新生児をベビーバスで入浴させることを「沐浴」といいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、新陳代謝が活発で汗や皮脂が分泌されていますが、抵抗力が弱く皮膚はとてもデリケートです。
大人にとっては新しくてキレイなお風呂の水でも少なからず雑菌が残っているため、雑菌に対する抵抗力が高まる生後1ヶ月頃までは大人と一緒に入るのではなく、ベビーバスで一人で入浴させるようにします。
今回は、沐浴の準備や手順について詳しく解説します。
沐浴の頻度はどのくらい?
はじめに、沐浴はいつ、どのくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗をかいていないように見えても、たくさんの汗や皮脂が分泌されています。
肌を清潔に保つために、基本的には1日1回、汗をたくさんかく夏場は1日2~3回入れてあげても良いでしょう。夏場以外でもたくさん汗をかいたり、排泄物で汚れたりしたときは、お湯にさっと浸けてあげても良いです。
時間帯は、授乳後1時間以内、空腹時、深夜に入浴することはなるべく避け、毎日同じ時間に入浴させるのが理想的です。
毎日同じ時間にするのは赤ちゃんの生活リズムができ、1日のスケジュールが立てやすくなるためです。
また、慣れないうちは一人でお風呂に入れるのは難しいので、なるべく他の家族の協力が得られる時間帯にお風呂に入れることをおすすめします。
沐浴するのに最適な場所について
沐浴を行う場所は、赤ちゃんが寒くなく、ご自身が動きやすく負担の少ない場所であればどこでもかまいません。
お風呂場や洗面台、キッチンのシンクなどは、お湯を用意したり排水したりするのがとても簡単な場所です。
冬場は浴室が寒いことも多いので、エアコンのあるリビングで入浴させる人も多いですし、ベビーバスの下に防水シートを引いて、テーブルの上で赤ちゃんを入浴させることもできます。
室温は20~25℃が良く、調節する際はエアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たらないようにしましょう。
また、ベビーバスを落下や転倒の危険性がある場所に置かないように注意して下さい。
沐浴に必要なもの
ベビーバス
ベビーバスはゆったりとした大型タイプ、硬い素材でできた浴槽タイプ、キッチンや洗面台にセットできるタイプ、空気を入れて膨らませるタイプなどがあり、形は横型、円筒型、折りたたみ型などが存在します。
浴槽の底に排水栓があればお湯を直接捨てられるので、自身の負担も軽減されます。サイズや形は、赤ちゃんを入れる場所で使いやすいものを選びましょう。
洗面器
洗面器はガーゼハンカチをお湯で湿らせたり、湯冷ましの準備したりするのに使います。
持ち手のある小さめのサイズは片手で持ちやすいのでおすすめです。
湯温計
お湯の温度を調節することが意外と難しいので、湯温計があると便利です。
沐浴布(もくよくふ)
赤ちゃんの体が隠れるくらいの大きさのガーゼやタオルで、赤ちゃんは裸で何も持っていないと怖がって泣いてしまうことがあります。
この沐浴布を体にかぶせたり、手に持ったりしてあげると、赤ちゃんの不安を和らげ、体を温めることができます。
ベビー用石けん・シャンプー
石けんやシャンプーは、添加物が少なく食品由来成分を含まない低刺激の石けんを使いましょう。
泡タイプの石けんは、手で泡立てる必要がなく赤ちゃんを支えながら使えるので便利です。
液体や固形石鹸は、直接体につけずよく泡立ててから使用するようにしましょう。
ガーゼ
赤ちゃんの体についた石けんを洗い流し、目や顔を拭いたり、水分を拭き取ったりするのに使用します。
バスタオル
バスタオルはご家庭にあるもので問題なく、普通のバスタオルを半分に折って使ってください。
お風呂上がりのタオル
赤ちゃんを寝かせたまま、四角いタオルで体を拭くのに必要です。
お風呂上がりのスキンケアグッズ
細かい部分の水分を取るための綿棒と、赤ちゃんの肌に合った保湿用の化粧水やオイルを用意しておきましょう。
沐浴前準備のポイント
沐浴は赤ちゃんが冷えないように手早く行うことが大切です。
しっかりと準備をし、段取りや流れがわかっていれば、焦らずに沐浴をすることができます。
まず、沐浴の前に赤ちゃんの着替えを用意します。
肌着やベビー服、おむつ、バスタオルをお風呂上りに使う順番に下から順番に重ねて広げておきます。
赤ちゃんに使うお湯の適温は38℃くらいで、水温計を使って温度を調節してください。
湯量はベビーバスの1/2~2/3程度が目安ですが、もし赤ちゃんを支えられるかどうか不安な場合は、赤ちゃんが浮かないように少なめの湯量で使用しましょう。
必要なものを用意し、お湯が適温になったら、赤ちゃんを沐浴させる作業に入ります。
赤ちゃんは、のぼせやすく湯冷めもしやすいため、お湯につかる時間は約5分、着替えを含めると10分までが目安です。
沐浴の手順

では、赤ちゃんのお風呂の入れ方と手順について詳しく解説していきます。
1.赤ちゃんをお湯の中に入れる
沐浴布をかけ、赤ちゃんの頭とおしりを支えながら足からゆっくりお湯につけます。
裸になったりお湯につかったりするのが怖くて泣いてしまう赤ちゃんもいますが、そんな時は沐浴布を持たせたり、包んだりしてあげると恐怖心が和らぎます。
足元からやさしく湯船に入れますが、利き手を使う方が洗いやすいので、利き手ではないほうの手で首を支えるのがおすすめです。
お湯が耳に入らないように、首を支えている方の手で赤ちゃんの耳をやさしく覆ってあげましょう。
2.目を拭く
まず、お湯で湿らせたガーゼハンカチを指に巻きつけ、目やにをやさしく、しっかりと落とします。
ガーゼを洗うか、別の面を使うかしながら、片目ずつ拭きましょう。
3.顔周りを拭く
次に、額、鼻、あご、口のまわり、耳の後ろをやさしく丁寧に拭きます。細かい部分は、ガーゼを指に巻きつけて行うと汚れが落ちやすくなります。
赤ちゃんがお風呂に慣れてきたら、泡立てた石けんでやさしく顔を洗って下さい。
4.頭を洗う
頭全体をお湯で濡らしてから、泡をつけ、指の腹でやさしく頭皮を洗います。
ゴシゴシこすらず、手のひらで赤ちゃんの頭皮を軽く包み込み、洗い終えたらお湯ですすいで石けんを落とし、水分を拭き取ってください。
5.体を洗う
体を洗う部分から沐浴布をとり、仰向けの状態で、首、腕、わきの下、おなか、手のひら、足を洗います。
石けんをつけた手で円を描くようにさすり、皮膚が重なっている部分(首まわり、わきの下、ひじ、足の付け根、ひざの裏など)は特に丁寧に洗いましょう。
6.背中とおしりを洗う
赤ちゃんを仰向けにし、手のひらで赤ちゃんの胸を支え、背中全体と首の後ろからおしり、足先まで洗います。
汚れやすいお尻は、特に念入りに洗ってあげて下さい。
7.お湯ですすぐ
全身を洗った後は、お湯の中ですすぎます。赤ちゃんをお湯に浸けて少し温めてから、洗面器やシャワーですすぎます。
時間がかかると赤ちゃんが疲れてしまうので、手早く段取りをしてあげましょう。
8.お湯から上がる
最後に、赤ちゃんの体をお湯に浸けてリラックスさせ、頭と腰を支えてそっと持ち上げてお湯の中から出します。
用意していたバスタオルの上に赤ちゃんを下ろし、全身を包み、強くこすらず、優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。
前述した皮膚が重なっている部分は水分が残りやすく、かぶれの原因になるのでより丁寧に拭き取りましょう。
鼻や耳の水は綿棒で取りますが、奥まで入れず表面の水分を軽く取り除く程度にして下さい。
9.入浴後のケア
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、入浴後は乾燥を防ぐためにベビー用スキンオイルやローションなどの保湿剤で保湿をしましょう。
また、湯冷めしないようにケア用品はあらかじめ用意しておくことも忘れずにいて下さい。
沐浴は家族みんなにとって大切な時間

赤ちゃんは一般的には新生児期を過ぎ、1ヶ月健診を終えるころには大人と一緒にお風呂に入ることができるようになります。
最初は準備や手順に戸惑って不安かもしれませんが、沐浴ができる期間は1ヶ月と短いので、ぜひ親子のスキンシップやリラクゼーションのための時間として楽しんでくださいね!

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自宅で簡単リフレッシュ! 紅茶風呂の効果や楽しみ方
少し変わったお風呂を楽しみたいという方には、身近な紅茶を使った「紅茶風呂」がおすすめです。
やさしい香りに包まれながら湯船に浸かれば、いつものお風呂が少し特別な癒やしの時間へ変わることでしょう。特別な準備はほとんどいらず、自宅で気軽に楽しめます。
今回は、紅茶風呂の効果や楽しみ方についてご紹介します。
手軽にリフレッシュできる「紅茶風呂」の魅力
紅茶風呂とは、紅茶の茶葉やティーバッグを使い、香りや色合いを楽しみながら入浴する方法です。自宅にある紅茶で気軽に試すことができます。
最大の魅力は、やはり豊かな香りにあります。湯気とともに立ちのぼる紅茶のやさしい香りは、気分を落ち着かせ、心までほぐれるような感覚を与えてくれます。
見た目の楽しさも紅茶風呂ならではの魅力です。お湯がほんのり琥珀色に色づくと、普段のお風呂とは少し違う印象になり、気分転換にもつながります。特別な入浴剤を使わなくても、自然な彩りを楽しめる点はうれしいところです。
ティーバッグ数個あれば思い立った日にすぐ取り入れられるため、毎日の入浴を少し変えてみたい方、手軽なリフレッシュ方法を探している方におすすめの入浴法です。
紅茶風呂の効果について
美容効果
まず注目したいのが、美容面への効果です。紅茶にはポリフェノールなどの成分が含まれており、健やかな肌づくりに役立ちます。
また、ビタミンCやビタミンEも含まれており、肌をしっとりと保ってくれます。
さらに、湯船につかって身体が温まると血行が促され、肌のめぐりにも良い影響が期待でき、特に乾燥しやすい季節には入浴後の保湿ケアと組み合わせるとより充実した時間になるでしょう。
リラックス効果
リラックス効果も大きな魅力です。紅茶のやさしく落ち着いた香りが浴室に広がると、自然と気持ちがゆるみやすくなります。
さらに、アールグレイなどの香りがついた紅茶を使ったお風呂はストレス解消や安眠効果が期待できます。
忙しい一日の終わりに取り入れれば、頭の中を切り替えるきっかけにもなり、照明を少し落としたり、静かな音楽を流したりすれば、より穏やかな時間を楽しめるでしょう。
髪や頭皮のケア
髪や頭皮のケアにも嬉しい効果があるといわれています。紅茶にはタンニンという成分が含まれており、ダメージを受けた部分を補修するのに役立つのです。また、髪の栄養に欠かせないシステイン、メチオニンといった成分が豊富に含まれています。
入浴後にトリートメントやヘアオイルを使えば、さらに効果が高まるでしょう。
消臭効果
紅茶に含まれるタンニンには、ニオイ対策成分として注目される性質があります。特に汗をかいた日や気温の高い季節に取り入れるのがおすすめです。
紅茶風呂の作り方

ここでは、紅茶風呂を作る基本的な手順について解説します。
まず用意するものは、ティーバッグ2〜4個ほど、または茶葉大さじ2〜3杯ほどです。茶葉を使う場合は、お茶パックやガーゼに入れておくと後片付けが楽になります。紅茶の種類は好みで構いませんが、初回は香りにクセの少ないスタンダードな紅茶がおすすめです。
浴槽にお湯をはり、準備した紅茶をお湯にまずは5~10分ほど浸しておきましょう。
お湯の温度は38〜40度ほどのぬるめが向いています。熱すぎる温度よりも、ゆったり浸かれる温度のほうが紅茶の香りも感じやすく、落ち着いた時間を過ごせます。入浴時間は10〜15分ほどを目安にすると無理なく楽しめるでしょう。
なお入浴後は茶葉やティーバッグを取り出し、浴槽を軽く洗い流しておきましょう。色残りや香り残りを防ぎやすく、次の入浴でも気持ちよく使えます。
紅茶風呂の注意点
紅茶風呂は自宅で気軽に楽しめる入浴法ですが、安心して続けるためにはいくつか注意点があります。
肌への刺激
アレルギーや肌への刺激に注意してください。敏感肌の方やかゆみが出た経験がある方は、最初から濃い紅茶風呂にするのではなく、ごく薄めから試すと安心です。入浴中に赤み、かゆみ、刺激感などが出た場合はすぐに使用をやめ、身体を洗い流してください。
長時間の入浴
長時間の入浴は避けましょう。香りが心地よいとつい長く浸かりたくなりますが、入りすぎると身体へ負担がかかります。のぼせや疲労感、水分不足につながる場合もあるため、10〜15分ほどを目安に無理なく楽しむのがおすすめです。
入浴前後の水分補給も忘れずに行いましょう。汗をかくと体内の水分は失われます。
紅茶風呂で入浴時間をさらに豊かに!

紅茶風呂は、普段のバスタイムに手軽な変化を加えられる楽しみ方です。お気に入りの香りを選び、その日の気分に合わせて取り入れれば、入浴時間がさらに豊かなものになるでしょう。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
お風呂でメガネをかけるのは避けるべき? リスクや安全に使用するポイント
お風呂は一日の疲れを癒やす大切な時間ですが、視力が低い方にとっては浴室内の移動が不安に感じられる場面が多くあります。そのため、入浴中もメガネを使いたいと考える方は少なくありません。
しかし、浴室は高温多湿で一般的なメガネはダメージを受けやすい環境になります。視界を確保したい気持ちと、メガネを守りたい思いのどちらも大切にするためには、リスクを理解したうえで上手に付き合う工夫が必要です。
今回は、お風呂でメガネを使用する際に生じるリスクや、安全のために役立つポイントについてご紹介します。
お風呂でメガネを使用する主なリスクとは?
レンズは熱に弱い
メガネレンズはプラスチック素材が主流で、表面には反射防止や傷防止など複数のコーティングが重ねられています。これらの層は高温に弱く、徐々に劣化が進んでしまうのです。
レンズ表面が白く曇ったように見える、細かな斑点が浮かぶといった不具合につながる場合があり、コーティングが傷んだレンズは視界が不自然に感じられるため、日常での見え方にも悪影響が出ます。
ケガや火傷につながる
メガネは素材によって熱の伝わり方が大きく変わります。特に金属パーツは熱を吸収しやすく、火傷につながる危険があります。
さらに、レンズが曇った状態で浴室内を歩くと、足元の段差などを見誤って転倒するリスクが高まります。特に温泉や大浴場に入る場合は、人との接触事故にもつながるため注意しなければなりません。
金属パーツが錆びてしまう
メガネは小さなネジや蝶番などに金属パーツが使われています。浴室の湿気や水分が繰り返し付着すると、これらのパーツが錆びてしまうおそれがあります。
錆が進行すると開閉が固まる、レンズが外れやすくなる、フレームが折れやすくなるといったトラブルにつながるため注意が必要です。
コンタクトレンズ使用による感染リスクも
実は入浴中のコンタクト使用もリスクがあります。浴室には雑菌が増えやすく、裸眼に比べて目の外へ洗い流す自浄作用も弱まるため、目に侵入した場合、感染症を引き起こす原因になります。
メガネをかけた方が安全な場合も

視力が低い方にとって、浴室内を見えにくい状態で歩くことは大きな危険につながります。そのため、お風呂でのメガネ使用にはリスクがあるものの、状況によっては着用したほうが安全に行動できます。
特に旅先の大浴場や温泉施設など、初めて訪れる場所では動線が分かりにくく、段差や滑りやすい床が多いため、視界がぼやけた状態では転倒の危険が増えます。人の出入りが多い施設では、他の利用者と接触する可能性も高まり、周囲の状況を把握するために視界の確保が欠かせません。
ただし、浴槽に入る段階ではメガネを外してダメージを防ぐ配慮が必要です。移動時だけ使用し、外す際はタオルで包む、湿気の少ない場所に置くといった工夫をするとよいでしょう。
お風呂でメガネを使いたい時のポイント
お風呂用メガネを使う
現在は入浴時の使用を前提にした専用のメガネが販売されており、一般的なメガネより熱や湿気に強い素材で作られています。レンズのコーティングも劣化しにくい仕様が多く、曇りを抑える加工が施されているモデルも存在します。
価格が比較的手頃な商品が多い点も魅力で、普段使いのメガネを守るためのサブアイテムとして取り入れるとよいでしょう。
予備のメガネを使う
古いメガネを浴室専用として活用するのもおすすめです。多少度数が合わなくても、浴室内の移動や段差の確認には十分役立ちます。
熱による変形や錆のリスクは避けられないため、あくまで消耗品として使うようにしましょう。入浴後は軽く水で流し、柔らかい布で丁寧に拭いて保管すると長持ちさせることができます。
メガネを守りながら快適な入浴時間を

お風呂でのメガネの使用は様々なリスクがありますが、視界がない状態では危険になる場面もあります。
少し気を配るだけでメガネへのダメージを抑えられるので、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にして、快適な入浴時間を過ごしましょう。







