有機酸類の化合物を配合して、炭酸ガスを発生させるタイプの入浴剤です。皮膚から吸収された炭酸ガスは血管を拡張させ、血行を促してくれる効果が期待できます。
お湯の中で溶かすとシュワシュワと泡を出しながら炭酸ガスを出すのが特徴で、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

ひと工夫でさらに体がポカポカに

ひと工夫でさらに体がポカポカに
入浴剤を選ぶほかには、次のような工夫をすることでさらに効果的に体を温めることができます。

お湯は「ぬるめ」がベスト

手足がかじかむほど冷えていると「熱いお湯に入りたい!」と思ってしまうものですが、体を効果的に温めるなら37度くらいから40度までの「ぬるめ」が適温です。
熱いお湯では交感神経が高まって血管が広がらず、血行促進を妨げてしまうといわれています。

入浴時間は20分程度に収める

冬の入浴は温かいお湯が気持ちよく、つい長風呂になってしまうことがあります。しかし、体を温めるならお湯に浸かる時間は20分程度にしておきましょう。長風呂はお肌の乾燥を招くほか、心臓に負担をかけてしまいます。

入浴後は手足のマッサージを

お風呂で体をじっくり温めたものの、入浴後はすぐに手足が冷えてしまうことがあります。
これは「湯冷め」といわれるものですが、湯冷めは血管が広がったまま放熱し続けた結果、体温が奪われてしまうことで起こります。
湯冷めを防ぐには入浴後の保温を怠らないようにするほか、冷えやすい手足をマッサージして血行をよくすることが効果的です。クリームやオイルなどをつけて行えば、お肌の保湿も同時にできます。

昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、体が冷えると頭痛や肩こり、不眠、むくみ、集中力の低下など様々な症状を引き起こす原因にもなります。
冬はどうしても体が冷えがちになりますが、バスタイムとバスアイテムを上手に利用して温かく健やかに過ごしましょう。

2019-11-12

お風呂でリラックス! 至福のバスタイムのための一工夫

お風呂は命の洗濯ともいわれ、一日の疲れを癒しぐっすり眠るためには欠かせない習慣です。
もちろん、いつもどおりお風呂に入るだけでも効果がありますが、実は少しの工夫でさらなるリラックス効果が期待できることをご存知でしょうか?

今回は、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介します。

疲れの種類によってお風呂の入り方を変えてみよう!

「疲れている」と一口に言っても、具体的に身体のどこがどのように疲れているのかは人によってまちまちですよね。身体を動かして筋肉痛になってしまったのか、デスクワークなどが原因で肩が凝っているのかなど、日々さまざまな種類の疲労にさらされる可能性があります。

お風呂が疲労回復に効果的なのは、簡単にいうと身体をお湯で温めることで体温が高くなるからですが、実は温め方によっても疲労への効果が変わります。
そのため、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためには、下記のように身体に溜まった疲れに合わせて入浴方法を変えるのがポイントです。

運動をして身体が疲れているとき

スポーツなどで身体を動かす活動をしたあとは筋肉が疲れて、痛みを感じることもあります。そんなときには39度くらいのぬるめのお湯を張り、20分ほどの入浴がオススメです。
時間をかけてゆっくりと血行をよくすることで、疲れの原因となる疲労物質がスムーズに分解される効果が期待できます。

デスクワークなどで首や肩が凝っているとき

デスクワークなどが原因となる首や肩の凝りを解消したいときには、41度ほどの熱めのお風呂がオススメです。
首までしっかりお湯に浸かることで筋肉が温められ、血行をよくして凝りを和らげます。また、入浴中に凝っている部分をマッサージするのも効果的です。

できるだけ早く眠りたいとき

仕事などで帰宅が夜遅くなってしまったときに入浴後すぐに眠れるようにしたい場合は、お湯は39度ほどのぬるめに設定しておき、入浴時間は10分程度がオススメです。ほどよく温まった体温が徐々に下がっていくときに横になるようにするとぐっすりと眠れますよ。

このように、身体の疲れに合わせて入浴方法を変えることでよりリラックス効果が得られて、快適な日々が送れるようになりますのでぜひ実践してみてください。

少しの工夫でお風呂をさらなるリラックス空間に?

少しの工夫でお風呂をさらなるリラックス空間に
ここでは上記でご紹介した入浴方法に加えて実践したい、お風呂をより快適なリラックス空間にするための一工夫を見ていきましょう。

お風呂で音楽や読書などを楽しむ

お湯に浸かっているあいだ何もせずにいるのが苦手だ、という方には音楽や読書などで時間を過ごすのがオススメです。音楽鑑賞や読書には一定のリラックス効果やストレス解消効果も見込めるので、お風呂と合わせれば効率よくリフレッシュできます。
防水仕様のスピーカーやバスタブキャディーを使えば水に濡れてしまうことを心配しないで音楽や読書を楽しめますよ。

インテリアや小物にこだわって居心地よい空間を作る

浴室のインテリアや小物も気に入ったものを選べばさらに居心地のよい空間になります。
例えば、普段はほかの部屋に置いている観葉植物などを持ち込んでボタニカルな雰囲気にしたり、アロマキャンドルを用意するなど、小物類にも気を配ればよりリラックスできる素敵なバスルームになるはずです。

お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介しました。
ちょっとした一工夫でお風呂の癒し効果はさらに高くなります。日々の疲れに悩んでいる方は今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。

2019-10-18

家のお風呂よりも広い大浴場での入浴はなぜ「気持ち良い」のか?

江戸時代の日本では、銭湯はたくさんの人々の生活を支える施設でした。現在は、給湯器などの普及により自宅で簡単にお風呂に入れるようになりましたが、今でも多くの方が好んで銭湯や温泉に足を運んでいます。
銭湯や温泉には時々行くという方でも、大きなお風呂に入ると「家のお風呂よりも広い大浴場で入浴する方が気持ち良い」と感じるのではないでしょうか?

そこで今回は、大浴場での入浴が気持ち良く感じるのはなぜなのか、その理由についてご紹介します。

大浴場と家庭のお風呂の違いとは?

自宅で入るお風呂よりも、なぜ銭湯や温泉が気持ち良く感じる方が多いのか考えるために、まず双方の違いについて知るところから始めてみましょう。

大浴場と家庭のお風呂の違いとして、一番顕著なのがその「広さ」です。大浴場は湯船が広いのはもちろんのこと、そもそも浴室という空間としての広さも家庭のお風呂とは段違いですよね。
内装や間取りはお店によって違いますが、施設によっては一つの広い浴場の中に色々な入浴設備がありとても広い部屋になっています。

また、色々な設備があるという点も、自宅の浴室と大きく異なる点の一つです。こちらもお店によって違いますが、例えばジャグジーバスや打たせ湯、横になって入れる寝風呂など、自宅のお風呂ではなかなか味わえない設備が多くあります。こういった楽しみがあるのも銭湯や温泉のよいところですね。

大浴場の心地よさ、ポイントはやはりその「広さ」

大浴場の心地よさのポイント
銭湯や温泉では、自宅のお風呂にはない設備が楽しめるのはもちろんですが、「入浴」という行為自体が大浴場ではより一層心地よく感じるのには、やはりその広さが深く関係しています。

まず一つ目が、大浴場はのびのびと湯船に浸かれるという点です。手足を大きく広げていられるので、それだけ開放感や水に浸かっているときの浮遊感を強く感じられ、ストレス軽減やリラックスの効果も高いのだとか。

さらに、大浴場の浴槽は広さに加えて深さもあり、全身しっかりとお湯に浸かっていられることも心地よさの理由です。
湯船に浸かっていると身体に水圧がかかりますが、大きな浴槽で全身しっかりとお湯に浸かると500kg以上もの水圧がかかるそうです。実はこの水圧にはマッサージ効果があり、さらにお湯で身体が温まるため、入浴しただけでまるで軽いマッサージを受けた後のようにスッキリする効果も得られます。

銭湯や温泉の大きなお風呂でリフレッシュしよう!

銭湯や温泉の大きなお風呂と家庭のお風呂の違いや、大浴場での入浴が気持ちよく感じる理由についてご紹介しました。

現在は江戸時代のころとは違い、さまざまな機能がついた給湯器が普及して自宅でお風呂に入ることが主流となっていますが、銭湯や温泉には大浴場ならではのメリットがいくつもあります。
最近は疲れが取れない、気分をスッキリさせたいというときには、ぜひ銭湯や温泉に足を運んで大きなお風呂でリフレッシュしましょう!

2019-10-04

食前?食後? お風呂に入るオススメの時間や入浴のタイミングとは

お風呂には一日の疲れを癒し、身体をリラックスさせる効果があります。家に帰ってきたら早めに入浴し、夜はゆっくり過ごすことを習慣にしている人も多いのではないでしょうか?
帰宅したあとお風呂とご飯のどちらを先に済ませるかは人それぞれですが、実は入浴は食前と食後のタイミングや時間で健康・ダイエット・身体への効果が異なります。

そこで、今回はお風呂に入るオススメの時間やタイミングについてご紹介します。

食後すぐの入浴は身体に負担がかかることも?

仕事や学校などで忙しい日々を過ごしていると、ご飯を先に済ませて早めにお風呂に入って休みたいという方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には食後すぐの入浴はあまり身体によくないといわれています。

食後すぐの身体の中では、食べたものの消化をスムーズに進めるために血液を胃腸に集めています。
ところが入浴やシャワーにより血行がよくなると、胃腸に集めた血液が全身に回ってしまうため、胃腸の働きが低下して消化不良を起こすことがあるのです。

そのため、ご飯を先に食べてからお風呂に入る場合は、消化が落ち着く食後1〜2時間ほど経ったころをオススメします。

お風呂はご飯を食べる前に入るのがオススメ!

一方で、ご飯を食べる前にお風呂に入ると、全身に血液が回ることで胃腸の働きが鈍くなり食欲が抑えられ、空腹を感じにくくなる効果があります。
そのため、ご飯をついつい食べ過ぎてしまうという方や、ダイエット中の方は食前の入浴がオススメです。
しかし、入浴後すぐの食事は消化不良を起こす原因になることがありますので、最低30分は間を空けるようにしましょう。

さらに、食前の入浴は身体の脂肪を燃焼させやすくしてくれる効果があるといわれていますので、一日の疲れをとってリフレッシュしながらボディケアすることができます。

就寝1~2時間前の入浴もオススメ?!

就寝1~2時間前の入浴もオススメ?!
お風呂に入るオススメのタイミングについてご紹介しました。
入浴は胃腸に負担をかけやすい食後よりも食前の方が、ダイエットへの効果もあり健康によいことがお分かりいただけたことと思います。

また、お風呂に入って身体をリラックスさせたあと、夜グッスリと眠りたい方には就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメです。
就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメな理由については、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(お風呂の温度と時間を意識すれば睡眠の質が上がる?!)

今回ご紹介した入浴の効果を参考にして、自分に合った方法で日々の疲れを癒しましょう。

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