日本では古くから馴染みのある水風呂ですが、近年では海外でも人気を集めるトレンドになっています。多くの著名なセレブが夢中になっているという、水風呂。
水風呂が愛される理由とは、一体なんなのでしょうか。
ウェルネスアクティビティとして人気の水風呂
日本ではサウナやあたたかい温泉につかった後に入ることの多い水風呂ですが、海外ではひとつのウェルネスアクティビティとして人気を集めています。
著名な歌手やモデルなど、多くのセレブリティがSNSで冷たい水風呂に凍えながら入浴している姿を公開していることからも、新たな流行のひとつであることがうかがえます。
「Cold Plunge(コールドプランジ)」と呼ばれることも多い海外の水風呂は、屋外のバスタブに冷たい水を張ってつかったり、たっぷりの氷水に体を沈めたりとさまざまな方法で試されている様子。
共通しているのは、基本的には水温10度以下のとても冷たい水につかる、ということです。
氷水どころか氷だけをたっぷりと入れた「アイスバス」と呼ばれるタイプのものもあり、日本でよく知られる水風呂よりもさらに冷たいお風呂だと考えて間違いなさそうです。
アメリカでは、富裕層向けにコールドプランジ専用のバスタブを販売する企業も増えているそう。
こうした専用バスタブには自動で水を低い温度に保つ機能や水をろ過・循環・消毒する機能がついており、氷や冷水を用意しなくても楽に水風呂に入れると人気を集めています。
海外で水風呂が人気になった理由とは
ウェルネスアクティビティのひとつとして知られるようになった水風呂には、肉体的・精神的な効果が期待されています。
まずひとつは、疲労回復効果。
水風呂には筋肉や関節の炎症を和らげる効果があり、筋肉痛を軽減してくれることもわかっています。
また、水風呂につかることでメンタルにもいい影響が期待できます。
急激に体が冷えること自体は大きなストレスなのですが、そのおかげでストレスを軽減するホルモンの分泌が強く促され、ホルモンの効果で水風呂から上がった後はすっきりとリフレッシュした気分になれるとのこと。
ストレスフルな毎日を送っている人にとっては嬉しい効果です。
実際に水風呂を体験すると「若返ったような気がする」という人もいるほど、そのリラックス・リフレッシュ効果は実感しやすいようです。
さらに日本で行われるようなサウナやあたたかいお風呂と組み合わせた温冷交互浴のスタイルも徐々に取り入れられてきていて、ストレスを軽減するホルモンに加えて幸福ホルモンであるエンドルフィンやセロトニン、オキシトシンといったホルモンの分泌も増えるとのこと。
リフレッシュできるだけでなく幸福感も強く感じられることが水風呂の人気の秘訣なのでしょう。
水風呂を楽しむときの注意点
暑い夏、せっかくなら海外流の水風呂にもチャレンジしてみたい……という方のため、水風呂を楽しむ際の注意点もまとめました。
しっかりチェックしてから水風呂にトライしてください!
医師に相談してからがベター
冷たい水につかることは、血圧や心拍数、循環器系に影響を与える可能性があります。
何かしらの疾患を持っている方、そうでなくても不安を感じる方は必ず主治医に相談してから行うようにしましょう。
誰かに監視してもらう
ホルモンバランスの影響なのか、水風呂につかっているときは感情が不安定になることもあるといいます。
何かあったときのためにも、ひとりで入浴せず、誰かに見ていてもらうようにしましょう。
後で体を温める
かなり冷たい水につかるので、水から上がってもまだ体温が下がり続けてしまう可能性があります。
その場合低体温症になってしまうリスクがあるので、水風呂から上がったらすぐに体を温めるようにしましょう。
長時間つかるのは避ける
日本人の感覚だとお風呂にはのんびりつかりたくなってしまいますが、水風呂の場合はゆっくりつかっていると体が冷えすぎてしまいます。
そもそも水風呂に期待される健康効果のためなら、数分水につかっていればそれで十分。
無理に長くつかっている必要はないのです。
決して無理はせず、すぐに上がって体を温め直すようにしましょう。
無理のない範囲で水風呂にチャレンジしてみよう
海外で人気の水風呂は、日本で昔から愛されている水風呂とはまた少し違ったスタイルではありますが、新しいウェルネスアクティビティのひとつとして定着しつつあります。
日本のサウナや温泉、銭湯などの施設で楽しめる水風呂の温度は基本的には17度前後と、海外のコールドプランジと比べるとあまり低い温度ではありません。
ただ施設によっては、水温が10度未満のとても冷たい水風呂を味わえるところもあります。
まずは日本風の水風呂で体を慣らして、冷たい水にある程度慣れたらもっと冷たい水風呂を試してみるのもいいかもしれません。
寒い冬にチャレンジするには勇気がいりますが、暑い季節ならもっとトライしやすいはず。
特に近年は毎年猛暑が続くので、さっぱりした気持ちになれる水風呂はリフレッシュにおすすめです。
ハリウッドのセレブのような気持ちで、冷たい水風呂にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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入浴でのカロリー消費はどれくらい? 効果的な入浴法で健康促進
入浴は身体を清潔にするのはもちろん、心をリフレッシュする手段としても活用でき、私たちの生活には欠かせないものですよね。
そんな入浴には健康効果もあり、その中で注目されているものの一つに「カロリーの消費」があります。
今回は、入浴とカロリー消費の関係や、入浴を通じた健康促進の方法についてご紹介します。
入浴によって消費されるカロリーは?
入浴中は、主に体温の維持や血行促進によってカロリーが消費されます。
お湯に浸かることで体温が上昇し、身体が体温を調節しようとする過程でエネルギーが使われて、カロリーが消費されるのです。
お湯の温度が高いほど、体温調節のために消費されるカロリーは増加し、40度のお湯に15分間浸かると約80~100キロカロリーを消費するといわれています。
温度が低い場合でも、体温を維持するためにエネルギーを使うので、カロリーは消費します。
入浴方法とカロリー消費の関係
全身浴
全身浴は、肩までお湯に浸かる入浴法で、身体全体を温められます。
全身浴のカロリー消費量は多く、前述したように15分間の全身浴で、約100キロカロリー前後を消費できます。
ただし、心臓への負担が大きくなる可能性もあるため、体調に注意が必要です。
半身浴
半身浴は、腰から下だけをお湯に浸ける入浴法で、全身浴と比べて心臓への負担が少なく、長時間入浴できます。
半身浴でもカロリーを消費できますが、効果は全身浴ほど高くはありません。
ただし、長時間の入浴が可能なため、トータルでのカロリー消費量が増加するケースもあります。
温冷交代浴
温冷交代浴は、温かいお湯と冷たい水に交互に浸かる方法です。
この方法は血行促進効果が高く、代謝を活性化するため、高いカロリー消費が期待できます。
温冷交代浴は全身浴よりも多くのカロリーを消費しやすいです。
ただし、自宅では難しく、銭湯などで温かいお風呂と水風呂を交互に浸かる方法が一般的ですね。
もし自宅で行いたい場合は、水風呂の代わりに水シャワーを浴びましょう。
カロリー消費効果を高めるための工夫
入浴時間を工夫する
適切な入浴時間を保つことで、効果的にカロリーを消費できます。
15〜20分程度の入浴を目安にとお伝えしましたが、長時間の入浴は脱水症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
入浴剤を活用する
入浴剤は、香りや配合成分によって入浴の効果を高められるアイテムです。
特にアロマオイル入りの入浴剤などはリラックス効果のために使用する人が多いですね。
そんな入浴剤ですが、カロリーの消費にも役立ちます。
例えば、発汗を促進する成分が含まれた入浴剤を使用すると、カロリー消費が増加するのです。
マッサージと併用する
入浴中にマッサージを行うと、さらに血行が促進され、カロリーの消費を増やせます。
特に足や手のマッサージはおすすめで、お湯の中で筋肉をほぐすことで、リラックス効果も得られます。
入浴によるそれ以外の健康効果は?
リラックス効果を得られる
冒頭でも少し触れましたが、入浴はリラックスやストレス解消に良い手段です。
お湯に浸かることで筋肉が緩み、リラックス効果が得られます。
また、香りの良い入浴剤やアロマオイルを使用すれば、さらにリラックス効果が高まりますね。
睡眠の質が向上する
入浴後は体温が徐々に下がり、眠気が促進されるため、睡眠の質が向上します。
入浴を就寝前に行い、深部体温が下がったところで入眠すれば、深くて快適な眠りを得られるでしょう。
血行促進
入浴による温熱効果で血行が促進されると、冷え性や肩こりの改善も期待できます。
また、血流が良くなることで、肌の健康も保たれやすくなるというメリットもあります。
入浴時の注意点
脱水症状に注意する
長時間の入浴や高温のお湯に浸かりすぎると、脱水症状が起こる可能性があります。
入浴前後にはしっかりと水分補給を行い、入浴中に水を飲むのも有効です。
特に長時間入浴する半身浴では欠かせないものになるでしょう。
心臓への負担を考慮する
全身浴や高温のお湯に長時間浸かることは、心臓に負担をかける場合あります。
特に元々心臓が弱い方や、高血圧や心臓病を患っている方は、医師へとしっかり報告と相談をしながら入浴方法を決定しましょう。
入浴後にケアの必要性がある
入浴後はどうしても肌が乾燥しやすいため、保湿ケアを行うのも大切です。
入浴後すぐに保湿クリームやローションを塗布し、肌の乾燥を防ぎましょう。
お風呂で心身ともに健康になろう
このように、入浴は身体の衛生面やリラックス効果だけでなく、カロリー消費や健康促進にも効果的です。
適切な入浴方法を実践し、自身に合わせてカロリー消費をコントロールすれば、健康的な生活を送れる一つの手段となるでしょう。
入浴の効果を最大限に引き出すためにも、定期的な入浴とともに、適切なスキンケアが重要になってきます。
ぜひ、入浴でのカロリー消費を意識して、心身ともに健康を維持しましょう!
バスタイムをもっと快適に! お風呂の照明選びの基本と実践テクニック
お風呂は一日の疲れを癒やしてリラックスできる場所ですが、この空間をより快適で機能的なものにするためには、照明選びが非常に重要です。
適切な照明はお風呂の雰囲気を大きく変え、使用感や安全性にも影響を与えます。
今回はお風呂の照明選びの基本から、配置例について分かりやすく解説します。
お風呂の照明選びの基本
お風呂の照明選びは、機能性とデザイン性を兼ね備えた快適な空間を作るための重要な要素です。
以下に、お風呂の照明を選ぶ際の基本的なポイントをご紹介します。
明るさの重要性
お風呂では適度な明るさが必要で、特に鏡の前でのメイクやシェービングなど、細かい作業を行う場合には十分な明るさが求められます。
しかし、リラックスタイムには柔らかい照明が望ましいため、用途に応じて明るさを調節できる、調光機能のある照明を選ぶのがおすすめです。
色温度の選び方
照明の色温度は、空間の雰囲気に大きな影響を与えます。
一般的にお風呂では昼白色の照明が適しており、この色温度は自然光に近く、清潔感を感じさせます。
一方、リラックスした雰囲気を求める場合には温白色の照明が最適で、暖かみのある柔らかい空間になるでしょう。
防水性能の確認
お風呂は湿気が多く、水が飛び散る可能性があるため、防水性能の高い照明器具を選びましょう。
照明器具の防水性能は「IPコード」で確認でき、お風呂場では一般的にIP44以上の防水性能が推奨されています。
水しぶきや湿気から照明器具を保護し、安全に使用できます。
お風呂の照明の種類
お風呂で使用される照明は、主に下記の種類です。
天井照明
天井照明は、お風呂全体を均一に照らすための基本的な照明です。
ダウンライトやシーリングライトが一般的に使用され、調光機能付きの天井照明を選ぶとリラックスタイムには柔らかい光、作業時には明るい光を使い分けられます。
ミラーライト
ミラーライトは鏡周りを明るく照らす照明で、顔に影ができにくくなるため、メイクやシェービングがしやすくなります。
壁付けのブラケットライトや鏡に内蔵されたLEDライトが一般的で、左右対称に配置すると均一な明るさを確保できます。
間接照明
間接照明は空間に柔らかい光をもたらし、リラックスした雰囲気を作り出せます。
天井のコーブ照明やバスタブの下に設置するLEDテープライトが効果的です。
間接照明を使えば落ち着いた空間を演出でき、お風呂でのリラックスタイムをより快適に過ごせるでしょう。
フットライト
フットライトは、夜間の視認性を高めるために設置されることが多く、床面に設置すると夜中にお風呂に入る際の安全性が向上します。
柔らかい光のものを選ぶと、リラックスした雰囲気を損なわずに視認性を確保できます。
スポットライト
スポットライトは、特定のエリアを強調するための照明です。
例えば、シャワーエリアやバスタブ周りに設置すると、必要な場所を効果的に照らせます。
調光機能付きのスポットライトを選ぶと、用途に応じて明るさを調節できるため便利です。
照明選びの実践例
照明選びの基本と種類を押さえた上で、具体的な実践例をご紹介します。
小さなお風呂の場合
小さなお風呂では、スペースを有効活用するためにコンパクトな照明選びが重要です。
天井に埋め込むダウンライトや、鏡に内蔵されたLEDライトが適しており、壁面にブラケットライトを追加することで、スペースを圧迫せずに明るさを確保できます。
大きなお風呂の場合
大きなお風呂では、複数の照明を組み合わせると均一な明るさを確保できます。
天井照明に加えて、鏡周りやバスタブ周辺にタスク照明や間接照明を配置すれば、必要な場所を効果的に照らせます。
また、調光機能を利用すると、シーンに合わせた照明を楽しめるでしょう。
モダンなお風呂の場合
モダンなお風呂には、デザイン性の高い照明を取り入れるとスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
例えば、ミニマルなデザインのペンダントライトや、フレームレスのLEDミラーライトが効果的です。
また、スマート照明を導入すると、スマートフォンや音声コントロールで照明を操作できます。
適切な照明で快適な空間を作り出そう
明るさや色温度、防水性能を考慮しながら、天井照明、ミラーライト、間接照明、フットライト、スポットライトなどをバランスよく配置することで、理想的なお風呂空間を実現できます。
ご自身のライフスタイルやお風呂のデザインや広さに合わせて、最適な照明を選んで下さいね!