健康
お風呂で花粉に負けない身体を! 花粉症を和らげるのに効果的な入浴のコツ
暖かい春が近づくにつれて気になり始める花粉症。
飛散した花粉を吸い込んでしまうことで起こる「目のかゆみ」や「鼻づまり」、「頭がぼーっとする」などの辛い症状を避けるためにマスクやゴーグル、飲み薬などの対策グッズが数多く販売されていますが、花粉症対策にはお風呂を活用するのも有効な手段の一つです。
そこで今回は、花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介します。
花粉症対策に効果的な入浴法
花粉症はご存知のとおり花粉に対するアレルギーですので、辛い症状を和らげるためにはまず原因物質となっている花粉を除去することが大切です。
ここでは、お風呂で花粉対策の効果を上げる基本的な入浴方法を解説します。
1.シャワーで花粉をしっかり落とす
入浴したらまずはシャワーで髪や顔など体についた花粉をしっかり洗い流しましょう。
外出すると花粉が衣服や髪、顔などに付着するので、帰宅後はなるべくそのまま室内へ持ち込まずに早めにお風呂に入って洗い流すようにしてください。
さらに、花粉が付いた衣服は部屋に持ち込まないようになるべく玄関で着替えてすぐに入浴すると効果的です。
また、花粉をしっかり落としたいからといってゴシゴシ洗い過ぎてしまうと、異物や刺激などからお肌を守るバリアに必要な皮脂や水分などまで落としてしまいますので、シャワーを駆使してなるべく優しく洗うようにしてください。
2.湯気を意識的に吸い込むのも効果的
入浴中は、お風呂の「湯気」を意識的に吸い込むように心がけましょう。
温かい湯気を吸い込むことで鼻腔内に湿り気が出て花粉を洗い流しやすくなるほか、鼻づまりの原因となる鼻の粘膜の充血を一時的に解消する効果もあります。
ちなみに湯気の吸入は日本ではあまり一般的ではありませんが、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では鼻や気道の症状緩和でよく行われている温泉療法の一種です。
3.スキンケアもしっかり行う
花粉症の時期は免疫機能が低下して肌の状態も悪化しやすいので、保湿・保護成分などを含んだ肌に優しいボディソープや石鹸を意識的に使用してケアしていきましょう。
また、肌の乾燥は花粉症によるかゆみや肌荒れをより悪化させる原因となりますので、お風呂上りのスキンケアも欠かせません。ボディローションやクリームなどを使ってお肌をいたわりましょう。保湿力が高いもののほかには、なるべく低刺激のものを選ぶのがポイントです。
お風呂の温度はぬるめに! 花粉症対策の注意点

入浴時のお湯の温度は38〜40℃ほどのぬるめに設定しましょう。
42℃を超える熱いお湯に浸かるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が出てきてしまうことが分かっており、目のかゆみなどが悪化する原因となるので注意が必要です。
入浴時間は15分くらいを目安とし、ぬるめのお湯に浸かってゆっくり体と心をリラックスさせてください。
花粉症は疲労やストレスで悪化するともいわれていますので、シャワーだけで済まさず湯船に浸かって日頃の疲れを落としましょう。
お風呂から出た後は湯気の中でよくタオルドライし、花粉の付着を防ぐためにターバン巻きで上がるのがおすすめです。
また、いくらお風呂で落としても室内に花粉が侵入してしまっていると意味がありませんので、衣服やタオルなどは花粉の時期はなるべく屋外で干さないようにするのが大切です。
ユーカリの香りは花粉症対策に効果的?
花粉症対策にはユーカリの香りが含まれたバスソルトなどを活用するのもおすすめです。
コアラが食べることで有名な「ユーカリ」のエッセンシャルオイルに含まれる「シネオール」という芳香成分は、スーッと爽快な香りが特徴であり花粉症の辛い鼻づまり解消にも効果を発揮します。
お風呂の湯気によって手軽にユーカリの有効成分を取り入れることができますので、ゆっくり入浴を楽しみながら深呼吸するように蒸気を吸い込みましょう。
また、ユーカリには風邪やインフルエンザなどの初期症状への免疫を強化する働きがあるといわれています。
お風呂で花粉に負けない身体を作ろう!

花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介しました。
辛い花粉症には毎年マスクや飲み薬だけで対策していたという方も、まずは日頃の入浴方法から見直して花粉に負けない身体を作りましょう!
簡単に取り入れられるものばかりですので、是非実践してみてくださいね。
運動効果アップ?! 運動後の入浴タイミングについて
頑張って運動したあとは、汗を流してリラックスするために早めにお風呂に入りたいですよね。
しかし、実はすぐに入浴してしまうと運動の効果を半減させてしまうといわれていることをご存知でしょうか?
今回は、ダイエットなどを目的に体を動かしているという方に向けて、さっぱり汗を流しつつ運動後の効果も上げる入浴方法についてご紹介します。
運動直後の入浴が望ましくない2つの理由
気持ちのいい汗をかいた運動後は、早めに熱いお湯に浸かれば疲労も取れてダイエットにも効果的なのでは?と考える方もいらっしゃいます。
しかし、実は運動直後の入浴は望ましくないとされており、その主な理由には以下の2点が挙げられます。
脂肪燃焼効果の低下
運動をするとポカポカと体が温まりますが、体内で筋肉の温度が38℃〜39℃程度にまで上昇すると脂肪分解酵素である「リパーゼ」が活性化し、脂肪の燃焼が始まります。
運動による脂肪燃焼効果はリパーゼが大きく関係しており、運動を終えた後も約30分間は余熱効果で脂肪が燃焼しやすい状態が続きます。
ちなみに脂肪燃焼が始まるまでには、運動を開始してから約20分かかるというのが一般的です。
しかし、筋肉を温めすぎて40℃を超えると逆にリパーゼの働きが鈍くなってしまうといわれています。
そのため、運動直後の余熱効果があるタイミングで入浴して体を温めてしまうと脂肪燃焼効果の低下にもつながることになるのです。
疲労回復の遅れに
運動後すぐに入浴すると実は筋肉の疲労回復にも影響します。
筋肉は運動直後、傷ついた状態にあることから、そこに血液がたくさん送られて酸素の供給や老廃物質である乳酸などの排泄が行われ、筋肉の損傷・疲労の回復にあたろうとします。
しかし、このタイミングで入浴してしまうことで血液が皮膚の表面の方へと送られ、全身に分散してしまうのです。その結果、筋肉への血液の供給が滞ってしまい疲労回復が遅れることにつながると考えられています。
運動後の効果を低下させない入浴のポイントは?

それでは、せっかく運動を頑張ったあとに脂肪燃焼効果などを低下させない入浴のポイントを挙げていきます。
運動直後30分間は入浴を控える
運動後にお風呂に入るのは、できるだけ30分ほど経過してからにしましょう。
体の脂肪燃焼効果には先述の「リパーゼ」という脂肪分解酵素が大きく関係しているため、余熱効果で脂肪が燃焼しやすい状態にある運動直後30分間は入浴を控えるようにしましょう。
運動後、30分ほどかけて上昇した筋肉の温度が平常に戻っていくので、この時間をクールダウンとしてストレッチなどを行い、入浴まで間を空けるようにすると効果的です。
また、汗拭きシートや水で濡らしたタオルで体の汗を拭くと、体温が下がって筋肉の温度も低下してしまうため、乾いたタオルで拭くなどして無理のない範囲で自然と温度が下がるのを待ちましょう。
そして、運動後30分経過し、体がクールダウンしたらお湯にゆっくり浸かりましょう。39℃くらいのぬるめのお湯に設定するのがおすすめです。
しっかり水分補給しながら、疲労した筋肉のマッサージを行いましょう。
運動直後はシャワーで汗を流すのもおすすめ
運動直後に汗だくで「30分間も待てない!」というときには、ぬるめのシャワーを浴びるようにしましょう。
ただし、「リパーゼ」は40℃を超えると逆に働きが鈍くなってしまうといわれていますので、お湯の温度を38〜39℃くらいに設定するようにしてください。
シャワーであれば、湯船のように体を温めすぎるということはありませんが、脂肪燃焼効果を高めるために熱めのお湯は避けましょう。
ぬるめのシャワーを浴びながら30分経過した後は湯船に入ってもOKです。
ぬるめのシャワー・マッサージで脂肪燃焼効果アップ?
「リパーゼ」によって活性化する脂肪の燃焼効果をさらにアップさせたい場合には、38〜39℃ほどのシャワーをできれば5分以上浴びるようにしましょう。
30分経過しても脂肪燃焼時間を持続させることができるといわれています。
こちらは入浴とは異なり、運動後にすぐにシャワーを浴びるようにして筋肉を冷やさないようにするのが重要です。
その際は体が温まりやすい首になるべくシャワーを当てるようにして、マッサージをしながら筋肉に刺激を与えるようにしましょう。
まとめ

さっぱり汗を流しつつ運動後の効果も上げる入浴方法についてご紹介しました。
せっかく頑張って運動したあとはすぐに汗を流したくなりますが、特にダイエットなどを目的に体を動かしているという方は、脂肪燃焼・疲労回復のためにも30分は間を空けるようにするのがおすすめです。
これまで運動の効果があまり感じられなかったという方はもちろん、これから頑張ってみようという方も是非試してみてくださいね!
楽しいバスタイムには欠かせないアイテム・入浴剤の長い歴史
お風呂を楽しむためには欠かせない入浴剤。
さまざまな種類が発売されており、よりリラックス効果を高めるため、またお湯の香りや色を楽しむため、その他にもいろいろな用途で使われています。
今でこそ日本人の日常に浸透している入浴剤ですが、元々はお湯に薬用効果のある植物を入れたのがはじまりでした。
今回は、入浴剤の持つ長い歴史を紐解いてみましょう。
入浴剤の起源は薬湯にあり
日本は、世界的に見ても有数の温泉国といわれます。
全国各地にたくさんの天然の温泉が湧いており、昔から多くの人々が利用してきました。
現代の温泉旅行については「のんびりお風呂に入ってリラックスする」という側面が強調されていますが、温泉は元々病気や怪我の治療、また健康の保持及び増進を目的として利用されたものでした。
こういった背景があったため、薬用の植物をお湯に入れた「薬湯」という文化が生まれたのです。
江戸時代になると病気や怪我に合わせて薬湯が処方されるようになり、さまざまな薬木・薬草を調合し、お湯で煮出したものを皮膚病の治療等に用いたと伝えられています。
今でこそ薬湯が元々の意味で利用されることはほとんどなくなりましたが、現代においても薬湯文化は季節の慣習という形で伝えられています。
端午の節句に入る菖蒲湯、冬至に入るゆず湯などが有名ですね。
お湯に何かを入れて入浴に用いる、という発想は治療のための薬湯から生まれたのです。
高度成長期以降さらに普及した入浴剤
より手軽に利用できる入浴剤として発売された最も古いものは、明治時代、先ほど紹介したようにいろいろな生薬を調合し、各家庭で煮出して使用できるように布袋に入れた商品です。
この頃はまだ薬湯としての面が強かったですが、これ以降は「温泉の再現」としての入浴剤が注目されました。
元々日本の温泉にはさまざまな有効成分が含まれており、成分に応じた数々の効能が期待できることがわかっていました。
この温泉の持つ効能を普通のお風呂でも再現できないかということで、天然の温泉成分を粉末にし、お湯に溶いて使用する入浴剤が生まれたのです。
昭和初期には、温泉成分のうち安全性の高さや高い効能を持っており、さらに安定した品質を保てるという条件をクリアしている基剤が原料として用いられた無機塩類入浴剤が開発されました。
初期の入浴剤は温泉の持つ効能を再現することに重きをおいていましたが、その後は「入浴によって得られるリラックス効果」に着目されることが増えていきました。
その結果として、もっと入浴することそのものを楽しめるよう、お湯に色をつける色素や良い香りにするための香料が用いられはじめます。
現在の入浴剤に近い形は、この頃に完成されたといえるかもしれません。
戦後の高度成長期以降、多くの一般家庭にお風呂が備え付けられるようになってから、入浴剤はより多くの需要を抱えるようになります。
現在も人気の炭酸ガス系入浴剤が発売されたのは1980年代の頃です。
またその後の温泉ブームによって、温泉を再現するタイプの入浴剤も再び人気を集めました。
それから現在に至るまで、入浴剤はすっかり日本の家庭に定着し、毎日の入浴に欠かせないお風呂のお供となったのです。
そして、近頃は健康だけでなく美容効果に注目した商品も増えてきています。
疲労の回復や肩こり等の症状を緩和したり、リラックス効果をさらに高めたり、お肌を保湿する効果があったりと、入浴剤の種類・効能は多岐に亘ります。
単純にQOL=生活の質を上げるためだけではなく、薬湯として用いられていた過去と同様、自宅で簡単に試せる一種の健康法として浸透しているといえるでしょう。
海外の入浴剤

海外メーカーの入浴剤にはおしゃれなものも多く、愛用している方も多いでしょう。
海外の入浴剤の歴史も、日本と同じように薬湯としてはじまったと考えられています。さまざまな植物を用いた薬湯が傷の治療に用いられたという記録が残っています。
ただ治療目的のものばかりではなく、古代ローマ時代においてはお湯に花を浮かべたり精油を垂らしたりして、リラックスしながら入浴を楽しむこともあったようです。
早い段階で香りを楽しむ文化が生まれていたのですね。
海外の多くの国と日本とでは、入浴に対する考え方が少し異なります。
日本では汚れや汗を落としからだをきれいに洗うだけでなく、お湯にしっかりつかって温まることを重視する傾向があります。
一方海外の多くの国では、お湯につかって温まることよりもからだをしっかり洗いケアすること、香りを楽しむことなどが重要視されてきました。
そのため、お湯につかりながらからだを洗うことができるバブルバスの文化が生まれました。
またバブルバスには硬水を軟化させる作用もあります。
生活用水が硬水であることの多い海外ならではの知恵といえますね。
ボディケアの観点から、肌を保湿してくれるバスオイルやバスミルクなどの入浴剤も人気です。
今では日本でもお風呂でのボディケアが一般的になったこともあり、海外メーカーのこうした入浴剤を楽しんでいる人も多いです。
入浴剤を使って毎日のお風呂を楽しもう

入浴剤は、お風呂の長い歴史の中で、そのときどきのニーズに応じて進化を続けてきました。
現在はお手頃価格で普段使いしやすいものから、特別な日の贅沢なバスタイムにぴったりのリッチなアイテムまで、さまざまな入浴剤が販売されています。
シーンに合わせた入浴剤を楽しみながら、その長い歴史に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?
電気風呂の効果的な入浴方法とは? 効能・注意点について
銭湯や健康ランドでジェットバスなどとともによく設置されている「電気風呂」。
その名の通り電気が流れているお風呂であり、一度は入ってピリピリするような感覚を体験したことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、電気風呂は電流による健康促進やマッサージなど様々な嬉しい効果が期待できます。
そこで今回は電気風呂の仕組みや効果的な入浴方法、注意点などをご紹介します!
電気風呂とは?
電気風呂は、コーンフレークで有名なケロッグ社を設立したアメリカの医学者であるジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士が、サナトリウム療法という自然療法の一環で開発した装置です。
日本に電気風呂が伝わった時期は諸説ありますが、一般的には昭和8年に京都府の船岡温泉で最初に設置されたといわれていて、今でも関西圏を中心に多く普及しています。
電気風呂には、連続刺激のベーシックタイプ、揉まれるような感覚のマッサージタイプ、肩たたきのような感覚のタタキタイプ、前述の全てを兼ね備えて浴槽全体に電流が流れるマルチタイプなど種類も様々で、多くの銭湯や健康ランドではマルチタイプが採用されて主流となっています。
浴槽内に電極板が取り付けられており、そこから体に害がない程度の電圧で微量な低周波電流を流し、体内のイオンを調節して筋肉を収縮させ、水圧によるマッサージ効果とともに、血流を促進する効果が期待できます。
さらに、お湯の温熱効果との相乗効果により血流がよくなることで肩こりや腰痛、関節痛や神経痛、リウマチなどを改善してくれるほか、冷え性やむくみ、慢性疲労など、様々な体の不調を和らげる効果があるとされています。
ただし、あくまでも一時的なものに過ぎないため、少しでも効果を長続きさせるためには、電気風呂に浸かる頻度を増やすことをオススメします。
電気風呂でピリピリと痛みを感じることがあるのは何故?
電気風呂に入ったときにはピリピリとした痛みを感じることがあります。
実は、電気風呂の刺激が痛いと感じるのは、静電気と同じ原理なのです。
お風呂の電流と、普段体内に流れている生体電流が交換されることで起こる痛みであり、生理現象とも言えます。
電気風呂に慣れている方でも刺激を感じることがあり、電極が近いと刺激が強くなるケースもあるので、まずは離れたところから試してみるとよいでしょう。
どうしても我慢できない場合は、無理をせず、徐々に体を慣らしていきましょう。
電気風呂の効果的な入浴方法

銭湯や健康ランドを訪れた際、電気風呂を見かけると何となくそのまま入るという方がほとんどではないでしょうか?
ここでは電気風呂の効果を上げる入浴方法を解説します。
温めてからゆっくり浸かる
電気風呂に入る前に、まずは普通のお風呂で体をしっかり温めましょう。お湯に体を慣れさせたら、足から電気風呂にゆっくりと浸かっていきます。
いきなり全身から浸かるのではなく、刺激の強い電極部分から離れた場所からゆっくり入り、最初に手や足で電流の刺激を確かめるようにするとよいでしょう。
アクセサリー類をつけて入浴している方は、電気風呂では金属から強い刺激を受ける恐れがあるため、大変危険ですので必ずあらかじめ外してください。
長湯は避ける
電気風呂の場合、長湯は厳禁です。入浴時間の目安は長くても1回3分ほどにし、休憩を挟みつつ2〜3回浸かるのが効果的といわれています。
1日に何十回も浸かったり、長時間浸かったりするのは体に負担がかかり危険を伴いますので時間・回数はきちんと守るようにしてください。
なお、電気風呂の電流は筋肉を直接刺激するEMS効果とは別の周波数になるため、筋力アップの効果はほとんど期待できません。
電気風呂に入る際の注意点
電気風呂には様々な効果が期待できる一方で、入るのが危険な方もいらっしゃいます。
微弱とはいえ身体に電流を流すわけですから、以下に該当する方は安全のため電気風呂への入浴は避けてください。
ペースメーカーなど医療機器を使っている
ペースメーカーなどの医療機器を使っている方は、電気風呂への入浴は避けましょう。
微量の電気が流れているため機械に何らかの支障をきたす恐れがあります。
最悪の場合は生死にかかわる危険もありますので注意してください。
高血圧
高血圧の方も電気風呂への入浴は避けましょう。
電気風呂には血行を促進させる効果があるため、高血圧の方が浸かると血行が良くなりすぎて危険な場合があります。
ご自身の判断で入るのは避けて、事前にかかりつけの医師に相談してください。
そのほかにも、動脈硬化や心臓病の方、妊婦さんや高齢者の方、乳児は電気風呂への入浴は極力避けることをオススメします。
また、特に疾患などもなく体調がよい方でも、体質によっては強い刺激を受ける可能性がありますので入浴前に注意書きなどは必ず確認しましょう。
電気風呂を活用して健康的に体をリラックスさせよう

このように電気風呂は安全な入浴方法を守ることで、多くの効果を得ることができます。
ピリピリとした電気刺激で初めは軽い痛みを感じることもありますが、なかなか疲れが取れない方、慢性疲労でお悩みの方は電流の弱い場所、電極から離れた場所からぜひ一度試してみてください。
ただし、ご自身の持病や体質、その日の体調によっては電気風呂を控えた方が良い場合もありますので、注意事項をよくご確認した上でお楽しみください。
お風呂でできる簡単ダイエット! 入浴ついでに効果的なエクササイズ5選
お風呂に浸かることは健康に良いと言われていますが、ダイエットにも効果的で、簡単なエクササイズを混ぜるとより効果が上がります。
浮力や水圧、水の抵抗などのお風呂ならではのメリットを活用し、腕や足を揺らすだけでも良い運動になり、温かいお湯の中でリラックスしながら気軽に行えるのも魅力的です。
今回は、お風呂で簡単かつ効果的な入浴方法やエクササイズについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
お風呂ダイエットの方法や効果はどんなもの?
お風呂ダイエットのメリットは、毎日の入浴時間を利用するので習慣化して続けやすく、思い立ったその日からすぐでき、週2〜3回でも毎日でもやりたい時にやれるハードルの低さにあります。
もちろん特別な道具も不要で、リラックスしてできるので、筋トレが苦手な人にも向いています。
また、一般的に良いとされている入浴法を身に着けることができれば、健康面でも良い効果を得ることができます。
お風呂ダイエットや入浴の効果は以下の通りです。
・消費カロリーが大きい
・血流、血行が良くなる
・無駄な食欲が抑えられる
・体内の毒素が排出される
・基礎代謝が向上する
・むくみが解消される
ただ、これらは湯船に浸かることで得られるものですので、シャワーではなく湯船にしっかり浸かってください。
ダイエットにも効果的な入浴方法

半身浴よりも全身浴のほうが効果的
全身浴と半身浴どちらが効果的かと言うと、実は全身浴です。
半身浴の方がダイエットのイメージが強いとイメージしている人もいるかもしれませんが、鎖骨まわりに身体の老廃物を排出するために重要な「リンパ節」がたくさんあるため、鎖骨あたりまでしっかり浸かる全身浴の方が効果的です。
リンパや血液の流れが良くなるとしっかりとデトックスでき、むくみなどの解消につながるので、身体がとてもスッキリします。
体温が上昇することによって免疫力や基礎代謝が上がり、リンパや血液の流れの促進にも繋がることからも、体温が上がりやすい全身浴がおすすめです。
お湯の温度と入浴時間は?
お湯の温度は40℃で、入浴時間は15分程度が良いとされていて、これはお湯が熱すぎると長く浸かっていられず、身体の深部まで温められないからです。
また、交感神経が優位になって眠りの質が低下するため、副交感神経が優位になる40℃以下のお湯に浸かるのがベストです。
逆にお湯の温度が低すぎる場合は、血行が良くなるのに不十分だったり、しっかり汗をかけなかったりするので、40℃のお湯に15分ほど全身浴をすると良いでしょう。
身体の芯までしっかり温まり、自律神経も整えられ、睡眠の質が上がります。
ただ、もしこれからご紹介する運動を軽く行う場合は1~2℃低くても良いでしょう。
寝る何時間前までに入浴すれば良い?
もしも湯船に浸かるだけの日は、寝る1時間前までに入浴するのがおすすめですが、軽い運動を行う場合は体温が上がりすぎることもあるので、2時間前までが理想です。
入浴で体温を一時的に上げると、その体温が下がってくる時に副交感神経が優位になるため、リラックスした状態で入眠できます。
また、睡眠中は脂肪を分解する成長ホルモンが分泌されるため、睡眠の質が良いとホルモンバランスが整って過食を防ぐ効果があり、つい食べてしまいがちな夜食によるカロリーの摂取を防ぐこともできるのです。
入浴前や入浴中はしっかり水を飲む
入浴中は体内の水分が汗となって多く排出されるため、入浴前には必ず水を飲んでおきましょう。
水が入ったペットボトルを持っていって入浴中に飲むのもおすすめです。
ただ、冷たすぎる水をたくさん飲むと太りやすい傾向にあるので、常温の水にしましょう。
お風呂でできる簡単エクササイズ5選
1.入浴ついでにできる時短トレーニング「自転車こぎ」
1. 湯船につかってお風呂の淵に手を置いて姿勢を安定させる。
2.背筋を伸ばした状態で、自転車をこぐように脚を動かす。
たったこれだけですが、その分、大げさなくらいバシャバシャと脚を動かして良いです。
湯船の中で身体を動かすと、水圧の分だけエネルギーの消費量が増え、下半身の筋肉をしっかりと鍛えることができます。
効率的に運動量を確保できますが、特に高血圧やのぼせやすい方は無理のない範囲にして下さい。
2.むくみ・ゆがみも改善する「正座浴」
正座浴は、ふくらはぎに圧がかかり、血流が良くなります。
脚のむくみが解消されるのと同時に、骨盤が整ってゆがみも改善できます。
1.かかとを開いた状態で正座する(両足の指先を合わせて座る)
2.ひざを軽く開いて手のひらを鼠蹊部に置く(骨盤が正しい位置に動きやすいように)
3.背筋を伸ばしてキープ(胸を開いて姿勢良く座り1分〜2分ほどキープ)
体が歪むと筋肉をうまく使うことができなくなってしまい、脂肪がつきやすい体質になるため、正座浴はその歪みをリセットするのに効果的です。
また、ふくらはぎに圧がかかることで血流が良くなるので、脚のむくみ解消にもなります。
3.代謝を上げる「腸もみマッサージ」
1.両手を重ね、大腸のあたりをマッサージ(時計回りにもみこむ)
2.小腸のあたりをマッサージ(おへその周辺に圧をかけて押してもみこむ)
また、腰の後ろには消化に影響のあるツボがあるため、腰を親指の腹で押すのも良いでしょう。
4.水圧を味方につける「脚やせマッサージ」
1.片方のひざを曲げる
2.ふくらはぎを床と平行にもち上げる
3.両手でふくらはぎを強くつかむ
4.ひざの高さを保ち、足首を左右に回す(10回程度)
水圧で負荷がかかるお風呂は普段よりもストレッチの効果があり、脚のゆがみも改善しやすいです。
5.お尻をふって「ウエスト絞り」
1.バスタブの中でひざを立てる
2.お尻から少し離れた後ろに手をつく
3.ひじを伸ばして息を吐きながらお尻を浮かせる
4.そのままお尻を左右に動かす
これを10回やるだけでも、おなかや腰周りの脂肪が燃焼されます。
湯船の中で筋肉がほぐされ、さまざまな筋肉を同時に刺激することができ、浮力があるため、通常では関節の曲げ伸ばしが辛い人でも痛みが少なくエクササイズできます。
まとめ

このようにお風呂の入り方を工夫することで、効果的なダイエットを行うことができます。
「ダイエットが続かない」「忙しくて時間がない」と挫折している人にとっては、毎日の入浴時間を利用できるのは嬉しいポイントです。
身体をキレイにするだけでなく、健康な状態にする絶好の機会でもあるのです。
ただ、水中では多少の負荷がかかるため、あくまでも無理のない範囲で行なって下さい。
ぜひ、リラックスとエクササイズの程よいバランスを見つけ、ご自身なりの入浴方法をマスターし、より良いバスタイムにしてみて下さいね。
「健康ランド」は銭湯や温泉とどう違う?
大きな浴場でゆったりとお風呂に入ることには、自宅で入浴するのとはまた違う、格別な心地よさがあります。
温泉や銭湯、スーパー銭湯をはじめとした公衆浴場はたくさんありますが、中でも近年注目を集めているのが「健康ランド」。一般的な温泉や銭湯とは違った楽しみ方をできる施設です。
今回は、健康ランドは温泉や銭湯とどう違うのか、どんな楽しみ方がおすすめかなどをご紹介します。
健康ランドの定義とは
公衆浴場法によると、スーパー銭湯や健康ランドは温湯や潮湯、温泉などを利用して公衆を入浴させる施設であり、保養や休養を目的とした公衆浴場であると定められています。
銭湯が一般公衆浴場であるのに対し、スーパー銭湯や健康ランドは「その他の公衆浴場」とされていて、物価統制令の制限を受けないなどの違いがあります。
健康ランドと他の入浴施設とのもっとわかりやすい違いは、浴槽の種類の多さをはじめ、受けられるサービスの数や種類がとても多いことです。
一般的な健康ランドでは、普通の浴槽の他、薬湯やジャグジー、露天風呂があったり、サウナや岩盤浴もできたりと、幅広い種類の「入浴」を楽しむことができます。
その他にも休憩室やレストラン、カラオケを利用できたり、マッサージやエステを受けられたりと、リラックスして楽しく過ごすためのサービスがとにかく充実しているのです。
お店によってはさらに工夫を凝らしたサービスを取り入れていることもあり、炭酸水のお風呂に入れたり足湯があったり、のんびり過ごせるようマンガ喫茶のように大量のコミックを用意していたり……長い時間楽しめるように考えられたサービスが多いです。
健康ランドの外に出ることなく、お風呂以外にもさまざまな遊び方ができるようになっているのです。
一方、公衆浴場法においては健康ランドと並んで「その他の公衆浴場」とされているスーパー銭湯では、設備がよりコンパクトでシンプルになっています。
健康ランドが大規模な公衆浴場、スーパー銭湯が中規模な公衆浴場、そして普通の銭湯は小規模な公衆浴場と考えるとわかりやすいです。
銭湯や温泉とはどこが違う?
健康ランドと銭湯のいちばんの違いは、施設で受けられるサービスの内容にあります。
先ほどご紹介した通り、健康ランドではたくさんのお風呂やサウナ、食事が楽しめるだけでなく施設内でさまざまな遊びにも興じることができます。
一方、銭湯の設備はごく一般的な浴槽や薬湯程度で、とてもシンプルです。
スーパー銭湯になると普通の銭湯よりは浴槽の種類が増えますが、それでも健康ランドほどサービスは充実していません。
もちろんその分料金も安価に設定されているので、シンプルにお風呂に入ってさっぱりすることがメインの目的であれば銭湯やスーパー銭湯を利用するのがおすすめです。
温泉とは、サービスの内容に加えて浴槽に使われているお湯に違いがあります。
温泉は、「源泉の温度が25度以上である」「温泉法によって定められた数種類の指定成分のうち、どれか1種類が規定以上入っている」ものと定義されています。
温泉と聞くといわゆる温泉旅館を想像する方が多いと思いますが、実際には旅館など宿泊施設を伴っていなくても、この定義に当てはまっているお湯を使った施設はすべて「温泉」といえます。
実際に、施設としては銭湯やスーパー銭湯、健康ランドなどを名乗っていても、浴場で使うお湯に温泉を利用しているケースもしばしばあります。
ですが基本的には、銭湯やスーパー銭湯、健康ランドで利用できる浴場では水道水を沸かしたお湯が使われていることが多いです。
健康ランドのおすすめポイント

健康ランドは、他の公衆浴場と比べると幅広いサービスが充実している施設です。
そのため、楽しみ方も他の公衆浴場とは少し異なる部分があります。
まず、一般的な銭湯とは違い、タオルや石けん、シャンプーをはじめとして、入浴の際に使う基本的な道具は施設の方で用意されています。
そのため、自分でタオルなどを用意していかなくても、手ぶらで立ち寄って利用できるという気軽さがあります。
お風呂だけではなくレストランやその他の娯楽施設が充実しているため、ひとりでゆったりとリラックスして過ごすこともできますし、複数人で楽しむこともできます。
お風呂に入った後はマッサージやエステを受けたり、ゲームや映画を楽しんだり……そういった遊び方の幅広さも健康ランドの魅力のひとつです。
また、お店にもよりますが、中には24時間営業の健康ランドもあります。休憩室で仮眠ができるため、簡易な宿泊施設としても利用できます。
急な都合でホテルを確保できなかったとき、宿泊代を節約したいときなどに便利に使えますし、自宅近くで気軽に気分転換したいときなどにもおすすめです。
一般的なホテルよりも娯楽性が高くゆっくりお風呂に入れる他、エステやスパ、マッサージなどが受けられる健康ランドも多いので、のんびりとホテルステイするような気分をお手頃価格で味わえるでしょう。
まとめ

銭湯やスーパー銭湯、温泉、そして健康ランドなど、公衆浴場にもさまざまな種類があります。
自宅よりも広い浴場でのんびりお風呂に入れるという点は共通していますが、それぞれの楽しみ方には少しずつ異なる部分もあります。
自分に合っているのはどのタイプの公衆浴場だろうかと迷った際には、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてくださいね。
お風呂に使うだけじゃない! 温泉のいろいろな活用法
火山の多い日本は、同時に温泉がたくさんある国でもあります。
日本の文化や暮らしは温泉と深く結びついており、全国に点在している数々の温泉地は訪れる人々を癒やし、楽しませています。
誰にとっても親しみ深い温泉ですが、入浴する以外の幅広い用途にも使われていることについては、ご存知ない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、さまざまな温泉の活用法についてご紹介します。
温泉のお湯を飲む「飲泉」
入浴以外では比較的ポピュラーな温泉の活用法として、「飲む」というものがあります。
温泉を飲むことは「飲泉」と呼ばれます。
飲泉は日本よりもむしろヨーロッパ諸国の温泉地で盛んに行われています。
ヨーロッパでは温泉と医療とが日本よりもさらに密接に結びついていたことから、飲泉による体への良い影響も早くから知られていました。
また、入浴には適さない冷たい温泉も多いこと、シャワー文化であることも飲泉が盛んである理由のひとつではないかと考えられています。
温泉に入ると健康に良いということは広く知られていますが、温泉のお湯を飲むことによって入浴したときと同じように全身に作用する効果を得られるほか、胃腸や肝臓といった臓器などに局所的に影響することもあることが研究によってわかっています。
特に消化器官への作用が期待できるとのことです。
たとえば温度の高い温かい温泉を飲むと、胃の緊張がほぐれて胃酸過多に効果が期待できます。
逆に冷たい温泉は胃のはたらきを良くし、胃酸の減少や便秘などに効果的です。
ただ温泉にはさまざまな種類があり、飲む人の体調や持病によっては飲むとかえって健康に悪いケースもあります。
どんな温泉でも飲めば健康に良いというわけでは決してなく、泉質や含まれる成分などを考慮して、自分にとって適切な温泉を選ぶのが大切です。
そして衛生的な意味でも、湧いたばかりの新鮮な温泉を飲むようにしましょう。
また、適量を守るのも大事です。
飲泉は水のようにたくさん飲めばいいというものではありません。
1回100mlから150ml程度、1日に飲む量は200mlから500mlほどが適量とされています。
適切な種類の温泉を適量飲むことで、体調を整えることにつながります。
温泉のしぶきや蒸気を吸う「温泉吸入」
全国的に見てもあまり数は多くありませんが、温泉から発生しているしぶきや蒸気などを吸入する設備が整っている温泉地もあります。
「温泉吸入」は、主に呼吸器の疾患に効果が期待できます。
鼻や喉などが刺激されることで粘液が分泌され、鼻・喉の自然な洗浄を促す他、喘息、慢性気管支炎、鼻炎、咽頭炎といった呼吸器疾患に効果的なのだそうです。
温泉の効果的な成分を直接患部へ届けるという意味では、飲泉と同じような活用法ですね。
温泉成分の含まれた泥を使う「泥湯」
「泥パック」がお肌に良いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
温泉地でも、温泉の成分を含んだ天然の泥を活用することがあります。
普通の温泉と同じように泥を使って入浴するほか、湿布のように痛む箇所などに塗りつけるのも効果的とされています。
泥湯の作用としては、新陳代謝の向上や血圧の低下、神経痛や関節痛・筋肉痛といった痛みにも効果が期待できます。
あたたかい温泉のさまざまな活用法

ここまでは温泉を飲んだり泥を活用したり蒸気を吸入したりと、温泉での療養の方法についてご紹介してきました。
ですが温泉には、さらにいろいろな活用方法があります。
園芸や農業
温泉の蒸気を使ったり熱を活用したりすることで、花や野菜、くだものなどのハウス栽培を行っている温泉地も多いです。
花としてはシクラメンや洋ランなど、野菜はパプリカやミツバ、トマトなど、果物はイチゴやメロンなどが、温泉熱を使って育てられている例があります。
温かい温泉を使ったハウス栽培が可能であることで、本来の旬とはずれた寒い時期にも問題なく野菜や果物、花などを育てて出荷することができるのです。
さらに、温泉熱を利用して栽培された地場産品から地元の特産品となる食品を開発するなど、温泉地産業のさらなる発展にも寄与しているといえます。
魚などの養殖
温泉ならではの温かい水は、エビや鯉など、温かい水温を好む生き物の養殖にも使われています。
地獄蒸し
熱い噴気を利用して、さまざまな食材を蒸したりごはんを炊いたりすることも。
一瞬で蒸し上がるために食材の旨味が逃げずおいしく仕上がるのだそうです。
融雪
使った後の温泉は、冬季には道路などの融雪作業にも使われます。
ハウス栽培でも、使用後の温泉水はそのままハウスの外へ流され、周囲の融雪に活用されるのだとか。
環境に優しいという意味でも大切な活用法です。
温泉暖房
温泉の熱を利用した暖房機も開発されています。環境に優しいだけでなく、部屋全体を効率的に暖められると評判です。
温泉熱を活用した床暖房は、肌にも優しい自然な暖かさといわれます。
まとめ

温泉の活用法は、実に多岐にわたります。療養に利用するだけでも、普通に入浴するほかに飲泉や泥湯、温泉吸入など、さまざまな方法で活かされてきました。
そのほかにも、温泉の熱が温泉地全体の観光や産業を支える礎となっていることがよくわかります。
これまで温泉には普通に入るだけで満足していたという方も、これからはもっとさまざまな方法で温泉を楽しんでみてくださいね。
手軽にできる! 足湯の嬉しい健康効果と自宅で行うポイント
温泉地やエステなどでよく見かける「足湯」は、靴下だけ脱げば服を着たままで手軽にできる入浴方法ですが、定期的に足湯に浸かりに行ったり、ご自宅でも実践したりしているという方は意外にも少ないようです。
足湯は、正しい方法で入浴すればただ足が温まるだけでなく快眠や冷え性改善といった様々な効果が期待できるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介します。
足をお湯に浸けるだけで健康的に?! 足湯の嬉しい効果とは?
足湯はお湯に足を浸けるだけのシンプルな入浴方法ですが、「第二の心臓」ともいわれる足を温めて血行が良くなることで様々な健康効果があることが分かっています。
冷え性の改善
冷え性は、手や足の血管が収縮して血行が悪くなることで冷えを感じる症状です。そのため、継続的に足湯に浸かって足を温めてあげれば血行が良くなり、冷え性の改善効果が期待できます。
足は血液を全身に送り出す心臓から最も遠い場所にあるため冷えやすい箇所ですが、足湯で温めることで血液が温められ体温が上がります。
肩こりや腰痛の改善・疲労回復
足湯で足を温めて血行が良くなると、血流が悪いことが原因の一つとされる肩こりや腰痛といった体の痛みを緩和・改善させる効果があります。疲労回復にも効果的です。
リラックス効果で快眠・ストレス解消
足湯で血行が良くなると、緊張した筋肉がほぐれて副交感神経の働きが高まり心身ともにリラックス効果を得ることができます。
寝つきが良くなる快眠効果や、乱れた自律神経を整えてストレス解消にもつながります。
免疫機能の向上
足湯に浸かる習慣があると免疫力の強化につながることが分かっています。冬場の風邪などへの抵抗力はもちろん、がん化した細胞や外から侵入したウイルスを破壊する能力を持つ「ナチュラルキラー細胞」が活性化され、がんや感染症などの予防にもつながるといわれています。
足のむくみ改善
足のむくみは、体内の余分な老廃物や水分が溜まることが原因とされています。下半身は心臓から離れているため血流も滞ってしまいがちになり、むくみの原因物質が溜まりやすい箇所ですが、足湯をすることで血行が良くなり老廃物などが排出されて症状の改善が期待できます。
また、足湯で血行が良くなることにより肝臓の働きを高め、老廃物が解毒されて排出されやすくなります。
自宅でも手軽にできる足湯の効果を高めるポイント

足湯に浸かると様々な効果が得られるだけでなく、足を入れて温めるだけなので忙しい時でも手軽にできるのが魅力です。
ここでは、足湯の効果をさらに高める自宅で簡単にできる入浴のポイントを挙げていきます。
足湯を始める前に用意するもの
足湯の際に用意するものとしては、足湯専用の桶などを新たに購入する必要はなく洗面器やバケツなどでも代用可能です。お風呂の浴槽に半分くらいお湯を入れて足だけ浸かるのもよいでしょう。
お湯を入れる容器は、入浴した際に足首がお湯で隠れるくらいのものを目安にし、特に冷え性が気になるという方はふくらはぎが隠れる程度のものがオススメです。
また、部屋で足湯を行う場合はお湯がこぼれてもいいように容器の下に敷くタオルや、入浴後に足を拭くタオル、お湯が冷えてきた時に新たにつぎ足す「差し湯」を保存するポットや水筒、水分補給用のドリンクなどを用意しておくと便利です。
お湯の温度はどのくらい?
足湯で使用するお湯の温度は個人差はありますが42~45℃くらいがベストです。入浴用としては少し高めの温度ではありますが、量が少ないと冷めやすいため少々熱めのお湯を用意しましょう。
足湯中にお湯が冷めてきたなと感じたら、温度をキープするためにお湯をつぎ足して調整をします。
入浴時間の目安はおよそ15~20分
足をお湯に浸ける時間はおよそ15〜20分くらいを目安にしましょう。冷え性が気になる方はふくらはぎくらいまでしっかりと浸かって温めます。
ただし、足湯が初めての方は入浴時間はあくまで目安とし、体調を確認しながら様子を見て、万が一気分が悪くなってきたら無理はしないでください。通常の入浴と同様にお酒を飲んだあとや体調不良時、消化不良の原因となる食後すぐの足湯は控えましょう。
また、特に冬場は足湯中に体が冷えるのを避けるためにひざ掛けやバスタオルを用意しておくとよいでしょう。バケツや洗面器も一緒に覆うようにするとお湯が冷めにくくなって便利です。
足湯を終えたらすぐに靴下を履いて保温する
最後に、足湯を終えたらしっかりと水分を拭き取り、せっかく温まった足が湯冷めしないようにすぐに靴下を履いて保温してください。
足湯のあとの水分補給には白湯がオススメです。血流を良くして足湯の効果をさらに高めることができるでしょう。
また、足首をゆっくりと回し、足の裏やふくらはぎをもみほぐすマッサージをしたり、保湿クリームを塗ったりしておくと、むくみ解消や肌の乾燥防止に効果的です。
足湯を日々の生活に取り入れよう!

足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介しました。
冷え性が気になるという方はもちろん、寝つきを良くする効果があるほか、起床後に足湯をして体温が上がるとスッキリ目覚められるので朝が弱いという方にもオススメです。
足湯は日頃から継続して行うことでさらなる健康効果が期待でき、読書やテレビを観ながらでも気軽に始められるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?













