お風呂

2019-09-30

お風呂場に出る虫「チョウバエ」「コバエ」の発生原因と駆除対策

お風呂にゆっくり浸かっているときに、室内に虫が飛んでいるとイヤな気分になってしまいますよね。
実は、お風呂場に残った髪の毛や皮脂、カビは虫が発生する原因となってしまうことをご存知でしょうか?

そこで、今回はお風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」「コバエ」が発生する原因や駆除などの対策方法をご紹介します。

お風呂場によくいる虫?! 「チョウバエ」の発生原因

お風呂場には蚊やクモなどさまざまな虫が発生することがありますが、そのなかでもよく見られるのが「チョウバエ」です。お風呂場以外でも洗面所やトイレなどの水回りに湧くことが多く、ハートのような形をした体長1〜4mmほどのハエの一種です。

よく壁やガラスに止まっており、体に止まっても健康へ影響を与えることはありませんがお風呂に入っているときに見つけると、気味が悪くあまりよい気分がしないという方が多くいらっしゃいます。

チョウバエは主にお風呂場の排水口や排水管が発生源になっている場合が多く、この中に皮脂や髪の毛、石鹸カスなどが溜まっているとそれらが餌となって繁殖しやすい環境になってしまいます。
そのため、排水口や排水管は定期的に掃除し、できるだけ汚れを残さないようにすることが大切です。

チョウバエの駆除は入念に?!

お風呂場にチョウバエが発生し、壁に止まっているところや飛び回っているのを見つけたら、繁殖を防ぐためにもまずは駆除しなければなりません。

チョウバエは殺虫剤などを使えば簡単に駆除できますが、このとき発生源と考えられる場所にもキチンと殺虫剤を撒いたり、しっかり掃除しておくようにしましょう。
特に、排水口や排水管でチョウバエの卵や幼虫が発生していることがあるため、駆除・掃除は入念に行なってください。

また、チョウバエは熱湯や氷水に弱いため、排水口や排水管に流し込むだけでも卵と幼虫を簡単に駆除することができます。

チョウバエの発生を防ぐには?

チョウバエの発生を防ぐには?
チョウバエの発生を防ぐには、日頃からお風呂場を定期的に掃除して汚れを溜めないようにするのが最も効果的です。

2週間に1度は掃除をするだけでもチョウバエが発生しにくい環境が作れますので、忙しくてもなるべく行なうように心がけましょう。
掃除を行なう際は、チョウバエが発生しやすい排水口や排水管だけでなく、お風呂場の床や壁などの汚れもしっかり洗い流すようにしてください。

さらに、水が残っているところで幼虫が発生する場合もありますので、風呂桶は水が溜まったままにせずに、お風呂から出るときはしっかり室内の水気をとりましょう。
また、お風呂場の空気が循環しやすくなる換気扇や浴室乾燥機の使用も効果的です。

まとめ

お風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」の発生原因や対策方法をご紹介しました。

日頃からお風呂場は定期的に掃除し、お風呂上がりには残った水気をしっかりとるだけでチョウバエが発生する可能性が下がります。
また、もしもチョウバエが発生した場合は、念のため排水口や排水管にも忘れずに殺虫剤や熱湯をかけて、卵・幼虫もしっかり駆除してください。

今回ご紹介した方法をぜひ試して、お風呂場で毎日気持ちよく過ごせるようにしましょう。

2019-09-10

お風呂の健康への効果とリラックスできる理由

日本人の生活には欠かせないお風呂。
毎日きちんとお風呂に入るのは健康によいとされるほかにも、入浴は一日の疲れを取ってリラックスできるといわれていますが、なぜこのような効果が得られるのかご存知でしょうか?

今回は、お風呂に入って得られる健康効果や、リラックスできる理由についてご紹介します。

お風呂に入ると得られる健康効果

お風呂に入ることで得られる健康への効果はたくさんあります。
その中でも、入浴で体内の代謝が活発になりデトックス効果があることや、湯船の中で身体の緊張がほぐれリラックスできるなど広く知られていることも多いですよね。

そもそも人間の身体は、体温の違いで大きく調子が変化するとされています。
基本的には平熱の範囲内であれば体温が高めであるほど健康にはよく、逆に体温が下がってしまうと消費するカロリーや免疫力が下がってしまうほか、体内の酵素のはたらきも悪くなり肥満やさまざまな病気、体調不良の原因にもなります。

そのため、お風呂に入ってしっかり身体を温めるだけで健康へよい効果が期待できるのです。

お風呂でリラックスできる主な理由は「副交感神経」にあり!

お風呂でリラックスできる主な理由
入浴には心身をリラックスさせる効果があるともいわれています。その理由にはいくつか考えられますが、一番大きいのはぬるめのお湯で入浴することで副交感神経を優位にできることでしょう。

ぬるめのお湯とは、具体的には40℃から41℃ほどの温度を指します。これくらいの温度で沸かしたお風呂に入ると身体の活動を活発にさせる交感神経が休まり、逆にリラックスさせる役割を持つ副交感神経が強くはたらき始めます。

すると、精神的にもリラックスできるほか内臓の消化機能が活性化するなど、身体全体が休むためのモードに切り替わるのです。
また、ぬるめのお湯とはいえもちろん体温よりは高いので、身体を温める効果もあります。

体温が上がると疲労の回復も早くなるため、疲れた日にはしっかりお風呂に入るのがオススメです。翌日に疲れが響きにくくなります。

しっかりリラックスするための入浴のコツ

お風呂に入って得られる健康効果や、リラックスできる理由についてご紹介しました。
入浴にはいろいろなメリットがありますが、ただお風呂に入ればいいというわけではありません。その効果を最大限に引き出すためにはいくつかのコツがあります。

その中でも特に気をつけたいのが、「入浴時間はほどほどで切り上げる」ことです。
入浴中、顔に汗をかきはじめたらしっかり身体が温まっている証拠。時間にすると10分から15分くらいですが、それが湯船を出るタイミングです。

それよりも長く入っているとかえって身体の負担となってしまうこともあるので、気持ちよくても長風呂には注意して入浴を楽しみましょう!

2019-08-29

炭酸水や牛乳は?! 美容やダイエットにも最適なお風呂上がりにオススメの飲み物とは?

お風呂上がりの一杯といえば、喉越しのいい炭酸飲料・炭酸水やビールなどを飲むという方が多くいらっしゃいます。そのほかには、よく銭湯や温泉で売られている瓶牛乳も定番ですよね。
しかし、実はお風呂上がりに飲むと身体に負担をかけてしまう飲み物もあるため注意が必要です。

そこで今回は、美容やダイエットにも最適なお風呂上がりにオススメの飲み物や、あまりオススメできない飲み物をご紹介します。

お風呂上がりにオススメの飲み物

お風呂上がりは基本的に身体が汗をかいて水分を失っていますので、飲み物を飲んで水分補給をしっかり行なうのが大切です。
ここでは、お風呂上がりにオススメの飲み物を見ていきましょう。

白湯

白湯は沸騰したお湯を飲める温度にまで冷ましたもので、冷たい飲み物に比べて水分を失った身体に吸収されやすいためオススメです。
胃腸への負担が少なく、ダイエットにも効果があるといわれています。

ミネラルウォーター

ミネラル分を豊富に含んだミネラルウォーターもお風呂上がりにオススメです。冷やさず常温で飲むことで、身体に負担をかけずに水分補給できます。

温かいハーブティー

温かいハーブティーにはリラックス効果があり、お風呂上がりに飲むと体の緊張をほどいて眠りやすくさせてくれます。
ビタミンを豊富に含むローズヒップやお茶もオススメですが、こちらはコーヒーと同じように利尿作用があるため飲み過ぎには注意しましょう。

そのほかにも、疲労回復に効果がある炭酸水や、美容やダイエットにも最適な豆乳などがお風呂上がりの飲み物にオススメですが、いずれも常温もしくは温かくして飲むのがポイントです。

お風呂上がりにあまりオススメできない飲み物

お風呂上がりにあまりオススメできない飲み物
ここでは、お風呂上がりの水分補給にはあまりオススメできない飲み物を挙げていきます。これまでお風呂から出たあとに飲んでしまっていたという方は今後注意しましょう。

牛乳

銭湯や温泉でよく販売されている牛乳は、実はお風呂上がりの飲み物としてはあまりオススメできません。
牛乳は栄養を豊富に含む身体によい飲み物ですが、冷たくした状態で飲むことが多いためお風呂で温まった体温を下げてしまい、身体に負担をかけてしまう恐れがあります。
そのため、牛乳は朝に飲むなどお風呂上がり以外のタイミングを選ぶことをオススメします。

ジュース

ジュースもお風呂上がりにはあまりオススメできません。ジュースに多く含まれている糖分がお風呂上がりの身体に取り込まれると、血糖値が上昇して血液がドロドロになる可能性があります。
炭酸飲料も糖分が多いコーラやサイダーなどは避けて、炭酸水など無糖のものを選ぶようにしましょう。

お酒

ビールなどのお酒もお風呂上がりは飲むのを避けるようにしましょう。お酒に含まれるアルコールは利尿作用が強く、お風呂上がりに飲むと水分補給どころか逆に水分を失い、血液がドロドロになってしまう恐れがあります。
また、お風呂に入って血行がよくなった身体にアルコールが入ると高血圧などを起こすリスクもあります。

お風呂上がりの水分補給は自分に合った飲み物を選ぼう!

お風呂上がりにオススメの飲み物や、あまりオススメできない飲み物をご紹介しました。
お酒やジュースをお風呂上がりに飲むと身体に負担がかかることがありますので、これまで飲んでしまっていたという方は健康を保つためにも控えるようにしましょう。

お風呂から出たあとは白湯やハーブティーなどの温かい飲み物か、常温のミネラルウォーターなどを選ぶと身体に負担をかけずにしっかりと水分補給ができます。
ダイエットやリラックス効果が得られるものもありますので、今回ご紹介したオススメの飲み物を参考にして自分に合ったものを選びましょう。

2019-07-31

サウナ後の水風呂で健康的な身体に? 水風呂の効果とデメリット(危険性・注意点)

スーパー銭湯や温泉などでは、よく湯船やサウナに入ったあとは水風呂に入るという方がいらっしゃいます。
水風呂に入ると涼しい気分になりますが、湯船やサウナで温まった身体を冷やすのはどんな効果があるのかご存知でしょうか?

今回は、サウナ後の水風呂の効果やデメリット(危険性・注意点)についてご紹介します。

水風呂の効果とは?

身体の免疫力向上・風邪防止

水風呂に入ることで身体の免疫力を向上させ、風邪を予防できるだけでなく花粉症やアトピーなどを緩和させる効果があるといわれています。これは水風呂に入ることで身体が冷たい水に負けないように温める力が働き、その結果免疫力の向上につながっています。

血管が収縮して美肌に!

水風呂に入ると、湯船やサウナで温まった体内で膨張した血管が反対に収縮していきます。すると、血液が活性化して新陳代謝がよくなり、老廃物が除去されて美肌効果が得られます。
さらに、水風呂に浸かることで肌と毛穴が引き締まり、シワやたるみをケアすることができます。

脂肪燃焼でダイエット効果も

水風呂に入ると、温まった身体が冷やされて体温が下がります。すると、体内では体温を上げようとする働きが起こり、このときに脂肪がエネルギーとなって温めようとします。そのため、水風呂は脂肪燃焼の効果がありダイエットにも最適です。

そのほかにも、水風呂にはストレスや不規則な生活習慣で乱れた自律神経を整えるなど、さまざまな効果があります。

健康的に水風呂の効果を得る入り方

一般的に水風呂と、湯船やサウナに交互に入る「温冷交代浴」は多くの方がスーパー銭湯や温泉で実践している方法です。
しかし、温冷交代浴のポイントを知らずに、何となく交互に入っている方は多いのではないでしょうか?

温冷交代浴を行なうときは、水分不足にならないように水を必ず一杯は飲んでおきます。
次に、温泉やサウナには無理に長い時間入るなど決して無理はせず1回数分で出て、水風呂に1分ほど浸かります。これを3回~5回ほど繰り返すと、自律神経が整ったり、むくみの解消など美容や健康に良いとされています。

また、水風呂は冷たくて苦手だという方は、シャワーで冷水を浴びるだけでも効果があります。こちらは自宅でも行なうことができますので、スーパー銭湯や温泉に行かなくても手軽に健康効果を得ることができます。

心臓に負担も? 水風呂の注意点

水風呂の注意点
水風呂はさまざまな健康効果を得ることができる一方で、いくつか注意点もあります。

サウナや温泉から出たあと、水風呂に入るときは足の先からゆっくりと浸かるようにしましょう。
よくいきなり全身で浸かる方もいらっしゃいますが、実は身体、特に心臓に大きな負担がかかって危険な場合があります。足や腕など、なるべく心臓に遠いところから浸かるようにしましょう。無理に冷水には入らず、膝下まで浸かるようにするなど、自分のやりやすい方法を開拓していくのもいいかもしれません。

特に体調が悪いときに温冷交代浴を行なうとさらに悪化してしまう恐れがありますので注意が必要です。
そして、高血圧の方や心臓や肝疾患など持病をお持ちの方は、水風呂に入ると負担がかかって危険ですので控えてください。

まとめ

水風呂の効果や注意点についてご紹介しました。
水風呂は夏の暑い時期は涼しい気分になれるだけでなく、さまざまな健康効果があるのでおすすめですが、入るときは注意点をしっかり守らないと身体に負担をかけてしまいます。
また、水風呂から出たあとは、風邪をひかないように注意してください。

今回ご紹介した水風呂の入り方を参考にして、毎日の生活を健康的に過ごしましょう!

2019-07-18

身体や環境にやさしい? お風呂掃除にクエン酸と重曹を使ってみよう!

一年中湿気が多く、カビや水垢などいろいろな汚れに悩まされやすい浴室・浴槽。
身体を洗って綺麗にしてリラックスするスペースなのに、落としきれない汚れが目に入ると気分も落ちてしまいますよね。
浴室・浴槽の汚れを落とすには効果的な洗剤選びが重要な一方で、なるべく身体や環境への影響が少ないものを選ぶのも大切です。

そこで今回は、身体はもちろん、環境にもやさしい成分でできたクエン酸と重曹を使って上手にお風呂掃除をするポイントをご紹介します。

お風呂の汚れにはいろいろなタイプがある

お風呂を掃除する前に、まずは浴室の汚れには主にどんなものがあるのか知っておくことが大切です。それぞれ効果的な落とし方も異なりますので、ひとつずつ見ていきましょう。

水垢・石鹸カス

水垢や石鹸カスは床や壁に多く、特に石鹸カスは身体を洗うときに使う石鹸などが残ってしまって発生する汚れです。水道水に含まれるミネラル成分と石鹸の油分などが反応して、水に溶けなくなってしまったものになります。
アルカリ性の性質を持つので、酸性洗剤で効果的に汚れを落とすことができます。

ピンク汚れ

お風呂場の床や壁に発生することが多い薄い赤やピンクの汚れは、水分だけで発生する「ロドトルラ」という酵母菌が原因になります。
目に見える汚れは擦ればすぐに落ちるのですが、菌まで完全に取り除くのは難しい厄介な汚れです。
消毒・殺菌に効果的な洗剤やエタノールなどを使って掃除を行ないましょう。

カビ

カビは浴室で特に目に留まりやすい汚れです。湿気の多いところで菌が増殖し、浴室の天井や壁などが黒ずんで汚く見えるだけでなく、洗剤などでもなかなか落としにくいため厄介です。
カビを効果的に落とすには、アルカリ性の洗剤を使ってカビの根までしっかりと除菌します。

重曹とクエン酸に期待できる効果と使い方

先ほどご紹介したお風呂の汚れに対して、重曹とクエン酸の効果が最も期待できるのは水垢や石鹸カスなどの汚れです。また、皮脂や汗による汚れの掃除にも活用できます。
ここでは、重曹とクエン酸の効果と使い方について見ていきましょう。

クエン酸の効果と使い方

酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れである水垢や石鹸カスなどにとても効果的です。特に鏡や蛇口、石鹸カスが飛び散る壁や床などの掃除に使用するとよいでしょう。
さらに、抗菌・消臭などの効果も期待でき身体に悪影響がないので、子供がお風呂で使うおもちゃなどの掃除にもぴったりです。
クエン酸の使い方はとても簡単で、水で薄めてスプレーボトルに入れ、水垢や石鹸カスなどの汚れが気になる場所に吹きかけて磨くだけです。小さなおもちゃ類などはクエン酸を溶かした水につけ置きしておくのがよいでしょう。

重曹の効果と使い方

アルカリ性の重曹は、クエン酸とは異なり皮脂や汗などの酸性の汚れに効果的です。クエン酸と同じく水で薄めて使用するほか、重曹の粉を直接汚れにふりかけてスポンジやブラシで擦ったり、少量の水を加えてペースト状にした重曹を汚れにつけたりと、いろいろな使い方があります。
重曹の細かくやわらかい粒子はこびりついた汚れを落としやすく、壁や床、浴槽を傷つけず磨くのに便利です。

クエン酸と重曹を混ぜると効果アップ

それぞれ個別でも便利に使えるクエン酸と重曹ですが、この二つを混ぜて水を足すと炭酸水になり泡が立ちます。 そのまま数分つけ置きすると頑固な汚れも落ちやすくなるので、なるべく手で触りたくない排水口の掃除などにオススメです。
また、浴槽を掃除するときはまずはクエン酸スプレーを浴槽全体に吹きかけて、次に重曹の粉をふりまいて発砲させてからスポンジで擦り、最後にシャワーで汚れを流す方法が最も効果的です。

まとめ

まとめ
クエン酸と重曹を使って上手にお風呂掃除をするポイントをご紹介しました。
クエン酸と重曹にはそれぞれ異なる効果があります。浴室全体を掃除する際は二つが混ざるように進めていき、最後にシャワーで一緒に流すことでより効率的に汚れを落とせます。

今回ご紹介した方法をぜひ試して、汚れが落ちたピカピカの浴室でゆっくりと入浴を楽しみましょう。

2019-07-11

快適で安全な入浴のために介護保険を活用しよう!

一般的な家庭のお風呂では、入浴を介護するのは想像以上に体力も時間も必要になります。
また、介護をしてくれる家族へ負担をかけてしまうと思い、本人が気をつかってしまい遠慮がちになってしまうケースも多くみられます。

そんなときにぜひ利用して欲しいのが、介護保険の入浴サービスです。
要介護認定を受けていれば、各種サービスの利用負担額は1割から3割とかなり控えめな金額で利用できます。

そこで今回は、からだの状況に合わせたさまざまな形の入浴サービスをご紹介します。

福祉用具や住宅改修を利用して入浴しやすいお風呂に!

なるべく人の手は借りずに自分でお風呂に入りたい方や、設備が整っていれば自力で入浴できる状態の方であれば、介護保険を利用して福祉用具を購入したり、住宅改修を利用して浴室に手すりをつけたりといった方法がオススメです。

例えば、手すりと背もたれがついたシャワーチェアーも介護保険を利用した場合は、安価なものですと数千円ほどで購入できます。
さらに、浴槽近くの手すりや、お風呂の中で使う浴槽台という椅子なども、同じくらいの価格で購入できますので、お金がかかるからと無理をして何も使わずに介護を続けている方でも購入しやすいのではないでしょうか。

また、一度購入してしまえば壊れない限りずっと使用できますので、買って無駄になることはないでしょう。家族やヘルパーさんに手伝ってもらいながらの入浴も、こうした設備があるだけで随分楽になるはずです。

デイサービスやデイケアの入浴サービスを利用する

自宅での入浴は不安があるという場合には、デイサービスやデイケアなどの介護施設で入浴サービスを受ける方法があります。
施設ごとに浴室の仕様や費用は変わるので、まずは普段利用している施設やこれから利用したいと考えている施設に問い合わせてみましょう。

料金は介護度や利用する回数などでも変動しますが、デイサービスではほかのプログラムもあるため、それらとの兼ね合いと利用時間を考えながら相談していきましょう。
入浴だけではなく、ほかのレクリエーションや周囲の人との会話も楽しめるのが大きな利点です。

また、寝たきりなどで自宅の浴室を使うのが難しい状態の場合には、自宅に専用の浴槽を持ってきてもらった上で入浴することができる「訪問入浴」というサービスもあります。

まとめ

まとめ
介護保険を利用したさまざまな入浴サービスについてご紹介しました。

料金は介護度や内容によって異なりますが、介護保険を利用したとしても各種入浴サービスを受けるには多少の費用はかかってしまいます。
しかし、その分ご家族の介護負担は減りますし、介護を受ける側の気持ちもずっと楽になるはずです。

ぜひ介護保険のサービスを利用して、我慢や負担をできる限り減らしながら毎日を過ごせるようにしてくださいね。

2019-06-24

風呂釜とは? 給湯器との違いについて

現在は、昔に比べて見かけることが少なくなりつつある「風呂釜」。
風呂釜ははお風呂を温めるための装置ですが、同じ機能を持つ給湯器はすぐにイメージが浮かぶのに風呂釜についてはよく知らないという方も多いかと思います。

そこで今回は、風呂釜はどんなものなのか、給湯器とはどう違うのかをご紹介します。

風呂釜は給湯器に比べて機能がシンプル!

そもそも風呂釜とは、「浴槽に張ってある水を温める」という機能を持っている装置のことを指します。

風呂釜は基本的にはこの機能だけを持っており、給湯器に比べてシンプルなことが特徴です。
例えば、お風呂を沸かすときにはまず水を溜めてからお湯にしたり、ぬるくなってしまったお風呂のお湯をもう一度温める、いわゆる「追い焚き」にのみ使うことになります。

とはいえ、風呂釜にも色々なバリエーションがあり、中にはシャワーが使えるものや、お風呂場でなら蛇口からお湯を出せる機能を持つものもあります。

給湯器はお風呂を快適にする機能が豊富!

浴槽に張った水をあとから温める風呂釜とは違い、給湯器は水道管を通って出てくる水を温めてお湯にするという機能を持っているのが特徴です。そのため、お風呂にはじめからお湯を貯めることができます。

また、最近ではほとんどの給湯器に追い焚き機能や自動の湯張り機能などが付いています。さらに、より多機能なものでは床暖房や浴室暖房などに使えるものもあります。
お風呂をより快適で便利にしてくれる機能が豊富に備わっている点が給湯器の最大の魅力です。

風呂釜を使用するメリットとは?

風呂釜を使用するメリットとは?
風呂釜と給湯器を比べてみると、どちらも使う場面こそ似通っているものの全く違う機能を持っている装置であるということが分かります。

風呂釜は、給湯器に比べ機能面がとてもシンプルです。給湯器によくある便利な機能が使えないというのはネックですが、その分とても経済的に使えるというメリットがあります。
さらに、本体価格が給湯器よりも若干安価な傾向があります。これはメーカーなどにもよっても異なるので一概には言えませんが、お風呂を沸かすという面にのみ注目すれば、同程度の機能を持つ給湯器と風呂釜では風呂釜の方が安いケースが多く見られます。

このように、風呂釜と給湯器には機能面やコスト面でさまざまな違いがありますので、ライフスタイルに合わせて選ぶようにするのがよいでしょう。

まとめ

風呂釜の特徴や給湯器との違いについてご紹介いたしました。

給湯器と比べ、風呂釜は注目されることが少ない装置ですが、実は経済的なメリットも多いので気になるという方はぜひ検討してみてください。家庭のスタイルにどちらの方が合っているのか、経済的に使えるかを検討したい場合は専門の業者に相談してみるのもオススメですよ。

2019-06-11

日本の入浴文化を支えた銭湯の歴史

「銭湯」は古くから人々の生活に浸透し、日本で広く愛されてきた入浴文化です。
銭湯は時代に合わせて姿を変えて現在でも多くの人々に親しまれていますが、最初に登場した時代はいつごろなのかご存知でしょうか?

今回は、日本の代表的な入浴文化である銭湯の歴史についてご紹介します。

銭湯の始まりは平安時代?

日本で入浴文化が浸透したのは、寺院が仏教の布教を目的として無料で入浴できるサービスを始めたことがきっかけとされています。
ただし、それはあくまで布教するという目的があってのことで、現在のようにお金をもらってお風呂を使用させる商売としての形式とは異なります。

決まった料金を支払って利用できる大衆浴場としての銭湯の記録は、『今昔物語』の中にある記載が一番古いものだろうといわれています。
『今昔物語』が書かれたのは11世紀の末から12世紀ごろですので、少なくとも平安時代には銭湯があったと考えられますね。

また、鎌倉時代の文献には「湯銭」という言葉が登場しており、このころには銭湯の文化が確立していたと見られています。

銭湯が発展したのは江戸時代

平安・鎌倉時代から存在していた銭湯ですが、日常的に使われる施設として最も発展したのは江戸時代のことです。
文献で確認できる江戸の町における銭湯文化は、1591年に現在の東京都千代田区に建てられた「せんとう風呂」というお店が発祥なのだそうです。

このお店が江戸に住む人々に好評を博し、ほかにもどんどん銭湯が作られていくきっかけになったとされています。
それから10年ほど経つころには、江戸では町ごとにひとつは銭湯があったというのですから、どれほど人気だったかがわかります。

さらに時代を下って1810年ごろになると、江戸全体で銭湯の数は500軒以上あったのだとか。このころには銭湯の利用が誰にとっても日常であったことがうかがえますね。

江戸時代の銭湯は混浴が一般的だった?!

江戸時代の銭湯は混浴が一般的だった?!
江戸時代の銭湯は関西ほど混浴の場所は多くなかったものの、混浴のお風呂が人気だったようです。

経営者側の視点でも、お風呂の設備がひとつで済むことからコストが安いというメリットがありました。
とはいえ、やはり風紀が乱れるということで幕府から混浴禁止令が出されたこともありましたが、守られることはほぼなかったといわれています。

そもそも江戸時代の銭湯は湯気を閉じ込めるために入り口も低く作られ、窓もない暗い部屋でしたので、混浴であってもさほど気になるものではなかったのかもしれません。

しかし、明治時代になると西洋の常識と照らし合わせて混浴は本格的に禁じられ、部屋の作りもより明るく開放的なものになりました。
こうして現在の銭湯に近い構造となったのは、実は意外にも明治以降のことなのです。

まとめ

海外では類を見ないほど古くから人々に入浴文化が浸透していた日本。
それを支えてきたのは、時代に合わせて姿や様式を変えながらも愛されてきた銭湯の存在だったのかもしれません。

今回ご紹介した銭湯の歴史に思いを馳せながら、ゆっくり銭湯のお風呂につかってみてはいかがでしょうか?

Category

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

知る・学ぶ

今まで知らなかった給湯器にやお風呂に関する豆知識やタメになる情報をご紹介しています。

健康・生活

給湯器とお風呂の使い方で、健康や生活に役に立つ情報をご紹介しています。

ECO・節約

お得に給湯器やお風呂を使う方法や、エコになる情報をご紹介しています。

TOP