バスリフォームを考える際、まず気になるのはお風呂のサイズではないでしょうか。
そもそも、ご自宅の浴室・浴槽の広さや大きさがわからないという方は多くいらっしゃいますし、「リフォームの話が出るまで浴室のサイズについて考えたことなんて一度もなかった」という方も珍しくありません。
また、浴室の間取り図や設計図を調べてみても、浴室のサイズは「1418」や「1618」など独特の数字4桁で寸法表示されているため、結局わからずじまいで終わってしまうことも。
しかし、この寸法表示の具体的な意味を理解しておけば、浴室・浴槽の広さや大きさを把握できるため、新調するユニットバスも選びやすくなります。
さらに、現在の浴室のサイズとご希望のユニットバスのサイズが異なることで発生するメリット・デメリットもそれぞれ見えてくるため、大体の浴室のサイズを事前に知っておいて損はありません。
もちろん、当社スタッフが現地にお伺いし、きちんとサイズを測りお見積もりをさせていただくことも可能ですが、まずはご自身で目安を知っておきたいという方のために、浴室や浴槽サイズの測り方、各ご家庭の状況に応じた最適なお風呂の広さ、シャワーユニットを設置するメリットなどについて解説いたします。
浴室のサイズは、浴室の内寸となる壁の横幅と奥行きを計測していただくことでだいたいの目安がわかります。
現在バスリフォームの主流となっているのは、ユニットバス（システムバス）へのリフォームです。
各メーカー様々なユニットバスを作っていますが、カタログ等には「1418」や「1618」などの4桁の数字が書かれていることがあります。
これは、現在お風呂の主流になっているユニットバス（システムバス）の内寸をあらわす数字です。
最初の2桁は内寸の短辺を、末尾2桁は長辺をあらわしています。「1418」なら、浴室の広さは140cm×180cm（0.75坪）ということになります。
お風呂のリフォームを考える際に、まず気になるのは「今までのお風呂に、新しいユニットバスは入るのだろうか？」ということではないでしょうか。
現在、各メーカーともに10cm単位で様々な寸法のユニットバスを製造しているため、長方形・正方形の浴室であればほとんどが対応可能とお考えいただいて問題ないといえるでしょう。
多少サイズが違っていても、設置スペースに比べてユニットバスの方が小さければ、一般的には費用も工事時間も抑えることが可能です。
ユニットバスが利用できないお風呂のサイズ・形の場合や、浴室の壁や床だけをリフォームしたいなどという場合でも、パネル工法という形でリフォーム対応させていただくことも可能です。
浴室内の広さはもちろん、浴槽（バスタブ）の大きさも重視される方も多いかと思います。
身長180cmくらいまでの方が快適に入浴するためには、浴槽の長辺が160cmあれば十分に足を伸ばして入浴していただけるでしょう。
一般的な戸建でよく利用されているサイズは、1216サイズ（0.75坪）や1616サイズ（1坪）、1620サイズ（1.25坪）です。
基本的に1坪あれば窮屈さを感じないことが多いですが、介護入浴を想定している場合は「1624」や「1818」（ともに1.5坪）といった大きめのサイズも検討することをおすすめします。
リフォームの場合は、既存のお風呂のスペースに左右されるため、ご希望通りのユニットバスサイズを選べないこともあるかもしれません。
しかし、お風呂のサイズを選べる場合は、用途や目的に応じて選んでいただくと良いかと思います。
戸建のお客様に最も人気のサイズは1616サイズ（1坪）です。
もっと広い1620サイズ（1.25坪）は、ご家族が多くお子さんと一緒に入浴されることが多い方や、車椅子でお風呂を利用されるなど介護を必要とされる方が選ばれることが多いです。
ただ、広さがあるとことによって、以下のようなデメリットも生じます。
介護を理由にリフォームを検討している場合は、浴室のリフォームだけではなく、シャワールームの設置も検討してみましょう。
シャワールームを新設する方が浴室全体をリフォームするより使い勝手が良いことも少なくありません。
また、広いユニットバスへのリフォームを検討していたものの、スペースを確保できなかった場合は、浴室とは別にシャワーユニットを設置した方が便利でお得な場合があります。
まずはお風呂に何を求めるのかを事前にご家族で話し合っていただくことが、快適に使えるバスリフォームの第一歩になるでしょう。
我々もお風呂の広さについてのアドバイスをはじめ、最適なバスリフォームを実現するためのお手伝いをさせていただきます。
お風呂のリフォームをご検討の際は、どんなことでもお気軽にご相談ください。
