お風呂

2023-09-25

清潔感をキープ! お風呂の掃除をもっと楽にするアイディア

お風呂掃除は、家の掃除のなかでも特に面倒なことのひとつ。
思い立ったときにさっと掃除できるほかの部屋と違い、濡れることも覚悟して思いきらなければ掃除に取り組めないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、面倒くさがりな人でも無理なくきれいな状態にお風呂をキープするコツについてご紹介します。

無理のない範囲の掃除を続けることできれいをキープ

お風呂の掃除をなるべく楽に済ませるには、簡単な掃除やお手入れを継続することが重要です。

毎日家族みんなが使うお風呂は、もちろん使用のたびに汚れていきます。
だからといって毎日隅々まできれいに掃除するのはハードルが高く、到底続けられそうにありません。
最初から高い目標を持って結局続けられずに掃除が滞るよりも、ごく簡単な掃除をできるだけ定期的に続けていく方が、結果としてお風呂場がきれいな状態を保ちやすくなります。
毎日掃除するのは浴槽のみと決めて、壁や床、排水口などの掃除は週に1回、バスチェアや洗面器、お風呂のフタをはじめとする小物類の掃除は月に1回と、少なめの頻度で続けるようにすれば、忙しい日々のなかでも無理なく継続することができます。

お掃除の方法もできるだけ簡単なものを選ぶのがベター。
放置や漬け置きしたあとに洗い流すだけできれいにできる浴室用洗剤やカビ取りハイターなどを駆使し、可能な限り手間を減らすのがおすすめです。
一度の掃除では完璧にきれいな状態に戻らなくても、最初に決めた頻度を守ってコツコツ掃除を続ければ次第にきれいな状態に戻っていきます。
汚れが目立つようになってからまとめて掃除したり、年末の大掃除のときだけ頑張ったりするよりもずっと楽になるはず。
お風呂掃除の面倒さに悩む方にはぜひ試してもらいたい方法です。

お風呂グッズは浮かせて収納することで掃除が楽に

ボディソープやシャンプーのボトルをはじめ、バスルームにはさまざまな小物類を置いている方が多いです。
こうした小物類も、置き方によっては汚れがたまる原因に。
水気の多いお風呂場では接地面が濡れた状態が続くので、水垢やぬめり、カビなどが発生しやすいのです。
ボトルの汚れたシャンプーやボディソープを使うのはなんとも嫌なものですが、だからといっていくつもあるボトルをいちいち持ち上げ、きれいに洗い、また定位置に戻す……掃除のたびにこの作業をこなすのはとても面倒なもの。
床や棚にそのまま置いているとぬめり汚れが目立つ小物類ですが、浮かせる収納を意識することで汚れがたまりにくくなり、日頃のお掃除にかかる手間もぐっと減らせて楽になります。

ボトル類はまとめて浮かせる

シャンプーやコンディショナー、ボディソープなど、ボトル類をどう収納するかはお風呂掃除を楽にする上で大切なポイントのひとつです。
大事なのは、ボトルの底の接地面をなるべく少なくすること。
接地する面積が少なければぬめり汚れやカビがつきにくく、きれいな状態を保ちやすいです。
壁にマグネットで取りつけられるタイプのラックのほか、浴室にものをかけられるバーがあるご家庭では吊り下げタイプのラックもおすすめ。
ステンレス製のものを選ぶと湿度の高いお風呂場でもさびにくいです。

軽いものはマグネット式のフックで吊るす

中身が入っているとそれなりに重たくなってしまうボトル類と比べるともっと軽いアイテムは、マグネット式のフックで吊るすのがお手軽。
大きなラックと違って場所も取らずにコンパクトです。
フックをいくつも壁に貼りつけて並べるのに抵抗がある方には、マグネットで取りつけるタオルバーを使うのもおすすめ。
シンプルで小さめのタオルバーなら、壁に複数取りつけても圧迫感もなく、かさばって邪魔になることもありません。
フックやホルダーをひっかけ、まとめて吊るしておくとどこに何があるかもわかりやすいですし、水切れもよく清潔な状態をキープできます。
もちろん本来の用途としてタオルもかけておけますので、ボディタオルをかけておいたり、浴室乾燥の際に洗濯物をかけたりするバーとしても活躍してくれます。
浴室用の商品を選ぶと接地面の色移りなどのトラブルも防げておすすめです。

浴室でも使えるシールタイプのホルダーもおすすめ

浴室の壁にはたいていマグネットがくっつきますが、マグネットでラックやホルダーを取りつけられないときには、浴室や水回りでも使えるシールタイプのホルダーがおすすめです。
なかでも、一度貼り付けたあともていねいに剥がせば繰り返し使えるタイプのものがぴったり。
小物類の収納は、使いやすい配置であることも大切です。
見栄えを意識して置く場所・吊るす場所を決めがちですが、手が届かず使いにくい状態では意味がありません。
貼ってはがせるタイプのホルダーなら、取りつけたあとに場所を微調整したいときにも安心です。
収納していたアイテムを使いきるとホルダーも空いてしまいますが、繰り返し貼ってはがして使えるものなら無駄なホルダーは取り外してしまっておけます。

日々の小さな工夫がお掃除を楽にしてくれる!

日々の小さな工夫がお掃除を楽にしてくれる!
お風呂掃除は、長い間汚れをためこんだあとまとめて片付けようとするととても面倒なもの。
覚悟を決めて汚れたバスルームを掃除するよりも、日頃の簡単なお手入れを継続したり、収納を工夫したりすることで掃除の負担を減らすというアプローチがおすすめです。
お風呂場の掃除に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

2023-09-22

お風呂上がりには水分補給! おすすめの飲み物について

お風呂に入るとからだが温まって血行がよくなり、汗をかきます。
40℃ほどの温度のお湯に10分から15分浸かっているだけで体内から失われる水分は、なんとおよそ800mlにも及ぶとのこと。
熱いお風呂、長風呂が好きな方であればさらに多くの汗をかいていることになります。
入浴中は常にからだが濡れているので気が付きにくいのですが、体内の水分の多くを失っている状態になるのです。
たっぷり汗をかいた後には水分補給が欠かせません。
そこで今回は、お風呂上がりにおすすめの飲み物とNGな飲み物についてご紹介します。

お風呂上がりに冷たい飲み物はNG

お風呂上がりに飲むものといえば、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
冷えたビールなどのお酒とともに晩酌タイムに入る大人も多いですし、銭湯ではお風呂上がりのコーヒー牛乳やフルーツ牛乳が定番となっています。
お風呂に入った後のほてったからだを冷やすのに、冷たい飲み物はぴったりのように思えます。
実際、暑いときにすっきりと冷えた飲み物を飲むと心地よく感じるものです。

ですが実のところ、お風呂上がりに冷たい飲み物はあまりおすすめできません。
冷たいものを飲むとせっかくよくなった血行がまた悪くなってしまい、入浴による効果が薄れてしまいます。
また冷たい飲み物からは水分を吸収しにくく、からだがむくむ原因となってしまうことも。

お風呂上がりにはあたたかい飲み物がおすすめ

お風呂に入ってよくなった血行と高くなった体温をキープするためには、水分補給のための飲み物もあたたかいものがおすすめです。

お風呂上がりに冷たい水を飲むとすっきりして気持ちいいものですが、からだのことを考えるとあまり好ましくありません。
飲み物はできるだけあたたかいもの、もしくは常温のものを選ぶようにしましょう。

あたたかい飲み物のなかでも特におすすめなのはハーブティー

あたたかい飲み物のなかでも特におすすめなのはハーブティー
自宅で口にするあたたかい飲み物にはどのようなものがあるでしょうか。
お茶やコーヒーなど、カフェインの入っている飲み物をよく飲んでいる方も多いかもしれません。
さまざまなお茶やホットのコーヒーは「あたたかい飲み物」という条件には合致していますが、一方で利尿作用のあるカフェインを含んでおり、お風呂上がりの水分が不足がちなからだにはあまりフィットしていません。

冷たくない飲み物としていちばんお手軽なのは常温の水や白湯ですが、水や白湯では味気なく感じるという方には各種ハーブティーがおすすめです。
どのハーブのお茶かによって効能は異なりますが、基本的にはノンカフェインで利尿作用が低く、リラックス効果も期待できて、お風呂上がりの水分補給にはぴったりです。
あたたかいハーブティーなら入浴後のからだを冷やしてしまうこともありません。
ハーブティーにはたくさんの種類があるので、その日の気分や体調に合わせて好きなものを選ぶ楽しみがあるのも魅力的。

毎日同じお茶では飽きてしまうという方は、いろいろな種類のハーブティーを取り揃えておき、日によって好きなものを選ぶようにすると楽しく続けられるはずです。
あたたかいハーブティーはからだをあたためてくれるだけでなく、リラックス効果も得られて、就寝前にはぴったりの飲み物です。
なかでも特におすすめの種類をいくつかピックアップしてご紹介します。

ローズヒップティー

なんとレモンのおよそ20倍のビタミンCを含むという、美容効果も期待できるハーブティーです。
お肌の調子をととのえたいときにおすすめ。
ほのかにすっぱい味が気分もすっきりさせてくれます。

カモミールティー

リラックス効果と安眠効果が期待される、やさしい味わいのハーブティーです。
ミルクもよく合うので、ストレートでは少し飲みにくいという場合には少々ミルクも加えてホットのカモミールミルクティーとして楽しむのもおすすめ。

ラベンダーティー

気分の落ち着くいい香りが特徴でポプリなどによく使われるラベンダーは、お茶としても楽しめます。
精神を安定させてくれる効果が期待でき、ストレスを和らげたいとき、ほっと一息ついてリラックスしたいときに特におすすめです。

ラズベリーリーフティー

こちらは特に女性におすすめのハーブティーです。
子宮収縮作用があり、PMSや生理痛など、生理に伴うつらい症状を緩和させてくれる効果が期待できるのだそうです。
生理痛がつらい方、PMSで気分が落ち込みがちな方に。

ジンジャーティー

しょうがにはからだを内側からあたためる作用があり、お風呂上がりの高い体温をキープするのに役立ちます。
冬の寒い時期はもちろん、冷房でからだが冷えがちな夏にもおすすめのハーブティーです。

お風呂には夜、寝る前に入るという方が多いかと思います。スムーズに就寝するためにも、安眠効果やリラックス効果のあるものも多いハーブティーは入浴後の飲み物としてぴったり。
お仕事の疲れやストレスを抱えている方にもおすすめです。
お風呂上がり、ほてったからだをゆっくりと休めて眠りにつくまでのリラックスタイムのお供に、ぜひあたたかいハーブティーを試してみてください。

2023-08-28

海外でも人気! 健康効果も注目される水風呂

日本では古くから馴染みのある水風呂ですが、近年では海外でも人気を集めるトレンドになっています。多くの著名なセレブが夢中になっているという、水風呂。
水風呂が愛される理由とは、一体なんなのでしょうか。

ウェルネスアクティビティとして人気の水風呂

日本ではサウナやあたたかい温泉につかった後に入ることの多い水風呂ですが、海外ではひとつのウェルネスアクティビティとして人気を集めています。

著名な歌手やモデルなど、多くのセレブリティがSNSで冷たい水風呂に凍えながら入浴している姿を公開していることからも、新たな流行のひとつであることがうかがえます。
「Cold Plunge(コールドプランジ)」と呼ばれることも多い海外の水風呂は、屋外のバスタブに冷たい水を張ってつかったり、たっぷりの氷水に体を沈めたりとさまざまな方法で試されている様子。

共通しているのは、基本的には水温10度以下のとても冷たい水につかる、ということです。
氷水どころか氷だけをたっぷりと入れた「アイスバス」と呼ばれるタイプのものもあり、日本でよく知られる水風呂よりもさらに冷たいお風呂だと考えて間違いなさそうです。

アメリカでは、富裕層向けにコールドプランジ専用のバスタブを販売する企業も増えているそう。
こうした専用バスタブには自動で水を低い温度に保つ機能や水をろ過・循環・消毒する機能がついており、氷や冷水を用意しなくても楽に水風呂に入れると人気を集めています。

海外で水風呂が人気になった理由とは

ウェルネスアクティビティのひとつとして知られるようになった水風呂には、肉体的・精神的な効果が期待されています。
まずひとつは、疲労回復効果。
水風呂には筋肉や関節の炎症を和らげる効果があり、筋肉痛を軽減してくれることもわかっています。
また、水風呂につかることでメンタルにもいい影響が期待できます。
急激に体が冷えること自体は大きなストレスなのですが、そのおかげでストレスを軽減するホルモンの分泌が強く促され、ホルモンの効果で水風呂から上がった後はすっきりとリフレッシュした気分になれるとのこと。
ストレスフルな毎日を送っている人にとっては嬉しい効果です。
実際に水風呂を体験すると「若返ったような気がする」という人もいるほど、そのリラックス・リフレッシュ効果は実感しやすいようです。

さらに日本で行われるようなサウナやあたたかいお風呂と組み合わせた温冷交互浴のスタイルも徐々に取り入れられてきていて、ストレスを軽減するホルモンに加えて幸福ホルモンであるエンドルフィンやセロトニン、オキシトシンといったホルモンの分泌も増えるとのこと。
リフレッシュできるだけでなく幸福感も強く感じられることが水風呂の人気の秘訣なのでしょう。

水風呂を楽しむときの注意点

暑い夏、せっかくなら海外流の水風呂にもチャレンジしてみたい……という方のため、水風呂を楽しむ際の注意点もまとめました。
しっかりチェックしてから水風呂にトライしてください!

医師に相談してからがベター

冷たい水につかることは、血圧や心拍数、循環器系に影響を与える可能性があります。
何かしらの疾患を持っている方、そうでなくても不安を感じる方は必ず主治医に相談してから行うようにしましょう。

誰かに監視してもらう

ホルモンバランスの影響なのか、水風呂につかっているときは感情が不安定になることもあるといいます。
何かあったときのためにも、ひとりで入浴せず、誰かに見ていてもらうようにしましょう。

後で体を温める

かなり冷たい水につかるので、水から上がってもまだ体温が下がり続けてしまう可能性があります。
その場合低体温症になってしまうリスクがあるので、水風呂から上がったらすぐに体を温めるようにしましょう。

長時間つかるのは避ける

日本人の感覚だとお風呂にはのんびりつかりたくなってしまいますが、水風呂の場合はゆっくりつかっていると体が冷えすぎてしまいます。
そもそも水風呂に期待される健康効果のためなら、数分水につかっていればそれで十分。
無理に長くつかっている必要はないのです。
決して無理はせず、すぐに上がって体を温め直すようにしましょう。

無理のない範囲で水風呂にチャレンジしてみよう

無理のない範囲で水風呂にチャレンジしてみよう
海外で人気の水風呂は、日本で昔から愛されている水風呂とはまた少し違ったスタイルではありますが、新しいウェルネスアクティビティのひとつとして定着しつつあります。
日本のサウナや温泉、銭湯などの施設で楽しめる水風呂の温度は基本的には17度前後と、海外のコールドプランジと比べるとあまり低い温度ではありません。
ただ施設によっては、水温が10度未満のとても冷たい水風呂を味わえるところもあります。
まずは日本風の水風呂で体を慣らして、冷たい水にある程度慣れたらもっと冷たい水風呂を試してみるのもいいかもしれません。

寒い冬にチャレンジするには勇気がいりますが、暑い季節ならもっとトライしやすいはず。
特に近年は毎年猛暑が続くので、さっぱりした気持ちになれる水風呂はリフレッシュにおすすめです。
ハリウッドのセレブのような気持ちで、冷たい水風呂にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

2023-08-22

温泉旅行には夏がぴったりな理由とは

温泉は1年中楽しめるものですが、やはり体を温めることから冬の寒い時期にぴったりだというイメージは根強いです。
特に露天風呂などは、雪の積もった景色を眺めながら熱い温泉につかる、という印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
ところが温泉のベストシーズンは冬ではなく夏だ、という意見もあるようです。
今回はなぜ温泉のベストシーズンが夏といわれるのか、その理由についてご紹介します。

夏は入浴事故の少ない季節

夏はそもそも、入浴事故のリスクが冬よりも低い季節です。
もともと気温が高い夏は、冬と比べて入浴時の温度差が少ないのはいうまでもありません。
温度差が少ないおかげで、血圧の急激な変化による入浴事故の可能性を減らせています。

入浴事故による死亡者数は1年におよそ2万人にも上るといわれており、特に冬の寒い時期に起こることが多くなっています。
なかでも高齢の方は入浴事故を起こすリスクが若い方よりも高くなるため、十分な注意が必要です。

しかし、温泉旅行は旅館でのんびりと過ごせるため、高齢の方にも人気です。
せっかくの温泉、安全に楽しみたいなら寒い冬よりも温度差の少ない夏に行くのがおすすめといえるでしょう。

夏の温泉がおすすめされる理由とは

温泉のベストシーズンが夏といわれる理由は他にもあります。
他にどのような理由があるのか、見ていきましょう。

内湯に湯気がこもらない

外気と浴室内との温度差が少ないため、内湯に湯気がこもらないのも夏の温泉の良さです。
また、温泉旅館のなかには素晴らしい内装の内湯が有名なところも多いです。
温泉地ならではの浴室建築の風情も重視して楽しみたい方には、内湯の内装や雰囲気もじっくり楽しめる夏の温泉がおすすめです。

ぬるい温泉も楽しめる

熱いお風呂が好きかぬるいお風呂が好きか……入浴時のお湯の温度の好みについては個人差があり、人それぞれに理想的な温度は違います。
また、寒い時期には温泉をより熱く感じるでしょう。冷えた手足がじんわりと温まっていくのを感じるのは心地いいものです。
ですが反対に暑い時期には、ぬるい温泉の良さを楽しむことができます。
温泉や銭湯では長い間、熱いお湯が定番でしたが近年では、ぬるいお風呂の良さが注目されています。
夏季限定でぬるい源泉を温めずにそのままかけ流しで利用できるようなところも増えてきており、夏ならではの温泉の楽しみ方として人気です。

夏は転地効果を実感しやすい

温泉地へ旅行することのメリットのひとつとして「転地効果」があります。
転地効果とは、日常の生活から一時離れ、いつも暮らしている場所とは違う土地で過ごすことでリフレッシュでき、心身に良い効果があるというものです。
季節に関係なく感じられるものではありますが、普段の環境と温泉地との違いを特に強く実感できる季節はやはり夏です。
特におすすめなのが、避暑地を兼ねている温泉地です。
標高の高い山がちな温泉地は夏でもさわやかで涼しい気候のところが多く、避暑にぴったり。
エアコンがなくても涼しいため、夜になってもむし暑くて眠れない毎日を過ごしている方にとっては天国のように感じられることでしょう。

夏ならではの自然を楽しめる

冬の雪景色を美しいと感じる方も多いですが、夏の青々とした山景色も同じくらい美しいものです。
夏の抜けるような青空のもと、緑も色濃くエネルギーに満ちた木々や渓流、青く広がる海など、夏の自然を眺めつつ温泉に入るのは格別の体験です。
冬とはまた一味違う、強い生命力を感じられる自然の光景を楽しむなら夏がぴったりです。

雪深い冬季には休業している温泉にも行ける

山奥にある、いわゆる「秘湯」と呼ばれるような場所の多くは、冬場には積もった雪に閉ざされて訪ねることが難しくなります。
冬季は休業している温泉も多いのです。
冬場には休業しているとなれば、その温泉を楽しめるのは雪のない夏季しかありません。
暑い季節にしか楽しめないレアな温泉を体験するには、夏の旅行がマストなのです。

薄着の夏は温泉に入りやすい

いわれてみれば至極当然のことなのですが、夏場は薄着で過ごすため、温泉に入るたびに服を脱いだり着たりするのが楽なのもメリットです。
普段の暮らしでは基本的に入浴は1日1回なので、あまり実感することはないかもしれません。
ですが温泉旅行へ来た時には、日に何度も繰り返し温泉に入るという方も多いでしょう。
何度も繰り返すとなると、重ね着している衣類をいちいち脱いで、お風呂上がりにはまた着込んで……という作業が途端に面倒に感じられます。
夏場の温泉では普段着が薄着なのはもちろん、施設内では浴衣をさらりと羽織るだけで過ごせるので、お風呂上がりの着衣もとても楽。

近年は多くの種類が異なる浴室が完備されており、施設内で浴室を巡るだけで湯巡りを楽しめるところも増えています。
こうした温泉を気楽に楽しむなら、やはり夏がおすすめです。

避暑も兼ねた温泉旅行を楽しもう

避暑も兼ねた温泉旅行を楽しもう
冷えた体を温めるイメージから、温泉旅行といえば冬に行くものという印象も強いですが、実際には夏の温泉にもいいところがたくさんあります。
最近ますます暑くなっている日本の夏を、避暑も兼ねた温泉旅行で乗り切っていきましょう!

2023-05-31

バスタイムでもっと癒される! おすすめバスキャンドルの選び方

毎日のバスタイムは、のんびりとリラックスして心も体も癒すための大切な時間です。
バスタイムの癒し効果をさらに高めてくれるアイテムとしておすすめなのが「バスキャンドル」。
ほのかに揺れるキャンドルの明かりは、せわしない日々で知らず知らずのうちに緊張していた心身を優しく癒してくれます。
今回はバスキャンドルの癒し効果について、そしてバスキャンドルを選ぶポイントについてご紹介します!

バスキャンドルの癒し効果

もともと、癒し効果のあるアイテムとして人気のキャンドル。
キャンドルに灯された火はゆらゆらと揺れているのが特徴ですが、この揺れは、実は「1/fゆらぎ」と呼ばれる動き方です。
1/fゆらぎの動きは、単調すぎず大きすぎずちょうどいいバランスで、見ている人に安心感を与えるとされています。
つまり、ろうそくの明かりを眺めているだけで一定のリラックス効果があるというわけです。

ろうそくの火の1/fゆらぎにリラックス効果のある良い香りのアロマなどを組み合わせたキャンドルは定番の癒しアイテムですが、このキャンドルをお風呂でも使えるよう工夫したものを「バスキャンドル」といいます。
心地よい温度のお湯に浸かりながらバスキャンドルの明かりを眺めれば、より癒されるはず!
癒しの相乗効果を生むバスキャンドルは、いつものバスタイムをさらにぜいたくなひとときへと変えてくれます。

お風呂でキャンドルを使う際の注意点

お風呂でキャンドルを使う際には、いくつか注意しておきたい点があります。

バスキャンドルを使う

キャンドルがお風呂でも使えるものかどうか、ちゃんと確かめるようにしましょう。
中には器の形状や材質など、水気の多いお風呂向きではないものもあります。
うっかりお湯の中に落としたりしないよう、安定性と耐熱性のあるグラスやお皿を用いて使うのがおすすめです。
「バスキャンドル」として販売されているものはお風呂での使用を想定されている商品ですので、安心して使うことができます。

燃えやすいものから遠ざける

湿気の多いお風呂であっても、燃えやすいものが近くにあると引火の恐れがあります。
タオル類やシャワーカーテンなど、燃えやすい素材のものから遠ざけて使用しましょう。
髪の長い方は知らないうちに髪が火に近づきすぎてしまうことのないよう特に注意が必要です。

換気扇の近くなど、風の強い場所には置かない

強い風に吹かれると、火の勢いが強くなりすぎることがあります。
火事の原因となる恐れがあるので、換気扇の近くなど強い風の吹く場所へ置くのは避けましょう。

複数個使う際は換気が必要

お風呂は基本的に気密性の高い空間です。
小さなキャンドルひとつを短い時間使用するくらいなら大丈夫ですが、複数のキャンドルを一度に使うような場合にはしっかり換気しながら入浴しましょう。

バスキャンドルを選ぶポイント

バスキャンドルにはさまざまな種類があります。ここでは、選ぶ際のポイントをまとめてご紹介します!

ろうそくタイプかLEDタイプか

灯した火のゆらぎが癒しを与えてくれるキャンドルですが、先ほどご紹介した通り、本物の火の取り扱いには注意も必要です。
キャンドルの扱いに慣れている方、自然な温かみを楽しみたい方にはろうそくタイプのキャンドルがおすすめですが、より気軽に使ってみたい方やキャンドル初心者の方にはLEDタイプのものがおすすめ。
火傷や引火といったトラブルとは無縁な上、本物の火に近いゆらぎを再現した商品もあり、手軽にキャンドルの癒し効果を体感できます。
小さなお子様と入浴する際にもぴったりです。

設置の仕方

バスキャンドルには、バスタブの縁や窓際などの空きスペースに置いて使用するもの、そして湯船に浮かべて使用するものがあります。
空きスペースに置いて使うタイプは取り扱いが楽なのがポイント。
また器の制限も少なく、デザインのバリエーションも豊富で、お風呂だけではなくリビングや寝室等でも使えます。
お湯に浮かべて使うタイプのバスキャンドルは、水面にキャンドルの光が揺らめく光景を眺めて癒やされたいという方におすすめです。
水に光が反射してきらきらと輝く光景は、お風呂ならではのもの。
リラックスタイムにぴったりです。

バスタイムをさらに特別なものにしたい方には、湯船に沈めて使うタイプのキャンドルがおすすめ。
防水加工されている専用のバスキャンドルを湯船に沈めて照明を消せば、まるでホテルやナイトプールのような、ラグジュアリーなライトアップを楽しめます。

アロマの香り

バスキャンドルの中には、香りを楽しむものもたくさんあります。
好みのアロマのキャンドルを選べば、より一層深くリラックスできるはず。
気分をリフレッシュしてすっきりしたいときにはシトラス系のさわやかな香り、とにかくゆったりとリラックスして心身を休めたいときには優しいフローラル系の香りがおすすめです。

特別な日のバスタイムには、エキゾチックな南国系の香りがぴったり!
スパイシーな甘めの香りのキャンドルを選べば、リゾートの高級スパのような気分を味わえます。
シーン別に、いくつかお気に入りを揃えておくのも楽しそうです。

バスキャンドルでお風呂をさらにリラックスできる空間へ!

バスキャンドルでお風呂をさらにリラックスできる空間へ!
忙しい日々の疲れを癒し、ほっと一息つく時間でもあるバスタイム。
バスキャンドルを取り入れて、さらに上質な癒しの時間を楽しみましょう!

2023-04-27

今日から試せる! バスルームの整理整頓術

バスルームには、ボディソープやシャンプー、トリートメント、洗顔フォーム……その他にも様々なケアに使う美容アイテムや手桶、バスチェアなど、色々なアイテムを用意しておかなければいけません。
用途のシンプルさとは裏腹に物が増えやすいバスルームですが、その一方で収納スペースは限られています。
今回は十分な収納スペースが取れないにもかかわらず物が増えやすいバスルームを、きれいに整理整頓するためのコツについてご紹介します!

収納スペースのつくり方

バスルームの収納スペースはあまり多くありません。
家族全員が使う分のアイテムをしまうとなると小さな棚には収まりきらず床などに置くことになってしまい、どうしても乱雑な印象に。
そこで、まずは収納スペースを増やすテクニックをご紹介します。

壁に吊るす収納を活用する

お風呂場の壁の多くは、マグネットがくっつくようになっています。
それを利用してマグネットタイプのフックを取り付け、吊るせるものは吊るして収納するようにすれば床や棚がごちゃつくのを防げます。
洗顔ネットやボディスポンジなどの美容アイテムの他、浴槽を掃除するためのブラシなど掃除用具も吊るしておくことで水切れもよくなり、衛生的にもプラスの効果が期待できます。

一見吊るせない物でも、工夫次第で吊るし収納が可能に

チューブ型の洗顔フォームやソープなど、一見吊るせないアイテムでも工夫次第で吊るし収納が可能になります。
S字フックに取り付けたステンレスピンチでチューブを挟むことで、タオルラックやマグネットフックに吊るせます。
お風呂用の棚を購入するよりもずっと安価に整頓できるのもメリットです。
また、ボトル状の物を吊るすことに特化したフックも販売されているので、棚や床にできるだけ物を置きたくない方はぜひ活用してみましょう。

棚は壁に取り付けるマグネットラックがおすすめ

浴室の床に直接置くタイプの棚も多いですが、床のスペースを使う分バスルームが狭く感じるようになってしまいます。
おすすめなのは、バスルームの壁にマグネットで取り付けて使うマグネットラック。
直接吊るすことができないアイテムはラックにしまうようにすれば、床面積を広く使えます。
フックを安定して引っ掛けられる場所があるカゴとマグネットフックとを組み合わせればラックのような使い方もできますし、S字フックを増やして吊るす箇所を増やすのも簡単です。

細々したアイテムはシャワーラックにまとめて

シャワーにかける「シャワーラック」は、細々としたアイテムを収納するのにおすすめです。
ヘアブラシや歯ブラシなど小さなアイテムは、ボトルなどの大きなサイズのアイテムと一緒にしておくと取り出しにくく、見た目にもあまり整頓されているように見えません。
シャワーラックはシャワーホルダーに取り付けるだけで簡単に設置できるので、壁に吊るしたり棚にしまったりする物とは別に細々としたアイテムをまとめる収納スペースとして用意するとさらにバスルームがすっきりとした印象になります。

床に置くならコーナーに収まる形状のラックを

たっぷりの収納スペースを確保するなら、やはり床に置くタイプの棚やラックを用意する必要があります。
おすすめなのは、バスルームのコーナーに収まる形状のラックを使うこと。
回転式の円柱状のラックなら、バスルームの隅に置けるので窮屈さを感じさせません。
その他の形状でも、収納力だけでなく省スペースかどうかを重視して選ぶのがおすすめです。

容器を揃えると実用性も見た目の美しさもアップ!

ボディソープやシャンプー、トリートメントなどのボトルは、スペースを効率的に使うためにも同じシリーズの容器に詰め替えるのがおすすめです。
既存の物は円形・楕円形のデザインのボトルが多いため、並べて置くとどうしても小さな隙間が生まれてしまいます。
せっかくラックを用意しても、ボトルをきれいに収めることができなければ結局収納スペースを無駄にしてしまうことに。
できれば円形や楕円形のものではなく、四角形でラックにぴったり収納できるような形状のボトルを使うようにしましょう。

また、壁に直接設置できるマグネット付きのディスペンサーもおすすめです。
ラックや床にボトルを置くと底に汚れが溜まってしまい掃除にも手間がかかりますが、壁に設置するディスペンサーならその心配もありません。
インテリアとしても、ホテルライクなバスルームを演出するのに一役買ってくれるおしゃれなアイテムです。

おもちゃは専用の収納アイテムを活用しよう

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お風呂用のおもちゃを揃えていることも多いはず。
お風呂のおもちゃは、専用の袋にまとめて壁に吊るして収納するのがおすすめです。

吸盤が付いているタイプの袋であればどこでも好きな場所に取り付けられるので、お子さんが直接手の届く高さに吊るしてあげることもできます。

すっきり整理整頓されたバスルームで楽しいバスタイムを

すっきり整理整頓されたバスルームで楽しいバスタイムを
毎日の疲れを癒すバスルームは、できるだけ快適で清潔な空間にしたいものです。
きれいに整理整頓されたバスルームなら便利なだけでなく、居心地よくよりリラックスできるバスタイムを過ごせるはず。
ちょっとした工夫で数々のアイテムをすっきりと収納できるので、ぜひ今回ご紹介したテクニックを試してみてください。

2023-04-25

日本とは違う入浴事情! 海外ホテルのお風呂でよく起きるトラブルとは

日本と海外とでは、スタンダードな入浴スタイルが大きく異なります。
とはいえ、海外の一般的な住宅のお風呂は旅行などの滞在では体験する機会はほとんどないはず。
そのため「お風呂の違いなんて大したことはない」と考える方も多いですが、ホテルのバスルームにも日本のホテルとは違う部分がたくさんあります。
今回は旅行や出張でホテルステイする際に注意したい、海外ホテルでよくあるお風呂トラブルについて解説します。

海外ホテルのバスルームは設備が日本とは大違い

まず、海外ホテルのバスルームは、日本のホテルのお風呂とは設備が違うことがほとんどだということを理解しておく必要があります。
日本人の感覚からすると不具合やトラブルのように思える状況でも、実際にはそれがデフォルトだということもあり得ます。
もちろん国によっても事情は異なりますが、今回は海外のホテルでよくあるバスルーム環境の例をいくつかピックアップしてみました。

湯船がなくシャワーのみ

入浴する際に湯船にゆっくり浸かるという文化は、日本独特のもの。
海外ではシャワーのみで済ませることも多いため、それなりに高級なホテルであってもシャワーブースしかないケースもしばしばです。
また、海外では水道水が硬水のところが多いことから、水が詰まりにくい固定式のシャワーが主流です。
日本では手に持って使えるホースシャワーが一般的ですので、慣れないと不便かもしれません。

シャワーがなくバスタブのみ

海外では、バスタブはお湯をためてゆっくり浸かるものというよりその中で体を洗うものとして使われることが多いです。
そのため、体を洗い流すためのシャワーがなく、バスタブと水栓のみのお風呂もあります。

シャワーカーテンがない

日本のビジネスホテルなどでも、いわゆるユニットバスといわれるタイプのバスルームはよく見られます。
バスタブとシャワーのブースと、洗面所・トイレのブースがシャワーカーテンやガラスで仕切られているタイプのお風呂です。
海外のホテルでもこういったバスルームは一般的なスタイルなのですが、中にはシャワーカーテンなどの仕切りがないお部屋もあります。

特にヨーロッパに多いスタイルで、時には床にカーペットが敷かれていることもあります。
普通のお部屋の中にバスタブがあるようなイメージです。
こういったお風呂では、バスタブにためたお湯を泡立て、バブルバスの状態にして体を洗います。
シャワーで流したくなってしまいますが、カーペットが濡れてしまうのでそれはNG。
バスタブの中である程度泡をすすいだら、あとはバスタオルで拭き取ります。

海外のホテルでよくあるトラブル

シャワーの水圧が弱い

海外では、日本のように水道設備が十分に整っていないことが多いです。
そのため、シャワーが日本のお風呂のようにしっかり出ないこともよくあります。
お風呂に入るのは夜間であることが多いかと思いますが、夜遅い時間だとフロントに対応してもらえないこともありますので、チェックインしたら一度水の出について確認しておくのがおすすめ。
満室でなければですが、別の部屋に移動させてもらえるはずです。
とはいえ、海外ホテルでのこういった水回りの不具合やトラブルはそれなりに高級なホテルでもよくあることですので、ある程度は妥協しなければいけないことも覚えておきましょう。

お湯が途中で出なくなり、水になる

ホテル全体で使うお湯をタンクにためているところも多いのですが、その場合は当然ながら使えるお湯の量が最初から限られているので、早い時間にゆったりとシャワーを楽しんだ人がいると遅い時間に入浴した人はあまりお湯を使えず、途中から水のシャワーを浴びる羽目になります。
その場合可能な対策はできるだけ早い時間にお風呂に入ることですが、自分の後に入浴する他の宿泊客も無事に温かいシャワーを浴びられるよう、お湯の無駄遣いは避けたいところです。
もちろん水圧の弱さと同様に設備不良からお湯が出なくなっていることもあり得ますので、フロントに確認しておきましょう。

風呂栓がない

先ほどバスタブがある海外のお風呂についてご紹介しました。
バスタブがある場合、その中で体を洗うのが海外でのスタンダード。
日本でお風呂に入るときとは若干使い方が異なりますが、お湯をためる必要がある点については変わりありません。
ですが、海外のホテルではしばしば風呂栓がない、もしくは故障しているというトラブルが発生します。

日本のお風呂ではバスタブのゴム栓にはチェーンがついていることが多いですが、海外ではそのチェーンがなく、ゴム栓のみのタイプがほとんど。
チェーンで固定されていない分、紛失しやすいのかもしれません。
このゴム栓がなくお湯をためられない場合、代わりになるものとして便利なのが水を入れたビニール袋です。
重さも大きさも十分で、排水口のサイズを気にせず使えます。
もちろんフロントに連絡するべきですが、夜間などすぐに対応してもらえないとき、サイズの合う栓をすぐに用意してもらえないときには便利なテクニックです。

上部のつまみをひねったりボタンや風呂栓そのものを押したりして開閉するスタイルの風呂栓は紛失の可能性はないですが故障していることがあるので、チェックイン後シャワーの水圧とともに確認しておきましょう。

トラブルに注意して海外スタイルのバスタイムを楽しもう!


海外のお風呂事情は、日本の一般的な入浴スタイルからは考えられない部分も多いです。
日本のホテルではそうそう遭遇しないトラブルも頻発しますが、それを体験することもまた貴重な経験のひとつ。
事前にトラブル時の対応をシミュレーションしつつ、海外スタイルのバスタイムを楽しんでいきましょう!

2023-03-30

リラックス効果でストレス解消! 入浴で自律神経を整えよう

入浴には身体を清潔に保つだけでなく、心にも良い影響を与えることが知られています。
特に最近では自律神経との関係性が注目されており、入浴によって自律神経を整えることでストレス解消や睡眠の質向上につながるとされています。
今回は、入浴と自律神経の関係や効果、入浴方法などについて解説します。

自律神経の乱れとその影響

自律神経は呼吸や心拍数、血圧などの自動的な身体機能を調整するために働く神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの部分があり、交感神経は身体を興奮させて心拍数や呼吸数を上げ、血圧を上昇させます。
一方、副交感神経は身体をリラックスさせ、心拍数や呼吸数を下げて血圧を下げます。

この自律神経が乱れると身体のバランスを崩すことがあり、様々な症状を引き起こします。
例えば、交感神経が優位になりすぎるとストレスや不安、不眠、高血圧などが引き起こされ、副交感神経が優位になりすぎると消化不良や低血圧、倦怠感などが引き起こされることがあります。

自律神経の乱れを改善するためには、生活習慣の改善が必要で規則的な食生活や適度な運動、ストレスを減らすためのリラックス法などが有効です。
そして入浴も自律神経のバランスを整えるために効果的で、副交感神経が優位になりリラックス効果が生まれます。
湯船に浸かることで身体が温まり、心身ともにリラックスしやすくなるので日常生活で手軽にできる自律神経を調整する方法の1つなのです。

入浴と自律神経の関係性

入浴で身体が温まることで血管が広がり、血流が良くなります。
このため、筋肉の緊張が緩和され交感神経が抑制されるので、ストレス解消や疲労回復につながります。
入浴中に行う深呼吸などの呼吸法も副交感神経を刺激するため、自律神経を整える効果があります。

また、水圧による血行促進の効果もあり、血管を広げることで血液循環が促進され身体の不調を改善する効果も期待でき、浮力によって筋肉や関節が和らぐことでもリラックスになります。
その他には、身体を温めることで免疫力を高める効果もあります。
体温が上昇することで白血球が活性化し、病原体と戦うための免疫機能が向上するため風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。

夜のお風呂で眠りを改善

入浴は、睡眠の質向上にも効果的です。
副交感神経が優位になることで身体がリラックスし、心拍数や血圧が下がって入眠しやすくなります。
湯船に浸かることで身体が温まり、体温が下がるときには副交感神経が優位になるため、身体の内部時計が調整され睡眠の深い段階に入ることができます。

就寝前に入浴することで、ストレス解消と睡眠の質向上が相乗効果を発揮します。
入浴時間は就寝のおよそ1時間前を目安にして下さい。

自律神経を整えるために注意すべき入浴方法

入浴で自律神経を整える効果を最大限に引き出すためには、湯船に浸かる時間や温度、お風呂上がりのケアなどに注意が必要です。
熱いお湯は血圧や脈拍を高めて交感神経を優位にしてしまうため、リラックスできずに疲れがとれにくくなります。

さらに、長時間浸かっていると大量に汗をかいてしまい、脱水症状やさらなる疲労の原因になります。
湯船に浸かる時間は個人差がありますが一般的には10〜15分程度が適切とされています。
湯船の温度は体温より1〜2℃高めが理想的で、42℃以上のお湯は身体に負担をかけるため避けた方が良いでしょう。
また、お風呂上がりには肌をしっかりと保湿することが大切です。

熱を出している時や体調によっては入浴をしない方が良い場合もあるため、個人の体調や状況に合わせて入浴して下さい。

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を

入浴で自律神経を整えて健やかな生活を
このように入浴は、身体を清潔にするだけでなく自律神経のバランスを整えストレス解消につながり、就寝前に入浴することで睡眠の質向上効果が期待できます。
湯船に浸かることで筋肉の緊張が緩和され、副交感神経が優位になってリラックス効果が出やすいので、ぜひ毎日の入浴を大切にして健やかな生活を送りましょう。

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