ECO/Saving
「ECO・節約」に関する給湯器・お風呂の情報 記事一覧
お風呂のエコキュート(湯沸かし器)にかかる電気代や費用を上手に節約しよう!
ガスではなく電気を使ってお風呂のお湯を沸かせるエコキュート(湯沸かし器)は、従来の給湯器と比べると省エネで光熱費を節約できると評判です。しかし、正しく使いこなせていないとせっかくエコキュートを使用していても光熱費をあまり抑えられないことがあります。
そこで、今回はエコキュートを上手に使うことで光熱費を節約し、電気代や費用をさらに安くするためのポイントをご紹介します!
エコキュートとは?
エコキュートの正式名称は、「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」というもの。空気の熱を使ってお湯を沸かすヒートポンプ技術のうち、自然冷媒である二酸化炭素に大気の熱を集め、その熱でお湯を沸かすという仕組みの機種を指しています。
ヒートポンプ技術を使った他の給湯器と異なるエコキュートの画期的な点は、熱を移動させるために用いられる冷媒として自然界にもともと存在している二酸化炭素を使うため、長いあいだ問題となっているオゾン層の破壊や温暖化ガスの排出などを抑制でき、より地球に優しいシステムの給湯器となっているのです。
さらに、この大気熱を活かしたシステムは実は家計にも優しく、お湯を沸かすのに必要な電気エネルギーをこれまでの約3分の1にまで抑えてくれます。つまり、その分電気代も安くなるということになります。
また、エコキュートでお湯を沸かすためにはヒートポンプ技術のほかに夜間電力を使うため、その点でも給湯器としてのランニングコストを安くすることができるのが魅力です。夜間は電気代が昼間と比べて安いため、夜のうちにお湯を沸かして貯めておけば、昼間はお湯を沸かす必要がなくなり電気代を抑えられるのです。
エコキュートにかかる電気代を節約してよりお得に!
エコキュートは大気熱を活かしたシステムや、電気代の安い夜間にお湯を沸かすことで料金を節約できるのが大きな魅力です。しかし、夜に沸かしておいたお湯では足りずに、昼間になってさらに追加で沸かすとなると当然電気代も高くなってしまいますよね。
ここでは、できるだけ日中の沸き増しを避けてエコキュートの電気代を節約するためのポイントをご紹介します。
給湯設定はこまめに切り替えて使い分ける
エコキュートの給湯設定には省エネモードというものがあり、名前の通りその設定で使うと一番省エネになり電気代も節約できます。しかし、この省エネモードでは夜間に沸かしておくお湯の量そのものが少なめに設定されていることが多いため注意が必要です。
節約になるからと常に省エネモードに設定して使っていると、結局夜に沸かしておいた分だけではお湯が足りなくなってしまうことも。そうなれば日中でもお湯を新たに沸かさなければいけないので、電気代がかさんでしまいます。
そのためエコキュートをお得に使うには、例えばお湯をたくさん使う寒い時期には最初から多めにお湯を沸かしておく設定にしておき、暑い夏などお湯を使う量が減る季節になったら省エネモードに切り替えるなど、こまめな給湯設定の変更がポイントです。
自動沸き上げ機能もきちんと停止しておく
エコキュートの中には、夜間準備しておいたお湯の残量が少なくなると日中であっても自動的に沸き増しをはじめる機能がついているものも多いです。お湯が足りなくなることを防ぐ便利な機能ではあるのですが、場合によっては無駄にお湯を沸かすことにもなってしまいます。
「今日はもうこれ以上お湯を使わない」と分かっているときにはその機能を停止しておくようにしましょう。
電気料金プランをしっかり把握しておく
エコキュートを使うにあたって、よりお得に使えるよう夜間の電気代が安くなる料金プランにしているご家庭も多くみられます。
その場合は、現在契約している電気料金プランでは夜間のどの時間帯が一番電気代が安いのか、逆に日中はどの時間帯に単価のピークがくるのかをきちんと把握しておくことで、電気代の無駄を省くことができます。
さらに、エコキュートの中には「ピークカット設定」という機能が搭載されているものもあります。これは電気代が高くなるピーク時にはお湯を沸かさないよう設定できるもので、お湯が減ってきているときでも設定した時間帯には沸き増しを自動で避けてくれます。この機能がついているときには、ご家庭で契約している電気料金プランのピーク時間を設定しておきましょう。
お風呂のお湯がぬるいときには高温足し湯がオススメ
お風呂のお湯がぬるくなってしまったときには、追い焚き機能や自動保温機能よりも「高温足し湯」機能を使うのがお得です。追い焚きや自動保温などの機能は、ぬるくなったお湯をあらためて温め直すものなので、エコキュートのタンク内の熱をたくさん使ってしまいます。
一方で、高温足し湯ならタンク内の熱いお湯を足すだけなので、お湯をもう一度温める分のコストをカットできるのです。
旅行のときには休止モード設定を忘れずに!
ごく基本的なことですが、家族旅行などで数日以上の長いあいだ家を空けるときにはエコキュートも忘れずに休止モードに設定しましょう。誰もいない家での無駄な沸き増しなどを防ぎ、電気代を節約できます。
このように、日頃からエコキュートの使い方に少し気を配るだけで電気代を簡単に節約することができますので、是非試してみてくださいね。
まとめ
エコキュートを使って電気代を上手に節約するためのポイントをご紹介しました。忙しい毎日を送っているとつい見逃してしまいがちですが、日々の積み重ねによって電気代も大きく変わってきます。
エコキュートは、電気給湯器の中でも特に電気代を節約できる給湯器です。今回ご紹介した方法でさらに無駄を省き、電気代を節約して家計にも地球にも優しい暮らしをはじめましょう!
自宅のお風呂と銭湯でかかる1回の光熱費やガス代などのコスト(値段)の違いとは?
銭湯は昔から多くの人々から親しまれていますが、今はほとんどの家庭にお風呂が備えつけてある時代でもあります。
毎日自宅でお湯を沸かしてお風呂に入るのと銭湯を利用するのでは、かかるコスト(値段)は自宅の方がお得ですが実際にはどれくらい料金に違いがあるのかご存知でしょうか?
そこで今回は、自宅のお風呂と銭湯でかかる1回の光熱費やガス代などのコスト(値段)の違いについてご紹介します。
銭湯の料金はいくらくらいするの?
銭湯に入るのにかかる料金は各都道府県ごとに決められており、地域によって異なります。
そのため、今回は東京都に住んでいる場合を条件として自宅のお風呂にかかるコストとの違いを見ていきましょう。
まず、東京都の銭湯の料金は上限額が大人460円、小学生以上中学生未満は180円、小学生未満は80円となっていますので、例えばお父さんとお母さん、小学生のお子さん一人という家族であれば、全員合わせて一日分の入浴で1,100円ほどかかることになります。
これを踏まえて、自宅で入浴するときのコストとの違いを考えてみましょう。また、お住まいのエリアでは自宅での入浴にかかるコストとどれくらいの差があるのか調べるときにもぜひ参考にしてみてくださいね。
自宅で入浴するときのコスト
自宅で入浴するときにかかるコストは、水道代のほかにはガス代がかかりますよね。
お風呂を沸かすガスには、一般的にプロパンガスと都市ガスの2種類あり、プロパンガスは少しコストが高めなのに対し、一方の都市ガスはリーズナブルなのが特徴です。
ここでは、プロパンガスと都市ガスにかかるコストをそれぞれ見ていきましょう。
プロパンガスを使用している場合
プロパンガスを使っている家庭でお風呂に入るときにかかるコストを調べるには、浴槽にお湯を張るためにかかる料金を計算します。
関東エリアのプロパンガスの平均価格相場が1㎥につき単価が491円となっており、それをもとに計算すると1回お風呂を沸かすのに一般的におよそ132円かかるとされています。
さらに、シャワーを使うのにかかるガス代は一人当たり約34円が平均となっており、家族の人数にもよりますが全員合わせてもコストは数百円ほどとなります。
都市ガスを使用している場合
プロパンガスよりリーズナブルな都市ガスを使っている場合、かかるコストはさらに下がります。お風呂を1回沸かすのにかかるガス代は一般的に約84円、シャワーは一人当たり約22円となっており、一人がお風呂に入るのにかかるコストはおよそ100円くらいとなります。そのため家族が多くても、やはり数百円程度しかコストがかからないことになります。
さらに、ガス代のほかシャワーなどで使う水道代を加えても増える料金は1回で一人当たり数十円ほどです。
また、一般家庭でよく見られる200リットルほどの湯量のお風呂にかかる水道料金は1回50円ほどですので、ガス代に水道代を加えても銭湯と比べればかなりお得であることが分かります。
まとめ
自宅のお風呂と銭湯でかかるコストの違いについてご紹介しました。
お父さんとお母さん、小学生のお子さん一人という家族で1回の入浴にかかるコストを計算すると東京の銭湯では1,100円ほどかかりますが、自宅でお湯を沸かしてお風呂に入る場合は数百円のコストしかかからず、節約という面ではやはり自宅の方がお得だということがお分かりいただけたことと思います。
とはいえ、銭湯にもお風呂の広さや種類の豊富さなど魅力がたくさんありますので、たまには足を運んで日頃の疲れを癒してみるのもよいかもしれませんね。
お風呂のお得なリフォームは「エコ」がポイント?!
長年使い続けたお風呂の劣化や、家庭環境の変化によってお風呂のリフォームをしたいと考えている人も多いと思います。
リフォームを検討する際は機能や設備はもちろん、いかにお得にリフォームできるかも大事ですが、その内容によっては国や自治体から助成金をもらえるケースがあることをご存知でしょうか?
そこで今回は、補助金の対象となるお風呂のリフォーム内容についてご紹介します。
お風呂のどんなリフォームなら補助金が出るのか?
自宅のリフォームには、助成の対象となり補助金が出る内容にいくつかの種類があります。浴室の場合は、省エネやエコ、防災対策などのためのリフォームが主な助成の対象となり、補助金が適用されます。
国からの補助金は、耐震や省エネに関する性能を上げるためのリフォームに対して適用されます。「長期優良住宅化リフォーム推進事業」と呼ばれるもので、対象となるとリフォーム費用の3分の1の金額を補助してもらえます。保障限度額は100万円から最大300万円で、リフォーム内容によって額が変わります。
国からのこの補助金は日本のどこに住んでいてもリフォームの内容が耐震・省エネ性能を向上させるという条件を満たしていれば適用されますが、一方で各地方自治体が行なっている助成金制度は内容や金額などにそれぞれ違いがあります。
助成金制度の対象とされることが特に多いのは、国と同様に省エネや防災対策に関するリフォーム、バリアフリー化、そして子育て世代向けに、ファミリーで暮らしやすい家にリフォームするというものです。詳細についてはお住いの地域の自治体に問い合わせて確認しましょう。
お風呂はエコ機能に関するリフォームが補助金対象になりやすい
省エネ化が期待できる内容であれば補助金の対象となることが多いお風呂のリフォーム。
具体的には、節水をはじめとした「エコ機能」を搭載している高性能の給湯器などの設備を交換・導入することなどが補助金の対象となります。ここでは、いくつかの例をみていきましょう。
浴槽を高断熱のものに交換する
断熱材を使って作られた浴槽を「高断熱浴槽」または「保温浴槽」と呼びます。断熱材のおかげで沸かしたお湯が冷めにくいため、一度沸かしたお湯が冷えて追い焚きをしなければいけないということが減り、ガスなど光熱費を削減できるのです。
現在は、新しい浴槽に交換しようとすれば意識して選ばずとも高断熱浴槽のものが多いですが、補助金を確実に受け取りたい場合には事前に仕様を確認しておきましょう。
効率のよい給湯器に交換・太陽熱利用システムの設置
熱効率が高く、ガスや電気の使用量を抑えられる給湯器に交換するというリフォームも省エネやエコに効果が期待できるため補助金の対象となります。
そして、自宅の屋根に太陽熱を集める機器を設置してお湯を作り、地上の温水タンクに溜めて使う太陽熱利用システムも補助金対象です。太陽光発電とは違い建物への負荷が少ないほか、工事も比較的簡単に済みます。
そのほかには、エコ以外にも浴室での手すりの設置などバリアフリーや介護に対応したリフォームも介護保険が適応されることがありますので、併せて検討してみてください。
介護がしやすいお風呂へのリフォームについては、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(介護がしやすいお風呂にリフォームするポイント)
まとめ
補助金の対象となるお風呂のリフォーム内容についてご紹介しました。
お風呂を現状よりもエコに使えるようになるリフォームであれば、国や自治体から補助金が出るケースが多くみられます。
金額はまちまちではありますが、少しでもお得にリフォームできればうれしいですよね。まずは、検討しているリフォームが助成金制度の対象となるかどうか調べてみましょう!
新しいスタンダード?! 「エコジョーズ」のメリット
私たちの毎日の生活に欠かせない給湯器は、現在ガス給湯器と電気給湯器を中心にさまざまな商品が各メーカーから販売されています。
その中でも、今後スタンダードになっていくとされているガス給湯器が「エコジョーズ」です。しかし、ほかのガス給湯器との違いなど具体的な部分についてはよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、エコジョーズを使うメリットや、ほかのガス給湯器と比べてどんな違いがあるのかご紹介します。
今注目の給湯器「エコジョーズ」のメリットとは?
これまでのガス給湯器に比べて熱効率がアップ!
ガス給湯器は、ガスを燃料にして火を使ってお湯を温めるという仕組みの給湯器ですが、その熱効率は従来のものだと約80%といわれています。
これは、ガスを使って点けた火のうち残り20%は排気熱となって無駄になってしまっているということを指しています。
一方でエコジョーズは、これまでは無駄になっていた排気熱も使ってお湯を温めるというシステムにより、これまで約80%だった熱効率を約95%にまでアップすることに成功しています。
そのため、エコジョーズはこれまでのガス給湯器よりもさらに効率的にお湯を供給できるのです。
ガス代の節約に役立つ?!
エコジョーズを使用することによって熱効率がアップすれば、お湯を温めるのに使うガスの量も少なく済むようになりますので、ガス代が節約できます。
また、給湯器を使用していないときの待機時間に消費する電力についても、これまでのガス給湯器に比べると大幅に節約できるようになります。
ガス代だけでなく、電気代も合わせて節約できるのはうれしいメリットです。
二酸化炭素の排出量が少ない!
北極や南極の氷山が溶けていくなど、世界中の環境に影響を与えているといわれている昨今の地球温暖化による異常気象。
その原因のひとつである二酸化炭素についても、エコジョーズはその排出量を減らすことに成功しています。
これまでのガス給湯器と比べて少ない二酸化炭素の排出量で、環境にも配慮しているのです。
エコジョーズを使うと本当に節約できるの?
これまでのガス給湯器に比べて、さまざまなメリットがあるエコジョーズですが、一番気になるのは「本当に節約になるのか」というところですよね。
エコジョーズがなぜガス代を節約できるほどにガスを使う量を減らせるのかというと、これまでは無駄になってしまっていた「排気熱」を活用できるシステムになっている点が主に挙げられます。
今までの給湯器では外に排気されていた熱い空気も使って水を温めることで、一度に消費するガスの量を減らしているのです。
こうしてガスの使用量を減らすことにより、エコジョーズを使っている場合と従来のガス給湯器を使っている場合を比較すると、1年でおよそ2万円以上もガス代を節約できるといわれています。
1ヶ月分に換算すると2千円近く節約できることになりますので、日頃の家計の助けとして目に見えてお得に感じられるのではないでしょうか?
まとめ
エコジョーズを使うメリットや、ほかのガス給湯器と比べてどんな違いがあるのかご紹介しました。
今後スタンダードになっていくとされている「エコジョーズ」が、これまでのガス給湯器とどう違うのかお分かりいただけたことと思います。
日頃の家計の助けとなるだけでなく、環境にも配慮されているエコジョーズは現在さまざまなメーカーから販売されていますので、ぜひ検討してみてくださいね。
戸建住宅でお風呂の電気給湯器(湯沸かし器)のシェア増加中?
日々の生活に欠かせない給湯器。その中でも、ガス給湯器は家庭での普及率も高く最も広く知られています。
一方で、近年は電気給湯器(湯沸かし器)が戸建住宅で徐々にシェアを伸ばしていることをご存知でしょうか?
そこで今回は、お風呂の電気給湯器(湯沸かし器)が戸建住宅でシェアが増加している理由や、使用するメリットについてご紹介します。
ガス給湯器の高い普及率に変化が起きている?
現在、給湯器といえばガス給湯器の普及率が最も高く、多くの家庭で使用されています。
特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、9割ほどの家庭でガス給湯器が使われています。
しかし環境省によれば、戸建住宅で暮らしている世帯のうち、現在ガス給湯器やガスを使う風呂釜を使っているのは全体の約5割程度に留まっているとされています。
もちろん高いシェアであることは変わりませんが、普及率を圧倒的に占めているというほどではないですよね。
実は、これには近年の地球温暖化などの環境問題によってエコ意識が高まり、電気給湯器に注目が集まり始めてきたことが理由の一つに挙げられています。
戸建住宅で電気給湯器が増えている理由とは?
戸建住宅でガス給湯器が約5割の普及率を占める一方で、電気給湯器も少しずつシェアを増やしつつあります。
環境省によれば、エコキュートなどの電気ヒートポンプ式給湯器が全体の約2割、電気温水器が約1割、両者を合わせて約3割が電気給湯器を使っているという結果になっています。
戸建住宅で電気給湯器の普及が増え始めているのは、最近は省エネが考慮されたスマートハウスやオール電化を使用した建売住宅などが増加していることが関係しているといわれています。
さらに、これから新しく家を建てたりリフォームしたりする上で、給湯システムを含めてオール電化にするという家庭も少なくありません。
このように、電気給湯器は近年エコ意識が高まってきた時代の変化とともに改めて見直され、注目を集めています。
電気給湯器を使うメリット
ここでは、電気給湯器がガス給湯器と比べてどんなメリットがあるのかみていきましょう。
まず一つ目には、電気給湯器はガスに比べて光熱費が安く済ませられるメリットが挙げられます。
電気代は使用する時間によって価格が異なり、深夜帯が一番安くなります。そのタイミングであらかじめお湯を作って貯めておけるので、電気代の節約になるのです。
そして、作ったお湯を貯めておけるという電気給湯器のシステムのおかげで、災害が起きた直後などの緊急時にしばらくお湯が使えるのも魅力です。
また、給湯器そのものの寿命が15〜20年ほどとガス給湯器に比べて長く、修理・交換費用をあまり気にせずに済むこともメリットです。安全性も高いといわれ、長く安心して使えます。
電気給湯器のメリットについては、過去にも910マガジンで取り上げていますのでそちらもご覧ください。(ガス給湯器とはどう違う? 電気給湯器のメリットとデメリット)
戸建住宅では徐々にシェアを伸ばしている電気給湯器。これからもその独自のメリットで、さらに人気が高まっていきそうです。
給湯器の新たな設置や交換をお考えの方は、ぜひ電気給湯器も検討してみてくださいね。
ガス給湯器の電源つけっぱなし(オン・オフ)は光熱費や電気代の節約に効果はある?
ガス給湯器はガスを使ってお湯を温めるという仕組みのため、 使用した分だけ光熱費や電気代がかかります。
そのため、毎月の光熱費を少しでも節約したいと考えたときに、給湯器を使っていないあいだは電源をつけっぱなしにせずにオフにしておいた方がよいのか気になりますよね。
そこで、今回はガス給湯器の電源つけっぱなし(オンとオフ)には光熱費や電気代の節約に効果があるのかどうかご紹介いたします。
ガス給湯器にはガス代の他に電気代もかかる!
ガス給湯器という名前だけ聞くと、使うときにはガス代だけがかかるように思ってしまいますよね。ですが実際にガス給湯器でお湯を沸かす時には、ガスのほかに電気も利用しています。
「ガス」給湯器なのに電気も利用する、その理由はガス給湯器の仕組みそのものにあります。
ガス給湯器がお湯を温める仕組みは、水道のパイプに水が流れているときにガスが着火し、パイプを加熱して中を通る水を温めるというものです。
最初に蛇口をひねると給湯器のセンサーが反応し、水が流れたことを感知してガスに火がつけられます。
さらに、指定された一定の温度にお湯の熱さが保たれるように管理してくれたり、一定以上の水量は給湯されないよう調節してくれるものもあります。
このように、ガスが着火するタイミングやお湯の温度、水量などを管理しているセンサーなどの仕組みは電気で動いています。
ガス給湯器ではガスを使ってお湯を温めるものの、給湯器そのものを動かしているのは主に電力なのです。
そのため、ガス給湯器を使う際にはガス代と電気代、その両方の料金が発生します。
ガス給湯器をつけっぱなしにしていると電気代がかかる?!
現在、大手のメーカーで作られているガス給湯器のほとんどは、使っていないときには火が完全に消えるシステムになっています。
給湯器自体の電源はついていても、実際にお湯が使われていないときにはガスが使われていないのです。
そのため、ガス代に関しては給湯器をつけっぱなしにしていても無駄遣いにはなりません。
一方で、ガス給湯器の電源をつけたままにしておくと、待機電力やセンサーなどの管理、画面表示などに利用する電力が必要なため電気代はかかっています。
こまめに給湯器の電源を切れば電気代の節約にはなりますが、実はそれで節約できる額は年間で数百円程度なのです。
給湯器を使わないときは電源を切るのがオススメ!
ガス給湯器の電源をこまめにオフにしても節約できるのが年間数百円程度であれば、できればつけっぱなしにしていたいと感じている方も多いかもしれません。
しかし、ガス給湯器関係の事故やトラブルを防ぐためにも、長時間使わないときは電源を切っておく方がよいでしょう。特に、夜眠る前や家を長く留守にするときなどは、きちんと電源が切れているか確認しておくと安心です。
さらに、給湯器を使っていないときは消すのを心がけることで、日頃の節約意識が高められて家庭全体の光熱費を抑えることにも繋がりますので習慣づけるようにしておくとよいでしょう。
身体や環境にやさしい? お風呂掃除にクエン酸と重曹を使ってみよう!
一年中湿気が多く、カビや水垢などいろいろな汚れに悩まされやすい浴室・浴槽。
身体を洗って綺麗にしてリラックスするスペースなのに、落としきれない汚れが目に入ると気分も落ちてしまいますよね。
浴室・浴槽の汚れを落とすには効果的な洗剤選びが重要な一方で、なるべく身体や環境への影響が少ないものを選ぶのも大切です。
そこで今回は、身体はもちろん、環境にもやさしい成分でできたクエン酸と重曹を使って上手にお風呂掃除をするポイントをご紹介します。
お風呂の汚れにはいろいろなタイプがある
お風呂を掃除する前に、まずは浴室の汚れには主にどんなものがあるのか知っておくことが大切です。それぞれ効果的な落とし方も異なりますので、ひとつずつ見ていきましょう。
水垢・石鹸カス
水垢や石鹸カスは床や壁に多く、特に石鹸カスは身体を洗うときに使う石鹸などが残ってしまって発生する汚れです。水道水に含まれるミネラル成分と石鹸の油分などが反応して、水に溶けなくなってしまったものになります。
アルカリ性の性質を持つので、酸性洗剤で効果的に汚れを落とすことができます。
ピンク汚れ
お風呂場の床や壁に発生することが多い薄い赤やピンクの汚れは、水分だけで発生する「ロドトルラ」という酵母菌が原因になります。
目に見える汚れは擦ればすぐに落ちるのですが、菌まで完全に取り除くのは難しい厄介な汚れです。
消毒・殺菌に効果的な洗剤やエタノールなどを使って掃除を行ないましょう。
カビ
カビは浴室で特に目に留まりやすい汚れです。湿気の多いところで菌が増殖し、浴室の天井や壁などが黒ずんで汚く見えるだけでなく、洗剤などでもなかなか落としにくいため厄介です。
カビを効果的に落とすには、アルカリ性の洗剤を使ってカビの根までしっかりと除菌します。
重曹とクエン酸に期待できる効果と使い方
先ほどご紹介したお風呂の汚れに対して、重曹とクエン酸の効果が最も期待できるのは水垢や石鹸カスなどの汚れです。また、皮脂や汗による汚れの掃除にも活用できます。
ここでは、重曹とクエン酸の効果と使い方について見ていきましょう。
クエン酸の効果と使い方
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れである水垢や石鹸カスなどにとても効果的です。特に鏡や蛇口、石鹸カスが飛び散る壁や床などの掃除に使用するとよいでしょう。
さらに、抗菌・消臭などの効果も期待でき身体に悪影響がないので、子供がお風呂で使うおもちゃなどの掃除にもぴったりです。
クエン酸の使い方はとても簡単で、水で薄めてスプレーボトルに入れ、水垢や石鹸カスなどの汚れが気になる場所に吹きかけて磨くだけです。小さなおもちゃ類などはクエン酸を溶かした水につけ置きしておくのがよいでしょう。
重曹の効果と使い方
アルカリ性の重曹は、クエン酸とは異なり皮脂や汗などの酸性の汚れに効果的です。クエン酸と同じく水で薄めて使用するほか、重曹の粉を直接汚れにふりかけてスポンジやブラシで擦ったり、少量の水を加えてペースト状にした重曹を汚れにつけたりと、いろいろな使い方があります。
重曹の細かくやわらかい粒子はこびりついた汚れを落としやすく、壁や床、浴槽を傷つけず磨くのに便利です。
クエン酸と重曹を混ぜると効果アップ
それぞれ個別でも便利に使えるクエン酸と重曹ですが、この二つを混ぜて水を足すと炭酸水になり泡が立ちます。 そのまま数分つけ置きすると頑固な汚れも落ちやすくなるので、なるべく手で触りたくない排水口の掃除などにオススメです。
また、浴槽を掃除するときはまずはクエン酸スプレーを浴槽全体に吹きかけて、次に重曹の粉をふりまいて発砲させてからスポンジで擦り、最後にシャワーで汚れを流す方法が最も効果的です。
まとめ
クエン酸と重曹を使って上手にお風呂掃除をするポイントをご紹介しました。
クエン酸と重曹にはそれぞれ異なる効果があります。浴室全体を掃除する際は二つが混ざるように進めていき、最後にシャワーで一緒に流すことでより効率的に汚れを落とせます。
今回ご紹介した方法をぜひ試して、汚れが落ちたピカピカの浴室でゆっくりと入浴を楽しみましょう。
給湯器は中古と新品どちらがオススメ?
近年は、中古の給湯器がリサイクルショップやネット通販で販売されるようになり、誰でも簡単に手に入れることができるようになりました。
中古品は安価でまだまだ使える商品も数多くありますが、実際に新品の給湯器と総合して比較するとどちらがお得なのでしょうか?
今回は新品の給湯器と比較して、中古の給湯器のメリット・デメリットをご紹介いたします。給湯器の購入を検討している方は必見です!
中古の給湯器を購入するメリット
まずは、中古の給湯器を購入するメリットを見ていきましょう。
新品に比べて価格が安い
新品の給湯器と比べ、中古の給湯器は販売価格がずっと安く設定されています。新品の7割ほどの価格で購入できるものもあり、中には半額かそれ以下の値段になっていることもあります。
設備を整えるコストを少しでも抑えたいという方は中古も検討してみるとよいでしょう。
ある程度状態が良く安心して使える
中古品として販売されている給湯器は、お店が引き取る際に使えるかどうかを確認しているため、中古ではあってもある程度状態がよいものがほとんどです。また、何か不良箇所がある場合は注意書きもされています。
さらに、アフターサービスやメンテナンスなどのフォロー対策が充実しているリサイクルショップで購入すれば安心して使うことができます。
給湯器の口コミ・評価を調べられる
新品の中でも発売されて間もない商品はユーザーの口コミや評価もあまりなく、本当によいものなのかどうかの判断材料が少ないというデメリットがあります。
その点、中古の給湯器であれば既に同じ機種を使っているユーザーが多いので、どんな商品かという評価が一定数あり、給湯器選びに役立ちます。
中古の給湯器を購入するデメリット
次に、中古の給湯器を購入するデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
新品と比べ故障のリスクが高い
当たり前ですが、中古品はしばらくのあいだ使われていた商品のため、新品と比べれば故障のリスクは高くなります。
また、以前にどのように使用されていたかわからないため、商品状態の良し悪しなどの当たり外れもあります。
さらに、新品の給湯器には故障したときの保証が付いていることがほとんどですが、中古には保証がついていない場合もありますので注意が必要です。
ランニングコストが高くなる可能性もある
最近の給湯器は、ガスや電気の節約システムがかなり進歩しています。
新しい給湯器は本体の値段は高くても、中古の給湯器より毎日使う中でかかるランニングコストが低く抑えられる機種がほとんどです。
一方で、中古の給湯器はどうしても新型に比べて機能面では劣るため、本体代は安く済んでも長い目で見れば結局損になってしまうということもあり得ます。
中古品を購入する際は、給湯器を家庭内でどのように使うか考えてから購入しましょう。
まとめ
中古と新品の給湯器のメリットとデメリットをご紹介しました。
給湯器は故障すると毎日の生活にも大きな影響が出ますので、できれば性能が優れており故障のリスクも少ない新品を購入したいところです。
一方で、できるだけ安い価格ですぐに使える給湯器が必要だというケースであれば、中古の給湯器の購入にもメリットはあるといえます。
中古の給湯器は安心して使えるものを選べば新品よりも安く済ませることができますので、機能面や状態をよく確認してから購入を検討してみるとよいでしょう。
今回ご紹介したポイントを参考にして、お得に給湯器を選んでくださいね。