入浴には一日の疲れを癒すリラックス効果などがある一方で、長時間お風呂に浸かることで起こる恐れがある「のぼせ」には注意が必要です。
自宅以外にも銭湯や温泉などに出かけた際につい長風呂してしまってクラクラしたり、頭痛・吐き気を催したりした経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「のぼせ」が起こる原因や予防・対策について解説しますので、特に長時間お風呂に浸かることが多い方はしっかり確認しておきましょう。
お風呂で「のぼせ」が起こる原因は?
お風呂から上がってクラクラしたり、頭痛や動悸、吐き気を催したりする症状に代表される「のぼせ」は主に血圧・血流の働きが関連して起こることがあります。
まず入浴して身体が温まってくると全身の血行が良くなり、血管が広がって血圧が下がりやすくなります。
そして、長時間入浴していると水圧によって血流が促進されて、血液が脳へ流れやすい状態になるのですが、この状態でお風呂から上がろうと急に立ち上がることで血液が手足に向かって一気に流れていくため、血圧の低下に伴って脳への血流が減ってしまうのです。
この働きによってクラクラ感やめまい、吐き気や頭痛といった「のぼせ」の症状が現れることがあります。
また、「のぼせ」は長い時間の入浴だけでなく、熱いお風呂に入ったときや日頃から血圧が高いという方ものぼせる原因となる恐れがありますので注意が必要です。
特に症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故へと繋がる危険がありますのでしっかり予防・対策を取りましょう。
「のぼせ」を予防するポイント

お風呂でのぼせるのを防ぐために以下の4つのポイントをおさえて、楽しいリラックスタイムを過ごしましょう。
1.水分補給はしっかり行う
お風呂に入る前にまずはしっかり水分補給をしてください。
入浴中は自分でも気づかないうちに汗をかいており、血液中の水分量が少なくなることで脱水症状がなりやすくなる恐れがあります。
入浴中に喉が渇いたと思ったらその都度水を飲みましょう。
2.温度設定・入浴時間は適度に
お風呂の設定温度が高いとのぼせやすくなってしまうため、湯船は約38℃〜39℃と低めの温度に設定するようにしましょう。
湯船に浸かる時間は15分くらいを目安とし、全身が軽く汗ばむくらいのタイミングで上がるとよいでしょう。
長風呂は「のぼせ」の原因となるだけでなく、体力を消耗して疲れの原因になります。
3.入浴前に掛け湯・シャワーを
湯船に入る前にまず掛け湯やシャワーを浴びて、体をお湯に慣らせましょう。
掛け湯をせずいきなり入浴すると、急激な温度変化に一気に血液が流れて体に大きな負担をかける恐れがあります。
4.お風呂からゆっくりと上がる
湯船から出るときはゆっくりと上がるようにしましょう。
お風呂から上がるときにふらつきやめまいが起こりやすいので、急に立ち上がるのは避けてください。
このほかには、体に負担がかかりやすい全身浴から半身浴に切り替えたり、入浴時間を短縮したりするのも「のぼせ」予防に効果的です。
お風呂でのぼせたときの対処方法
もしも入浴中にのぼせてしまったときは、すぐにお風呂から出てください。少しでもめまいや立ちくらみを感じて「のぼせたかな?」と思ったら無理をせず入浴を中止するよう心がけましょう。
ここでは、万が一お風呂でのぼせてしまったときの対処方法を挙げていきます。
ただし、症状が重い・なかなか体調が改善しない場合はすぐに病院を受診して医師の指示を仰いでください。
安静にして体を冷やす
のぼせてしまったらまずは安静にしてください。横になるときは頭を低くして足を高くすることで血流の循環を助けることができます。
そして、冷たいタオルやペットボトルなどを使って体を冷やしましょう。
冷やす箇所のポイントは首や脇の下、足元などですが、いきなり冷たいものを当てると体に負担をかける恐れがありますので、少しずつ様子を見て当ててください。洗面器に水を入れて足をつける方法も効果的です。
また、よく温泉などで濡れたタオルを頭に乗せている方がいらっしゃいますが、冷たいタオルで入浴中に頭を冷やすことは「のぼせ」予防にもなります。
水分補給も忘れずに
のぼせていると脱水症状になりやすいため、水分補給は必ず行いましょう。
いきなり冷たい飲み物を大量に口にするのは体に負担をかける恐れがありますので、常温で少しずつ飲むことを心がけてください。
特に吐き気があるときは様子を見ながら水分補給を行いましょう。
「のぼせ」に気をつけながら楽しいバスタイムを!

お風呂で「のぼせ」が起こる原因や予防・対策についてご紹介しました。
温泉や銭湯などに出かけたときは、つい長風呂してしまいがちですがのぼせて体調不良に陥らないように十分注意してください。
症状が重いと一時的に気を失ってしまう恐れもあり、転倒など思わぬ事故に繋がる危険がありますので、少しでも異変を感じたら無理せず体を休ませてしっかりと水分を補給しましょう。
入浴中の体調に気を配りながら、一日の疲れを癒すリラックスタイムを楽しみましょう!

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休日の新習慣に! 自宅で昼風呂を楽しもう
休日は、いつもより少しゆっくり過ごして、心も体もリフレッシュしたいもの。そんなときにおすすめなのが、昼間にお風呂を楽しむ「昼風呂」です。
好きな入浴剤を使ったり、音楽を聴きながら湯船につかったりと、普段の入浴とはひと味違った楽しみ方ができます。
今回は、昼風呂の魅力や楽しみ方、注意点などについて紹介します。
昼風呂にはどんな魅力がある? 期待できるメリット
昼風呂には、夜の入浴とは違った魅力があります。休日の昼間にゆっくり湯船につかれば、慌ただしい日常から離れ、心と体をいたわる時間を過ごせるでしょう。
時間を気にせず、ゆったりと入浴できる
平日は仕事や家事に追われ、入浴を短時間で済ませている人も多いのではないでしょうか。
時間に余裕がある休日なら、自分のペースでお風呂を楽しめます。
気分転換やリフレッシュに
温かいお湯につかると、ほっとした気分になる人も多いでしょう。
入浴中はスマートフォンやパソコンから少し離れ、好きな香りを楽しんだり、静かな時間を過ごしたりするのもよい方法です。
昼風呂を日常から気持ちを切り替えるきっかけにしてみましょう。
明るい時間帯ならではの開放感を味わえる
昼風呂では、明るい時間帯ならではの雰囲気も楽しめます。自然光や外の景色を眺めながら入浴でき、夜とは違った開放感を味わえるでしょう。
窓がない場合も、照明やバスグッズを工夫すれば、いつもとは違う空間を演出できます。
自分好みの入浴スタイルを楽しめる
香りのよい入浴剤を使ったり、お気に入りの音楽を流したりすれば、自宅のお風呂がくつろぎの空間に変わります。普段はシャワーだけで済ませている人も、休日には湯船につかってみてはいかがでしょうか。
入浴後に読書や映画鑑賞を楽しむなど、その日の気分や体調に合わせて過ごし方を工夫するのもおすすめです。
昼風呂を安全に楽しむための注意点

お湯の温度と入浴時間に注意
お湯は熱くしすぎず、38〜40℃程度を目安に設定しましょう。
まずは5〜10分程度の短めの入浴から始め、体調に合わせて調整するのがおすすめです。
長湯はのぼせや脱水につながるおそれがあるため、読書や動画鑑賞に夢中になりすぎないよう注意してください。動悸やめまい、息苦しさなどを感じた場合は、すぐに浴槽から出て休みましょう。
入浴前後の水分補給を忘れない
入浴中は汗をかくため、入浴前後には水やお茶などで水分を補給しましょう。また、飲酒後の入浴は、転倒や溺水などの事故につながる危険があるため避けてください。
体調に合わせて入浴する
食後すぐの入浴はタイミングに注意し、発熱やめまい、強い疲労感があるときは無理をせず休みましょう。睡眠不足や脱水が疑われる場合も、入浴を控えるのが安心です。
温泉や銭湯でも昼風呂を楽しもう

休日のお出かけを兼ねて、いつもとは違うお風呂で気分転換してみてはいかがでしょうか。
少し足を延ばせるなら、日帰り温泉がおすすめです。露天風呂がある施設では、空や木々の景色を眺めながら、ゆったりと入浴を楽しめます。温泉地によっては、入浴後に周辺を散策したり、ご当地グルメを味わったりするのもよいでしょう。
遠出をせずに気軽に楽しみたい時には、街の銭湯を利用する方法もあります。広い浴槽につかれば、自宅のお風呂とは違った気分を味わえるでしょう。昔ながらの雰囲気や個性的な壁画など、施設ごとの魅力を楽しめるのもポイントです。
スーパー銭湯では複数の浴槽に加え、サウナや岩盤浴、休憩スペースなどを備えた施設もあり、一日ゆっくり過ごせます。入浴後に食事を取ったり、読書を楽しんだりするのもおすすめです。
なお、施設によっては昼間は営業していないところもあるため、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。サウナなどを利用する際は、無理をせず水分補給も忘れないようにしてください。
昼風呂でのんびり休日を満喫しよう!
気軽に楽しめる昼風呂は、休日にぴったりのリラックス方法です。ぜひ自分好みのスタイルを見つけて、心地よい時間を楽しんでください。
米ぬか風呂の効果とは? 自宅での作り方と肌トラブルを防ぐ注意点
米ぬか風呂は、米ぬかを布袋などに入れ、浴槽のお湯へ浸して楽しむ昔ながらの入浴法です。
米ぬかには脂質のほかγ-オリザノール、フェルラ酸、トコフェロール類など、さまざまな成分が含まれています。
今回は、米ぬか風呂に期待される作用や作り方、肌や浴槽への注意点を解説します。
米ぬか風呂とは?
米ぬか風呂とは、玄米を白米へ精米する際に出る米ぬかを利用した入浴法で、米ぬかを直接浴槽へ入れるのではなく、布袋やガーゼへ包み、お湯の中でもみながら使う方法が一般的です。
米ぬかにはさまざまな成分が含まれる
米ぬかには油分のほか、γ-オリザノール、フェルラ酸、トコフェロール、トコトリエノールなどが含まれています。
フェルラ酸やγ-オリザノールは化粧品分野でも研究されており、米ぬかが美容素材として注目される理由のひとつです。
ただし、化粧品として調整された成分と、お風呂へ米ぬかを入れた状態では濃度や皮膚への届き方が異なります。
そのため、米ぬか風呂には「美肌」「美白」「保湿」など多くの情報がありますが、実際には米ぬか風呂そのものを対象とした研究は現時点で少ないのが現状です。
肌がしっとりした感触になる人もいる
米ぬかには油分が含まれているため、お湯へ浸すと通常のお風呂とは異なる肌触りになる人もいます。
入浴後にしっとりした感触を得られる人もいますが、「乾燥肌が改善する」とまでは断定できません。
熱いお湯や長風呂は、かえって肌の乾燥を招く可能性があります。
乾燥が気になる人は、熱すぎないお湯で短めに入浴し、入浴後に保湿剤を使ってください。
フェルラ酸などは美容分野で研究されている
米ぬかに含まれるフェルラ酸は、抗酸化作用などを持つ成分として研究されています。
皮膚へ使用する化粧品の研究では、色素沈着や肌の水分量などに関する報告もあります。
ただし、家庭の米ぬか風呂で同じ作用が得られるとは確認されていません。
「米ぬか風呂へ入ればシミが消える」「肌が白くなる」と考えるのは避けましょう。
米ぬか風呂の作り方
米ぬか風呂は、自宅でも簡単に試せます。米ぬかを直接浴槽へ入れず、目の細かい袋へ入れて使うのが扱いやすい方法です。
用意するものは、新鮮な米ぬか、布袋(ガーゼやお茶パック)、袋の口を閉じるひもで、米ぬかの使用量に統一された基準はありません。
初めて使う人は少量から試し、肌の状態を確認してください。
米ぬかを袋に入れてお湯へ浸す
米ぬかを布袋やガーゼへ入れ、浴槽の中で漏れないよう口をしっかり閉じます。
お湯へ浸したら、袋にお湯を含ませながら軽くもんでください。
袋を肌に使用するときも、強くこする必要はありません。
摩擦によって赤みやかゆみが出る可能性があるため、やさしく触れる程度にしましょう。
使用後の米ぬかは再利用しない
一度お湯へ浸した米ぬかは、基本的にその日のうちに処分してください。
米ぬかは油分を含み、水分や温度の影響で品質が変化します。
浴槽へ長時間放置せず、入浴後は早めに取り出しましょう。
米ぬか風呂の注意点

自然由来の素材でも、すべての人の肌に合うとは限りません。敏感肌や皮膚疾患がある人は特に注意してください。
赤みやかゆみが出たら使用を中止する
米ぬかでもアレルギー反応や刺激が起こる可能性があります。
米や米ぬかでアレルギー症状が出た経験のある人は使用を避け、使用後に赤み、かゆみ、腫れ、ヒリつきなどが現れたら使用を中止してください。症状が続くときは皮膚科へ相談しましょう。
湿疹や傷がある肌には使わない
湿疹、傷、ただれなどがある状態では、米ぬかが刺激になる可能性があります。
アトピー性皮膚炎などで治療中の人も、自己判断で米ぬか風呂を治療代わりに使わないでください。
治療中なら主治医へ相談するのが安心です。
米ぬかを浴槽に直接入れない
米ぬかは必ず目の細かい袋に入れて使い、使用している間は追いだきや保温を避けるのが安全です。
米ぬかの細かな粒子が配管へ入ると、汚れや目詰まりにつながる可能性があります。
入浴後は早めに浴槽を洗う
米ぬか風呂を使った後は、お湯を長時間残さず早めに排水します。
排水後は浴槽を水やぬるま湯で流し、循環口周辺にも米ぬかが残っていないか確認してください。
米ぬか風呂は肌と浴槽の状態を確認しながら楽しもう

米ぬか風呂は、美容効果を期待しすぎるより、いつもの入浴に変化を加える方法として楽しむのが向いています。
肌への刺激が気になる人は無理に続けず、入浴後の乾燥やかゆみ、赤みなどを確認してください。
また、天然素材だから浴槽や給湯設備へ影響しないとは限りません。
肌への負担と設備への影響の両方を意識し、自宅の環境に合った方法で取り入れましょう。







