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2022-06-10

お風呂に使うだけじゃない! 温泉のいろいろな活用法

火山の多い日本は、同時に温泉がたくさんある国でもあります。
日本の文化や暮らしは温泉と深く結びついており、全国に点在している数々の温泉地は訪れる人々を癒やし、楽しませています。
誰にとっても親しみ深い温泉ですが、入浴する以外の幅広い用途にも使われていることについては、ご存知ない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、さまざまな温泉の活用法についてご紹介します。

温泉のお湯を飲む「飲泉」

入浴以外では比較的ポピュラーな温泉の活用法として、「飲む」というものがあります。
温泉を飲むことは「飲泉」と呼ばれます。
飲泉は日本よりもむしろヨーロッパ諸国の温泉地で盛んに行われています。
ヨーロッパでは温泉と医療とが日本よりもさらに密接に結びついていたことから、飲泉による体への良い影響も早くから知られていました。
また、入浴には適さない冷たい温泉も多いこと、シャワー文化であることも飲泉が盛んである理由のひとつではないかと考えられています。

温泉に入ると健康に良いということは広く知られていますが、温泉のお湯を飲むことによって入浴したときと同じように全身に作用する効果を得られるほか、胃腸や肝臓といった臓器などに局所的に影響することもあることが研究によってわかっています。
特に消化器官への作用が期待できるとのことです。
たとえば温度の高い温かい温泉を飲むと、胃の緊張がほぐれて胃酸過多に効果が期待できます。
逆に冷たい温泉は胃のはたらきを良くし、胃酸の減少や便秘などに効果的です。

ただ温泉にはさまざまな種類があり、飲む人の体調や持病によっては飲むとかえって健康に悪いケースもあります。
どんな温泉でも飲めば健康に良いというわけでは決してなく、泉質や含まれる成分などを考慮して、自分にとって適切な温泉を選ぶのが大切です。
そして衛生的な意味でも、湧いたばかりの新鮮な温泉を飲むようにしましょう。
また、適量を守るのも大事です。
飲泉は水のようにたくさん飲めばいいというものではありません。
1回100mlから150ml程度、1日に飲む量は200mlから500mlほどが適量とされています。

適切な種類の温泉を適量飲むことで、体調を整えることにつながります。

温泉のしぶきや蒸気を吸う「温泉吸入」

全国的に見てもあまり数は多くありませんが、温泉から発生しているしぶきや蒸気などを吸入する設備が整っている温泉地もあります。
「温泉吸入」は、主に呼吸器の疾患に効果が期待できます。
鼻や喉などが刺激されることで粘液が分泌され、鼻・喉の自然な洗浄を促す他、喘息、慢性気管支炎、鼻炎、咽頭炎といった呼吸器疾患に効果的なのだそうです。
温泉の効果的な成分を直接患部へ届けるという意味では、飲泉と同じような活用法ですね。

温泉成分の含まれた泥を使う「泥湯」

「泥パック」がお肌に良いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
温泉地でも、温泉の成分を含んだ天然の泥を活用することがあります。
普通の温泉と同じように泥を使って入浴するほか、湿布のように痛む箇所などに塗りつけるのも効果的とされています。
泥湯の作用としては、新陳代謝の向上や血圧の低下、神経痛や関節痛・筋肉痛といった痛みにも効果が期待できます。

あたたかい温泉のさまざまな活用法

ここまでは温泉を飲んだり泥を活用したり蒸気を吸入したりと、温泉での療養の方法についてご紹介してきました。
ですが温泉には、さらにいろいろな活用方法があります。

園芸や農業

温泉の蒸気を使ったり熱を活用したりすることで、花や野菜、くだものなどのハウス栽培を行っている温泉地も多いです。
花としてはシクラメンや洋ランなど、野菜はパプリカやミツバ、トマトなど、果物はイチゴやメロンなどが、温泉熱を使って育てられている例があります。
温かい温泉を使ったハウス栽培が可能であることで、本来の旬とはずれた寒い時期にも問題なく野菜や果物、花などを育てて出荷することができるのです。
さらに、温泉熱を利用して栽培された地場産品から地元の特産品となる食品を開発するなど、温泉地産業のさらなる発展にも寄与しているといえます。

魚などの養殖

温泉ならではの温かい水は、エビや鯉など、温かい水温を好む生き物の養殖にも使われています。

地獄蒸し

熱い噴気を利用して、さまざまな食材を蒸したりごはんを炊いたりすることも。
一瞬で蒸し上がるために食材の旨味が逃げずおいしく仕上がるのだそうです。

融雪

使った後の温泉は、冬季には道路などの融雪作業にも使われます。
ハウス栽培でも、使用後の温泉水はそのままハウスの外へ流され、周囲の融雪に活用されるのだとか。
環境に優しいという意味でも大切な活用法です。

温泉暖房

温泉の熱を利用した暖房機も開発されています。環境に優しいだけでなく、部屋全体を効率的に暖められると評判です。
温泉熱を活用した床暖房は、肌にも優しい自然な暖かさといわれます。

まとめ

まとめ
温泉の活用法は、実に多岐にわたります。療養に利用するだけでも、普通に入浴するほかに飲泉や泥湯、温泉吸入など、さまざまな方法で活かされてきました。
そのほかにも、温泉の熱が温泉地全体の観光や産業を支える礎となっていることがよくわかります。
これまで温泉には普通に入るだけで満足していたという方も、これからはもっとさまざまな方法で温泉を楽しんでみてくださいね。

2022-04-15

お風呂掃除の業者はどう選ぶ? チェックしておきたいポイント

毎日使うお風呂は、きれいな状態を保つのがなかなか難しい場所でもあります。
日頃から気をつけて掃除しているつもりでも、水垢やカビなど、頑固な汚れを落としきれないことに悩んでいる方も多いですよね。
また場所によっては、ご家庭でできる範囲のお手入れ・お掃除ではきれいにしにくいこともあります。
そこでオススメなのが、お風呂掃除をプロの業者に依頼すること! プロの技術を駆使して、自分では掃除しきれないところも頑固な汚れもきれいにしてくれます。

今回は、お風呂掃除を業者に依頼するメリットや、業者選びのポイントについてご紹介します。

お風呂の掃除を業者に依頼するメリット

日頃からお風呂掃除をしっかり行っている人ほど、「わざわざ業者に依頼する必要があるだろうか」と疑問に思ってしまうかもしれません。
お風呂掃除を業者に依頼するメリットとして、いちばん大きいのはやはり「掃除のプロの手によってバスルームを隅々まできれいにしてもらえる」という点です。

自分で掃除する手間や時間を省けるのはもちろんのこと、専用の洗剤や洗浄機器を使用するため、自宅でできるお掃除とは仕上がりがまったく異なります。
そして、天井や換気扇といった毎日お掃除するのは難しい箇所もきれいにしてもらえます。
隅々まで磨き上げられたバスルームでゆっくり入浴できるのはとても魅力的なメリットですよね。

その他、自身で塩素系漂白剤を使用することに伴うリスクを避けられる点なども見逃せません。

お風呂掃除業者の選び方とは?

お風呂掃除をプロの業者に依頼するメリットは大きいですが、それもこちらのニーズに合っている業者を選べてこそ享受できるもの。
お風呂掃除を依頼する業者を選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します!

掃除してくれる範囲

実は、業者によって掃除ができる箇所はそれぞれ異なります。
たとえばバスルームの天井や換気扇、壁の高い位置などをきれいにしてほしい場合、それらの箇所の清掃には対応していない業者に依頼してしまっては意味がありませんよね。
まずはその業者のサービス内容についてしっかり確認し、こちらの希望が叶うかどうかチェックしてみましょう。

損害賠償保険の有無

清掃作業中、たとえばバスルームのタイルが割れてしまったり、給湯器が破損したりといったリスクも考えられます。
大切な物が破損・損傷してしまったときのために、損害賠償保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。
トラブルが発生した際の対応についても事前に調べておくのもオススメです。

必要な情報がホームページ等に載っている

業者を探す際にはインターネットで検索する方も多いかと思いますが、その際参考になるもののひとつがそれぞれの業者の公式ホームページです。
料金の設定やサービス内容、企業としての実績、お客様からの声など、こちらが必要としている情報がホームページにわかりやすく記載されている業者なら、安心して依頼できる可能性が高いです。

しっかりお掃除してもらった後、きれいな状態を保つコツ

しっかりお掃除してもらった後、きれいな状態を保つコツ
バスルームをきれいにしてもらった後は、少しでも長くその状態を保って使いたいですよね。
きれいな状態をキープするコツは、しっかり乾燥させること。

使用中は高温多湿の環境になるバスルームですが、使い終わった後にちゃんと乾燥させることでカビや水垢を防ぐことができます。
使用後には壁や鏡の水気を拭き取ったり、換気扇を回したりして湿気対策を心がけましょう。

まとめ

お風呂の掃除をプロの業者に依頼するメリット、そして業者選びのポイントについてご紹介しました。
お風呂の頑固な汚れや日頃掃除できていない箇所があることについてお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考にプロの手を借りてみてくださいね。

2022-01-28

給湯器にぜひつけたい、便利なおすすめ機能とは?

さまざまなメーカーからたくさんの種類の給湯器が発売されていますが、基本的な機能はたいてい共通しています。
それぞれのメーカーや商品のどこを比べればいいのかよくわからず、「お風呂を自動で沸かしてくれればそれでいい」程度の感覚で選んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、給湯器についているたくさんの機能についてご紹介します。
どのメーカーでも取り扱っているものから、特定のメーカーの給湯器にしかついていない機能まで幅広くピックアップしましたので、ぜひ給湯器を選ぶ際の参考にしてみてください!

給湯器についている基本的な機能

現在の給湯器は、自動でお風呂を沸かしてくれる機能がついているものがほとんどです。
しかし、このお風呂を沸かす機能も細かく見ていくと若干異なる部分があります。

オートタイプ

自動でお風呂を沸かしてくれる給湯器の中では、いちばんスタンダードなタイプです。
スイッチを押すだけでお湯張りをしてくれて、十分お湯が溜まったら自動的に停止します。

フルオートタイプ

オートタイプと基本的には同じ機能の給湯器ですが、お湯を使用したあとなど湯量が減っている際には自動で一定量までお湯を足してくれる機能がついています。

自動でお湯を沸かしてくれる給湯器が持つ機能は、大きく分けると上記の2種類になります。
そのほかには、給湯栓を使ってお湯を張り、溜まったら自分で給湯栓を閉めてお湯を止める、昔ながらのタイプの給湯器もあります。

給湯器は細かい機能にも注目して選ぶ!

お風呂を沸かすという点においては、同タイプの機能を持つ給湯器であればメーカーや商品を比較したときの差はあまりないと考えていいでしょう。
ですがこうした基本的な機能ではなく、より細かい部分に目を向けてみるとメーカーごと・商品ごとの特徴が見えてくるはずです。

ここでは、お風呂を沸かすという基本的な機能以外の部分に着目し、自宅のお風呂で活用できそうな便利な機能をいくつかピックアップして挙げていきます。

スマートフォンから操作できる! IoT連携に対応している給湯器

「IoT」とは、Internet of Thingsの頭文字を取った略称です。さまざまなものがインターネットを使って通信することを指しています。
従来のインターネットはパソコンやサーバー同士を接続するためのものでしたが、現在はスマートフォンやタブレットをはじめ、さまざまなものが接続できるようになってきました。
つまりIoT連携に対応している給湯器とは、インターネットに接続できる給湯器です。

インターネットに接続されていると具体的にどんなメリットがあるのかというと、スマートフォンを使って離れた場所からでも給湯器を操作できるという利点があります。
給湯器のリモコンを直接操作しなくてもお風呂を沸かすことができるというわけです。
たとえば家に帰ったらすぐにお風呂に入りたいときなど、外出先から給湯器を操作して帰宅前からお風呂を沸かしておくことが可能になります。

給湯器の予約設定

お風呂を沸かす時間を設定できる機能です。たとえば出掛ける前に帰宅する頃に合わせて予約しておけば、家に帰ってすぐお風呂に入れます。
あらかじめ予約設定しておくことで、いざお風呂に入ろうとしたら沸かし忘れていた……というようなトラブルを防ぐこともできます。

風呂配管、追い焚き配管のクリーン機能

お風呂の各種配管を、自動で掃除してくれる機能です。
具体的には、浴槽のお湯を排水するとき、追い焚き配管内の古いお湯を新しいきれいなお湯で流すというものです。
こうすることで配管の中に残っている汚れたお湯を自動的に洗い流し、配管や浴槽の湯垢をはじめとした汚れがついたり、汚れをもとに細菌が発生・繁殖したりすることを防ぐ効果が期待できます。
配管のお掃除は定期的に行いたいところですが、このクリーン機能があれば日頃のお掃除も楽になるはず。小さなお子さんがいるご家庭など、お湯の中の雑菌が気になる・清潔さを保ちたいという方におすすめです。

入浴中の事故やヒートショックの対策機能

入浴中にはさまざまな事故が起こる可能性があります。しかし、基本的に入浴中はバスルームでひとりになるため、家族がいてもすぐには事故に気が付けない恐れも。
最近の給湯器の中には、入浴中の人がいるとキッチンのリモコンにも入浴時間を表示し、5分経過するごとに音で知らせてくれる機能がついているものもあります。
リモコンをひと目見ればどのくらいの時間お風呂に入っているのかわかるので、万一の事故にも気が付きやすくなります。

また、浴槽に入る、浴槽から出る、バスルームから出るなど、より細かい動きをセンサーで検知し、キッチンのリモコンでお知らせする機能が搭載されている給湯器もあります。直接目の届かない浴室の様子を、他の家族が部屋にいながらチェックすることができます。ひとりでお風呂に入るようになったばかりのお子様や、ご高齢の方がいるご家庭におすすめの機能です。
さらにバスルームの様子を確かめられるほか、入浴中の人への連絡にも使えるインターホン機能も便利です。
バスルームのリモコンと、キッチンのリモコンの間で通話ができるので、入浴中の人に急な連絡があった際など、急いで伝えなければいけないことがあるときにも活用できます。

そして冬場は特に多いヒートショックを防ぐため、はじめは設定温度よりも若干低い温度でお風呂を沸かし、入浴した後に少しずつ設定温度までお湯を温めていくという機能もあります。低い温度から徐々に温めていくことで血圧が急激に上がることを避け、ヒートショックの予防効果が期待できます。

まとめ

まとめ
給湯器についている便利な機能をいくつかピックアップしてご紹介しました。
家族構成やライフスタイルによって、便利に感じる機能はそれぞれ異なるかと思います。ぜひ自宅のお風呂にぴったりの給湯器を探す参考にしてみてくださいね!

2021-09-08

楽しいバスタイムを演出! 浴室のインテリアデザイン

すっきりと整理整頓されているだけでなく、おしゃれなインテリアデザインで統一されたバスルームに憧れている方は多いのではないでしょうか。
ですが実際には、必要な物を適当に置いておくだけの状態になってしまいがちです。きれいでおしゃれな浴室は、使い勝手がいいだけでなく心から寛げる空間となるはず。
お風呂に入ることで得られるリラックス効果・癒し効果をより高めるためにも、バスルームのインテリアデザインを一度見直してみませんか?

浴室のインテリアデザインはすっきりとシンプルにまとめよう

「浴室のインテリアデザインをもっとおしゃれで洗練されたものにしたい」と考えていても、なかなか実行に移せていない方も多いかもしれません。
いろいろなインテリア小物を置いて居心地のいい空間にしたいと思っても、湿度や温度が高い浴室では物が増えればそれだけ掃除の手間も増えますし、自分の手には負えないと諦めてしまうこともあるでしょう。

もちろん、物を増やせばそれだけおしゃれな空間になるというわけでもありません。
浴室のインテリアデザインを考えるときには、お掃除するときのことや使いやすさを考えて、シンプルですっきりとした空間を目指しましょう。

おしゃれなインテリア小物を選ぶコツ

バスルームは密室であることもあり、おうちの中の他のお部屋と比べるとどうしても開放感がなくスペースも限られてきます。
そのため、インテリア小物はできるだけシンプルに、すっきりとしたものを選ぶのがおすすめ。
限られたスペースを活用してスタイリッシュな空間を演出してみましょう!

大きな物は使い勝手と見た目のバランスを重視

浴室に置いておくバスグッズの中でも、特に大きく場所を取るのがバスチェアと桶。
できるだけコンパクトなタイプの物を選んで浴室を広く感じられるようにしたいですが、おしゃれさばかりに囚われていると見た目や大きさは良くても使いにくいことが後からわかる……なんて失敗にもつながりかねません。
たとえば、スクエア型のバスチェアなら大きいサイズでも浴室の隅にぴったり収まるので、必要なスペースを最小限に抑えられます。
バスチェアの形によっては、使わないときは浴槽に立て掛けておけるようなものも。
床に直接置かないことで湿気も避けられ、カビの予防にもなりますよ!

雑貨は同じシリーズや色で揃えると統一感アップ!

トレイやシャンプー、ボディソープのボトル、ソープディッシュ、ラック……浴室に置いておく必要のある細々としたバスグッズはたくさんあります。
こうした小物類を、それぞれ適当に選んでしまうと全体を見たときに雑然としてごちゃごちゃした印象になってしまいがち。

その対策としておすすめなのが、バスグッズをできるだけ同じブランドや同じシリーズの物で揃えるというテクニックです。
各種バスグッズを販売しているようなブランドでは、商品展開の幅も豊富で、さまざまなアイテムを取り扱っていることが多いです。
同じブランドの同じラインの商品は、当然ながら全体的なテイストが似通っているものばかり。
バスグッズ全体をこうしたアイテムで揃えるとインテリアデザインにも統一感が出て、ぐっとこなれた雰囲気になりますよ!

グリーンを置いてリラックス空間を演出

グリーンを置いてリラックス空間を演出
実用性のあるバスグッズとは毛色が違いますが、観葉植物をバスルームのインテリアとして飾るのもおすすめです。観葉植物の美しいグリーンは清潔な印象を強める効果もあるため、からだをきれいに洗うバスルームにはぴったりのアイテム。

浴室では床や壁など清潔感のある白を基調としていることも多いので、白に映えるという意味でもグリーンの観葉植物は浴室のインテリアにおすすめなのです。日差しがあまり入らず湿気が多い浴室の環境でも育てやすいミドリノスズやビカクシダ、オリヅルランなどの観葉植物なら無理なくお世話できますよ!

観賞植物を使ってより洗練されたボタニカルインテリアを完成させるコツは、植物の種類や大きさにバラエティを持たせてさまざまなものを飾ることです。
たとえば先ほど紹介したミドリノスズは茎が這うように伸びるタイプの植物ですが、その他に大きなハート型の特徴的な葉をつけるモンステラ、上に向かって尖った形の葉が伸びていくサンスベリアなど、さまざまな形や大きさの観葉植物を飾るとインテリアのアクセントとなり、おしゃれでありながらリラックスできる空間をつくることができます。

大きな観葉植物を置くようなスペースはない場合には、小さめの観葉植物をまとめて置いておく「グリーンスポット」をつくるのもおすすめです。
小さなサイズでも、まとめてひとつの場所に置くと注意を引きやすくなり、アイキャッチとしての効果が高まります。
少数しか飾れないときでも、鉢などは窓辺のスペースに、ツル植物は上から吊るして……というように、高さを変えたり飾り方を変えたりすることでアクセントが生まれます。

まとめ

浴室のインテリアデザインをより洗練されたおしゃれなものにするためのポイントをいくつかご紹介しました。
観葉植物を使ったボタニカルな雰囲気のインテリアは、シンプルでスタイリッシュなバスグッズともよく合いますし、浴室をよりリラックスできる空間へとグレードアップしてくれるはず。
ワンランク上のインテリアデザインを目指したい方はぜひ参考にしてみてくださいね!

2021-07-30

お風呂を快適に! 最適な「風呂イス」を選ぶポイント

「風呂イス」は入浴には欠かせないアイテムの一つですが、同じイスをなんとなく長年使っているという方も多く、定期的に自分やご家族の状況に合わせて交換を検討してみるのがオススメです。
毎日使うものだからこそ、様々な素材や高さ、デザインからピッタリな風呂イスを選んでお風呂をより快適な空間にアップデートさせていきましょう。

そこで今回は、風呂イスのメリットや選び方のポイントについてご紹介します。

風呂イスを使用するメリットを確認しよう

はじめに、風呂イスを使用するメリットを改めて確認しておきましょう。

髪や体を洗うのが楽になる

入浴時は立ったままでシャワーを浴びて髪や体を洗うという方もいらっしゃいますが、風呂イスに座ることで安定した姿勢を保ちながらゆっくりと丁寧に洗うことが可能になります。
お年寄りの場合は体の状態によっても異なりますが、立ったままに比べて座った時の方が負担も少なく、足元まで無理せず洗うことができるのが最大のメリットといえるでしょう。

また、風呂イスは床が滑りやすい浴室での転倒などの事故対策にも役立つので、お年寄りや小さなお子さんがいるご家庭ならば必須ともいえるアイテムです。介護用から赤ちゃん用のものまで様々な風呂イスが販売されていますので、ご家庭の状況に合わせて選びましょう。

床や壁が汚れにくい

立った状態でシャワーを浴びると、広範囲にわたって壁や床に水が跳ねてしまいますよね。
風呂イスに座ってシャワーを使うことでこうした水跳ねを抑えることができ、カビや水垢の汚れが発生しづらく泡などの掃除もしやすくなります。
とはいえ、もちろん水跳ねがなくなるわけではないのでお風呂から出る際はしっかりと水気や汚れを拭き取っておきましょう。

このように風呂イスには様々なメリットがありますので、今までは立ったままシャワーを浴びて体を洗っていたという方はもちろん、長年同じイスを使っている方も現在の状況に合わせて最適な風呂イスを改めて選び直してみてはいかがでしょうか?
風呂イスを新たに購入する際、ベストなものを選ぶ基準として押さえておきたいポイントは主に「素材」、「高さ」、「デザイン」です。種類は多岐にわたるので、入浴スタイルに合ったものを選びましょう。

風呂イスで使用される「素材」にはどんなものがある?

風呂イスに使用されている素材はプラスチック製のものが多く、そのなかでも沢山の種類があります。
アクリルやメタクリルは耐久性に優れており、透明感と光沢のある見た目からデザイン性が高くオシャレな風呂イスを選びたいという方にオススメの素材です。ポリエチレン素材の風呂イスは軽くて耐熱性に優れており、丈夫で薬品にも強いという特徴があります。

そのほかにも、環境に優しいポリプロピレンやカラーバリエーションの豊富なABC樹脂などの素材がありますが、基本的にプラスチックは価格もリーズナブルで扱いやすく、掃除や手入れが簡単にできる点が嬉しいメリットです。

温泉や銭湯のような雰囲気を楽しみたい方にはヒノキやスギといった木製の風呂イスがオススメです。優しい香りと、夏はひんやりと涼しく冬は暖かいという木製ならではの特徴でリラックスしたお風呂時間が過ごせることでしょう。

風呂イスの「高さ」は入浴スタイルに合わせて選ぼう

風呂イスの高さを選ぶ基準は、浴室のバスカウンターに合わせるのが一つの目安となります。目の前の鏡が見やすい位置になるものを選ぶとよいでしょう。
バスカウンターは一般的に30cmほどとなりますので、風呂イスも25cm〜30cmほどのものが腰を曲げずに使用できるスタンダードなサイズとなります。カウンターより少し低めのイスを選ぶと便利です。

一方、洗面器を床に置いて使う方や、小さなお子さんのいるご家庭では20cmほどの低めの風呂イスがオススメです。
また、身長の高い方やお年寄り、妊婦さんの場合は35cmほどの高めのイスを選ぶようにすると立ち座りの負担を軽減させることができ、シャワーだけで入浴を済ませるという方にも適しています。

このように、風呂イスは浴室の造りや入浴スタイルに合わせて使いやすい高さのものを選ぶのがポイントですが、ご家族で使用する場合は子供から大人までみんながなるべく使いやすいと感じるものを想定して選びましょう。

風呂イスの「デザイン」は機能面も確認しておくのがポイント

風呂イスの「デザイン」はそれぞれ機能も異なる
風呂イスのデザインは、コの字型、箱型、アーチ型、4本足が代表的な種類となります。浴室の雰囲気に合わせて見た目で選ぶことも大切ですが、使い心地や掃除のしやすさなどといった機能面もよく確認した上で決めることをオススメします。

コの字型

コの字型はカタカナの「コ」を横にしたようなシンプルで可愛らしい見た目で根強い人気があります。通気性がよくてカビが生えにくく、お手入れが簡単で裏面をひっくり返して洗いやすいのが特徴です。
また、洗ったあとは浴槽の縁に引っ掛けて乾かせるのも便利なポイントです。

箱型&アーチ型

箱型は風呂イスの定番デザインともいえるタイプで、座面が広く座り心地にこだわりたいという方にオススメです。他の風呂イスに比べてやや通気性に劣りますが、安定感があって倒れにくいので小さなお子さんからお年寄りまで使いやすいタイプです。
また、箱型の足部分を丸く切り取ったような見た目の「アーチ型」と呼ばれる風呂イスは、箱型の座りやすさに加えて通気性のよさを取り入れたデザインとなっています。

4本足

4本足は通気性がよくカビが生えにくい点や、他の風呂イスに比べて汚れも付きにくくお手入れがしやすいので、お風呂掃除の手間を軽減させたいという方にオススメです。
ただし、足の部分にキャップが付いているタイプはカビが発生しやすいのでしっかりと掃除するようにしましょう。

最適な風呂イスを選んで快適な入浴時間を!

風呂イスのメリットや選び方のポイントについてご紹介しました。
これから新たに購入を考えている方や、一度購入してから時間が経って今はなんとなく毎日使っていたという方はぜひ今回ご紹介した風呂イスを選ぶポイントを参考に、現在の状況に合ったものを選んで快適な入浴時間を楽しみましょう。

2021-06-15

濡れたまま? それとも拭いてから? バスローブの正しい使い方とは

ホテルや旅館の客室でよく見かけるバスローブ。入浴後のリラックスタイムを快適にする認知度の高いアイテムであるにもかかわらず、具体的な使い方についてはそれほど知られていないのが現状です。
旅行や出張の際、「用意されているから、とりあえず着る」という方も多いのではないでしょうか? 実はバスローブにも一応、正式な使い方があります。

そこで今回は、バスローブの正しい使い方や種類、使用する際の注意点についてご紹介します。

そもそもバスローブとは何なのか?

バスローブとは、入浴後の体に残った水分を拭き取るための室内用上着です。
水分を吸収しながら体を保温できるので、湯冷めしにくいのがメリット。いうなれば、「着られるバスタオル」なのです。
バスローブに対して多くの方が共通して抱いているイメージは「リラックスしているときに着るもの」というものではないでしょうか?
全体的にゆったりとしたデザインと素材の種類からそう思われるのも不思議ではありませんし、バスローブの歴史から見ても、基本的にはプライベートの時間に着るものでした。

バスローブの元はヨーロッパの部屋着「バニャン」

現在のバスローブの基礎は17世紀~18世紀頃のヨーロッパの部屋着「Banyan(バニャンまたはバンヤン)」だといわれています。
体全体をすっぽりカバーするようなデザインなので、パジャマや下着を覆い隠してだらしなく見えませんし、防寒対策にもなるため、愛用者が多かったようです。

その後、バニャンは時代による服飾や入浴文化の変遷を経て、現在のバスローブやガウンの形に辿り着きました。なお、このバニャンは日本の着物の影響を強く受けているといいます。
バスローブといえば海外映画のワンシーンを思い浮かべる方が多いですが、日本の着物とある種の「遠戚」だったとは驚きですね。

ガウンとの違いは?

ゆったりとした前開きの室内用上着にはもう一つ、ガウンがあります。デザインは似ていますが、ガウンの主な目的は防寒です。そのため、保温性に優れた素材で作られたものが多く、最近ではファッション性の高いものも出回っています。

バスローブの正しい使い方とは?

前述の通り、バスローブは入浴後の体に残った水分を拭き取るための室内用上着です。したがって、入浴後の濡れた体に直接着て、自分の体を抱きしめるようにして水分を吸収させましょう。
着る前にフェイスタオルなどで水分を軽く拭き取る必要はありません。下着を身につける前に思い切って着ましょう。

ただし、この使い方は吸収性の高い素材で作られたバスローブのみ当てはまります。ポリエステルのような吸水性が低いバスローブの場合は体を拭いてから着た方が良いでしょう。
また、濡れたまま着るのに抵抗がある場合は、パジャマや部屋着としても使用できます。大きめサイズであれば、パジャマの上に着るナイトガウンとしての利用もOKです。

使い分ければもっと便利に! バスローブの種類を確認しよう

使い分ければもっと便利に! バスローブの種類を確認しよう
バスローブの種類は意外にも豊富なので、使う人の年齢や性別、素材、デザインによって使い分ければ、もっとバスローブを有効に活用できます。

レディーズ or メンズ

バスローブには男女兼用として使用できるものがありますが、体格に合わせて着心地を良くしたい場合には女性用(レディース)、男性用(メンズ)でサイズが分かれているものを使ってみましょう。

年齢

店頭で販売されているバスローブの多くは成人用ですが、メーカーやブランドによっては赤ちゃんや子ども用も用意されています。
子どもの柔らかい肌に優しい素材で作られていることはもちろん、動物やキャラクターをモチーフにしたかわいらしいデザインもあるので、お子さんが好みそうなバスローブを一着選んでみてはいかがでしょうか。

素材

タオルやコットン、シルクはバスローブで使われる代表的な素材です。この3つに共通するのは優れた吸水性で、特にタオルは濡れたまま着る使い方をしたい場合に最適でしょう。
また、パーカーやマフラーでお馴染みのフリースもバスローブで使われる素材です。軽くて丈夫、そして何より高い保温性が特徴ですが、吸水性は高くないためパジャマやガウンとして使用する場合に最適です。
そして最近新たに注目を集めているのが、吸水性·保温性ともに大変優れているマイクロファイバーです。軽くて肌触りも良く、汗をかきやすいお子さんにもおすすめです。

デザイン

「バスローブの定番」である前開きのガウン·着物型のほか、おしゃれなワンピースタイプ(ドレスタオル)やフード付きポンチョタイプなどがあります。
ワンピースタイプはプールや海水浴などの着替えケープとしても使用できますし、フード付きであれば頭も拭けるので便利です。

バスローブを使うときに気をつけたいこと

バスローブは性別や年齢を問わない便利なアイテムですが、使用する際は次のことに気をつけましょう。

使用後はしっかり乾かす

バスローブのお手入れで最も気をつけていただきたいのは乾燥です。
特に生地が分厚いものは使用後または洗濯後にしっかり乾燥させなければ、すぐにカビが生えてしまいます。

洗濯マークに従う

素材の持ち味や型崩れを防ぐためにも、洗濯する際は洗濯マークに従ってください。
洗濯頻度は使い方によって異なりますが、連続で使用した場合は2日に1回は洗濯するようにしましょう。

寝具の濡れに注意する

バスローブで体の水分を拭き取った後にそのまま寝てしまうと、寝具が濡れてしまうことがあります。
寝具の濡れが不快な場合は他の衣服に着替えましょう。

裾の長さに注意する

裾が長すぎるバスローブを着て歩くとつまずいて、派手に転んでしまう場合があります。
転んだ場所によっては大きな怪我を負うことがあるため、裾が長すぎない、体格に合ったバスローブを使用するようにしましょう。

紐付きのものは失くさないように!

紐で留めるタイプのバスローブの場合は、この紐を失くさないように気をつけましょう。
紛失した場合はボタンやファスナー、マジックテープなどをつけるのも手です。

まとめ

バスローブの使い方や種類、使用する際の注意点についてご紹介しました。
バスローブはただ見た目が優雅なだけではない、実用的なアイテムです。一つあればレジャーや防寒対策にも活用できるので、これを機に、お気に入りのバスローブを一つ用意してみてはいかがでしょうか。

2021-05-31

銭湯とはひと味違う? 健康ランドのメリットとデメリット

自宅のお風呂もいいですが、時間のあるときには温泉など広い大浴場につかってゆっくり疲れを癒したい。そう考える方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、旅館に宿泊するような本格的な温泉旅行にはそれなりにお金と時間がかかるので頻繁に行くことは難しいですし、まとまった休暇の取りやすいハイシーズンは混み合うため、そもそも予約が取りにくいことも多いですよね。
そこで、もっとお手頃に気軽に広々としたお風呂を楽しみたい!という方におすすめなのが、スーパー銭湯や健康ランドなどの公衆浴場です。日本にはさまざまな種類の公衆浴場があり、その多くは温泉旅館よりも安価かつお手軽に利用できます。

今回は、時間やお金を賢く使ってリフレッシュしたいという方におすすめの公衆浴場について、健康ランドを中心にご紹介します!

さまざまな種類がある日本の公衆浴場

公衆浴場とは、不特定多数のお客さんが利用する入浴施設を指す言葉です。銭湯、もしくはお風呂屋などの通称で呼ばれることが多いですが、現在は施設の種類もかなり細分化しています。
銭湯(風呂屋)、温泉、共同浴場(公営)、サウナ風呂、スーパー銭湯、健康ランドなど、現在知られている主な公衆浴場の種類としては、これらのものが挙げられます。
利用したことのない施設についても、名前は聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

一方、銭湯や温泉、共同浴場などはなんとなくイメージできる方が多いかと思いますが、スーパー銭湯や健康ランドについては利用したことがないと名前だけではいまいちピンとこないかもしれません。

スーパー銭湯は、一般的な銭湯よりも若干規模が大きく、サービスの内容も多岐に渡る公衆浴場を指します。
たとえば、普通の銭湯ではお風呂の種類はさほど多くないところがほとんどですが、スーパー銭湯では露天風呂、サウナ風呂、ジャグジーなどいろいろな種類のお風呂が楽しめます。
お風呂だけではなく休憩スペースも充実していたり、食事をとれる場所もあったりと、ただ入浴するだけではなく「ゆっくり過ごして疲れを癒す場所」としての側面がより強くなっているのが特徴です。

サービスの幅が広くなっている分、一般的な銭湯よりも営業時間が長いという違いもあります。銭湯では基本的にお風呂に入るだけなので、夕方から夜までの短い間しか営業していないところもしばしばあるのです。
利用料金は普通の銭湯よりも高くなってしまいますが、サービスの内容や充実度を考えれば納得です。
「お風呂に入ってさっぱりしてすぐに帰る」というイメージの銭湯とは違い、スーパー銭湯はより長い時間のんびり過ごせる場所という印象が強いですね。

そして健康ランドは、このスーパー銭湯よりもさらに規模が大きな公衆浴場として知られています。次はスーパー銭湯との違いや魅力についてもみていきましょう。

スーパー銭湯と健康ランドはどう違う?

スーパー銭湯よりもさらに規模が大きい公衆浴場である健康ランド。「規模が大きい」と具体的にどんな差異があるのでしょうか。

まず、健康ランドはスーパー銭湯よりもさらに長い時間を過ごせる場所です。24時間営業しているところが多く、仮眠スペースもあるため宿泊することも可能です。
また、街の小さな銭湯の多くが自分で持参する必要のあるタオル類などの入浴の際に使うグッズも用意してあるので、スーパー銭湯と同様に手ぶらで行っても問題なくお風呂を楽しめます。
時間も持ち物も気にせず、訪れるだけで目一杯くつろげる環境が整っているのです。

さらに、利用できるサービスの種類はスーパー銭湯以上に多く、ひとりで行くのはもちろん、家族や友人と一緒に訪れても楽しめる場所となっています。

健康ランドのメリットとデメリット

健康ランドのメリットとデメリット
スーパー銭湯よりも長時間滞在することができ、のんびりゆったりと過ごして疲れを癒せる場所である健康ランド。ここでは他の公衆浴場と比べて、利用するメリットとデメリットについてもご紹介します。

健康ランドを利用するメリット

他の大衆浴場ではなく健康ランドを選ぶ一番のメリットとしては、やはり多くの施設に仮眠スペースがあって宿泊もできるという点でしょう。
ホテルのように予約することもなく、ふと思い立って行くだけでのんびり休めるのは大きなメリットですよね。

また、スーパー銭湯以上にお風呂やサービスの種類が多いのも見逃せないポイントです。
岩盤浴やリラクゼーションサロンなど、とにかく疲れを癒しリラックスできるようなサービスが目白押しとなっています。
入浴グッズはすべて現地で調達できるので、特に準備していない仕事帰りなどにもすぐに立ち寄って利用できるのもうれしいですよね。
温泉旅館よりもずっと気軽にお手頃価格で利用できるので、家族みんなで遊びに行くのにもおすすめです。

健康ランドを利用するデメリット

健康ランドはサービスが充実している分、仕方のないことではありますが利用料金は他の公衆浴場と比べると高くなってしまいます。
とはいえ、もちろんそれでも温泉旅館に泊まるのと比べればずっとお手頃価格です。

ただし一番気をつけたいのは、館内で使ったお金はすべて帰るときに精算する施設が多いということ。
館内では現金を持ち歩かないでいいように、健康ランドの利用中渡されるリストバンドについているバーコードを使って支払い金額を記録しておき、帰りにまとめて精算するという形をとっているところが多いのです。
いちいちお財布を取り出して支払う必要がなく、とても楽なのは間違いないのですが、あまり考えずにお金を使っていると、精算時にはびっくりするような額になってしまうことも。
うっかり使いすぎてしまうことのないよう、だいたいの金額を計算しつつ館内のサービスを利用しましょう。

なお、こういったシステムはスーパー銭湯でも取り入れている施設が増えているので、健康ランドと同様に注意しながらゆっくりとリラックス時間をお楽しみください。

まとめ

古くから続く公衆浴場の文化が今も残る日本。現在は公衆浴場の種類もどんどん増え、サービスの内容も多岐に渡っています。
その中でもいちばん規模の大きい健康ランドは、入浴はもちろんその他にも楽しめるサービスがたくさん!日頃の疲れを癒したい方は、ぜひ健康ランドを利用してみてくださいね。

2021-05-20

新生活で戸惑う人続出?! ユニットバスの使い方のコツとは?

入学・入社で始まる新生活ではたくさんの「初めて」を経験するものです。初めてのスーツ通勤、初めての電車通学などは最初負担に感じることがあるかもしれませんが、いずれは慣れていくことほとんどです。
しかし、なかにはしばらく経っても慣れないこともあるでしょう。
「初めての一人暮らし」であれば、お風呂やトイレ、洗面台が同じ場所にあるユニットバスはその代表的な例です。

そこで今回は、一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介します。

一人暮らし向けアパートの定番・ユニットバス

「うちはトイレとお風呂、洗面台が一緒なんだ」「ユニットバスなのね」といった会話は新生活を始めたばかりの頃によく聞く話ですが、ユニットバスの本来の意味はまったく異なります。

ユニットバスの本来の意味

ユニットバスとは、既製品の浴槽や床、壁などから構成されている機能的な浴室設備セットのことをいいます。
したがって、ユニットバスの本来の意味は「浴室設備のセット」であり、「トイレとお風呂、洗面台が一緒になっている浴室」ではないのです。

しかし、世間でユニットバスという言葉を使うときは後者の意味で使われることが多く、トイレ・お風呂場・洗面台が一緒の浴室は「3点ユニットバス」、お風呂場・洗面所が一緒の浴室は「2点ユニットバス」と呼ばれることがあります。
一人暮らし向け賃貸物件では限られたお部屋のスペースを有効活用するためにこの3点・2点ユニットバスが非常に多く採用されているため、「ユニットバスを見ると学生時代を思い出す」といった方も少なくありません。

ユニットバスは海外では多い浴室スタイル

海外ではユニットバスの住宅が多く、欧米圏をはじめ、アジア圏では台湾と韓国の物件でこのスタイルの浴室を頻繁に見かけます。
どちらもごく一部の高級マンションを除いては小さめの集合住宅が多いことや、そもそも湯船にゆっくり浸かるお風呂文化がないので湯船の需要がさほど高くないことも理由として挙げられるでしょう。
こうした事情により、両国ではユニットバスへの不評の声はそれほどないのです。
しかし、日本には「お湯を十分に張れる湯船」と「落ち着いて体を洗えるスペース」の需要が高く、これがユニットバスへの不満につながっています。

不評の声が多いユニットバスにもメリットあり

「とにかく狭い」「湿気がこもりやすい」「脱衣所がないから不便」「お風呂場にトイレがあるのは生理的に嫌」など、とにかく評判が芳しくないユニットバスですが、次のようなメリットもあります。

賃料を安く押さえられる

最初に挙げられるメリットは物件の賃料です。ユニットバス物件は少々狭いことが多いですが、その分、賃料はお風呂場・トイレ・洗面台別の物件よりも安くなる傾向があります。

掃除の手間がかからない

複数の設備が一箇所にコンパクトにまとまっているため、掃除は比較的楽です。
移動も簡単なので、トイレと洗面台を掃除した後はそのままシャワーを浴びて汗を流すのもOK!

工夫の仕方によってはおしゃれなバスルームに変身も!

インテリアや壁紙を使って工夫すれば、映画に登場するようなおしゃれなバスルームにすることも可能です。
和風、60年代アメリカ風、シックなヨーロッパスタイルなど、一工夫すればユニットバスが素敵な空間に。

ユニットバスの使い方のコツとは?

ユニットバスの使い方のコツとは
上記からわかる通り、ユニットバスは多方面でコストパフォーマンスの高い設備です。
しかし、そのパフォーマンスを実感できるようになるには、使い方のコツを押さえておかなければなりません。

ユニットバスの使い方のコツ、それはズバリ、「洗いの工程を後に回すこと」です。
シャワーのみで済ませる場合には特に問題にはなりませんが、お湯を張る場合には次のような順番での入浴が効率的でしょう。

お湯を張る

まずはお湯を張って体を温めます。本来ならばここで浴槽を掃除するところですが、毎回となると面倒になるため、スポンジで擦らなくても済む浴室用洗剤を積極的に使ってみましょう。
ただし、こうした洗剤を使っても落ちない汚れも当然あるので、浴槽は週末にしっかり磨くなどして清潔に保つよう心がけてください。

体と頭を洗う

お湯に浸かってリラックスした後はお湯を抜きながら体と頭を洗いましょう。
浴槽にためたお湯を無駄にしたくない場合は、お湯を張る段階で泡風呂にし、お湯に浸かりながら体を洗うのも手です。

浴槽を軽く掃除する

洗い終えた後は浴槽内の泡をきれいに流し、排水口に絡まった髪の毛やゴミを取り除きましょう。
このときに次の入浴に備えて、浴槽をスポンジで軽く擦っておくのも良いですね。

頭と体を先に洗った後にお湯を張っても問題ありませんが、冬はお湯がたまるまで待たなければならず、体を冷やしてしまうかもしれません。

ユニットバスを使う際の注意点

ユニットバスはその空間の狭さから起因するデメリットにより、浴室どころかお部屋にもダメージを与えてしまうことがあります。
そのため、ユニットバスで入浴する際は次の点に注意しましょう。

使った後は必ず換気する

ユニットバスは気密性の高い設備であるため湿気がこもり、カビが生えやすくなります。したがって、ユニットバスを使ったあとは必ず換気して湿気を逃すようにしましょう。
換気扇を回しつつ、浴室のドアを少し開けておくのも得策です。

浴槽の排水口はその都度掃除を

ユニットバスの排水管は、お風呂や洗面所の排水管とある地点で合流しているものが多いので、お風呂の排水口から流れたゴミが詰まると、床の排水溝や洗面所の排水口から水が逆流する可能性があります。
逆流した水が溢れ出て浴室内を不衛生な状態にさせないためにも、使用後は浴槽の排水口をチェックして、ゴミを取り除くようにしましょう。

浴槽の外で体を洗わない

ユニットバスの洗い場は浴槽の中です。浴槽内が狭いからといって浴槽の外で体を洗ったり、シャンプーしたりしないようにしましょう。
ユニットバスには浴槽の外(つまりトイレ側)の床に排水溝がありますが、大量の水を排水することを想定した設計になっていないため、浴槽の外でお湯を使うとしっかり排水できず、水が部屋の方へ流れてしまう可能性があります。
万が一大量の水がお部屋の方へ流れてしまった場合は漏水事故となり、修繕費の支払い義務が発生することも。

シャワーカーテンを使う

入浴するときはシャワーカーテンを使って、お湯の飛び散りを最小限にとどめましょう。浴槽内でいくら体をかがめて洗っていても、お湯や泡は飛び散るものです。
なお、シャワーカーテンは浴槽の内側に垂らして使います。

部屋のドア・窓を施錠し、カーテンを閉めてから入浴する

ユニットバスを使うときは部屋のドア・窓を施錠した上でカーテンを閉めて、無防備な状態を他人に見られないようにする習慣を身につけましょう。
ユニットバスには脱衣所がありませんので、トイレや洗面台の前あたりで着替えることになりますが、湯気に包まれながらの着替えはつらいもの。
こうしたことから、お部屋に移動してから着替える方がいらっしゃいますが、ドア・窓、さらにはカーテンも開いたままのお部屋に無防備な状態でいることは、防犯上好ましいことではありません。

まとめ

一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介しました。
ユニットバスが好きになれず、新生活早々引っ越しを考えてしまう方も多いようですが、まだ余力がある場合は時間をかけて少しずつ、ユニットバスと仲良くなってみてはいかがでしょうか。

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