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「知る・学ぶ」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧

2023-09-25

清潔感をキープ! お風呂の掃除をもっと楽にするアイディア

お風呂掃除は、家の掃除のなかでも特に面倒なことのひとつ。
思い立ったときにさっと掃除できるほかの部屋と違い、濡れることも覚悟して思いきらなければ掃除に取り組めないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、面倒くさがりな人でも無理なくきれいな状態にお風呂をキープするコツについてご紹介します。

無理のない範囲の掃除を続けることできれいをキープ

お風呂の掃除をなるべく楽に済ませるには、簡単な掃除やお手入れを継続することが重要です。

毎日家族みんなが使うお風呂は、もちろん使用のたびに汚れていきます。
だからといって毎日隅々まできれいに掃除するのはハードルが高く、到底続けられそうにありません。
最初から高い目標を持って結局続けられずに掃除が滞るよりも、ごく簡単な掃除をできるだけ定期的に続けていく方が、結果としてお風呂場がきれいな状態を保ちやすくなります。
毎日掃除するのは浴槽のみと決めて、壁や床、排水口などの掃除は週に1回、バスチェアや洗面器、お風呂のフタをはじめとする小物類の掃除は月に1回と、少なめの頻度で続けるようにすれば、忙しい日々のなかでも無理なく継続することができます。

お掃除の方法もできるだけ簡単なものを選ぶのがベター。
放置や漬け置きしたあとに洗い流すだけできれいにできる浴室用洗剤やカビ取りハイターなどを駆使し、可能な限り手間を減らすのがおすすめです。
一度の掃除では完璧にきれいな状態に戻らなくても、最初に決めた頻度を守ってコツコツ掃除を続ければ次第にきれいな状態に戻っていきます。
汚れが目立つようになってからまとめて掃除したり、年末の大掃除のときだけ頑張ったりするよりもずっと楽になるはず。
お風呂掃除の面倒さに悩む方にはぜひ試してもらいたい方法です。

お風呂グッズは浮かせて収納することで掃除が楽に

ボディソープやシャンプーのボトルをはじめ、バスルームにはさまざまな小物類を置いている方が多いです。
こうした小物類も、置き方によっては汚れがたまる原因に。
水気の多いお風呂場では接地面が濡れた状態が続くので、水垢やぬめり、カビなどが発生しやすいのです。
ボトルの汚れたシャンプーやボディソープを使うのはなんとも嫌なものですが、だからといっていくつもあるボトルをいちいち持ち上げ、きれいに洗い、また定位置に戻す……掃除のたびにこの作業をこなすのはとても面倒なもの。
床や棚にそのまま置いているとぬめり汚れが目立つ小物類ですが、浮かせる収納を意識することで汚れがたまりにくくなり、日頃のお掃除にかかる手間もぐっと減らせて楽になります。

ボトル類はまとめて浮かせる

シャンプーやコンディショナー、ボディソープなど、ボトル類をどう収納するかはお風呂掃除を楽にする上で大切なポイントのひとつです。
大事なのは、ボトルの底の接地面をなるべく少なくすること。
接地する面積が少なければぬめり汚れやカビがつきにくく、きれいな状態を保ちやすいです。
壁にマグネットで取りつけられるタイプのラックのほか、浴室にものをかけられるバーがあるご家庭では吊り下げタイプのラックもおすすめ。
ステンレス製のものを選ぶと湿度の高いお風呂場でもさびにくいです。

軽いものはマグネット式のフックで吊るす

中身が入っているとそれなりに重たくなってしまうボトル類と比べるともっと軽いアイテムは、マグネット式のフックで吊るすのがお手軽。
大きなラックと違って場所も取らずにコンパクトです。
フックをいくつも壁に貼りつけて並べるのに抵抗がある方には、マグネットで取りつけるタオルバーを使うのもおすすめ。
シンプルで小さめのタオルバーなら、壁に複数取りつけても圧迫感もなく、かさばって邪魔になることもありません。
フックやホルダーをひっかけ、まとめて吊るしておくとどこに何があるかもわかりやすいですし、水切れもよく清潔な状態をキープできます。
もちろん本来の用途としてタオルもかけておけますので、ボディタオルをかけておいたり、浴室乾燥の際に洗濯物をかけたりするバーとしても活躍してくれます。
浴室用の商品を選ぶと接地面の色移りなどのトラブルも防げておすすめです。

浴室でも使えるシールタイプのホルダーもおすすめ

浴室の壁にはたいていマグネットがくっつきますが、マグネットでラックやホルダーを取りつけられないときには、浴室や水回りでも使えるシールタイプのホルダーがおすすめです。
なかでも、一度貼り付けたあともていねいに剥がせば繰り返し使えるタイプのものがぴったり。
小物類の収納は、使いやすい配置であることも大切です。
見栄えを意識して置く場所・吊るす場所を決めがちですが、手が届かず使いにくい状態では意味がありません。
貼ってはがせるタイプのホルダーなら、取りつけたあとに場所を微調整したいときにも安心です。
収納していたアイテムを使いきるとホルダーも空いてしまいますが、繰り返し貼ってはがして使えるものなら無駄なホルダーは取り外してしまっておけます。

日々の小さな工夫がお掃除を楽にしてくれる!

日々の小さな工夫がお掃除を楽にしてくれる!
お風呂掃除は、長い間汚れをためこんだあとまとめて片付けようとするととても面倒なもの。
覚悟を決めて汚れたバスルームを掃除するよりも、日頃の簡単なお手入れを継続したり、収納を工夫したりすることで掃除の負担を減らすというアプローチがおすすめです。
お風呂場の掃除に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

2023-09-22

お風呂上がりには水分補給! おすすめの飲み物について

お風呂に入るとからだが温まって血行がよくなり、汗をかきます。
40℃ほどの温度のお湯に10分から15分浸かっているだけで体内から失われる水分は、なんとおよそ800mlにも及ぶとのこと。
熱いお風呂、長風呂が好きな方であればさらに多くの汗をかいていることになります。
入浴中は常にからだが濡れているので気が付きにくいのですが、体内の水分の多くを失っている状態になるのです。
たっぷり汗をかいた後には水分補給が欠かせません。
そこで今回は、お風呂上がりにおすすめの飲み物とNGな飲み物についてご紹介します。

お風呂上がりに冷たい飲み物はNG

お風呂上がりに飲むものといえば、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
冷えたビールなどのお酒とともに晩酌タイムに入る大人も多いですし、銭湯ではお風呂上がりのコーヒー牛乳やフルーツ牛乳が定番となっています。
お風呂に入った後のほてったからだを冷やすのに、冷たい飲み物はぴったりのように思えます。
実際、暑いときにすっきりと冷えた飲み物を飲むと心地よく感じるものです。

ですが実のところ、お風呂上がりに冷たい飲み物はあまりおすすめできません。
冷たいものを飲むとせっかくよくなった血行がまた悪くなってしまい、入浴による効果が薄れてしまいます。
また冷たい飲み物からは水分を吸収しにくく、からだがむくむ原因となってしまうことも。

お風呂上がりにはあたたかい飲み物がおすすめ

お風呂に入ってよくなった血行と高くなった体温をキープするためには、水分補給のための飲み物もあたたかいものがおすすめです。

お風呂上がりに冷たい水を飲むとすっきりして気持ちいいものですが、からだのことを考えるとあまり好ましくありません。
飲み物はできるだけあたたかいもの、もしくは常温のものを選ぶようにしましょう。

あたたかい飲み物のなかでも特におすすめなのはハーブティー

あたたかい飲み物のなかでも特におすすめなのはハーブティー
自宅で口にするあたたかい飲み物にはどのようなものがあるでしょうか。
お茶やコーヒーなど、カフェインの入っている飲み物をよく飲んでいる方も多いかもしれません。
さまざまなお茶やホットのコーヒーは「あたたかい飲み物」という条件には合致していますが、一方で利尿作用のあるカフェインを含んでおり、お風呂上がりの水分が不足がちなからだにはあまりフィットしていません。

冷たくない飲み物としていちばんお手軽なのは常温の水や白湯ですが、水や白湯では味気なく感じるという方には各種ハーブティーがおすすめです。
どのハーブのお茶かによって効能は異なりますが、基本的にはノンカフェインで利尿作用が低く、リラックス効果も期待できて、お風呂上がりの水分補給にはぴったりです。
あたたかいハーブティーなら入浴後のからだを冷やしてしまうこともありません。
ハーブティーにはたくさんの種類があるので、その日の気分や体調に合わせて好きなものを選ぶ楽しみがあるのも魅力的。

毎日同じお茶では飽きてしまうという方は、いろいろな種類のハーブティーを取り揃えておき、日によって好きなものを選ぶようにすると楽しく続けられるはずです。
あたたかいハーブティーはからだをあたためてくれるだけでなく、リラックス効果も得られて、就寝前にはぴったりの飲み物です。
なかでも特におすすめの種類をいくつかピックアップしてご紹介します。

ローズヒップティー

なんとレモンのおよそ20倍のビタミンCを含むという、美容効果も期待できるハーブティーです。
お肌の調子をととのえたいときにおすすめ。
ほのかにすっぱい味が気分もすっきりさせてくれます。

カモミールティー

リラックス効果と安眠効果が期待される、やさしい味わいのハーブティーです。
ミルクもよく合うので、ストレートでは少し飲みにくいという場合には少々ミルクも加えてホットのカモミールミルクティーとして楽しむのもおすすめ。

ラベンダーティー

気分の落ち着くいい香りが特徴でポプリなどによく使われるラベンダーは、お茶としても楽しめます。
精神を安定させてくれる効果が期待でき、ストレスを和らげたいとき、ほっと一息ついてリラックスしたいときに特におすすめです。

ラズベリーリーフティー

こちらは特に女性におすすめのハーブティーです。
子宮収縮作用があり、PMSや生理痛など、生理に伴うつらい症状を緩和させてくれる効果が期待できるのだそうです。
生理痛がつらい方、PMSで気分が落ち込みがちな方に。

ジンジャーティー

しょうがにはからだを内側からあたためる作用があり、お風呂上がりの高い体温をキープするのに役立ちます。
冬の寒い時期はもちろん、冷房でからだが冷えがちな夏にもおすすめのハーブティーです。

お風呂には夜、寝る前に入るという方が多いかと思います。スムーズに就寝するためにも、安眠効果やリラックス効果のあるものも多いハーブティーは入浴後の飲み物としてぴったり。
お仕事の疲れやストレスを抱えている方にもおすすめです。
お風呂上がり、ほてったからだをゆっくりと休めて眠りにつくまでのリラックスタイムのお供に、ぜひあたたかいハーブティーを試してみてください。

2023-08-22

温泉旅行には夏がぴったりな理由とは

温泉は1年中楽しめるものですが、やはり体を温めることから冬の寒い時期にぴったりだというイメージは根強いです。
特に露天風呂などは、雪の積もった景色を眺めながら熱い温泉につかる、という印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
ところが温泉のベストシーズンは冬ではなく夏だ、という意見もあるようです。
今回はなぜ温泉のベストシーズンが夏といわれるのか、その理由についてご紹介します。

夏は入浴事故の少ない季節

夏はそもそも、入浴事故のリスクが冬よりも低い季節です。
もともと気温が高い夏は、冬と比べて入浴時の温度差が少ないのはいうまでもありません。
温度差が少ないおかげで、血圧の急激な変化による入浴事故の可能性を減らせています。

入浴事故による死亡者数は1年におよそ2万人にも上るといわれており、特に冬の寒い時期に起こることが多くなっています。
なかでも高齢の方は入浴事故を起こすリスクが若い方よりも高くなるため、十分な注意が必要です。

しかし、温泉旅行は旅館でのんびりと過ごせるため、高齢の方にも人気です。
せっかくの温泉、安全に楽しみたいなら寒い冬よりも温度差の少ない夏に行くのがおすすめといえるでしょう。

夏の温泉がおすすめされる理由とは

温泉のベストシーズンが夏といわれる理由は他にもあります。
他にどのような理由があるのか、見ていきましょう。

内湯に湯気がこもらない

外気と浴室内との温度差が少ないため、内湯に湯気がこもらないのも夏の温泉の良さです。
また、温泉旅館のなかには素晴らしい内装の内湯が有名なところも多いです。
温泉地ならではの浴室建築の風情も重視して楽しみたい方には、内湯の内装や雰囲気もじっくり楽しめる夏の温泉がおすすめです。

ぬるい温泉も楽しめる

熱いお風呂が好きかぬるいお風呂が好きか……入浴時のお湯の温度の好みについては個人差があり、人それぞれに理想的な温度は違います。
また、寒い時期には温泉をより熱く感じるでしょう。冷えた手足がじんわりと温まっていくのを感じるのは心地いいものです。
ですが反対に暑い時期には、ぬるい温泉の良さを楽しむことができます。
温泉や銭湯では長い間、熱いお湯が定番でしたが近年では、ぬるいお風呂の良さが注目されています。
夏季限定でぬるい源泉を温めずにそのままかけ流しで利用できるようなところも増えてきており、夏ならではの温泉の楽しみ方として人気です。

夏は転地効果を実感しやすい

温泉地へ旅行することのメリットのひとつとして「転地効果」があります。
転地効果とは、日常の生活から一時離れ、いつも暮らしている場所とは違う土地で過ごすことでリフレッシュでき、心身に良い効果があるというものです。
季節に関係なく感じられるものではありますが、普段の環境と温泉地との違いを特に強く実感できる季節はやはり夏です。
特におすすめなのが、避暑地を兼ねている温泉地です。
標高の高い山がちな温泉地は夏でもさわやかで涼しい気候のところが多く、避暑にぴったり。
エアコンがなくても涼しいため、夜になってもむし暑くて眠れない毎日を過ごしている方にとっては天国のように感じられることでしょう。

夏ならではの自然を楽しめる

冬の雪景色を美しいと感じる方も多いですが、夏の青々とした山景色も同じくらい美しいものです。
夏の抜けるような青空のもと、緑も色濃くエネルギーに満ちた木々や渓流、青く広がる海など、夏の自然を眺めつつ温泉に入るのは格別の体験です。
冬とはまた一味違う、強い生命力を感じられる自然の光景を楽しむなら夏がぴったりです。

雪深い冬季には休業している温泉にも行ける

山奥にある、いわゆる「秘湯」と呼ばれるような場所の多くは、冬場には積もった雪に閉ざされて訪ねることが難しくなります。
冬季は休業している温泉も多いのです。
冬場には休業しているとなれば、その温泉を楽しめるのは雪のない夏季しかありません。
暑い季節にしか楽しめないレアな温泉を体験するには、夏の旅行がマストなのです。

薄着の夏は温泉に入りやすい

いわれてみれば至極当然のことなのですが、夏場は薄着で過ごすため、温泉に入るたびに服を脱いだり着たりするのが楽なのもメリットです。
普段の暮らしでは基本的に入浴は1日1回なので、あまり実感することはないかもしれません。
ですが温泉旅行へ来た時には、日に何度も繰り返し温泉に入るという方も多いでしょう。
何度も繰り返すとなると、重ね着している衣類をいちいち脱いで、お風呂上がりにはまた着込んで……という作業が途端に面倒に感じられます。
夏場の温泉では普段着が薄着なのはもちろん、施設内では浴衣をさらりと羽織るだけで過ごせるので、お風呂上がりの着衣もとても楽。

近年は多くの種類が異なる浴室が完備されており、施設内で浴室を巡るだけで湯巡りを楽しめるところも増えています。
こうした温泉を気楽に楽しむなら、やはり夏がおすすめです。

避暑も兼ねた温泉旅行を楽しもう

避暑も兼ねた温泉旅行を楽しもう
冷えた体を温めるイメージから、温泉旅行といえば冬に行くものという印象も強いですが、実際には夏の温泉にもいいところがたくさんあります。
最近ますます暑くなっている日本の夏を、避暑も兼ねた温泉旅行で乗り切っていきましょう!

2023-06-27

給湯器が進化してきた歴史を学ぼう!

毎日の暮らしに欠かせない設備のひとつである給湯器。
日本では古くから入浴の習慣こそありましたが、お湯を沸かすための燃料は長いあいだ薪や石炭、木炭などでした。
そんな日本で、現在のようにガスや電気が燃料の給湯器が普及するまでにはどのような流れがあったのでしょうか。
今回は国産給湯器のはじまりから現在まで、その誕生と進化の歴史を簡単にご紹介します。

ガスや電気が熱源として注目されたのが給湯器開発のきっかけ

1900年代の初期、戦前の日本では電気やガス、水道など今日の暮らしには欠かせないインフラの数々は、一般の家庭にはあまり普及していませんでした。
当時はまだ木炭や石炭が燃料として重用されていたのです。
ガスや電気が注目されたのは1923年、関東大震災が起きた後のことといわれています。
それまでメジャーな燃料だった石炭・木炭に代わって、改めて電気やガスが評価されるようになりました。

ですがそれでもお風呂については薪や石炭が使われることが多く、給湯器の登場は1930年まで待たれることになります。
1930年になると、ついに国産の給湯器第1号が発売されます。
この時代は、お湯を沸かす熱源が薪・石炭からガスや石油へと移り変わっていく過渡期に当たります。
といってもこの頃にガス給湯器が使われていたのは都心部に限られていて、地方では五右衛門風呂などがまだまだ現役だったようです。

給湯器が広く普及しはじめるのは戦後のこと

販売自体は戦前からされていたガス給湯器ですが、実際に広く普及しはじめたのは戦後、1950年以降のことです。
集合住宅が増え、内釜式のお風呂が各家庭にひとつあるのが一般的になってきた頃のことですね。

お風呂ではなくキッチンで使われる小型の給湯器の普及はさらにあと、1965年頃のことです。
それまでの湯沸かし器は、あくまで理髪店や病院などの設備であり、一般家庭で使うには高価なものでした。
ですが小型の給湯器が開発されたことで、日本のキッチンには給湯器が広く普及することになります。
この頃に商品化された四角い小型の給湯器を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
現在も場所によってはこの小型の給湯器が使われており、会社の給湯室などで見かけることがあります。

これまでのガス給湯器は風呂釜タイプのものが主流でしたが、1960年代後半頃からはシャワーの需要が高まったことに伴い、風呂釜に給湯機能を組み合わせた「セントラル給湯」が主流となっていきます。
給湯機能と風呂を沸かす機能を両立させた給湯器が普及しはじめるきっかけとなったのがこの時代です。
さらに10年ほど経った1976年には、現在も多くの一般家庭で使われている屋外設置型の給湯器が発売されます。
この頃からすでにリモコンによる操作が可能となっていて、現在の給湯器にかなり近い形になってきています。

給湯器に欠かせない機能の数々が実装された80年代からエコを重視する00年代へ

全自動のふろ給湯器など、現在の給湯器に近い機能を持つ商品が発売されたのは1980年代の頃です。
差し湯、追いだき、お湯はり機能など、現在のお風呂に欠かせない機能はこの頃に開発されたものが多く、今の給湯器の基礎といってもいいかもしれません。

実はこの頃、すでに生活家電の多くが自動化されていました。
そのなかで給湯器については自動化が遅れていて、お風呂を沸かすときにはお湯の温度や量など、その都度確認する必要があったのです。
こうした背景もあって、ほかの家電と同様にお風呂のお湯はりについても自動化を目指す流れが生まれたのかもしれません。
1983年には一軒家向けの全自動給湯器つき風呂釜、翌1984年には集合住宅向けのFS設置型コンパクトガス給湯器といった製品が登場し、今の給湯器と同じような使い方がされるようになっていきました。

90年代、00年代と時代が進むにつれ、給湯器開発の現場では機能性を追求するだけでなく、環境への影響についても強く意識されるようになっていきます。
世界的に環境意識が高まるなか、ガスを燃料とする給湯器についても環境へ配慮した商品が次々開発されるのは当然の流れだったでしょう。
現在販売されている給湯器の多くは環境への配慮や省エネを意識したものです。

代表的なものとしては「エコジョーズ」などが挙げられます。
エコジョーズは給湯器の排熱を再利用するという画期的なシステムが評価され、高い人気を集めています。
ほかにも電気給湯器であるエコキュートや、電気とガスのハイブリッド給湯器など、さまざまな製品が販売されています。

給湯器の今後の進化にも注目を!

給湯器に欠かせない機能の数々が実装された80年代からエコを重視する00年代へ

1930年に初めて国産のガス給湯器が発売されてから現在まで、100年も経たないうちに日本の給湯器は目まぐるしく変化し、進化し続けています。
そして現在も、より便利に使いやすく、より省エネなものをと、日々開発や研究が進められているのです。
今となっては一般の家庭にも広く普及している給湯器は、我々の生活に欠かせないものとなっています。

便利で快適な暮らしを追求するという大きな目的のもと、そのときどきのライフスタイルや価値観に合わせて進化し続ける給湯器。
今後はAIを活用するスマートライフに適応し、IoT住宅などに合わせた機能が追加されていくのではないかと予想されています。
今後の給湯器の進化にも要注目です!

2023-06-22

心身にも地球環境にも優しい! 温泉地でのテレワーク

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、「テレワーク」という働き方が広く普及しました。
自宅からリモートで仕事をするだけでなく、リゾートや温泉地などの旅行先で仕事もこなすような、場所や時間に縛られない新しいスタイルの働き方も注目されています。
なかでも温泉地でのテレワークは、ストレスを軽減・解消し心身に良い影響が期待できます。
そこで今回は、温泉でテレワークすることの様々なメリットをみていきましょう。

働きながら心身を癒せる、温泉地でのテレワーク

オフィスでのデスクワークが主な業務だった方のなかには、オフィスへの出勤頻度が減り、自宅からリモートで仕事をする日が増えたという方も多いのではないでしょうか。

出勤・退勤のコストがなくなり便利になる点も多いテレワークですが、一方でずっと自宅にこもっていることによるストレスを感じる人も少なくありません。
そこでストレスの解消も兼ねて注目されたのが、自宅以外の場所で働くスタイルです。
カフェやシェアオフィスなど気軽に訪ねられる場所だけでなく、リゾート地や温泉など、本来観光地である場所でもテレワーク向けのプランを用意するなど、積極的にテレワーク需要に応える動きがあります。

なかでも、温泉地でのテレワークは心身に良い影響があるとして人気を集めています。
日本では古くから温泉の健康効果が広く知られていて、湯治など療養にも使われてきました。
温泉に浸かることでも色々と健康に良い効果を得ることができますが、転地効果といって日常を離れ温泉地で過ごすことそのものにストレスや精神的な疲労を軽減する作用があります。

自宅にこもって仕事をしているとどうしても刺激の少ない毎日を過ごすことになり気分も落ち込みがちですが、自然豊かな観光地である温泉へ滞在するだけで気分転換になり体調へも良い影響が期待でき、仕事へのモチベーションも上がって作業効率アップが見込めるのです。

地熱エネルギーの利用で地球環境にもプラスの効果

日頃ストレスを抱えながら働く人の心身をリフレッシュさせてくれる温泉地でのテレワークですが、実は自然環境へも良い効果が期待できることがわかっています。

現在、地球温暖化については世界中で大きな問題となっています。
特に先進国ではCO2排出量の削減が大切な課題となっており、日本でも2030年までには現在の排出量から46%削減、そして2050年までにはゼロを目指し「脱炭素社会」を目標に掲げています。

そこで注目されたのが、地熱エネルギーを熱源として利用できる温泉地での暮らしです。
温泉地では温かいお湯が湧いているので、お風呂に入る際にガスでお湯を沸かす必要がなく、また暖房についても地熱を利用することができ、熱源のためのエネルギー消費がかなり抑えられます。
つまり、エネルギー使用に伴うCO2の排出量をその分減らすことができるというわけです。

東北大学などの研究グループによると、自宅からオフィスに通勤するなど従来通りの働き方をする人と比べ、温泉地でテレワークを行っていた人は年間のCO2排出量を最大でおよそ74%も削減できるとのことです。
74%という数字は、入浴には温泉を使い暖房には温泉熱暖房を用いる、温泉地の地熱を最大限に活用した際のものですが、毎日のお風呂を温泉で済ませるだけでも年間でおよそ63%のCO2排出量削減につながるという結果が出ています。
温泉地で普通に暮らし、働くだけで、自然環境にもより優しい生活ができるのです。

温泉の多さからもわかる通り、日本は地熱資源が豊富な国です。
ですがその豊富な地熱資源は地方にあることが多く、人口の多い都心部の暮らしに地熱エネルギーを活用するのが難しいという問題がありました。
しかし、都心部に暮らす人が温泉地を訪ねて長期滞在しテレワークする…というワークスタイルが浸透すれば、その分石油・石炭などの化石燃料の消費を抑えられ、CO2の排出量も自然と削減できます。
気分転換のために温泉地に滞在して仕事をすることで環境にも優しい暮らしが実現できるので、何かを我慢する必要もなく、持続しやすい温暖化対策であるのも大きなポイントといえます。

地方の過疎化を食い止められる可能性も

地方の過疎化を食い止められる可能性も
現在の日本では、都市部への人口集中、そして地方の過疎化が深刻な社会問題のひとつとなっています。
進学や就職をきっかけに地元を離れ都市部へ移り住んできたという方も多いでしょう。

温泉地でのテレワークが普及すれば、地方の過疎化や人口の流出を食い止め、地域の観光や産業を活性化することにもつながっていく可能性も指摘されています。
心身を癒して仕事のモチベーションを取り戻すために提案された新しい働き方が、実は自然環境にも優しく、地方を盛り上げる一助にもなり得るのです。

仕事に追われ刺激の少ない日々を過ごすストレスを感じている方、普段からリモート勤務の日が多く、日頃自宅やカフェなどで作業しているという方は、ぜひ温泉地に長期滞在してのテレワークも体験してみてください。

2023-05-31

バスタイムでもっと癒される! おすすめバスキャンドルの選び方

毎日のバスタイムは、のんびりとリラックスして心も体も癒すための大切な時間です。
バスタイムの癒し効果をさらに高めてくれるアイテムとしておすすめなのが「バスキャンドル」。
ほのかに揺れるキャンドルの明かりは、せわしない日々で知らず知らずのうちに緊張していた心身を優しく癒してくれます。
今回はバスキャンドルの癒し効果について、そしてバスキャンドルを選ぶポイントについてご紹介します!

バスキャンドルの癒し効果

もともと、癒し効果のあるアイテムとして人気のキャンドル。
キャンドルに灯された火はゆらゆらと揺れているのが特徴ですが、この揺れは、実は「1/fゆらぎ」と呼ばれる動き方です。
1/fゆらぎの動きは、単調すぎず大きすぎずちょうどいいバランスで、見ている人に安心感を与えるとされています。
つまり、ろうそくの明かりを眺めているだけで一定のリラックス効果があるというわけです。

ろうそくの火の1/fゆらぎにリラックス効果のある良い香りのアロマなどを組み合わせたキャンドルは定番の癒しアイテムですが、このキャンドルをお風呂でも使えるよう工夫したものを「バスキャンドル」といいます。
心地よい温度のお湯に浸かりながらバスキャンドルの明かりを眺めれば、より癒されるはず!
癒しの相乗効果を生むバスキャンドルは、いつものバスタイムをさらにぜいたくなひとときへと変えてくれます。

お風呂でキャンドルを使う際の注意点

お風呂でキャンドルを使う際には、いくつか注意しておきたい点があります。

バスキャンドルを使う

キャンドルがお風呂でも使えるものかどうか、ちゃんと確かめるようにしましょう。
中には器の形状や材質など、水気の多いお風呂向きではないものもあります。
うっかりお湯の中に落としたりしないよう、安定性と耐熱性のあるグラスやお皿を用いて使うのがおすすめです。
「バスキャンドル」として販売されているものはお風呂での使用を想定されている商品ですので、安心して使うことができます。

燃えやすいものから遠ざける

湿気の多いお風呂であっても、燃えやすいものが近くにあると引火の恐れがあります。
タオル類やシャワーカーテンなど、燃えやすい素材のものから遠ざけて使用しましょう。
髪の長い方は知らないうちに髪が火に近づきすぎてしまうことのないよう特に注意が必要です。

換気扇の近くなど、風の強い場所には置かない

強い風に吹かれると、火の勢いが強くなりすぎることがあります。
火事の原因となる恐れがあるので、換気扇の近くなど強い風の吹く場所へ置くのは避けましょう。

複数個使う際は換気が必要

お風呂は基本的に気密性の高い空間です。
小さなキャンドルひとつを短い時間使用するくらいなら大丈夫ですが、複数のキャンドルを一度に使うような場合にはしっかり換気しながら入浴しましょう。

バスキャンドルを選ぶポイント

バスキャンドルにはさまざまな種類があります。ここでは、選ぶ際のポイントをまとめてご紹介します!

ろうそくタイプかLEDタイプか

灯した火のゆらぎが癒しを与えてくれるキャンドルですが、先ほどご紹介した通り、本物の火の取り扱いには注意も必要です。
キャンドルの扱いに慣れている方、自然な温かみを楽しみたい方にはろうそくタイプのキャンドルがおすすめですが、より気軽に使ってみたい方やキャンドル初心者の方にはLEDタイプのものがおすすめ。
火傷や引火といったトラブルとは無縁な上、本物の火に近いゆらぎを再現した商品もあり、手軽にキャンドルの癒し効果を体感できます。
小さなお子様と入浴する際にもぴったりです。

設置の仕方

バスキャンドルには、バスタブの縁や窓際などの空きスペースに置いて使用するもの、そして湯船に浮かべて使用するものがあります。
空きスペースに置いて使うタイプは取り扱いが楽なのがポイント。
また器の制限も少なく、デザインのバリエーションも豊富で、お風呂だけではなくリビングや寝室等でも使えます。
お湯に浮かべて使うタイプのバスキャンドルは、水面にキャンドルの光が揺らめく光景を眺めて癒やされたいという方におすすめです。
水に光が反射してきらきらと輝く光景は、お風呂ならではのもの。
リラックスタイムにぴったりです。

バスタイムをさらに特別なものにしたい方には、湯船に沈めて使うタイプのキャンドルがおすすめ。
防水加工されている専用のバスキャンドルを湯船に沈めて照明を消せば、まるでホテルやナイトプールのような、ラグジュアリーなライトアップを楽しめます。

アロマの香り

バスキャンドルの中には、香りを楽しむものもたくさんあります。
好みのアロマのキャンドルを選べば、より一層深くリラックスできるはず。
気分をリフレッシュしてすっきりしたいときにはシトラス系のさわやかな香り、とにかくゆったりとリラックスして心身を休めたいときには優しいフローラル系の香りがおすすめです。

特別な日のバスタイムには、エキゾチックな南国系の香りがぴったり!
スパイシーな甘めの香りのキャンドルを選べば、リゾートの高級スパのような気分を味わえます。
シーン別に、いくつかお気に入りを揃えておくのも楽しそうです。

バスキャンドルでお風呂をさらにリラックスできる空間へ!

バスキャンドルでお風呂をさらにリラックスできる空間へ!
忙しい日々の疲れを癒し、ほっと一息つく時間でもあるバスタイム。
バスキャンドルを取り入れて、さらに上質な癒しの時間を楽しみましょう!

2023-04-25

日本とは違う入浴事情! 海外ホテルのお風呂でよく起きるトラブルとは

日本と海外とでは、スタンダードな入浴スタイルが大きく異なります。
とはいえ、海外の一般的な住宅のお風呂は旅行などの滞在では体験する機会はほとんどないはず。
そのため「お風呂の違いなんて大したことはない」と考える方も多いですが、ホテルのバスルームにも日本のホテルとは違う部分がたくさんあります。
今回は旅行や出張でホテルステイする際に注意したい、海外ホテルでよくあるお風呂トラブルについて解説します。

海外ホテルのバスルームは設備が日本とは大違い

まず、海外ホテルのバスルームは、日本のホテルのお風呂とは設備が違うことがほとんどだということを理解しておく必要があります。
日本人の感覚からすると不具合やトラブルのように思える状況でも、実際にはそれがデフォルトだということもあり得ます。
もちろん国によっても事情は異なりますが、今回は海外のホテルでよくあるバスルーム環境の例をいくつかピックアップしてみました。

湯船がなくシャワーのみ

入浴する際に湯船にゆっくり浸かるという文化は、日本独特のもの。
海外ではシャワーのみで済ませることも多いため、それなりに高級なホテルであってもシャワーブースしかないケースもしばしばです。
また、海外では水道水が硬水のところが多いことから、水が詰まりにくい固定式のシャワーが主流です。
日本では手に持って使えるホースシャワーが一般的ですので、慣れないと不便かもしれません。

シャワーがなくバスタブのみ

海外では、バスタブはお湯をためてゆっくり浸かるものというよりその中で体を洗うものとして使われることが多いです。
そのため、体を洗い流すためのシャワーがなく、バスタブと水栓のみのお風呂もあります。

シャワーカーテンがない

日本のビジネスホテルなどでも、いわゆるユニットバスといわれるタイプのバスルームはよく見られます。
バスタブとシャワーのブースと、洗面所・トイレのブースがシャワーカーテンやガラスで仕切られているタイプのお風呂です。
海外のホテルでもこういったバスルームは一般的なスタイルなのですが、中にはシャワーカーテンなどの仕切りがないお部屋もあります。

特にヨーロッパに多いスタイルで、時には床にカーペットが敷かれていることもあります。
普通のお部屋の中にバスタブがあるようなイメージです。
こういったお風呂では、バスタブにためたお湯を泡立て、バブルバスの状態にして体を洗います。
シャワーで流したくなってしまいますが、カーペットが濡れてしまうのでそれはNG。
バスタブの中である程度泡をすすいだら、あとはバスタオルで拭き取ります。

海外のホテルでよくあるトラブル

シャワーの水圧が弱い

海外では、日本のように水道設備が十分に整っていないことが多いです。
そのため、シャワーが日本のお風呂のようにしっかり出ないこともよくあります。
お風呂に入るのは夜間であることが多いかと思いますが、夜遅い時間だとフロントに対応してもらえないこともありますので、チェックインしたら一度水の出について確認しておくのがおすすめ。
満室でなければですが、別の部屋に移動させてもらえるはずです。
とはいえ、海外ホテルでのこういった水回りの不具合やトラブルはそれなりに高級なホテルでもよくあることですので、ある程度は妥協しなければいけないことも覚えておきましょう。

お湯が途中で出なくなり、水になる

ホテル全体で使うお湯をタンクにためているところも多いのですが、その場合は当然ながら使えるお湯の量が最初から限られているので、早い時間にゆったりとシャワーを楽しんだ人がいると遅い時間に入浴した人はあまりお湯を使えず、途中から水のシャワーを浴びる羽目になります。
その場合可能な対策はできるだけ早い時間にお風呂に入ることですが、自分の後に入浴する他の宿泊客も無事に温かいシャワーを浴びられるよう、お湯の無駄遣いは避けたいところです。
もちろん水圧の弱さと同様に設備不良からお湯が出なくなっていることもあり得ますので、フロントに確認しておきましょう。

風呂栓がない

先ほどバスタブがある海外のお風呂についてご紹介しました。
バスタブがある場合、その中で体を洗うのが海外でのスタンダード。
日本でお風呂に入るときとは若干使い方が異なりますが、お湯をためる必要がある点については変わりありません。
ですが、海外のホテルではしばしば風呂栓がない、もしくは故障しているというトラブルが発生します。

日本のお風呂ではバスタブのゴム栓にはチェーンがついていることが多いですが、海外ではそのチェーンがなく、ゴム栓のみのタイプがほとんど。
チェーンで固定されていない分、紛失しやすいのかもしれません。
このゴム栓がなくお湯をためられない場合、代わりになるものとして便利なのが水を入れたビニール袋です。
重さも大きさも十分で、排水口のサイズを気にせず使えます。
もちろんフロントに連絡するべきですが、夜間などすぐに対応してもらえないとき、サイズの合う栓をすぐに用意してもらえないときには便利なテクニックです。

上部のつまみをひねったりボタンや風呂栓そのものを押したりして開閉するスタイルの風呂栓は紛失の可能性はないですが故障していることがあるので、チェックイン後シャワーの水圧とともに確認しておきましょう。

トラブルに注意して海外スタイルのバスタイムを楽しもう!


海外のお風呂事情は、日本の一般的な入浴スタイルからは考えられない部分も多いです。
日本のホテルではそうそう遭遇しないトラブルも頻発しますが、それを体験することもまた貴重な経験のひとつ。
事前にトラブル時の対応をシミュレーションしつつ、海外スタイルのバスタイムを楽しんでいきましょう!

2023-03-20

おしゃれなお風呂に仕上げるコツ! リフォームやインテリア選びのポイント

日々の疲れを癒し、リラックスできる時間を過ごす空間である浴室。
使用目的がはっきりしていることや汚れやすくこまめなお手入れが必要なこともあり、部屋の見た目や雰囲気よりも使い勝手の良さや機能性を優先させた部屋づくりになりがちです。
ですがバスタイムをのんびり過ごすためには、浴室全体の雰囲気やデザインをおしゃれに仕上げて居心地よく過ごせる状態にするのも大切なポイント。
今回はおしゃれなお風呂をつくるための、リフォームやインテリア選びのコツについてご紹介します。

おしゃれなお風呂にリフォームするコツ

デザインテーマは具体的に設定する

浴室をもっとおしゃれに生まれ変わらせるには、リフォームするのが最も効果的です。
壁や床、バスタブなど、大きなパーツのデザインやカラーを変えるだけでもぐっと洗練された印象になります。
おしゃれなお風呂にリフォームするための最初のポイントは、「デザインのテーマを具体的に決める」ということ。
細かいところまで初めから決めておく必要はありませんが、たとえば「和風」「ヨーロッパ風」「アジアンテイスト」など、大まかなスタイルや方向性だけでも事前に決めておくようにしましょう。

こうしたスタイルがいまいちピンとこない場合には、メインで使いたいカラーや素材を決めておくという方法もおすすめ。
たとえば白黒のモノトーンを基調にすると、モダンで洗練された雰囲気のお風呂になります。
ただの白ではなく大理石調のデザインの素材を用いれば、ヨーロッパ風の高級感を感じさせるお風呂となります。
「この色が好き」「この素材を使ってみたい」というように、どこか1点だけでもこだわる箇所を決めておけば、それに合わせたテイストのデザインが自然と思い浮かぶことでしょう。

水栓やシャワーの形にこだわる

水栓やシャワーの形状も、浴室の雰囲気を大きく影響するポイントのひとつです。
ユニットバスの場合はいくつかのデザインの候補の中から選ぶという制限がありますが、在来工法でリフォームするのであれば自分の好きなデザインや機能のものを選ぶことができます。
在来工法でのリフォームはその辺りの自由度が高いのも魅力ですが、一方で選択肢が多すぎてなかなか決めきれないこともあるでしょう。
最初に全体のデザインテーマを決めておけば、水栓・シャワーの形状選びも比較的スムーズに進めることができるはずです。

近頃人気を集めているのは、ホテルライクな雰囲気のオーバーヘッドシャワー。
デザインがおしゃれであるだけでなく、一般的なハンドシャワーよりもヘッドの面積が大きく、またシャワーヘッドが高い位置に固定してあるため、より効率的にからだを温められるという機能面のメリットも。
水にたくさんの空気を取り込む機能がついている商品を選べば、空気をたっぷり含んだやわらかいお湯を浴びられる上に節水効果も期待できます。

照明にこだわる

どんな照明を選ぶかによって、お風呂全体の雰囲気は大きく変わります。
ライン状の照明を使って清潔感のある明るい空間をつくるのも良いですし、おしゃれでリラックスできる雰囲気の間接照明を置いてみるのもおすすめ。
バスタイムをどう過ごしたいかによって選んでみてください。

インテリア選びのコツ

おしゃれな浴室をつくるためにはリフォームが効果的とはいえ、時間も費用もかかるリフォームは難しいというご家庭も多いはず。
より手軽に浴室の雰囲気を変えるには、インテリアにこだわるのがおすすめです。

バスライトを使う

照明をリフォームするのは難しくても、バスライトをお風呂に持ち込むだけなら簡単です。
浴室の電気は消した状態でバスライトを使えば、それだけでお風呂の雰囲気はがらりと変わります。
お湯に浮かべて楽しむもの、浴槽の底に沈めて使うものなどさまざまな種類のバスライトがありますので、用途やデザイン、明かりの雰囲気などを見て選んでみましょう。

バスグッズのデザインやカラーに統一性や調和を持たせる

お風呂場にはいろいろなバスグッズが置かれています。
シャンプーやボディソープのボトルや石けんをはじめ、掃除用具や手桶、バスチェアなどたくさんのアイテムがありますが、これらのデザインに統一性を持たせるだけでおしゃれな雰囲気のお風呂になります。
たとえばボディソープやシャンプーなどのボトルデザインを揃えたり、全体を見たときに調和が取れるよう色味の組み合わせを考えてアイテムを選んだりするだけで、お風呂場の雰囲気は大きく変わります。

収納スペースを確保する

バスグッズをきちんと収納するのも、おしゃれなお風呂づくりの大切なポイントです。
置き場所がないアイテムを床や棚に無造作に並べていくと、どうしても雑然とした雰囲気になってしまいます。
浴室向けのラックなどを使ってきちんと決まった収納スペースをつくり各種のバスグッズやボトルを並べておくだけでも、生活感のない洗練された印象が生まれます。

おしゃれで居心地の良い空間で充実したバスタイムを過ごそう!

おしゃれで居心地の良い空間で充実したバスタイムを過ごそう
バスタイムをより楽しむためには、空間自体をより過ごしやすいものにすることが必要になります。
しっかりこだわってリフォームするのも良し、まずは手軽に購入できるインテリアに気を使ってみるのも良し。
毎日使うお風呂だからこそ、自分や家族にとって最高に居心地が良くリラックスできる空間にできるよう心がけていきましょう!

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