知る・学ぶ

2023-10-31

子供のお風呂嫌いはなぜ? 嫌がる理由と解決策

子供と一緒のお風呂は、苦労することも多いものです。お風呂が好きで毎日楽しく入ってくれる子なら良いのですが、なかにはお風呂が苦手で、毎日ぐずったり泣いて嫌がったりする子もいます。
そこで今回は子供がなぜお風呂を嫌がるのか、そして楽しくお風呂に入ってもらうためのアイディアについてご紹介します。

子供がお風呂を嫌がる理由とは

子供がお風呂を嫌がる理由は、それぞれ異なります。
お風呂に虫がいた経験がトラウマになっていたり、冷たい床や壁が苦手だったり、単純にお風呂に入ろうと誘うタイミングが悪かったり、イヤイヤ期がスタートしたサインであったり……たくさんの小さなことが重なって、その子供だけの「お風呂を嫌がる理由」が形成されているのです。
ここではそのなかでも、多くの子供がお風呂を嫌がる理由のひとつになり得る代表的なものをご紹介します。

遊びを中断されたくない

お風呂に入ること自体は嫌いではなくても、夢中で遊んでいるタイミングでお風呂に誘われれば、子供に限らず大人だって嫌な気分になるものです。
こちらとしては寝る時間のことも考えて声掛けをしているわけですが、お絵かきやゲームなどの遊びに夢中になっている子供からしたら邪魔が入った、と感じて不機嫌になるのも納得できます。

お風呂場の寒さ、暑さが苦手

子供は、大人以上に温度の変化に敏感です。脱衣所やお風呂場は、冬場は寒く、夏は暑くなりがち。
「寒いから嫌」「暑いから嫌」という理由でお風呂を嫌がる子も多いです。
リビングだけではなく、脱衣所やお風呂場の空調もできるだけ整え、室温を調整してあげるとお風呂を嫌がらなくなるかもしれません。
入浴後、湯冷めする感覚も子供にとっては大きなストレスとなります。冬場はしっかり室内を暖めて、急に湯冷めすることのないようケアしてあげましょう。

お風呂に入ることは楽しくない、面白くない

お風呂に入ることそのものが嫌いな子供ももちろんいます。
大人でもお風呂が好きな人とそうでもない人がいますが、大人の場合はたとえお風呂が好きではなくてもちゃんと入らなければいけないと知っているから我慢して入浴しているだけ。
素直な子供は、つまらないという気持ちに正直に行動してしまいます。
お風呂を楽しめるように工夫することで、お風呂に入るのも遊びのひとつにしてしまうのがおすすめです。

水が怖い

小さい子供の場合には、水が怖い、苦手だという思いからお風呂を嫌がるケースがあります。
たとえば顔に水がかかること、浴室に響く水音、シャワーが肌に当たる感覚など、お風呂で感じる「水」をとにかく嫌がるのです。
特にシャワーは水圧も強く、音も大きいため、怖く感じる子が多いようです。
まずは手桶を使い、肌に優しく水を流す感覚でからだを洗ってあげましょう。少しずつ水に慣れ、お風呂は怖いものではないと認識を変えてくれるはずです。

叱られた経験からさらに嫌がるようになることも

お風呂を嫌がったり、遊んでばかりでからだや髪を洗わせてくれなかったりする子を叱りつけてしまった経験がある親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そのために「お風呂」と「叱られる」ことがセットで結びついてしまい、結果として余計にお風呂を嫌いになる子供もいます。
忙しい毎日のなか、スムーズにお風呂を済ませてくれないことにいらいらしてしまうこともあるでしょう。
とはいえそれでさらにお風呂嫌いになってしまっては本末転倒です。
将来的にスムーズにお風呂に入れるための投資と考え、今はぐっとこらえて、とにかくお風呂は楽しく良いものだと印象づけることを目指してみましょう。

子供にお風呂を楽しんでもらうためのアイディア

お風呂を遊びの延長にする

遊びを中断されて嫌がる子供、お風呂そのものがつまらなくて嫌いな子供に対しては、「お風呂も遊びの延長」と実感してもらうことが効果的です。
まずは基本として、お風呂に向かう時、好きなおもちゃやぬいぐるみと一緒に「お風呂に入ろう」と声掛けしてみるのがおすすめ。
違う遊びをはじめる感覚にさせるのが大事です。
脱衣所やお風呂場にもおもちゃを用意しておけば常に遊びながら楽しめますし、「脱いだ服を洗濯かごに自分で入れる」などの作業も遊びのひとつとしてやらせてみるのも効果があります。
当然大人が脱がせる方が早いのですが、自分でやってみることは子供にとっては楽しい遊びにもなるのです。

水やシャンプーが怖くないよう工夫する

水を嫌がる子供に対しては、とにかく優しくからだを流し洗うよう心がけましょう。
シャワーではなく手桶を使うほか、目に入ってしまってもあまり痛まないシャンプーを選ぶのも効果的です。
シャンプーハットは好きな子も苦手な子もいますが、顔に水がかかるのが嫌という子に対しては一度試してみる価値は十分にあります。

お風呂はぬるめに、入浴剤は肌に優しいものを

子供は大人よりも肌が敏感で、熱さにも弱いです。大人の基準で入れたお風呂のお湯は、子供にとっては熱すぎるのです。
子供と一緒にお風呂に入る時は、浴槽のお湯は少しぬるいかな、と感じるくらいの温度にしておきましょう。
また入浴剤も、できるだけ刺激が少なく肌に優しいものがおすすめ。
温浴効果を高める有効成分が入っているようなタイプは、子供にとっては刺激が強すぎるので避けるのが無難です。
肌に優しいものであれば、入浴剤はお風呂を楽しむのにとても有効なアイテム。
日替わりで使えるよう何種類か用意しておけば、「今日のお風呂はどんな風になっているか見に行ってみよう!」と誘うきっかけとしても使えます。

楽しむ気持ちを忘れずに!

子供と一緒のお風呂は苦労することも多く、自分ひとりで入る時よりも時間もかかります。毎日楽しめるよう工夫するのも大変かもしれません。
ですが、子供と一緒にお風呂に入れる時期はほんの一瞬だけ。今だけの大切な時間を楽しむ気持ちを忘れずに、親子揃ってバスタイムをエンジョイしてください。

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2024-07-23

入浴でのカロリー消費はどれくらい? 効果的な入浴法で健康促進

入浴は身体を清潔にするのはもちろん、心をリフレッシュする手段としても活用でき、私たちの生活には欠かせないものですよね。
そんな入浴には健康効果もあり、その中で注目されているものの一つに「カロリーの消費」があります。
今回は、入浴とカロリー消費の関係や、入浴を通じた健康促進の方法についてご紹介します。

入浴によって消費されるカロリーは?

入浴中は、主に体温の維持や血行促進によってカロリーが消費されます。
お湯に浸かることで体温が上昇し、身体が体温を調節しようとする過程でエネルギーが使われて、カロリーが消費されるのです。

お湯の温度が高いほど、体温調節のために消費されるカロリーは増加し、40度のお湯に15分間浸かると約80~100キロカロリーを消費するといわれています。
温度が低い場合でも、体温を維持するためにエネルギーを使うので、カロリーは消費します。

入浴方法とカロリー消費の関係

全身浴

全身浴は、肩までお湯に浸かる入浴法で、身体全体を温められます。
全身浴のカロリー消費量は多く、前述したように15分間の全身浴で、約100キロカロリー前後を消費できます。
ただし、心臓への負担が大きくなる可能性もあるため、体調に注意が必要です。

半身浴

半身浴は、腰から下だけをお湯に浸ける入浴法で、全身浴と比べて心臓への負担が少なく、長時間入浴できます。
半身浴でもカロリーを消費できますが、効果は全身浴ほど高くはありません。
ただし、長時間の入浴が可能なため、トータルでのカロリー消費量が増加するケースもあります。

温冷交代浴

温冷交代浴は、温かいお湯と冷たい水に交互に浸かる方法です。
この方法は血行促進効果が高く、代謝を活性化するため、高いカロリー消費が期待できます。
温冷交代浴は全身浴よりも多くのカロリーを消費しやすいです。
ただし、自宅では難しく、銭湯などで温かいお風呂と水風呂を交互に浸かる方法が一般的ですね。
もし自宅で行いたい場合は、水風呂の代わりに水シャワーを浴びましょう。

カロリー消費効果を高めるための工夫

入浴時間を工夫する

適切な入浴時間を保つことで、効果的にカロリーを消費できます。
15〜20分程度の入浴を目安にとお伝えしましたが、長時間の入浴は脱水症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

入浴剤を活用する

入浴剤は、香りや配合成分によって入浴の効果を高められるアイテムです。
特にアロマオイル入りの入浴剤などはリラックス効果のために使用する人が多いですね。
そんな入浴剤ですが、カロリーの消費にも役立ちます。
例えば、発汗を促進する成分が含まれた入浴剤を使用すると、カロリー消費が増加するのです。

マッサージと併用する

入浴中にマッサージを行うと、さらに血行が促進され、カロリーの消費を増やせます。
特に足や手のマッサージはおすすめで、お湯の中で筋肉をほぐすことで、リラックス効果も得られます。

入浴によるそれ以外の健康効果は?

リラックス効果を得られる

冒頭でも少し触れましたが、入浴はリラックスやストレス解消に良い手段です。
お湯に浸かることで筋肉が緩み、リラックス効果が得られます。
また、香りの良い入浴剤やアロマオイルを使用すれば、さらにリラックス効果が高まりますね。

睡眠の質が向上する

入浴後は体温が徐々に下がり、眠気が促進されるため、睡眠の質が向上します。
入浴を就寝前に行い、深部体温が下がったところで入眠すれば、深くて快適な眠りを得られるでしょう。

血行促進

入浴による温熱効果で血行が促進されると、冷え性や肩こりの改善も期待できます。
また、血流が良くなることで、肌の健康も保たれやすくなるというメリットもあります。

入浴時の注意点

脱水症状に注意する

長時間の入浴や高温のお湯に浸かりすぎると、脱水症状が起こる可能性があります。
入浴前後にはしっかりと水分補給を行い、入浴中に水を飲むのも有効です。
特に長時間入浴する半身浴では欠かせないものになるでしょう。

心臓への負担を考慮する

全身浴や高温のお湯に長時間浸かることは、心臓に負担をかける場合あります。
特に元々心臓が弱い方や、高血圧や心臓病を患っている方は、医師へとしっかり報告と相談をしながら入浴方法を決定しましょう。

入浴後にケアの必要性がある

入浴後はどうしても肌が乾燥しやすいため、保湿ケアを行うのも大切です。
入浴後すぐに保湿クリームやローションを塗布し、肌の乾燥を防ぎましょう。

お風呂で心身ともに健康になろう

このように、入浴は身体の衛生面やリラックス効果だけでなく、カロリー消費や健康促進にも効果的です。
適切な入浴方法を実践し、自身に合わせてカロリー消費をコントロールすれば、健康的な生活を送れる一つの手段となるでしょう。
入浴の効果を最大限に引き出すためにも、定期的な入浴とともに、適切なスキンケアが重要になってきます。
ぜひ、入浴でのカロリー消費を意識して、心身ともに健康を維持しましょう!

2024-06-25

バスタイムをもっと快適に! お風呂の照明選びの基本と実践テクニック

お風呂は一日の疲れを癒やしてリラックスできる場所ですが、この空間をより快適で機能的なものにするためには、照明選びが非常に重要です。
適切な照明はお風呂の雰囲気を大きく変え、使用感や安全性にも影響を与えます。
今回はお風呂の照明選びの基本から、配置例について分かりやすく解説します。

お風呂の照明選びの基本

お風呂の照明選びは、機能性とデザイン性を兼ね備えた快適な空間を作るための重要な要素です。
以下に、お風呂の照明を選ぶ際の基本的なポイントをご紹介します。

明るさの重要性

お風呂では適度な明るさが必要で、特に鏡の前でのメイクやシェービングなど、細かい作業を行う場合には十分な明るさが求められます。
しかし、リラックスタイムには柔らかい照明が望ましいため、用途に応じて明るさを調節できる、調光機能のある照明を選ぶのがおすすめです。

色温度の選び方

照明の色温度は、空間の雰囲気に大きな影響を与えます。
一般的にお風呂では昼白色の照明が適しており、この色温度は自然光に近く、清潔感を感じさせます。
一方、リラックスした雰囲気を求める場合には温白色の照明が最適で、暖かみのある柔らかい空間になるでしょう。

防水性能の確認

お風呂は湿気が多く、水が飛び散る可能性があるため、防水性能の高い照明器具を選びましょう。
照明器具の防水性能は「IPコード」で確認でき、お風呂場では一般的にIP44以上の防水性能が推奨されています。
水しぶきや湿気から照明器具を保護し、安全に使用できます。

お風呂の照明の種類

お風呂で使用される照明は、主に下記の種類です。

天井照明

天井照明は、お風呂全体を均一に照らすための基本的な照明です。
ダウンライトやシーリングライトが一般的に使用され、調光機能付きの天井照明を選ぶとリラックスタイムには柔らかい光、作業時には明るい光を使い分けられます。

ミラーライト

ミラーライトは鏡周りを明るく照らす照明で、顔に影ができにくくなるため、メイクやシェービングがしやすくなります。
壁付けのブラケットライトや鏡に内蔵されたLEDライトが一般的で、左右対称に配置すると均一な明るさを確保できます。

間接照明

間接照明は空間に柔らかい光をもたらし、リラックスした雰囲気を作り出せます。
天井のコーブ照明やバスタブの下に設置するLEDテープライトが効果的です。
間接照明を使えば落ち着いた空間を演出でき、お風呂でのリラックスタイムをより快適に過ごせるでしょう。

フットライト

フットライトは、夜間の視認性を高めるために設置されることが多く、床面に設置すると夜中にお風呂に入る際の安全性が向上します。
柔らかい光のものを選ぶと、リラックスした雰囲気を損なわずに視認性を確保できます。

スポットライト

スポットライトは、特定のエリアを強調するための照明です。
例えば、シャワーエリアやバスタブ周りに設置すると、必要な場所を効果的に照らせます。
調光機能付きのスポットライトを選ぶと、用途に応じて明るさを調節できるため便利です。

照明選びの実践例

照明選びの基本と種類を押さえた上で、具体的な実践例をご紹介します。

小さなお風呂の場合

小さなお風呂では、スペースを有効活用するためにコンパクトな照明選びが重要です。
天井に埋め込むダウンライトや、鏡に内蔵されたLEDライトが適しており、壁面にブラケットライトを追加することで、スペースを圧迫せずに明るさを確保できます。

大きなお風呂の場合

大きなお風呂では、複数の照明を組み合わせると均一な明るさを確保できます。
天井照明に加えて、鏡周りやバスタブ周辺にタスク照明や間接照明を配置すれば、必要な場所を効果的に照らせます。
また、調光機能を利用すると、シーンに合わせた照明を楽しめるでしょう。

モダンなお風呂の場合

モダンなお風呂には、デザイン性の高い照明を取り入れるとスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
例えば、ミニマルなデザインのペンダントライトや、フレームレスのLEDミラーライトが効果的です。
また、スマート照明を導入すると、スマートフォンや音声コントロールで照明を操作できます。

適切な照明で快適な空間を作り出そう

明るさや色温度、防水性能を考慮しながら、天井照明、ミラーライト、間接照明、フットライト、スポットライトなどをバランスよく配置することで、理想的なお風呂空間を実現できます。
ご自身のライフスタイルやお風呂のデザインや広さに合わせて、最適な照明を選んで下さいね!

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