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「知る・学ぶ」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧

2021-04-28

浴室をリフォームする際のポイントと注意点とは?

自宅のお風呂が古かったり、現在の家族構成では使いづらいものになっていたりする場合は、思い切って浴室をリフォームしたいと考えることがありますよね。
確かにリフォームには浴室をガラッと変えてくれる力がありますが、実際に施工する際には他の箇所をリフォームする場合とはまた違った点に注意する必要があります。

そこで今回は、浴室をリフォームするときのポイントや注意点についてご紹介します!

浴室をリフォームする際のポイント

「とにかくきれいなお風呂にしたい」「浴室乾燥機やミストサウナをつけたい」など、リフォームの希望は人それぞれですが、まずはリフォームの方向性について決める必要があります。
次に挙げる点は快適で使いやすい浴室の基礎となることなので、まずはこれらの点をしっかり考える必要があります。

リフォームの方法を慎重に選ぶ

浴室をリフォームすると決めたら、まずはどんな方法で行うかを選びます。
浴室のリフォーム方法は、おおまかに分けると在来工法とユニットバスの二種類に分類でき、材料やデザインなどにこだわりたい方は在来工法、コストパフォーマンスや機能性を重視したい方はユニットバスを選ぶのが一般的。
最近では双方のメリットを合わせたハーフユニットバスという形式でリフォームするご家庭も増えています。

使いやすい浴室にするなら「広め」を意識する

使えるスペースに限りはありますが、その中でもできる範囲で広めの浴室にするのがおすすめです。
ゆったりと広めの空間ならリラックスして過ごせますし、体を洗うときや洗濯物を干すときにも圧迫感がなくストレスになりません。

掃除が楽な浴室を目指す

浴室はほぼ毎日使用する家庭内設備です。したがって、家族が多ければその分使用頻度も増えますし、どうしても汚れが溜まりやすくなります。
そこでおすすめなのが、日頃のお手入れやお掃除が楽になるような浴室にリフォームすること。
たとえば防カビ・抗菌などの処理がされており、汚れがつきにくい材質を各所に使った浴室なら、毎日のお手入れやお掃除も簡単に済ませられます。
また、換気機能がしっかりしていて風通しのよい浴室ならカビも発生しにくくなります。

安全を考慮する

浴室の床は使用時には濡れているため転倒しやすいですし、入り口の段差、湯船への出入りにもつまずき・転倒のリスクがあります。
また、寒い季節になると年配の方はヒートショックにも注意が必要になってきます。そのため、こうした入浴時のリスクについてもある程度配慮されている浴室へのリフォームがおすすめです。
たとえば、浴槽への出入りに使える手すりがついているか、床の素材は滑りにくいものか、といった点を確かめてみてください。
そして、ヒートショックは脱衣所と浴室の温度差によって起こりますので、脱衣所や浴室の暖房設備にも気を配りましょう。

ここに注意! リフォーム前にチェックしておきたい注意事項


せっかくリフォームするのですから、「なんだか思っていたようなお風呂にはならなかった」という失敗は避けたいものです。
リフォームを本格的に進める前には次に挙げる注意事項についてもチェックしておきましょう。

ユニットバスを選ぶ場合は浴室のサイズに注意

ユニットバスには規定のサイズ展開があるため、ユニットバスでリフォームを検討する場合はもともとの浴室の広さに合う商品かどうか事前にしっかり確認しておきましょう。

予算は余裕を持って用意する

これまで使っていた浴室が古いものだと、所々傷んでしまっているケースがあります。
そうなると、当然そこも修理した上でリフォームすることになりますが、これは実際にリフォームを進めてみないとわからない部分。
古い浴室のリフォームでは、工事が始まった後に追加で修理費用が発生する可能性があるのです。
これまで古い浴室、特に在来工法で作られた浴室を使用してきた場合には、あらかじめ余裕を持って予算を準備しておくのがおすすめです。

デザインには妥協も必要だと認識する

コストパフォーマンスや機能性の面から選ばれることが多いユニットバスは、その分、浴室の内装デザインや浴槽の大きさなどの基本的な部分が最初から決まっており、デザインの選択肢はかなり狭まります。
あまり強いこだわりがないようであれば問題ありませんが、はっきりとしたビジョンがある場合は理想に合ったデザインのユニットバスを見つけるのは難しいかもしれません。
機能性やコストパフォーマンスを重視するなら、デザインにはある程度妥協が必要、とあらかじめ覚悟しておくことも大切です。

まとめ

浴室をリフォームするときのポイントや注意点についてご紹介しました。リフォームにはメリットも多いですが、一方でデメリットや注意点もあることがわかります。
浴室のリフォームを検討する際はこうした懸念点についてあらかじめ注意・認識した上で、新しくすてきな浴室づくりのためのリフォームを計画してくださいね。

2021-03-08

「ガス給湯器のプロ」にお任せ! ガス機器関連の資格について

いつも私たちに温かいお湯を提供してくれるガス給湯器。その姿は一見シンプルな箱のようであり、「これなら交換ぐらいはできるかもしれない」と考える方も多いかもしれません。
しかし、よく見るとガス給湯器は複雑な構造で成り立っていますし、ガスやガス機器に関する深く・広い知識が求められるため、複数のガス関連資格が存在するのをご存知でしょうか?

そこで今回は、ガス機器に関連する資格についてご紹介します。

ガス給湯器の設置や交換には資格が必要!

蛇口をひねったり、湯沸しボタンを押したりすれば簡単にたくさんのお湯が使えるのは高性能なガス給湯器とガス供給のおかげですが、どちらも安全に利用するためには専門知識を持った人材による監督・工事が必要であり、専門知識があることを証明する資格もあります。

したがって、専門知識を習得していない無資格者がガス給湯器の設置や交換を行うことは御法度であり、扱うガス機器の種類によっては国家資格保有者による工事でなければ法律で罰せられてしまうこともあるのです。

そもそも、ガス給湯器はガスという大きなエネルギーを発生させる燃料を使用するため、専門知識のない方が工事をするのは大変危険であり、大きな事故につながる恐れがあります。
「ガス機器の取り付け・交換・修理は有資格者に任せる」。このガス給湯器メンテナンスの原則はしっかり覚えておきましょう。

ガス給湯器に関連する資格には何がある?

それでは、ガス給湯器を扱えるガス関連資格にはどのようなものがあるのかみていきます。
通常、ガス給湯器の設置や交換を業者に依頼する際は次のような資格を標榜していることが多いので、業者選びの基準にすることもできます。

ガス機器設置スペシャリスト

ガス機器設置スペシャリストは東京ガスや大阪ガスなどの団体から構成される、ガス機器設置技能資格制度運営委員会による民間資格です。
資格取得にはガス給湯器や床暖房などのガス機器の工事に必要とされる知識と技能を習得する必要があるため、この資格の保有者が在籍している業者であれば、安心してガス給湯器の取り付けや交換を依頼できるでしょう。

液化石油ガス設備士

液化石油ガス設備士は、LPガス(プロパンガス)を使用するガス機器の工事を行うために必要な国家資格です。
択一式と記述式試験でガスと法令に関する知識をみっちり問われた後は実務に即した技能試験も実施されるなど、ガス関連の国家資格として相応しいハードルが用意されています。
LPガス関連の工事は十分な知識と経験に基づいて行われなければ爆発や火災などの大きな事故につながってしまうため、LPガス使用の給湯器の工事を無資格者が行うと法律違反となり、処罰されてしまいます。

ガス消費機器設置工事監督者

ガス消費機器設置工事監督者は、ガスバーナー付きの風呂釜と排気筒、瞬間湯沸し器など特定のガス機器の工事を行う際に現場で指示を与え、施工を監督するための国家資格です。
そのため、一般的なガス給湯器の設置や交換において必ず求められるものではありませんが、ガス機器の安全な取り扱いについて十分な知識があるという証明になります。
なお、液化石油ガス設備士の資格を取得すると、こちらの資格も同時に取得できます。

簡易内管施工士

簡易内管施工士は、都市ガス利用のガス機器工事の際のガス栓の増設・位置変更ができる民間資格です。
工事できるのは都市ガスが供給されている世帯のみですが、一般家庭におけるガス機器まわりのプロフェッショナルともいえるため、主に一般家庭を対象としている業者であれば取得してる可能性が非常に高い資格です。

ガス可とう管接続工事監督者

ガス可とう管接続工事監督者は、ガス機器とガス栓の接続工事ができる知識や技能があることを証明する民間資格で、講習会を受講して資格を取得します。
ガス機器とガス栓をつなぐ金属可とう管や強化ガスホースはガス機器利用の「生命線」であり、しっかりとした安全対策が必要なため、このような資格が創設されました。

ガス給湯器の取り外しにも資格や専門知識が必要


ガス給湯器をはじめとする、ガス機器の設置や交換には上記のような各種資格と専門知識が必要ですが、それは取り外しにおいても同じです。
特にプロパンガス使用のガス機器の取り外しについては無資格者が行うと法律で罰せられる可能性があります。
ガス機器は設置から取り外しまですべてプロに任せるのが一番だと心得ましょう。

まとめ

ガス機器に関連する資格についてご紹介しました。現代のガス機器は非常に便利なシステムですが、そのシステムを支えているのはガス機器関連の知識と技術に長けているガスのプロフェッショナルです。
これからガス給湯器の購入や交換を検討している方は、この点をぜひ認識していただいた上で業者探しをしてくださいね。

2021-02-17

故障・不具合を早期発見! 給湯器によくあるトラブルの症状とは?

「給湯器の故障」とひとくちに言っても、どのような原因で故障をするのかはさまざまです。給湯器を使っていて普段と違うと感じた場合、その違和感を見逃さないことが故障や不具合の早期発見につながります。
早めに不具合や故障が見つかれば、完全に使えなくなる前に修理や交換等で対応でき、被害を最小限に食い止められることも。

そこで今回は、ちょっとした違和感や異変を見逃さないためにも、給湯器が故障した際によく見られる症状についてご紹介します。

給湯器にも寿命がある! 長年使っている場合は故障のサインに注意

多くの家電製品と同様に給湯器にもいわゆる寿命があり、一般的にはおよそ10年から15年ほどといわれています。
もちろん、寿命といっても10年以上経過したらすぐに壊れてしまうということはありません。何年くらい使用していると故障や不具合が出やすくなるか、そのだいたいの目安と考えればよいでしょう。

給湯器を大切にメンテナンスやお手入れをしながら日々使っていればそれだけ問題なく使える期間も伸びるでしょうし、逆にメンテナンス等をしていなければ、寿命よりも早く故障してしまうこともあるかもしれません。
どちらにせよ、使いはじめてから10年以上経っている給湯器はいつ故障してもおかしくない状態であることが多いと心に留めておくことが大切です。
そうすればちょっとした故障のサインも見逃しにくくなりますし、交換するタイミングもはかりやすいです。

給湯器が故障したときによく見られる症状とは?


給湯器が故障した場合さまざまな種類のトラブルが起き、故障する箇所によって起きるトラブルの種類や症状も当然変わります。ここからは、給湯器が故障しているときによく見られる症状についてご紹介します。

熱いお湯が出ない

お湯も水も出ないケースの場合には、給湯器ではなく水道関係の不具合の可能性が高いです。
水は出るけれどお湯が出ない、もしくは熱く設定してもぬるいお湯が出るという場合には、家の中の水まわりすべてでお湯が出ないのか、それとも一部の水栓からのみお湯が出ないのかで原因も変わってきます。
お湯が出ないという症状が一部の水栓のみの場合には、こちらも水栓の不具合が疑われます。一方すべての水まわりでお湯が出ない場合には、給湯器が故障している可能性が高いです。

お湯の温度が安定しない

お湯の温度が安定せず設定以上に熱くなったり、反対に設定よりも冷たくなったりする場合、給湯器が不具合を起こしている可能性があります。
こちらもお湯が出ないケースと同様に、お風呂やキッチン、洗面所など複数ある水まわりの中で一部分のみ温度が安定しない場合は水栓の不具合、どこでも同じくお湯が熱くなったりぬるくなったりする場合には給湯器の不具合とおおよそ判断することができます。

煙が発生している

給湯器の使用中、煙が発生するケースがあります。給湯器の排気口などから白い煙が出ているように見える場合は、排気ガス中の水蒸気が冷えた空気の中で白く見えているだけで、異常のサインではないケースが多いです。しかし、異臭がするなどその他にも変わった症状がある場合には必ず点検することをオススメします。
そして、給湯器から黒い煙が出ている場合には、給湯器内部で不完全燃焼が起きていると考えられます。不完全燃焼を起こしている状態の給湯器を使い続けるのは大変危険ですので、黒い煙を確認したらそれ以上使用せず、すぐに修理や交換などをするようにしましょう。

異臭がする

給湯器に原因がある異臭にはいくつかの種類があります。まずひとつは、ガスの臭いです。プロパンガスをお使いの場合やガス残量が少ないときなどに、ガスの臭いがすることがあります。
故障や異常ではありませんが、接続部や給湯器内部でガスが漏れている可能性も考えられますので、念のため点検をしておくとよいでしょう。

排気口あたりからすっぱいような臭いがする場合には、給湯器の不具合・故障の可能性が高いです。異臭だけでなく、排気口近くに行くと目がチカチカするような感覚をおぼえることもあります。この場合は使用を取りやめて点検を依頼し、修理や交換などの措置を取りましょう。

なお、新しい給湯器でも変な臭いがすることがあります。これは故障等ではない場合が多く、給湯器を組み立てるときに使用した機械油がまだ残っており、燃焼時にガスに混じったことが原因の異臭です。臭いが気になってしまうかもしれませんが、異常ではないのでそのまま使っていて問題ありません。とはいえ、明らかな異常がみられる場合は念のため様子を見て業者に相談しておきましょう。

異音がする

給湯器から聞こえる音も、場合によっては故障のサインである可能性があります。例えばピーッという笛のような音、ほら貝を吹いたような音、点火の際に聞こえる小さなボンという爆発音などは給湯器の故障や不具合によるもののケースが多いです。
ポンプやファンの回転音など機器が正常に作動していても鳴る音とは異なりますので、給湯器を使用する際には音にも注意してみてください。

まとめ

給湯器の故障や不具合によって起こる異変のうち主なものをご紹介しました。長年使っている給湯器は、それだけトラブルに見舞われる可能性も高くなります。使用期間が10年以上ともなるとなおさらです。
音や臭いなどにも気を配り、定期的なメンテナンスや修理・交換等をして安全に給湯器を使用できるよう心がけましょう!

2020-12-03

11月のみかん湯など、12種類の「季節湯」を知ってお風呂をもっと楽しもう!

四季折々の植物や果物をお風呂に入れて楽しむ「季節湯」。冬至のゆず湯や、こどもの日の菖蒲湯などは今でも有名で、広く知られていることと思います。銭湯や温泉でも、その時期は特別にゆず湯や菖蒲湯を用意するイベントを催していることがありますよね。
しかし、それ以外の季節湯については、よく知らないという方も多いのではないでしょうか? 実は日本には、1月から12月まで豊かな四季を感じられる12種類の季節湯があります。

そこで今回は、11月のみかん湯など、日本伝統の「季節湯」を12ヶ月ごとにご紹介します。

平安時代が始まり? 日本伝統の「季節湯」とは

季節湯とは、その季節に旬の植物や果物を取り入れ、さまざまなアロマ効果を楽しむ入浴方法です。
その歴史の端緒については諸説ありますが、一説には平安時代、かの有名な空海が薬湯として医療用に用いたのがはじまりといわれています。

日本では入浴文化が早い段階から庶民にも広まっていましたが、この季節湯も「四季を肌で感じられる」と好意的に受け入れられ、四季の移ろいを楽しむ文化として今現在にまで受け継がれてきたのです。

12ヶ月ごとに異なる「季節湯」を楽しもう! 1月〜6月

「季節のものを取り入れる」とゆるやかに定義されている季節湯は、現代風にアレンジしてみても楽しいかと思いますが、まずは基本を知るためにも12ヶ月ごとのベーシックな季節湯をご紹介していきます。

1月の松湯

松湯とは、「松の葉」を用いた入浴法です。日本ではとても縁起の良い木とされている松は冬でも葉が落ちない常緑樹であるため、不老長寿の象徴としても知られています。
精油成分を多く含んだ葉のおかげで、からだはポカポカと温まり、心地良い木の香りで森林浴のような気分も味わえます。
松の葉を手に入れる機会はあまりないかもしれませんが、松湯の時期はちょうど1月。お正月の門松を松湯に活用するのもオススメです。

2月の大根湯

食材として馴染みのある「大根」も、季節湯に使われる植物のひとつ。お風呂に使うのは、大根の葉っぱの部分です。大根の葉を干して「干葉」と呼ばれる状態にし、細かく刻んで布の袋やだしパックなどに詰めて湯船に入れます。
大根湯は保温作用の高いお湯になるため、昔から冷え性対策などに使われてきたのだとか。

3月のよもぎ湯

草餅や草だんごの材料として、日本では広く親しまれている「よもぎ」。栄養価が高く、健康食としても注目されていますが、香りの良さや血行を促進する効果が期待できることなどから、お風呂に活用するのもぴったり。
春の訪れを感じさせる爽やかな緑の香りに癒されたい! という方にオススメです。

4月の桜湯

日本人には馴染み深い「桜の花」。春といえば、多くの人が真っ先に思い浮かべる花なのではないでしょうか。もちろん四季を楽しむ季節湯にも活用されており、実際に使われるのは葉や樹皮などですが、花も飾りとして散らしてみると、一層気分良くリラックス効果が期待できそうですね。桜の甘く心安らぐ香りで、和風のアロマバスを楽しんでみましょう。

5月の菖蒲湯

5月5日、こどもの日のお風呂といえば「菖蒲湯」です。もともと「端午の節句」として祝われていたこどもの日がはじまった歴史は、なんと奈良時代にまで遡るのだとか。
今でも季節の行事として広く知られ、時季になるとスーパー等で簡単に菖蒲を手に入れられるため、実際に入浴したことがあるという方は多いかもしれません。
買ってきた菖蒲を、そのまま湯船に入れるだけで良いというお手軽さがうれしいですね。

6月のどくだみ湯

独特の匂いから敬遠されることも多い「ドクダミ」ですが、日本では古くから薬草としても親しまれています。
だんだんと暑くなり湿度も高くなる6月は、肌トラブルが起こりやすい時期でもあります。肌の炎症を抑える効能があり、あせもや湿疹にも効果が期待できるどくだみ湯で、ぜひお肌をケアしてみてくださいね。

7月〜12月

7月の桃湯

「桃」といえば、甘くてジューシーな実が人気ですが、お風呂に使うのは葉っぱの部分になります。桃の葉には、美肌効果が期待できる成分が含まれているのです。基礎化粧品やボディソープなどにも、よく桃の葉が使われていますよね。
その美肌効果は古くから知られており、江戸時代から「夏といえば桃湯」といわれてきたのだとか。

8月の薄荷湯

夏の暑い時期にはぴったりの「薄荷」。肌がスースーと冷たく感じるので、冷えるイメージがありますが、実は血行を促進し、からだを温める効果があります。
肌はスッキリして体温は高くなる、まさに夏の理想的なお風呂を実現してくれます。

9月の菊湯

9月9日は、「菊」の節句とされています。中国から伝わった陰陽思想において、とくに縁起の良い日とされていた9月9日に、同じく縁起が良く、長寿の薬となると信じられていた菊を用いたお酒を飲んで長寿を願ったことから、「菊の節句」と呼ばれるようになったのだそうです。
お風呂に使う場合には、葉を煎じるほか、花を浮かべて香りを楽しむのもオススメです!

10月の生姜湯

からだを温める食材として広く知られている「生姜」は、食べるだけでなくお風呂に使っても効果的です。すりおろした生姜のしぼり汁をお湯に入れるほか、スライスした生姜を布の袋に詰めてお風呂に入れるだけでもOK。生姜の良い香りも楽しめるお風呂です。

11月のみかん湯

「みかん」の爽やかな香りをたっぷり楽しめるみかん湯。柑橘類に特有の香りにはリモネンという精油成分が含まれており、血行を促進する作用があるため、からだもポカポカと温まります。
使用するのはみかんの皮の部分となり、乾燥させた皮を布袋などに詰めてお風呂に入れ、甘酸っぱい香りを楽しみましょう!

12月のゆず湯

「ゆず」を使ったゆず湯は1年でもっとも昼が短く、夜が長くなる冬至の日に入るお風呂です。冬至の日にゆず湯に入ると、その後1年風邪をひかないという言い伝えがあることから、菖蒲湯と並んで今も多くの人が縁起を担ぎ、楽しんでいる季節湯のひとつです。
また、みかんと同じくゆずにも柑橘類特有の香りと成分が含まれており、血行を促進してからだを温めてくれます。みかん湯とは異なり、果実をそのままお風呂に浮かべて使えるため、お手軽なのもうれしいポイントです。

四季折々の「季節湯」でリラックスタイムを満喫しよう


日本伝統の「季節湯」を12ヶ月ごとにご紹介しました。春夏秋冬という4つの気候がそれぞれに大きく異なる日本ならでは豊かさが詰まった季節湯は、温泉や銭湯などではもちろんご家庭でも気軽に堪能できるのが魅力ですね。

これまで仕事や家事で忙しく、つい入浴はサッとお風呂に入るだけで済ませていたという方も、ぜひ四季折々の季節湯に浸かって、季節の変化を楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

2020-11-19

いたずら防止にも! 給湯器に配管カバーを取り付けるメリットとは

「カバー」とは一般的に、ある対象物を衝撃や汚れから守るものを指します。
日常生活でよく見かける「カバー」には例えばブックカバーやピアノカバー、キーボードカバーなどがありますが、給湯器の配管にも「配管カバー」という保護アイテムがあるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、普段あまり意識することのない方も多い給湯器の配管カバーの役割と取り付けるメリットなどについてご紹介します。

給湯器の配管を保護する「配管カバー」とは?

給湯器の配管カバーとは、給湯器本体から出ている複数の配管を覆う「囲い」です。
具体的には給湯器の真下や横(右側が多い)から出ている配管を隠すように取り付けられた金属製の箱や囲いがその配管カバーですが、これを配管カバーだとはっきり認識している方は少数でしょう。
それもそのはず、配管カバーの取り付けは義務ではないため「給湯器の配管カバーなんて見たことがないどころか、存在さえ知らなかった」という場合も少なくないのです。

このように認知度の低い給湯器の配管カバーですが、給水管やガス管、給湯管など、給湯器の大切な部分を保護するものであり、給湯器の安全な稼働を支える重要なアイテムなのです。

給湯器に配管カバーを取り付けるメリットとは?

給湯器の配管カバーは重要なアイテムであっても前述の通り、取り付けは義務ではありません。したがって、現在使用中の給湯器を確認しても、保温テープや保護テープが巻き付けられたむき出しの配管しか見当たらないといったことも多いのです。
確かにこれといった故障がない以上、配管カバーがなくても給湯器は安全に利用できますが、配管カバーには次のようなメリットがあるため、取り付けを検討する価値は十分にあります。

配管を気候や災害などから保護する

配管カバーを使用すれば、配管を気候や災害などから守ることができます。
自転車やベビーカーなどを玄関の外に置いていると車体の傷み具合が加速するのと同様に、配管も雨や風にさらされ続けると汚れて傷みやすくなります。
時々保護テープが剥がれかけている給湯器やエアコンの配管を見かけますが、それも過酷な外部環境にさらされた結果です。
また、地域によってはネズミやタヌキなどによる害獣被害も考えられるでしょう。
このような理由から、より安心して給湯器を使用するためにも配管カバーはあった方が何かと好都合なのです。

いたずらや事故防止になる

給湯器の配管がむき出しになっていると、何らかの細工を加えられる危険があります。悪意のあるいたずらをはじめ、自宅で飼っているペットが配管に噛みついてしまったり、子どもが何もわからずにさわってしまったりなど、配管に思わぬダメージを与えてしまう機会は想像以上に多いものです。
しかし、配管カバーを取り付けておけば配管が隠れるため、こうした事態の防止になりますね。

給湯器の見た目が良くなる

配管カバーを取り付けることで給湯器周りがすっきり、整って見えるようになります。
特に給湯器が比較的目立つ場所にある場合は配管カバーを取り付けると外観が良くなりますし、ほこりや泥、砂などの汚れが配管に付くのを防げます。

給湯器の配管カバーを取り付ける際の注意点


繰り返しになりますが、給湯器の配管カバーの取り付けは義務ではない以上、これといった規制はありません。したがって、自作のカバーを取り付けることも可能ですが、自作品またはメーカー製品のどちらの場合であってもご自身で取り付ける際は次の点に注意しましょう。

給湯器の配管カバーを自作して取り付ける場合

最近では自宅で様々なものを自作するDIY(Do It Yourself)が流行っており、「この際、配管カバーをDIYしてみよう」と考えている方もいらっしゃいますが、基本的には給湯器と同じメーカーから発売されている配管カバーを取り付けるのが一番安全であり、自作品はおすすめできません。

しかし、それでも自作する場合は耐久性のある素材を使い、給湯器本体や配管にダメージを与えないように細心の注意を払いながら取り付けてください。
また、設計の際はしっかりサイズを測りましょう。不適切なサイズのカバーを無理に取り付けると、配管に傷がついたり、給湯器の稼働の妨げになったりすることがあります。

そして、自作の配管カバーを取り付けた後に生じたトラブル等については自己責任となります。この点を十分に留意しておきましょう。

給湯器の配管カバーを購入して取り付ける場合

給湯器の配管カバーを購入して取り付ける場合は給湯器と同じメーカーのものを選び、対応機種や型番、サイズを必ず確認してから購入しましょう。
配管カバーは給湯器の販売店やオンラインショップで購入でき、価格は5000円~1万5000円ほどとなっています。
取り付ける際は製品に付属している説明書をよく読みながら行ってください。
万が一、少しでも作業に不安を感じるようであれば、業者に依頼して取り付けてもらうことも検討しましょう。

まとめ

給湯器の配管カバーの役割と取り付けるメリットなどについてご紹介しました。
配管の劣化や傷は、給湯器の寿命を左右しかねない故障や大きなトラブルの原因になりかねません。長年給湯器の状況を把握していない方はこれを機に今一度、配管の状態を確認してみてはいかがでしょうか。

配管の状態や給湯器が設置されている環境によっては配管カバーの取り付けが望ましいこともあるので、取り付けるかどうか迷う場合はお近くの給湯器販売店や業者に相談してみましょう。

2020-09-08

一度は行ってみたい! 「世界の巨大風呂」3選

全身が温かいお湯に包まれるお風呂は、家の中でも指折りのリラックススポットです。どれほど狭い浴槽であっても「お湯に浸からなければ一日が終わった気がしない」と毎日お風呂を楽しみにしている方もいらっしゃいます。
しかし、ときには狭さを気にせず、思い切り手足を伸ばせる広いお風呂に入ってみたくはないでしょうか。

そこで今回は、入浴料を払えばどなたでも入浴できる「世界の巨大風呂」をご紹介します。旅行を計画する際はぜひ参考にしてみてくださいね。

世界最大の露天風呂 ブルー・ラグーン(アイスランド)

最初にご紹介するのは北欧アイスランドの首都、レイキャヴィークにあるブルー・ラグーンです。ここはアイスランドの壮大な自然に堂々横たわる総面積約5000平方メートルの巨大な露店風呂で、その規模は世界最大といわれています。人によっては一周するのに30分ほどかかる場合もあり、その大きさがうかがい知れますね。

実は発電所の副産物としてできた人工温泉

湿疹や疥癬といった皮膚疾患に効能があるという青っぽい乳白色のお湯はミネラルやシリカを豊富に含み、「肌がすべすべになる」と評判も良い上、自然の絶景を臨めることもあり、アイスランド国民はもちろん、世界中から観光客が訪れる有名観光地でもあります。

アイスランドは火山が多く存在するため、このブルー・ラグーンも当然自然に湧き出た天然温泉だと思われがちですが、実は近くにある発電所のためにくみ上げた地下水を利用している人工温泉です。したがって浴場としての歴史は浅く、オープンは1981年。ここの温泉を「悠久の歴史が生み出した大自然の恵み」と思い込んでいた場合は少々肩透かしを食らってしまうかもしれません。

ブルー・ラグーンに入る前は全身をしっかり洗おう!

ブルー・ラグーンは公衆浴場であるため入浴料を払って水着を着用すれば誰でも入浴できますが、お湯に入る前は体だけではなく、髪もしっかり洗う必要があります。また、物価が高い国ということもあり、最低でも5000円前後の入浴料を払わなければなりません。しかし、それだけの価値はあります。

270年以上の歴史を誇る公衆浴場 ジャーロール・ハマム(トルコ)

屋内浴場ならトルコの首都、イスタンブールにある公衆浴場のジャーロール・ハマムも負けてはいません。
ここは1741年に建設された公衆浴場で270年以上の歴史を誇り、施設内部は豪華絢爛そのもの。ところどころにヨーロッパ風デザインが施されており、16世紀にヨーロッパにまで勢力を広げていたオスマン帝国時代の栄華を彷彿とさせます。

トルコは蒸し風呂が主流

天井が高く、開放感があって広いのもジャーロール・ハマムの特徴ですが、日本人が想像するような「大きな湯船」はありません。なぜなら、中東では蒸気で体を温める蒸し風呂が主流であるためです。したがって、施設内部には温かい蒸気がいっぱいに広がっている空間と水道などその他の設備のみ。
お湯には浸かれませんが浴槽という概念がない分、温かくて広い空間の中で存分にストレッチができます。

マッサージや垢すりも体験できる!

さらに、ここでは特別料金を払って垢すりやマッサージのコースを付けられます。蒸し風呂の中で受けるリラクゼーションはきっと忘れられない思い出になるでしょう。

なお、トルコでは公衆浴場文化が浸透しており、お風呂好きの国民が多いのが特徴です。そのため、街には多くの蒸し風呂銭湯があるので、現地を観光の際は地元市民に混じって利用してみるのも面白そうですね。

欧州の温泉都市・ブダペストを代表する公衆浴場 セーチェニ温泉


最後にご紹介するのは世界有数の温泉都市であるハンガリーの首都、ブダペストにあるヨーロッパ最大のセーチェニ温泉です。

街の中央公園にどっしり構える巨大温泉

その歴史は古く、少なくとも1800年代には浴場として使われていたといいます。
ブダペストの美しい市民公園内を歩いていると突如として現れる豪華施設がセーチェニ温泉で、プールに併設されている温泉は地元市民の憩いの場として親しまれています。

お風呂に浸かりながらチェスのプレーも!

セーチェニ温泉で優雅なときを過ごすのも良いですが、この温泉にはチェス台が設置されているので、チェスの腕に自信がある方はゲームに参加してみるのもおすすめです。
なお、温泉に隣接している施設には数種類の内風呂があり、そちらでも温泉が楽しめます。

国内有数の温泉地・熱海にも巨大風呂が?!

海外には上記のような想像を遥かに超える規模の浴場がありますが、日本国内にも広くて立派な浴場がいくつか点在します。なかでも特に有名なのが温泉地・熱海にあるホテル大野屋のローマ風呂です。

名前の通り、古代ローマ時代の公衆浴場をイメージしたデザインは荘厳かつ豪華で、300人が同時に入浴できる広さもあります。昔からこのローマ風呂目当てに訪れる方は非常に多く、「憧れの巨大風呂」として長く認知されてきた歴史もあります。

大きなお風呂をお探しの方は、まずは国内で気軽におでかけできるホテル大野屋のローマ風呂を体験してみてはいかがでしょうか。温泉の気持ち良さもさることながら、まるで古代ローマ時代にタイムトリップしたかのような気分も味わえるでしょう。

まとめ

入浴料を払えばどなたでも入浴できる「世界の巨大風呂」についてご紹介しました。世界には泳げるほど大きなお風呂がたくさんありますので、遠出する際は観光の一環として現地の入浴施設をぜひチェックしてみましょう。
大きなお風呂でリフレッシュできるだけではなく、現地の文化・風習を体験する機会にもなります。

2020-08-31

日本とはどう違う? ヨーロッパなど海外のお風呂の歴史や文化

体を清潔に保つためには欠かせない入浴。気分をリフレッシュできるのはもちろん、健康にも良い効果が期待できるお風呂は世界中で習慣化されています。しかし、そのスタイルは国や地域によって様々であり、たどってきた歴史も多種多様です。
そこで今回は、海外(主にヨーロッパ)のお風呂の歴史や文化、日本との違いについてご紹介します。

古代人も愛した入浴文化 紀元前2000年頃には温水施設も!

「浴室」が初めて人類の歴史に登場するのは、なんと紀元前4000年頃です。川や池、湖などでの水浴びの習慣はそれよりも前からありましたが、沐浴用のスペースである浴室についての記録があるのがこの頃です。

それから長い月日が流れ、紀元前2000年頃からは温水を使える浴室が作られるようになりました。
その代表例がギリシャ・クレタ島のクノッソス宮殿です。ここには紀元前1500年頃のものといわれる世界最古の浴槽跡があることで有名ですが、すでに温水施設や水洗トイレのシステムがあったことがわかっています。当時の文明における水道技術がいかに高度だったかがわかりますね。

また、古代ギリシャではギムナシウムという教育施設に一般人も利用できる公衆浴場が設けられるなど、ギリシャ時代の入浴文化は次の古代ローマへも受け継がれていきました。
その中で、お風呂の持つ意味合いは段々と多様化していきます。
もともとは清潔さを保つために入浴していましたが、次第に浴場が人々の社交場としての機能を持ち始め、「娯楽」としての側面が大きくなってきたのです。

こうした変化はより一層入浴文化が広まるきっかけになった一方で、「お風呂は良くないもの」というマイナスのイメージができてしまう一因にもなってしまいました。

混浴に批判殺到! お風呂文化衰退の原因に

古代ローマの大浴場は男女混浴が基本でした。そのため、体を清潔にするために利用されるはずのお風呂が男女の出会いの場にもなってしまったのです。

それからは混浴だったお風呂が男湯・女湯に分けられるという変化があったものの、キリスト教の広がりとともに多くの人々の間で「裸で集まるローマ式の大浴場は良くない」、「キリスト教的価値観にそぐわない退廃的なものだ」というイメージが定着していきました。

このようにして紀元前から続いた入浴の習慣はついに廃れてしまい、ヨーロッパでは頻繁にお風呂に入らないことが新しい常識になっていったとされています。

日本の「お風呂好き文化」が続いている理由とは?


ヨーロッパではその後、入浴文化や大衆向け浴場が何度か復活することはありましたが、キリスト教からの弾圧を受けたり、お湯の交換しないために病気が流行する原因になってしまったりと、以前のような日常的な入浴習慣は長らく定着しないままでした。

そして時代は流れ、ヨーロッパでもう一度本格的な入浴文化が復活するのは産業革命の時代です。
医学の進歩と「衛生」という概念が生まれることで、それまで健康に悪いと考えられていた入浴がむしろ「体に良いこと」と理解されるようになったのです。
それ以降は次第に一般市民の間にもお風呂が普及していき、多くの人がバスタブを使ってお風呂に入るようになりました。

一方、日本では6世紀頃に中国から入浴文化が伝わって以来、お風呂が「良くないもの」とされたことはありません。銭湯が一大ムーブメントとなり、広く一般庶民に普及したのは江戸時代のことですが、それまでにも町湯と呼ばれる銭湯や温泉の文化がありました。
「風紀を乱す上に病気の温床となる」との理由で一度はお風呂が忌避された歴史を持つヨーロッパと比べ、このような道をたどらなかった日本では昔からお風呂好きが多く、頻繁に入浴する習慣が続いているのも納得ですね。

お風呂の歴史は入浴スタイルにも大きく影響

お風呂の歴史は、実は入浴スタイルにも大きな影響を及ぼしています。
たとえば日本と違い、ヨーロッパやアメリカをはじめとする欧米ではゆっくりお湯に浸かるのではなく、シャワーを浴びるスタイルが一般的です。なぜなら欧米では衛生上の観点から「体を清潔にする」という目的で入浴習慣が広まったため、効率的に体を洗えるシャワーの方が便利なのです。

ところが、日本では体を清潔に保つだけではなく、お湯に浸かってリラックスすることも入浴の大きな目的になっています。そのためシャワーだけでは物足りず、時間が許せば毎日浴槽にお湯を張る方も少なくありません。住居探しの際の条件に「浴槽があること」を挙げている方も多く、お風呂を楽しむ文化が暮らしに根付いていることがわかります。

まとめ

海外のお風呂の歴史や日本との違いについてご紹介しました。
長い歴史の中でお風呂に対する考え方や意識は様々に変化し、国や地域それぞれの入浴文化・習慣に大きな影響を与えています。
旅行や出張で遠方に出かける際は現地の入浴文化・習慣を調べてみると、今まで知らなかった興味深い発見ができるかもしれません。機会がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

2020-08-20

ガス給湯器やガスメーターの「号数」の意味と適切な選び方とは?

いつでも瞬時にお湯を提供してくれるガス給湯器。家庭内設備の中でも利用頻度が非常に高く、日常生活を送る上では必須の設備となっています。しかし、馴染み深い割に色々と知られていないことが多く、「号数」もこのうちの一つです。

そこで今回は、ガス給湯器やガスメーターの「号数」の意味や適切な号数の選び方についてご紹介します。

ガス給湯器の「号数」は給湯能力のこと!

はじめに、ガス給湯器には「号数」と呼ばれる数字が割り当てられているのをご存知でしょうか?
この号数とはお湯を作り出す能力を示すもので、具体的には「1分間に現在の水温+25℃のお湯をどれほど作り出せるか」を意味します。
一般家庭で使われるガス給湯器の号数としては16号・20号・24号・28号が挙げられますが、たとえば20号であれば1分間に現在の水温+25℃のお湯を20リットル作り出せるガス給湯器、となるのです。

したがって、号数が大きくなるほどお湯を作り出す量も多くなるため、号数の大きなガス給湯器が使われている場合は一度にたくさんのお湯を使うことができます。

号数が合っていないと多少不便になることも

一度にお湯を大量に使う状況については、家族全員が在宅している夜の場面を想像してみるとわかりやすいでしょう。例えば夕食後、子どもが入浴している最中に大人は食器洗いをしつつ、さらにお湯を使って洗濯機を回している場面はこの状況に当てはまりますね。
このように、自宅内の数か所で同時にお湯が使えるのは号数がそれなりに大きく、能力の高いガス給湯器のおかげなのです。

しかし、号数の小さいガス給湯器であった場合はこのようにはいきません。
通常よりお湯を使うことが多い、あるいは同居人数が多いにもかかわらず号数の小さいものを使っている場合にはお湯を作り出す量が間に合わず、水圧が弱くなったり、使用途中でお湯の温度が不安定になってしまったりする可能性があります。特に真冬の入浴中にこのような事態が発生するのはぜひとも避けたいもの。
ガス給湯器でお湯を快適に使うためには、それぞれの状況に合わせた適切な号数を選ぶ必要があるのです。

適切な号数の選び方は?


例えば、洗濯機や炊飯器などの家電は「~キログラム」、「~号炊き」のように一回の稼働で処理できる容量が決められており、使用予定人数や使用頻度に合わせて容量を判断し、購入・使用するのが一般的です。ガス給湯器もこれらと同様に、号数選びの際は同居人数や使用頻度をしっかり把握することがポイントになります。
ガス給湯器を新たに購入する、または交換を予定している場合は、次に挙げる号数別対応人数の例を参考に検討してみましょう。

16号(1人~2人に最適)

1分間に16リットルの湯量は1人~2人には最適で、1人でシャワーを使う分なら年間を通して不自由なく使用できます。しかし、2人同時にお湯を使おうとするとどちらかがぬるま湯になるなど、多少の不便は出るかもしれません。

20号(2人~3人に最適)

20号であれば2人同時にお湯を使っても不都合はないでしょう。同時に使う湯量にもよりますが、シャワーと洗面台でお湯を使う場合であれば特に問題ありません。20号は3人でも対応できますが、3人同時にお湯を使うことは避けた方が良さそうです。

24号(4人~5人)

24号は一度に数か所で同時にお湯を使う機会が多いファミリーにおススメです。シャワーを使用中でも同時に数か所でお湯が使えるので、「シャワーが終わるまではキッチンでお湯が使えない」などといった事態が起きず、家族間のトラブル回避にもつながります。

28号(5人以上)

同居家族が多いご家庭や、例えば浴室のほかにシャワールームがある住宅にお住まいの方は28号を検討してみるのも良いでしょう。28号であれば同時に2か所でシャワーを使っていてもお湯の温度を維持できます。

このように、給湯器の号数を選ぶときの基準は同居人数や使用頻度が基本となります。しかし、人数が少なくても比較的多くの湯量が必要な場合にはワンランク上の号数を選ぶのも得策です。
なお、32号や50号といった大容量タイプは業務用となり、大量のお湯が必要な飲食店や美容院などで使われることがほとんどです。

給湯器の号数変更の際に注意したいポイント

「温度が安定しない」、「シャワーの水圧が弱い」といった状況が続くときはガス給湯器の号数が合っていない場合も考えられますので、号数変更を検討してみるのもおススメです。ただし、その場合には次のような点を留意しておきましょう。

ガスメーターの交換が必要になることも

ガス給湯器の号数を上げるときは同時にガスメーターの号数も上げなければならないことがあります。その場合には、ガス給湯器より先にガスメーターを交換する工程が入る点を覚えておきましょう。

マンションでは交換できない場合もある

マンションやアパートなどの集合住宅では、規則によって自由にガス給湯器を交換ができない場合があります。そのため、あとからトラブルにならないよう前もって規則を確認するか、マンションの管理人の方に必ず尋ねておきましょう。

まとめ

ガス給湯器の号数の意味や選び方についてご紹介しました。
適切な号数を選ぶことは、より快適にお湯を使えるようになるだけではありません。同居家族が多いご家庭の場合、将来子どもが自立して同居人数が少なくなったときには号数を下げれば、ガス代や水道代の節約にもなります。
ガス給湯器をお使いの方はこれを機に、号数が現在の生活状況に見合ったものかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

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