健康・生活

2023-07-21
2023-07-21

温泉でだけ起きる「湯あたり」の原因とは

温泉に入った際に起こることのある「湯あたり」は、普通のお風呂に入浴しているときには起こらない症状です。
湯あたりがなぜ温泉に入っているときにだけ起こるのか、その原因や症状についてご紹介します。

湯あたりとは

湯あたりは、温泉に何度も繰り返し入ったり、長い時間入り続けたりすると起こることのある症状を指します。

具体的な症状としては、頭痛やめまい、吐き気、からだのだるさや倦怠感、食欲の不振などの体調不良があります。
その他腹痛や頭痛、寒気など、風邪にも似た症状があらわれることもあります。
この湯あたりの症状は、温泉につかった直後ではなく、数日後などしばらく時間が経ってからあらわれます。
入浴後2日から3日、遅いときには1週間後に症状が起こります。

お風呂に入って体温が上がり、血管が拡張し血行がよくなったことでのぼせたときの症状と似ている部分もありますが、のぼせの症状は入浴後すぐに起こるという点で違いがあります。
また温泉につかることで体力を消耗し、疲れてしまったときとも症状が似ています。
普段からお風呂にしっかりつかる習慣がないと温泉に繰り返し入ったり長い時間入浴したりすることで疲れてしまい体調が悪くなることがありますが、こういった「湯疲れ」と呼ばれる症状も入浴後すぐに起こります。

湯あたりが起きる原因は温泉成分

温泉で湯あたりが起きる原因は、温泉に含まれる成分にあります。
温泉にはさまざまな成分が含まれていますが、入浴した温泉に体質に合わない成分が含まれていることもあります。
また、好転反応のひとつであるケースもあります。
「温泉は健康にいい」といわれる通り、温泉成分のなかには健康にいい影響を与えるものも多くあります。
それらがからだにいい作用を与えているものの、その過程で体調不良が起きてしまうこともあるのです。

また、温泉が高温であることも体調不良の原因となります。
お湯の温度は温泉によってまちまちですが、自宅で入浴するときよりも熱い温度になることも多いです。
入浴に適しているお湯の温度は38度から40度くらいといわれていますが、入浴するお湯の温度が42度を超えていると循環器系などの臓器に大きな負担がかかります。
熱い温泉を好む人も多いですが、実はからだに大きな負荷をかけてしまっているのです。
温泉では何度もお湯につかることもあるため、その分からだへのダメージも大きくなり、後々の体調不良につながってゆきます。

食後の入浴も、からだへの負荷を高める原因のひとつです。
食事をした後は食べたものを消化・吸収するために胃腸が活発にはたらいています。
そのため体内の血液も胃腸に集中しているのですが、食後に熱いお風呂に入浴してしまうと全身の血行がよくなり、体内でエネルギーが分散してしまいます。
結果として消化・吸収が妨げられ、胃腸への負担が増えてしまうのです。
温泉地の旅館では豪華な食事をいただく機会も多いですが、その後にまた温泉に入ると湯あたりの原因になる可能性があります。

湯あたりの予防と対策

湯あたりを防ぐためには、温泉に長くつからないこと、繰り返しつかるのは避けることが有効です。
温泉地に長く滞在する場合、特に最初の頃はからだが温泉に慣れていないこともありますので、初日からの長風呂は避けましょう。
滞在中は毎日温泉につかる贅沢な暮らしを楽しみたくなりますが、3日から4日に一度ほどの頻度で温泉につからない休息日をつくることでさらにからだへの負担を軽減できます。
からだを温泉に慣らしつつ、ゆっくりと入浴時間や頻度を増やしていきましょう。

入浴前の水分補給も重要です。
水分をしっかり摂ってから入浴することで、体温調節がしやすくなり、体調不良の防止につながります。
また入浴前にかけ湯をして、温泉の温度にからだを慣らしておくのも効果的です。
入浴することで体温が上がりすぎると体調不良につながるので、暑くなってきたら無理せず温泉から出ること、ちゃんと休憩を挟むことを意識しましょう。

湯あたりが起こってしまった場合には、休息をとることが重要です。
たとえ好転反応から起きた湯あたりであっても、無理にいつも通り行動したり何度も温泉に入っていたりすると体調不良は回復せずどんどん長引いてしまいます。
湯あたり自体は一過性の症状ですぐに回復することがほとんどですが、体調がすぐれない間は安静にして横になり、しっかりからだを休めましょう。
水分補給も大切です。
湯あたりによる体調不良は温泉成分によって体調を崩している状態なので、体内の循環をよくすることでより早い回復が見込めます。
湯あたりを起こした際には、いつも以上に水分をこまめに摂るよう意識しましょう。

湯あたりの症状はあくまで一時的なものであり、長く続くような体調不良ではありません。
症状自体は湯あたりに似ていても、何日も体調が悪い日が続くようであれば病院で医師の診察を受けましょう。

湯あたりに気をつけて温泉を楽しもう

湯あたりに気をつけて温泉を楽しもう
温泉は、正しくつかれば健康にいいさまざまな効果を得られるものです。
湯あたりも健康効果と同じく温泉の有効成分が原因となって起こるものではありますが、事前にしっかり予防しておくことで対処できます。
湯あたりやのぼせに十分気をつけて、温泉を心ゆくまで楽しみましょう。

給湯器の故障・販売・交換で
お困りの方へ

給湯器のトラブル・お悩みを迅速解決いたします!
給湯器の販売、給湯器新規取付、給湯器故障時の交換、修理対応、その他トラブル対応を、千葉県・茨城県・東京都を中心に365日年中無休で承っております。

給湯器のサイトはこちら

お風呂のリフォームを
ご検討中の方へ

お風呂に関するトラブル・お悩み解決いたします!
システムバスへの交換をはじめ、ご要望に応じたバスリフォームを、千葉県・茨城県・東京都を中心に365日年中無休で迅速に行ないます。

お風呂リフォームのサイトはこちら

Recommend

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

2024-04-22

リフォームを考えている方は要チェック! 2024年注目の浴室インテリアトレンド

インテリアのトレンドも、ファッションの流行と同じように移り変わりが激しいものです。
定番のデザインや伝統的に愛されてきたデザインもありますが、せっかくバスルームをリフォームするなら今のトレンドを押さえたデザインにしたいところです。
バスルームのようなプライベートな空間なら、自分の好みに合わせて自由にトレンドを取り入れられるのも嬉しいポイント。
今回は、近年のバスルームのインテリアデザインのトレンドをご紹介します。

バスルームへのトレンドの取り入れ方

バスルームのリフォームは、そう頻繁にできるものではありません。
だからこそトレンドを取り入れることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、トレンドのみを追いかけたデザインにするのではなくクラシックなテイストを取り入れることで流行のみに囚われているものとは違う、タイムレスな魅力のインテリアを完成させることができます。

これからご紹介するトレンドについてもすべてを取り入れる必要はもちろんありません。
自分の好きな雰囲気やテイストにも合わせやすいトレンドを組み合わせて理想のバスルームをつくりましょう。

2024年に注目したいトレンドデザイン

スパルームを思わせるデザイン

海外で人気を集めているのは自宅にスパルームをつくること。
新型コロナウイルス感染症の流行を経て、在宅ワークをはじめとして自宅で過ごす時間が増えたことで、自宅にいながら癒されたい、生活の質をより向上させたいと考える人が多くなったようです。
自宅に完全なスパルームをつくることは難しくても、スパのようなリラックスできる雰囲気づくりはできるはず。
たとえば壁はバスルームによく使われる白ではなく、あたたかみを感じられるグレーに。
そして小物類などは暖色系のカラーをワンポイントのように取り入れると、全体的に高級感がありながら落ち着きのある雰囲気が完成します。
在宅ワーカーや、自宅で体を動かす機会のある人など、体の疲れを取るためだけでなく、居心地のいいバスルームにしたい人におすすめです。

オーガニックな雰囲気

ここ数年はさまざまな業界でオーガニック素材を取り入れたデザインが流行しています。
バスルームも例外ではなく、テラコッタなどの天然素材を用いたデザインがブーム。
これからもこの流行は続くとみられていて、テラコッタのタイルやインテリアアイテムなどの形でバスルームに取り入れるのがおすすめ。
テラコッタ自体は伝統的に愛されてきた素材で流行に左右されるものではありません。
クラシックでありながらモダンなテイストも持ち合わせていて、洗練された雰囲気のバスルームを目指したい方におすすめです。
テラコッタのほか、植物などの自然からインスピレーションを受けたデザインを取り入れた、リラックスできて落ち着く空間づくりが流行しています。
鉢植えなどのグリーンを浴室に配置するとより自然を感じられる雰囲気に。

おしゃれな照明

照明は、部屋の雰囲気を大きく変えるインテリアアイテムのひとつ。
バスルームももちろん例外ではありません。
基本的にはシンプルなデザインの照明が使われることの多いバスルームですが、近年はむしろインテリアの主役となるようなおしゃれで主張の強い装飾的なデザインの照明がトレンドになるとのこと。
好きなテイストのものでいいので、ユニークでアーティスティックなアイテムを選ぶと心からゆっくりとリラックスできる空間づくりにつながります。
バスルームをリフォームするなら、照明のデザインにもこだわってみるのがおすすめです。

ヴィンテージ風のテイスト

ヴィンテージ風のテイストは、今後も主流のトレンドとなる見込みです。
ヴィンテージテイストは先ほど紹介した色を取り入れるインテリアデザインとも好相性。
ノスタルジックなクリームがかったピンクやイエロー、ミントグリーンなど、どこか懐かしい雰囲気のヴィンテージカラーは洗練された印象を与えます。
あえて使い込まれたような風合いにデザインしたもの、艶を消したりニスを塗らず仕上げたりといったヴィンテージテイストのアイテムを活用することで、機能的でモダンでありながらシャビーシックな雰囲気のおしゃれなバスルームを演出できそうです。

まずは小物から取り入れるのもおすすめ! トレンドを取り入れてバスルームをブラッシュアップ

バスルームのインテリアに関するトレンドをご紹介しました。
部屋の内装全体をトレンドに合わせて変えるのは難しい部分もありますが、照明や水栓、バスルーム内に置くインテリアアイテムなど、小物類からトレンドを取り入れるとそれだけでもおしゃれな雰囲気に。
毎日使うバスルームが自分好みのおしゃれな雰囲気になれば、心も体もより一層リフレッシュできるようになるでしょう。
リフォームで大胆にバスルームをつくり変えるのもよし、小物からトレンドを取り入れるのもよし。
日頃の疲れを癒す場所であるバスルームをより居心地のいい場所にするため、手軽にチャレンジできるところからトレンドや好みを取り入れた素敵な空間へとつくり変えてみましょう!

2024-03-28

健康で美しい髪を守る! 正しいシャンプー方法とヘアケアについて

毎日のように行うシャンプーですが、やり方一つで髪の健康状態が大きく変わってきます。
そこで今回は、正しいシャンプーの手順やヘアケア、ドライ方法についてご紹介します。

正しいシャンプー方法の基礎知識

まずはぬるま湯で髪全体をしっかりと濡らしましょう。
髪を濡らすことによって、シャンプーの泡立ちが良くなり、髪と頭皮の汚れを効率よく落とせます。
この時、頭皮までしっかり水が行き渡るようにするのがポイントです。
シャンプーの量は髪の長さや量にもよりますが、500円玉大が目安で直接髪につけるのではなく、手のひらでしっかり泡立てましょう。
泡立ててから洗うと、摩擦による髪や頭皮へのダメージを防げます。

泡立てたシャンプーを髪全体に広げ、指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗いましょう。
この時に爪を立ててしまうと頭皮を傷つける恐れがあるので、注意して下さい。
また、シャンプー剤が残ってしまうと頭皮トラブルの原因になる可能性があるため、最後はしっかりとすすぐことが重要です。
特に後頭部や髪の根元など、見落としがちな部分も忘れずにチェックしましょう。

シャンプーは、頭皮に優しい成分を含むもの、または自身の頭皮の悩みに特化したものを選ぶのが大切です。
例えば、敏感肌の場合は刺激を抑えた成分、薄毛に悩んでいる場合は育毛促進や頭皮環境を整える成分を含んだものが適しています。

シャンプーとその他ヘアケア製品の使い方

髪の美しさと健康を守るためには、シャンプーの他にコンディショナー、トリートメント、ヘアオイルなど、ヘアケア製品の正しい使い方も知っておきましょう。
それぞれの製品が持つ役割を理解し、自身の髪質や髪の状態に合わせて選んで使い分けると、髪を内側から外側までしっかりとケアできます。

シャンプーの使い方

シャンプーの基本的な使い方は既に触れましたが、ポイントは髪と頭皮の汚れを優しく洗い流すことです。
髪を濡らした後、適量のシャンプーを手に取り、泡立ててから髪全体になじませ、頭皮をマッサージするように洗います。
そして、シャンプーが残らないようにしっかりと洗い流しましょう。

コンディショナーの使い方

シャンプー後のコンディショナーは、髪に必要な保湿をし、ダメージを受けた髪の表面を滑らかに整えます。
シャンプーで髪の汚れを落とした後、水気を軽く切り、髪の中間から毛先にかけて適量を塗布して下さい。
数分放置した後、冷水でしっかりすすぐと、髪のキューティクルが引き締まりツヤが出ます。

トリートメントの使い方

トリートメントは髪の深い部分まで浸透してダメージを修復する効果があるため、週に1~2回の使用がおすすめです。
シャンプー、コンディショナーの後に髪全体になじませて5~10分程度放置し、その後しっかりと洗い流します。
特にダメージが気になる場合は、より長く放置すると効果的です。

ヘアオイルの使い方

ヘアオイルには髪に潤いを与え、より艶やかに保つ効果があります。
ドライヤーで髪を乾かす前や、乾いた髪に軽くなじませると髪を保護でき、まとまりやすくします。
使用量は髪の長さや質によりますが、少量から始め、必要に応じて加減しましょう。

シャンプー後の効果的な髪の乾かし方は?

シャンプー後のドライも髪の健康を左右する大事なステップです。
正しい乾かし方をマスターすることで髪のダメージを減らし、ツヤツヤで健康的な髪を保てます。

シャンプー後は、まずタオルドライから始めましょう。
濡れている髪はダメージを受けやすい状態にあるため、そっとタオルで包み込み、優しく水分を吸収させて下さい。タオルで髪を挟んで、軽くプレスするようなイメージですね。

そしてタオルドライのあとはドライヤーで乾燥させますが、髪から約15cm離して使用し、熱風は根元から毛先に向かって髪の流れに沿って吹き付けるのがコツです。
熱が直接頭皮に当たらないように注意し、温風を使ってじっくりと髪を乾かして下さい。
ドライヤーの温度は低温~中温から始め、最後に冷風で仕上げましょう。冷風で仕上げると、髪のキューティクルが閉じ、艶やかでしっとりとした仕上がりになるのです。

また乾燥した髪には保湿効果のあるヘアオイルやヘアミルクを軽くなじませると、髪を保護して乾燥から守れます。
特に毛先はダメージを受けやすいのでしっかりとケアしましょう。

頭皮マッサージやブラッシングの効果

頭皮マッサージは血行を促進することで知られており、血行が良くなると毛根に必要な酸素や栄養が届きやすくなり、髪の成長を助けます。
またリラックス効果もあり、薄毛の大きな原因の一つであるストレス解消にもなるでしょう。
シャンプー時や就寝前などのくつろげる時間に行うのが良く、指の腹を使って優しくマッサージし、頭皮全体をくまなく刺激します。

ブラッシングは髪の表面についたほこりや汚れを取り除くだけでなく、髪に自然なツヤを与え、さらさらとした質感を保つために必要です。
ただし、濡れた髪は非常にデリケートなので、乾いた状態で優しくブラッシングするのがベストです。
髪をとかす前に絡まりを手で軽く解きほぐし、髪の毛先から徐々に根元に向かってブラッシングすると良いでしょう。

正しい洗い方とケアで美しい髪を守ろう!

このように、髪と頭皮のケアにはいくつかの重要なステップとコツがあります。日々のケアを見直し、これらのポイントを意識すると髪はより健康で美しくなるでしょう。
毎日のルーティンを少し変えるだけで大きな変化をもたらすことに気付くはずです!

Category

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

知る・学ぶ

今まで知らなかった給湯器にやお風呂に関する豆知識やタメになる情報をご紹介しています。

健康・生活

給湯器とお風呂の使い方で、健康や生活に役に立つ情報をご紹介しています。

ECO・節約

お得に給湯器やお風呂を使う方法や、エコになる情報をご紹介しています。

TOP