お風呂

2019-12-25

地震や台風などの災害時対策でお風呂に水を溜める注意点とは?

地震発生時や大型台風の接近に備えて、日頃から災害時の対策を意識しておくことは大切ですが、なかでも飲料水や生活用水の確保は重要です。
そのため、災害時にはよくお風呂に水を溜めておくという対策を考えている方がいらっしゃいますが、メリットのほかにもいくつか注意点があることをご存知でしょうか?

そこで、今回は災害対策でお風呂に水を溜める注意点についてご紹介します。

生活用水として再利用? お風呂に水を溜めるメリット

まずは、お風呂に水を溜めるメリットをみていきましょう。
大きな地震が発生した場合は、電気やガスだけでなく水道のライフラインが止まってしまう恐れがあります。
水が出なくなってしまうと、飲み水はもちろん生活用水も使用できなくなり、洗濯や洗い物に影響が出るだけでなくトイレも水で流せなくなってしまうため、不自由な生活を余儀なくされます。

しかし、災害時に残っていたお風呂のお湯を使ったり、水道が止まってしまう前に水を浴槽に溜めておくことで、ライフラインがストップしてしまっても生活用水として利用することができます。
そのため地震発生時や、大型台風の接近で大きな被害が予想されるときはお風呂に水を溜めておき、さらにペットボトルや鍋、やかんなどにも溜めておくことが大切です。

また、お風呂の残り湯を普段から活用する方法についても、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(お風呂の残り湯を上手に活用しよう)

お風呂に水を溜める注意点も確認しておこう!

お風呂に水を溜める注意点
地震発生時や、大型台風が接近しているときはお風呂に水を溜めておくと、万が一水道が止まっても生活用水が確保しておける一方で、いくつか注意点があります。

小さなお子さんがいるご家庭は要注意?!

小さなお子さんがいるご家庭では、浴槽への転落などによる不慮の事故を防ぐためにもなるべくお風呂の水は溜めないようにしましょう。災害時にやむをえずお風呂に水を溜める場合は十分に注意してください。
また、なるべくお風呂に溜める水は少量にしておき、ペットボトルなどを多く用意して備えるようにしましょう。

お風呂の残り湯は雑菌だらけ?

お風呂の残り湯は、実は一晩置いておくだけで細菌が数千倍に増えるといわれています。人がお風呂に入ったあとに残った垢や皮脂などによるものですが、災害時には飲料水としては使わずにトイレを流すなどの生活用水として利用することをオススメします。また、細菌が増加した状態のお湯を使った洗濯にも注意が必要です。

マンションなどの集合住宅では注意!

マンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、お風呂に水を溜めるのは注意が必要です。地震によって排水管が損傷する恐れがあり、トイレを残り湯で流そうとすると上層階から下に水が漏れてしまうことがあるためです。また、マンションだけでなく一戸建ての場合でも2階や3階からトイレを流すときは注意が必要です。
このようにお風呂に水を溜めても、生活用水を排水することが難しくなるとかえって処理に困る恐れがありますので注意しましょう。

そのほかにも、長期間お風呂に水を溜めたままだとカビが発生しやすくなる原因にもなるため、なるべく窓を開けて換気しておくことが大切です。

災害対策でお風呂に水を溜める注意点についてご紹介しました。
災害時に水を浴槽に溜めておくと生活用水として利用できて便利ですが、小さな子どもがいる場合や、マンションに住んでいるなど環境によってはオススメできないこともありますので、各ご家庭の状況に合わせた対策を行なうようにしてくださいね。

2019-12-20

自宅のお風呂と銭湯でかかる1回の光熱費やガス代などのコスト(値段)の違いとは?

銭湯は昔から多くの人々から親しまれていますが、今はほとんどの家庭にお風呂が備えつけてある時代でもあります。
毎日自宅でお湯を沸かしてお風呂に入るのと銭湯を利用するのでは、かかるコスト(値段)は自宅の方がお得ですが実際にはどれくらい料金に違いがあるのかご存知でしょうか?

そこで今回は、自宅のお風呂と銭湯でかかる1回の光熱費やガス代などのコスト(値段)の違いについてご紹介します。

銭湯の料金はいくらくらいするの?

銭湯に入るのにかかる料金は各都道府県ごとに決められており、地域によって異なります。
そのため、今回は東京都に住んでいる場合を条件として自宅のお風呂にかかるコストとの違いを見ていきましょう。

まず、東京都の銭湯の料金は上限額が大人460円、小学生以上中学生未満は180円、小学生未満は80円となっていますので、例えばお父さんとお母さん、小学生のお子さん一人という家族であれば、全員合わせて一日分の入浴で1,100円ほどかかることになります。

これを踏まえて、自宅で入浴するときのコストとの違いを考えてみましょう。また、お住まいのエリアでは自宅での入浴にかかるコストとどれくらいの差があるのか調べるときにもぜひ参考にしてみてくださいね。

自宅で入浴するときのコスト

自宅で入浴するときにかかるコストは、水道代のほかにはガス代がかかりますよね。
お風呂を沸かすガスには、一般的にプロパンガスと都市ガスの2種類あり、プロパンガスは少しコストが高めなのに対し、一方の都市ガスはリーズナブルなのが特徴です。
ここでは、プロパンガスと都市ガスにかかるコストをそれぞれ見ていきましょう。

プロパンガスを使用している場合

プロパンガスを使っている家庭でお風呂に入るときにかかるコストを調べるには、浴槽にお湯を張るためにかかる料金を計算します。
関東エリアのプロパンガスの平均価格相場が1㎥につき単価が491円となっており、それをもとに計算すると1回お風呂を沸かすのに一般的におよそ132円かかるとされています。
さらに、シャワーを使うのにかかるガス代は一人当たり約34円が平均となっており、家族の人数にもよりますが全員合わせてもコストは数百円ほどとなります。

都市ガスを使用している場合

プロパンガスよりリーズナブルな都市ガスを使っている場合、かかるコストはさらに下がります。お風呂を1回沸かすのにかかるガス代は一般的に約84円、シャワーは一人当たり約22円となっており、一人がお風呂に入るのにかかるコストはおよそ100円くらいとなります。そのため家族が多くても、やはり数百円程度しかコストがかからないことになります。

さらに、ガス代のほかシャワーなどで使う水道代を加えても増える料金は1回で一人当たり数十円ほどです。
また、一般家庭でよく見られる200リットルほどの湯量のお風呂にかかる水道料金は1回50円ほどですので、ガス代に水道代を加えても銭湯と比べればかなりお得であることが分かります。

まとめ

まとめ
自宅のお風呂と銭湯でかかるコストの違いについてご紹介しました。
お父さんとお母さん、小学生のお子さん一人という家族で1回の入浴にかかるコストを計算すると東京の銭湯では1,100円ほどかかりますが、自宅でお湯を沸かしてお風呂に入る場合は数百円のコストしかかからず、節約という面ではやはり自宅の方がお得だということがお分かりいただけたことと思います。

とはいえ、銭湯にもお風呂の広さや種類の豊富さなど魅力がたくさんありますので、たまには足を運んで日頃の疲れを癒してみるのもよいかもしれませんね。

2019-11-21

お風呂のお得なリフォームは「エコ」がポイント?!

長年使い続けたお風呂の劣化や、家庭環境の変化によってお風呂のリフォームをしたいと考えている人も多いと思います。
リフォームを検討する際は機能や設備はもちろん、いかにお得にリフォームできるかも大事ですが、その内容によっては国や自治体から助成金をもらえるケースがあることをご存知でしょうか?

そこで今回は、補助金の対象となるお風呂のリフォーム内容についてご紹介します。

お風呂のどんなリフォームなら補助金が出るのか?

自宅のリフォームには、助成の対象となり補助金が出る内容にいくつかの種類があります。浴室の場合は、省エネやエコ、防災対策などのためのリフォームが主な助成の対象となり、補助金が適用されます。

国からの補助金は、耐震や省エネに関する性能を上げるためのリフォームに対して適用されます。「長期優良住宅化リフォーム推進事業」と呼ばれるもので、対象となるとリフォーム費用の3分の1の金額を補助してもらえます。保障限度額は100万円から最大300万円で、リフォーム内容によって額が変わります。

国からのこの補助金は日本のどこに住んでいてもリフォームの内容が耐震・省エネ性能を向上させるという条件を満たしていれば適用されますが、一方で各地方自治体が行なっている助成金制度は内容や金額などにそれぞれ違いがあります。

助成金制度の対象とされることが特に多いのは、国と同様に省エネや防災対策に関するリフォーム、バリアフリー化、そして子育て世代向けに、ファミリーで暮らしやすい家にリフォームするというものです。詳細についてはお住いの地域の自治体に問い合わせて確認しましょう。

お風呂はエコ機能に関するリフォームが補助金対象になりやすい

省エネ化が期待できる内容であれば補助金の対象となることが多いお風呂のリフォーム。
具体的には、節水をはじめとした「エコ機能」を搭載している高性能の給湯器などの設備を交換・導入することなどが補助金の対象となります。ここでは、いくつかの例をみていきましょう。

浴槽を高断熱のものに交換する

断熱材を使って作られた浴槽を「高断熱浴槽」または「保温浴槽」と呼びます。断熱材のおかげで沸かしたお湯が冷めにくいため、一度沸かしたお湯が冷えて追い焚きをしなければいけないということが減り、ガスなど光熱費を削減できるのです。
現在は、新しい浴槽に交換しようとすれば意識して選ばずとも高断熱浴槽のものが多いですが、補助金を確実に受け取りたい場合には事前に仕様を確認しておきましょう。

効率のよい給湯器に交換・太陽熱利用システムの設置

熱効率が高く、ガスや電気の使用量を抑えられる給湯器に交換するというリフォームも省エネやエコに効果が期待できるため補助金の対象となります。
そして、自宅の屋根に太陽熱を集める機器を設置してお湯を作り、地上の温水タンクに溜めて使う太陽熱利用システムも補助金対象です。太陽光発電とは違い建物への負荷が少ないほか、工事も比較的簡単に済みます。

そのほかには、エコ以外にも浴室での手すりの設置などバリアフリーや介護に対応したリフォームも介護保険が適応されることがありますので、併せて検討してみてください。
介護がしやすいお風呂へのリフォームについては、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(介護がしやすいお風呂にリフォームするポイント)

まとめ

まとめ
補助金の対象となるお風呂のリフォーム内容についてご紹介しました。
お風呂を現状よりもエコに使えるようになるリフォームであれば、国や自治体から補助金が出るケースが多くみられます。
金額はまちまちではありますが、少しでもお得にリフォームできればうれしいですよね。まずは、検討しているリフォームが助成金制度の対象となるかどうか調べてみましょう!

2019-11-12

お風呂でリラックス! 至福のバスタイムのための一工夫

お風呂は命の洗濯ともいわれ、一日の疲れを癒しぐっすり眠るためには欠かせない習慣です。
もちろん、いつもどおりお風呂に入るだけでも効果がありますが、実は少しの工夫でさらなるリラックス効果が期待できることをご存知でしょうか?

今回は、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介します。

疲れの種類によってお風呂の入り方を変えてみよう!

「疲れている」と一口に言っても、具体的に身体のどこがどのように疲れているのかは人によってまちまちですよね。身体を動かして筋肉痛になってしまったのか、デスクワークなどが原因で肩が凝っているのかなど、日々さまざまな種類の疲労にさらされる可能性があります。

お風呂が疲労回復に効果的なのは、簡単にいうと身体をお湯で温めることで体温が高くなるからですが、実は温め方によっても疲労への効果が変わります。
そのため、お風呂で得られるリラックス効果を上げるためには、下記のように身体に溜まった疲れに合わせて入浴方法を変えるのがポイントです。

運動をして身体が疲れているとき

スポーツなどで身体を動かす活動をしたあとは筋肉が疲れて、痛みを感じることもあります。そんなときには39度くらいのぬるめのお湯を張り、20分ほどの入浴がオススメです。
時間をかけてゆっくりと血行をよくすることで、疲れの原因となる疲労物質がスムーズに分解される効果が期待できます。

デスクワークなどで首や肩が凝っているとき

デスクワークなどが原因となる首や肩の凝りを解消したいときには、41度ほどの熱めのお風呂がオススメです。
首までしっかりお湯に浸かることで筋肉が温められ、血行をよくして凝りを和らげます。また、入浴中に凝っている部分をマッサージするのも効果的です。

できるだけ早く眠りたいとき

仕事などで帰宅が夜遅くなってしまったときに入浴後すぐに眠れるようにしたい場合は、お湯は39度ほどのぬるめに設定しておき、入浴時間は10分程度がオススメです。ほどよく温まった体温が徐々に下がっていくときに横になるようにするとぐっすりと眠れますよ。

このように、身体の疲れに合わせて入浴方法を変えることでよりリラックス効果が得られて、快適な日々が送れるようになりますのでぜひ実践してみてください。

少しの工夫でお風呂をさらなるリラックス空間に?

少しの工夫でお風呂をさらなるリラックス空間に
ここでは上記でご紹介した入浴方法に加えて実践したい、お風呂をより快適なリラックス空間にするための一工夫を見ていきましょう。

お風呂で音楽や読書などを楽しむ

お湯に浸かっているあいだ何もせずにいるのが苦手だ、という方には音楽や読書などで時間を過ごすのがオススメです。音楽鑑賞や読書には一定のリラックス効果やストレス解消効果も見込めるので、お風呂と合わせれば効率よくリフレッシュできます。
防水仕様のスピーカーやバスタブキャディーを使えば水に濡れてしまうことを心配しないで音楽や読書を楽しめますよ。

インテリアや小物にこだわって居心地よい空間を作る

浴室のインテリアや小物も気に入ったものを選べばさらに居心地のよい空間になります。
例えば、普段はほかの部屋に置いている観葉植物などを持ち込んでボタニカルな雰囲気にしたり、アロマキャンドルを用意するなど、小物類にも気を配ればよりリラックスできる素敵なバスルームになるはずです。

お風呂で得られるリラックス効果を上げるためにオススメの方法をご紹介しました。
ちょっとした一工夫でお風呂の癒し効果はさらに高くなります。日々の疲れに悩んでいる方は今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。

2019-10-29

お風呂に欠かせない! 湯桶(風呂桶)を選ぶときのポイント

自宅のお風呂で使うさまざまなバスグッズの中でも、湯桶(風呂桶)は欠かせないグッズの一つです。洗面器としてお湯を溜めておいたり、かけ湯に使ったりと、入浴中の色々な場面で必要になりますよね。
湯桶は形やサイズ感など豊富なバリエーションのものが販売されており、どんな用途がメインなのか、家族構成などのさまざまな要素を考えてピッタリのものを選ぶとより快適に入浴が楽しめます。

そこで今回は、湯桶(風呂桶)を選ぶときのポイントについてご紹介します。

湯桶は重さと大きさで使い勝手がいいものを選ぼう!

お風呂で使う湯桶は当然、お湯や水を入れて使うのが一般的です。
しかし、桶自体は軽めでも、お湯を入れればその分だけ重くなるということは、当たり前に思えてもなかなか意識していない部分。購入前に考慮しておきたいのは、お湯や水を入れた状態での重さです。

例えば、基本的には桶を床に置いて水やお湯を溜めて使うのであれば、サイズは大きく容量もたっぷりのものがよいですよね。一方で、浴槽に沸かしてあるお湯をかけ湯として使うための桶となるとあまり大きすぎても使い勝手が悪くなってしまいます。

そのため、湯桶をかけ湯の用途にも使いたいという場合には、それ相応の小ささ、軽さが大切です。具体的には「片手で持って使える重さ・大きさ」を基準にして選ぶのがよいでしょう。
さらに、男性と女性、また大人と子供や年配の方では手の力もそれぞれに違うので、家族みんなが使うものであることを意識するのも選ぶ際のポイントとなります。

湯桶のデザインは使いやすさが大切

湯桶は大きさや重さだけでなく、手に持ったときに使いやすいデザインかどうかも大切です。
近頃は目立った縁のないスムースなデザインの桶も増えていますが、そういったタイプの桶は水切れがよいものの手で持ちにくく、同じ容量でも重く感じやすい点がネックとなることがあります。

一方で取っ手がついているタイプの湯桶は、もちろん普通の桶よりもずっと持ちやすく、力の弱い人でも使いやすいというメリットがありますが、一度に汲めるお湯の量が少ないというデメリットも。
家族構成などに合わせて使いやすいものを選びたいところですが、場合によってはどちらも揃えておいて用途によって使い分けるのもオススメです。

カビが発生しにくい湯桶を選ぼう

湯桶を選ぶときは大きさや重さ、デザインに加えて、清潔に保ちやすいかどうかというのも大事なポイントです。
お風呂は湿気が多い上に使っているあいだは温かいので、気をつけていないとカビが発生してしまいがちです。毎日のお掃除が大切ですが、できれば表面に抗菌・防カビ加工がされている桶を選ぶとさらに安心です。

また、壁に取り付けたフックに桶を吊り下げておける形のものもオススメです。水切れがよくなりますし、清潔さもさらに保ちやすくなります。見た目もすっきりするので浴室内のインテリアにこだわりたいという人にもピッタリです。

使いやすい湯桶を選んで入浴を快適に!

使いやすい湯桶を選んで入浴を快適に
湯桶を選ぶときのポイントについてご紹介しました。
快適な入浴には、使いやすい桶の存在は欠かせないもの。これまであまり深く考えず購入していたという方も、次に購入するときには今回ご紹介したポイントについて考えながら湯桶を選んでみてくださいね。

2019-10-18

家のお風呂よりも広い大浴場での入浴はなぜ「気持ち良い」のか?

江戸時代の日本では、銭湯はたくさんの人々の生活を支える施設でした。現在は、給湯器などの普及により自宅で簡単にお風呂に入れるようになりましたが、今でも多くの方が好んで銭湯や温泉に足を運んでいます。
銭湯や温泉には時々行くという方でも、大きなお風呂に入ると「家のお風呂よりも広い大浴場で入浴する方が気持ち良い」と感じるのではないでしょうか?

そこで今回は、大浴場での入浴が気持ち良く感じるのはなぜなのか、その理由についてご紹介します。

大浴場と家庭のお風呂の違いとは?

自宅で入るお風呂よりも、なぜ銭湯や温泉が気持ち良く感じる方が多いのか考えるために、まず双方の違いについて知るところから始めてみましょう。

大浴場と家庭のお風呂の違いとして、一番顕著なのがその「広さ」です。大浴場は湯船が広いのはもちろんのこと、そもそも浴室という空間としての広さも家庭のお風呂とは段違いですよね。
内装や間取りはお店によって違いますが、施設によっては一つの広い浴場の中に色々な入浴設備がありとても広い部屋になっています。

また、色々な設備があるという点も、自宅の浴室と大きく異なる点の一つです。こちらもお店によって違いますが、例えばジャグジーバスや打たせ湯、横になって入れる寝風呂など、自宅のお風呂ではなかなか味わえない設備が多くあります。こういった楽しみがあるのも銭湯や温泉のよいところですね。

大浴場の心地よさ、ポイントはやはりその「広さ」

大浴場の心地よさのポイント
銭湯や温泉では、自宅のお風呂にはない設備が楽しめるのはもちろんですが、「入浴」という行為自体が大浴場ではより一層心地よく感じるのには、やはりその広さが深く関係しています。

まず一つ目が、大浴場はのびのびと湯船に浸かれるという点です。手足を大きく広げていられるので、それだけ開放感や水に浸かっているときの浮遊感を強く感じられ、ストレス軽減やリラックスの効果も高いのだとか。

さらに、大浴場の浴槽は広さに加えて深さもあり、全身しっかりとお湯に浸かっていられることも心地よさの理由です。
湯船に浸かっていると身体に水圧がかかりますが、大きな浴槽で全身しっかりとお湯に浸かると500kg以上もの水圧がかかるそうです。実はこの水圧にはマッサージ効果があり、さらにお湯で身体が温まるため、入浴しただけでまるで軽いマッサージを受けた後のようにスッキリする効果も得られます。

銭湯や温泉の大きなお風呂でリフレッシュしよう!

銭湯や温泉の大きなお風呂と家庭のお風呂の違いや、大浴場での入浴が気持ちよく感じる理由についてご紹介しました。

現在は江戸時代のころとは違い、さまざまな機能がついた給湯器が普及して自宅でお風呂に入ることが主流となっていますが、銭湯や温泉には大浴場ならではのメリットがいくつもあります。
最近は疲れが取れない、気分をスッキリさせたいというときには、ぜひ銭湯や温泉に足を運んで大きなお風呂でリフレッシュしましょう!

2019-10-04

食前?食後? お風呂に入るオススメの時間や入浴のタイミングとは

お風呂には一日の疲れを癒し、身体をリラックスさせる効果があります。家に帰ってきたら早めに入浴し、夜はゆっくり過ごすことを習慣にしている人も多いのではないでしょうか?
帰宅したあとお風呂とご飯のどちらを先に済ませるかは人それぞれですが、実は入浴は食前と食後のタイミングや時間で健康・ダイエット・身体への効果が異なります。

そこで、今回はお風呂に入るオススメの時間やタイミングについてご紹介します。

食後すぐの入浴は身体に負担がかかることも?

仕事や学校などで忙しい日々を過ごしていると、ご飯を先に済ませて早めにお風呂に入って休みたいという方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には食後すぐの入浴はあまり身体によくないといわれています。

食後すぐの身体の中では、食べたものの消化をスムーズに進めるために血液を胃腸に集めています。
ところが入浴やシャワーにより血行がよくなると、胃腸に集めた血液が全身に回ってしまうため、胃腸の働きが低下して消化不良を起こすことがあるのです。

そのため、ご飯を先に食べてからお風呂に入る場合は、消化が落ち着く食後1〜2時間ほど経ったころをオススメします。

お風呂はご飯を食べる前に入るのがオススメ!

一方で、ご飯を食べる前にお風呂に入ると、全身に血液が回ることで胃腸の働きが鈍くなり食欲が抑えられ、空腹を感じにくくなる効果があります。
そのため、ご飯をついつい食べ過ぎてしまうという方や、ダイエット中の方は食前の入浴がオススメです。
しかし、入浴後すぐの食事は消化不良を起こす原因になることがありますので、最低30分は間を空けるようにしましょう。

さらに、食前の入浴は身体の脂肪を燃焼させやすくしてくれる効果があるといわれていますので、一日の疲れをとってリフレッシュしながらボディケアすることができます。

就寝1~2時間前の入浴もオススメ?!

就寝1~2時間前の入浴もオススメ?!
お風呂に入るオススメのタイミングについてご紹介しました。
入浴は胃腸に負担をかけやすい食後よりも食前の方が、ダイエットへの効果もあり健康によいことがお分かりいただけたことと思います。

また、お風呂に入って身体をリラックスさせたあと、夜グッスリと眠りたい方には就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメです。
就寝1時間半~2時間前の入浴がオススメな理由については、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(お風呂の温度と時間を意識すれば睡眠の質が上がる?!)

今回ご紹介した入浴の効果を参考にして、自分に合った方法で日々の疲れを癒しましょう。

2019-09-30

お風呂場に出る虫「チョウバエ」「コバエ」の発生原因と駆除対策

お風呂にゆっくり浸かっているときに、室内に虫が飛んでいるとイヤな気分になってしまいますよね。
実は、お風呂場に残った髪の毛や皮脂、カビは虫が発生する原因となってしまうことをご存知でしょうか?

そこで、今回はお風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」「コバエ」が発生する原因や駆除などの対策方法をご紹介します。

お風呂場によくいる虫?! 「チョウバエ」の発生原因

お風呂場には蚊やクモなどさまざまな虫が発生することがありますが、そのなかでもよく見られるのが「チョウバエ」です。お風呂場以外でも洗面所やトイレなどの水回りに湧くことが多く、ハートのような形をした体長1〜4mmほどのハエの一種です。

よく壁やガラスに止まっており、体に止まっても健康へ影響を与えることはありませんがお風呂に入っているときに見つけると、気味が悪くあまりよい気分がしないという方が多くいらっしゃいます。

チョウバエは主にお風呂場の排水口や排水管が発生源になっている場合が多く、この中に皮脂や髪の毛、石鹸カスなどが溜まっているとそれらが餌となって繁殖しやすい環境になってしまいます。
そのため、排水口や排水管は定期的に掃除し、できるだけ汚れを残さないようにすることが大切です。

チョウバエの駆除は入念に?!

お風呂場にチョウバエが発生し、壁に止まっているところや飛び回っているのを見つけたら、繁殖を防ぐためにもまずは駆除しなければなりません。

チョウバエは殺虫剤などを使えば簡単に駆除できますが、このとき発生源と考えられる場所にもキチンと殺虫剤を撒いたり、しっかり掃除しておくようにしましょう。
特に、排水口や排水管でチョウバエの卵や幼虫が発生していることがあるため、駆除・掃除は入念に行なってください。

また、チョウバエは熱湯や氷水に弱いため、排水口や排水管に流し込むだけでも卵と幼虫を簡単に駆除することができます。

チョウバエの発生を防ぐには?

チョウバエの発生を防ぐには?
チョウバエの発生を防ぐには、日頃からお風呂場を定期的に掃除して汚れを溜めないようにするのが最も効果的です。

2週間に1度は掃除をするだけでもチョウバエが発生しにくい環境が作れますので、忙しくてもなるべく行なうように心がけましょう。
掃除を行なう際は、チョウバエが発生しやすい排水口や排水管だけでなく、お風呂場の床や壁などの汚れもしっかり洗い流すようにしてください。

さらに、水が残っているところで幼虫が発生する場合もありますので、風呂桶は水が溜まったままにせずに、お風呂から出るときはしっかり室内の水気をとりましょう。
また、お風呂場の空気が循環しやすくなる換気扇や浴室乾燥機の使用も効果的です。

まとめ

お風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」の発生原因や対策方法をご紹介しました。

日頃からお風呂場は定期的に掃除し、お風呂上がりには残った水気をしっかりとるだけでチョウバエが発生する可能性が下がります。
また、もしもチョウバエが発生した場合は、念のため排水口や排水管にも忘れずに殺虫剤や熱湯をかけて、卵・幼虫もしっかり駆除してください。

今回ご紹介した方法をぜひ試して、お風呂場で毎日気持ちよく過ごせるようにしましょう。

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