ユニットバス

2021-05-20

新生活で戸惑う人続出?! ユニットバスの使い方のコツとは?

入学・入社で始まる新生活ではたくさんの「初めて」を経験するものです。初めてのスーツ通勤、初めての電車通学などは最初負担に感じることがあるかもしれませんが、いずれは慣れていくことほとんどです。
しかし、なかにはしばらく経っても慣れないこともあるでしょう。
「初めての一人暮らし」であれば、お風呂やトイレ、洗面台が同じ場所にあるユニットバスはその代表的な例です。

そこで今回は、一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介します。

一人暮らし向けアパートの定番・ユニットバス

「うちはトイレとお風呂、洗面台が一緒なんだ」「ユニットバスなのね」といった会話は新生活を始めたばかりの頃によく聞く話ですが、ユニットバスの本来の意味はまったく異なります。

ユニットバスの本来の意味

ユニットバスとは、既製品の浴槽や床、壁などから構成されている機能的な浴室設備セットのことをいいます。
したがって、ユニットバスの本来の意味は「浴室設備のセット」であり、「トイレとお風呂、洗面台が一緒になっている浴室」ではないのです。

しかし、世間でユニットバスという言葉を使うときは後者の意味で使われることが多く、トイレ・お風呂場・洗面台が一緒の浴室は「3点ユニットバス」、お風呂場・洗面所が一緒の浴室は「2点ユニットバス」と呼ばれることがあります。
一人暮らし向け賃貸物件では限られたお部屋のスペースを有効活用するためにこの3点・2点ユニットバスが非常に多く採用されているため、「ユニットバスを見ると学生時代を思い出す」といった方も少なくありません。

ユニットバスは海外では多い浴室スタイル

海外ではユニットバスの住宅が多く、欧米圏をはじめ、アジア圏では台湾と韓国の物件でこのスタイルの浴室を頻繁に見かけます。
どちらもごく一部の高級マンションを除いては小さめの集合住宅が多いことや、そもそも湯船にゆっくり浸かるお風呂文化がないので湯船の需要がさほど高くないことも理由として挙げられるでしょう。
こうした事情により、両国ではユニットバスへの不評の声はそれほどないのです。
しかし、日本には「お湯を十分に張れる湯船」と「落ち着いて体を洗えるスペース」の需要が高く、これがユニットバスへの不満につながっています。

不評の声が多いユニットバスにもメリットあり

「とにかく狭い」「湿気がこもりやすい」「脱衣所がないから不便」「お風呂場にトイレがあるのは生理的に嫌」など、とにかく評判が芳しくないユニットバスですが、次のようなメリットもあります。

賃料を安く押さえられる

最初に挙げられるメリットは物件の賃料です。ユニットバス物件は少々狭いことが多いですが、その分、賃料はお風呂場・トイレ・洗面台別の物件よりも安くなる傾向があります。

掃除の手間がかからない

複数の設備が一箇所にコンパクトにまとまっているため、掃除は比較的楽です。
移動も簡単なので、トイレと洗面台を掃除した後はそのままシャワーを浴びて汗を流すのもOK!

工夫の仕方によってはおしゃれなバスルームに変身も!

インテリアや壁紙を使って工夫すれば、映画に登場するようなおしゃれなバスルームにすることも可能です。
和風、60年代アメリカ風、シックなヨーロッパスタイルなど、一工夫すればユニットバスが素敵な空間に。

ユニットバスの使い方のコツとは?

ユニットバスの使い方のコツとは
上記からわかる通り、ユニットバスは多方面でコストパフォーマンスの高い設備です。
しかし、そのパフォーマンスを実感できるようになるには、使い方のコツを押さえておかなければなりません。

ユニットバスの使い方のコツ、それはズバリ、「洗いの工程を後に回すこと」です。
シャワーのみで済ませる場合には特に問題にはなりませんが、お湯を張る場合には次のような順番での入浴が効率的でしょう。

お湯を張る

まずはお湯を張って体を温めます。本来ならばここで浴槽を掃除するところですが、毎回となると面倒になるため、スポンジで擦らなくても済む浴室用洗剤を積極的に使ってみましょう。
ただし、こうした洗剤を使っても落ちない汚れも当然あるので、浴槽は週末にしっかり磨くなどして清潔に保つよう心がけてください。

体と頭を洗う

お湯に浸かってリラックスした後はお湯を抜きながら体と頭を洗いましょう。
浴槽にためたお湯を無駄にしたくない場合は、お湯を張る段階で泡風呂にし、お湯に浸かりながら体を洗うのも手です。

浴槽を軽く掃除する

洗い終えた後は浴槽内の泡をきれいに流し、排水口に絡まった髪の毛やゴミを取り除きましょう。
このときに次の入浴に備えて、浴槽をスポンジで軽く擦っておくのも良いですね。

頭と体を先に洗った後にお湯を張っても問題ありませんが、冬はお湯がたまるまで待たなければならず、体を冷やしてしまうかもしれません。

ユニットバスを使う際の注意点

ユニットバスはその空間の狭さから起因するデメリットにより、浴室どころかお部屋にもダメージを与えてしまうことがあります。
そのため、ユニットバスで入浴する際は次の点に注意しましょう。

使った後は必ず換気する

ユニットバスは気密性の高い設備であるため湿気がこもり、カビが生えやすくなります。したがって、ユニットバスを使ったあとは必ず換気して湿気を逃すようにしましょう。
換気扇を回しつつ、浴室のドアを少し開けておくのも得策です。

浴槽の排水口はその都度掃除を

ユニットバスの排水管は、お風呂や洗面所の排水管とある地点で合流しているものが多いので、お風呂の排水口から流れたゴミが詰まると、床の排水溝や洗面所の排水口から水が逆流する可能性があります。
逆流した水が溢れ出て浴室内を不衛生な状態にさせないためにも、使用後は浴槽の排水口をチェックして、ゴミを取り除くようにしましょう。

浴槽の外で体を洗わない

ユニットバスの洗い場は浴槽の中です。浴槽内が狭いからといって浴槽の外で体を洗ったり、シャンプーしたりしないようにしましょう。
ユニットバスには浴槽の外(つまりトイレ側)の床に排水溝がありますが、大量の水を排水することを想定した設計になっていないため、浴槽の外でお湯を使うとしっかり排水できず、水が部屋の方へ流れてしまう可能性があります。
万が一大量の水がお部屋の方へ流れてしまった場合は漏水事故となり、修繕費の支払い義務が発生することも。

シャワーカーテンを使う

入浴するときはシャワーカーテンを使って、お湯の飛び散りを最小限にとどめましょう。浴槽内でいくら体をかがめて洗っていても、お湯や泡は飛び散るものです。
なお、シャワーカーテンは浴槽の内側に垂らして使います。

部屋のドア・窓を施錠し、カーテンを閉めてから入浴する

ユニットバスを使うときは部屋のドア・窓を施錠した上でカーテンを閉めて、無防備な状態を他人に見られないようにする習慣を身につけましょう。
ユニットバスには脱衣所がありませんので、トイレや洗面台の前あたりで着替えることになりますが、湯気に包まれながらの着替えはつらいもの。
こうしたことから、お部屋に移動してから着替える方がいらっしゃいますが、ドア・窓、さらにはカーテンも開いたままのお部屋に無防備な状態でいることは、防犯上好ましいことではありません。

まとめ

一人暮らし物件でよく見かけるユニットバスのメリットや使い方のコツ、入浴する際の注意点についてご紹介しました。
ユニットバスが好きになれず、新生活早々引っ越しを考えてしまう方も多いようですが、まだ余力がある場合は時間をかけて少しずつ、ユニットバスと仲良くなってみてはいかがでしょうか。

2019-05-21

ユニットバス選びの参考に! 各メーカーの特徴を知ろう

ユニットバスは各メーカーによって機能やデザイン性などに違いがあり、それぞれ強みがあります。
そのためユニットバスを購入する際は、なにを求めるかによって選ぶポイントが異なりますので、環境やライフスタイルに合わせて相性がよいメーカーの機種を選ぶことが大切です。

今回はメーカーごとのユニットバスの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

床がやわらかくて心地よい?! TOTOのユニットバス

キッチンやトイレなど、お風呂以外の水回りにも強いメーカーとして知られるTOTO。
そんなTOTOのユニットバスの一番の特徴は、「ほっカラリ床」という独自の床です。

お風呂の床といえば固いのが普通ですが、TOTOの「ほっカラリ床」は内側にクッションが入っておりやわらかいのが特徴です。
浴室内を歩いたり立ったりするのはもちろん、床に直に座っても心地よさを感じるほどです。

さらに、心地よいだけではなく物を落としたときに衝撃を吸収するというメリットもあります。物を落としても破損しにくくなりますし、落としたときの音も響きにくい効果があります。
また、断熱性も高く床が乾きやすくて滑りにくいなどの特徴があるので、特に子供やお年寄りに対して安全性が高い床といえるでしょう。

デザイン性の高さが人気?! リクシルのユニットバス

リクシルのユニットバスは、機能性もさることながらデザイン性の高さから人気を集めています。
部材やオプションの組み合わせもバリエーションが豊富で、見た目にもこだわりたいという女性からの支持が厚いメーカーです。

さらに、特許を取得している「くるりんポイ排水口」は、掃除しやすいのが特徴です。お湯を抜くときの水流を使って排水口に溜まった髪の毛などのゴミをひとまとめにして取りやすくするほかに、汚れもつきにくい材質で作られています。

上質なホーローを使ったタカラスタンダードのユニットバス

ホーローという上質な素材を使ったものづくりで有名なタカラスタンダード。ユニットバスでも同様に壁材などでホーローが使われています。
ホーローの壁はマグネットが使えるのが特徴で、マグネットタイプのフックなどで収納スペースを作るのにも便利です。

さらに、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」では、2.5㎝刻みでオーダーメイドが可能なのでスペースを最大限に活かして広々したお風呂にしたいという方にオススメです。
また、大きな地震にも耐えられる「耐震システムバス」が人気です。安定感のあるフレーム架台で震度6強ほどの地震にも耐えられます。

美容効果が高い?! パナソニックのユニットバス

家電メーカーとしての印象が強いパナソニックのユニットバスは、ほかのメーカーにはない美容効果が期待できる機能が特徴的です。

例えば、「酸素美泡湯」というオプションは酸素を含むミクロの泡がぬるめのお湯でもしっかりと体を温めてくれますし、お湯がまろやかになって入浴後のお肌がつるつるになる効果があるのだとか。美容にこだわる女性には嬉しいポイントですね。

人造大理石製?! トクラスのユニットバス

ピアノが有名なヤマハの住設会社であり、人造大理石製の「うつくし浴槽」が魅力のトクラス。このトクラスのユニットバスは、名前の通りの美しさとスマートな質感がデザインにこだわる人から高く評価されています。

さらに、見た目だけではなく熱や薬品に強く、清掃性が高いのも特徴。長く使える上質なユニットバスです。

まとめ

ユニットバスメーカーごとの特徴
ユニットバスのメーカーごとに各社それぞれの特徴についてご紹介いたしました。

ユニットバスを購入する際はどんな機能を求めているのかしっかりと相談し、ライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。
お風呂をより快適なリラックス空間にするために最適なユニットバスを選びましょう!

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