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リラックスのつもりが危険に? お風呂で眠くなる原因と安全対策
一日の疲れを癒やすために、ゆっくりと湯船につかる時間を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。
ところが、リラックスしすぎてお風呂でうとうとしてしまい、気付いたら寝ていたという経験を持つ方も少なくありません。
今回は、お風呂で眠くなる理由や寝落ちが危険とされる背景を分かりやすく解説しながら、安全に入浴を楽しむための対策をご紹介します。
お風呂に入ると眠くなる主な理由
お風呂に入ると急に眠気を感じやすくなる主な理由としては、「睡眠不足」が大きく関係しています。十分な睡眠が取れていない状態では、体と脳が常に疲労を抱えたまま過ごしているため、少しのリラックス刺激で一気に眠気が表に出やすくなります。
仕事や家事で疲れ切った状態で夜遅くに入浴する人ほど注意が必要です。体はすでに限界に近く、温かいお湯に包まれた安心感が加わると、意識を保つ力が急激に低下します。気付かないうちに目を閉じてしまい、そのまま寝落ちにつながるケースも少なくありません。
入浴中に強い眠気を感じやすい人は、日頃の睡眠時間や生活リズムを一度見直してみる意識も大切です。
お風呂で寝てしまうリスクについて
お風呂で眠ってしまう行為は、想像以上に大きなリスクを伴います。
最も注意したいのは、溺水につながる危険性です。通常なら眠ってしまっても、顔が浴槽に沈んだことに気がついてすぐに起きられますが、深刻な睡眠不足の場合は気づかずそのまま溺れてしまうおそれがあります。
また、長時間の入浴によって体温が上昇すると、のぼせや脱水を引き起こしやすくなります。
特に高齢者や疲労が強い方、飲酒後の入浴ではリスクが一段と高くなります。体力や判断力が低下していると、眠気に逆らえず、そのまま意識を失うように寝てしまう場合があります。
リラックスするはずのお風呂が、命に関わる場面に変わる可能性があるため、入浴中の寝落ちは決して軽視できません。
お風呂は心身を癒やす大切な時間だからこそ、危険性を理解し、眠ってしまわない工夫が必要です。
お風呂で眠ってしまわないためには?

お風呂での寝落ちは、いくつかの習慣を見直すだけでも防ぎやすくなります。
睡眠不足を解消
最も根本的な対策として、睡眠不足を解消しましょう。慢性的な寝不足が続くと、入浴中に限らず強い眠気に襲われやすくなります。入浴中に何度も眠くなる場合は、生活リズムや就寝時間を見直し、しっかり休息を取る工夫をしてみましょう。
飲酒後や食後すぐの入浴は要注意
飲酒後や食後すぐの入浴は控えてください。アルコールを摂取したあとは血管が広がりやすく、入浴によって血圧が急激に下がりやすくなります。強い眠気や立ちくらみを感じやすく、非常に危険な状態につながります。食後すぐの入浴も消化器官に血液が集まっているため、ぼんやりしやすくなります。
特に飲酒後はその日は入浴しないようにすると安心です。
シャワーで済ませる
眠気を感じやすい日は、湯船につからずシャワーで済ませる方法も有効です。シャワーであれば意識が遠のくリスクを下げられます。
特に疲労が強い日や深夜の入浴では、安全面を優先した選択としておすすめです。
マッサージする
入浴中に軽いマッサージを取り入れるのも、寝落ち防止につながります。肩やふくらはぎをゆっくり動かすと、体を温めつつ意識を保ちやすくなります。
ただし、力を入れすぎると逆にリラックスしすぎるため、軽めを意識してください。
アラームをかける
時間管理も大切です。入浴前にアラームを設定しておくと、長湯を防ぎやすくなります。スマートフォンや防水タイマーを使い、10分から15分程度で一度区切る習慣をつけると安心です。
お湯の温度をぬるめに
お湯の温度にも注意しましょう。お湯は38〜40度程度のぬるめを目安にすると、体への負担が抑えられます。熱すぎるお湯や長時間の入浴は、眠気や意識低下を引き起こしやすくなるため避けたほうが安全です。
万が一に備えて意識しておきたいポイント
どれだけ注意していても、体調や疲労の度合いによっては、入浴中ふとした時に寝落ちしてしまう可能性があります。そのため、日頃から万が一を想定した意識を持っておくと安心につながります。
例えば、一人で入浴する場合でも、家族や同居人が在宅している時間帯を選ぶと安全性が高まります。声をかけられる距離に誰かがいるだけでも、異変に早く気付いてもらいやすくなります。
浴室の環境を整えておく工夫も欠かせません。浴槽のふちや洗い場で滑らないように、滑り止めマットを敷いておくと、ふらついた際の転倒リスクを抑えられます。
また、高齢者の方が入浴する場合、浴室のドアは完全に閉め切らず、少し開けておくと異常時に発見されやすくなります。
安全に心地よい入浴時間を楽しもう

お風呂は一日の疲れを癒やす大切な時間ですが、眠ってしまうと大きな危険を伴います。睡眠不足や入浴習慣を見直すだけでも、寝落ちのリスクは下げられます。無理をせず、自分の体調と向き合いながら、安全で心地よい入浴時間を心がけていきましょう。
新年の健康祈願に! 1月の季節湯「松湯」を楽しもう
昔から日本では、季節に合わせて湯船に植物や果物を入れる「季節湯」が親しまれてきました。なかでも1月の季節湯「松湯」は、縁起物として知られる松の香りを楽しみながら、冷えた身体をじんわり温められる入浴法です。
1月は一年の始まりで、新たな気分を整えながら身体も温めたい時期です。日常の入浴にひと工夫を加えれば、冬の寒さが和らぎ、心まで明るくなります。
今回は、自宅で気軽に楽しめる松湯の魅力や、作り方などについてご紹介します。
松湯とは? 日本伝統の「季節湯」について
季節湯は、その時期に合わせた植物や果物を湯に入れて、身体を整える入浴法です。古くは江戸時代に広まった習慣で、祝いや厄除け、無病息災を願いながら入浴する文化として受け継がれています。
そして、1月に親しまれてきた季節湯が「松湯」です。日本ではとても縁起の良い木とされている松は冬でも葉が落ちない常緑樹であるため、「不老長寿」の象徴としても知られています。
具体的には「松の葉」を用いた入浴法となり、精油成分を多く含んだ葉のおかげで、体はポカポカと温まり、心地良い木の香りで森林浴のような気分も味わえます。
松の葉を手に入れる機会はあまりないかもしれませんが、松湯の時期はちょうど1月なので、正月飾り用の松を活用するのがおすすめです。
ぜひ新年のスタートを清々しい気分で迎えるために「松湯」を実践してみてはいかがでしょうか。
松湯の主な効果効能について
松湯は、一年のスタートにぴったりな効果効能が期待できます。
リラックス効果
松には精油成分が多く含まれていて、爽やかな香りがリラックス効果をもたらすといわれています。
年末年始は慌ただしい時間が続き、疲れや緊張が溜まる場合があります。湯船に入った瞬間に広がる香りが、気持ちを落ち着ける手助けとなるでしょう。
血行促進・温浴効果
松に含まれる精油成分によって、松湯は温浴効果に加えて血行促進にも効果があるとされています。
外出から戻って体が冷え切った日でも、松湯にゆっくり浸かることで身体の芯まで温まりやすくなります。
また、肩こりなど不調を感じている方におすすめです。
松湯の作り方は?
松湯は、簡単な下準備だけで自宅で楽しめます。
松の葉をよく洗う
まず風呂に入れる松の種類ですが、年末年始に売られている正月飾り用の松が簡単に手に入るのでおすすめです。100~150gを目安に用意しましょう。
松の葉を枝から丁寧にもぎ取り、葉についている樹脂をぬるま湯でよく洗い流してください。また、葉の付け根の茶色い部分がくっついてくる場合は取り除きましょう。
煮出して浴槽に流し込む
次に洗った葉を出汁パックや布袋に詰めて、鍋に入れて中火で10〜15分ほど水から煮出します。
その後、煮出した汁だけを浴槽に流し込み、よくかき混ぜれば完成です。
なお、より手軽に作る方法としては、飲用の松葉茶を使用するのもおすすめです。
松湯を安全に楽しむためのポイント

松湯を安心して楽しむために、いくつか注意点を押さえておきましょう。
肌への刺激
松に含まれる精油成分は、皮膚を刺激する作用があるため、人によっては痒みやヒリつきを感じる場合があります。異常を感じた際はすぐにお風呂から出るようにしましょう。敏感肌の方や子どもが入浴する場合は、最初は量を少なめにし、問題がないか様子を見ると安心です。
また、松の葉を一緒に入れることも可能ですが、チクチクするので注意してください。
適切な入浴時間を守る
入浴時間は長くしすぎないように意識してください。のぼせないように目安として10〜15分ほどで切り上げると負担をかけずに済みます。
また、入浴前後に水分補給も忘れずに行いましょう。
入浴後はしっかり掃除を
松湯に限らず、お風呂に入浴剤や植物を使用した場合、入浴後は浴槽や排水口をしっかり掃除しましょう。
時間が経つにつれ汚れや匂いが付着し、落ちづらくなるおそれがありますので注意が必要です。
また、入浴後は保温や追い焚き機能は使用しないでください。細菌や微生物が繁殖しやすくなる原因につながります。
松湯で心身を整えよう

松湯は、特別な準備をしなくても取り入れやすく、寒さが厳しい1月にぴったりの入浴方法です。爽やかな香りや心地よい温かさに包まれながら、ゆっくり過ごす時間は心身を整えるきっかけになります。
慣れてきたら、季節に応じた他の季節湯にもぜひ挑戦して、自宅のお風呂時間をより楽しい習慣にしてみましょう!
ボディタオルを使うメリットとは? 自分に合った一枚を選ぶポイントや注意点
毎日の入浴で欠かせないアイテムのひとつが「ボディタオル」です。単に体を洗うだけでなく、肌の汚れをやさしく落とし、血行を促す効果も期待できます。
しかし、使い方や選び方を間違えると肌に負担をかけてしまうおそれもあります。
そこで今回は、ボディタオルを上手に活用するメリットや選び方、注意点についてご紹介します。
意外と知らない? ボディタオルで体を洗うメリット
ボディタオルを使って体を洗うと、手だけで洗うよりも肌の汚れをしっかり落とせます。タオルの繊維が皮脂や汗、古い角質をやさしくこすり落とすため、肌を清潔に保ちやすくなるのです。
また、タオルを使うことで軽くマッサージするように洗えるため、血行が促進され、肌のハリやツヤを保ちやすくなります。
さらに、ボディソープや石鹸と併用すると泡立ちがよくなり、体全体を均一に洗うことができます。泡が肌の上で滑るように広がるため、肌への摩擦を抑えながら汚れを落とせます。
加えて、入浴時にボディタオルで体を洗う行為は、触感や泡の感触によってリラックス効果も期待できます。日々の入浴を少し特別な時間に変える手助けとなり、心身の疲れを和らげながら清潔感を高められます。
ボディタオルを選ぶポイント
ボディタオルを選ぶ際は、肌へのやさしさと使いやすさを重視すると安心です。
素材
まず、素材に注目しましょう。綿やマイクロファイバーなどの柔らかい繊維は肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすいです。
一方でナイロンやポリエステルといった素材は洗浄力が高く、しっかり落とせますが、肌が弱い場合は摩擦で刺激になる場合があります。
強すぎない刺激で、マッサージ感覚で体を洗いたい方には麻、軽い力で汚れをしっかり落としたい方には絹もおすすめです。
また、通気性や乾きやすさも大切なポイントです。濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるため、合成繊維や麻など乾きやすい素材や通気性の良いデザインを選ぶと衛生的に使えます。
形やサイズ
形やサイズも確認しましょう。手に持ちやすいタイプや、背中まで届く長めのタオルは、体全体を洗いやすく便利です。
見落とされがちですが、体の大きさに合ったサイズを選ぶというのも重要なポイントで、大人用であればおよそ100cm、子供用はおよそ80〜90cmを目安にすると良いでしょう。
自分の肌質や使用感の好みに合わせて選ぶことで、毎日の入浴が快適で効果的なケア時間に変わります。
ボディタオルを使う際の注意点や工夫について

ボディタオルを使う際には、肌への負担を減らす工夫が大切です。
やさしく洗う
力を入れすぎずやさしく洗うことを意識しましょう。ゴシゴシ擦ると肌表面の角質やうるおいまで落ちてしまい、乾燥や刺激の原因になりやすいです。
特に敏感肌や乾燥肌の方は、タオルを軽く泡立てて包むように洗うと安心です。
タオルを清潔に保つ
使用後のケアも重要です。タオルは濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、肌トラブルの原因になります。使い終わったらしっかり水気を切り、風通しの良い場所で乾かす習慣をつけましょう。定期的に洗濯して清潔に保つことも、肌を守るために欠かせません。
タオルの使い方を工夫
体の部位によってタオルの使い方を工夫すると効果的です。例えば顔や首は柔らかいタオルでやさしく、背中や足は長めや厚手のタオルで届きにくい場所もスムーズに洗えます。柄付きやフック付きのタオルを選ぶと、手が届きにくい部分も簡単にケアでき、収納や乾燥もしやすくなります。
また、リラックス効果を高めたい場合は、タオルにお気に入りの香りのボディソープやアロマオイルを少量つけて泡立てると、入浴時間が心地よいリフレッシュタイムに変わります。
ボディタオルで心も体もリフレッシュ!

ボディタオルは、素材や形状、使い方を意識するだけで、毎日の入浴をより快適なケアタイムへ変えてくれます。
肌にやさしく、清潔に保ちながら使うことで、その魅力をしっかりと実感できます。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に自分の肌に合った一枚を選び、心地よいバスタイムを過ごして心身ともにリフレッシュしましょう。
寒さを乗り切ろう! 12月の季節湯「ゆず湯」の魅力
12月の寒い夜には、体の芯まで温まる「ゆず湯」がぴったりです。季節湯にはあまり馴染みがないという方でも、日本の伝統的な習慣で知られる「冬至」の日にゆず湯に入ったことがあるという方は多いのではないでしょうか?
湯船に浮かぶゆずの鮮やかな色と爽やかな香りは、入浴を特別な時間に変えてくれます。
今回は、心身の疲れを優しく癒してくれる季節湯「ゆず湯」の魅力や、作り方などについてご紹介します。
12月の季節湯「ゆず湯」の魅力
12月に入ると寒さが厳しくなり、体が冷えやすくなります。そんな季節にぴったりなのが、古くから親しまれてきた「ゆず湯」です。
湯船にゆずを浮かべると浴室に広がる爽やかな香りが心を落ち着け、寒さで固まりやすい体をじんわりと温めます。冬の夜に香りと温もりを同時に味わえるゆず湯は、気分を穏やかにして疲れを和らげてくれます。
ゆず湯の習慣は、日本の「冬至」の行事と深いつながりがあります。冬至は一年で最も昼が短い日であり、この日を境に日が長くなるため、古くから「運が上向く日」と考えられてきました。
ゆずの香りには邪気を払う力があると信じられ、家族の健康を願いながら湯船にゆずを入れる習慣が広まりました。江戸時代にはすでに多くの家庭で冬至のゆず湯が楽しまれていたといわれています。
ゆずの鮮やかな色や豊かな香りは、冬の季節感を感じさせます。湯船にゆずが浮かぶだけで特別な雰囲気が生まれ、お風呂が穏やかな癒しの時間に変わります。家族と一緒に楽しむのはもちろん、自分だけでゆっくり過ごす場合も、ゆず湯は冬の暮らしを豊かにしてくれることでしょう。
ゆず湯の効果について
ゆず湯には、冷えや疲れを抱えやすい冬の体を優しく支える様々な働きがあります。
ビタミンCやリモネンが豊富
ゆずにはビタミンCが豊富に含まれ、肌の潤いを守りながら乾燥しやすい季節の肌荒れを和らげます。
さらに、皮に多く含まれる香り成分リモネンが湯の表面に広がり、体を芯から温める作用を高めます。湯船にゆずが浮かぶだけで、入浴後の保温効果が長続きしやすくなります。
風邪をひかないという言い伝えも
昔から「ゆず湯に入れば風邪をひかない」と言われてきました。この言い伝えは、体がしっかり温まり、血行がスムーズになりやすいため、冬の不調を遠ざける力があると考えられてきた背景によるものです。
リモネンの香りが鼻にやさしく広がり、呼吸を整えながら気分を軽くしてくれるため、寒さで強張った心と体を落ち着かせます。
手軽に気分転換
ゆず独特の爽やかで柔らかな香りは、入浴時間を穏やかに演出します。強すぎず優しい香りが浴室全体に広がり、緊張をほぐしながら前向きな気持ちへ導きます。忙しい日が続くと気分が沈みやすくなりますが、ゆず湯は自宅で手軽に気分転換できる方法として親しまれています。
「ゆず湯」の準備

ゆず湯を楽しむためには、まずゆずの選び方が大切です。鮮やかな色と香りが強いものを選ぶと、入浴時に心地よい香りが広がります。表面に傷やしわが少ないものを選ぶと、果皮から油分がしっかり湯に溶け出しやすくなります。
ゆず湯はゆずを丸ごと湯船に浮かべるだけでできるので、家庭での準備は簡単です。カットして使用するとゆずの成分をより感じられ、香りが十分に広がりますが、肌が弱い方やお子様に刺激が強い場合があります。切ったゆずをネットやガーゼに入れて湯に浮かべると、実や種が散らばらず清潔に楽しめます。
湯の温度は少しぬるめの約38〜40℃に設定すると、香りをしっかり楽しみながら長く浸かれます。
入浴前にはゆずを洗い、ホコリや汚れを落としてから湯船に入れると安心です。準備の手間はほとんどかからず、香りと温もりを存分に味わえます。
ゆず湯で寒さを乗り切ろう!

ゆず湯は寒さを和らげ、香りで心まで温めてくれる冬ならではの楽しみ方です。準備も手軽で、誰でも気軽に取り入れられます。
12月の夜に湯船にゆずを浮かべ、香りと温もりを存分に感じながら入浴すると、体も心もリフレッシュできます。季節を感じながら冬を快適に過ごすために、ぜひ今年はゆず湯を取り入れてみてください。
手軽にできる! 香水で香りを楽しむ入浴アイデア
お風呂は、体を清潔にするだけでなく、心をリフレッシュする大切な時間です。そんなバスタイムに、「香水」をほんの少し取り入れるだけで、いつもの入浴が特別なリラックスタイムに変わります。
香水の上品な香りに包まれながら、心身を穏やかに整える新しい入浴スタイルを試してみませんか?
なぜお風呂に香水を?
香水といえば、外出前に身につけるためのアイテムというイメージがありますが、お風呂に取り入れてみると、普段とは違った楽しみ方ができるのでおすすめです。
湯気によって香りがやわらかく広がり、浴室全体が心地よい雰囲気に包まれるため、リラックス効果を高めて一日の疲れを解消しやすくなります。
また、肌が温まって香りがふわっと立ち上がりやすくなり、入浴後も持続しやすくなる点が魅力で、特別な予定の前夜や、自分へのご褒美としてリラックスしたいときにもぴったりの方法です。
手軽に普段のバスタイムに加えられて、贅沢で癒やされるひとときを演出できます。
お風呂で香水を楽しむポイント
お風呂で香水を楽しむ一番手軽な方法は、浴槽に香水を1〜2回吹きかける使い方になります。湯気とともに香りがふんわり立ち上がり、浴室全体に広がってリラックス効果を高めることができます。なお、お湯に直接吹きかけるのではなく、湯船の上の空間に吹きかけるようにするのがポイントです。
入れすぎると香りが強くなりすぎてしまうため、少量から試して香りの広がり方を確認しながら調整するとよいでしょう。
特に柑橘系やフローラル系など、湯気と相性の良い軽やかな香りを選ぶと、自宅でもスパのような気分が味わえます。
さらに、入浴前に浴室内へ軽くひと吹きする方法もあります。この場合は直接肌に触れることもなく、お湯の影響で香りが強くなりすぎる心配を抑えられます。
また、シャワーを浴びる際にも湯気で香りが柔らかく広がるため、短時間の入浴でも香りを楽しみやすい方法になります。
香水を取り入れる際の注意点

香水を使いすぎない
浴槽に香水を入れすぎてしまうと、強い香りがこもって気分が悪くなったり、肌への刺激が強まったりする可能性があります。
香水の種類によっても適量が異なるため、必ず少量から試しながら調整しましょう。
香りが苦手な方への配慮を
家族で強い香りが苦手な方がいる場合は、お風呂場での香水の使用は配慮することが求められます。
浴室内に香りが残りやすいため、使用後は換気を行い、みんなが心地よく過ごせるよう気を配りましょう。
このように、香水を取り入れたバスタイムは魅力的ですが、正しい使い方・マナーを守ることで、安心かつ快適に香りを楽しめます。興味がある場合は、まずは控えめに試してみましょう。
香水以外でおすすめの香りアイテムは?
お風呂で香りを楽しむ方法は香水だけではなく、入浴剤やアロマオイルなど様々なアイテムがあります。それぞれ特徴や楽しみ方が異なるため、香水と比べながら選ぶとより自分に合ったバスタイムを作れます。
入浴剤
入浴剤は手軽に香りとカラフルな色彩を楽しめる点が魅力です。香りの強さも比較的穏やかで、香水ほど濃く香らないため、初心者でも使いやすい点がメリットです。
アロマオイル
アロマオイルは植物由来の自然な香りが特徴で、リラックス効果やリフレッシュ効果を目的に使う方が多いです。
ただし、お風呂に使用するときは精油であることを必ず確認し、原液を直接入れずに植物油や無水エタノールと混ぜて使いましょう。
ハーブや花
ハーブや花を浴槽に浮かべる方法は、視覚的な楽しみも加わるのが魅力です。例えばローズやラベンダーなどを浮かべると、香りとともに見た目の美しさも楽しめて、香水にはない癒やし効果があります。
ただし、お風呂で使ったあとは、排水口が詰まらないように注意してください。
香り豊かなバスタイムを楽しもう!

香水をお風呂に取り入れると、楽しみ方はぐっと広がります。まずは少量から試してみて、好みに合わせてアレンジすれば、毎日のバスタイムをより心地よく過ごせます。香りと一緒に、リラックスしたひとときをぜひ楽しんでみてください。
爽やかな香りでリラックス効果抜群! 11月の季節湯「みかん湯」
11月になると肌寒さを感じる日が増え、ゆったりとしたお風呂の時間が一層心地よくなります。そんな季節にぴったりなのが「みかん湯」です。
みかんの爽やかな香りとほのかな甘さが、体だけでなく心もリラックスさせてくれます。
今回は、家庭でも簡単に楽しめるみかん湯の魅力や、作り方などについてご紹介します。
みかん湯とは? 日本伝統の「季節湯」
日本には、古くから季節ごとにお風呂を楽しむ「季節湯」という文化が根付いています。
季節の植物や果物をお風呂に浮かべ、その香りや効能を取り入れることで、心身を癒やし、健康を整える習慣が受け継がれてきました。
なかでも11月は、「みかん湯」が代表的とされ、冬の始まりを感じる風物詩として親しまれています。
みかん湯とは、その名のとおり、みかんの皮をお風呂に入れて香りや成分を楽しむ入浴法です。
柑橘類ならではの爽やかな香りが広がって、湯船に浸かると心が穏やかになり、冷えた体がじんわりと温まります。みかんの皮には「リモネン」という精油成分が豊富に含まれており、肌を保湿する効果や血行を促進する働きが期待できます。
寒さが本格化する11月にぴったりで、風邪の予防や冷え対策にも役立つと考えられています。
また、みかん湯は季節湯の中でも比較的手軽に実践できるのが大きな魅力です。
みかん湯の主なメリットについて
みかん湯には、冬の時期に嬉しい様々なメリットがあります。
リラックス効果
みかんの皮には先述の「リモネン」という香り成分が多く含まれており、この成分が湯に溶け込むことで、全身を優しく包み込むような爽やかな香りが広がります。香りは自律神経を整えるといわれており、入浴中のリラックス効果を高め、1日の疲れを癒すサポートをしてくれます。
血行促進効果
リモネンには血行を促進する働きもあるとされ、湯船に浸かることで体の芯までしっかりと温まりやすくなります。
冷えが気になる季節には、体を効率よく温めて肩こりや腰痛、冷え性の改善にもつながる可能性があります。特に11月は気温が急激に下がるため、みかん湯は冷え対策の一つとして効果的です。
肌の保湿効果
みかんの皮に含まれるリモネンやビタミンCは、肌をしっとりと保湿し、すべすべとした肌触りを感じやすくなります。乾燥しやすい冬場に肌のうるおいを保つサポートになる点も、大きなメリットといえるでしょう。
このように、みかん湯は心と体の両方にメリットがある入浴法です。寒い季節でも少しの工夫を加えるだけで、より豊かなバスタイムを楽しめます。
みかん湯の作り方

みかん湯は、準備も手順もシンプルで、誰でも気軽に取り入れられます。
みかんの皮を洗う
まずは、みかんの皮を用意します。一般的には1~2個分の皮で十分ですが、香りを楽しみたい場合は量を増やしてもよいでしょう。
有機みかんや無農薬みかんであれば問題ありませんが、表面に農薬やワックスがついている可能性がありますので、よく洗って落としてから使うようにしてください。
皮をちぎって干す
次にみかんの皮を軽くちぎっておきます。皮を細かくすると香りが出やすくなりますが、あまり小さくしすぎると取り出しにくくなるため、手で適度な大きさにちぎるのがおすすめです。
ちぎった皮は風通しの良い日陰で1週間ほど干しておきましょう。また、すぐに使用したい場合は電子レンジが便利です。500wで2分ほど温めたあと、裏返してさらに1分半ほど温めてください。
湯船に入れる
乾燥させたみかんの皮をお茶パックやだしパックに入れて湯船に浮かべてください。皮を入れたら、数分待つだけで香りが広がり、入浴準備は完了です。
お湯の温度は普段の入浴温度で構いませんが、40度前後の少しぬるめのお湯にすると香りが立ちやすく、長時間リラックスして楽しめます。
入浴中は、みかんの香りを深く吸い込みながら、ゆったりと体を温めましょう。入浴後は布袋を軽く絞って捨てるだけなので後片付けも簡単です。
安全に楽しむためのポイント
肌への刺激に注意
みかんの皮に付着している農薬や汚れが肌に刺激を与える場合があります。使用する前には皮をよく洗い、可能であれば有機栽培のものや無農薬のみかんを選ぶと安心です。
肌が敏感な方は、入浴前に少量の湯で皮を煮出したお湯を手や腕にかけ、刺激がないか確認してから浴槽に入る方法もおすすめです。
また、長時間の入浴や高温の湯では肌が乾燥しやすくなるため、40度前後のぬるめのお湯で短時間の入浴を心がけると、みかん湯の香りを楽しみながら肌への負担も減らせます。
入浴後はしっかり掃除する
みかん湯に限らず、お風呂に入浴剤や植物を使用した場合、入浴後は浴槽や排水口をしっかり掃除しましょう。
時間が経つにつれ汚れや匂いが付着し、落ちづらくなる恐れがありますので注意が必要です。
また、入浴後は保温や追い焚き機能は使用しないでください。細菌や微生物が繁殖しやすくなる原因につながります。
みかん湯で寒さを心地よく乗り越えよう!

みかん湯は、毎日のバスタイムをより特別なものにしてくれる季節湯です。今回ご紹介した楽しむポイントや注意点をぜひ参考にして、11月の寒さを心地よく乗り越えましょう。
冷え対策におすすめ! 10月の季節湯「生姜湯」について
10月は気温がぐっと下がり始め、体が冷えやすくなる季節です。そんな時期には体を芯から温めてくれる「生姜湯」がおすすめで、血行促進や冷えの改善だけでなく、リラックス効果も期待できます。
今回は、10月の季節湯として楽しむ生姜湯の効果や、作り方などについて解説します。秋ならではの季節感を取り入れて、特別なひとときを過ごしましょう。
生姜湯の効果とは? 季節湯について
日本には、古くからその季節ならではの植物をお風呂に取り入れる「季節湯」という習慣があります。毎月異なる素材を使い、体調を整えたり、季節の移ろいを楽しんだりする文化は、四季を大切にする日本ならではの知恵といえるでしょう。
10月は夏の暑さが落ち着き、朝晩の冷え込みが強まる時期ですが、体が冷えやすくなるこの季節に選ばれたのが「生姜湯」でした。
生姜は古くから薬膳や漢方にも使われてきた植物で、体を芯から温めてくれる働きがあります。特に秋から冬にかけて冷え性に悩む方にとって、生姜湯は自然な温活方法として心強い存在です。お湯の温熱効果と生姜の働きが合わさって体が芯からじんわり温まり、入浴後もしばらくポカポカ感が続きます。
また、血流が良くなることで筋肉のこわばりがほぐれやすくなり、肩こりや腰のだるさを感じにくくなる効果が期待できるほか、生姜の香りには気持ちを落ち着けるリラックス作用があり、心身のバランスを整えるサポートになります。
日頃の疲れやストレスを和らげたいときに、リフレッシュ感を得られる生姜湯は季節の変わり目のセルフケアとしておすすめの入浴法です。
生姜湯の作り方について
まず新鮮な生姜を準備しましょう。スーパーなどで手に入る生姜をよく洗い、すりおろして使うと香りや成分をしっかりと引き出すことができます。
生姜の量は1~2片程度が目安ですが、冷えを強く感じる方は少し多めにしても良いでしょう。
作り方はとても簡単で、スライスした生姜を布の袋やお茶パックに入れて浴槽に浮かべるだけです。
煮出してから加える方法もありますが、その場合は香りや成分が濃く出やすくなり、より温浴効果を感じやすくなります。
なお、生姜の刺激が強すぎると肌にピリピリ感を覚える場合があるため、初めての方は少なめから試しましょう。
また、市販の入浴剤タイプの生姜湯を利用すれば、より手軽に楽しむことができるのでおすすめです。
生姜湯を楽しむ際の注意点

生姜湯は体を温めてくれる心地よい入浴法ですが、安心して楽しむためにはいくつかの注意点を押さえておく必要があります。
生姜の量
生姜の量は入れすぎてしまうと成分が濃くなり、肌に刺激を感じる場合があります。特に小さなお子さんや肌が弱い方は注意してください。
また、直接生姜を入れるよりも、布袋やお茶パックに入れて使うと安心です。生姜の繊維が肌に触れるのを防ぎつつ、香りや成分をしっかり楽しむことができます。
なお、皮膚や体質に異常がある場合は事前に医師に相談した上で使用し、発疹や痒みなどの症状が現れた場合はすぐに中止してください。
長風呂に注意
生姜湯にはリラックス効果がありますが、だからといって長時間の入浴は体に負担をかけてしまう可能性があります。不安がある方は、無理をせず10分程度の短めの入浴から始めることをおすすめします。さらに入浴後は水分補給をしっかり行い、のぼせや脱水を防ぐようにしましょう。
また、入浴後は肌が乾燥しやすくなるため、タオルで水分を拭き取ったあとは保湿ケアを取り入れて潤いのある肌を守りましょう。特に乾燥肌の方は注意が必要です。
お風呂で秋を堪能しよう

生姜湯は、体を温めるだけでなく、季節を感じながら心を癒してくれる入浴法です。
バスタイムにちょっとした工夫を加えることで、リラックスタイムがより豊かになります。無理のない範囲で取り入れて、秋ならではの季節感をお風呂で楽しんでみてはいかがでしょうか。
夏の疲れを癒す! 9月の季節湯「菊湯」を楽しもう
日本には、古くから季節ごとに旬の植物をお風呂に浮かべて楽しむ「季節湯」という風習があり、9月は「菊湯」がその代表です。菊は長寿や健康を願う花として親しまれ、見た目の華やかさだけでなく、香りや効能でも私たちを癒してくれます。
忙しい日々の中で心身をリセットする時間として、菊湯を取り入れてみてはいかがでしょうか?
菊湯とは?
菊湯とは、日本の伝統的な「季節湯」のひとつであり、菊の花を湯船に浮かべて入浴する習慣を指します。日本では古くから、季節の移り変わりに合わせて植物や果実を湯に入れて、体調を整えたり無病息災を願ったりする文化が根付いてきました。
例えば1月は松湯、5月は菖蒲湯、7月は桃湯といったように、各月ごとに代表的な植物が選ばれています。その中で9月は「菊の節句」にちなんで菊が用いられ、長寿や健康を祈る意味合いが込められました。
菊は中国でも古くから薬効があると信じられ、延命長寿の花として大切にされてきました。その考え方が日本にも伝わり、平安時代には宮中行事として「重陽の節句」が定められ、菊の花や菊酒で長寿を願う風習が広まりました。庶民の間にも徐々に浸透し、菊をお風呂に浮かべる「菊湯」という習慣が生まれたといわれています。
現代では、菊湯は必ずしも毎年行われるほど広く定着しているわけではありませんが、今もなお健康祈願やリラクゼーションを目的に楽しむ人がいます。
夏の疲れが残る時期に、菊の香りに包まれながらお湯に浸かって心身を癒し、秋を健やかに迎えようという思いが込められています。
菊湯の効果について
リラックス効果
菊の特徴である豊かな香りは、リラックス効果をもたらし心身を整える働きを持っています。特にストレスや疲労を感じやすい季節の変わり目には、菊湯に浸かることで心を落ち着けられるでしょう。
血行促進や保湿効果
菊の花には、体の痛みを緩和するといわれる「カンフェン」という精油成分が含まれており、肩こりや腰痛、筋肉痛などの症状に効果があるとされています。また、保湿効果も高く、血行が良くなるため体の芯まで温まります。
秋は夏の疲れが残りやすく、体調を崩しやすい時期ですが、菊湯にゆっくり浸かることで免疫力を高め、季節の変わり目を健やかに過ごす助けになります。
なお、菊湯の効能をしっかりと体感するためには、湯上がりに水分を十分に摂る、ゆったりと体を休めるなど、入浴後のケアも忘れずに行いましょう。
菊湯の楽しみ方
菊湯には、野生で多くみられる「リュウノウギク」という種類がよく使われており、本格的に楽しみたいという方におすすめです。手に入れるのが難しい場合は、食用に使われる菊の花を代用することもできます。
まずは下準備として1〜2日ほど日陰干しした菊の花を、ハサミなどで細かく刻み、目の細かいネットや布袋に入れます。
そして布袋に熱湯をかけて10~15分ほどおいて成分を抽出し、液体ごと袋を浴槽に入れます。
菊の花も一緒に浮かべると香りとともに優雅な見た目も楽しめますよ。
なお、入浴のタイミングは就寝前がおすすめで、菊の香りと温かいお湯の相乗効果によって心身が落ち着き、深い眠りにつながりやすくなります。
入浴時の注意点

菊湯は体にやさしい伝統的な季節湯ですが、入浴する際にはいくつかの注意点を押さえておく必要があります。
アレルギーに注意
菊の花に対してアレルギーを持っている人は注意が必要です。菊はキク科の植物であり、花粉や香りに敏感な人が入浴すると、かゆみやくしゃみなどの症状が出る場合があります。敏感肌の方や初めて試す方は、短時間から始めて体の反応を確認すると安心です。
長風呂に注意
菊湯の香りが心地良いからといって、つい長風呂してしまわないように注意しましょう。
個人差はありますが、一般的に入浴時間は15分から20分程度を目安にすると心身に負担が少なく、リラックス効果を十分に得られます。
お風呂を清潔に保つ
細かく切った菊の花を直接湯船に入れると、排水口を詰まらせる可能性があります。そのため、ネットや布袋に入れて使用することをおすすめします。
また、細菌や微生物が繁殖しやすくなるため、入浴後は追い焚きや保温はせず、すぐに排水して掃除するようにしましょう。
菊湯で秋の始まりを満喫しよう!

菊湯は、昔から人々の健康や安らぎを支えてきた伝統的な習慣です。湯船に菊を浮かべるだけで、季節を感じながら心地よいひとときを過ごすことができます。
ぜひ9月は菊湯を楽しみ、秋の始まりをゆったりと味わってみてください。





