お風呂
意外と知らない人も多い? 3つのお風呂の種類と特徴
日本人にとっては日々の疲れを癒すためには欠かせないお風呂。
シャワーで体を洗って済ませるのが普通という文化の国も多い中、日本では多くの方がバスタブにお湯をはり、のんびりとお風呂を楽しんでいます。
日本では馴染み深いお風呂ですが、作り方によって種類が分けられているのはご存知でしたか?
お風呂は作り方によって種類が分かれる
お風呂の作り方には、「ユニットバス」、「ハーフユニットバス」、「造作風呂」の3種類あります。
ユニットバスといえば、ホテルなどでよくあるトイレとお風呂が一緒になっているバスルームを指すと思っている方も多くいらっしゃるとおもいます。
実はこれは、多くの方がしている誤解になります。ユニットバスとはお風呂の作り方の違いによって分類された種類の名前であり、トイレがあるかどうかはまた別の話になります。
日本ではほとんどの家のバスルームはユニットバスとして作られています。
しかし最近では、お風呂を日々の疲れを癒すための大切なリラックス空間として重要視し、ハーフユニットバスや造作風呂にリフォームする方も増えています。
日本の家で主流のユニットバス
ユニットバスは、あらかじめ工場で床、壁、浴槽など、バスルームのそれぞれのパーツを作っておき、それを組み立て作るお風呂です。
ユニットバスのメリットとしては、主要のパーツを工場で作るためしっかり規格化されて品質に差が少なく、安定したクオリティを保ちながら比較的安価なコストで作ることができるという点が挙げられます。
また、断熱性などの性能面はもちろん、メンテナンスもしやすいのが特徴です。
あらかじめメーカーに用意された決まった型の中から選ばなければいけませんが、使い勝手には全く問題ありません。
こだわりの感じられるハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、ユニットバスのように工場で生産した浴槽から床の箇所と、自由にデザインができる壁や天井の箇所を組み合わせたバスルームの事を言います。
お風呂としての機能はユニットバスでしっかり確保しつつも、壁や天井箇所は自由にデザインできるので、機能性と見た目どちらもこだわりたい方向けのお風呂です。
ちなみに、壁を木材にするのが一番人気なようです。
完全オーダーメイドの造作風呂
あらかじめ工場で作られたパーツは使わずに、オーダーメイドで作るお風呂を造作風呂といいます。
例えば浴槽を木で作ったり、床にタイルを敷いたり、さらに半露天風呂を作るなど、お風呂に強いこだわりを持っている方にとっては自由度の高い理想的な空間が作れます。
3つの種類の中でもっともコストがかかるのは否めませんが、理想のマイホームを作りたいという方にはぴったりです。
最適なお風呂を選ぼう
命の洗濯とも呼ばれる入浴。広い浴槽や充実した機能に憧れる方は多いのではないでしょうか。
しかし、お子様や介護が必要な方がいらっしゃる場合など、家族構成やライフスタイルによっても最適なお風呂の種類は変わってきますので、それぞれの特徴や必要な機能を把握して、お引越しやお風呂のリフォームの際に役立てましょう。