ECO・節約

2021-02-26
2021-02-26

高級石鹸でも安心! 石鹸を長持ちさせる方法(保管方法)とは

石鹸は香りや色、形のバラエティーが豊かな上、汚れもしっかり落とせる入浴には欠かせないアイテムである一方で、「減りが早い」という難点もあります。
なかには、せっかく購入したものの「思ったよりコストパフォーマンスが良くなかった」とガッカリする方も少なくありません。

そこで今回は、石鹸を長持ちさせる方法(保管方法)についてご紹介します。

石鹸ブームが到来! しかし気になるのは減りの早さ

石鹸は紀元前から存在していた洗浄剤であり、現在でも世界中で様々なタイプの商品が販売されています。
一時期は泡立ちがよく、取り扱いが簡単なボディーソープをはじめとする液体洗浄剤の勢いに押され目立たなくなったこともありましたが、現在は石鹸の優秀さが見直され、石鹸ブームともいえる人気を取り戻しています。

石鹸は洗浄力が高いにもかかわらず濯ぐ際の泡切れが良く、さっぱりとした使用感は特長の一つでしょう。また、頭髪を含め全身洗える商品であればコストパフォーマンスの面でも優れています。

しかし、そんな石鹸にも「水に溶けやすく、減りが早い」というデメリットがあります。
特に浴室で使用する場合は顕著であり、気付いたときには水に溶けて形が崩れ、もはや手でつかむのが難しい状態であることも。
しかもこの傾向は保湿成分を豊富に含む高級石鹸や高品質石鹸であるほど多く見られるため、「想定していたよりもお金がかかる」と使用をやめてしまう方もいらっしゃいます。

お気に入りの石鹸を長持ちさせる方法とは?

お気に入りの石鹸を長持ちさせる方法とは?
石鹸は、水に溶けやすい成分と溶けにくい成分がバランス良く配合されて作られていますが、グリセリンやオレイン酸のような保湿成分は水に溶けやすいため、良質の石鹸であればあるほど水分が大敵になります。

したがって、石鹸を長持ちさせるためには次に挙げるような水はけが良い保管アイテムの使用や保管場所の見直しが重要になってくるのです。

水はけの良い石鹸置きを使う

石鹸を長持ちさせるためには、水はけの良い石鹸置き(ソープディッシュ)で保管するのが有効です。例えば、「水切りすのこ」のついたものや、吸水性が非常に高い珪藻土やスポンジでできたものなどです。

また、使用後の濡れた石鹸は石鹸置きとの接触面積が大きいほど水に溶けやすくなってしまうので、石鹸自体をどこにも接触させずに保管できるソープホルダーを使うのも手です。ソープホルダーは磁石や吸盤で石鹸を宙に浮かせるタイプのものが多く、水はけの良さとヌル付き防止の面では群を抜いています。

高価な洗顔石鹸を浴室で保管する場合はシャワーの水がかからないよう、蓋と水切りすのこが付いた石鹸置きがオススメです。

石鹸を網に入れる

学校の手洗い場でよく見かける網入り石鹸ですが、このように石鹸を網に入れて吊れば、余分な水を切りながら保管できます。
使用する網は果物を入れるネット(いわゆるみかんネット)で構いませんが、専用の石鹸ネットを使用すれば泡立て効果できめの細かい泡がたくさん作れるので一石二鳥です。

石鹸を水場から遠ざけて保管する

「物を増やしたくない」、「石鹸置きの管理自体が面倒に感じる」といった場合には使用後の石鹸を水分のない場所まで移動させて保管しましょう。非常に単純ですが、確実な方法でもあります。

石鹸についた水分をふき取る

高価な石鹸の場合は使用毎にキッチンペーパーやタオルで水分をふき取るのもオススメです。その際は力を入れ過ぎて石鹸の表面が削れてしまわないように気を付けましょう。

入浴後は浴室内を換気する

石鹸を浴室内で保管する場合は、浴室内にできるだけ湿気が残らないように換気しておきましょう。浴室乾燥機の換気機能を使っても大丈夫です。

石鹸由来の液体洗浄剤を使う選択肢も

洗い上がりがサッパリしている石鹸と管理・保管が簡単な液体洗浄剤のいいとこ取りをしたい場合は、石鹸の成分で作られたボディーソープやシャンプーなどを使うと良いでしょう。

このような商品は石鹸を中心に取り扱っているメーカーから販売されていることが多いので、興味がある方はメーカーのホームページやパンフレットで商品情報をチェックしてみましょう。

まとめ

石鹸を長持ちさせる方法についてご紹介しました。
高機能・高品質な石鹸が続々登場し始めたことで、今回ご紹介したような便利な保管アイテムが豊富に出回るようになり、今までよりずっと長く、そして無駄なく使えるようになりました。
「石鹸は扱いが面倒だから」と敬遠してきた方もこれを機に、再度石鹸を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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2024-11-28

長風呂は身体によくない? デメリットと効果的な入浴のポイント

入浴は日常の疲れを癒してリラックスできる至福のひとときですが、長風呂になると体に負担をかけることもあります。過度な入浴は脱水症状や血行不良などを引き起こす健康リスクを伴う場合も。
そこで今回は、長風呂のデメリットについて解説し、安全で快適に入浴を楽しむためのポイントや代替手段をご紹介します。

長風呂のデメリットとは?

長風呂(一般的にお湯に浸かる時間が20分を超える入浴)は、体が芯から温まる、むくみが緩和されるといったメリットがある一方で、その分汗をかいて体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こす可能性があります。
また、体温の上昇が心臓や循環器系に負担をかけ、特に持病を持つ人や高齢者には危険です。
さらに長風呂は肌の乾燥を招くリスクもあります。長くお湯に浸かることで必要以上に皮脂が流れ落ち、肌のバリア機能が低下してしまうのです。
のぼせやめまいも注意が必要で、特に熱いお湯に長時間浸かるのは避けるべきです。交感神経が刺激されて寝つきが悪くなってしまう場合もあります。

入浴には心身のリラックス効果が期待でき、血行が促進されて筋肉の緊張がほぐれ、疲労回復や冷え性の改善につながります。
またストレス解消や質の良い睡眠をサポートするといったメリットがありますが、このような効果を享受するには適切な入浴時間と温度の管理が不可欠です。

疲れている場合も要注意! 長風呂を控えるべき人は?

体に負担をかける長風呂は、特定の条件に当てはまる方は注意が必要です。
高血圧や低血圧、また心臓病などの循環器系の持病を持つ方は、体温上昇による血流の変化で健康を悪化させるリスクがあります。

また、妊娠中の方も長風呂や熱いお湯は避けるべきです。体温が過度に上がると、胎児への影響が懸念されます。高齢者や子どもも、体温調節機能が未熟または低下しているため、のぼせや脱水症状を起こしやすいです。
これらに当てはまらない方でも、いつも以上に体が疲れているという場合は注意しましょう。

入浴で健康効果を得るポイント

ここでは、体に無理なくリラックスして健康効果を得るための入浴ポイントをご紹介します。

1.湯温の調整

お湯の温度は38~40℃のぬるめが理想です。これにより、リラックスを促す副交感神経が優位になり、血圧の急上昇や心臓への負担を防ぎます。特に、熱いお湯は短時間であってものぼせや肌の乾燥を招くため避けましょう。

2.適切な入浴時間の設定

湯船に浸かる時間はおよそ10~20分を目安にします。長時間の入浴は体温の上昇による疲労感や脱水症状を引き起こす可能性があるため、時間を守ることが重要です。

3.水分補給の徹底

入浴中は汗をかいて体内の水分が失われるため、脱水症状を防ぐために、入浴前後や途中で水分を摂ることを心がけましょう。

4.入浴後のケア

入浴後は肌が乾燥しやすいため、保湿クリームなどを使って肌の潤いを保つことも大切です。また、急激な冷えを防ぐため、浴室から出る際には体をしっかりと拭き、暖かい部屋で休むようにしましょう。

短時間でも楽しめるおすすめ入浴方法

短時間の入浴でも楽しめる代替手段を取り入れてみることもおすすめです。

足湯の活用

足湯は全身を湯船に浸けるほど体温を上げることなく、リラックスや血行促進の効果を得られる方法です。特に冬場の冷え性改善やリラックス効果が期待できます。お気に入りの入浴剤やアロマオイルを加えると、香りも楽しめます。

半身浴の実践

半身浴は湯船に下半身だけ浸かる方法で、体温上昇を穏やかにしながらリラクゼーションを楽しむことができます。ぬるめのお湯で行うと、長時間でも体に優しく効果的です。

自宅でのスパ体験

入浴剤やアロマを活用して、自宅で簡単にスパ体験を楽しむこともできます。短時間で効果を感じたい場合は、炭酸ガス系の入浴剤や発汗作用のあるものを選ぶと良いでしょう。

蒸気浴やフェイシャルスチーム

顔周りや頭部を温める蒸気浴もおすすめです。蒸しタオルやスチーマーを使えば、短時間でリラックスでき、肌の保湿効果も得られます。

こうした方法を取り入れることで、体に負担をかけずに癒しや美容効果を楽しむことが可能ですので、ぜひ行なってみてはいかがでしょうか?

まとめ

入浴はリラックスや美容に効果的な一方で、身体への負担を考慮したバランスが重要です。長時間の入浴には脱水症状や血行不良、体温調節の乱れといったリスクが伴います。特に心臓や血圧に問題がある人、妊娠中の方、高齢者や子どもは注意が必要です。

健康を守りながら入浴を楽しむには、適切な湯温や入浴時間を守るとともに、入浴後のケアや水分補給を忘れないことが大切です。また、足湯や半身浴、蒸気浴といった代替手段を取り入れることで、長風呂のような効果を短時間で得ることも可能です。安全で快適な入浴法を実践し、日々の疲れを癒しましょう。

2024-11-26

大晦日を特別な日に! 一年の締めくくりに「年の湯」を楽しもう

大晦日にお風呂に入る「年の湯」の習慣は、日本の年末を彩る伝統のひとつです。
一年の疲れや汚れを洗い流し、心身ともに清らかな状態で新年を迎えるためという意味がある入浴で、柚子湯や薬草湯をはじめ、香りや保温効果を楽しむ工夫を加えれば、リラクゼーション効果も抜群。
ぜひ今年の締めくくりに、心も体もリフレッシュする年の湯をより特別なものにしませんか?

年の湯の歴史、込められた意味とは?

「年の湯」とは、大晦日に入浴することで一年の汚れを落とし、心身を清めて新年を迎えるための日本の伝統的な風習です。
その起源は古代日本の「禊(みそぎ)」という体を洗い清める習慣にさかのぼるといわれています。やがて入浴文化が普及すると、禊の代わりに大晦日の湯が取り入れられました。特に江戸時代には、庶民の間でも広く行われるようになり、地域によっては柚子や薬草を湯に浮かべる風習も見られます。

年の湯には、一年の穢れを洗い流し、清浄な状態で新年を迎えるという「浄化」の意味が込められています。
また、家族で入浴することで絆を深め、翌年の健康や繁栄を願う象徴的な行事としても位置づけられており、この風習は、現代でも心身のリフレッシュやリラクゼーションを兼ねた大切な年末の習慣として受け継がれています。

入浴グッズを活用して特別なひとときを

年の湯を特別なひとときにするためには、入浴剤やアロマを活用するのがおすすめです。
最もメジャーな選択肢としては「柚子湯」が挙げられます。柚子には血行を促進し、リラックス効果を高める働きがあり、古くから健康と魔除けを祈る象徴として親しまれてきました。また、ショウガ湯やヨモギ湯なども、体を芯から温めるだけでなく、肌のケアにも適しています。

より現代的なアレンジとしては、バスソルトやエッセンシャルオイルを加える方法があります。
ラベンダーやユーカリなどの香りは心を落ち着かせ、ストレスを軽減します。また、保湿成分が配合された入浴剤や炭酸ガス入りのものを使うと、肌ケアとリラクゼーションの両方を楽しむことができます。

さらに、入浴後のケアには保湿効果の高いクリームやオイルが役立ちます。特に乾燥が気になる冬には、肌をしっかり守るアイテムを選びましょう。
このような工夫を取り入れれば、年の湯がより豊かな癒しの時間になることでしょう。

気持ちよく新年を迎えるための入浴ポイント

年の湯で心身を整え、気持ちよく新年を迎える準備を整えるためには、以下のポイントも押さえておきましょう。

まずお湯の温度は38~40℃の少しぬるめに設定し、15~20分程度の入浴がおすすめです。この温度は体をじっくり温め、リラックス効果を高めます。入浴前には軽いストレッチを行い、血流を促進させるとさらに効果的です。

入浴中は一年を振り返り、達成したことや感謝したいことに思いを馳せる時間にしましょう。家族で楽しむ場合は、普段は話せない気持ちを共有する場としても最適です。柚子やアロマを加えると香りの効果でリラックスでき、より特別な時間となります。
また、浴室の安全対策も重要で、事前に温めてヒートショックを防ぎましょう。入浴後はしっかりと水分補給をし、肌の保湿ケアも忘れずに。

そして、大晦日に特別プランを提供する温泉地やスパもおすすめです。銭湯では、年越しのイベントや特別な薬湯を用意していることもありますので、ぜひ活用して、年の湯を充実した体験にしましょう。

まとめ

年の湯は、一年の穢れを洗い流し、新たな気持ちで新年を迎えるための日本ならではの伝統的な習慣です。歴史的背景や文化的意味を知ると、ただの入浴ではなく、心身をリセットする大切な時間であることが分かります。また、柚子やアロマを取り入れたり、便利なグッズを活用することで、年の湯をより特別なものに演出できます。

忙しい日々の中でも、一年最後の日を大切にすることで、体を温め健康を守るだけでなく、心の整理もできるでしょう。家族で過ごす場合は絆を深める機会にもなります。ぜひ工夫を凝らした年の湯で、すっきりとした気持ちで新しい一年を迎えてください。

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