子供と一緒のお風呂は、苦労することも多いものです。お風呂が好きで毎日楽しく入ってくれる子なら良いのですが、なかにはお風呂が苦手で、毎日ぐずったり泣いて嫌がったりする子もいます。
そこで今回は子供がなぜお風呂を嫌がるのか、そして楽しくお風呂に入ってもらうためのアイディアについてご紹介します。
子供がお風呂を嫌がる理由とは
子供がお風呂を嫌がる理由は、それぞれ異なります。
お風呂に虫がいた経験がトラウマになっていたり、冷たい床や壁が苦手だったり、単純にお風呂に入ろうと誘うタイミングが悪かったり、イヤイヤ期がスタートしたサインであったり……たくさんの小さなことが重なって、その子供だけの「お風呂を嫌がる理由」が形成されているのです。
ここではそのなかでも、多くの子供がお風呂を嫌がる理由のひとつになり得る代表的なものをご紹介します。
遊びを中断されたくない
お風呂に入ること自体は嫌いではなくても、夢中で遊んでいるタイミングでお風呂に誘われれば、子供に限らず大人だって嫌な気分になるものです。
こちらとしては寝る時間のことも考えて声掛けをしているわけですが、お絵かきやゲームなどの遊びに夢中になっている子供からしたら邪魔が入った、と感じて不機嫌になるのも納得できます。
お風呂場の寒さ、暑さが苦手
子供は、大人以上に温度の変化に敏感です。脱衣所やお風呂場は、冬場は寒く、夏は暑くなりがち。
「寒いから嫌」「暑いから嫌」という理由でお風呂を嫌がる子も多いです。
リビングだけではなく、脱衣所やお風呂場の空調もできるだけ整え、室温を調整してあげるとお風呂を嫌がらなくなるかもしれません。
入浴後、湯冷めする感覚も子供にとっては大きなストレスとなります。冬場はしっかり室内を暖めて、急に湯冷めすることのないようケアしてあげましょう。
お風呂に入ることは楽しくない、面白くない
お風呂に入ることそのものが嫌いな子供ももちろんいます。
大人でもお風呂が好きな人とそうでもない人がいますが、大人の場合はたとえお風呂が好きではなくてもちゃんと入らなければいけないと知っているから我慢して入浴しているだけ。
素直な子供は、つまらないという気持ちに正直に行動してしまいます。
お風呂を楽しめるように工夫することで、お風呂に入るのも遊びのひとつにしてしまうのがおすすめです。
水が怖い
小さい子供の場合には、水が怖い、苦手だという思いからお風呂を嫌がるケースがあります。
たとえば顔に水がかかること、浴室に響く水音、シャワーが肌に当たる感覚など、お風呂で感じる「水」をとにかく嫌がるのです。
特にシャワーは水圧も強く、音も大きいため、怖く感じる子が多いようです。
まずは手桶を使い、肌に優しく水を流す感覚でからだを洗ってあげましょう。少しずつ水に慣れ、お風呂は怖いものではないと認識を変えてくれるはずです。
叱られた経験からさらに嫌がるようになることも
お風呂を嫌がったり、遊んでばかりでからだや髪を洗わせてくれなかったりする子を叱りつけてしまった経験がある親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そのために「お風呂」と「叱られる」ことがセットで結びついてしまい、結果として余計にお風呂を嫌いになる子供もいます。
忙しい毎日のなか、スムーズにお風呂を済ませてくれないことにいらいらしてしまうこともあるでしょう。
とはいえそれでさらにお風呂嫌いになってしまっては本末転倒です。
将来的にスムーズにお風呂に入れるための投資と考え、今はぐっとこらえて、とにかくお風呂は楽しく良いものだと印象づけることを目指してみましょう。
子供にお風呂を楽しんでもらうためのアイディア

お風呂を遊びの延長にする
遊びを中断されて嫌がる子供、お風呂そのものがつまらなくて嫌いな子供に対しては、「お風呂も遊びの延長」と実感してもらうことが効果的です。
まずは基本として、お風呂に向かう時、好きなおもちゃやぬいぐるみと一緒に「お風呂に入ろう」と声掛けしてみるのがおすすめ。
違う遊びをはじめる感覚にさせるのが大事です。
脱衣所やお風呂場にもおもちゃを用意しておけば常に遊びながら楽しめますし、「脱いだ服を洗濯かごに自分で入れる」などの作業も遊びのひとつとしてやらせてみるのも効果があります。
当然大人が脱がせる方が早いのですが、自分でやってみることは子供にとっては楽しい遊びにもなるのです。
水やシャンプーが怖くないよう工夫する
水を嫌がる子供に対しては、とにかく優しくからだを流し洗うよう心がけましょう。
シャワーではなく手桶を使うほか、目に入ってしまってもあまり痛まないシャンプーを選ぶのも効果的です。
シャンプーハットは好きな子も苦手な子もいますが、顔に水がかかるのが嫌という子に対しては一度試してみる価値は十分にあります。
お風呂はぬるめに、入浴剤は肌に優しいものを
子供は大人よりも肌が敏感で、熱さにも弱いです。大人の基準で入れたお風呂のお湯は、子供にとっては熱すぎるのです。
子供と一緒にお風呂に入る時は、浴槽のお湯は少しぬるいかな、と感じるくらいの温度にしておきましょう。
また入浴剤も、できるだけ刺激が少なく肌に優しいものがおすすめ。
温浴効果を高める有効成分が入っているようなタイプは、子供にとっては刺激が強すぎるので避けるのが無難です。
肌に優しいものであれば、入浴剤はお風呂を楽しむのにとても有効なアイテム。
日替わりで使えるよう何種類か用意しておけば、「今日のお風呂はどんな風になっているか見に行ってみよう!」と誘うきっかけとしても使えます。
楽しむ気持ちを忘れずに!

子供と一緒のお風呂は苦労することも多く、自分ひとりで入る時よりも時間もかかります。毎日楽しめるよう工夫するのも大変かもしれません。
ですが、子供と一緒にお風呂に入れる時期はほんの一瞬だけ。今だけの大切な時間を楽しむ気持ちを忘れずに、親子揃ってバスタイムをエンジョイしてください。

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リラックスのつもりが危険に? お風呂で眠くなる原因と安全対策
一日の疲れを癒やすために、ゆっくりと湯船につかる時間を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。
ところが、リラックスしすぎてお風呂でうとうとしてしまい、気付いたら寝ていたという経験を持つ方も少なくありません。
今回は、お風呂で眠くなる理由や寝落ちが危険とされる背景を分かりやすく解説しながら、安全に入浴を楽しむための対策をご紹介します。
お風呂に入ると眠くなる主な理由
お風呂に入ると急に眠気を感じやすくなる主な理由としては、「睡眠不足」が大きく関係しています。十分な睡眠が取れていない状態では、体と脳が常に疲労を抱えたまま過ごしているため、少しのリラックス刺激で一気に眠気が表に出やすくなります。
仕事や家事で疲れ切った状態で夜遅くに入浴する人ほど注意が必要です。体はすでに限界に近く、温かいお湯に包まれた安心感が加わると、意識を保つ力が急激に低下します。気付かないうちに目を閉じてしまい、そのまま寝落ちにつながるケースも少なくありません。
入浴中に強い眠気を感じやすい人は、日頃の睡眠時間や生活リズムを一度見直してみる意識も大切です。
お風呂で寝てしまうリスクについて
お風呂で眠ってしまう行為は、想像以上に大きなリスクを伴います。
最も注意したいのは、溺水につながる危険性です。通常なら眠ってしまっても、顔が浴槽に沈んだことに気がついてすぐに起きられますが、深刻な睡眠不足の場合は気づかずそのまま溺れてしまうおそれがあります。
また、長時間の入浴によって体温が上昇すると、のぼせや脱水を引き起こしやすくなります。
特に高齢者や疲労が強い方、飲酒後の入浴ではリスクが一段と高くなります。体力や判断力が低下していると、眠気に逆らえず、そのまま意識を失うように寝てしまう場合があります。
リラックスするはずのお風呂が、命に関わる場面に変わる可能性があるため、入浴中の寝落ちは決して軽視できません。
お風呂は心身を癒やす大切な時間だからこそ、危険性を理解し、眠ってしまわない工夫が必要です。
お風呂で眠ってしまわないためには?

お風呂での寝落ちは、いくつかの習慣を見直すだけでも防ぎやすくなります。
睡眠不足を解消
最も根本的な対策として、睡眠不足を解消しましょう。慢性的な寝不足が続くと、入浴中に限らず強い眠気に襲われやすくなります。入浴中に何度も眠くなる場合は、生活リズムや就寝時間を見直し、しっかり休息を取る工夫をしてみましょう。
飲酒後や食後すぐの入浴は要注意
飲酒後や食後すぐの入浴は控えてください。アルコールを摂取したあとは血管が広がりやすく、入浴によって血圧が急激に下がりやすくなります。強い眠気や立ちくらみを感じやすく、非常に危険な状態につながります。食後すぐの入浴も消化器官に血液が集まっているため、ぼんやりしやすくなります。
特に飲酒後はその日は入浴しないようにすると安心です。
シャワーで済ませる
眠気を感じやすい日は、湯船につからずシャワーで済ませる方法も有効です。シャワーであれば意識が遠のくリスクを下げられます。
特に疲労が強い日や深夜の入浴では、安全面を優先した選択としておすすめです。
マッサージする
入浴中に軽いマッサージを取り入れるのも、寝落ち防止につながります。肩やふくらはぎをゆっくり動かすと、体を温めつつ意識を保ちやすくなります。
ただし、力を入れすぎると逆にリラックスしすぎるため、軽めを意識してください。
アラームをかける
時間管理も大切です。入浴前にアラームを設定しておくと、長湯を防ぎやすくなります。スマートフォンや防水タイマーを使い、10分から15分程度で一度区切る習慣をつけると安心です。
お湯の温度をぬるめに
お湯の温度にも注意しましょう。お湯は38〜40度程度のぬるめを目安にすると、体への負担が抑えられます。熱すぎるお湯や長時間の入浴は、眠気や意識低下を引き起こしやすくなるため避けたほうが安全です。
万が一に備えて意識しておきたいポイント
どれだけ注意していても、体調や疲労の度合いによっては、入浴中ふとした時に寝落ちしてしまう可能性があります。そのため、日頃から万が一を想定した意識を持っておくと安心につながります。
例えば、一人で入浴する場合でも、家族や同居人が在宅している時間帯を選ぶと安全性が高まります。声をかけられる距離に誰かがいるだけでも、異変に早く気付いてもらいやすくなります。
浴室の環境を整えておく工夫も欠かせません。浴槽のふちや洗い場で滑らないように、滑り止めマットを敷いておくと、ふらついた際の転倒リスクを抑えられます。
また、高齢者の方が入浴する場合、浴室のドアは完全に閉め切らず、少し開けておくと異常時に発見されやすくなります。
安全に心地よい入浴時間を楽しもう

お風呂は一日の疲れを癒やす大切な時間ですが、眠ってしまうと大きな危険を伴います。睡眠不足や入浴習慣を見直すだけでも、寝落ちのリスクは下げられます。無理をせず、自分の体調と向き合いながら、安全で心地よい入浴時間を心がけていきましょう。
新年の健康祈願に! 1月の季節湯「松湯」を楽しもう
昔から日本では、季節に合わせて湯船に植物や果物を入れる「季節湯」が親しまれてきました。なかでも1月の季節湯「松湯」は、縁起物として知られる松の香りを楽しみながら、冷えた身体をじんわり温められる入浴法です。
1月は一年の始まりで、新たな気分を整えながら身体も温めたい時期です。日常の入浴にひと工夫を加えれば、冬の寒さが和らぎ、心まで明るくなります。
今回は、自宅で気軽に楽しめる松湯の魅力や、作り方などについてご紹介します。
松湯とは? 日本伝統の「季節湯」について
季節湯は、その時期に合わせた植物や果物を湯に入れて、身体を整える入浴法です。古くは江戸時代に広まった習慣で、祝いや厄除け、無病息災を願いながら入浴する文化として受け継がれています。
そして、1月に親しまれてきた季節湯が「松湯」です。日本ではとても縁起の良い木とされている松は冬でも葉が落ちない常緑樹であるため、「不老長寿」の象徴としても知られています。
具体的には「松の葉」を用いた入浴法となり、精油成分を多く含んだ葉のおかげで、体はポカポカと温まり、心地良い木の香りで森林浴のような気分も味わえます。
松の葉を手に入れる機会はあまりないかもしれませんが、松湯の時期はちょうど1月なので、正月飾り用の松を活用するのがおすすめです。
ぜひ新年のスタートを清々しい気分で迎えるために「松湯」を実践してみてはいかがでしょうか。
松湯の主な効果効能について
松湯は、一年のスタートにぴったりな効果効能が期待できます。
リラックス効果
松には精油成分が多く含まれていて、爽やかな香りがリラックス効果をもたらすといわれています。
年末年始は慌ただしい時間が続き、疲れや緊張が溜まる場合があります。湯船に入った瞬間に広がる香りが、気持ちを落ち着ける手助けとなるでしょう。
血行促進・温浴効果
松に含まれる精油成分によって、松湯は温浴効果に加えて血行促進にも効果があるとされています。
外出から戻って体が冷え切った日でも、松湯にゆっくり浸かることで身体の芯まで温まりやすくなります。
また、肩こりなど不調を感じている方におすすめです。
松湯の作り方は?
松湯は、簡単な下準備だけで自宅で楽しめます。
松の葉をよく洗う
まず風呂に入れる松の種類ですが、年末年始に売られている正月飾り用の松が簡単に手に入るのでおすすめです。100~150gを目安に用意しましょう。
松の葉を枝から丁寧にもぎ取り、葉についている樹脂をぬるま湯でよく洗い流してください。また、葉の付け根の茶色い部分がくっついてくる場合は取り除きましょう。
煮出して浴槽に流し込む
次に洗った葉を出汁パックや布袋に詰めて、鍋に入れて中火で10〜15分ほど水から煮出します。
その後、煮出した汁だけを浴槽に流し込み、よくかき混ぜれば完成です。
なお、より手軽に作る方法としては、飲用の松葉茶を使用するのもおすすめです。
松湯を安全に楽しむためのポイント

松湯を安心して楽しむために、いくつか注意点を押さえておきましょう。
肌への刺激
松に含まれる精油成分は、皮膚を刺激する作用があるため、人によっては痒みやヒリつきを感じる場合があります。異常を感じた際はすぐにお風呂から出るようにしましょう。敏感肌の方や子どもが入浴する場合は、最初は量を少なめにし、問題がないか様子を見ると安心です。
また、松の葉を一緒に入れることも可能ですが、チクチクするので注意してください。
適切な入浴時間を守る
入浴時間は長くしすぎないように意識してください。のぼせないように目安として10〜15分ほどで切り上げると負担をかけずに済みます。
また、入浴前後に水分補給も忘れずに行いましょう。
入浴後はしっかり掃除を
松湯に限らず、お風呂に入浴剤や植物を使用した場合、入浴後は浴槽や排水口をしっかり掃除しましょう。
時間が経つにつれ汚れや匂いが付着し、落ちづらくなるおそれがありますので注意が必要です。
また、入浴後は保温や追い焚き機能は使用しないでください。細菌や微生物が繁殖しやすくなる原因につながります。
松湯で心身を整えよう

松湯は、特別な準備をしなくても取り入れやすく、寒さが厳しい1月にぴったりの入浴方法です。爽やかな香りや心地よい温かさに包まれながら、ゆっくり過ごす時間は心身を整えるきっかけになります。
慣れてきたら、季節に応じた他の季節湯にもぜひ挑戦して、自宅のお風呂時間をより楽しい習慣にしてみましょう!







