「カバー」とは一般的に、ある対象物を衝撃や汚れから守るものを指します。
日常生活でよく見かける「カバー」には例えばブックカバーやピアノカバー、キーボードカバーなどがありますが、給湯器の配管にも「配管カバー」という保護アイテムがあるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、普段あまり意識することのない方も多い給湯器の配管カバーの役割と取り付けるメリットなどについてご紹介します。
給湯器の配管を保護する「配管カバー」とは?
給湯器の配管カバーとは、給湯器本体から出ている複数の配管を覆う「囲い」です。
具体的には給湯器の真下や横(右側が多い)から出ている配管を隠すように取り付けられた金属製の箱や囲いがその配管カバーですが、これを配管カバーだとはっきり認識している方は少数でしょう。
それもそのはず、配管カバーの取り付けは義務ではないため「給湯器の配管カバーなんて見たことがないどころか、存在さえ知らなかった」という場合も少なくないのです。
このように認知度の低い給湯器の配管カバーですが、給水管やガス管、給湯管など、給湯器の大切な部分を保護するものであり、給湯器の安全な稼働を支える重要なアイテムなのです。
給湯器に配管カバーを取り付けるメリットとは?
給湯器の配管カバーは重要なアイテムであっても前述の通り、取り付けは義務ではありません。したがって、現在使用中の給湯器を確認しても、保温テープや保護テープが巻き付けられたむき出しの配管しか見当たらないといったことも多いのです。
確かにこれといった故障がない以上、配管カバーがなくても給湯器は安全に利用できますが、配管カバーには次のようなメリットがあるため、取り付けを検討する価値は十分にあります。
配管を気候や災害などから保護する
配管カバーを使用すれば、配管を気候や災害などから守ることができます。
自転車やベビーカーなどを玄関の外に置いていると車体の傷み具合が加速するのと同様に、配管も雨や風にさらされ続けると汚れて傷みやすくなります。
時々保護テープが剥がれかけている給湯器やエアコンの配管を見かけますが、それも過酷な外部環境にさらされた結果です。
また、地域によってはネズミやタヌキなどによる害獣被害も考えられるでしょう。
このような理由から、より安心して給湯器を使用するためにも配管カバーはあった方が何かと好都合なのです。
いたずらや事故防止になる
給湯器の配管がむき出しになっていると、何らかの細工を加えられる危険があります。悪意のあるいたずらをはじめ、自宅で飼っているペットが配管に噛みついてしまったり、子どもが何もわからずにさわってしまったりなど、配管に思わぬダメージを与えてしまう機会は想像以上に多いものです。
しかし、配管カバーを取り付けておけば配管が隠れるため、こうした事態の防止になりますね。
給湯器の見た目が良くなる
配管カバーを取り付けることで給湯器周りがすっきり、整って見えるようになります。
特に給湯器が比較的目立つ場所にある場合は配管カバーを取り付けると外観が良くなりますし、ほこりや泥、砂などの汚れが配管に付くのを防げます。
給湯器の配管カバーを取り付ける際の注意点

繰り返しになりますが、給湯器の配管カバーの取り付けは義務ではない以上、これといった規制はありません。したがって、自作のカバーを取り付けることも可能ですが、自作品またはメーカー製品のどちらの場合であってもご自身で取り付ける際は次の点に注意しましょう。
給湯器の配管カバーを自作して取り付ける場合
最近では自宅で様々なものを自作するDIY(Do It Yourself)が流行っており、「この際、配管カバーをDIYしてみよう」と考えている方もいらっしゃいますが、基本的には給湯器と同じメーカーから発売されている配管カバーを取り付けるのが一番安全であり、自作品はおすすめできません。
しかし、それでも自作する場合は耐久性のある素材を使い、給湯器本体や配管にダメージを与えないように細心の注意を払いながら取り付けてください。
また、設計の際はしっかりサイズを測りましょう。不適切なサイズのカバーを無理に取り付けると、配管に傷がついたり、給湯器の稼働の妨げになったりすることがあります。
そして、自作の配管カバーを取り付けた後に生じたトラブル等については自己責任となります。この点を十分に留意しておきましょう。
給湯器の配管カバーを購入して取り付ける場合
給湯器の配管カバーを購入して取り付ける場合は給湯器と同じメーカーのものを選び、対応機種や型番、サイズを必ず確認してから購入しましょう。
配管カバーは給湯器の販売店やオンラインショップで購入でき、価格は5000円~1万5000円ほどとなっています。
取り付ける際は製品に付属している説明書をよく読みながら行ってください。
万が一、少しでも作業に不安を感じるようであれば、業者に依頼して取り付けてもらうことも検討しましょう。
まとめ

給湯器の配管カバーの役割と取り付けるメリットなどについてご紹介しました。
配管の劣化や傷は、給湯器の寿命を左右しかねない故障や大きなトラブルの原因になりかねません。長年給湯器の状況を把握していない方はこれを機に今一度、配管の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
配管の状態や給湯器が設置されている環境によっては配管カバーの取り付けが望ましいこともあるので、取り付けるかどうか迷う場合はお近くの給湯器販売店や業者に相談してみましょう。

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酒粕風呂にはどんな効果が期待できる? 作り方や入浴する際の注意点
酒粕といえば、甘酒や粕汁に使う食材を思い浮かべる人が多いでしょう。
近年は、酒粕を湯船に取り入れる「酒粕風呂」も注目されており、白く濁ったお湯と酒粕特有の香りは、一般的な入浴剤とは少し違った雰囲気があります。
今回は、酒粕風呂に期待される効果や自宅での作り方、注意点について解説します。
酒粕風呂とは? 酒粕をお風呂に入れて楽しむ入浴法
酒粕風呂は、日本酒を造る際に生まれる酒粕をお湯へ入れて楽しむ入浴法です。
酒粕は、日本酒のもろみを搾った後に残る固形分で、米や米こうじ、酵母に由来する成分を含み、食材として甘酒、粕汁、粕漬けなど幅広く利用されています。
お風呂へ使う際は、酒粕をそのまま大量に浴槽へ溶かす方法より、ガーゼや目の細かな布袋へ包み、お湯の中で少しずつ揉み出す方法が簡単です。
固形物が浴槽内へ広がるのを抑えられ、入浴後の掃除もしやすくなります。
酒粕風呂に期待される効果と作り方
酒粕風呂には、主に「保湿」「美肌」「冷え対策」「美白」の効果が期待されています。
しかし、食品としての酒粕に含まれる成分と、酒粕を湯船へ入れた際の作用は分けて考える必要があります。
肌のしっとり感や入浴後の温かさを楽しむ
酒粕を湯へ溶かすと、お湯が白く濁り、肌に触れた感覚も普段のさら湯とは変わります。
入浴後にしっとりした感覚を持つ人もいますが、感じ方には個人差があります。
お風呂に入れば酒粕の有無にかかわらず体は温まるので、酒粕風呂だけに特別な冷え改善作用があるというより、「香りや湯ざわりを含めて温浴時間を楽しむ」と捉えるのが現実的です。
しかし、前述したように食品として摂取した際の栄養価と、皮膚へ触れた際の働きは同じではありません。
美容目的で試す人ほど、派手な効能だけを見るのではなく、肌との相性を確かめながら使う姿勢が大切です。
酒粕風呂の作り方
家庭で試すなら、酒粕を直接ばらばらに入れるより、ガーゼや布袋へ包んで使う方法がおすすめです。
用意するものは、食品用の酒粕、ガーゼまたは目の細かな布袋です。
洗濯ネットを使う方法もありますが、網目が大きいと細かな酒粕が外へ出るため、できるだけ目の細かなものを選びましょう。
酒粕を袋へ入れ、口をしっかり閉じてから湯船へ入れます。
そのまま数分置き、袋をやさしく揉むと、酒粕が少しずつお湯へ溶け出していきます。
酒粕の量は少なめから試す
酒粕風呂には公的に統一された標準量があるわけではありません。
浴槽容量、酒粕の種類、肌質によって適した濃さは変わり、初めてなら少量を布袋へ入れ、薄めの状態から試す方が無難です。
入浴中にピリピリ感、かゆみ、赤みなどが現れたら、無理に入り続けず使用を中止して体を洗い流してください。
入浴後は袋を浴槽から取り出し、酒粕が残らないよう浴槽を洗いましょう。
翌日まで残り湯を放置する使い方は避けた方が安心です。
酒粕風呂で追い焚きは避けた方がよい?

酒粕風呂で特に注意したいのが追い焚きです。
「袋へ入れているから配管には入らない」と考えるかもしれませんが、細かな成分まで完全に閉じ込められるとは限りません。
給湯器や風呂釜には機種ごとに使用できる入浴剤の条件があります。
酒粕は食品であり固形分も含むため、追い焚き機能付きの浴槽では慎重に扱うべきです。
使用している給湯器の取扱説明書を確認し、不明ならメーカーへ確認してください。
「酒粕を入れたまま追い焚きしない」「使用後は早めに排水する」「浴槽内や循環口をよく洗う」を基本にすると、設備トラブルを避けられるでしょう。
酒粕風呂のデメリットも知っておこう
酒粕風呂には独特の魅力がありますが、誰にでも合う入浴法ではありません。
見落とされがちなのが、酒粕に残るアルコールです。
日本酒や発酵食品に近い香りが浴室へ広がるため、人によってはリラックスするどころか気分が悪くなる可能性もあります。
湯船へ入れた酒粕は大量のお湯で薄まりますが、お酒に弱い人やアルコールのにおいで気分が悪くなる人は無理に入らず、換気扇を回すなど、浴室の空気を入れ替えながら利用すると安心です。
また、天然素材だから刺激がないとは限りません。
敏感肌の人や肌荒れがある人は特に慎重に試し、傷、湿疹、炎症などがあるときは使用を避けましょう。
子どもが利用する際も、体調や肌の状態を優先してください。
さらに、普通の入浴剤より後片付けに手間がかかります。
袋から細かな酒粕が漏れれば浴槽の底や排水口へ残るため、配管を備えた設備では扱いにも注意が必要です。
手軽さを優先するなら、食品用の酒粕ではなく、浴用として販売されている酒粕エキス配合の入浴剤を選ぶ方法もあります。
商品ごとの使用方法や追い焚き対応表示を確認できるため、設備面の判断もしやすいでしょう。
酒粕風呂を楽しむなら少量から試そう

酒粕風呂は、日本酒造りから生まれる酒粕を自宅のお風呂で楽しむ方法です。
「美白になる」「冷え性が治る」などと期待しすぎず、香りや湯ざわりを楽しむ入浴法として取り入れるのがよいでしょう。
酒粕の扱い方と自宅の浴槽設備を確認した上で、自分に合う濃さと使い方を見つけてみてください。
岩盤浴ってどう楽しむ? 基本の入り方や持ち物について
温泉やサウナと並んで、スーパー銭湯などで見かける「岩盤浴」。興味はあるものの、「どんな入り方をするの?」「何を持っていけばいい?」「長時間入っても大丈夫?」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
岩盤浴は、温めた岩盤の上に横になり、じっくり体を温めながら過ごす入浴方法です。サウナとは違った楽しみ方ができ、ゆったりリラックスしたいときにも向いています。
今回は、初心者の方向けに岩盤浴の基本について、分かりやすくご紹介します。
岩盤浴の魅力とは?
岩盤浴は、温めた天然石や専用の岩盤の上に横になり、体をじっくり温めて過ごす入浴方法です。湯船に浸かる温泉とは異なり、専用ウェアを着て岩盤の上で休むスタイルが基本。
サウナより比較的低い温度で、ゆっくり温まる施設も多く、温かい岩盤から伝わる熱によって徐々に汗が出てきます。
岩盤浴の魅力は、発汗だけではありません。静かな空間で横になりながら、日常から離れてリラックスできるのも特徴です。施設によっては照明や音楽にこだわった空間、休憩スペースなども用意されています。
また、温泉やサウナ、食事処などを併設した施設もあり、館内で一日ゆったり過ごせるのも魅力でしょう。
ただし、汗をたくさんかくほど良いわけではありません。脱水を防ぐためにこまめな水分補給を心掛け、無理に長時間利用せず、休憩を挟みながら自分のペースで楽しむのがポイントです。
岩盤浴に行く前に準備しておきたいもの
初めて岩盤浴へ行く場合、何を持っていけばよいのか迷う方も多いでしょう。施設によってレンタル品やアメニティが異なるため、事前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
ここでは、準備しておきたい主なアイテムをご紹介します。
水分補給用の飲み物
岩盤浴では汗をかくため、水分補給が欠かせません。水やお茶などを用意し、入浴前や休憩中、終了後に少しずつ飲みましょう。給水機がある施設もあります。
タオル
タオルは、岩盤の上に敷いたり汗を拭いたりする際に役立ちます。大判タオルやフェイスタオルを貸し出している施設もあるため、持参する前にレンタルの有無や枚数を確認しましょう。
着替え
岩盤浴では汗をたくさんかくことがあるため、帰宅時の着替えや下着があると快適です。施設によっては専用ウェアを貸し出しているため、自宅から持参する必要がない場合もあります。
スキンケア用品やヘアケア用品
シャワー後に使う化粧水や乳液などもあると便利です。シャンプーやボディソープ、ドライヤーなどは備え付けのところが多いため、必要なものだけ用意しましょう。
ヘアゴムやヘアバンド
髪が長い方は、ヘアゴムやヘアバンドもあると便利です。汗で髪が顔にかかるのを防ぎ、岩盤浴中も快適に過ごせます。
施設の利用ルールも確認
専用ウェアやタオルの貸し出し、飲み物の持ち込み、スマートフォンの使用、利用時間などは施設ごとに異なります。「手ぶらで利用できるか」「追加料金は必要か」も含め、事前に確認しておきましょう。
岩盤浴の基本的な入り方

初めて岩盤浴を利用する方は、入り方や過ごす時間に迷うかもしれません。基本は、温められた岩盤の上で体を温め、途中で休憩を挟むスタイルです。
長時間の利用を目指す必要はなく、体調を確認しながら無理のない範囲で楽しみましょう。
1.まずは水分を補給する
岩盤浴では汗をかくため、入る前に水分を補給しておきましょう。一度に大量に飲むのではなく、少しずつ口にするのがポイントです。のどが渇いていなくても、事前の水分補給を心掛けてください。
2.岩盤の上に横になる
岩盤浴スペースでは、指定された場所にタオルを敷き、その上に横になります。うつ伏せでお腹側を温めた後、仰向けになるなど、姿勢を変えながら過ごしてもよいでしょう。
体が温まってきたら、汗の量や体調を確認してください。
3.暑く感じたら無理せず休憩する
暑さを我慢して入り続ける必要はありません。「もう少し入っていられそう」と感じる程度で一度休憩しましょう。休憩スペースで汗を拭き、水分を補給しながら体を落ち着かせます。
4.岩盤浴と休憩を繰り返す
岩盤浴は、「温まる→休憩→水分補給」を1セットとして、3セット繰り返すという流れが一般的です。具体的な利用時間や休憩方法は施設によって異なるため、案内に従いましょう。あくまで目安ですので、程よく汗をかいたら回数が少なくても終えるようにしてください。
初回は短めの利用から始め、体調に合わせてペースを調整するのがポイントです。めまいや吐き気、頭痛、動悸などを感じた場合は、すぐに利用を中止して涼しい場所で休んでください。
5.終了後もしっかり休む
終了後は汗を拭いて、ゆっくり休みます。汗が続く場合もあるため、水分補給を忘れないようにしましょう。なお、岩盤浴後の汗はサラサラしていて、天然の美容液のような役割をしているので、シャワーで洗い流さず拭き取るだけでよいとされています。
自分に合ったペースで岩盤浴を楽しもう!

岩盤浴は、温かい岩盤の上でゆっくり過ごしながら、心地よい汗をかけるのが魅力です。長時間利用したり、たくさん汗をかいたりする必要はありません。
水分補給と休憩を意識しながら、その日の体調に合わせて楽しむのがポイントです。施設ごとのルールも確認し、自分に合ったペースで岩盤浴を満喫しましょう。







