お風呂
ユニットバス選びの参考に! 各メーカーの特徴を知ろう
ユニットバスは各メーカーによって機能やデザイン性などに違いがあり、それぞれ強みがあります。
そのためユニットバスを購入する際は、なにを求めるかによって選ぶポイントが異なりますので、環境やライフスタイルに合わせて相性がよいメーカーの機種を選ぶことが大切です。
今回はメーカーごとのユニットバスの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
床がやわらかくて心地よい?! TOTOのユニットバス
キッチンやトイレなど、お風呂以外の水回りにも強いメーカーとして知られるTOTO。
そんなTOTOのユニットバスの一番の特徴は、「ほっカラリ床」という独自の床です。
お風呂の床といえば固いのが普通ですが、TOTOの「ほっカラリ床」は内側にクッションが入っておりやわらかいのが特徴です。
浴室内を歩いたり立ったりするのはもちろん、床に直に座っても心地よさを感じるほどです。
さらに、心地よいだけではなく物を落としたときに衝撃を吸収するというメリットもあります。物を落としても破損しにくくなりますし、落としたときの音も響きにくい効果があります。
また、断熱性も高く床が乾きやすくて滑りにくいなどの特徴があるので、特に子供やお年寄りに対して安全性が高い床といえるでしょう。
デザイン性の高さが人気?! リクシルのユニットバス
リクシルのユニットバスは、機能性もさることながらデザイン性の高さから人気を集めています。
部材やオプションの組み合わせもバリエーションが豊富で、見た目にもこだわりたいという女性からの支持が厚いメーカーです。
さらに、特許を取得している「くるりんポイ排水口」は、掃除しやすいのが特徴です。お湯を抜くときの水流を使って排水口に溜まった髪の毛などのゴミをひとまとめにして取りやすくするほかに、汚れもつきにくい材質で作られています。
上質なホーローを使ったタカラスタンダードのユニットバス
ホーローという上質な素材を使ったものづくりで有名なタカラスタンダード。ユニットバスでも同様に壁材などでホーローが使われています。
ホーローの壁はマグネットが使えるのが特徴で、マグネットタイプのフックなどで収納スペースを作るのにも便利です。
さらに、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」では、2.5㎝刻みでオーダーメイドが可能なのでスペースを最大限に活かして広々したお風呂にしたいという方にオススメです。
また、大きな地震にも耐えられる「耐震システムバス」が人気です。安定感のあるフレーム架台で震度6強ほどの地震にも耐えられます。
美容効果が高い?! パナソニックのユニットバス
家電メーカーとしての印象が強いパナソニックのユニットバスは、ほかのメーカーにはない美容効果が期待できる機能が特徴的です。
例えば、「酸素美泡湯」というオプションは酸素を含むミクロの泡がぬるめのお湯でもしっかりと体を温めてくれますし、お湯がまろやかになって入浴後のお肌がつるつるになる効果があるのだとか。美容にこだわる女性には嬉しいポイントですね。
人造大理石製?! トクラスのユニットバス
ピアノが有名なヤマハの住設会社であり、人造大理石製の「うつくし浴槽」が魅力のトクラス。このトクラスのユニットバスは、名前の通りの美しさとスマートな質感がデザインにこだわる人から高く評価されています。
さらに、見た目だけではなく熱や薬品に強く、清掃性が高いのも特徴。長く使える上質なユニットバスです。
まとめ
ユニットバスのメーカーごとに各社それぞれの特徴についてご紹介いたしました。
ユニットバスを購入する際はどんな機能を求めているのかしっかりと相談し、ライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。
お風呂をより快適なリラックス空間にするために最適なユニットバスを選びましょう!
日本と海外(外国人)の温泉文化はどう違う?
世界的に見ても温泉が多い国である日本。
全国各地に温泉街や温泉旅館がたくさんあり、週末や長期休暇を利用して旅行に行くという方も多いと思います。
一方、ほかの国で温泉はどのように親しまれているのでしょうか? 今回は、日本と海外(外国人)の温泉文化の違いについてご紹介いたします。
日本人に古くから親しまれている温泉
「温泉」とは、温泉法に定められた自然発生のガスやお湯のことを指し、人工的に水を沸かすことによって作るお湯とは区別されています。
日本では、温泉というと入浴して疲労回復などの健康効果を得るほか、旅行先などで入る「贅沢なお風呂」というイメージが強いですよね。
温泉は、もともと旅の途中に立ち寄る宿で湯に浸かり、疲労を癒やすところから始まりましたが、現在では温泉旅館に泊まること自体を目的にした旅が定番となっています。近年は、国内外を問わず多くの観光客が日本の温泉旅館文化に親しんでいます。
また、温泉街では、一般的な銭湯のお湯にも温泉が使われているところもあり、日常的に入れる温泉として地元の人々にも愛されています。
こうして日本では古くから温泉文化が浸透し、老若男女問わず親しまれてきました。
日本とは違う? 海外の温泉文化
海外では、温泉が湧く場所が観光地として親しまれている点は日本と共通していますが、日本とは違う形で温泉を楽しんでいる国が多く見られます。
特に欧米諸国においては、温泉はアウトドアで楽しむレジャーという考えが基本です。
自然の中で楽しむのが基本なので、温度が適切であれば湧いたお湯が貯まっている自然の状態を極力生かし、なるべく手を加えない状態で温泉に入るのが一般的です。日本で考えるお風呂というよりは池に近いものとして考えられているようです。
また、きちんと施設を作った上で温泉を使う場合でも、日本のようにゆったり浸かるというよりは水浴びをするという感覚が強く、プールのような形になることがほとんどです。
西洋人の水泳好きは日本人の温泉好きと同じくらい多いのだとか。温泉に入浴するのとはまた別の文化、別の楽しみ方だということがよくわかりますね。
海外では温泉はプール感覚?!
海外の温泉は温度が低いところも多く、ぬるま湯やほぼ水のような温度なこともあります。
ぬるいお湯や水をそのまま使うことを考えると、お風呂に入るというよりはプールで泳いだり水浴びを楽しむニュアンスが強いのも頷けます。
また、日本では基本的に裸で温泉に入り、タオルもお湯につけてはいけないとされていますが、海外では水着で入る習慣があります。
キリスト教的な観点から水着で入るのが基本とされたといわれていますが、プールのような感覚と考えると確かに水着の方がよい気もしますね。混浴であればなおさらです。
このように海外と日本の温泉文化の違いは、異なる環境や宗教などが影響しているのかもしれませんね。
まとめ
海外の温泉文化についてご紹介しました。
海外では、温泉はお風呂というよりプール感覚で親しまれていることに驚かれたのではないでしょうか?
旅館でゆっくりと温泉に浸かってリラックスするのもよいですが、海外のように水着を着ておもいっきり楽しむのも魅力的です。
海外旅行の際は、ぜひ現地の温泉にも訪れてみてくださいね。
春や夏など暖かい季節も湯船に入るべき?
冬の寒い時期は湯船にしっかり浸かって温まるという方でも、気温が上がる春や夏はついシャワーで済ませてしまうという方も多いと思います。
しかし、実は暖かい季節でも湯船に入ったほうがよいことをご存知でしょうか?
今回は、春や夏の暖かい季節に入る湯船の効果についてご紹介します。
暖かい季節に入る湯船の効果とは?
まずは、春や夏の暖かい季節に入る湯船にはどんな効果があるのでしょうか?
気温が上がると起こりやすい夏バテ対策
暑い日が続くと起こりやすい夏バテ対策には、お風呂でぬるま湯に20〜30分浸かるのが効果的です。
ぬるま湯に浸かることで全身の血液循環が活発になり、汗をかくことで体内の老廃物が排出されます。
すると、体がだるく、食欲がなくなったりするなどの夏バテの症状を和らげることができます。
エアコンによる冷え性対策
毎晩しっかり湯船に浸かると、エアコンによる冷え性防止にも効果があります。
夏はもちろんですが、春でも気温が高い日はエアコンを入れた部屋で長時間過ごすこともあるかと思います。
しかし、エアコンの風にあたっていると血行が悪くなって冷え性の原因になることがありますので、暖かくても湯船にはしっかり入って対策しましょう。
睡眠前に湯船に浸かるとよく眠れる
気温が上がると外で過ごすイベントも多くなりますが、強い日差しに当たっていると体に疲れが溜まりやすくなるため、しっかりと睡眠をとることが大切です。
寝る前に湯船に浸かると眠りやすい状態になるだけでなく、リラックス効果が得られて質のよい睡眠をとることができます。
なお入浴は就寝直前ではなく、2時間くらい前に済ませておくのがオススメです。
このように、春や夏の暖かい季節でも入浴はさまざまな効果が得られますので、シャワーだけで済まさずにしっかりと湯船に入りましょう。
暖かい季節にオススメの入浴剤と入浴方法
暖かい季節でも、湯船に入るとさまざまな効果が得られることが分かりました。
ここでは、入浴の効果をさらに上げるオススメの入浴剤や入浴方法、注意点をご紹介します。
暑いときは清涼感のある入浴剤を
気温が上がる時期は暑くて湯船に入りたくないという方には、清涼感のある入浴剤がオススメです。
主にメントール系の成分が配合された入浴剤は、お風呂から出たあとに体がひんやりとして涼しく感じる効果が得られますので、暑い日でも快適に過ごせます。
また、ハッカ油(精油)を1〜2滴湯船にたらすだけでも、お風呂上がりにスーッとした清涼感を感じられるのでオススメです。
ぬるめのお湯でゆっくり半身浴
暑い日は湯船に無理して肩まで浸からず、ぬるめのお湯にみぞおちくらいまでゆっくりと浸かる半身浴もオススメです。
湯船に肩まで浸かるのに比べて暑さを感じにくいだけでなく、半身浴でも体内の血行をよくしたり、リラックスさせる効果が十分に得られます。
入浴前後は水分補給をしっかりと
気温が高い時期は、汗をかく量も増えて体内の水分が不足しがちです。水分が不足した状態で湯船に浸かってしまうと脱水症状になる危険がありますので、入浴の前後は必ず水分補給をしましょう。
まとめ
春や夏の暖かい季節に入る湯船の効果をご紹介いたしました。
夏バテや、日差しによる疲労対策には食事や運動と同様に入浴も大切なことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
湯船に浸かる前後はしっかりと水分を補給してから、暑い1日の疲れを癒すリラックスタイムを過ごしてくださいね。
毎日のお風呂やシャワーにかかる水道料金やガス代などのコストを節約しよう!
入浴は1日の疲れを癒し、汚れを洗い流す大切な習慣ですが、毎日のお風呂やシャワーにかかる水道料金やガス代などのコストも無視できません。
できれば、少しでも節約したいと思っている人が大半だと思います。
そこで今回は、簡単にできるお風呂の節約術についてご紹介いたします。
節約術その1:浴槽に張ったお湯を有効活用しよう
お風呂を沸かして入浴するときは、できるだけシャワーを使わず湯船のお湯を使うようにしましょう。
最初は慣れないかもしれませんが、身体を洗ったあとは洗面器で流すだけで十分に泡を流すことができます。
ただし、前日に使ったお湯を追い炊きして利用する場合は雑菌が繁殖していることがありますので、お湯を張り替えたタイミングでの使用をオススメします。
節約術その2:節水シャワーヘッドを使ってみよう
シャワーをできるだけ節水したいという方は、節水用のシャワーヘッドを使うのがオススメです。
通常のシャワーヘッドは1分間で約12リットルもの水を消費してしまいますが、節水用のシャワーヘッドを使用すれば水圧を変えずに水量をかなり減らせますので、ストレスなく水道代を抑えることができます。
お湯が出る量を通常より半分近く減らせるシャワーヘッドも販売されていますので、自宅のシャワーヘッドに取り付けられる商品をぜひチェックしてみてください。
節約術その3:半身浴で水とガスを節約できる!
半身浴は身体の下半分だけぬるいお湯につかるという入浴方法で美容や健康によいとされていますが、お風呂にかかるコスト削減にも効果があります。
半身浴ならお湯の量も少なくて済みますし、温度もぬるめの設定で十分なため、水もガスも一度に節約できます。
冬場の半身浴は身体が冷えて風邪を引かないように注意し、寒さが苦手だという方は春先や夏に挑戦してみましょう。
節約術その4:給湯器の設定温度を少しだけ下げてみよう
お風呂に入るとき、給湯器の設定温度をつい高くしてしまっているという方は多いのではないでしょうか?
冬場は寒いので設定温度を高めにしてしまいがちですが、可能であれば少し下げてみましょう。温度を1度下げるだけでもガス代の節約につながります。
また、給湯器の追い焚き機能をできるだけ使わないようにしたり、就寝時は給湯器の電源を切っておくのも効果的です。
このように、給湯器の使い方を少し工夫するだけでガス代を抑えることができますので、日頃から心掛けておきましょう。
まとめ
お風呂の簡単節約術をご紹介いたしました。
お風呂の水道料金やガス代は、家族の人数が多いほど日頃から節約に気を配るだけで毎月かかる料金にかなり差が出ます。
今回ご紹介した方法はどれもすぐに始められますので、ぜひ実践してお風呂にかかるコストを節約しましょう。
お風呂掃除を楽に行なう方法や最適なタイミングとは?
お風呂に入って心身の疲れを癒すために、バスルームはいつも綺麗な状態に保っておきたいですよね。
一方で、家事の中でも特に重労働なお風呂掃除はできるだけ簡単に済ませたいという方も多いのではないでしょうか?
今回は、日々のお風呂掃除を少しだけ簡単にできる方法や最適なタイミングをご紹介いたします。
入浴後にお風呂を掃除してみよう
日々のお風呂掃除を簡単にするために重要なのは、掃除をするタイミングです。
お風呂掃除にオススメのタイミングは、ズバリ入浴後です。
使用した直後のバスルームは蒸気や水分で汚れが浮いていて、普段の状態と比べて汚れがずっと落としやすく、掃除するには実は最適なタイミングなのです。
力を入れなくても、お風呂用の洗剤とスポンジで軽くこするだけで十分綺麗になります。
さらに、余裕があるときは壁や鏡、浴槽などに残った水滴を拭いておくようにすれば、水垢やカビの防止になり綺麗な状態を保つことができます。
入浴後の掃除で生活にゆとりを
入浴後に掃除をするのは一見面倒に思えますが、お風呂の準備をする前や、夕食の準備などと重なる時間帯に慌てて掃除をするよりも、時間的にも気持ち的にも余裕が生まれますよね。
さらに、お風呂に入る時間を一日の最後にしてしまえばほかの家事を気にすることなく掃除ができますし、翌日に慌ただしく掃除することもなく、すぐお風呂の支度がはじめられて生活にもゆとりが生まれます。
あらかじめお風呂を掃除しておくことで生活にゆとりが生まれると、体も心もよりリラックスして入浴できますのでオススメです。
バスルームに置く物の数を減らしてみよう
お風呂を掃除するとき、石鹸やシャンプーボトル、バスアイテムなどをいちいち動かすのが面倒だと思っている方は多いのではないでしょうか?
そんな方は思い切って浴槽に置く物を必要最低限にしてみましょう。これだけで掃除をするハードルがぐっと下がりますよ。
また、浴室に物を置くとカビや水垢の原因にもなりやすいので、物が減ればそれだけ綺麗な状態を保ちやすくなるというメリットもあります。
逆に、お風呂用洗剤やスポンジなどの掃除道具はいつでも手に取れる場所に置いておくのがオススメです。
最初から浴室内にあれば、気になるところをすぐにお掃除できて便利です。
今回ご紹介したようなちょっとした工夫で、お風呂掃除の手間はかなり減らすことができます。
お風呂掃除が面倒だという方はぜひ一度試してみてくださいね。
西洋風インテリアが人気?! 置き型バスタブ(浴槽)について
日本では、お風呂に入ったとき湯船にゆっくりと浸かる習慣がありますが、実は世界的には珍しい習慣であることをご存知でしょうか?
洋画や海外ドラマを見る方にはおなじみかもしれませんが、西洋では入浴はシャワーで済ませたり、バスタブ(浴槽)もお湯をためて浸かる目的ではなく、体を洗うために使われることが多いです。
また、使われているバスタブも日本とは異なり、西洋は「置き型バスタブ」と呼ばれているタイプが主流です。
近年、この西洋式の置き型バスタブがインテリアとして日本でも注目されています。今回は、置き型バスタブの魅力についてご紹介いたします。
西洋風の雰囲気がオシャレ! 置き型バスタブを使ったバスルーム
日本では、お風呂の床とバスタブが一体となっているユニットバスが広く浸透しています。
一方、西洋ではバスルームに浴槽を置くタイプの置き型バスタブが主流です。
旅行に出かけて海外のホテルで宿泊した経験のある方は、置き型バスタブを使ったオシャレなバスルームのインテリアコーディネートや、開放的な雰囲気などを体感したことがあるのではないでしょうか。
西洋風のインテリアコーディネートに憧れている方はもちろん、人とはちょっと違ったデザインが好きな方には置き型バスタブがオススメです。
置き型バスタブはインテリアコーディネートの幅が広がる!
日本の入浴スタイルは、体を洗うのはバスタブの外というのが普通ですよね。
一方、西洋ではバスタブの中で体を洗うのが一般的で、多少の水が跳ねることはありますが、日本のようにバスルームの床全体が濡れるということにはなりません。
そのため、西洋風のバスルームは物を持ち込んでも濡れるリスクが低く、部屋の中に色々な物を置くことができます。
バスルームでのんびり過ごしたい、好きなものを集めてリラックスできる空間にしたいという方にとっては、インテリアコーディネートの幅が広がる置き型バスタブはオススメの選択肢です。
置き型バスタブで日本式の入浴スタイルが選択できる?
置き型バスタブであっても、日本式の入浴スタイルを選択することは可能です。
置き型バスタブは、通常バスタブの排水口が排水管と繋がっていて直接排水する作りになっており、バスルームの床には排水口がありません。
しかし、洗い場を通じて排水する仕様に変更することで、置き型バスタブでも日本式のバスルームと同じようにバスタブにお湯を溜めて、バスタブの外で体を洗うことができます。
ただし、この場合はお風呂の床全体が濡れることになります。
さらに、バスタブの下も濡れるため、定期的なお掃除に加えてバスタブを動かして掃除するためのスペースを確保しておくことが大切です。
これらの点に注意すれば、置き型バスタブのある西洋風のおしゃれなバスルームでありながらも日本式のスタイルで入浴できます。
まとめ
日本と西洋で主流のバスタブの違いは、入浴スタイルの違いが大きく関係していることが分かりました。
置き型バスタブのあるバスルームにリフォームする際は、入浴方法の面もよく考えてから行なうことが大切ですが、日本式のままの入浴方法でおしゃれなバスタブにリフォームすることも可能です。
インテリアとしてもおしゃれな西洋風の置き型バスタブを導入して、自分だけのリラックス空間を作ってみてはいかがでしょうか?
お風呂でよくあるトラブルとその原因(シャワーの水圧が弱い・浴槽のお湯だけ出ない)
私たちの生活に欠かせないお風呂は、頻繁に使う分トラブルが起こりやすい場所でもあります。
そんなお風呂を日頃から快適に使うポイントは、トラブルが起こったときにすぐ対応できるように注意事項を事前に把握しておくことです。
今回は「シャワーの水圧が弱い」「浴槽のお湯が出ない」というお風呂でよくある2つのトラブルについて考えられる原因をご紹介いたします。
シャワーの水圧が弱い
まずは、シャワーの水圧が弱くなる原因と対策を見ていきましょう。
お湯を出すときだけシャワーの水圧が弱い場合
水を出すときの水圧は問題ないのに、お湯を出す時だけ水圧が弱くなるトラブルは給湯器が原因の場合があります。
給湯器は一度に供給できるお湯の量に限度があり、その量を超えてお湯を使おうとすると水圧が下がってしまうためです。
そのため、シャワーと同時にキッチンや洗面所の蛇口からお湯を出して使っていると双方に割けるお湯の量が減り、水圧が下がってしまうのです。
お湯がちゃんと出ないときには、家庭内の別の場所でお湯を使っていないか確認してみましょう。
また、家族がお風呂を使っている時はなるべくお湯を使わないなど家庭内でルールを決めてみてもいいかもしれません。
冬場はお湯の供給が遅くなることも
冬場は冷たい水を給湯器が温めるのに時間がかかるため、一時的にお湯の供給が間に合わなくなり水圧が下がることがあります。
この場合、時間が経ってお湯が用意できればすぐに元に戻るので、しばらく水を出し続けて待ってみてください。
これらのケースは給湯器そのものの故障ではないので、使い方に注意すれば問題ありません。
一方、ほかの場所でお湯を使っておらず、十分な時間も経っているのに水圧が戻らない場合は給湯器の故障が考えられますので、メーカーなどに問い合わせてみましょう。
水を出すときもシャワーの水圧が弱い場合
お湯だけでなく水を出すときも水圧が弱い場合は、主に蛇口のネジのゆるみ・漏水・フィルターの目詰まりなどシャワー本体の不具合が考えられます。
これらは自分でもチェックできますので、おかしいところはないか一度確かめてみてください。
それ以外の原因には水栓側のトラブルが考えられますので、専門の業者に連絡して調べてもらいましょう。
浴槽のお湯が出ない
次に、浴槽のお湯が出ない原因と対策を見ていきましょう。
給湯器に関するトラブル
お風呂のお湯が出ないときは、まず給湯器におかしいところがないかチェックしましょう。
給湯器の電源がちゃんと入っているかなどの基本的なところから始まり、エラーなどが起きていないかを確かめます。
取扱説明書があれば、見ながら再起動などをしてみると直ることがあります。
蛇口や風呂釜の故障が原因のことも
給湯器に問題がなさそうなときには、蛇口や風呂釜の故障が考えられます。
台所など別の場所の蛇口からお湯が出る場合はお風呂のみのトラブルですが、全ての蛇口からお湯が出ないとなれば水道管そのものに原因があると考えられますので水道会社などに確認してみましょう。
原因がわからない場合は業者へ連絡を
お風呂のお湯が出ない原因のよくあるトラブル以外にも、年月の経過による劣化など素人には分かりにくいトラブルが原因となっていることもあります。
給湯器や蛇口などを確認してもおかしいところが見当たらなかった場合には、専門の業者へ連絡しましょう。
お風呂でよくあるトラブルについてご紹介いたしました。
今回ご紹介した2つのトラブルには簡単に解決できるものもありますが、故障や劣化が原因となって素人では解決できないものもあります。
トラブルが起きたら、まずは注意すべきポイントを確認して、少しでも「おかしいな?」と思ったときはすぐに業者に相談してみましょう。
介護がしやすいお風呂にリフォームするポイント
日々の入浴を心や体を癒すリラックスタイムと捉えている方も多いのではないでしょうか?
「命の洗濯」とも呼ばれるお風呂ですから、誰しも快適に入浴したいもの。
ご家族に介護が必要な方がいる場合も、ストレスなく入浴してもらいたいですよね。また、介護をする側にとってもスムーズにお手伝いできるようなお風呂が理想的です。
今回は、介護がしやすいお風呂へリフォームするにはどんな点に気を配るべきかご紹介します。
入浴時の注意点
まずは、入浴時の注意点を確認しておきましょう。
転倒に注意
誰しも一度はお風呂の床で滑ってしまった経験があるのではないでしょうか。
お風呂の床はとても滑りやすいため、転倒しないように注意が必要です。
濡れている床はもちろんですが、泡が流しきれていないとさらに滑りやすくなるので気を付けましょう。
ヒートショック
ヒートショックとは急激な温度変化により血圧が大きく変動し、体に負担がかかる健康被害のことで、最悪の場合は死に至ることもあります。
特に冬場は脱衣所や浴室が冷え込むため、熱い湯が張られたお風呂に急に入るとヒートショックを起こしてしまう危険が高まります。
ヒートショックを防ぐには、事前に浴室や体をあたためておくなどの対策が必要です。
適切なリフォームで介護しやすいお風呂へ
介護しやすいお風呂とは、バリアフリーであることはもちろんのこと、入浴される方の身体的状況に応じた工夫や利便性を高めたお風呂のことを指します。
リフォームする前に、まずは実際に利用する方の健康状態や現在の状況、今後予想されることなどをチェックしておきましょう。
ここではリフォームする際、特に気を配りたい点をまとめました。
浴室への移動・出入り
足元が不安な場合は浴室の段差をできるだけなくすのはもちろん、間口を広げて車椅子などでも入りやすくしたり、扉を引き戸にしたりといった工夫が大切です。
また、床の滑り止め施工や、手すりを設置すると安心です。
脱衣所・浴室の温度管理
急激な温度変化によって起こるヒートショックを防ぐためには、脱衣所や浴室をあたためておくことが大切です。
浴室暖房乾燥機などを取り入れ、入浴する前に脱衣所や浴室との温度差を減らしましょう。
浴槽の高さ
浴槽の縁が高いと、足が不自由な方が入浴の際に浴槽を跨ぐときや、もしくは介護者が体を支えて入浴させるときに大きな負担となります。
そうした状況が予想される場合は、浴槽を縁の低いものへリフォームしたり縦型の手すりを用意するなど、体を支える補助となるものを取り付けることをおすすめします。
介護のための浴室リフォームは、申請すれば各自治体から介護保険が支給されることがあります。
こうした制度も賢く利用して、介護しやすい快適なお風呂へのリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。