温泉地やエステなどでよく見かける「足湯」は、靴下だけ脱げば服を着たままで手軽にできる入浴方法ですが、定期的に足湯に浸かりに行ったり、ご自宅でも実践したりしているという方は意外にも少ないようです。
足湯は、正しい方法で入浴すればただ足が温まるだけでなく快眠や冷え性改善といった様々な効果が期待できるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介します。
足をお湯に浸けるだけで健康的に?! 足湯の嬉しい効果とは?
足湯はお湯に足を浸けるだけのシンプルな入浴方法ですが、「第二の心臓」ともいわれる足を温めて血行が良くなることで様々な健康効果があることが分かっています。
冷え性の改善
冷え性は、手や足の血管が収縮して血行が悪くなることで冷えを感じる症状です。そのため、継続的に足湯に浸かって足を温めてあげれば血行が良くなり、冷え性の改善効果が期待できます。
足は血液を全身に送り出す心臓から最も遠い場所にあるため冷えやすい箇所ですが、足湯で温めることで血液が温められ体温が上がります。
肩こりや腰痛の改善・疲労回復
足湯で足を温めて血行が良くなると、血流が悪いことが原因の一つとされる肩こりや腰痛といった体の痛みを緩和・改善させる効果があります。疲労回復にも効果的です。
リラックス効果で快眠・ストレス解消
足湯で血行が良くなると、緊張した筋肉がほぐれて副交感神経の働きが高まり心身ともにリラックス効果を得ることができます。
寝つきが良くなる快眠効果や、乱れた自律神経を整えてストレス解消にもつながります。
免疫機能の向上
足湯に浸かる習慣があると免疫力の強化につながることが分かっています。冬場の風邪などへの抵抗力はもちろん、がん化した細胞や外から侵入したウイルスを破壊する能力を持つ「ナチュラルキラー細胞」が活性化され、がんや感染症などの予防にもつながるといわれています。
足のむくみ改善
足のむくみは、体内の余分な老廃物や水分が溜まることが原因とされています。下半身は心臓から離れているため血流も滞ってしまいがちになり、むくみの原因物質が溜まりやすい箇所ですが、足湯をすることで血行が良くなり老廃物などが排出されて症状の改善が期待できます。
また、足湯で血行が良くなることにより肝臓の働きを高め、老廃物が解毒されて排出されやすくなります。
自宅でも手軽にできる足湯の効果を高めるポイント

足湯に浸かると様々な効果が得られるだけでなく、足を入れて温めるだけなので忙しい時でも手軽にできるのが魅力です。
ここでは、足湯の効果をさらに高める自宅で簡単にできる入浴のポイントを挙げていきます。
足湯を始める前に用意するもの
足湯の際に用意するものとしては、足湯専用の桶などを新たに購入する必要はなく洗面器やバケツなどでも代用可能です。お風呂の浴槽に半分くらいお湯を入れて足だけ浸かるのもよいでしょう。
お湯を入れる容器は、入浴した際に足首がお湯で隠れるくらいのものを目安にし、特に冷え性が気になるという方はふくらはぎが隠れる程度のものがオススメです。
また、部屋で足湯を行う場合はお湯がこぼれてもいいように容器の下に敷くタオルや、入浴後に足を拭くタオル、お湯が冷えてきた時に新たにつぎ足す「差し湯」を保存するポットや水筒、水分補給用のドリンクなどを用意しておくと便利です。
お湯の温度はどのくらい?
足湯で使用するお湯の温度は個人差はありますが42~45℃くらいがベストです。入浴用としては少し高めの温度ではありますが、量が少ないと冷めやすいため少々熱めのお湯を用意しましょう。
足湯中にお湯が冷めてきたなと感じたら、温度をキープするためにお湯をつぎ足して調整をします。
入浴時間の目安はおよそ15~20分
足をお湯に浸ける時間はおよそ15〜20分くらいを目安にしましょう。冷え性が気になる方はふくらはぎくらいまでしっかりと浸かって温めます。
ただし、足湯が初めての方は入浴時間はあくまで目安とし、体調を確認しながら様子を見て、万が一気分が悪くなってきたら無理はしないでください。通常の入浴と同様にお酒を飲んだあとや体調不良時、消化不良の原因となる食後すぐの足湯は控えましょう。
また、特に冬場は足湯中に体が冷えるのを避けるためにひざ掛けやバスタオルを用意しておくとよいでしょう。バケツや洗面器も一緒に覆うようにするとお湯が冷めにくくなって便利です。
足湯を終えたらすぐに靴下を履いて保温する
最後に、足湯を終えたらしっかりと水分を拭き取り、せっかく温まった足が湯冷めしないようにすぐに靴下を履いて保温してください。
足湯のあとの水分補給には白湯がオススメです。血流を良くして足湯の効果をさらに高めることができるでしょう。
また、足首をゆっくりと回し、足の裏やふくらはぎをもみほぐすマッサージをしたり、保湿クリームを塗ったりしておくと、むくみ解消や肌の乾燥防止に効果的です。
足湯を日々の生活に取り入れよう!

足湯の嬉しい効果や、自宅で簡単にできる足湯の入浴方法についてご紹介しました。
冷え性が気になるという方はもちろん、寝つきを良くする効果があるほか、起床後に足湯をして体温が上がるとスッキリ目覚められるので朝が弱いという方にもオススメです。
足湯は日頃から継続して行うことでさらなる健康効果が期待でき、読書やテレビを観ながらでも気軽に始められるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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リラックスのつもりが危険に? お風呂で眠くなる原因と安全対策
一日の疲れを癒やすために、ゆっくりと湯船につかる時間を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。
ところが、リラックスしすぎてお風呂でうとうとしてしまい、気付いたら寝ていたという経験を持つ方も少なくありません。
今回は、お風呂で眠くなる理由や寝落ちが危険とされる背景を分かりやすく解説しながら、安全に入浴を楽しむための対策をご紹介します。
お風呂に入ると眠くなる主な理由
お風呂に入ると急に眠気を感じやすくなる主な理由としては、「睡眠不足」が大きく関係しています。十分な睡眠が取れていない状態では、体と脳が常に疲労を抱えたまま過ごしているため、少しのリラックス刺激で一気に眠気が表に出やすくなります。
仕事や家事で疲れ切った状態で夜遅くに入浴する人ほど注意が必要です。体はすでに限界に近く、温かいお湯に包まれた安心感が加わると、意識を保つ力が急激に低下します。気付かないうちに目を閉じてしまい、そのまま寝落ちにつながるケースも少なくありません。
入浴中に強い眠気を感じやすい人は、日頃の睡眠時間や生活リズムを一度見直してみる意識も大切です。
お風呂で寝てしまうリスクについて
お風呂で眠ってしまう行為は、想像以上に大きなリスクを伴います。
最も注意したいのは、溺水につながる危険性です。通常なら眠ってしまっても、顔が浴槽に沈んだことに気がついてすぐに起きられますが、深刻な睡眠不足の場合は気づかずそのまま溺れてしまうおそれがあります。
また、長時間の入浴によって体温が上昇すると、のぼせや脱水を引き起こしやすくなります。
特に高齢者や疲労が強い方、飲酒後の入浴ではリスクが一段と高くなります。体力や判断力が低下していると、眠気に逆らえず、そのまま意識を失うように寝てしまう場合があります。
リラックスするはずのお風呂が、命に関わる場面に変わる可能性があるため、入浴中の寝落ちは決して軽視できません。
お風呂は心身を癒やす大切な時間だからこそ、危険性を理解し、眠ってしまわない工夫が必要です。
お風呂で眠ってしまわないためには?

お風呂での寝落ちは、いくつかの習慣を見直すだけでも防ぎやすくなります。
睡眠不足を解消
最も根本的な対策として、睡眠不足を解消しましょう。慢性的な寝不足が続くと、入浴中に限らず強い眠気に襲われやすくなります。入浴中に何度も眠くなる場合は、生活リズムや就寝時間を見直し、しっかり休息を取る工夫をしてみましょう。
飲酒後や食後すぐの入浴は要注意
飲酒後や食後すぐの入浴は控えてください。アルコールを摂取したあとは血管が広がりやすく、入浴によって血圧が急激に下がりやすくなります。強い眠気や立ちくらみを感じやすく、非常に危険な状態につながります。食後すぐの入浴も消化器官に血液が集まっているため、ぼんやりしやすくなります。
特に飲酒後はその日は入浴しないようにすると安心です。
シャワーで済ませる
眠気を感じやすい日は、湯船につからずシャワーで済ませる方法も有効です。シャワーであれば意識が遠のくリスクを下げられます。
特に疲労が強い日や深夜の入浴では、安全面を優先した選択としておすすめです。
マッサージする
入浴中に軽いマッサージを取り入れるのも、寝落ち防止につながります。肩やふくらはぎをゆっくり動かすと、体を温めつつ意識を保ちやすくなります。
ただし、力を入れすぎると逆にリラックスしすぎるため、軽めを意識してください。
アラームをかける
時間管理も大切です。入浴前にアラームを設定しておくと、長湯を防ぎやすくなります。スマートフォンや防水タイマーを使い、10分から15分程度で一度区切る習慣をつけると安心です。
お湯の温度をぬるめに
お湯の温度にも注意しましょう。お湯は38〜40度程度のぬるめを目安にすると、体への負担が抑えられます。熱すぎるお湯や長時間の入浴は、眠気や意識低下を引き起こしやすくなるため避けたほうが安全です。
万が一に備えて意識しておきたいポイント
どれだけ注意していても、体調や疲労の度合いによっては、入浴中ふとした時に寝落ちしてしまう可能性があります。そのため、日頃から万が一を想定した意識を持っておくと安心につながります。
例えば、一人で入浴する場合でも、家族や同居人が在宅している時間帯を選ぶと安全性が高まります。声をかけられる距離に誰かがいるだけでも、異変に早く気付いてもらいやすくなります。
浴室の環境を整えておく工夫も欠かせません。浴槽のふちや洗い場で滑らないように、滑り止めマットを敷いておくと、ふらついた際の転倒リスクを抑えられます。
また、高齢者の方が入浴する場合、浴室のドアは完全に閉め切らず、少し開けておくと異常時に発見されやすくなります。
安全に心地よい入浴時間を楽しもう

お風呂は一日の疲れを癒やす大切な時間ですが、眠ってしまうと大きな危険を伴います。睡眠不足や入浴習慣を見直すだけでも、寝落ちのリスクは下げられます。無理をせず、自分の体調と向き合いながら、安全で心地よい入浴時間を心がけていきましょう。
新年の健康祈願に! 1月の季節湯「松湯」を楽しもう
昔から日本では、季節に合わせて湯船に植物や果物を入れる「季節湯」が親しまれてきました。なかでも1月の季節湯「松湯」は、縁起物として知られる松の香りを楽しみながら、冷えた身体をじんわり温められる入浴法です。
1月は一年の始まりで、新たな気分を整えながら身体も温めたい時期です。日常の入浴にひと工夫を加えれば、冬の寒さが和らぎ、心まで明るくなります。
今回は、自宅で気軽に楽しめる松湯の魅力や、作り方などについてご紹介します。
松湯とは? 日本伝統の「季節湯」について
季節湯は、その時期に合わせた植物や果物を湯に入れて、身体を整える入浴法です。古くは江戸時代に広まった習慣で、祝いや厄除け、無病息災を願いながら入浴する文化として受け継がれています。
そして、1月に親しまれてきた季節湯が「松湯」です。日本ではとても縁起の良い木とされている松は冬でも葉が落ちない常緑樹であるため、「不老長寿」の象徴としても知られています。
具体的には「松の葉」を用いた入浴法となり、精油成分を多く含んだ葉のおかげで、体はポカポカと温まり、心地良い木の香りで森林浴のような気分も味わえます。
松の葉を手に入れる機会はあまりないかもしれませんが、松湯の時期はちょうど1月なので、正月飾り用の松を活用するのがおすすめです。
ぜひ新年のスタートを清々しい気分で迎えるために「松湯」を実践してみてはいかがでしょうか。
松湯の主な効果効能について
松湯は、一年のスタートにぴったりな効果効能が期待できます。
リラックス効果
松には精油成分が多く含まれていて、爽やかな香りがリラックス効果をもたらすといわれています。
年末年始は慌ただしい時間が続き、疲れや緊張が溜まる場合があります。湯船に入った瞬間に広がる香りが、気持ちを落ち着ける手助けとなるでしょう。
血行促進・温浴効果
松に含まれる精油成分によって、松湯は温浴効果に加えて血行促進にも効果があるとされています。
外出から戻って体が冷え切った日でも、松湯にゆっくり浸かることで身体の芯まで温まりやすくなります。
また、肩こりなど不調を感じている方におすすめです。
松湯の作り方は?
松湯は、簡単な下準備だけで自宅で楽しめます。
松の葉をよく洗う
まず風呂に入れる松の種類ですが、年末年始に売られている正月飾り用の松が簡単に手に入るのでおすすめです。100~150gを目安に用意しましょう。
松の葉を枝から丁寧にもぎ取り、葉についている樹脂をぬるま湯でよく洗い流してください。また、葉の付け根の茶色い部分がくっついてくる場合は取り除きましょう。
煮出して浴槽に流し込む
次に洗った葉を出汁パックや布袋に詰めて、鍋に入れて中火で10〜15分ほど水から煮出します。
その後、煮出した汁だけを浴槽に流し込み、よくかき混ぜれば完成です。
なお、より手軽に作る方法としては、飲用の松葉茶を使用するのもおすすめです。
松湯を安全に楽しむためのポイント

松湯を安心して楽しむために、いくつか注意点を押さえておきましょう。
肌への刺激
松に含まれる精油成分は、皮膚を刺激する作用があるため、人によっては痒みやヒリつきを感じる場合があります。異常を感じた際はすぐにお風呂から出るようにしましょう。敏感肌の方や子どもが入浴する場合は、最初は量を少なめにし、問題がないか様子を見ると安心です。
また、松の葉を一緒に入れることも可能ですが、チクチクするので注意してください。
適切な入浴時間を守る
入浴時間は長くしすぎないように意識してください。のぼせないように目安として10〜15分ほどで切り上げると負担をかけずに済みます。
また、入浴前後に水分補給も忘れずに行いましょう。
入浴後はしっかり掃除を
松湯に限らず、お風呂に入浴剤や植物を使用した場合、入浴後は浴槽や排水口をしっかり掃除しましょう。
時間が経つにつれ汚れや匂いが付着し、落ちづらくなるおそれがありますので注意が必要です。
また、入浴後は保温や追い焚き機能は使用しないでください。細菌や微生物が繁殖しやすくなる原因につながります。
松湯で心身を整えよう

松湯は、特別な準備をしなくても取り入れやすく、寒さが厳しい1月にぴったりの入浴方法です。爽やかな香りや心地よい温かさに包まれながら、ゆっくり過ごす時間は心身を整えるきっかけになります。
慣れてきたら、季節に応じた他の季節湯にもぜひ挑戦して、自宅のお風呂時間をより楽しい習慣にしてみましょう!







