知る・学ぶ

2019-12-25
2019-12-25

地震や台風などの災害時対策でお風呂に水を溜める注意点とは?

地震発生時や大型台風の接近に備えて、日頃から災害時の対策を意識しておくことは大切ですが、なかでも飲料水や生活用水の確保は重要です。
そのため、災害時にはよくお風呂に水を溜めておくという対策を考えている方がいらっしゃいますが、メリットのほかにもいくつか注意点があることをご存知でしょうか?

そこで、今回は災害対策でお風呂に水を溜める注意点についてご紹介します。

生活用水として再利用? お風呂に水を溜めるメリット

まずは、お風呂に水を溜めるメリットをみていきましょう。
大きな地震が発生した場合は、電気やガスだけでなく水道のライフラインが止まってしまう恐れがあります。
水が出なくなってしまうと、飲み水はもちろん生活用水も使用できなくなり、洗濯や洗い物に影響が出るだけでなくトイレも水で流せなくなってしまうため、不自由な生活を余儀なくされます。

しかし、災害時に残っていたお風呂のお湯を使ったり、水道が止まってしまう前に水を浴槽に溜めておくことで、ライフラインがストップしてしまっても生活用水として利用することができます。
そのため地震発生時や、大型台風の接近で大きな被害が予想されるときはお風呂に水を溜めておき、さらにペットボトルや鍋、やかんなどにも溜めておくことが大切です。

また、お風呂の残り湯を普段から活用する方法についても、過去に910マガジンで取り上げていますのでそちらをご覧ください。(お風呂の残り湯を上手に活用しよう)

お風呂に水を溜める注意点も確認しておこう!

お風呂に水を溜める注意点
地震発生時や、大型台風が接近しているときはお風呂に水を溜めておくと、万が一水道が止まっても生活用水が確保しておける一方で、いくつか注意点があります。

小さなお子さんがいるご家庭は要注意?!

小さなお子さんがいるご家庭では、浴槽への転落などによる不慮の事故を防ぐためにもなるべくお風呂の水は溜めないようにしましょう。災害時にやむをえずお風呂に水を溜める場合は十分に注意してください。
また、なるべくお風呂に溜める水は少量にしておき、ペットボトルなどを多く用意して備えるようにしましょう。

お風呂の残り湯は雑菌だらけ?

お風呂の残り湯は、実は一晩置いておくだけで細菌が数千倍に増えるといわれています。人がお風呂に入ったあとに残った垢や皮脂などによるものですが、災害時には飲料水としては使わずにトイレを流すなどの生活用水として利用することをオススメします。また、細菌が増加した状態のお湯を使った洗濯にも注意が必要です。

マンションなどの集合住宅では注意!

マンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、お風呂に水を溜めるのは注意が必要です。地震によって排水管が損傷する恐れがあり、トイレを残り湯で流そうとすると上層階から下に水が漏れてしまうことがあるためです。また、マンションだけでなく一戸建ての場合でも2階や3階からトイレを流すときは注意が必要です。
このようにお風呂に水を溜めても、生活用水を排水することが難しくなるとかえって処理に困る恐れがありますので注意しましょう。

そのほかにも、長期間お風呂に水を溜めたままだとカビが発生しやすくなる原因にもなるため、なるべく窓を開けて換気しておくことが大切です。

災害対策でお風呂に水を溜める注意点についてご紹介しました。
災害時に水を浴槽に溜めておくと生活用水として利用できて便利ですが、小さな子どもがいる場合や、マンションに住んでいるなど環境によってはオススメできないこともありますので、各ご家庭の状況に合わせた対策を行なうようにしてくださいね。

給湯器の故障・販売・交換で
お困りの方へ

給湯器のトラブル・お悩みを迅速解決いたします!
給湯器の販売、給湯器新規取付、給湯器故障時の交換、修理対応、その他トラブル対応を、千葉県・茨城県・東京都を中心に365日年中無休で承っております。

給湯器のサイトはこちら

お風呂のリフォームを
ご検討中の方へ

お風呂に関するトラブル・お悩み解決いたします!
システムバスへの交換をはじめ、ご要望に応じたバスリフォームを、千葉県・茨城県・東京都を中心に365日年中無休で迅速に行ないます。

お風呂リフォームのサイトはこちら

Recommend

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

2024-04-30

近年注目の「水素風呂」とは? メリットや導入方法について

1日の疲れを癒やす入浴の効果をさらに上げるため、お風呂に入浴剤を入れたり、半身浴を行ったりする方は多いのではないでしょうか?
このほかにも近年は、水素を使用した「水素風呂」に注目が集まっており、自宅で楽しむ方も増えてきています。
そこで今回は、水素風呂とは一体どんなものなのか、効果効能や自宅で行う方法についてご紹介します。

水素風呂とは?

水素風呂は、水素発生機や入浴剤を使用してお湯の中に水素ガスを溶け込ませたお風呂です。
近年人気の「水素水」は飲むことで身体に取り入れますが、水素は自然界の中で最も分子量が小さい気体であり、人体へは皮膚や呼吸を通じて吸収することもできるので、水素風呂に入浴することによって効率よく全身に取り込めます。

水素風呂の効果については研究途上の段階でまだまだ全容は明らかになっていませんが、水素は病気や老化の原因に挙げられることが多い「活性酸素」を除去し、水として体外へと排出してくれるといわれ話題になりました。また、このほかにも様々なメリットがあるとされています。

水素風呂の主なメリット

身体がより温まる

水素風呂は、通常のお湯で入浴するよりもさらに身体を温められる効果があるといわれています。水素風呂には血管を拡張する働きがあり、体内の奥深くまで温められて持続力も長いとされています。
体が温まると新陳代謝が促され、免疫力の向上にもつながるため、入浴によって疲労回復だけでなく健康維持にも効果的であるといえるでしょう。

肌のケアにも効果的

水素には老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるといわれており、これが肌の表面にも作用して外部の刺激などによる肌トラブルを軽減する効果が期待できます。水素が肌の奥深くに浸透することで保湿効果もあり、シワを予防する効果もあると期待されています。
また活性酸素が取り除かれることで、髪の傷みや白髪、薄毛、抜け毛といったトラブルを予防するヘアケアにもつながります。

疲労回復やストレス解消

水素風呂は疲労回復やストレス解消にも効果があるといわれています。これらは身体に蓄積した活性酸素が原因となっている場合があり、水素風呂に浸かることで除去されて身体の内側からサポートしてくれます。
またお風呂の温かさと水素の効果が合わさって、より深くリラックスした状態へとつなげることができます。

ダイエットサポート

水素風呂はダイエットサポートの効果も期待されています。水素が体内に吸収されることで血流が促進されて代謝もアップし、体脂肪が消費しやすくなって痩せやすい体質へとつながります。日頃の生活習慣も見直しながら挑戦してみるとよいでしょう。
また代謝がよくなると老廃物の排出もスムーズになるので、デトックス効果をもたらし美容や健康をサポートします。

水素風呂を自宅に導入するには?

水素風呂を自宅に導入する場合は、水素発生機の利用と入浴剤を入れる2つの方法があります。

水素発生機

水素発生機は浴槽に沈めて、お湯を電気分解することで水素が発生する仕組みの水素風呂です。初期費用はかかりますが、コンセントにつないで本体のスイッチを入れるだけで水素風呂を楽しむことができ、習慣化して長期間使用する予定がある場合にはおすすめです。機器のレンタルを行なっている会社もあるので、ぜひお試しで使用してみてはいかがでしょうか。
このほかには特殊な容器にマグネシウムの塊を入れるものなどがあります。

入浴剤

水素入浴剤タイプは、通常の入浴剤と同じく浴槽のお湯と混ぜることで水素を発生させるというものです。水素の発生時間は一般的に3~8時間ほどとなります。
一回使い切りのものが多く、手軽に使用できるのが魅力ですが、一般的な入浴剤と比べると価格は高いため長期的に見るとコスト負担が大きくなります。
そのため「水素風呂がどんなものなのか試してみたい」という方におすすめで、本格導入する際は水素発生機の利用を検討してみましょう。

まずはお試しで始めてみよう!

水素風呂の効果効能や、自宅で楽しむ方法についてご紹介しました。
日々の入浴タイムに水素風呂を活用することで、より身体が温められるだけでなく、肌のケアやダイエットサポートなど様々なメリットが期待できます。
ただし、通常の入浴と同様に水分不足には注意が必要で、体調不良や思わぬトラブルを防ぐためにも入浴前後にしっかり水分補給はしておきましょう。

水素風呂をお試しで始めるのであればまずは入浴剤がおすすめなので、身体の健康や美容に気を遣いたいという方はぜひこの機会に水素風呂の効果を確かめてみてください!

2024-04-22

リフォームを考えている方は要チェック! 2024年注目の浴室インテリアトレンド

インテリアのトレンドも、ファッションの流行と同じように移り変わりが激しいものです。
定番のデザインや伝統的に愛されてきたデザインもありますが、せっかくバスルームをリフォームするなら今のトレンドを押さえたデザインにしたいところです。
バスルームのようなプライベートな空間なら、自分の好みに合わせて自由にトレンドを取り入れられるのも嬉しいポイント。
今回は、近年のバスルームのインテリアデザインのトレンドをご紹介します。

バスルームへのトレンドの取り入れ方

バスルームのリフォームは、そう頻繁にできるものではありません。
だからこそトレンドを取り入れることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、トレンドのみを追いかけたデザインにするのではなくクラシックなテイストを取り入れることで流行のみに囚われているものとは違う、タイムレスな魅力のインテリアを完成させることができます。

これからご紹介するトレンドについてもすべてを取り入れる必要はもちろんありません。
自分の好きな雰囲気やテイストにも合わせやすいトレンドを組み合わせて理想のバスルームをつくりましょう。

2024年に注目したいトレンドデザイン

スパルームを思わせるデザイン

海外で人気を集めているのは自宅にスパルームをつくること。
新型コロナウイルス感染症の流行を経て、在宅ワークをはじめとして自宅で過ごす時間が増えたことで、自宅にいながら癒されたい、生活の質をより向上させたいと考える人が多くなったようです。
自宅に完全なスパルームをつくることは難しくても、スパのようなリラックスできる雰囲気づくりはできるはず。
たとえば壁はバスルームによく使われる白ではなく、あたたかみを感じられるグレーに。
そして小物類などは暖色系のカラーをワンポイントのように取り入れると、全体的に高級感がありながら落ち着きのある雰囲気が完成します。
在宅ワーカーや、自宅で体を動かす機会のある人など、体の疲れを取るためだけでなく、居心地のいいバスルームにしたい人におすすめです。

オーガニックな雰囲気

ここ数年はさまざまな業界でオーガニック素材を取り入れたデザインが流行しています。
バスルームも例外ではなく、テラコッタなどの天然素材を用いたデザインがブーム。
これからもこの流行は続くとみられていて、テラコッタのタイルやインテリアアイテムなどの形でバスルームに取り入れるのがおすすめ。
テラコッタ自体は伝統的に愛されてきた素材で流行に左右されるものではありません。
クラシックでありながらモダンなテイストも持ち合わせていて、洗練された雰囲気のバスルームを目指したい方におすすめです。
テラコッタのほか、植物などの自然からインスピレーションを受けたデザインを取り入れた、リラックスできて落ち着く空間づくりが流行しています。
鉢植えなどのグリーンを浴室に配置するとより自然を感じられる雰囲気に。

おしゃれな照明

照明は、部屋の雰囲気を大きく変えるインテリアアイテムのひとつ。
バスルームももちろん例外ではありません。
基本的にはシンプルなデザインの照明が使われることの多いバスルームですが、近年はむしろインテリアの主役となるようなおしゃれで主張の強い装飾的なデザインの照明がトレンドになるとのこと。
好きなテイストのものでいいので、ユニークでアーティスティックなアイテムを選ぶと心からゆっくりとリラックスできる空間づくりにつながります。
バスルームをリフォームするなら、照明のデザインにもこだわってみるのがおすすめです。

ヴィンテージ風のテイスト

ヴィンテージ風のテイストは、今後も主流のトレンドとなる見込みです。
ヴィンテージテイストは先ほど紹介した色を取り入れるインテリアデザインとも好相性。
ノスタルジックなクリームがかったピンクやイエロー、ミントグリーンなど、どこか懐かしい雰囲気のヴィンテージカラーは洗練された印象を与えます。
あえて使い込まれたような風合いにデザインしたもの、艶を消したりニスを塗らず仕上げたりといったヴィンテージテイストのアイテムを活用することで、機能的でモダンでありながらシャビーシックな雰囲気のおしゃれなバスルームを演出できそうです。

まずは小物から取り入れるのもおすすめ! トレンドを取り入れてバスルームをブラッシュアップ

バスルームのインテリアに関するトレンドをご紹介しました。
部屋の内装全体をトレンドに合わせて変えるのは難しい部分もありますが、照明や水栓、バスルーム内に置くインテリアアイテムなど、小物類からトレンドを取り入れるとそれだけでもおしゃれな雰囲気に。
毎日使うバスルームが自分好みのおしゃれな雰囲気になれば、心も体もより一層リフレッシュできるようになるでしょう。
リフォームで大胆にバスルームをつくり変えるのもよし、小物からトレンドを取り入れるのもよし。
日頃の疲れを癒す場所であるバスルームをより居心地のいい場所にするため、手軽にチャレンジできるところからトレンドや好みを取り入れた素敵な空間へとつくり変えてみましょう!

Category

給湯器・お風呂に関するおすすめ記事

知る・学ぶ

今まで知らなかった給湯器にやお風呂に関する豆知識やタメになる情報をご紹介しています。

健康・生活

給湯器とお風呂の使い方で、健康や生活に役に立つ情報をご紹介しています。

ECO・節約

お得に給湯器やお風呂を使う方法や、エコになる情報をご紹介しています。

TOP