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「知る・学ぶ」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧

2023-02-14

冬季に給湯器トラブルが増えるのはなぜ?

寒い季節には特に頼りになる給湯器。毎日のお風呂やシャワーで使うのはもちろん、洗い物や洗顔のときをはじめ、お湯を使う機会が他の季節より増えることでしょう。
冬場は特に欠かせない給湯器ですが、一方で故障も寒い時期に増えます。
今回はなぜ冬に給湯器のトラブルが起きやすいのか、また、その対策方法についてご紹介します。

寒い時期に増えやすい給湯器のトラブル

寒い時期に給湯器のトラブルが増える理由は、暖かい季節と比べて給湯器に負荷がかかるからです。

給湯器は水道水を温めてお湯にするものですが、水道水の温度は外気温に左右されます。
寒い時期は当然水温が下がり、一番水温が高くなる夏と比較すると10度以上も平均温度が低くなります。
そんな冷たい水をお湯にするのですから、給湯器の負担は夏よりもずっと大きくなります。

さらに、寒いときには使うお湯の温度も高く設定しがちですので、ますます給湯器にかかる負荷は大きくなります。
どんな機器でも酷使するとどうしても不具合や故障が出やすくなりますが、冬場の給湯器も同様です。
たくさん使用することで給湯器内部の各部品に負荷がかかり、故障しやすくなってしまうのです。

給湯器の不調に気付いたら試してみるべき5つのポイント

給湯器の調子が悪い、なにかおかしいと気がついたら、まずはどういった不具合なのかを確認してみましょう。
以下にチェックするべきポイントを5つまとめました。

1.水を使うときには不具合がないか

ただの水は問題なく使えるのにお湯を使おうとすると不具合が起こる場合は、給湯器になんらかのトラブルが起きていると考えられます。
水を使うときにも出が悪い、異音がするなどの異常がある場合には、給湯器ではなく水道側の不具合である可能性が高いです。

2.給湯器以外のガス設備

ガス給湯器をお使いの場合には、ガスコンロなど他のガス設備には問題ないかを確認してみましょう。
他のガス設備も不調であれば、給湯器ではなくガスの元栓などに問題があると考えられます。

3.リモコンのエラー表示

トラブルが起きているとき、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されることがあります。
メーカーごとにエラーコードの内容は変わりますが、一番多いものが「111」というエラーコードです。
点火不良のエラーを示すもので、ガス栓が閉まっているときや給湯器の安全機能が作動したときなどに表示されます。
エラーコードが表示されている場合にはまずその内容を確認してみましょう。

4.循環アダプターのフィルター確認

浴槽内の循環アダプターにあるフィルターが詰まってしまっていることが原因で、お湯の温度が安定しなくなることがあります。
フィルターに細かいゴミや髪の毛などが詰まっていないか確認してみましょう。

5.水漏れの確認

給湯器の水抜き栓から水漏れしてしまい、動作不良を起こすことがあります。長い間給湯器を使用していなかったときにしばしば起こるトラブルです。
給湯器本体を確認してみて、水漏れなど発生していないか見てみましょう。

冷え込みが厳しいときには凍結するリスクも

特に冷え込みの厳しい1月から2月頃には、給湯器が凍結してしまうリスクもあります。給湯器が北向きの日陰にある場合は凍結しやすいので、特に注意が必要です。
給湯器本体には凍結対策が施されていますが、給湯器につながる給水管や給湯管などの配管についてはその限りではありません。
寒冷地では外気温が極端な低温になることを見越して保温材などが取り付けられていますが、本来そこまで寒くならない温暖な地域で異例の冷え込みが見られる日など、凍結リスクが高まります。

給湯器が凍結するとお湯が出ないだけでなく、配管を傷つけたり破裂させたりして漏水が起こることもあります。
気温が-4度以下に下がるときには、給湯器の凍結対策をしておきましょう。

簡単にできる! 給湯器の凍結対策

寒い時期に給湯器が凍結してしまうのは大変困ることです。
破裂などの被害がなくても解凍するまでお湯は使えず、お風呂に入ることもできません。
給湯器の凍結対策として一番確実なのは水抜きをすることですが、給湯器が凍結してしまいそうな寒い日に外へ出て、慣れない水抜き作業を行うのはなかなか難しいものです。

そこでおすすめしたいとても簡単な凍結対策が、「水を出しっぱなしにする」ことです。
方法は、給湯器を使用しない上特に冷え込む夜から朝にかけて、給湯器のリモコンをオフにした状態でお湯側の蛇口から少しずつ水を流しっぱなしにしておくだけ。
たったこれだけで、給湯器の凍結を防ぐことができます。

給湯器を使用していないとき、配管内では水が流れず、溜まった状態となっています。
このままだと凍結しやすいのですが、流れている水は凍りにくいため、あえて水を出しっぱなしにしておくという方法が有効なのです。
少しずつ水を流すだけで良いので水道代もさほどかかりません。冷え込みが厳しく不安な夜にはぜひ試してみてください。

困ったときには修理業者へ相談を

困ったときには修理業者へ相談を
毎日お湯を使うのが当たり前の現代の生活において、給湯器は欠かせない存在です。
不具合や故障への対策についてご紹介してきましたが、専門的な知識がない方が自身で対応できる範囲には限りがあります。
困ったときにはなるべく早く、修理業者へ相談するようにしましょう!

2023-01-13

大人気! スーパー銭湯のメリットとは?

せっかくの休日、遊びに行きたいけれど日頃の疲れを癒してリラックスもしたい、、そんなわがままを叶えてくれる、スーパー銭湯。
設備が多数用意されていて、入浴+αの楽しみがあります。
今回はそんなスーパー銭湯のメリットや楽しみ方についてご紹介します!

スーパー銭湯とは

スーパー銭湯とは、名前の通り銭湯の一種です。
スーパーと呼ばれるだけあって、普通のお風呂以外にもさまざまな設備がそなえつけられているのが特徴です。

具体的にはどんな設備があるのかというと、ジャグジーバスやサウナ、岩盤浴などの入浴設備が充実している他、食事のできるお店が利用できたりマッサージなどのサービスを受けられたり、店舗によっては理髪店があったりと、のんびりと自分をケアしながら過ごすために必要なものがほとんど揃っているような印象です。

さらに大きな規模の入浴施設には「健康ランド」がありますが、スーパー銭湯はちょうど銭湯と健康ランドの中間くらいに位置するといえるでしょう。

スーパー銭湯を利用するメリット

お風呂には家でも入れることを思えば、わざわざ外出してまでスーパー銭湯などの公衆浴場に行くのが面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。
ですがスーパー銭湯には利用するメリットもちゃんとあります。

まずひとつは、浴槽が深く大きいために入浴による血行促進効果がより高くなると期待できることです。
お風呂に入ると水圧により血行の促進などの健康効果がありますが、スーパー銭湯などの大きく深いお風呂ではさらに高い効果が得られます。

また、体を温める効果が高いのもメリットのひとつです。
自宅のお風呂にある浴槽は小さい分すぐにお湯が冷めてしまいますし、浴室も冷えているのでせっかく温まった体もまたすぐに冷えてしまいがちです。
一方スーパー銭湯では常に大きな浴槽にたっぷりのお湯がわいているためいつも入浴場があたたかく、体が冷える心配がありません。
お湯の温度も高めに設定されている上冷めないよう管理されていますので、しっかり体を温めることができます。
お店によっては薬湯やハーブ湯などのお風呂も用意されていて、より効果的な温浴を楽しめます。

普段入っている自宅のお風呂以外の入浴施設に行くことで、いわゆる「転地療法」と同じような効果が得られるのも大きな魅力です。
日常から離れることで気分転換・リフレッシュ効果が得られる他、交感神経がほどよく刺激されてメンタル面でもポジティブな効果が期待できるとのこと。
そもそも入浴にはリラックス効果がありますが、ときどきでもスーパー銭湯へ足を伸ばせばさらにその効果を高められるのです。

スーパー銭湯の楽しみ方

スーパー銭湯は、ひとりで行っても家族や友人と行っても楽しめる施設です。
今回はおすすめのプランをいくつかご紹介しますので、スーパー銭湯に行ってみたい方、行ったことはあるけれどまだ堪能しきれていないと感じている方はぜひ参考にしてください。

朝風呂からはじめるプラン

スーパー銭湯のいいところは、いつでも自分の好きなときにお風呂に入れること。
休日の朝はだらだらして時間を浪費してしまいがちですが、頑張って早めに起き出してスーパー銭湯へ向かえばとても心地よい朝風呂を楽しめます。
その後は食事をしたり、マッサージやヘッドスパ、エステなどのサービスを利用したり、漫画やテレビを見ながらのんびり過ごしたりしてリフレッシュしましょう。

お風呂も食事も、その他のレジャーもすべて施設内で楽しめるのがスーパー銭湯の強みです。
あちこち出かけるのは億劫だという方におすすめです!

家族やカップルで楽しむプラン

家族みんなで、もしくはカップルや友人同士のグループで遊びに行く場所としてもスーパー銭湯はおすすめです。
男女共用のスペースが充実しているスーパー銭湯も多く、定番の岩盤浴やサウナはもちろん、プールやジムでも一緒に心地よい汗を流せます。
おうちデートは味気ないけれど遠出して疲れるのも嫌だ、という方はぜひスーパー銭湯を選択肢に入れてみてください。

またお子様連れのご家族にとっても、お子様と一緒にあちこち移動せずともひとつの施設内でたっぷり遊べるので気楽なお出かけになるはず。
疲れているけれど家族と過ごす時間も大切にしたいと考えている親御さんにもおすすめです。

ごはんとお風呂を楽しむプラン

スーパー銭湯ではお風呂だけでなく食事も楽しめます。
ちょっとした軽食やスイーツなどはもちろん、ちゃんとした食事を摂ることも可能です。
中にはレストランの他にバーやラウンジなどもあるスーパー銭湯もありますので、1日スーパー銭湯で過ごすなら食もめいっぱい味わうプランがおすすめです。

たとえばお昼前に来てまずはお風呂に入り、その後昼食をとり、おやつとしてスイーツなどの軽食をいただいて、夜になったらお酒とおつまみを楽しむ。こんな風に、1日通して食事とお酒を味わうのもスーパー銭湯ならではの楽しみ方でしょう。

スーパー銭湯でリラックス&リフレッシュ!

スーパー銭湯でリラックス&リフレッシュ
スーパー銭湯は各種施設が充実している分、楽しみ方もさまざまです。
温泉よりもずっとリーズナブルに利用できるため、手軽に非日常を楽しみリラックスできるのがスーパー銭湯の魅力。
ぜひ自分だけの楽しみ方を見つけて、スーパー銭湯をエンジョイしてくださいね。

2022-12-16

楽しいバスタイムには欠かせないアイテム・入浴剤の長い歴史

お風呂を楽しむためには欠かせない入浴剤。
さまざまな種類が発売されており、よりリラックス効果を高めるため、またお湯の香りや色を楽しむため、その他にもいろいろな用途で使われています。
今でこそ日本人の日常に浸透している入浴剤ですが、元々はお湯に薬用効果のある植物を入れたのがはじまりでした。
今回は、入浴剤の持つ長い歴史を紐解いてみましょう。

入浴剤の起源は薬湯にあり

日本は、世界的に見ても有数の温泉国といわれます。
全国各地にたくさんの天然の温泉が湧いており、昔から多くの人々が利用してきました。
現代の温泉旅行については「のんびりお風呂に入ってリラックスする」という側面が強調されていますが、温泉は元々病気や怪我の治療、また健康の保持及び増進を目的として利用されたものでした。
こういった背景があったため、薬用の植物をお湯に入れた「薬湯」という文化が生まれたのです。

江戸時代になると病気や怪我に合わせて薬湯が処方されるようになり、さまざまな薬木・薬草を調合し、お湯で煮出したものを皮膚病の治療等に用いたと伝えられています。
今でこそ薬湯が元々の意味で利用されることはほとんどなくなりましたが、現代においても薬湯文化は季節の慣習という形で伝えられています。
端午の節句に入る菖蒲湯、冬至に入るゆず湯などが有名ですね。

お湯に何かを入れて入浴に用いる、という発想は治療のための薬湯から生まれたのです。

高度成長期以降さらに普及した入浴剤

より手軽に利用できる入浴剤として発売された最も古いものは、明治時代、先ほど紹介したようにいろいろな生薬を調合し、各家庭で煮出して使用できるように布袋に入れた商品です。
この頃はまだ薬湯としての面が強かったですが、これ以降は「温泉の再現」としての入浴剤が注目されました。
元々日本の温泉にはさまざまな有効成分が含まれており、成分に応じた数々の効能が期待できることがわかっていました。
この温泉の持つ効能を普通のお風呂でも再現できないかということで、天然の温泉成分を粉末にし、お湯に溶いて使用する入浴剤が生まれたのです。
昭和初期には、温泉成分のうち安全性の高さや高い効能を持っており、さらに安定した品質を保てるという条件をクリアしている基剤が原料として用いられた無機塩類入浴剤が開発されました。

初期の入浴剤は温泉の持つ効能を再現することに重きをおいていましたが、その後は「入浴によって得られるリラックス効果」に着目されることが増えていきました。
その結果として、もっと入浴することそのものを楽しめるよう、お湯に色をつける色素や良い香りにするための香料が用いられはじめます。
現在の入浴剤に近い形は、この頃に完成されたといえるかもしれません。

戦後の高度成長期以降、多くの一般家庭にお風呂が備え付けられるようになってから、入浴剤はより多くの需要を抱えるようになります。
現在も人気の炭酸ガス系入浴剤が発売されたのは1980年代の頃です。
またその後の温泉ブームによって、温泉を再現するタイプの入浴剤も再び人気を集めました。
それから現在に至るまで、入浴剤はすっかり日本の家庭に定着し、毎日の入浴に欠かせないお風呂のお供となったのです。

そして、近頃は健康だけでなく美容効果に注目した商品も増えてきています。
疲労の回復や肩こり等の症状を緩和したり、リラックス効果をさらに高めたり、お肌を保湿する効果があったりと、入浴剤の種類・効能は多岐に亘ります。
単純にQOL=生活の質を上げるためだけではなく、薬湯として用いられていた過去と同様、自宅で簡単に試せる一種の健康法として浸透しているといえるでしょう。

海外の入浴剤

海外メーカーの入浴剤にはおしゃれなものも多く、愛用している方も多いでしょう。
海外の入浴剤の歴史も、日本と同じように薬湯としてはじまったと考えられています。さまざまな植物を用いた薬湯が傷の治療に用いられたという記録が残っています。
ただ治療目的のものばかりではなく、古代ローマ時代においてはお湯に花を浮かべたり精油を垂らしたりして、リラックスしながら入浴を楽しむこともあったようです。
早い段階で香りを楽しむ文化が生まれていたのですね。

海外の多くの国と日本とでは、入浴に対する考え方が少し異なります。
日本では汚れや汗を落としからだをきれいに洗うだけでなく、お湯にしっかりつかって温まることを重視する傾向があります。
一方海外の多くの国では、お湯につかって温まることよりもからだをしっかり洗いケアすること、香りを楽しむことなどが重要視されてきました。

そのため、お湯につかりながらからだを洗うことができるバブルバスの文化が生まれました。
またバブルバスには硬水を軟化させる作用もあります。
生活用水が硬水であることの多い海外ならではの知恵といえますね。
ボディケアの観点から、肌を保湿してくれるバスオイルやバスミルクなどの入浴剤も人気です。
今では日本でもお風呂でのボディケアが一般的になったこともあり、海外メーカーのこうした入浴剤を楽しんでいる人も多いです。

入浴剤を使って毎日のお風呂を楽しもう

入浴剤を使って毎日のお風呂を楽しもう
入浴剤は、お風呂の長い歴史の中で、そのときどきのニーズに応じて進化を続けてきました。
現在はお手頃価格で普段使いしやすいものから、特別な日の贅沢なバスタイムにぴったりのリッチなアイテムまで、さまざまな入浴剤が販売されています。
シーンに合わせた入浴剤を楽しみながら、その長い歴史に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?

2022-10-17

バスタイム美容をもっと効率的に! シャワーキャップの活用法

お風呂に入っている最中、髪を濡らしたくないときにかぶることが多いシャワーキャップ。
髪を濡らさないようにかぶるのが主な機能ですが、実はスペシャルなヘアケアをする際にも最適なアイテムです。
そこで今回は、おすすめのシャワーキャップ活用法をご紹介します。バスタイムを使ってより効率的なヘアケアをしたい方は必見です!

シャワーキャップの活用法

洗顔時など、簡単に髪をまとめる

髪を濡らさないように守る、というイメージが強いため、シャワーキャップといえばお風呂で使用するものと思い込みがちです。
ですが、お風呂ではなく洗面台で顔を洗うときも、髪が濡れないようにしたいのは同じ。
髪をきれいに、簡単にまとめられるアイテムとして、洗面台での洗顔時にもぜひ活用してみましょう!

ヘアケア時にかぶりトリートメントを浸透させる

髪の傷みや乾燥が気になるときにおすすめなのが、トリートメントを髪になじませた後にシャワーキャップをかぶって保温するという使い方です。
トリートメントを髪に塗布した後、ホットタオルを頭に巻きつけ、その上からシャワーキャップをかぶります。
5分ほど経ったらシャワーキャップを取り、トリートメントを洗い流して終了です。
髪がしっかり保温され、トリートメントがよりよく浸透する効果が期待できます。
特別な日のヘアケアとしておすすめです!

温泉などで使用し衛生面に配慮

温泉など、多くの人が利用する浴槽では髪をお湯につけないのがマナー。
ヘアゴムやヘアクリップを使用して髪をまとめるよりも、シャワーキャップをかぶっておく方がより簡単ですし、安心です。
衛生面から考えても、シャワーキャップでしっかり髪をまとめておくのがおすすめです。

実はいろいろな種類のあるシャワーキャップ

シャワーキャップというと、多くの方はビニール素材のものを思い浮かべるのではないでしょうか?
髪が濡れるのを防止するためのシャワーキャップは、ビニール素材など防水性の高い素材でつくられています。
ですが実際のところ、シャワーキャップには用途に応じたさまざまな種類があり、素材もそれぞれ違います。

使用回数

シャワーキャップには、使い捨てのものと何度も繰り返して使えるものがあります。
たとえば、ヘアカラーをする際に使うような用途であれば、汚れてもいいように使い捨てのシャワーキャップが便利です。
一方で、カラー剤などで汚れるような使い方はしない場合はお手入れしながら繰り返し使えるものがおすすめ。
しっかりしたつくりの商品が多いので使い勝手もよく、コストパフォーマンスにも優れています。

素材

ビニール素材のシャワーキャップが一般的ですが、他にも布でつくられているもの、アルミが使われているものなどいろいろな種類があります。
たとえば、髪や頭を濡らさないことが目的であればビニール素材で、防水加工が施されているものがおすすめです。
ただ防水性が高すぎると湿気や熱がどうしてもこもりやすく、肌トラブルの原因のひとつとなってしまう可能性も。
敏感肌の方には、肌に直接触れる内側がガーゼやタオル地など、肌に優しい素材でつくられているシャワーキャップが合っているかもしれません。

髪を濡らさないことではなく、ヘアケアやヘアカラーの際に使用するのが主な目的の場合には、アルミ製のシャワーキャップがおすすめ。
ビニールや布素材でつくられているシャワーキャップと比べて熱伝導率が高いためシャワーキャップ内部の温かさがキープされやすく、トリートメントやカラー剤が髪にしっかり浸透する効果が期待できます。

サイズ

洋服などと同様、シャワーキャップにもサイズのバリエーションがあります。
とはいえ、基本的には「大人用」「子ども用」程度の大まかなサイズでつくられています。
ただ、ロングヘアであったり毛量が多めであったりする人の髪にも対応できるシャワーキャップとして、シャーリング加工が施されており立体構造になっているものもあります。
髪が長い場合、またカーラーを巻いた状態でシャワーキャップをかぶることがある場合には、後頭部にある程度の余裕が持てる立体構造のシャワーキャップを選ぶのがおすすめです。

用途別、より良いシャワーキャップを選ぶポイント

シャワーキャップを選ぶ際にチェックしたいポイントを、用途別にご紹介します!

ヘアケアやヘアカラー時に使う場合

ヘアケアやヘアカラー時に使うシャワーキャップは、しっかり保温できるものを選ぶのが大切です。
素材はアルミで、効率的に保温できる構造になっているものを選びましょう。

髪を濡らさないように使う場合

髪を濡らさないために使うシャワーキャップは、防水性が高いものを選びましょう。
素材はビニールなど、水に強いものがおすすめ。
さらに防水加工・撥水加工などが施されているとより安心して使えます。

使い心地を重視する場合

肌触りや使い心地を重視するなら、肌に触れる箇所は綿やタオル地など優しい布地でできているシャワーキャップがおすすめです。
顔まわりのゴムも、優しくフィットするものを選ぶようにしましょう。

旅行先などに持っていく場合

普段から使っているシャワーキャップを持っていくのも良いですが、使い捨てのシャワーキャップなら使用後現地で処分でき、かさばりにくくおすすめです。

シャワーキャップを活用して楽しいバスタイムを過ごそう

シャワーキャップを活用して楽しいバスタイムを過ごそう
シャワーキャップには、髪を濡らさないこと以外にもさまざまな活用法があります。
より楽しく効率的に自身をケアできるバスタイムを過ごすため、ぜひシャワーキャップを活用してみましょう。

2022-09-30

知っておきたい! 赤ちゃんの「沐浴」の準備と手順について

新生児をベビーバスで入浴させることを「沐浴」といいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、新陳代謝が活発で汗や皮脂が分泌されていますが、抵抗力が弱く皮膚はとてもデリケートです。
大人にとっては新しくてキレイなお風呂の水でも少なからず雑菌が残っているため、雑菌に対する抵抗力が高まる生後1ヶ月頃までは大人と一緒に入るのではなく、ベビーバスで一人で入浴させるようにします。
今回は、沐浴の準備や手順について詳しく解説します。

沐浴の頻度はどのくらい?

はじめに、沐浴はいつ、どのくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗をかいていないように見えても、たくさんの汗や皮脂が分泌されています。
肌を清潔に保つために、基本的には1日1回、汗をたくさんかく夏場は1日2~3回入れてあげても良いでしょう。夏場以外でもたくさん汗をかいたり、排泄物で汚れたりしたときは、お湯にさっと浸けてあげても良いです。

時間帯は、授乳後1時間以内、空腹時、深夜に入浴することはなるべく避け、毎日同じ時間に入浴させるのが理想的です。
毎日同じ時間にするのは赤ちゃんの生活リズムができ、1日のスケジュールが立てやすくなるためです。

また、慣れないうちは一人でお風呂に入れるのは難しいので、なるべく他の家族の協力が得られる時間帯にお風呂に入れることをおすすめします。

沐浴するのに最適な場所について

沐浴を行う場所は、赤ちゃんが寒くなく、ご自身が動きやすく負担の少ない場所であればどこでもかまいません。
お風呂場や洗面台、キッチンのシンクなどは、お湯を用意したり排水したりするのがとても簡単な場所です。

冬場は浴室が寒いことも多いので、エアコンのあるリビングで入浴させる人も多いですし、ベビーバスの下に防水シートを引いて、テーブルの上で赤ちゃんを入浴させることもできます。

室温は20~25℃が良く、調節する際はエアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たらないようにしましょう。
また、ベビーバスを落下や転倒の危険性がある場所に置かないように注意して下さい。

沐浴に必要なもの

ベビーバス

ベビーバスはゆったりとした大型タイプ、硬い素材でできた浴槽タイプ、キッチンや洗面台にセットできるタイプ、空気を入れて膨らませるタイプなどがあり、形は横型、円筒型、折りたたみ型などが存在します。
浴槽の底に排水栓があればお湯を直接捨てられるので、自身の負担も軽減されます。サイズや形は、赤ちゃんを入れる場所で使いやすいものを選びましょう。

洗面器

洗面器はガーゼハンカチをお湯で湿らせたり、湯冷ましの準備したりするのに使います。
持ち手のある小さめのサイズは片手で持ちやすいのでおすすめです。

湯温計

お湯の温度を調節することが意外と難しいので、湯温計があると便利です。

沐浴布(もくよくふ)

赤ちゃんの体が隠れるくらいの大きさのガーゼやタオルで、赤ちゃんは裸で何も持っていないと怖がって泣いてしまうことがあります。
この沐浴布を体にかぶせたり、手に持ったりしてあげると、赤ちゃんの不安を和らげ、体を温めることができます。

ベビー用石けん・シャンプー

石けんやシャンプーは、添加物が少なく食品由来成分を含まない低刺激の石けんを使いましょう。
泡タイプの石けんは、手で泡立てる必要がなく赤ちゃんを支えながら使えるので便利です。
液体や固形石鹸は、直接体につけずよく泡立ててから使用するようにしましょう。

ガーゼ

赤ちゃんの体についた石けんを洗い流し、目や顔を拭いたり、水分を拭き取ったりするのに使用します。

バスタオル

バスタオルはご家庭にあるもので問題なく、普通のバスタオルを半分に折って使ってください。

お風呂上がりのタオル

赤ちゃんを寝かせたまま、四角いタオルで体を拭くのに必要です。

お風呂上がりのスキンケアグッズ

細かい部分の水分を取るための綿棒と、赤ちゃんの肌に合った保湿用の化粧水やオイルを用意しておきましょう。

沐浴前準備のポイント

沐浴は赤ちゃんが冷えないように手早く行うことが大切です。
しっかりと準備をし、段取りや流れがわかっていれば、焦らずに沐浴をすることができます。

まず、沐浴の前に赤ちゃんの着替えを用意します。
肌着やベビー服、おむつ、バスタオルをお風呂上りに使う順番に下から順番に重ねて広げておきます。

赤ちゃんに使うお湯の適温は38℃くらいで、水温計を使って温度を調節してください。
湯量はベビーバスの1/2~2/3程度が目安ですが、もし赤ちゃんを支えられるかどうか不安な場合は、赤ちゃんが浮かないように少なめの湯量で使用しましょう。

必要なものを用意し、お湯が適温になったら、赤ちゃんを沐浴させる作業に入ります。
赤ちゃんは、のぼせやすく湯冷めもしやすいため、お湯につかる時間は約5分、着替えを含めると10分までが目安です。

沐浴の手順

では、赤ちゃんのお風呂の入れ方と手順について詳しく解説していきます。

1.赤ちゃんをお湯の中に入れる

沐浴布をかけ、赤ちゃんの頭とおしりを支えながら足からゆっくりお湯につけます。
裸になったりお湯につかったりするのが怖くて泣いてしまう赤ちゃんもいますが、そんな時は沐浴布を持たせたり、包んだりしてあげると恐怖心が和らぎます。
足元からやさしく湯船に入れますが、利き手を使う方が洗いやすいので、利き手ではないほうの手で首を支えるのがおすすめです。
お湯が耳に入らないように、首を支えている方の手で赤ちゃんの耳をやさしく覆ってあげましょう。

2.目を拭く

まず、お湯で湿らせたガーゼハンカチを指に巻きつけ、目やにをやさしく、しっかりと落とします。
ガーゼを洗うか、別の面を使うかしながら、片目ずつ拭きましょう。

3.顔周りを拭く

次に、額、鼻、あご、口のまわり、耳の後ろをやさしく丁寧に拭きます。細かい部分は、ガーゼを指に巻きつけて行うと汚れが落ちやすくなります。
赤ちゃんがお風呂に慣れてきたら、泡立てた石けんでやさしく顔を洗って下さい。

4.頭を洗う

頭全体をお湯で濡らしてから、泡をつけ、指の腹でやさしく頭皮を洗います。
ゴシゴシこすらず、手のひらで赤ちゃんの頭皮を軽く包み込み、洗い終えたらお湯ですすいで石けんを落とし、水分を拭き取ってください。

5.体を洗う

体を洗う部分から沐浴布をとり、仰向けの状態で、首、腕、わきの下、おなか、手のひら、足を洗います。
石けんをつけた手で円を描くようにさすり、皮膚が重なっている部分(首まわり、わきの下、ひじ、足の付け根、ひざの裏など)は特に丁寧に洗いましょう。

6.背中とおしりを洗う

赤ちゃんを仰向けにし、手のひらで赤ちゃんの胸を支え、背中全体と首の後ろからおしり、足先まで洗います。
汚れやすいお尻は、特に念入りに洗ってあげて下さい。

7.お湯ですすぐ

全身を洗った後は、お湯の中ですすぎます。赤ちゃんをお湯に浸けて少し温めてから、洗面器やシャワーですすぎます。
時間がかかると赤ちゃんが疲れてしまうので、手早く段取りをしてあげましょう。

8.お湯から上がる

最後に、赤ちゃんの体をお湯に浸けてリラックスさせ、頭と腰を支えてそっと持ち上げてお湯の中から出します。
用意していたバスタオルの上に赤ちゃんを下ろし、全身を包み、強くこすらず、優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。
前述した皮膚が重なっている部分は水分が残りやすく、かぶれの原因になるのでより丁寧に拭き取りましょう。
鼻や耳の水は綿棒で取りますが、奥まで入れず表面の水分を軽く取り除く程度にして下さい。

9.入浴後のケア

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、入浴後は乾燥を防ぐためにベビー用スキンオイルやローションなどの保湿剤で保湿をしましょう。
また、湯冷めしないようにケア用品はあらかじめ用意しておくことも忘れずにいて下さい。

沐浴は家族みんなにとって大切な時間

沐浴は家族みんなにとって大切な時間
赤ちゃんは一般的には新生児期を過ぎ、1ヶ月健診を終えるころには大人と一緒にお風呂に入ることができるようになります。
最初は準備や手順に戸惑って不安かもしれませんが、沐浴ができる期間は1ヶ月と短いので、ぜひ親子のスキンシップやリラクゼーションのための時間として楽しんでくださいね!

2022-08-17

夏は給湯器のお湯が熱くなるのはなぜ? 自然な現象と故障を見分けるポイント

給湯器から設定温度以上の熱いお湯が出てくるとビックリしてしまいますよね。
故障してしまったのかと不安になる方も多いかと思いますが、実は高温のお湯が出る現象は夏の暑い時期にはしばしば起こるものです。
今回は給湯器から熱いお湯が出る現象について、故障が疑われるパターンとそうではないものの違いや見極めるポイントをご紹介します。

暑い季節に高温のお湯が出るのはなぜ?

気温が高くなる夏場は、適温のお湯のつもりでさわると、思いがけないお湯の熱さにびっくりすることがあります。
給湯器が故障したのかと心配になりますが、実はそうとも限りません。
給湯器から出るお湯が設定温度よりも高くなる原因は、水道水の温度がもともと高くなっているためです。

給湯器は、お湯側の水栓をひねることで内部に水が流れ込み、それを温めることでお湯を出すという仕組みになっています。
給湯器が水道水の温度を感知してその温度に応じて火力を強めたり弱めたりしているというわけではありません。
気温が高くなる日には、水道水の温度がそもそも高くなっています。

洗い物をするときなど、夏場は水がぬるく、冬場は冷たく感じる経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
夏場の特に暑い日は、給湯器で沸かす前から水がかなりの高温になっていることがあります。
それでも給湯器は水温を感知して火力を調整することができないので、普段通りに水を温めてしまいます。
その結果として、いつも通りの設定温度でお湯を出すと想定よりも高温になってしまうというわけです。

暑い季節に起こるその他の変化

暑い季節の給湯器には、お湯の温度が高くなること以外にもいくつかの変化が見られます。

まず、お湯の量が増えます。
夏場の温かい水道水はすぐにお湯になるため、水が冷えている冬場よりも多くのお湯を用意することができます。
そのため、気温が高くなる夏場は他の季節よりも水栓から出てくるお湯の量が増える傾向にあります。

たとえば夏場、水道水の温度が20℃ある場合には1分間に30リットルのお湯を用意することができます。
一方で水温が5℃しかない冬には、1分間に用意できるお湯の量は17.1リットルにまで落ち込んでしまうのです。

また、給湯器の炎マークがついたり消えたりする現象もしばしば見られます。
給湯器のリモコンは、給湯器の使用中には炎のようなマークが表示され、お湯を沸かして使っていることが分かるようになっています。

ですが夏場、お湯を使っている最中に給湯器のリモコンを見てみると、ときどき炎のマークが消えていることがあります。
これは「間欠燃焼」によるもので、お湯の適切な温度を保つために給湯器内部で燃料を燃焼させたり、止めたりしていることを示しています。
先ほど紹介した通り、夏の気温が高くなる時期には水道水の温度が高くなり、設定温度よりもさらに熱いお湯が出てしまう現象が起きやすくなります。

お湯を温めすぎることをできるだけ避けるために、燃焼を断続的に行い、ほどほどに水を温められるような機能がついているのです。
お湯を使っているのに炎のマークが消えているからといって、必ずしも給湯器が故障しているというわけではありません。

給湯器の故障が疑われるケース

給湯器の故障が疑われるケース
夏場に給湯器から熱いお湯が出る場合、他の季節ではあまり見られない現象が起こったからといって必ずしも故障しているというわけではないと、ご紹介してきました。
ですが、中には本当に給湯器が故障しているケースもあります。

故障が疑われるケースとしては、「給湯器を使っていると異音がする」、「給湯器のリモコンにエラーと表示されている」などが挙げられます。
そういった分かりやすい要素は見当たらないけれど心配な場合には、出すお湯の量を増やしてみるという方法で故障かどうかをチェックできます。

やり方はとても簡単で、ただ水栓を思いきり開き、たくさんのお湯を出してみるだけです。
沸かすお湯の量が多くなればそれだけ沸かすためのコストもかかるので、いくら水道水の温度が高くてもさすがに水温は設定温度程度に落ち着きます。

また、夜や早朝など、日が沈んでいて水道水の温度がある程度下がっている時間帯にお湯を出してみるのも有効なチェック方法です。
ただ地域や天候によっては夜でも暑いところもありますので、涼しいかどうかを確認してからチェックしてみてください。

先ほどご紹介したメカニズムでお湯が熱くなっているとすれば、この2種類の方法を試せばお湯の温度は適切な高さにまで下がるはずです。
出すお湯の量を増やしたり涼しい時間帯にお湯を出したりしてもなお、設定温度より熱いお湯が出るようであれば、故障が疑われます。
特に10年以上の長い間使用している給湯器は故障のリスクも高いので、業者に相談してみてください。

まとめ

今回は、夏場に給湯器から熱いお湯が出る現象についてご紹介しました。
故障していない給湯器でも普通に起こり得る現象ではありますが、中には給湯器の故障が原因となってしまっているケースもあります。
お湯の熱さが気になるときには、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてください。

2022-07-27

リンスとコンディショナー、トリートメントの違いは? それぞれの役割について

シャンプーをした後に使用するものには、主にリンス、コンディショナー、トリートメントの3種類がありますが、あなたは何を使用していますか?
これらはどれもシャンプーの後に髪をケアするものですが、何を使えば良いのか、また何がどのように違うのかご存知でしょうか。
今回は意外と知られていない「リンス、コンディショナー、トリートメントの違いや役割」にいてお話ししていきます。この3つの違いを理解すれば、自身がどれを使用すれば良いのかがわかりますので参考にしてみて下さい。

リンスとコンディショナー、トリートメントの基礎知識

リンスとコンディショナーは老若男女問わず、幅広い年代、性別で使用されていますが、トリートメントは女性が多く使用している傾向があります。
それぞれの違いは下記を参照して下さい。

リンスの役割「髪の表面の保護」

まずリンスの役割ですが、リンスは髪の「表面を保護」する役割を担っています。
髪の表面をなめらかにし、お湯をすすぎやすくするのが主な目的で、髪の表面に膜を張って指通りをよくする効果があります。

髪の毛はキューティクルと呼ばれる膜によって保護されていますが、シャンプー後の髪はキューティクルが開いた状態になっています。
キューティクルが開いた状態を放置すると髪に必要な水分・栄養分が流れ出てしまうため、まとまりのないパサついた髪になってしまいますが、リンスを使うことによって髪の表面をコーティングし、保護することができるのです。
ただ、リンスはあくまでも髪の外部に作用するものであって、内部を補修するものではありません。

コンディショナーの役割は「髪の表面の保護と保湿」

続いてコンディショナーですが、「髪の表面の保護と髪の内側の保湿」をおこなう効果があり、リンスと後述するトリートメントの中間的なアイテムです。
まずは髪の内部に潤いを与えて保湿し、その後で表面をコーティングするため、リンスよりも綺麗に仕上がるのが特徴です。
髪の傷みやツヤが気になる時は、リンスよりもコンディショナーを使用するのが良いでしょう。

トリートメントの役割は「髪の内部の栄養補給」

最後にトリートメントですが、こちらは髪の内部に栄養補給する効果があります。
表面ではなく、内部に必要な栄養素を入れて傷んだ髪の補修し、髪の状態を良くしてくれます。
髪は、ヘアカラーやパーマ、ドライヤー、アイロンの熱、紫外線などでダメージを受けて傷みます。
ダメージが進んでいて、コンディショナーでは改善できない場合に使用します。

リンスやコンディショナーの前に! トリートメントの正しい使い方

リンスとコンディショナーはシャンプーを流した後に使用し、全体に行き渡らせた後に流せば良いだけですが、トリートメントだけは少し使い勝手が異なります。

シャンプー後にしっかりと水を切ってから使用する

トリートメントは、シャンプー後のリンスやコンディショナーの前に使用します。
水分を切ってから傷みの激しい毛先を中心に、中間から毛先まで塗布して揉みこみ、行き渡らせたら約5分待ちます。
トリートメントを使う際は、しっかりと水気を切ることがポイントで、髪が濡れた状態だと成分が薄まってしまい、効果が得られにくくなります。

なお、効果を得ようとして多く使用しても髪に浸透する量は変わりませんし、それどころか髪のベタつきや毛穴づまりの原因になるので注意しましょう。
また、トリートメントは頭皮に付着すると肌荒れの原因になる可能性があるため、髪の短い男性などは注意して下さい。

トリートメントを流してからリンス・コンディショナーで仕上げ

トリートメントを流した後、内部に入れた栄養分を逃がさないために、リンスかコンディショナーを使い表面を保護しましょう。
トリートメントで内側からダメージを改善し、リンスやコンディショナーで表面を整えることが理想的です。
逆に髪の表面をコーティングする働きがあるリンスやコンディショナーを先に使ってしまうと、トリートメントの成分が浸透しにくくなります。
洗髪の順番は「シャンプー → トリートメント →リンスまたはコンディショナー」の順番です。

ヘアケア用品は、各メーカー、商品によって成分や使い方が異なるので、パッケージの成分や効果効能をよく読んでから購入しましょう。
パサつきが気になる場合はヒアルロン酸やオイル系の保湿成分が配合されているもの、ベタつきが気になる場合や肌が弱い人はアミノ酸など、成分にも注目して選んでみて下さい。
最近ではトリートメントとコンディショナーを兼ね備えていて、手間がかからないものも販売されています。

髪の状態に合わせて使い分けよう

髪の状態に合わせて使い分けよう
リンスは髪の表面の保護、コンディショナーは髪の表面の保護と内部の保湿、トリートメントは髪の内部の栄養補給ということになります。
髪を保護するヘアケアアイテムであることは共通しているため、目的によって使い分けるのがベストです。

表面をサラサラにして手触りの良いハリがあるツヤ髪にしたいという場合はリンス、しっとりした仕上がりにして内部の保湿したい場合はコンディショナー、内部に栄養を与えてダメージを修復してツヤを取り戻したい場合はトリートメントというように使い分けましょう。
自身の髪の状態に合わせて使い分け、もしくは併用して理想の髪を手に入れて下さいね!

2022-07-12

「健康ランド」は銭湯や温泉とどう違う?

大きな浴場でゆったりとお風呂に入ることには、自宅で入浴するのとはまた違う、格別な心地よさがあります。
温泉や銭湯、スーパー銭湯をはじめとした公衆浴場はたくさんありますが、中でも近年注目を集めているのが「健康ランド」。一般的な温泉や銭湯とは違った楽しみ方をできる施設です。
今回は、健康ランドは温泉や銭湯とどう違うのか、どんな楽しみ方がおすすめかなどをご紹介します。

健康ランドの定義とは

公衆浴場法によると、スーパー銭湯や健康ランドは温湯や潮湯、温泉などを利用して公衆を入浴させる施設であり、保養や休養を目的とした公衆浴場であると定められています。
銭湯が一般公衆浴場であるのに対し、スーパー銭湯や健康ランドは「その他の公衆浴場」とされていて、物価統制令の制限を受けないなどの違いがあります。

健康ランドと他の入浴施設とのもっとわかりやすい違いは、浴槽の種類の多さをはじめ、受けられるサービスの数や種類がとても多いことです。

一般的な健康ランドでは、普通の浴槽の他、薬湯やジャグジー、露天風呂があったり、サウナや岩盤浴もできたりと、幅広い種類の「入浴」を楽しむことができます。
その他にも休憩室やレストラン、カラオケを利用できたり、マッサージやエステを受けられたりと、リラックスして楽しく過ごすためのサービスがとにかく充実しているのです。
お店によってはさらに工夫を凝らしたサービスを取り入れていることもあり、炭酸水のお風呂に入れたり足湯があったり、のんびり過ごせるようマンガ喫茶のように大量のコミックを用意していたり……長い時間楽しめるように考えられたサービスが多いです。
健康ランドの外に出ることなく、お風呂以外にもさまざまな遊び方ができるようになっているのです。

一方、公衆浴場法においては健康ランドと並んで「その他の公衆浴場」とされているスーパー銭湯では、設備がよりコンパクトでシンプルになっています。
健康ランドが大規模な公衆浴場、スーパー銭湯が中規模な公衆浴場、そして普通の銭湯は小規模な公衆浴場と考えるとわかりやすいです。

銭湯や温泉とはどこが違う?

健康ランドと銭湯のいちばんの違いは、施設で受けられるサービスの内容にあります。
先ほどご紹介した通り、健康ランドではたくさんのお風呂やサウナ、食事が楽しめるだけでなく施設内でさまざまな遊びにも興じることができます。
一方、銭湯の設備はごく一般的な浴槽や薬湯程度で、とてもシンプルです。
スーパー銭湯になると普通の銭湯よりは浴槽の種類が増えますが、それでも健康ランドほどサービスは充実していません。
もちろんその分料金も安価に設定されているので、シンプルにお風呂に入ってさっぱりすることがメインの目的であれば銭湯やスーパー銭湯を利用するのがおすすめです。

温泉とは、サービスの内容に加えて浴槽に使われているお湯に違いがあります。
温泉は、「源泉の温度が25度以上である」「温泉法によって定められた数種類の指定成分のうち、どれか1種類が規定以上入っている」ものと定義されています。
温泉と聞くといわゆる温泉旅館を想像する方が多いと思いますが、実際には旅館など宿泊施設を伴っていなくても、この定義に当てはまっているお湯を使った施設はすべて「温泉」といえます。

実際に、施設としては銭湯やスーパー銭湯、健康ランドなどを名乗っていても、浴場で使うお湯に温泉を利用しているケースもしばしばあります。
ですが基本的には、銭湯やスーパー銭湯、健康ランドで利用できる浴場では水道水を沸かしたお湯が使われていることが多いです。

健康ランドのおすすめポイント

健康ランドのおすすめポイント
健康ランドは、他の公衆浴場と比べると幅広いサービスが充実している施設です。
そのため、楽しみ方も他の公衆浴場とは少し異なる部分があります。

まず、一般的な銭湯とは違い、タオルや石けん、シャンプーをはじめとして、入浴の際に使う基本的な道具は施設の方で用意されています。
そのため、自分でタオルなどを用意していかなくても、手ぶらで立ち寄って利用できるという気軽さがあります。
お風呂だけではなくレストランやその他の娯楽施設が充実しているため、ひとりでゆったりとリラックスして過ごすこともできますし、複数人で楽しむこともできます。
お風呂に入った後はマッサージやエステを受けたり、ゲームや映画を楽しんだり……そういった遊び方の幅広さも健康ランドの魅力のひとつです。

また、お店にもよりますが、中には24時間営業の健康ランドもあります。休憩室で仮眠ができるため、簡易な宿泊施設としても利用できます。
急な都合でホテルを確保できなかったとき、宿泊代を節約したいときなどに便利に使えますし、自宅近くで気軽に気分転換したいときなどにもおすすめです。
一般的なホテルよりも娯楽性が高くゆっくりお風呂に入れる他、エステやスパ、マッサージなどが受けられる健康ランドも多いので、のんびりとホテルステイするような気分をお手頃価格で味わえるでしょう。

まとめ

銭湯やスーパー銭湯、温泉、そして健康ランドなど、公衆浴場にもさまざまな種類があります。
自宅よりも広い浴場でのんびりお風呂に入れるという点は共通していますが、それぞれの楽しみ方には少しずつ異なる部分もあります。
自分に合っているのはどのタイプの公衆浴場だろうかと迷った際には、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてくださいね。

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