健康・生活

2023-02-28
2023-02-28

お風呂で花粉に負けない身体を! 花粉症を和らげるのに効果的な入浴のコツ

暖かい春が近づくにつれて気になり始める花粉症。
飛散した花粉を吸い込んでしまうことで起こる「目のかゆみ」や「鼻づまり」、「頭がぼーっとする」などの辛い症状を避けるためにマスクやゴーグル、飲み薬などの対策グッズが数多く販売されていますが、花粉症対策にはお風呂を活用するのも有効な手段の一つです。
そこで今回は、花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介します。

花粉症対策に効果的な入浴法

花粉症はご存知のとおり花粉に対するアレルギーですので、辛い症状を和らげるためにはまず原因物質となっている花粉を除去することが大切です。
ここでは、お風呂で花粉対策の効果を上げる基本的な入浴方法を解説します。

1.シャワーで花粉をしっかり落とす

入浴したらまずはシャワーで髪や顔など体についた花粉をしっかり洗い流しましょう。
外出すると花粉が衣服や髪、顔などに付着するので、帰宅後はなるべくそのまま室内へ持ち込まずに早めにお風呂に入って洗い流すようにしてください。
さらに、花粉が付いた衣服は部屋に持ち込まないようになるべく玄関で着替えてすぐに入浴すると効果的です。

また、花粉をしっかり落としたいからといってゴシゴシ洗い過ぎてしまうと、異物や刺激などからお肌を守るバリアに必要な皮脂や水分などまで落としてしまいますので、シャワーを駆使してなるべく優しく洗うようにしてください。

2.湯気を意識的に吸い込むのも効果的

入浴中は、お風呂の「湯気」を意識的に吸い込むように心がけましょう。
温かい湯気を吸い込むことで鼻腔内に湿り気が出て花粉を洗い流しやすくなるほか、鼻づまりの原因となる鼻の粘膜の充血を一時的に解消する効果もあります。
ちなみに湯気の吸入は日本ではあまり一般的ではありませんが、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では鼻や気道の症状緩和でよく行われている温泉療法の一種です。

3.スキンケアもしっかり行う

花粉症の時期は免疫機能が低下して肌の状態も悪化しやすいので、保湿・保護成分などを含んだ肌に優しいボディソープや石鹸を意識的に使用してケアしていきましょう。
また、肌の乾燥は花粉症によるかゆみや肌荒れをより悪化させる原因となりますので、お風呂上りのスキンケアも欠かせません。ボディローションやクリームなどを使ってお肌をいたわりましょう。保湿力が高いもののほかには、なるべく低刺激のものを選ぶのがポイントです。

お風呂の温度はぬるめに! 花粉症対策の注意点

入浴時のお湯の温度は38〜40℃ほどのぬるめに設定しましょう。
42℃を超える熱いお湯に浸かるとアレルギー症状を悪化させる「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が出てきてしまうことが分かっており、目のかゆみなどが悪化する原因となるので注意が必要です。

入浴時間は15分くらいを目安とし、ぬるめのお湯に浸かってゆっくり体と心をリラックスさせてください。
花粉症は疲労やストレスで悪化するともいわれていますので、シャワーだけで済まさず湯船に浸かって日頃の疲れを落としましょう。

お風呂から出た後は湯気の中でよくタオルドライし、花粉の付着を防ぐためにターバン巻きで上がるのがおすすめです。
また、いくらお風呂で落としても室内に花粉が侵入してしまっていると意味がありませんので、衣服やタオルなどは花粉の時期はなるべく屋外で干さないようにするのが大切です。

ユーカリの香りは花粉症対策に効果的?

花粉症対策にはユーカリの香りが含まれたバスソルトなどを活用するのもおすすめです。
コアラが食べることで有名な「ユーカリ」のエッセンシャルオイルに含まれる「シネオール」という芳香成分は、スーッと爽快な香りが特徴であり花粉症の辛い鼻づまり解消にも効果を発揮します。

お風呂の湯気によって手軽にユーカリの有効成分を取り入れることができますので、ゆっくり入浴を楽しみながら深呼吸するように蒸気を吸い込みましょう。
また、ユーカリには風邪やインフルエンザなどの初期症状への免疫を強化する働きがあるといわれています。

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう!

お風呂で花粉に負けない身体を作ろう
花粉症を和らげるのに効果的な入浴方法についてご紹介しました。
辛い花粉症には毎年マスクや飲み薬だけで対策していたという方も、まずは日頃の入浴方法から見直して花粉に負けない身体を作りましょう!
簡単に取り入れられるものばかりですので、是非実践してみてくださいね。

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2025-06-19

優しい香りに癒される! 7月の季節湯「桃湯」を楽しもう

日本には、季節ごとに自然の恵みを取り入れた「季節湯」という風習があります。なかでも7月に親しまれてきたのが「桃湯(ももゆ)」です。
桃の葉を使ったこのお風呂は、昔から肌トラブルをやわらげる効果があるとされ、蒸し暑い夏の疲れを癒してくれるといわれています。
今回は、桃湯の魅力や効果、楽しみ方についてご紹介します。

季節湯とは?

季節湯とは、古くから日本で親しまれてきた入浴習慣のひとつで、季節ごとの草花や果実などをお風呂に浮かべ、その香りや効能を楽しみながら、自然の移ろいを感じる入浴法です。
この風習は江戸時代の銭湯文化に端を発し、当時は「薬湯」として親しまれていました。菖蒲湯(5月)、ゆず湯(12月)などが有名ですが、その他にもどくだみ湯、桃湯、しょうが湯など、多彩なバリエーションがあります。

現代では、季節湯はリラックスやリフレッシュを目的として取り入れる人も多く、家庭でも気軽に楽しめるのが魅力です。特に香りの良いハーブや果実を使った季節湯は、疲れた心と体を癒すだけでなく、暮らしの中にほんの少し季節感を添えることができます。

桃湯に期待できる効果について

「桃湯(ももゆ)」とは、主に桃の葉を用いて作る季節湯のひとつで、7月頃に楽しまれることが多い伝統的な薬湯です。古くから民間療法の一環としても親しまれており、特に夏の肌トラブルや湿気の多い季節にぴったりの入浴法とされています。

桃の葉には、タンニンなどの消炎・解熱効果がある成分が含まれており、炎症を抑えて肌を引き締める効果があるので、あせもや湿疹、虫刺され、日焼けといった夏の肌トラブルに悩む方にとっては、心強い味方となります。
また、桃の葉にはほんのりとした甘い香りがあり、リラックス効果も見逃せません。
香りで心をほぐしながら、肌も整えられるため、まさに「心身を整える」お風呂といえるでしょう。暑さで疲れやすい夏場に、ほんの少しの清涼感を与えてくれるのも、桃湯の魅力です。

さらに、桃湯は汗をかきやすい時期の入浴に適しており、皮膚のベタつきをすっきりと洗い流しながら、肌を清潔に保ってくれます。自然由来の成分であるため、合成成分の強い入浴剤に抵抗がある方や、ナチュラル志向の方も安心して取り入れられるのが大きなポイントです。

家庭でできる桃湯の楽しみ方

桃湯は、昔ながらの自然の知恵を活かした入浴法でありながら、手軽に家庭でも楽しむことができます。特別な道具は不要で、桃の葉さえ用意できれば、心と肌を癒すひとときを体験することができます。

まず、桃湯に使うのは「桃の葉」です。新鮮な生の葉が手に入るのが理想ですが、最近では薬局やネット通販で「乾燥桃の葉(乾燥桃葉)」としても手に入ります。乾燥タイプは保存性が高く、必要なときに使えるので便利です。
作り方はとてもシンプルで、桃の葉30〜40枚分程度を目安にします。細かく刻まれていて枚数を数えられない場合は、約ふたつかみ分を目安にしましょう。

桃の葉を布袋やお茶パックなどに入れて、10〜15分ほど煮出したあと、布袋と煮汁をお風呂に注ぎ入れ、浴槽の湯とよく混ぜてから入浴してください。

桃湯を準備する際の注意点

桃湯を安心して楽しむためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。

アレルギー反応がないかチェック

まず注意したいのは「アレルギーや肌への刺激」です。桃の葉には天然の成分が含まれており、多くの人にとっては肌にやさしいものですが、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。
特に肌の弱い方や小さなお子さま、高齢者が入浴する際には、初めて使う前にパッチテストを行うか、薄めに煮出した湯を少量使って様子を見るのが安心です。

入浴後は桃の葉を長時間放置しない

「煎じた葉を長時間湯船に入れっぱなしにしない」ことも大切です。自然素材の桃の葉は、時間が経つと細菌や微生物が繁殖しやすいため、追い焚きや保温機能は使用せず、入浴が終わったらすぐに取り出して排水し、浴槽の掃除も忘れずに行いましょう。衛生的に保つことで、次回も快適に楽しむことができます。

無理せず入浴しない

「桃湯を避けたほうがよいタイミング」にも注意が必要です。例えば、体調が優れないとき、発熱しているとき、皮膚に炎症があるときなどは入浴を控えた方が良いでしょう。薬効成分が刺激になる可能性があるため、無理せず体調が整ってから取り入れるのが安全です。

桃湯で心身ともにリフレッシュしよう

7月は暑さで体力も気力も奪われがちな時期だからこそ、自然の力を借りて心も体もリフレッシュしてみませんか?
桃湯は、ちょっとした工夫で自宅でも手軽に楽しめる、夏の季節湯です。心地よい香りと優しいお湯に包まれて、昔ながらの知恵を日々の癒しに取り入れてみましょう。

2025-05-30

ミストサウナの魅力とは? ドライサウナとの違いや人気の理由

ミストサウナはしっとりやさしい蒸気のサウナで、高温ではなく40℃前後の温度で微細な霧のような蒸気に包まれながら、じんわり汗をかくというものです。
肌に直接触れても熱くないため、刺激が少なく、小さな子どもや高齢者、敏感肌の方にも使いやすいサウナとして注目を集めています。
今回は、ミストサウナの効果やドライサウナとの違いについて詳しく解説していきます。

ミストサウナとドライサウナの違い

ミストサウナとドライサウナと大きな違いは「温度」と「湿度」です。
一般的なサウナ、いわゆるドライサウナは90℃前後まで室温を上げ、湿度が非常に低い状態で身体から汗を出させます。
湿度がないぶん発汗が早く、短時間で汗だくになるという点では効率的ですが、その一方で肌や喉が乾燥しやすくなり、息苦しさを感じる人も多いです。
それに対してミストサウナは、室温が38℃~45℃くらいと低めに設定されています。
それでも湿度が100%近くまで高く保たれているため、空気中の水分が身体をしっかり包み込み、芯からじわじわ温まるような感覚が得られます。

つまり、「高温でガツンと汗を出す」のがドライサウナ、「低温でやさしく温める」のがミストサウナ、というイメージで捉えるとわかりやすいかもしれません。
また、ミストサウナはじっくり温まりながらリラックスできるので、体力に自信がない方でも安心して使いやすいというメリットがあります。

ミストサウナの仕組みとは

ミストサウナは、非常に細かい粒子の水蒸気を室内に噴出する仕組みになっており、この霧は肉眼でははっきり見えないくらい細かく、部屋全体が霧に包まれているような感覚になります。
空気中に水分が充満することで室内が一気に加湿され、身体の表面や気道にも水分が届きやすくなるため、呼吸が楽で肌にもやさしいのです。
ミストサウナの蒸気は、アロマオイルなどと組み合わせて使えるタイプもあり、香りによるリラクゼーション効果をプラスできる点でも人気があります。

ミストサウナが40℃前後という低温設定でもしっかりと発汗できる理由は、前述したように、空気中に含まれる水蒸気の量である、「湿度」が100%近くあるからです。
湿度が高いと身体からの放熱が妨げられ、体内の熱が外に逃げにくくなるため、自然と汗を出して体温を下げようとする反応を起こします。
湿度の高い環境では気温以上に暑く感じるので、ミストサウナのような低温環境でもしっかり発汗できる仕組みになっています。
これは気温がそこまで高くないのにもかかわらず、真夏の湿気が強い日に汗をダラダラかくのと似たような現象です。

さらに、ミストの粒子が肌の表面や毛穴をじんわりと温めることで、皮膚の奥の毛細血管が広がり、血流が良くなると期待されています。
しかも肌の水分が奪われず、終わったあとも乾燥やつっぱり感がほとんどなく、保湿ケアとの相性も抜群です。

ミストサウナが注目される理由は?

ミストサウナが注目される最大の理由は、美容と健康の両面で非常に高い効果が期待されているからです。
美容の面では「乾燥しないサウナ」としての特性が評価されており、肌の水分を奪わずに発汗ができるため、潤いを保ちながら代謝を促せるというメリットがあります。
保湿しながらデトックスできる環境は、スキンケアにこだわる人たちからの支持を集めているのです。

また、健康面ではじんわりと身体を温めることで血行を促進し、自律神経を整える効果があるとされており、ストレス緩和や睡眠の質向上、冷え性の改善など、日々の体調管理にも役立つといわれています。
特に女性を中心に、日常的なセルフケアのひとつとして取り入れる人が増え、心地よく続けられる健康習慣として、ミストサウナが支持されています。

自宅への導入を検討してみよう

かつてはミストサウナというと、ホテルのスパや温泉施設にある特別な空間でしたが、今ではハードルがかなり下がっています。
住宅設備メーカーによっては、ユニットバスと一体化したミストサウナ機能付きの浴室が用意されていたり、後付けで設置できるコンパクトな据え置き型製品が登場したりと、選択肢が非常に豊富になってきています。
特にリフォームのタイミングで導入する家庭が増えており、価格帯も幅広く、手軽に使えるモデルは10万円前後から購入できるのです。
壁付け型や天井取り付け型の機種も出てきているので、ちょっと贅沢な日常として自宅への導入を検討してみてはいかがでしょうか?

ミストサウナの設置については、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(ミストサウナで健康・美容効果も! 後付けにかかる費用や方法は?)

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