お風呂

2022-04-28

入浴中からボディケア! バスタイムに取り入れたい、お肌の乾燥を防ぐアイデア

きめ細やかで美しい状態のお肌を保つためには、できるだけ乾燥を避けることが大切です。
化粧水や乳液、美容液、パックなどさまざまなアイテムを駆使してスキンケアをがんばっているという方も多いですよね。
ですがそれはお顔のスキンケアの話。ボディケアについてはなんとなく後回しにしてしまっていたり、ついつい適当になってしまっていたり……そんな方も少なくありません。
秋から冬にかけては、お肌が特に乾燥する季節でもあります。自分でも気がつかないうちにお肌にダメージを与えているかもしれません。
秋冬を乗り越えてくれたお肌を労る意味も込めて、しっかりボディケアに取り組んでみるのはいかがでしょうか?

そこで今回は、バスタイムに取り入れられる保湿ケアのコツについてご紹介していきます!

入浴中にも進むお肌の乾燥

入浴中はお湯をたっぷり使うため、バスルームは湿度の高い状態に保たれています。
肌も常に濡れているため乾燥とは無縁に思えますが、実は見えないところで乾燥が進んでしまうことも。
お風呂で肌の乾燥が進んでしまう理由のひとつは、皮脂やセラミドをはじめ、お肌がもともと持っている天然の保湿成分が流れ出てしまうことです。

お風呂に浸かっているとお肌はたっぷりと水分を含んでくれるのですが、そのせいでかえって乾燥しやすい状態になってしまうのですね。
熱いお湯でのシャワーや入浴が好きな方、長風呂が好きな方は特にお肌が乾燥しやすいです。熱いシャワーはさっぱりとして心地良いですが、お肌のためには38度ほどのぬるま湯を使うのがオススメです。

また、体を洗う際に使うタオルも乾燥の原因となります。
特にナイロンタオルを使って、肌をごしごしとこするように洗う方は要注意。
必要な分の皮脂や保湿成分まで落としてしまう上、肌への刺激が強すぎるため、乾燥や肌荒れ、ニキビ等の原因になる可能性があります。

できるだけ肌への刺激を抑え乾燥や肌荒れを防ぐためには、ボディソープや石鹸をふわふわに泡立て、その泡を掬ったてのひらで肌を撫でるように洗うのがポイントです。
また、保湿成分が含まれているソープを使うのもオススメ。
乾燥が気になる際には、スペシャルなケアとして保湿成分が豊富に含まれているボディソープに切り替えてみてもいいですね。

効果的な保湿ケアのポイントは?

お湯の温度はぬるめに、体を洗うときはあまり強くこすらず、優しくさわる……自分で工夫できる部分はありますが、どれだけ気をつけていても入浴することでお肌が通常よりも乾燥しやすい状態になってしまうことは避けられません。
ですがお肌が持っている皮脂などが流れ出しやすいということは、逆に外からの成分も浸透しやすいということ。
入浴中、そして入浴後の肌は乾燥しやすくなっている一方で、水分などをよく吸収する、スキンケア・ボディケアに適した状態でもあります。

だからこそ、入浴後のスキンケアが重要だといわれているんですね。

入浴したらその後すぐに保湿をしなければいけないとしばしばいわれていますが、実はそこまで焦る必要はありません。
もちろん肌がつっぱりはじめるなど乾燥しているのが実感できるような状態になる前に保湿するべきではありますが、ゆっくり保湿ケアをしても十分間に合う程度の余裕はあるはず。
とにかくすぐに保湿しなければ!と、焦りすぎるとかえってケアがおろそかになってしまうこともあるでしょう。
お風呂から上がったら、心にゆとりを持って丁寧に保湿ケアをしていくのがオススメです。

また、体を洗うときと同様に、バスタオルで肌をごしごしこするように拭くことは避けましょう。肌の乾燥を防ぐためには刺激を避けることが重要です。
バスタオルでぽんぽんと肌を押さえるだけでも十分水分は拭き取れますので、優しく触れるよう心がけてみてください。

入浴中から使える保湿アイテムも活用しよう!

入浴中から使える保湿アイテムも活用しよう
先ほどは入浴後の保湿ケアについてお話しましたが、お肌の乾燥がはじまっている入浴中から保湿アイテムを取り入れるのもオススメです。
保湿ケアといえばやはりお風呂上がりにローションやクリーム、オイルなどを肌に塗るというイメージが強いですよね。
ですが肌が乾燥しやすく、なおかつスキンケアに適した状態になるのは入浴中からのこと。
入浴中から保湿ケアを取り入れていれば、入浴後に行うケアとあわせて万全の乾燥対策ができるはずです。

保湿成分が含まれた入浴剤

バスタイムに手軽に使える保湿アイテムとしてオススメなのは、保湿成分が含まれている入浴剤です。
保湿成分が含まれたお湯に浸かることで、有効な成分がしっかりお肌に浸透し、入浴後の乾燥を防ぐことができます。

濡れた状態で使えるボディクリーム

また、簡単でお手軽な保湿ケアを探しているという方には、お肌が濡れた状態でも使えるボディクリームがオススメ。濡れたお肌に直接塗れるので、入浴後ではなく入浴中に使えます。
お風呂上がりにボディクリームを塗る、と聞くとごく簡単なことに思えますが、実際はバスルームから出た後の寒さを堪えて急いで塗らなければいけない分、それなりにハードルの高い作業ですよね。
暖かいバスルームで使えるクリームを活用すれば寒さを我慢する必要はもちろんありませんし、急いだせいでケアが雑になったり、塗り残しが出たりといったことも少なくなるでしょう。

体を洗い終わってバスルームを出る直前に塗るタイプの他、塗った後にもう一度シャワーで洗い流すタイプのものもあります。
最後にもう一度シャワーを浴びてからだを温めたいという方には、こちらのタイプのボディクリームがオススメです。

まとめ

今回は、入浴後、そして入浴中にもできる保湿ケアについてご紹介しました。
お顔のスキンケアと比べるとつい後回しにしてしまいがちなボディケアですが、お肌が乾燥し潤いが失われると肌荒れやかゆみの原因にもなります。
ぜひ自分に合っている方法を見つけて、毎日の保湿ケアを継続していきましょう!

2022-04-15

お風呂掃除の業者はどう選ぶ? チェックしておきたいポイント

毎日使うお風呂は、きれいな状態を保つのがなかなか難しい場所でもあります。
日頃から気をつけて掃除しているつもりでも、水垢やカビなど、頑固な汚れを落としきれないことに悩んでいる方も多いですよね。
また場所によっては、ご家庭でできる範囲のお手入れ・お掃除ではきれいにしにくいこともあります。
そこでオススメなのが、お風呂掃除をプロの業者に依頼すること! プロの技術を駆使して、自分では掃除しきれないところも頑固な汚れもきれいにしてくれます。

今回は、お風呂掃除を業者に依頼するメリットや、業者選びのポイントについてご紹介します。

お風呂の掃除を業者に依頼するメリット

日頃からお風呂掃除をしっかり行っている人ほど、「わざわざ業者に依頼する必要があるだろうか」と疑問に思ってしまうかもしれません。
お風呂掃除を業者に依頼するメリットとして、いちばん大きいのはやはり「掃除のプロの手によってバスルームを隅々まできれいにしてもらえる」という点です。

自分で掃除する手間や時間を省けるのはもちろんのこと、専用の洗剤や洗浄機器を使用するため、自宅でできるお掃除とは仕上がりがまったく異なります。
そして、天井や換気扇といった毎日お掃除するのは難しい箇所もきれいにしてもらえます。
隅々まで磨き上げられたバスルームでゆっくり入浴できるのはとても魅力的なメリットですよね。

その他、自身で塩素系漂白剤を使用することに伴うリスクを避けられる点なども見逃せません。

お風呂掃除業者の選び方とは?

お風呂掃除をプロの業者に依頼するメリットは大きいですが、それもこちらのニーズに合っている業者を選べてこそ享受できるもの。
お風呂掃除を依頼する業者を選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します!

掃除してくれる範囲

実は、業者によって掃除ができる箇所はそれぞれ異なります。
たとえばバスルームの天井や換気扇、壁の高い位置などをきれいにしてほしい場合、それらの箇所の清掃には対応していない業者に依頼してしまっては意味がありませんよね。
まずはその業者のサービス内容についてしっかり確認し、こちらの希望が叶うかどうかチェックしてみましょう。

損害賠償保険の有無

清掃作業中、たとえばバスルームのタイルが割れてしまったり、給湯器が破損したりといったリスクも考えられます。
大切な物が破損・損傷してしまったときのために、損害賠償保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。
トラブルが発生した際の対応についても事前に調べておくのもオススメです。

必要な情報がホームページ等に載っている

業者を探す際にはインターネットで検索する方も多いかと思いますが、その際参考になるもののひとつがそれぞれの業者の公式ホームページです。
料金の設定やサービス内容、企業としての実績、お客様からの声など、こちらが必要としている情報がホームページにわかりやすく記載されている業者なら、安心して依頼できる可能性が高いです。

しっかりお掃除してもらった後、きれいな状態を保つコツ

しっかりお掃除してもらった後、きれいな状態を保つコツ
バスルームをきれいにしてもらった後は、少しでも長くその状態を保って使いたいですよね。
きれいな状態をキープするコツは、しっかり乾燥させること。

使用中は高温多湿の環境になるバスルームですが、使い終わった後にちゃんと乾燥させることでカビや水垢を防ぐことができます。
使用後には壁や鏡の水気を拭き取ったり、換気扇を回したりして湿気対策を心がけましょう。

まとめ

お風呂の掃除をプロの業者に依頼するメリット、そして業者選びのポイントについてご紹介しました。
お風呂の頑固な汚れや日頃掃除できていない箇所があることについてお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考にプロの手を借りてみてくださいね。

2022-03-11

お風呂をリフォームするなら「アフターフォロー」の充実度にも注目しよう!

お風呂をより使いやすく、もっとおしゃれにリフォームしたいと考えたとき、リフォームを依頼する業者はどのように選ぶべきでしょうか?
業者選びに関しては、まず理想的なお風呂にリフォームしてくれるかどうか、必要な施工を行ってくれるかどうかを重視する方が多いかと思います。一方で軽視しがちなのが、「リフォームが完了した後のアフターフォロー」です。
そこで今回は、お風呂をリフォームした後のアフターフォローの重要性や、必要なアフターフォローの種類についてご紹介します!

リフォームにはアフターフォローが欠かせない!

お風呂に限った話ではありませんが、住宅は建てたりリフォームしたりすればそれでおしまいというわけではありません。実際にその家で暮らすのですから、日々使用する中で設備は少しずつ劣化し、何らかの不具合が起こるようになっていきます。
長い間安全に暮らしていくためには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせないのです。

また、理想通りのお風呂が完成したと思っても、実際使ってみるとトラブルや不具合に気がつくことがあるかもしれません。こういった事態に対処するためにも、アフターフォローが充実しているリフォーム業者に施工を依頼するのがオススメです。

水回りは特にアフターフォローの有無が重要なポイント

お風呂をはじめとした水回りの設備は、特にトラブルが多いという特徴があります。
水漏れや排水パイプの詰まり、給湯器の故障など、さまざまな不具合が発生するリスクがあります。
長い間使っている場合はもちろん、リフォーム直後も施工上のミスなどが原因でトラブルが発生するケースも。

このような水回りで起こるトラブルの怖いところのひとつは、水道代が跳ね上がる可能性があることです。
特にお風呂は使用する水の量が多いため、ちょっとしたトラブルで水道代が高くなってしまい、家計にも大きなダメージを負うことも十分考えられます。

そして水道代がかかるだけではなく、トラブルに対応するにもコストがかかります。水漏れは被害が広がりやすく、修理費用が高額になってしまうこともあるのです。
何かあったときにはすぐに対応してもらい被害を最小限に抑えるためにも、リフォーム後のアフターフォローが充実している業者を選ぶのが重要です。

お風呂のリフォームに必要なアフターフォローとは

お風呂のリフォームに必要なアフターフォローとは
お風呂のリフォーム後に保証されるアフターフォローの種類はいくつかあり、業者ごとにどんな内容のアフターフォローを受けられるか、具体的な点は異なります。
以下に主なアフターフォローの種類をご紹介するので、業者を選ぶ際の参考にしてみてください。

・定期点検
・一定期間の保証
・保証期間中の無料修理
・設備の利用に関する問い合わせの受付

リフォームを依頼する前に、その業者ではどのようなアフターフォローが受けられるか、自分たちにとって必要なサービスが受けられるかどうかをチェックしておきましょう。

まとめ

お風呂をリフォームする際に見落としがちな「アフターフォロー」についてご紹介しました。
リフォーム後のトラブルに対応するためにも、アフターフォローが充実している業者を選ぶようにしましょう!

2022-02-17

手軽にできる! 足湯の嬉しい健康効果と自宅で行うポイント

温泉地やエステなどでよく見かける「足湯」は、靴下だけ脱げば服を着たままで手軽にできる入浴方法ですが、定期的に足湯に浸かりに行ったり、ご自宅でも実践したりしているという方は意外にも少ないようです。
足湯は、正しい方法で入浴すればただ足が温まるだけでなく快眠や冷え性改善といった様々な効果が期待できるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介します。

足をお湯に浸けるだけで健康的に?! 足湯の嬉しい効果とは?

足湯はお湯に足を浸けるだけのシンプルな入浴方法ですが、「第二の心臓」ともいわれる足を温めて血行が良くなることで様々な健康効果があることが分かっています。

冷え性の改善

冷え性は、手や足の血管が収縮して血行が悪くなることで冷えを感じる症状です。そのため、継続的に足湯に浸かって足を温めてあげれば血行が良くなり、冷え性の改善効果が期待できます。
足は血液を全身に送り出す心臓から最も遠い場所にあるため冷えやすい箇所ですが、足湯で温めることで血液が温められ体温が上がります。

肩こりや腰痛の改善・疲労回復

足湯で足を温めて血行が良くなると、血流が悪いことが原因の一つとされる肩こりや腰痛といった体の痛みを緩和・改善させる効果があります。疲労回復にも効果的です。

リラックス効果で快眠・ストレス解消

足湯で血行が良くなると、緊張した筋肉がほぐれて副交感神経の働きが高まり心身ともにリラックス効果を得ることができます。
寝つきが良くなる快眠効果や、乱れた自律神経を整えてストレス解消にもつながります。

免疫機能の向上

足湯に浸かる習慣があると免疫力の強化につながることが分かっています。冬場の風邪などへの抵抗力はもちろん、がん化した細胞や外から侵入したウイルスを破壊する能力を持つ「ナチュラルキラー細胞」が活性化され、がんや感染症などの予防にもつながるといわれています。

足のむくみ改善

足のむくみは、体内の余分な老廃物や水分が溜まることが原因とされています。下半身は心臓から離れているため血流も滞ってしまいがちになり、むくみの原因物質が溜まりやすい箇所ですが、足湯をすることで血行が良くなり老廃物などが排出されて症状の改善が期待できます。
また、足湯で血行が良くなることにより肝臓の働きを高め、老廃物が解毒されて排出されやすくなります。

自宅でも手軽にできる足湯の効果を高めるポイント

自宅で手軽にできる足湯の効果を高めるポイン
足湯に浸かると様々な効果が得られるだけでなく、足を入れて温めるだけなので忙しい時でも手軽にできるのが魅力です。
ここでは、足湯の効果をさらに高める自宅で簡単にできる入浴のポイントを挙げていきます。

足湯を始める前に用意するもの

足湯の際に用意するものとしては、足湯専用の桶などを新たに購入する必要はなく洗面器やバケツなどでも代用可能です。お風呂の浴槽に半分くらいお湯を入れて足だけ浸かるのもよいでしょう。
お湯を入れる容器は、入浴した際に足首がお湯で隠れるくらいのものを目安にし、特に冷え性が気になるという方はふくらはぎが隠れる程度のものがオススメです。

また、部屋で足湯を行う場合はお湯がこぼれてもいいように容器の下に敷くタオルや、入浴後に足を拭くタオル、お湯が冷えてきた時に新たにつぎ足す「差し湯」を保存するポットや水筒、水分補給用のドリンクなどを用意しておくと便利です。

お湯の温度はどのくらい?

足湯で使用するお湯の温度は個人差はありますが42~45℃くらいがベストです。入浴用としては少し高めの温度ではありますが、量が少ないと冷めやすいため少々熱めのお湯を用意しましょう。
足湯中にお湯が冷めてきたなと感じたら、温度をキープするためにお湯をつぎ足して調整をします。

入浴時間の目安はおよそ15~20分

足をお湯に浸ける時間はおよそ15〜20分くらいを目安にしましょう。冷え性が気になる方はふくらはぎくらいまでしっかりと浸かって温めます。
ただし、足湯が初めての方は入浴時間はあくまで目安とし、体調を確認しながら様子を見て、万が一気分が悪くなってきたら無理はしないでください。通常の入浴と同様にお酒を飲んだあとや体調不良時、消化不良の原因となる食後すぐの足湯は控えましょう。

また、特に冬場は足湯中に体が冷えるのを避けるためにひざ掛けやバスタオルを用意しておくとよいでしょう。バケツや洗面器も一緒に覆うようにするとお湯が冷めにくくなって便利です。

足湯を終えたらすぐに靴下を履いて保温する

最後に、足湯を終えたらしっかりと水分を拭き取り、せっかく温まった足が湯冷めしないようにすぐに靴下を履いて保温してください。
足湯のあとの水分補給には白湯がオススメです。血流を良くして足湯の効果をさらに高めることができるでしょう。
また、足首をゆっくりと回し、足の裏やふくらはぎをもみほぐすマッサージをしたり、保湿クリームを塗ったりしておくと、むくみ解消や肌の乾燥防止に効果的です。

足湯を日々の生活に取り入れよう!

足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介しました。
冷え性が気になるという方はもちろん、寝つきを良くする効果があるほか、起床後に足湯をして体温が上がるとスッキリ目覚められるので朝が弱いという方にもオススメです。
足湯は日頃から継続して行うことでさらなる健康効果が期待でき、読書やテレビを観ながらでも気軽に始められるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

2022-01-28

給湯器にぜひつけたい、便利なおすすめ機能とは?

さまざまなメーカーからたくさんの種類の給湯器が発売されていますが、基本的な機能はたいてい共通しています。
それぞれのメーカーや商品のどこを比べればいいのかよくわからず、「お風呂を自動で沸かしてくれればそれでいい」程度の感覚で選んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、給湯器についているたくさんの機能についてご紹介します。
どのメーカーでも取り扱っているものから、特定のメーカーの給湯器にしかついていない機能まで幅広くピックアップしましたので、ぜひ給湯器を選ぶ際の参考にしてみてください!

給湯器についている基本的な機能

現在の給湯器は、自動でお風呂を沸かしてくれる機能がついているものがほとんどです。
しかし、このお風呂を沸かす機能も細かく見ていくと若干異なる部分があります。

オートタイプ

自動でお風呂を沸かしてくれる給湯器の中では、いちばんスタンダードなタイプです。
スイッチを押すだけでお湯張りをしてくれて、十分お湯が溜まったら自動的に停止します。

フルオートタイプ

オートタイプと基本的には同じ機能の給湯器ですが、お湯を使用したあとなど湯量が減っている際には自動で一定量までお湯を足してくれる機能がついています。

自動でお湯を沸かしてくれる給湯器が持つ機能は、大きく分けると上記の2種類になります。
そのほかには、給湯栓を使ってお湯を張り、溜まったら自分で給湯栓を閉めてお湯を止める、昔ながらのタイプの給湯器もあります。

給湯器は細かい機能にも注目して選ぶ!

お風呂を沸かすという点においては、同タイプの機能を持つ給湯器であればメーカーや商品を比較したときの差はあまりないと考えていいでしょう。
ですがこうした基本的な機能ではなく、より細かい部分に目を向けてみるとメーカーごと・商品ごとの特徴が見えてくるはずです。

ここでは、お風呂を沸かすという基本的な機能以外の部分に着目し、自宅のお風呂で活用できそうな便利な機能をいくつかピックアップして挙げていきます。

スマートフォンから操作できる! IoT連携に対応している給湯器

「IoT」とは、Internet of Thingsの頭文字を取った略称です。さまざまなものがインターネットを使って通信することを指しています。
従来のインターネットはパソコンやサーバー同士を接続するためのものでしたが、現在はスマートフォンやタブレットをはじめ、さまざまなものが接続できるようになってきました。
つまりIoT連携に対応している給湯器とは、インターネットに接続できる給湯器です。

インターネットに接続されていると具体的にどんなメリットがあるのかというと、スマートフォンを使って離れた場所からでも給湯器を操作できるという利点があります。
給湯器のリモコンを直接操作しなくてもお風呂を沸かすことができるというわけです。
たとえば家に帰ったらすぐにお風呂に入りたいときなど、外出先から給湯器を操作して帰宅前からお風呂を沸かしておくことが可能になります。

給湯器の予約設定

お風呂を沸かす時間を設定できる機能です。たとえば出掛ける前に帰宅する頃に合わせて予約しておけば、家に帰ってすぐお風呂に入れます。
あらかじめ予約設定しておくことで、いざお風呂に入ろうとしたら沸かし忘れていた……というようなトラブルを防ぐこともできます。

風呂配管、追い焚き配管のクリーン機能

お風呂の各種配管を、自動で掃除してくれる機能です。
具体的には、浴槽のお湯を排水するとき、追い焚き配管内の古いお湯を新しいきれいなお湯で流すというものです。
こうすることで配管の中に残っている汚れたお湯を自動的に洗い流し、配管や浴槽の湯垢をはじめとした汚れがついたり、汚れをもとに細菌が発生・繁殖したりすることを防ぐ効果が期待できます。
配管のお掃除は定期的に行いたいところですが、このクリーン機能があれば日頃のお掃除も楽になるはず。小さなお子さんがいるご家庭など、お湯の中の雑菌が気になる・清潔さを保ちたいという方におすすめです。

入浴中の事故やヒートショックの対策機能

入浴中にはさまざまな事故が起こる可能性があります。しかし、基本的に入浴中はバスルームでひとりになるため、家族がいてもすぐには事故に気が付けない恐れも。
最近の給湯器の中には、入浴中の人がいるとキッチンのリモコンにも入浴時間を表示し、5分経過するごとに音で知らせてくれる機能がついているものもあります。
リモコンをひと目見ればどのくらいの時間お風呂に入っているのかわかるので、万一の事故にも気が付きやすくなります。

また、浴槽に入る、浴槽から出る、バスルームから出るなど、より細かい動きをセンサーで検知し、キッチンのリモコンでお知らせする機能が搭載されている給湯器もあります。直接目の届かない浴室の様子を、他の家族が部屋にいながらチェックすることができます。ひとりでお風呂に入るようになったばかりのお子様や、ご高齢の方がいるご家庭におすすめの機能です。
さらにバスルームの様子を確かめられるほか、入浴中の人への連絡にも使えるインターホン機能も便利です。
バスルームのリモコンと、キッチンのリモコンの間で通話ができるので、入浴中の人に急な連絡があった際など、急いで伝えなければいけないことがあるときにも活用できます。

そして冬場は特に多いヒートショックを防ぐため、はじめは設定温度よりも若干低い温度でお風呂を沸かし、入浴した後に少しずつ設定温度までお湯を温めていくという機能もあります。低い温度から徐々に温めていくことで血圧が急激に上がることを避け、ヒートショックの予防効果が期待できます。

まとめ

まとめ
給湯器についている便利な機能をいくつかピックアップしてご紹介しました。
家族構成やライフスタイルによって、便利に感じる機能はそれぞれ異なるかと思います。ぜひ自宅のお風呂にぴったりの給湯器を探す参考にしてみてくださいね!

2022-01-17

嬉しいメリットがたくさん! 牛乳風呂の効果や作り方、注意点について

毎日のバスタイムをさらに楽しむアイテムとして、最も手軽に取り入れやすい入浴剤。さまざまな効能のものから気分にあわせて選べるのが魅力ですが、最近は銭湯やスパなどで「牛乳風呂」が人気を博していることをご存知でしょうか?
牛乳風呂は湯船に牛乳を入れるだけで作ることができ、入浴剤にも劣らない効果が得られる一方で、自宅で行う際はいくつか注意しておくべきポイントもあります。
そこで今回は、牛乳風呂の効果や作り方、注意点などをご紹介いたしますので、毎日のバスタイムにぜひ取り入れてみてくださいね!

世界三大美女・クレオパトラも愛用?! 牛乳風呂の嬉しい効果とは

湯船に牛乳を入れて作る「牛乳風呂」は、かつて世界三大美女の1人といわれたクレオパトラも愛用していたとされ、主に美容やリラックスなどの効果が期待できる入浴方法です。
牛乳にはカルシウムやたんぱく質、ビタミンやカリウム、乳脂肪などが豊富に含まれており、健康的なドリンクとしてはもちろん、牛乳風呂に浸かることでこれらの栄養分を皮膚からも吸収できるといわれています。
ここでは、牛乳風呂に入ることで得られる効果をいくつか挙げていきます。

美肌効果が期待できる成分が豊富

牛乳に豊富に含まれている「カゼイン」という成分には、古い角質や毛穴汚れなどを取り除いて肌を柔らかくするピーリング効果があります。そのため、牛乳風呂に入ることで毛穴汚れによる肌のくすみや黒ずみ、角栓などを解消させる効果が期待でき、滑らかで透明感のある美肌へと導いてくれます。
そのほかにも、肌の新陳代謝をスムーズにしてくれるビタミンAやビタミンB2といった嬉しい成分が牛乳には豊富に含まれています。

むくみ改善に効果的な「カリウム」も豊富

むくみの原因といわれる体内の余分な塩分を排出させることで、むくみの改善に効果がある「カリウム」という成分も牛乳には豊富に含まれています。
牛乳風呂に浸かりながら気になるところを軽くマッサージしてあげるとさらなる効果が期待できますので、特に足がむくみやすい方はぜひ試してみてくださいね。

心を落ち着かせるリラックス効果

牛乳に豊富に含まれている「カルシウム」には、日頃のイライラやストレスを抑えて精神を落ち着かせるリラックス・安眠効果があります。
また、牛乳の香りにも心を落ち着かせてくれるリラックス効果があります。

冷え性の改善に繋がる効果も

牛乳に含まれている乳脂成分には、肌の表面に膜を作り熱の放出を抑える働きがあります。
牛乳風呂に30分ほど浸かるだけで体を温めて冷えにくくしてくれるので、継続することで冷え性の改善に繋がる効果が期待できます。

そのほかにも、牛乳風呂に浸かることで体臭を抑える効果や、たんぱく質によって髪に栄養を与えて頭皮の新陳代謝を上げる効果などがあるといわれています。

手軽にできる牛乳風呂の作り方

牛乳風呂はさまざまな嬉しい効果が期待できる上、作り方も手間がかからないので忙しい1日を終えて疲れていても簡単に入れるのが大きな魅力です。

浴槽にお湯をためて牛乳を入れるだけ!

まずはいつもと同じように浴槽にお湯をためて、あとから牛乳1パック分(1リットル)を入れてよくかき混ぜるだけで牛乳風呂の完成です。
なお、牛乳は低脂肪牛乳や成分無調整牛乳といったいくつかの種類に分けられ、どれを使用しても問題ありませんが、低脂肪牛乳の場合は通常よりも乳脂肪分が低いため保湿力も低くなります。
また、牛乳風呂を作るのが初めてという方や、牛乳のニオイが気になるという方はまずは500mlくらいから始めていくとよいでしょう。

牛乳風呂のお湯の温度は38〜40度くらいがオススメ!

牛乳風呂を作る際のお湯の温度は38〜40度程度がオススメです。牛乳風呂はなるべくぬるめのお湯にゆっくり浸かって、リラックスしながら体を温める入浴方法が適していますので、熱めの温度にして短時間で済ませると牛乳風呂の効果が薄れてしまう可能性があります。
また、熱いお湯で牛乳風呂を作るとニオイが気になってくるという方もいらっしゃいます。

牛乳風呂に入る時のポイントとしては、無理のない範囲で20~30分ほどお湯に浸かるのがオススメです。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにすると体が温まって冷えにくくなります。

牛乳風呂に入る際に注意しておくべきポイント

牛乳風呂は手軽に作れてさまざまな効果が期待できる一方で、いくつか注意しておくべきポイントがあります。

牛乳アレルギーがある方は注意

牛乳アレルギーがある方は牛乳風呂への入浴は避けましょう。もちろん直接牛乳を飲むわけではありませんが、牛乳風呂はお肌が牛乳の成分を吸収することで美容効果などが期待できる反面、アレルギー反応が出る可能性もあります。なかには、入浴してから体調が悪くなる場合もありますので注意が必要です。
また、アレルギーのない方でも稀に牛乳が肌に合わないことがあります。そのため、まずは足湯から始めてみる又は牛乳を入れる前に肌につけて簡単なパッチテストを行うようにすると安心です。

古い牛乳はなるべく使わない

賞味期限が切れた牛乳を利用して牛乳風呂にするのも良い活用方法ですが、なるべく古くない牛乳を使いましょう。
賞味期限が切れている古いものを使用すると、牛乳風呂のニオイが強くなったり肌に悪影響を与えたりする可能性がありますので、長くても1週間以内を目処にしておきましょう。

入浴後は軽くシャワーで体を流して、早めに湯船のお湯も流す

牛乳風呂を満喫したあとは、シャワーで体を軽く洗い流しましょう。入浴後そのままでも問題ありませんが、ニオイが気になることがありますのでサッと流してから出るとよいでしょう。
また、入浴後はなるべく早めにお湯を流してお風呂を掃除するようにしましょう。牛乳風呂をそのままにしておくと牛乳が腐って悪臭の原因となり、雑菌も繁殖しやすいので衛生面で好ましくありません。日をまたいでの再利用も避けましょう。

牛乳風呂で優雅なバスタイムを!

牛乳風呂で優雅なバスタイムを!
牛乳風呂の効果や作り方、注意点などをご紹介しました。牛乳風呂はご家庭で余った牛乳を利用して手軽に始められるのが魅力であり、入浴剤を購入しなくてもさまざまな効果が期待できるのでぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
牛乳風呂の注意点をしっかり守って、優雅なバスタイムをお楽しみください。

2021-12-10

タイプ別にご紹介! 風呂釜のお掃除テクニック

お風呂の追い焚き装置のことを「風呂釜」といいます。
浴槽にすでに張られている水を温めたり、沸かしてから時間が経ってぬるくなってしまった残り湯をもう一度温めて入浴に使ったりすることができるとても便利な追い焚き機能。
ですが、定期的に掃除していない風呂釜で追い焚き機能を使い続けるとお湯や浴槽の状態にトラブルが起きることもあります。
今回は、直接目に見える場所にない装置であることからついつい後回しにしてしまいがちな風呂釜のお掃除方法についてご紹介します!

風呂釜に溜まる主な汚れ

まずは風呂釜に溜まることの多い汚れの種類について見ていきましょう。

皮脂汚れ

風呂釜は、浴槽に溜まっている水を循環させ温め直す装置です。
一度使った残り湯には皮脂汚れが含まれているため、汚れた残り湯を配管から取り込み循環させることで皮脂汚れが配管内に蓄積されていくのです。

水垢

水垢は、水道水内に含まれるミネラル分が結晶化したものです。水道水が自然に蒸発する際にはどうしても水垢が残ってしまうのです。
一般的にお風呂のお湯に使われるのは水道水ですので、入浴に使っていない状態であっても浴槽に水を張っているだけで少しずつ水垢が溜まっていってしまいます。

入浴剤

お風呂に入るときには、お湯に入浴剤を入れるという方も多いかと思います。
美容・健康効果が期待できるものもたくさん発売されていますし、いい香りや色で気分転換しよりリラックスできるバスタイムを過ごすためには欠かせないアイテムのひとつですよね。
ですが、この入浴剤が入れられた状態のお湯も風呂釜を汚す原因となります。特にバスオイルやバスソルトなど、油分・塩分を含む入浴剤には注意しましょう。
油分は配管内に蓄積されやすい油汚れとなりますし、塩分が含まれる水に触れていることで金属部分がサビやすくなります。

放置された残り湯

残り湯をまた温めて使える追い焚き機能はとても便利なものですが、実は放置された残り湯そのものの汚れにも注意が必要です。
残り湯の中に含まれる細菌の数は、なんと一晩おくだけでおよそ1,000倍にもなるのだそうです。
一晩放置した残り湯には大量の細菌が含まれており、そのお湯を追い焚きすることで風呂釜の配管も目には見えない細菌で汚れてしまうのです。

細菌が多いお湯を使って入浴することには健康リスクがあるのは言うまでもないですが、なかでもレジオネラ属菌によるレジオネラ症には注意が必要です。
発熱や咳、筋肉痛といった症状が特徴のレジオネラ症は、子供や年配の方など、免疫力が下がっている方が特にかかりやすい病気です。
このレジオネラ症への感染を防ぐためにも、浴槽や風呂釜のお掃除をしっかり行うことが大切です。

風呂釜の仕組みには2種類のタイプがある

風呂釜の掃除方法をご紹介する前に、まずは風呂釜の仕組みについて簡単に解説します。
浴槽に溜まっている水や残り湯を温め直すことができる風呂釜。その機能自体は同じですが、装置の仕組みは2種類のタイプに分かれています。

ひとつ穴

浴槽についている穴がひとつだけの風呂釜を「ひとつ穴」タイプといいます。
お湯の吸い込み・吐き出し口がこのひとつの穴から行われるタイプの風呂釜で、ポンプを使って水を循環させるためお湯の勢いが強く、配管に汚れが溜まりにくいという特徴があります。

ふたつ穴

浴槽についている穴がひとつの「ひとつ穴」タイプに対し、お湯を吸い込む箇所と吐き出す箇所がそれぞれに分かれておりふたつの穴がついている風呂釜を「ふたつ穴」タイプといいます。
ひとつ穴タイプの風呂釜と比べると、水の循環にポンプを使わないためお湯の勢いが弱く、配管に汚れが溜まりやすい傾向があります。

風呂釜のタイプ別お掃除方法

先ほど風呂釜にはひとつ穴タイプとふたつ穴タイプの2種類があるとご紹介しました。
浴槽の水を循環させて温めるという機能自体は同じですが仕組みが異なるため、効果的なお掃除の方法もそれぞれ違います。

ここでは、タイプ別に簡単なお掃除の方法をご紹介します。

ひとつ穴タイプはつけ置き洗浄が効果的

浴槽内にある穴がひとつのひとつ穴タイプの場合、つけ置き洗浄が簡単で効果的です。
必要なものは、ひとつ穴タイプの風呂釜用の洗剤もしくは酸素系の漂白剤、そして作業中に着用するゴム手袋とスポンジです。

まずは浴槽の穴の5cmほど上まで水をはります。
入浴剤等が入っていない場合には、冷めた残り湯をそのまま使用することもできます。
浴槽にはった水に、用意しておいた風呂釜用洗剤もしくは酸素系の漂白剤を規定の量に従って入れます。
汚れがひどいときには若干量を増やすとより高い洗浄効果が期待できます。
その後40度から50度ほどの若干高めの温度で追い焚きし、お湯の温度が保てるようお風呂のふたをして2時間から3時間ほど放置します。
放置後、もう一度5分ほど追い焚きをしてからお湯を抜きます。
洗剤が入ったお湯をすべて抜いたら、今度は何も入っていない水を同じくらいの量ためて5分ほど追い焚きし、排水すれば掃除は完了です。

ふたつ穴タイプは水圧を利用して洗浄しよう

浴槽に穴がふたつあるふたつ穴タイプの風呂釜は、ひとつ穴タイプのものと比べるとお掃除にも少し手間がかかります。
用意するものは、ふたつ穴の風呂釜用の洗剤もしくは酸素系の漂白剤、汚れてもいいタオル、やかんなどお湯を注ぎ入れられるような容器、作業中に着用するゴム手袋です。

はじめに、浴槽にふたつある穴のうち、下側の穴にタオルを詰めて水が漏れ出さないようしっかりと塞ぎます。
そして規定量の洗剤を上側の穴に入れた後、やかんなどを使って40度から50度ほどの温度のお湯を上の穴に注ぎ入れます。
穴からあふれない程度の量を注いだら、そのまま2時間ほど放置し汚れを浮き上がらせます。
その後下の穴に詰めていたタオルを外し、シャワーを使って上下の穴に水を流して浮いた汚れを勢いよく流します。

こうしたお掃除を月に1回行うことで、風呂釜を清潔な状態に保つことができます。

後回しにせず定期的にきちんとお掃除を!

後回しにせず定期的にきちんとお掃除を!
風呂釜の配管内部は直接見て汚れを確認することができないため、つい掃除を後回しにしてしまいがちです。
風呂釜の掃除を怠ると細菌など目に見えない汚れの原因にもなりますので、定期的にきちんとお掃除をして清潔な状態を保つようにしましょう。

2021-11-30

優雅な見た目だけじゃない! 泡風呂の効果やメリット、作り方について

浴槽いっぱいのふわふわの泡に包まれて、優雅な気分を味わえる泡風呂。
洋画や海外ドラマの入浴シーンでよく見かける泡風呂ですが、欧米では実生活でも定番の入浴法であり、決して優雅でおしゃれな気分を味わうためだけのものではありません。
実は、泡風呂には複数のメリットがあるのです。ところが、泡風呂の習慣がさほど浸透していない日本では泡風呂のメリットがあまり知られていないのが現状でしょう。
そこで今回は、泡風呂の効果やメリット、泡風呂の作り方、入浴する際の注意点について解説します。

泡風呂の効果・メリットとは?

「おしゃれだし、気持ち良さそう。だけど、あれって何かメリットあるのかな?」。
泡風呂は、このように見た目だけで判断されることが多く、浴槽に熱めのお湯をたっぷり入れてじっくり体を温める入浴法が主流の日本においては過小評価されがちです。つまり、「泡風呂には実用性がない」とみなす人が多いということ。
しかし、泡風呂には次のような効果・メリットがあります。

洗浄効果

ボディーソープやシャワージェルで作った泡風呂であれば、お湯や泡に洗浄効果があります。
浴槽の中で体を軽くこすれば、お湯でお肌が柔らかくなった状態で洗えるので、比較的しっかり汚れや皮脂が落ちるでしょう。
水が貴重なヨーロッパでは節水のため泡風呂で体はもちろん、顔、頭までを一気に洗ってしまうことも珍しくありません。
また、ボイラーでお湯を沸かす場合は一度に作れるお湯の量が限られており、少ないお湯を有効活用しなければならないことも関係しています。

保温効果

ふわふわ・もこもこのたっぷりとした泡には、お湯の表面を覆い、お湯を冷めにくくする効果があります。いわば、「泡の風呂ふた」といったところでしょうか。
泡風呂は冬に体を温めるお風呂としても最適なのです。

リラックス効果

優雅な泡の優しい感触や香りには、リラックス効果が期待できます。
香りの良いボディーソープやシャワージェルをお湯で泡立てると香りが一段と広がるので、香りによるリラックス効果を望む場合はアロマオイル配合の商品を使って泡風呂を作ることをおすすめします。

時短になる

泡風呂のなかで温まりながら体を洗ってしまえば、時短になります。慣れないと「きちんと洗えていないのでは?」と心配になることがありますが、ボディーソープやシャワージェルの洗浄力にお湯の脱脂力が加わると、意外にも短時間ですっきり洗えるもの。
お風呂が苦手な赤ちゃんや子どもをサッと洗うのにもぴったりです。

泡風呂が作れる商品を使おう!

泡風呂は基本、手持ちのボディーソープでも作れますが、保湿効果や泡立ちの良さを求めるなら、泡風呂作り専用の泡風呂入浴剤を使うことをおすすめします。
泡風呂入浴剤の種類には「バスエッセンス」「バスミルク」「バブルバス」などがありますが、泡風呂が作れる商品の場合にはその旨が記載されているはずです。

また、シャワージェルは泡風呂入浴剤またはボディーソープとしても利用できる便利なアイテム。
「普段はボディーソープ、特別な日は泡風呂入浴剤」といった2Wayの使い方をしたい方にはシャワージェルがおすすめです。

ふわふわ・もこもこになる泡風呂の作り方

泡風呂はどのようなタイプの浴槽であっても簡単に作れますが、いくつかコツがあります。
まずは次の手順に沿ってお風呂を沸かしてみましょう。

1.浴槽をきれいに洗う

洗顔フォームや洗顔石鹸を泡立てる際、手が汚れているためうまく泡立たなかった経験はないでしょうか。
これと同じように、浴槽が汚れていると泡風呂入浴剤やシャワージェルの泡立ちが悪くなります。泡風呂を作る前は軽く浴槽を洗いましょう。特に油分の汚れは念入りに落としてください。

2.泡風呂の素に勢い良くお湯を注ぐ

たっぷりの泡を作るには、空気を巻き込みながら泡風呂の素とお湯を混ぜなければなりません。そのため、泡風呂入浴剤やシャワージェルはお湯が出る蛇口の真下に適量を垂らし、そこにお湯を勢いよく当てるようにしてお湯を注ぎましょう。
こうすることで空気とお湯が泡風呂の素と程よく混ざり、泡立ちが良くなります。ユニットバスや自動お湯張り機能があるお風呂の場合はシャワーを当てるとうまく泡立つでしょう。
なお、お湯の温度は38度~40度のぬるめがベスト。冷た過ぎても熱過ぎてもうまく泡立ちません。

泡風呂に入るときの注意点

泡風呂に入るときの注意点
優雅な気分に浸りながらお湯をフル活用できる泡風呂ですが、いくつか注意点があります。

入浴後浴室に残った泡を洗い流す

うまく泡立つと浴室のあちらこちらに泡が飛ぶことがあります。
入浴後は飛んだ泡をきれいに洗い流しましょう。ボディーソープやシャワージェルで作った泡は滑りやすいため念入りに洗い流してください。

体についた泡をしっかり洗い流す

泡風呂から出た後は、シャワーで体についた泡をしっかり洗い流しましょう。洗い流しが不完全だとお肌が乾燥してしまいます。
海外では洗い流さない事例もみられますが、あまりおすすめできません。

長風呂はしない

長風呂はお肌が乾燥する原因になります。
特に洗浄力のある商品で作った泡風呂での長風呂は控えましょう。

入浴後はしっかり保湿を!

泡風呂には洗浄力があるので、空気の乾燥が気になる時期は入浴後にクリームやローションでしっかりお肌を保湿してあげましょう。

まとめ

泡風呂の効果やメリット、泡風呂の作り方、入浴する際の注意点について解説しました。
泡風呂が実用性の高い、優れた入浴法であることに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。大人はもちろん、お風呂で退屈しがちな子どもも楽しめる泡風呂は、今後もっと普及するかもしれませんね。
また、時短にもなるので、連日帰りが遅い多忙なワーキングパーソンにもおすすめしたい入浴法です。

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