トラブル

2020-03-31

健康リスクも! 入浴を控えた方がいいときとは?

体を温めながら心身の緊張を緩めることができる入浴。「一日のうち最もリラックスできる時間」として、毎日意識的にお湯に浸かっている方も多いのではないでしょうか。
確かに、お湯に浸かって体を温めることはリラックス効果が期待できるほか、健康維持にも効果的ですが、場合によっては入浴を控えた方がいいときもあります。

そこで、今回は入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説いたします。

入浴の体へのメリットとは?

ご存知の通り、入浴には実に様々なメリットがあります。たとえば次のようなことはよく耳にするメリットのうちの一部です。

血行促進による健康維持

お湯の熱や水圧で体内の血行が促進され、冷え性の改善や免疫力・新陳代謝のアップ、疲労回復など、体を健やかに保つ効果が期待できます。
さらにお湯の中で軽く手足を動かせば、水の抵抗力を利用した軽いエクササイズにもなります。

体が温まってリラックス効果

お風呂に入って体が温まり、血行がよくなることで心身にたまっていたストレスや緊張がほぐれ、全身にリラックス効果を与えてくれます。
また、好きな香りの入浴剤を入れたり、音楽をかけたりすることでより効率的にリラックス効果が得られます。

さまざまな美容効果も!

入浴して体内の血行が促進されることにより、むくみ解消にも期待できます。また、お湯から出る湯気で毛穴が開き、毛穴の中の汚れが落ちやすくなる効果もあります。さらに、保湿効果の高い入浴剤を使えば温まりながら全身の保湿ができます。

以上のように、入浴は毎日自宅で気軽にできる健康維持・ストレス解消法の一つであり、たくさんのメリットがあります。しかし、体調によっては体温以上の熱を与えることで健康リスクが生じてしまうこともあるのです。

こんなときは入浴を控えましょう

こんなときは入浴を控えましょう
本来、お湯で体を温めることは健康維持につながります。しかし、次のような場合は入浴を控えた方がよいでしょう。

38度以上の高熱があるとき

38度以上の高熱があり、頭がフラフラする症状があるときは入浴を控えましょう。熱があるときは体力を消耗しやすい状態になっていますが、体温以上の温度のお湯に浸かることで一層体力を消耗し、疲労が蓄積して快復を遅らせる可能性があるからです。
また、入浴はお湯の温度や入浴時間によっては疲労感を招いてしまうことがあるため、熱がないときでもこれらの点に注意しながら入浴するように心がけましょう。

なお、熱や咳、頭痛といった症状がない軽い風邪のときはお湯で体を温めて免疫力をアップさせることができるため、入浴しても問題ないといわれています。しかし、体調をしっかり見極めて、決して無理をしないように注意しましょう。

お酒を飲んだあと

飲酒後の入浴は危険なので控えましょう。アルコールは入浴とともに血行を促進させる作用がありますが、この二つの要素が重なることで血行がよくなり過ぎ、逆に脳や心臓といった臓器に十分な血液がまわらなくなってしまう恐れがあります。その結果、脳貧血や心臓発作を引き起こす可能性があるのです。
また、肝臓の血液が少なくなることで動きが鈍り、アルコールの分解が阻害されます。その上で血中のアルコールが血行促進によって体中にめぐり、さらに酔いやすくなってしまうという悪循環も。

昔から「酔い覚ましに」と飲酒後にお風呂に入ろうとする方がいますが、実はこれは逆効果かつ危険な行為なので飲酒後の入浴は控えましょう。
体をさっぱりさせたい場合はぬるめのシャワーを浴びることをおすすめします。

肌が敏感になっているとき

日焼けや寒さによる乾燥などで肌がぴりぴり、ひりひりしたりする場合は入浴を避けた方がよいでしょう。水分量が低下しているお肌をお湯につけると必要な皮脂まで落としてしまい、さらにお肌の状態が悪化してしまう可能性があるからです。
どうしても入浴したい場合は、ぬるめのお湯に5分~10分程度浸かりましょう。その際、敏感肌でも使用できる保湿力の高い入浴剤を使用すると肌に潤いを残せます。

正しく入浴してお風呂を健康維持の味方に!

入浴を控えた方がいい場合の健康リスクについて解説しました。
現在は昔に比べて各家庭にお風呂が普及したことで、いつでも気軽にお湯に浸かることができるようになり、入浴は一日の疲れを癒す身近な手段になっています。
しかし、入浴はあくまで体調に問題がないことが大前提の行為です。体調不良や怪我など、不安要素があるときは無理してお湯に入らないように心がけ、健康リスクを減らしましょう。

2019-09-30

お風呂場に出る虫「チョウバエ」「コバエ」の発生原因と駆除対策

お風呂にゆっくり浸かっているときに、室内に虫が飛んでいるとイヤな気分になってしまいますよね。
実は、お風呂場に残った髪の毛や皮脂、カビは虫が発生する原因となってしまうことをご存知でしょうか?

そこで、今回はお風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」「コバエ」が発生する原因や駆除などの対策方法をご紹介します。

お風呂場によくいる虫?! 「チョウバエ」の発生原因

お風呂場には蚊やクモなどさまざまな虫が発生することがありますが、そのなかでもよく見られるのが「チョウバエ」です。お風呂場以外でも洗面所やトイレなどの水回りに湧くことが多く、ハートのような形をした体長1〜4mmほどのハエの一種です。

よく壁やガラスに止まっており、体に止まっても健康へ影響を与えることはありませんがお風呂に入っているときに見つけると、気味が悪くあまりよい気分がしないという方が多くいらっしゃいます。

チョウバエは主にお風呂場の排水口や排水管が発生源になっている場合が多く、この中に皮脂や髪の毛、石鹸カスなどが溜まっているとそれらが餌となって繁殖しやすい環境になってしまいます。
そのため、排水口や排水管は定期的に掃除し、できるだけ汚れを残さないようにすることが大切です。

チョウバエの駆除は入念に?!

お風呂場にチョウバエが発生し、壁に止まっているところや飛び回っているのを見つけたら、繁殖を防ぐためにもまずは駆除しなければなりません。

チョウバエは殺虫剤などを使えば簡単に駆除できますが、このとき発生源と考えられる場所にもキチンと殺虫剤を撒いたり、しっかり掃除しておくようにしましょう。
特に、排水口や排水管でチョウバエの卵や幼虫が発生していることがあるため、駆除・掃除は入念に行なってください。

また、チョウバエは熱湯や氷水に弱いため、排水口や排水管に流し込むだけでも卵と幼虫を簡単に駆除することができます。

チョウバエの発生を防ぐには?

チョウバエの発生を防ぐには?
チョウバエの発生を防ぐには、日頃からお風呂場を定期的に掃除して汚れを溜めないようにするのが最も効果的です。

2週間に1度は掃除をするだけでもチョウバエが発生しにくい環境が作れますので、忙しくてもなるべく行なうように心がけましょう。
掃除を行なう際は、チョウバエが発生しやすい排水口や排水管だけでなく、お風呂場の床や壁などの汚れもしっかり洗い流すようにしてください。

さらに、水が残っているところで幼虫が発生する場合もありますので、風呂桶は水が溜まったままにせずに、お風呂から出るときはしっかり室内の水気をとりましょう。
また、お風呂場の空気が循環しやすくなる換気扇や浴室乾燥機の使用も効果的です。

まとめ

お風呂場で見かけることが多い虫、「チョウバエ」の発生原因や対策方法をご紹介しました。

日頃からお風呂場は定期的に掃除し、お風呂上がりには残った水気をしっかりとるだけでチョウバエが発生する可能性が下がります。
また、もしもチョウバエが発生した場合は、念のため排水口や排水管にも忘れずに殺虫剤や熱湯をかけて、卵・幼虫もしっかり駆除してください。

今回ご紹介した方法をぜひ試して、お風呂場で毎日気持ちよく過ごせるようにしましょう。

2019-05-30

給湯器が水漏れする原因と対処方法!

給湯器は毎日使用するご家庭が多いため、故障などのトラブルに遭遇しやすい一面もあります。その中でも、最も多いトラブルの一つが「水漏れ」です。
給湯器の水漏れは、そのまま放置していると大変危険ですので早めの対処が必要です。

今回は、給湯器が水漏れする原因や危険性、対処方法についてご紹介します。

給湯器が水漏れする原因

はじめに、給湯器が水漏れする主な原因を見ていきましょう。

給湯器内部の部品の劣化

給湯器を7〜10年ほど使い続けていると、内部の部品が次第に劣化していきます。特に「パッキン」と呼ばれるゴム製品は劣化すると破損しやすくなり、水漏れの原因となります。また、パッキンが破損していた場合はほかの箇所も既に劣化している可能性が高いため、本体ごと交換するケースが多くみられます。

整備不良

給湯器を取り付けてから間もない期間に水漏れした場合は、工事業者の作業ミスの可能性があります。通常このようなミスはあってはならないことですが、稀に給湯器の施工が甘く水漏れすることがあるそうです。
給湯器を設置して不具合が起こったときは、すぐに工事業者に連絡しましょう。

配管の凍結

冬場に最も多いのが配管の凍結による水漏れです。給湯器の中に溜まっている水が凍結して膨張し、配管を破裂させることがあります。
配管の凍結による水漏れは寒い地方で起こりやすいと思われがちですが、北国では凍結防止の対策がされている場合が多く、実はトラブルが起こりやすいのは関東地方などの比較的温かい地域です。

長期間使用していない

旅行などで給湯器を長期間使っていなかったときに水漏れが起こることがあります。放置することで給湯器内部の圧が高まってしまい、水抜き栓から水が排出されるためです。
しかし、この場合は一時的な水漏れであることがほとんどですので、一度お湯を出したあと様子を見て正常に使用できれば問題ありません。

また、点検時に水を抜くためや、寒い地方で凍結を防ぐために水抜き栓から一時的に水が出ている場合は故障ではありませんが、排水量が多く水が止まらないときは注意が必要です。

給湯器の水漏れの放置は危険?

給湯器の水漏れの放置は危険?
給湯器が何らかの原因によって水漏れしていたとき、よく正常に使えるからといってそのままにしているケースが見られますが、実は大変危険です。

給湯器が水漏れすると、内部でガスの不完全燃焼が起こることがあります。その場合は、安全装置が作動し給湯器が停止するようにできていますが油断は禁物です。
給湯器内部で不完全燃焼が起こると一酸化炭素が発生する恐れがあり、室内に充満して一酸化炭素中毒など身体に悪影響を及ぼす可能性がありますので注意が必要です。

そのほかにも、電気系統に水が入ってショートする原因になったり、マンションやアパートの場合は階下に水が流れる恐れがあります。給湯器が水漏れしていたときはすぐに対処することが大切です。

給湯器が水漏れしたらどうする?

それでは、給湯器が水漏れしていたときはどのようにして対処すればよいのでしょうか?

1.給湯器の運転を停止させる

給湯器の水漏れを発見したら、まずはすぐに運転を停止させましょう。停止方法は給湯器によって異なりますので、万が一に備えて事前に確認しておくとトラブルが起きたときに慌てずに対処できます。

2.水漏れがどこから発生しているか確認する

給湯器の運転を停止したあとは、水漏れがどこから発生しているか確認しましょう。水抜き栓から水が出ている場合は問題ないケースが多く、しばらくすると水漏れが止まり正常に使用できることがほとんどです。
一方で、水漏れが水抜き栓以外のところから発生していた場合は、給湯器内部が故障している可能性があります。

3.給水バルブを閉める

給湯器本体から大量の水が漏れていたり、配管の接続部から水が滲み出ているときは給湯器のコンセントを抜いて給水バルブを閉めましょう。
バルブを閉めると給湯器は使用できませんが、一酸化炭素の発生などのさらなるトラブルを未然に防ぐことができます。

4.専門業者に修理を依頼する

給湯器の運転を停止させ状況を確認したあとは、早めに専門業者に連絡して修理を依頼しましょう。
自分で給湯器を修理するという方もいらっしゃいますが、専門知識がない場合は水漏れを悪化させる可能性があるだけでなく、大きな事故に繋がる危険がありますので必ず業者に連絡してください。

まとめ

給湯器が水漏れする原因や対処方法についてご紹介しました。

水漏れが発生したときは、まずは給湯器の運転を停止させるなどの対応を冷静に行なうことがさらなるトラブルの防止に繋がります。
そして、給湯器の修理を自分で行なうのは危険ですので必ず専門の業者に依頼しましょう。

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